JPH1015581A - 浮体式水域浄化装置 - Google Patents

浮体式水域浄化装置

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JPH1015581A
JPH1015581A JP19387196A JP19387196A JPH1015581A JP H1015581 A JPH1015581 A JP H1015581A JP 19387196 A JP19387196 A JP 19387196A JP 19387196 A JP19387196 A JP 19387196A JP H1015581 A JPH1015581 A JP H1015581A
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貴幸 山上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、浮体に連結された水流発生機で水域
の浄化を行なう装置に関し、特に上記の浮体および水流
発生機を現場水域へ簡便に移動させるようにするととも
に、上記水流発生機のメンテナンスの簡易化をはかっ
た。 【解決手段】浮体11に水域浄化用水流発生機13の格納部
19をそなえるとともに、同格納部19の上部に水流発生機
13の昇降のための巻上機14をそなえている。水流発生機
13はアンカー15により水底に着座し、溶存酸素濃度の高
い表層水がポンプ12で吸引されて、水ホース20を介し水
流発生機13へ送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湾内の水域や河
川,湖沼,ダム等の各種水域で水の浄化を行なうための
装置に関し、特に浮体に連結された水流発生機を用い
て、水深の深い部分の水層における溶存酸素濃度を高め
るようにした浮体式水域浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の浮体式水域浄化装置としては、図
8に示すようなものがあり、浮体11に搭載された送水ポ
ンプ12が、陸上から延在する送電ケーブル17により電力
の供給を受けて作動するようになっている。そして、比
較的溶存酸素濃度の高い表層水を取水口21から送水ポン
プ12で吸引して、水底の水流発生機13へ供給し、同水流
発生機13がエダクターの場合は、上記送水ポンプ12から
の供給水を駆動水として同水流発生機13の作動が行なわ
れるようになっている。その際、浮体11は、アンカー15
によりチェーン15aを介して係留される。このようにし
て、水流発生機13から溶存酸素濃度の高い水流が流出す
ることにより、水の淀んだ水底付近の貧酸素水塊を解消
して、水域の浄化作用が行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
な従来の浮体式水域浄化装置では、浮体11の現場水域へ
の曳航とは別個に水流発生機13をクレーン付き船舶で運
搬しなければならず、同水流発生機13の設置のために
は、クレーンによる吊り下ろしやダイバーによる水中作
業が行なわれて、多くの労力と作業時間とを必要とし、
コスト高を招くという問題点がある。また上記水流発生
機13の設置後に、ゴミ詰まり等の不具合が生じた場合、
そのメンテナンスが難しくなるという問題点もある。
【0004】そこで、本発明は、浮体自体に水流発生機
を搭載して現場水域へ移動できるようにし、同水流発生
機の設置を能率よく簡便に行なえるようにするととも
に、同水流発生機のメンテナンスも容易に行なえるよう
にした浮体式水域浄化装置を提供することを課題として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明の浮体式水域浄化装置は、浄化すべき水域に
設けられる浮体と、同浮体に連結されて酸素分の多い水
流を水深の深い位置で流出するための水流発生機とをそ
なえ、上記浮体に、上記水流発生機の格納部が設けられ
るとともに、同格納部から上記水流発生機を水中へ降下
させたり水中から引き揚げたりするための昇降装置が設
けられたことを特徴としている。
【0006】上述の本発明の浮体式水域浄化装置では、
浮体自体に水流発生機の格納部が設けられるので、現場
水域へ上記浮体と共に水流発生機を移動させることが容
易となり、また現場水域での水流発生機の設置に際して
は、同水流発生機を昇降装置で水中へ降下させることに
より、極めて簡便な作業で所要の水深位置への設置が行
われるようになる。
【0007】そして、上記水流発生機による水域浄化の
作業中にゴミ詰まり等の故障を生じた場合は、同水流発
生機を上記浮体における格納部へ引揚げて容易に点検し
修理を行なうことができる。このように上記水流発生機
のメンテナンスが容易になるので、同水流発生機にイン
ペラやその駆動用電動機を設けて上記浮体から給電する
とともに、同浮体に搭載された空気圧縮機や酸素ボンベ
から上記インペラの後流中に酸素分を供給するようにし
てもよいが、上記浮体に送水ポンプを搭載して、同ポン
プにより溶存酸素濃度の高い表層水を上記水流発生機へ
水ホースを通じて供給すれば、その供給水を駆動水とす
るエダクターを上記水流発生機に装備して、故障の少な
い水域浄化手段を実現することができる。
【0008】また、上記水流発生機の昇降装置が、上記
水流発生機をチェーンを介し昇降させる巻上機として上
記格納部の上部に設置されると、同水流発生機の水中へ
の降下および上記格納部への格納が著しく簡便化される
ようになる。
【0009】さらに、上記水流発生機の下部に支持フレ
ームを介しアンカーが装着されると、上記水流発生機を
水底へ設置する作業が、上記巻上機のチェーン繰出し操
作で容易に行なわれ、同水流発生機の設置後は、水底と
の間に上記支持フレームが介在するので、同水流発生機
の作動に伴って水底の堆積物の撹乱による濁りを生じる
こともない。
【0010】また、本発明の浮体式水域浄化装置は、浄
化すべき水域に設けられる浮体と、同浮体に連結されて
酸素分の多い水流を水深の深い位置で流出するための水
流発生機とをそなえ、同水流発生機に、注排水により浮
力調整される浮力タンクが装着されるとともに、上記水
流発生機から水底へ延在するアンカー付きチェーンが設
けられたことを特徴としている。
【0011】このように、水域浄化用の水流発生機が、
注排水可能の浮力タンクによる浮力を受けるとともに、
アンカー付きチェーンで水底に拘束されるようになって
いると、上記浮力タンクの浮力調整により上記水流発生
機を所望の水深位置に留めることができ、これにより上
記水流発生機の作動位置を順次変更して、水域浄化作業
を適切に行なうことができる。
【0012】さらに、本発明の浮体式水域浄化装置は、
上記浮力タンクが上記水流発生機の基端部に設けられる
とともに、上記アンカー付きチェーンが上記水流発生機
の水流流出口付近に装着されて、同水流発生機が下方へ
向け水流を流出するように配設されていることを特徴と
している。
【0013】上述の本発明の浮体式水域浄化装置では、
上記水流発生機が、浮力タンクとアンカー付きチェーン
とによる簡易な手段で水流を下方へ向け流出するように
配設され、上記水流発生機の設置位置があまり深くなく
ても、同水流発生機の下向き流出口から溶存酸素濃度の
高い水流を水深の深い位置まで流下させることができ
る。
【0014】また、本発明の浮体式水域浄化装置は、上
記水流発生機の近傍における外水の溶存酸素濃度を検出
しうる水質センサが設けられ、同センサからの検出信号
に基づき上記水流発生機の制御を行なう制御装置が設け
られたことを特徴としている。
【0015】このような水質センサからの検出信号に基
づく水流発生機制御手段が設けられると、浄化すべき水
域の水質を適度な水質状態で維持することができ、無駄
に水流発生機を作動させることなく、効率のよい水質浄
化が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明すると、図1および図2は本発明の第
1実施形態としての浮体式水域浄化装置を示すもので、
図1はその水流発生機の格納状態を示す縦断面図、図2
はその水流発生機の水底への設置状態を示す縦断面図で
あり、図3および図4は本発明の第2実施形態としての
浮体式水域浄化装置を示すもので、図3はその水流発生
機の格納状態を示す縦断面図、図4はその水流発生機の
水中への垂下状態を示す縦断面図であり、図5は本発明
の第3実施形態としての浮体式水域浄化装置の使用状態
を示す側面図であり、図6および図7は本発明の第4実
施形態としての浮体式水域浄化装置を示すもので、図6
はその水流発生機の格納状態を示す縦断面図、図7はそ
の水流発生機の水底への設置状態を示す縦断面図であ
る。
【0017】まず、本発明の第1実施形態について説明
すると、図1および図2に示すように、本装置の場合
も、浄化すべき水域に設けられる浮体11と、同浮体11に
連結されて酸素分の多い水流を水深の深い位置で流出す
るための水流発生機13とがそなえられている。
【0018】本装置では、特に浮体11に、開口部22が形
成されて、同開口部22を通じ水流発生機13を水中から吊
り上げて乾燥状態で格納できるようにした格納部19が設
けられており、同格納部19の上部には、水流発生機13を
チェーン18を介し昇降させる昇降装置としての巻上機14
が設置されている。そして、水流発生機13の下部には、
支持フレーム15bを介してアンカー15が装着されてい
る。
【0019】また、浮体11には、取水口21を通じて比較
的溶存酸素濃度の高い表層水を吸引する送水ポンプ12が
搭載されており、同ポンプ12から水ホース20を介し水流
発生機13へ送られる酸素分の多い水流を駆動流として作
動するエダクターが、同水流発生機13に装備されてい
る。
【0020】なお、この浮体11には発電機16が搭載され
ているほか、陸上から送電ケーブル17を介して電力の供
給が受けられるようになっており、これらの電力で巻上
機14が作動するほか、水流発生機13にも電力を供給して
水中モータで作動するインペラを同水流発生機13に設け
ることが可能である。
【0021】上述の本実施形態の浮体式水域浄化装置で
は、浮体11自体に水流発生機13の格納部19が設けられる
ので、現場水域へ浮体11と共に水流発生機13を移動させ
ることが容易となり、また現場水域での水流発生機13の
設置に際しては、同水流発生機13を昇降装置としての巻
上機14で水中へ降下させることにより極めて簡便な作業
で所要の水深位置への設置が行われるようになる。
【0022】そして、水流発生機13による水域浄化の作
業中にゴミ詰まり等の故障を生じた場合は、同水流発生
機13を浮体11における格納部19へ引揚げて容易に点検し
修理を行なうことができる。このように水流発生機13の
メンテナンスが容易になるので、同水流発生機13にイン
ペラやその駆動用電動機を設けて浮体11から給電すると
ともに、同浮体11に搭載された空気圧縮機や酸素ボンベ
から上記インペラの後流中に酸素分を供給するようにし
てもよいが、浮体11に送水ポンプ12を搭載して、同ポン
プ12により溶存酸素濃度の高い表層水を水流発生機13へ
水ホース20を通じて供給すれば、その供給水を駆動水と
するエダクターを水流発生機13に装備して、故障の少な
い水域浄化手段を実現することができる。
【0023】また、水流発生機13の昇降装置が、水流発
生機13をチェーン18を介し昇降させる巻上機14として格
納部19の上部に設置されるので、同水流発生機13の水中
への降下および格納部19への格納が著しく簡便化される
ようになる。
【0024】さらに、水流発生機13を水底へ設置する作
業が、巻上機14のチェーン繰出し操作で容易に行なわ
れ、同水流発生機13の設置後は、水底との間に支持フレ
ーム15bが介在するので、同水流発生機13の作動に伴っ
て水底の堆積物の撹乱による濁りを生じることもなく、
同水流発生機13から流出する高溶存酸素濃度の水により
適切に水域浄化作用が行なわれるようになる。
【0025】次に本発明の第2実施形態としての浮体式
水域浄化装置について説明すると、図3および図4に示
すように、本実施形態では、前述の第1実施形態と比べ
て、水流発生機13の使用時の配置が所要の水深で水中に
垂下されるようになっている。そして、浮体11の係留が
水流発生機13を介さず、直接チェーン15aおよびアンカ
ー15で行なわれるようにした点で相違しているが、他の
構成は第1実施形態の場合とほぼ同様になっており、図
中の同じ符号は同じ部材を示していて、これにより同様
の作用効果を得ることができる。
【0026】図5に示す本発明の第3実施形態では、浮
体11にチェーン18を介して連結された水流発生機13が、
注排水可能の浮力タンク31を基端部にそなえており、同
浮力タンク31からの排水は、浮体11におけるエアポンプ
24からエアホース23を介して送られる空気の圧入によ
り、図示しない排水口から水を押し出すようにして行な
われる。
【0027】そして、水流発生機13の水流流出口付近に
アンカー15付きチェーン15aが装着されていて、これに
より水流発生機13は任意の水深位置に留まって下方へ向
け水流を流出できるようになっている。
【0028】また、陸上の巻上機14から繰出されたチェ
ーン15aにも水流発生機用アンカー15が連結されてお
り、浮体11を他のアンカー15で係留した状態で、チェー
ン18の操作と陸上の巻上機14によるチェーン15aの操作
との連係により水流発生機13の位置調整が行なわれる。
【0029】なお、水流発生機13は浮体11上に模式的に
示した格納部19に格納されるようにしてもよいが、同水
流発生機13には浮力タンク31が設けられているので、そ
の移動に際しては、浮体11と共に曳航されることが可能
である。
【0030】上述のように構成された第3実施形態の装
置では、水域浄化用の水流発生機13が、注排水可能の浮
力タンク31による浮力を受けるとともに、アンカー15付
きチェーン15aで水底に拘束されるようになっているの
で、浮力タンク31の浮力調整により水流発生機13を所望
の水深位置に留めることができ、これにより水流発生機
13の作動位置を順次変更して、水域浄化作業を適切に行
なうことができる。
【0031】そして、水流発生機13が、浮力タンク31と
アンカー15付きチェーン15aとによる簡易な手段で水流
を下方へ向け流出するように配設されるので、水流発生
機13の設置位置の水深があまり深くなくても、同水流発
生機13の下向き流出口から溶存酸素濃度の高い水流を水
深の深い位置まで流下させることができる。
【0032】次に、図6および図7に示す本発明の第4
実施形態としての浮体式水域浄化装置について説明する
と、本実施形態では前述の第1実施形態とほぼ同様の構
成が採用されており、図中の同じ符号は同様の部材を示
している。
【0033】この第4実施形態では、特に水流発生機13
の近傍における外水の溶存酸素濃度を検出しうる水質セ
ンサ41が設けられており、同センサ41からの検出信号に
基づき水流発生機13の運転制御が行なわれるようになっ
ている。すなわち、本実施形態では、水流発生機13へ溶
存酸素濃度の高い水を送る送水ポンプ12の制御が、水質
センサ41からの検出信号に応じて浮体11に搭載された制
御装置(または陸上の制御装置)42により自動的に行な
われる。これにより、浄化すべき水域の水質を適度な水
質状態で維持することができ、無駄に水流発生機13を作
動させることなく、効率のよい水質浄化が可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の浮体式水
域浄化装置によれば次のような効果が得られる。 (1) 浮体自体に水流発生機の格納部が設けられるので、
現場水域へ上記浮体とともに水流発生機を移動させるこ
とが容易となり、また現場水域での水流発生機の設置に
際しては、同水流発生機を昇降装置で水中へ降下させる
ことにより、極めて簡便な作業で所要の水深位置への設
置が行なわれるようになる。 (2) 上記水流発生機による水域浄化の作業中にゴミ詰ま
り等の故障を生じた場合は、同水流発生機を上記浮体に
おける格納部へ引揚げて容易に点検し修理を行なうこと
ができる。 (3) 上記浮体に送水ポンプを搭載して、同ポンプにより
溶存酸素濃度の高い表層水を上記水流発生機へ水ホース
を通じて供給すると、その供給水を駆動水とするエダク
ターを上記水流発生機に装備して、故障の少ない水域浄
化手段を実現することができる。 (4) 上記水流発生機の昇降装置が、上記水流発生機をチ
ェーンを介し昇降させる巻上機として上記格納部の上部
に設置されると、同水流発生機の水中への降下および上
記格納部への格納が著しく簡便化されるようになる。 (5) 上記水流発生機の下部に支持フレームを介しアンカ
ーが装着されると、上記水流発生機を水底へ設置する作
業が、上記巻上機のチェーン繰出し操作で容易に行なわ
れ、同水流発生機の設置後は、水底との間に上記支持フ
レームが介在するので、同水流発生機の作動に伴って水
底の堆積物の撹乱による濁りを生じることもない。 (6)上記水流発生機が、注排水可能の浮力タンクによる
浮力を受けるとともに、アンカー付きチェーンで水底に
拘束されるようになっていると、上記浮力タンクの浮力
調整により上記水流発生機を所望の水深位置に留めるこ
とができ、これにより上記水流発生機の作動位置を順次
変更して、水域浄化作業を適切に行なうことができる。 (7) 上記水流発生機が、浮力タンクとアンカー付きチェ
ーンとによる簡易な手段で水流を下方へ向け流出するよ
うに配設されると、上記水流発生機の設置位置があまり
深くなくても、同水流発生機の下向き流出口から溶存酸
素濃度の高い水流を水深の深い位置まで流下させること
ができる。 (8) 水質センサからの検出信号に基づく水流発生機制御
手段が設けられると、浄化すべき水域の水質を適度な水
質状態で維持することができ、無駄に水流発生機を作動
させることなく、効率のよい水質浄化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての浮体式水域浄化
装置を示す縦断面図である。
【図2】図1の装置の作用状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態としての浮体式水域浄化
装置を示す縦断面図である。
【図4】図3の装置の作用状態を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態としての浮体式水域浄化
装置を示す側面図である。
【図6】本発明の第4実施形態としての浮体式水域浄化
装置を示す縦断面図である。
【図7】図6の装置の作用状態を示す縦断面図である。
【図8】従来の浮体式水域浄化装置の一例を示す側面図
である。
【符号の説明】
11 浮体 12 送水ポンプ 13 水流発生機 14 巻上機(昇降装置) 15 アンカー 15a チェーン 15b 支持フレーム 16 発電機 17 送電ケーブル 18 チェーン 19 格納部 20 水ホース 21 取水口 22 開口 23 エアホース 24 エアポンプ 31 浮力タンク 41 水質センサ 42 制御装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浄化すべき水域に設けられる浮体と、同
    浮体に連結されて酸素分の多い水流を水深の深い位置で
    流出するための水流発生機とをそなえ、上記浮体に、上
    記水流発生機の格納部が設けられるとともに、同格納部
    から上記水流発生機を水中へ降下させたり水中から引揚
    げたりするための昇降装置が設けられたことを特徴とす
    る、浮体式水域浄化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の浮体式水域浄化装置に
    おいて、上記浮体に、上記水域の表層水を吸引して上記
    水流発生機へ供給する送水ポンプが搭載されたことを特
    徴とする、浮体式水域浄化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の浮体式水域浄
    化装置において、上記昇降装置が、上記水流発生機をチ
    ェーンを介し昇降させる巻上機として上記格納部の上部
    に設置されたことを特徴とする、浮体式水域浄化装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の浮体式水域浄化装置に
    おいて、上記水流発生機の下部に支持フレームを介しア
    ンカーが装着されたことを特徴とする、浮体式水域浄化
    装置。
  5. 【請求項5】 浄化すべき水域に設けられる浮体と、同
    浮体に連結されて酸素分の多い水流を水深の深い位置で
    流出するための水流発生機とをそなえ、同水流発生機
    に、注排水により浮力調整される浮力タンクが装着され
    るとともに、上記水流発生機から水底へ延在するアンカ
    ー付きチェーンが設けられたことを特徴とする、浮体式
    水域浄化装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の浮体式水域浄化装置に
    おいて、上記浮力タンクが上記水流発生機の基端部に設
    けられるとともに、上記アンカー付きチェーンが上記水
    流発生機の水流流出口付近に装着されて、同水流発生機
    が下方へ向け水流を流出するように配設されていること
    を特徴とする、浮体式水域浄化装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1つに記載の浮
    体式水域浄化装置において、上記水流発生機の近傍にお
    ける外水の溶存酸素濃度を検出しうる水質センサが設け
    られ、同センサからの検出信号に基づき上記水流発生機
    の制御を行なう制御装置が設けられたことを特徴とす
    る、浮体式水域浄化装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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