JP3372702B2 - 河川水等のdo改善装置 - Google Patents
河川水等のdo改善装置Info
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- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川や湖沼等の水のD
O不足等を改善するための、撹拌や曝気による水の浄化
装置に関するものである。
O不足等を改善するための、撹拌や曝気による水の浄化
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、河川や湖沼には生活廃水等各種汚
水の流入が多くなり、水質の悪化や公害が問題となって
いる。その対策として、汚水の流入抑制や水の浄化処理
が行われるようになってきた。河川では流れが湖沼より
大きいため、湖沼に比べれば浄化能力が大きいといえる
が、しかし、流れのゆるやかな河川の底層部や流れのよ
どんだところでは貧DO層が形成されやすい。そのた
め、河川でも水の浄化処理が必要とされる。
水の流入が多くなり、水質の悪化や公害が問題となって
いる。その対策として、汚水の流入抑制や水の浄化処理
が行われるようになってきた。河川では流れが湖沼より
大きいため、湖沼に比べれば浄化能力が大きいといえる
が、しかし、流れのゆるやかな河川の底層部や流れのよ
どんだところでは貧DO層が形成されやすい。そのた
め、河川でも水の浄化処理が必要とされる。
【0003】従来、湖沼等における水の浄化処理には、
一般に、フロートに機械式曝気装置を設置して、表層水
に対して撹拌しながら空気を送入する表面曝気方式が採
られてきた。しかし、このような方式では、水深のある
ところでは底層部のDO不足を改善することができない
という問題がある。そこで、底層部の水を吸い込み、微
細気泡とともに吐出、撹拌する水中曝気撹拌方式が提案
された。
一般に、フロートに機械式曝気装置を設置して、表層水
に対して撹拌しながら空気を送入する表面曝気方式が採
られてきた。しかし、このような方式では、水深のある
ところでは底層部のDO不足を改善することができない
という問題がある。そこで、底層部の水を吸い込み、微
細気泡とともに吐出、撹拌する水中曝気撹拌方式が提案
された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、底層部のDO
不足を改善するにあたっては、上記のように、底層に直
接空気を供給する方式では、表層のDOの高い水を効率
的に利用できないとともに、例えば、河口における底層
への海水の混入や、ダム等における温度躍層のように、
表層と下層間に密度差の生じる状況においては、表層と
下層の循環混合が難かしく、底層のDO改善範囲が狭く
なる。また、場所や時期により、水深やDOの水深分
布、密度層の高さ、流速が大きく変化するところでは、
実際上DOの改善効果があげられない、という問題があ
る。
不足を改善するにあたっては、上記のように、底層に直
接空気を供給する方式では、表層のDOの高い水を効率
的に利用できないとともに、例えば、河口における底層
への海水の混入や、ダム等における温度躍層のように、
表層と下層間に密度差の生じる状況においては、表層と
下層の循環混合が難かしく、底層のDO改善範囲が狭く
なる。また、場所や時期により、水深やDOの水深分
布、密度層の高さ、流速が大きく変化するところでは、
実際上DOの改善効果があげられない、という問題があ
る。
【0005】本発明は、上記従来の状況にかんがみなさ
れたもので、河川や湖沼の所要の場所に移動させること
ができるとともに、表層の水を任意の深さに送り込める
ようにして、表層のDOの高い水によって底層のDO不
足を改善できるようにした、河川水等のDO改善装置を
提供しようとするものである。
れたもので、河川や湖沼の所要の場所に移動させること
ができるとともに、表層の水を任意の深さに送り込める
ようにして、表層のDOの高い水によって底層のDO不
足を改善できるようにした、河川水等のDO改善装置を
提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、請求項1のDO改善装置は、移動、
係留自在とした船体Aに、水中に開口する出入区劃1を
設けるとともに、上部に吸入口6を下部に多数の噴出流
路7を設けた有底筒状のケーシング5中に、水中モータ
8により回動されるインペラ9を設け、上記ケーシング
5の上端に、吸入口6に連通する、吸水高さを可変調節
自在に構成した吸水筒10を設け、吸水筒10の上部より吸
入した水をケーシング5の下部より吐出するようにした
水中撹拌装置Bを、上記出入区劃1より水中に昇降調節
自在に設けたことを特徴とするものである。
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、請求項1のDO改善装置は、移動、
係留自在とした船体Aに、水中に開口する出入区劃1を
設けるとともに、上部に吸入口6を下部に多数の噴出流
路7を設けた有底筒状のケーシング5中に、水中モータ
8により回動されるインペラ9を設け、上記ケーシング
5の上端に、吸入口6に連通する、吸水高さを可変調節
自在に構成した吸水筒10を設け、吸水筒10の上部より吸
入した水をケーシング5の下部より吐出するようにした
水中撹拌装置Bを、上記出入区劃1より水中に昇降調節
自在に設けたことを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2のDO改善装置は、移動、
係留自在とした船体Aに、水中に開口する出入区劃1を
設けるとともに、上部に吸入口6を下部に多数の噴出流
路7を設けた有底筒状のケーシング5中に、水中モータ
ー8により回動されるインペラ9と散気ロータ25を設
け、上記ケーシング5の上端に、吸入口6に連通する、
吸水高さを可変調節自在に構成した吸水筒10を設け、吸
水筒10の上部より吸入した水に空気を混合してケーシン
グ5の下部より吐出するようにした水中撹拌曝気装置D
を、上記出入区劃1より水中に昇降調節自在に設けたこ
とを特徴とするものである。
係留自在とした船体Aに、水中に開口する出入区劃1を
設けるとともに、上部に吸入口6を下部に多数の噴出流
路7を設けた有底筒状のケーシング5中に、水中モータ
ー8により回動されるインペラ9と散気ロータ25を設
け、上記ケーシング5の上端に、吸入口6に連通する、
吸水高さを可変調節自在に構成した吸水筒10を設け、吸
水筒10の上部より吸入した水に空気を混合してケーシン
グ5の下部より吐出するようにした水中撹拌曝気装置D
を、上記出入区劃1より水中に昇降調節自在に設けたこ
とを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明は、上記のように構成されており、船体
Aの移動時には、昇降ウインチ21により操作ロープ19を
巻上げて、昇降杆12と支持杆13を上昇させ、水中撹拌装
置B(または水中撹拌曝気装置D)を図1に示すように
出入区劃1内に収容しておく。河川水等のDO改善作業
をするときは、操作ロープ19を操出して昇降杆12を降下
させる。それによって支持杆13も昇降杆12に沿って降下
し、水中撹拌装置B(または水中撹拌曝気装置D)は、
図2に示すような水中に降下することになる。それらの
装置B,Dの水中の深さ位置は、操作ロープ19の繰出し
長さの程度によって自在に調節される。
Aの移動時には、昇降ウインチ21により操作ロープ19を
巻上げて、昇降杆12と支持杆13を上昇させ、水中撹拌装
置B(または水中撹拌曝気装置D)を図1に示すように
出入区劃1内に収容しておく。河川水等のDO改善作業
をするときは、操作ロープ19を操出して昇降杆12を降下
させる。それによって支持杆13も昇降杆12に沿って降下
し、水中撹拌装置B(または水中撹拌曝気装置D)は、
図2に示すような水中に降下することになる。それらの
装置B,Dの水中の深さ位置は、操作ロープ19の繰出し
長さの程度によって自在に調節される。
【0009】水中に降下した水中撹拌装置Bでは、水中
モータ8を駆動してインペラ9を回転させることによ
り、吸水筒10より表層の水が吸入され、下部の噴出流路
7,7より底層部へと放出されることになり、DOの高
い表層の水が底層部の水と混合して、底層部のDO改善
が図られるようになる。
モータ8を駆動してインペラ9を回転させることによ
り、吸水筒10より表層の水が吸入され、下部の噴出流路
7,7より底層部へと放出されることになり、DOの高
い表層の水が底層部の水と混合して、底層部のDO改善
が図られるようになる。
【0010】また、水中撹拌曝気装置Dでは、水中モー
タ8を駆動してインペラ9を回転させながら、船体Aに
装備したブロワー(図示を略す)の空気を送気管26に送
り、インペラ9とともに回転する散気ロータ25に噴出さ
れ、その空気は散気ロータ25の回転により微細に分断さ
れ、吸入された水の中に分散、混合されて水ととに放出
されることになる。この装置Dによれば、底層水の曝気
処理が加わり、DOの改善効果がより大となる。
タ8を駆動してインペラ9を回転させながら、船体Aに
装備したブロワー(図示を略す)の空気を送気管26に送
り、インペラ9とともに回転する散気ロータ25に噴出さ
れ、その空気は散気ロータ25の回転により微細に分断さ
れ、吸入された水の中に分散、混合されて水ととに放出
されることになる。この装置Dによれば、底層水の曝気
処理が加わり、DOの改善効果がより大となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1、図2において、Aは船体で、その内
部には、船体Aを上下に貫通して水中に開口された、水
中撹拌装置Bの出入区劃1が設けられている。また、船
体Aの係留等に使用されるワイヤロープ2,2が係留ウ
インチ3,3に巻装されており、各係留ウインチの巻取
り、巻戻し操作により水上を自在に移動し、或は所要の
位置に係留できるようになっている。なお、船体Aは自
走できるようにしてもよい。また、出入区劃1は船尾や
船首或は船外に設けることもできる。
て説明する。図1、図2において、Aは船体で、その内
部には、船体Aを上下に貫通して水中に開口された、水
中撹拌装置Bの出入区劃1が設けられている。また、船
体Aの係留等に使用されるワイヤロープ2,2が係留ウ
インチ3,3に巻装されており、各係留ウインチの巻取
り、巻戻し操作により水上を自在に移動し、或は所要の
位置に係留できるようになっている。なお、船体Aは自
走できるようにしてもよい。また、出入区劃1は船尾や
船首或は船外に設けることもできる。
【0012】水中撹拌装置Bは、図3に示すように、上
部に吸込口6を設け、下部に多数の噴出流路7,7を放
射状に設けた有底筒状のケーシング5の中に、水中モー
タ8により回動されるインベラ9が設けられている。そ
して、ケーシング5の上端には、吸入口6に連通する所
要高さの吸水筒10が立設されている。この水中撹拌装置
Bは、船体Aに設けた昇降装置Cに吊設されて、出入区
劃1から水中に昇降されるようになっている。
部に吸込口6を設け、下部に多数の噴出流路7,7を放
射状に設けた有底筒状のケーシング5の中に、水中モー
タ8により回動されるインベラ9が設けられている。そ
して、ケーシング5の上端には、吸入口6に連通する所
要高さの吸水筒10が立設されている。この水中撹拌装置
Bは、船体Aに設けた昇降装置Cに吊設されて、出入区
劃1から水中に昇降されるようになっている。
【0013】水中昇降装置Cは、出入区劃1の一側に突
設された案内杆11に上下摺動自在に設けられた昇降杆12
と、この昇降杆12に沿って上下に移動されるL字形の支
持杆13を備えており、その水平方向に突出する腕部13a
の先端部に水中撹拌装置Cがその上部において吊持14さ
れている。
設された案内杆11に上下摺動自在に設けられた昇降杆12
と、この昇降杆12に沿って上下に移動されるL字形の支
持杆13を備えており、その水平方向に突出する腕部13a
の先端部に水中撹拌装置Cがその上部において吊持14さ
れている。
【0014】昇降杆12の下部一側には下部プーリ15が、
同上部に上部主プーリ16と下部プーリの反対側に突出し
た上部副プーリ17が突設されている。そして、上記案内
杆11の下側に突設したアーム18に一端を固定した操作ロ
ープ19が、下部プーリ15より船体A上に設けた中間プー
リ20経て昇降ウインチ21に巻装され、昇降ウインチ21の
巻上げ操作によって昇降杆12を上昇させ、同繰出し操作
によって昇降杆12を下降させるようになっている。ま
た、案内杆11の上側に突設したアーム22に一端を固定し
た吊ロープ23が上部主プーリ16と上部副プーリ17を経て
支持杆13の上端部に固定されている。
同上部に上部主プーリ16と下部プーリの反対側に突出し
た上部副プーリ17が突設されている。そして、上記案内
杆11の下側に突設したアーム18に一端を固定した操作ロ
ープ19が、下部プーリ15より船体A上に設けた中間プー
リ20経て昇降ウインチ21に巻装され、昇降ウインチ21の
巻上げ操作によって昇降杆12を上昇させ、同繰出し操作
によって昇降杆12を下降させるようになっている。ま
た、案内杆11の上側に突設したアーム22に一端を固定し
た吊ロープ23が上部主プーリ16と上部副プーリ17を経て
支持杆13の上端部に固定されている。
【0015】したがって、昇降ウインチ21により操作ロ
ープ19を巻上げて昇降杆12を上昇させれば、吊ロープ23
の長さは一定であるから、昇降杆12の上昇にともなって
支持杆13は昇降杆12に沿って引上げられることになる。
そして、昇降杆12の上昇が最大となったときに、図1に
示すように、支持杆13に吊持14された水中撹拌装置Bが
出入区劃1内に収容できるようにされている。また、操
作ロープ19を繰り出して昇降杆12を下降させれば、それ
にともなって支持杆13も昇降杆12に沿って下降し、昇降
杆12の下降が最大となったときには、図2に示すよう
に、水中撹拌装置Bを吊持14した支持杆13は昇降杆12の
最下部に達することになる。このようにして、攪拌装置
Bは図1に示す収容位置から図2に示す最深の位置まで
の間の所要の深さに降下することができる。
ープ19を巻上げて昇降杆12を上昇させれば、吊ロープ23
の長さは一定であるから、昇降杆12の上昇にともなって
支持杆13は昇降杆12に沿って引上げられることになる。
そして、昇降杆12の上昇が最大となったときに、図1に
示すように、支持杆13に吊持14された水中撹拌装置Bが
出入区劃1内に収容できるようにされている。また、操
作ロープ19を繰り出して昇降杆12を下降させれば、それ
にともなって支持杆13も昇降杆12に沿って下降し、昇降
杆12の下降が最大となったときには、図2に示すよう
に、水中撹拌装置Bを吊持14した支持杆13は昇降杆12の
最下部に達することになる。このようにして、攪拌装置
Bは図1に示す収容位置から図2に示す最深の位置まで
の間の所要の深さに降下することができる。
【0016】水中に降下した水中撹拌装置Bは、水中モ
ータ8を駆動してインペラ9を回転させれば、図2の矢
印で示すように、吸水筒10の上部より水を吸入し、その
水は吸入口6よりケーシング5に流入し、下部の噴出流
路7,7より周囲に放出される。それにより、DOの高
い表層の水をDOの低い底層部へと送入して、そのDO
不足の改善が図られるようになる。
ータ8を駆動してインペラ9を回転させれば、図2の矢
印で示すように、吸水筒10の上部より水を吸入し、その
水は吸入口6よりケーシング5に流入し、下部の噴出流
路7,7より周囲に放出される。それにより、DOの高
い表層の水をDOの低い底層部へと送入して、そのDO
不足の改善が図られるようになる。
【0017】水中撹拌装置Bには、図4に示すように、
噴出流路7,7の下側に、噴出流路7,7より外方に長
く突出する傘状の噴流助長板24を設けることができる。
このようにすれば、噴出流路7,7よりの噴出水は噴流
助長板24に沿って遠方に到達され、広く拡散されるとと
もに、河川や湖沼の底層部の土砂や堆積物をまき上げる
ことが防止される。
噴出流路7,7の下側に、噴出流路7,7より外方に長
く突出する傘状の噴流助長板24を設けることができる。
このようにすれば、噴出流路7,7よりの噴出水は噴流
助長板24に沿って遠方に到達され、広く拡散されるとと
もに、河川や湖沼の底層部の土砂や堆積物をまき上げる
ことが防止される。
【0018】本発明では、上記水中撹拌装置Bに代え
て、水中撹拌装置Bに散気手段を付加した水中撹拌曝気
装置Dを用いることができる。図5は水中撹拌曝気装置
の一実施例を示したもので、上記水中撹拌装置Bの下底
部に、インペラ9とともに回動される散気ロータ25を設
け、これに、船体A上に設置したブロワー(図示を略
す)よりの送気管26を接続した構造となっており、噴出
流路7,7より放出される水に空気を分散、混入する。
それによって、底層部への曝気によるDO改善が促進さ
れる。この水中撹拌曝気装置Dを用いるのは、表層水の
DOが低い場合或は表層のDOだけでは不足する場合に
好適である。なお、この実施例の装置においても、図4
に示す水中撹拌装置Bにおけると同様に、噴流助長板24
を設けることができる。
て、水中撹拌装置Bに散気手段を付加した水中撹拌曝気
装置Dを用いることができる。図5は水中撹拌曝気装置
の一実施例を示したもので、上記水中撹拌装置Bの下底
部に、インペラ9とともに回動される散気ロータ25を設
け、これに、船体A上に設置したブロワー(図示を略
す)よりの送気管26を接続した構造となっており、噴出
流路7,7より放出される水に空気を分散、混入する。
それによって、底層部への曝気によるDO改善が促進さ
れる。この水中撹拌曝気装置Dを用いるのは、表層水の
DOが低い場合或は表層のDOだけでは不足する場合に
好適である。なお、この実施例の装置においても、図4
に示す水中撹拌装置Bにおけると同様に、噴流助長板24
を設けることができる。
【0019】また、本発明では、吸水筒10の吸水高さを
可変にして、吸水位置から噴出流の位置までの高さを変
化させることができる。図6、図7はその一実施例を示
したものである。すなわち、吸水筒10は、複数個の筒体
10a〜10dが順次入れ子式に伸縮される構造となってい
る。この場合、その最上段にある筒体dは、船体A上に
設置された調整ウインチ30,30に巻装のロープ31,31に
吊持32,32されており、水中撹拌装置Bまたは水中撹拌
曝気装置Dの降下、上昇に際しては、ロープ31,31を繰
出し、巻上げてそれに追随できるようになっているとと
もに、それら装置B,Dが所定の水深に停止していると
きに、ロープ31,31の繰出し、巻上げによって、吸水筒
10を図6に示すような縮小された状態から、図7に示す
ような伸長された状態までのように、その高さを調整さ
せることにより吸水高さを自在に変化させることができ
る。
可変にして、吸水位置から噴出流の位置までの高さを変
化させることができる。図6、図7はその一実施例を示
したものである。すなわち、吸水筒10は、複数個の筒体
10a〜10dが順次入れ子式に伸縮される構造となってい
る。この場合、その最上段にある筒体dは、船体A上に
設置された調整ウインチ30,30に巻装のロープ31,31に
吊持32,32されており、水中撹拌装置Bまたは水中撹拌
曝気装置Dの降下、上昇に際しては、ロープ31,31を繰
出し、巻上げてそれに追随できるようになっているとと
もに、それら装置B,Dが所定の水深に停止していると
きに、ロープ31,31の繰出し、巻上げによって、吸水筒
10を図6に示すような縮小された状態から、図7に示す
ような伸長された状態までのように、その高さを調整さ
せることにより吸水高さを自在に変化させることができ
る。
【0020】図8〜図11は、上記伸縮自在とした吸水筒
10の他の実施例を示したものである。図8の例は、吸水
筒10を柔軟なホースにより形成したもので、ロープ31,
31の繰出し、巻上げによって自重で屈曲、伸長し、その
実質的な高さを変化させて吸水高さを調節させることが
できる。図9の例は、吸水筒10を蛇腹状の伸縮自在なホ
ースにより形成したもので、上記の例と同様に、ロープ
31,31の操作でその実質的な高さすなわち吸水高さが変
化できる。図10の例は複数の管体27,27を互いに屈折自
在の継手28,28により連結して吸水筒10としたもので、
上記同様に吸水高さが調節できる。
10の他の実施例を示したものである。図8の例は、吸水
筒10を柔軟なホースにより形成したもので、ロープ31,
31の繰出し、巻上げによって自重で屈曲、伸長し、その
実質的な高さを変化させて吸水高さを調節させることが
できる。図9の例は、吸水筒10を蛇腹状の伸縮自在なホ
ースにより形成したもので、上記の例と同様に、ロープ
31,31の操作でその実質的な高さすなわち吸水高さが変
化できる。図10の例は複数の管体27,27を互いに屈折自
在の継手28,28により連結して吸水筒10としたもので、
上記同様に吸水高さが調節できる。
【0021】また、図11は、吸水筒10を、上下に複数の
吸水孔33, 33を隔設した外筒29a内に上端を閉塞し上下
に長い吸水孔34を設けた内筒29bを挿入して回動自在に
結合し、内筒29bの上端に突設した操作軸35を回転させ
て、内筒29bの吸水孔34を外筒29aの上下方向に隔設し
た吸水孔33,33のいずれかに合致させることにより、吸
水の高さ位置が上下に変化されるようになっている。
吸水孔33, 33を隔設した外筒29a内に上端を閉塞し上下
に長い吸水孔34を設けた内筒29bを挿入して回動自在に
結合し、内筒29bの上端に突設した操作軸35を回転させ
て、内筒29bの吸水孔34を外筒29aの上下方向に隔設し
た吸水孔33,33のいずれかに合致させることにより、吸
水の高さ位置が上下に変化されるようになっている。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動、係留自在とした船体に水中撹拌装置を搭載し、こ
れを任意の場所、水深に設定して、表層の水を所要の深
さに送り込み、拡散、撹拌することができるため、表層
のDOの高い水によって、底層水のDO不足を改善する
ことができる。そして、河口における底層への海水の混
入するところや、ダム等における温度躍層のように、表
層と下層間に密度差が生じる状況においても、比重の較
い表層水を下層に送り込むことにより、上層水と下層水
の混合を促進し、DO改善効率の向上及びDO改善範囲
の拡大が可能である。
移動、係留自在とした船体に水中撹拌装置を搭載し、こ
れを任意の場所、水深に設定して、表層の水を所要の深
さに送り込み、拡散、撹拌することができるため、表層
のDOの高い水によって、底層水のDO不足を改善する
ことができる。そして、河口における底層への海水の混
入するところや、ダム等における温度躍層のように、表
層と下層間に密度差が生じる状況においても、比重の較
い表層水を下層に送り込むことにより、上層水と下層水
の混合を促進し、DO改善効率の向上及びDO改善範囲
の拡大が可能である。
【0023】また、水中撹拌曝気装置では、拡散、撹拌
機能とともに酸素供給機能を合せ持っているので、表層
水のDOが低い場合、或は表層のDOだけでは不足する
場合でも、空気源よりの送気によって曝気、撹拌が行わ
れるので、底層水のDO改善ができる。
機能とともに酸素供給機能を合せ持っているので、表層
水のDOが低い場合、或は表層のDOだけでは不足する
場合でも、空気源よりの送気によって曝気、撹拌が行わ
れるので、底層水のDO改善ができる。
【0024】また、吸水筒の吸水高さを調節自在とした
構成のものでは、河川等の水深や水質等の状況に合わせ
て、任意の深さの層の水を吸入することができ、広範な
使用が可能となる。さらに、水中撹拌(曝気)装置は、
移動、係留自在な船体に搭載されているので、場所的、
時期的変化への対応がよいとともに、出水時の緊急避難
も容易にできる。
構成のものでは、河川等の水深や水質等の状況に合わせ
て、任意の深さの層の水を吸入することができ、広範な
使用が可能となる。さらに、水中撹拌(曝気)装置は、
移動、係留自在な船体に搭載されているので、場所的、
時期的変化への対応がよいとともに、出水時の緊急避難
も容易にできる。
【図1】本発明の一実施例を示した縦断面図である。
【図2】同水中撹拌装置を降下した状態を示す縦断面図
である。
である。
【図3】水中撹拌装置の拡大縦断面図である。
【図4】同他の実施例を示す縦断面図である。
【図5】水中撹拌曝気装置の拡大縦断面図である。
【図6】吸水高さを可変とした吸水筒を設けた実施例の
装置の使用状態の説明図である。
装置の使用状態の説明図である。
【図7】吸水高さを可変とした吸水筒の一実施例を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図8】同他の実施例を示す縦断面図である。
【図9】同さらに他の実施例を示す縦断面図である。
【図10】同さらに他の実施例を示す縦断面図である。
【図11】同さらに他の実施例を示す縦断面図である。
A 船体
B 水中撹拌装置
C 昇降装置
D 水中撹拌曝気装置
1 出入区劃
5 ケーシング
6 吸込口
7 噴出流路
8 水中モータ
9 インペラ
10 吸水筒
10a,10b,10c,10d 筒体
11 案内杆
12 昇降杆
13 支持杆
15 下部プーリ
16 上部主プーリ
17 上部副プーリ
18 アーム
19 操作ロープ
20 中間プーリ
21 昇降ウインチ
22 アーム
23 吊ロープ
24 噴流助長板
25 散気ロータ
26 送気管
27 管体
28 継手
29a 外筒
29b 内筒
33,34 吸水孔
35 操作軸
フロントページの続き
(72)発明者 中西 岩大
東京都中央区日本橋室町3−1−3 株
式会社クボタ 東京本社内
(72)発明者 石原 達弘
東京都中央区日本橋室町3−1−3 株
式会社クボタ 東京本社内
(72)発明者 広瀬 洋一郎
東京都中央区日本橋室町3−1−3 株
式会社クボタ 東京本社内
(56)参考文献 特開 平7−100495(JP,A)
実開 平2−108799(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C02F 7/00
C02F 3/22
C02F 3/20
Claims (2)
- 【請求項1】 移動、係留自在とした船体に、水中に開
口する出入区劃を設けるとともに、上部に吸入口を下部
に多数の噴出流路を設けた有底筒状のケーシング中に、
水中モータにより回動されるインペラを設け、上記ケー
シングの上端に、吸入口に連通する、吸水高さを可変調
節自在に構成した吸水筒を設け、吸水筒の上部より吸入
した水をケーシングの下部より吐出するようにした水中
撹拌装置を、上記出入区劃より水中に昇降調節自在に設
けたことを特徴とする、河川水等のDO改善装置。 - 【請求項2】 移動、係留自在とした船体に、水中に開
口する出入区劃を設けるとともに、上部に吸入口を下部
に多数の噴出流路を設けた有底筒状のケーシング中に、
水中モーターにより回動されるインペラと散気ロータを
設け、上記ケーシングの上端に、吸入口に連通する、吸
水高さを可変調節自在に構成した吸水筒を設け、吸水筒
の上部より吸入した水に空気を混合してケーシングの下
部より吐出するようにした水中撹拌曝気装置を、上記出
入区劃より水中に昇降調節自に設けたことを特徴とす
る、河川水等のDO改善装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12047595A JP3372702B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 河川水等のdo改善装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12047595A JP3372702B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 河川水等のdo改善装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08290193A JPH08290193A (ja) | 1996-11-05 |
| JP3372702B2 true JP3372702B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=14787102
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12047595A Expired - Fee Related JP3372702B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 河川水等のdo改善装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3372702B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7663195B2 (ja) | 2021-03-31 | 2025-04-16 | 横河電機株式会社 | 水質浄化装置及び水質浄化方法 |
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| CN108328756A (zh) * | 2018-04-20 | 2018-07-27 | 温州大学苍南研究院 | 一种空气导流水处理装置、系统及方法 |
-
1995
- 1995-04-21 JP JP12047595A patent/JP3372702B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7663195B2 (ja) | 2021-03-31 | 2025-04-16 | 横河電機株式会社 | 水質浄化装置及び水質浄化方法 |
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| Publication number | Publication date |
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| JPH08290193A (ja) | 1996-11-05 |
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