JP2001198592A - 水域浄化装置 - Google Patents

水域浄化装置

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JP2001198592A
JP2001198592A JP2000009403A JP2000009403A JP2001198592A JP 2001198592 A JP2001198592 A JP 2001198592A JP 2000009403 A JP2000009403 A JP 2000009403A JP 2000009403 A JP2000009403 A JP 2000009403A JP 2001198592 A JP2001198592 A JP 2001198592A
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gantry
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water area
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JP2000009403A
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Tomoaki Iyoku
智明 伊与久
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水深変化や水底高さ変化に応じて送水機を適
切な高さに容易に移動することのできる水域浄化装置を
提供する。 【解決手段】 本発明にかかる水域浄化装置2は、水域
1からの取水を行う取水手段としてのポンプ3と、水域
1の水中に配置され、ポンプ3にて取水された水を用い
て送水を行う送水手段としての送水機7と、水域1に立
設されて送水機7に連結される支柱8と、送水機7を水
中において支柱8に沿って上下移動させる移動手段とし
てのウインチ5とを備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダム湖等の所定
水域における水の循環を促進することにより、当該所定
水域の浄化を行なう水域浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、水中に含まれる各種の有機物
は、水の対流によって空気に触れて酸化し、これによっ
て水が浄化される。しかしながら、自然湖、ダム湖等の
人工湖、あるいは港湾等のような閉鎖された水域におい
ては、水の対流が生じ難いため、有機物が酸化されずに
水が汚染され、異臭を発したり、バクテリアの異常繁殖
を招いたりする等の問題がある。このような問題を解消
するため、従来より、所定水域の水の循環を強制的に行
なうことで、当該水域の浄化を促進する水域浄化装置が
提案されている。
【0003】図11は、従来における水域浄化装置の全
体構成を示す図である。この図11において、水域浄化
装置100は、ポンプ101および圧縮機102を載置
したフロート103と、送水機104とを備えて構成さ
れている。フロート103は、ポンプ101および圧縮
機102を水域105の水面105aに配置するための
浮体であり、アンカー106にて水面105aの一定位
置に係留されている。そして、この水面直下の水が、フ
ート弁107を介してポンプ101にて吸い上げられ、
供給管108およびホース109を介して送水機104
に供給される。
【0004】ここで、供給管108には圧縮機102が
接続されており、この圧縮機102からの空気が、供給
管108の内部を流れる水に混合される。送水機104
は、水底105bに架台110にて固定されており、ホ
ース109を介して供給された水を用いて、水域中の水
を所定方向に噴出する送水するジェットポンプである。
このように、空気が混合された水が水中に送水されるこ
とによって、この空気によって水中の有機物が酸化さ
れ、あるいは水に対流が生じて水面105a側に流れる
ことによって有機物が酸化される。
【0005】このような従来の水域浄化装置の他の例を
示す。図12は、従来の他の例にかかる水域浄化装置の
全体構成を示す図である(図11と同一の構成要素を同
じ符号にて示す)。この図12において、水域浄化装置
120のフロート103には船外機121が設けられて
おり、この船外機121によってフロート103を任意
位置に移動させることが可能である。また、送水機10
4は、フロート103からワイヤー122を介して吊り
下げられており、フロート103の移動に伴って水中を
移動可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、主として二つ
の理由から、送水機104の上下位置を変更したい場合
がある。第1の理由として、水域105の上層と下層と
の間に、対流を生じない不連続層が存在することが挙げ
られる。この不連続層においては水の汚染が最も顕著に
なるため、この不連続層に送水機104を配置して循環
を行なうことが効果的である。この不連続層は、水底1
05bを始点として、水深に対する所定比率の高さの位
置(たとえば、水深の約1/3の位置)に発生し易いこ
とが分かっているが、季節変化に伴って水深が変動する
ため、水底からの不連続層の位置が変わる。したがっ
て、送水機104の上下位置を変更したいとの要望があ
った。
【0007】また、第2の理由として、特にダム湖にお
いては上流河川から流入する土砂が水底に堆積すること
が挙げられる。すなわち、土砂が堆積することによって
水底105bの位置が変化するため、送水機104の上
下位置を変更したいとの要望がある。
【0008】しかしながら、従来の水域浄化装置10
0、120のうち、水底105bに送水機104を固定
する構造の水域浄化装置100においては、季節変化に
伴って送水機104の位置を変えることができなかった
ので、最も効果的な位置において水の循環を行なうこと
ができなかった。特に、土砂の堆積による水底位置の変
化にも対応できないため、土砂によって送水機104が
埋没するおそれがあった。したがって、潜水作業者が水
中に潜って定期的に送水機104の取り付け高さを変え
る必要がある等、送水機104のメンテナンスに非常に
手間を要していた。
【0009】一方、フロート103から吊り下げる構造
の水域浄化装置120においては、送水機104が土砂
に埋没する危険性はないものの、季節変化に伴って送水
機104の位置を変えることはできなかったので、やは
り効果的に水の循環を行なうことが困難であった。
【0010】また、この場合において、ワイヤー122
を巻き取ること等によって送水機104を上下移動させ
ることも考えられるが、このような上下移動の機構をフ
ロート103のみによって支持するためには当該フロー
ト103が大型化することになってコストが上昇する等
の問題があった。特に、30mを超えるような大水深の
ダム湖等に水域浄化装置を設ける場合には、送水機10
4に加わる水圧等によって上下移動機構やフロート10
3にも大きな負担が加わるために強度的な問題があり、
また、フロート103が大型化する等、フロート103
のみによって送水機104を支持することは現実的に困
難であった。
【0011】この発明は、このような従来の水域浄化装
置における問題点に鑑みてなされたものであって、水深
変化や水底高さ変化に応じて送水機を適切な高さに容易
に移動することのできる水域浄化装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる水域浄化装置は、所定水域から
の取水を行う取水手段と、所定水域の水中に配置され、
取水手段にて取水された水を用いて送水を行う送水手段
と、所定水域中に立設されて送水手段に連結される支柱
と、送水手段を所定水域の水中において支柱に沿って上
下移動させる移動手段とを備えたことを特徴として構成
されている。
【0013】この水域浄化装置においては、ジェットノ
ズル等の送水手段が、ウインチおよびワイヤ等の移動手
段によって、支柱に沿って上下に移動する。したがっ
て、季節変化等によって水域の水深が変化した場合や、
土砂の堆積等によって水底の高さが変化した場合には、
移動手段を駆動することによって送水手段をその時点に
おける最適な高さに移動することができる。したがっ
て、効率よく水域浄化を行なうことができる。
【0014】また、請求項2にかかる水域浄化装置は、
請求項1記載の水域浄化装置において、取水手段を、直
接または間接に支柱に固定したことを特徴として構成さ
れている。
【0015】ポンプ等によって構成される取水手段は、
従来と同様にフロートに載置して水面に配置することが
できる。この場合、従来と同様に、フロートにロープを
介してアンカーを連結することで、このフロートを所定
位置に係留することも可能である。しかしながら、上述
のように本発明においては支柱を立設しているので、こ
の支柱に対して間接または直接にフロートを係留しても
よい。この場合には、アンカー等を省略することができ
る。ここで、間接とは、ワイヤーやロープ等を介して係
留することであり、直接とは、フロート自体を支柱に固
定することを意味する。
【0016】また、請求項3にかかる水域浄化装置は、
請求項1または2に記載の水域浄化装置において、一つ
の水域に上記支柱を複数立設し、これら複数の支柱のそ
れぞれに送水手段を付け替え自在としたことを特徴とし
て構成されている。
【0017】たとえば、一つの水域に対して、複数の支
柱を分散的に配置しておく。そして、1本の支柱に送水
手段を取り付けて水の浄化を行った後、この送水手段を
取り外し、他の支柱に付け替えて、この支柱の周囲にお
ける水の浄化を行なう。これを複数の支柱にそれぞれ行
なうことによって、1台の送水機によって広い範囲の水
の浄化を行なうことができ、浄化コストを低減すること
ができる。
【0018】また、請求項4にかかる水域浄化装置は、
請求項1〜3のいずれか一つに記載の水域浄化装置にお
いて、所定水域に関する所定の測定を行うための測定手
段を設け、この測定手段の測定結果に基づいて、送水手
段の上下位置を制御することを特徴として構成されてい
る。
【0019】送水機の上下移動は、人手によって行なう
ことも可能である。しかしながら、DO計(溶存酸素濃
度計)等の測定手段を用いて測定を行ない、この結果に
基づいて送水機を配置するための最適な高さ(たとえ
ば、溶存酸素濃度が最も低い高さ)を決定し、決定され
た高さに送水機が配置されるように自動制御を行なうこ
とができる。この場合には、水深や堆積物の変化がある
毎、あるいは所定の周期で、同様の制御を自動的に行な
うことによって、送水機を常時最適な高さに自動的に配
置することができる。したがって、送水機の移動が一層
容易になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる水域浄化
装置の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明す
る。ただし、この実施の形態によりこの発明が限定され
るものではない。特に、以下の実施の形態においては大
水深のダム湖に設置される水域浄化装置について説明す
るが、本発明は任意の水域に設置可能なものである。
【0021】(実施の形態1)図1は、実施の形態1に
かかる水域浄化装置の全体構成を示す図である。本実施
の形態は概略的に、送水機を予め定められた二つの高さ
H1、H2(H1<H2)のいずれかの位置に移動する
ことができ、また、フロートを支柱に対して間接的に係
留することのできる、水域浄化装置にかかるものであ
る。この図1において、浄化対象となる水域1には、本
実施の形態にかかる水域浄化装置2が配置されている。
この水域浄化装置2は、ポンプ3、圧縮機4、およびウ
インチ5を載置したフロート6と、送水機7と、支柱8
とを備えて構成されている。
【0022】フロート6は、ポンプ3および圧縮機4を
水域1の水面1aの上方に配置するための浮体である。
このフロート6は、少なくともポンプ3および圧縮機4
を水面1aよりも上方に維持し得るものであればよく、
その形状や浮遊構造は任意であり、従来と同様に構成し
得る。また、必ずしも単一構造に限られず、たとえば、
ポンプ3を載置するフロート6と、圧縮機4を載置する
フロート6とを個別に設けてもよい。
【0023】また、ポンプ3は、水域1からの取水を行
なう取水手段である。このポンプ3には、水中に配置さ
れたフート弁9が連結されており、このフート弁9にて
異物等が除去された水がポンプ3にて吸い上げられ、こ
の水がさらに供給管10およびホース11を介して送水
機7に供給される。ここで、供給管10には圧縮機4が
接続されており、この供給管10の内部を流れる水に対
して圧縮機4からの空気を混合可能である。これらポン
プ3および圧縮機4は、従来と同様に構成し得るもので
あり、その構造等は必要となる送水量やコスト等を考慮
して適宜選定することができる。
【0024】なお、酸素を充分に含んだ水を取水できる
場合のように、空気を圧縮機4にて混合する必要がない
場合には、この圧縮機4を省略することができる。な
お、フロート6には、これらポンプ3および圧縮機4の
他にも、これらの動力源となる発電機やバッテリーを搭
載することができるが、これら動力源の図示は省略す
る。
【0025】ウインチ5は、ワイヤー12を介して送水
機7(詳細には送水機7を載置する後述の架台13)に
連結されており、このワイヤー12を巻き上げまたは巻
き下げることによって送水機7を上下に移動させる。す
なわち、ウインチ5およびワイヤー12は、送水機7を
上下移動させるための移動手段を構成する。これらウイ
ンチ5およびワイヤー12の具体的な構造は任意である
が、少なくとも送水機7の可動範囲をカバーし得る巻き
上げストロークを有し、また、少なくとも巻き上げ時ま
たは巻き下げ時において送水機7の自重を支持し得るよ
うに構成される。
【0026】ただし、これら以外の時点における送水機
7の支持は、後述するストッパー片22、23にて行な
うことができるので、この点においてウインチ5および
ワイヤー12の能力を軽減することができる。なお、本
実施の形態においては、送水機7および架台13の上下
動を行う場合にのみ、ウインチ5およびワイヤー12を
設けるようにしてもよい。
【0027】また、送水機7は、水域1の水中に配置さ
れて、ポンプ3にて取水された水を用いて、水域1中の
水を噴出するジェットポンプ等の送水手段である。この
送水機7についても、従来と同様に構成し得るものであ
り、その構造等は必要となる送水量やコスト等を考慮し
て適宜選定することができる。なお、ポンプ3から送水
機7に至るホース11は、送水機7の可動範囲を考慮し
た長さに形成されており、その構造としては送水機7の
移動に追従して可撓し得る可撓構造が好ましい。このホ
ース11のうちの余分な一部は、図示しない小型フロー
トによって水面1a上に保持することができる。
【0028】このように構成された送水機7は、架台1
3の上面に載置されている。図2には架台の要部の平面
図を示す。この架台13は、図1、2に示すように、平
面略方形の板状に形成されており、その上面に送水機7
が固定されている。この他、架台13には、吊り具14
と支柱孔15が設けられている。吊り具14は、ワイヤ
ー12を固定するために架台13の上面に溶接等にて固
定されたものである。また、支柱孔15は、支柱8を挿
通するため、当該支柱8に対応する位置および形状にて
穿設された貫通孔である。
【0029】そして、図2に示すように、この支柱孔1
5の周囲にはさらに、安定板16、ガイド孔17、およ
びストッパー孔18が設けられている。安定板16は、
支柱8の外周面に略接触して当該支柱8に対する架台1
3の微動を抑制するもので、側面略三角状に形成され、
架台13の上下両面にそれぞれ溶接等にて固定されてい
る。
【0030】また、ガイド孔17は、支柱8の後述する
ガイド片21を挿通するように、当該ガイド片21に対
応する位置および形状にて穿設された貫通孔で、支柱8
に対して架台13が水平回転することをガイド片21と
協働して防止する。また、ストッパー孔18は、後述す
る大小二つのストッパー片22、23を挿通するよう
に、大きい方のストッパー片22に対応する形状にて穿
設された貫通孔である。
【0031】図3、4は、図2の架台に対して当て板を
固定した状態の平面図である。これら図3、4に示すよ
うに、ストッパー孔18の上方には、ボルト19を介し
て当て板20が固定されている。この当て板20は、図
3、4に示すように、ストッパー孔18の一部を非貫通
状に塞いで、架台13がストッパー片22、23にて支
持され得るようにするものである。この当て板20の設
置位置等については後述する。なお、架台13の構造や
材質は、送水機7を支持し得る強度を有する限りにおい
て任意に定めることができるが、水中での腐食に強い材
質にて形成されることが好ましい。
【0032】つぎに、支柱8について説明する。図5
は、支柱を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正
面図、(c)は側面図である。この支柱8は、水域1中
に立設されて送水機7(詳細には架台13)に連結され
るものであり、図1、5に示すように、水域1の水底1
bから、水面1aよりも若干上方に至る長さの長尺円柱
状に形成されている。この支柱8の立設構造は任意であ
り、たとえば、水底1bに打設固定したり、あるいは水
域1の上方に設けた構造物から垂下させることも可能で
ある(本実施の形態においては、水底1bに打設固定し
た状態を図示している)。
【0033】また、支柱8の配置角度としては、その長
手方向に沿って送水機7を移動させた際に当該送水機7
の上下位置が変化するものであればよく、垂直状に立設
される場合の他、若干傾斜した状態で立設されてもよ
い。この支柱8の構造や材質は、架台13を支持し得る
強度を有する限りにおいて任意に定めることができる
が、水中での腐食に強い材質にて形成されることが好ま
しい。
【0034】この支柱8の外周面には、図5に示すよう
に、ガイド片21と、二つのストッパー片22、23と
が設けられている。このうち、ガイド片21は、支柱8
のほぼ全長(少なくとも送水機7の可動範囲)に渡っ
て、支柱8から一側方に突出するように形成されるもの
で、溶接等によって支柱8に固定され、あるいは支柱8
と一体に押出等にて形成される。
【0035】このガイド片21は、支柱8を架台13の
支柱孔15に挿通させた状態において、架台13のガイ
ド孔17に挿通される。したがって、送水機7の送水等
によって発生した水流で架台13が圧力を受けても、支
柱8に対して架台13が不用意に水平回転することが防
止され、架台13が支柱8によって安定的に支持される
ので、常時一定方向に送水を行なうことができ、また、
ホース11が不用意に捩じられる等のおそれがない。
【0036】また、二つのストッパー片22、23は、
図5に示すように、それぞれ側面略三角の板状に形成さ
れており、溶接等にて支柱8に固定されている。これら
二つのストッパー片22、23は、支柱8の外周面のう
ち、平面的に同一の位置であって、高さの異なる位置
(図1に示す高さH1の位置と高さH2の位置)に配置
されている。そして、図5(a)(b)に示すように、
低い方の高さH1の位置に配置されるストッパー片22
の突出寸法L1は、高い方の高さH2の位置に配置され
るストッパー片の突出寸法L2に対して、△Lだけ長く
なるように形成されている。この△Lの意義については
後述する。
【0037】つぎに、上記のように構成された水域浄化
装置2による浄化手順について説明する。まず、本実施
の形態においては、送水機7を配置する高さH1、H2
を予め決定する。低い方の高さH1としては、たとえ
ば、冬季等の水量の多い季節における不連続層の高さ
(水量の多い状態において、水深の約1/3の高さ)が
選択される。
【0038】また、高い方の高さH2としては、たとえ
ば、夏季等の水量の少なく季節における不連続層の高さ
(水量の少ない状態において、水深の約1/3の高さ)
が選択される。その他、水底1bに土砂等が堆積してい
ない時の最適高さをH1とし、水底1bに土砂等が堆積
していない時の最適高さをH2としてもよい。あるい
は、水量変化と、土砂の堆積状態とを複合的に検討し
て、二つの高さH1、H2を決定することもできる。こ
のような高さH1、H2の決定は、水域1に対する調査
に基づいて、あるいは他の水域1にて得られたデータか
ら類推して決定することができる。
【0039】このように高さH1、H2が決定された
後、この高さに従ってストッパー片22、23を支柱8
に固定する。そして、支柱8を水域1に立設する。な
お、支柱8に対するストッパー片22、23の固定構造
を水中で行なうことができるものとし、支柱8を立設し
た後に水中の状態等を見ながら、潜水作業者がストッパ
ー片22、23の固定を行なうようにしてもよい。
【0040】また、支柱8の立設の前後いずれかの時点
において、架台13に対して当て板20をボルト19に
て固定する。ここで、図2〜3に示すように、架台13
には、当て板20を位置P1と位置P2の二つの位置の
いずれかにて固定するため、2組のボルト孔24、25
が形成されている。一方の位置P1は、支柱8を始点と
して、上述のストッパー片22、23の寸法L1と寸法
L2の間に至る位置であり、この位置P1に当て板20
を固定した状態においては(図3の状態)、高さH2に
配置されたストッパー片23は当て板20に接触するこ
となくストッパー孔18を挿通し得る一方、高さH1に
配置されたストッパー片23が当て板20に接触し、架
台13が高さH1で固定される(この状態を図7に示
す)。
【0041】また、他方の位置P2は、支柱8を始点と
して、ストッパー片23の寸法L2よりも近い位置であ
り、この位置P2に当て板20を固定した状態において
は(図4の状態)、高さH2に配置されたストッパー片
23が当て板20に接触し、架台13が高さH2で固定
される(この状態を図6に示す)。したがって、高さH
1に送水機7を配置したい時(たとえば、水量が少ない
時や水底1bに土砂等の堆積がない時)には、当て板2
0を位置P1に固定し、高さH2に送水機7を配置した
い時(たとえば、水量が多い時や水底1bに土砂等の堆
積がある時)には、当て板20を位置P2に固定する。
【0042】その後、送水機7等が固定された架台13
に、支柱8を挿通させる。この挿通作業は、架台13を
支柱8の上端部よりも上方に持ち上げることで行っても
よいが、作業を容易に行なうための工夫を施すことが好
ましい。たとえば、架台13を、支柱孔15を通る分割
面によって分割できる分割構造としてもよい。あるい
は、支柱8の上端部を支柱本体から着脱できるように形
成し、架台13を支柱8の上面にスライド移動させた後
で、支柱8の上端部を固定するようにしてもよい。
【0043】また、架台13に支柱8を挿通させる前後
のいずれかの時点において、ウインチ5のワイヤー12
を架台13の吊り具14に連結しておく。ここで、フロ
ート6は、ウインチ5、ワイヤー12、吊り具14、お
よび架台13を順次介して間接的に支柱8に連結される
ので、フロート6を係留するためのアンカー9およびロ
ープを省略することができる。
【0044】そして、上述のように架台13に支柱8を
挿通させた後で、ウインチ5にてワイヤー12を徐々に
巻き出すことによって、架台13および送水機7を水中
に沈める。この時、架台13のガイド片21が支柱8の
外周面に略接触し、支柱8に対する架台13の微動が抑
制されるので、架台13が安定的に下方に移動する。つ
ぎに、架台13の当て板20がストッパー片22、23
のいずれか一方に接触することにより、このストッパー
片22、23を介して、架台13が支柱8に支持され
る。そして、ポンプ3および圧縮機4を作動させて、水
を送水機7に対して供給することにより、送水機7から
送水が行なわれて、水を浄化させることができる。
【0045】その後、水量や土砂の堆積状態が変化等し
て、送水機7の高さを変えたい場合には、ウインチ5に
てワイヤー12を巻き上げることによって、架台13お
よび送水機7を水面1aまで引き上げる。そして、当て
板20の位置を変えた後に、再び上述のように架台13
および送水機7を水中に降ろすことによって、当て板2
0が異なるストッパー片22、23に接触し、架台13
が再び支柱8にて支持されて、水の循環を再開すること
ができる。このように本実施の形態における水域浄化装
置2によれば、水深変化や水底1bの高さの変化等に応
じて送水機7を最適な高さに容易に移動することができ
る。したがって、効率よく水域浄化を行なうことができ
る。
【0046】なお、水域1が広い場合には、複数の箇所
において水の浄化を行なう必要がある。この場合、複数
の箇所それぞれに支柱8と水域浄化装置2とを配置して
もよいが、支柱8のみを複数立設して、送水機7を固定
した架台13を各支柱8に対して付け替えてもよい。た
とえば、一つの水域1に対して、複数の支柱8を分散的
に配置しておく。
【0047】そして、上述のように、特定の1本の支柱
8に架台13を取り付けて水の浄化を行った後、この架
台13を支柱8から完全に取り外し、さらに他の支柱8
に付け替えて、この支柱8の周囲における水の浄化を行
なってもよい。これを複数の支柱8にそれぞれ行なうこ
とによって、1台の送水機7によって広い範囲の水の浄
化を行なうことができ、浄化コストを低減することがで
きる。なお、支柱8に対する架台13の付け替えは、上
述のように架台13を分割構造にすること等によって容
易に行なうことができる。
【0048】この他、上述の説明においては、ポンプ3
をフロート6によって水面1aに位置させていたが、こ
のポンプ3は水中に配置されてもよく、特に、送水機7
と共に架台13に載置してもよい。この場合には、ポン
プ3の起動時に当該ポンプ3に呼び水を流入させる手間
を省くことができるので、ポンプ3の運転操作が容易に
なる。また、架台13の回転を防止するための構造とし
ては、支柱8を横断面方形状に形成すると共に、支柱孔
15をこれに対応した方形状に形成してもよく、この場
合にはガイド片21とガイド孔17を省略することがで
きる。
【0049】(実施の形態2)図8は、実施の形態2に
かかる水域浄化装置の全体構成を示す図である。本実施
の形態は概略的に、送水機を任意の高さに上下移動する
ことができ、また、フロートを支柱に対して直接的に係
留することのできる、水域浄化装置にかかるものであ
る。なお、特に説明なき構成は上述した実施の形態1と
同じであり、同じ構成を同符号にて示す。
【0050】本実施形態にかかる水域浄化装置30にお
いて、フロート6には、支柱孔31およびガイド孔32
が設けられている。これら支柱孔31およびガイド孔3
2は、上述の支柱孔15およびガイド孔17と同様の構
造を成すものである。そして、支柱孔31に支柱8を挿
通させることによって、フロート6が支柱8によって直
接的に係留されるので、従来のアンカーおよびロープを
省略することができる。
【0051】また、ガイド孔32には支柱8のガイド片
21が挿通されるので、これらガイド孔32とガイド片
21が協働して、支柱8に対してフロート6が水平回転
することが防止される。なお、支柱孔31に対する支柱
8の挿通構造についても、支柱孔15に対する支柱8の
挿通構造と同様に、フロート6を分割構造にする等の種
々の工夫を施すことができる。なお、フロート6にはワ
イヤー12を挿通させるためのワイヤー孔33が形成さ
れている。
【0052】また、本実施の形態においては、ウインチ
5およびワイヤー12のみによって架台13および送水
機7が吊り持ち支持されている。このため、図8に示す
ように、支柱8には、ストッパー片22、23が形成さ
れていない。また、架台13のストッパー孔18および
当て板20は省略されている。ここで、本実施の形態に
おけるウインチ5およびワイヤー12は、架台13およ
び送水機7を支持し得るための充分な強度にて構成され
ている。
【0053】このように構成された水域浄化装置30に
おいて、送水機7を固定した架台13を支柱8に挿通
し、さらにフロート6を支柱8に挿通する。そして、ウ
インチ5にてワイヤー12を巻き出すことにより、架台
13および送水機7を任意の高さに吊り下げることがで
きる。また、ウインチ5にてワイヤー12を巻き出しま
たは巻き取ることによって、送水機7を任意の高さに移
動させることができる。このような構成によれば、実施
の形態1の構成に比べて、送水機7を所定高さでなく任
意の高さに移動することができ、送水機7の配置高さの
自由度が向上する。また、高さを変更したい場合にも、
架台13を一旦引き揚げて当て板の位置を変える必要が
ないので、移動が迅速かつ容易である。さらに、ストッ
パー片等を設ける手間を省略することができる。
【0054】(実施の形態3)図9は、実施の形態3に
かかる水域浄化装置の全体構成を示す図である。本実施
の形態は概略的に、実施の形態2の構成において、さら
に送水機の配置高さを自動的に最適制御することのでき
る、水域浄化装置にかかるものである。なお、特に説明
なき構成は上述した実施の形態2と同じであり、同じ構
成を同符号にて示す。
【0055】本実施の形態にかかる水域浄化装置40に
おいて、架台13には、水中の溶存酸素濃度を測定する
ためのDO計41が設けられている。このDO計41に
よって測定された溶存酸素濃度は、通信ケーブル42を
介して、フロート6の上面に設けた位置制御器43に送
信される。この位置制御器43は、DO計41からの溶
存酸素濃度に基づいて送水機7を配置する最適な高さ
(最も有効に酸素の不足を解消できる位置、たとえば、
不連続層の位置)を決定するもので、たとえば、図示し
ない記憶部および制御部にて構成されている。
【0056】記憶部は、DO計41によって測定された
複数の高さにおける溶存酸素濃度を、当該溶存酸素濃度
が測定された高さを示す基準値(当該溶存酸素濃度が測
定された高さ自体、あるいは、溶存酸素濃度が測定され
た時間等)に関連付けて一時的に記憶するものであり、
任意の記憶手段(たとえば半導体メモリ)によって構成
することができる。また、制御部は、記憶部およびウイ
ンチ5を制御するもので、記憶部にて記憶された複数の
溶存酸素濃度および基準値に基づいて、送水機7を配置
すべき最適な高さを算出し、この高さに送水機7が配置
されるように、ウインチ5を制御する。この制御部は、
具体的には、CPU(Central Processing Unit)および
記憶部等に記憶されたプログラムによって構成すること
ができる。
【0057】このように構成された水域浄化装置40に
おいては、まず、ウインチ5にてワイヤー12を巻き出
すことによって、送水機7を支柱8の上方から下方に向
けて少しずつ引き下げる。この時、DO計41にて測定
され通信ケーブル42を介して送信された溶存酸素濃度
を所定間隔で取り込み、この溶存酸素濃度を位置制御器
43の記憶部に記憶する。また、この際、基準値を算出
して、溶存酸素濃度に関連付けて記憶部に記憶する。こ
の基準値の算出は、たとえば、溶存酸素濃度が取り込ま
れた高さをウインチ5の巻き出し量に基づいて算出し、
あるいは溶存酸素濃度が取り込まれた時間を送水機7の
降下開始からの経過時間等に基づいて算出することによ
って行なわれる。
【0058】送水機7が最下位置(送水機7が設置され
得る範囲のうち最も下方の位置)まで引き下げられた時
点で、制御部は、記憶部にて記憶された複数の溶存酸素
濃度の中から最低の溶存酸素濃度を選択し、この溶存酸
素濃度に関連付けて記憶された基準値に基づいて、この
溶存酸素濃度が測定された高さを求める。この高さは、
送水機7を配置すべき最適な高さであるから、この高さ
に送水機7が配置されるように、ウインチ5が制御部の
制御にて駆動される。この制御信号は、通信ケーブル4
4を介してウインチ5に送信される。このような制御に
より、送水機7を最適な高さ配置することができる。そ
して、水深や堆積物の変化がある毎、あるいは所定の周
期で、同様の制御を自動的に行なうことによって、送水
機7を常時最適な高さに自動的に配置することができ
る。
【0059】上述の構成においては、DO計41を設け
るものとしたが、DO計41に限られず、送水機7の最
適高さを決定するための基準となるデータを得る任意の
測定手段を使用する事ができる。たとえば、水のPHを
測定するPH計を設け、PH計にて測定されたPHに基
づいて送水機7の最適高さを決定してもよい。あるい
は、堆積物の量を測定するための測定手段を設けてもよ
い。また、二つ以上の測定手段を設け、これら各測定手
段からの測定結果を複合して、最適高さを決定してもよ
い。
【0060】また、測定手段の配置位置は、架台に限ら
れず、送水機7に固定したり、フロート6から個別的に
吊り下げてもよい。あるいは、支柱8の長手方向の複数
箇所にDO計41を配置して、各DO計41から出力さ
れた測定結果を比較することによって、送水機7の高さ
を決定してもい。この場合には、複数高さの測定結果を
得るために送水機7を上下動させる必要がないので、迅
速に最適高さを決定することができる。なお、通信ケー
ブル42については、架台13の上下動に最も支障のな
い位置(図9においては支柱8の側方)に配置すること
が好ましい。
【0061】(実施の形態4)図10は、実施の形態4
にかかる水域浄化装置の全体構成を示す図である。本実
施の形態は概略的に、実施の形態3の構成において、測
定手段の測定結果を無線通信することのできる、水域浄
化装置にかかるものである。なお、特に説明なき構成は
上述した実施の形態3と同じであり、同じ構成を同符号
にて示す。
【0062】本実施の形態にかかる水域浄化装置50に
おいて、架台13には、DO計41の測定結果を超音波
信号に変換して無線送信するための超音波信号発信器5
1が備えられている。また、フロート6の下面には、超
音波信号発信器51にて送信された超音波信号を受信す
るための超音波信号受信器52が備えられている。これ
ら超音波信号発信器51の発信出力と超音波信号受信器
52の受信感度は、送水機7が最下位置に配置された場
合においても信号の送受信ができるように決定される。
なお、本実施の形態においては、通信ケーブルが省略さ
れている。
【0063】このように構成された水域浄化装置50に
おいて、DO計41から出力された溶存酸素濃度は超音
波信号発信器51に出力され、この超音波信号発信器5
1において超音波信号に変換されて、無線送信される。
超音波信号受信器52は、常超音波信号の入力待機状態
にあり、超音波信号が出力されると、この超音波信号を
受信して電気信号に変換し、この電気信号が通信ケーブ
ル53を介して位置制御器43に出力される。そして、
実施の形態3と同様に、送水機7の最適位置制御を行な
うことができる。このように本実施の形態においては、
DO計41の測定結果が無線送信されるので、DO計4
1から位置制御器43に至る長距離の通信ケーブルを省
略することができ、装置構成を一層簡素化できる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
水域浄化装置(請求項1)によれば、取水を行う取水手
段と、送水する送水手段と、所定水域中に立設されて送
水手段に連結される支柱と、送水手段を所定水域の水中
において支柱に沿って上下移動させる移動手段とを備え
たので、季節変化等によって水域の水深が変化した場合
や、土砂の堆積等によって水底の高さが変化した場合に
は、移動手段を駆動することによって送水手段をその時
点における最適な高さに移動することができ、効率よく
水域浄化を行なうことができる。
【0065】また、この発明にかかる水域浄化装置(請
求項2)によれば、取水手段を、直接または間接に支柱
に固定したことにより、従来、フロートを係留するため
に必要であったアンカーやワイヤー等を省略することが
できる。
【0066】また、この発明にかかる水域浄化装置(請
求項3)によれば、支柱を所定水域に複数立設し、送水
手段を各支柱に対して付け替え自在としたので、1台の
送水機によって広い範囲の水の浄化を行なうことがで
き、浄化コストを低減することができる。
【0067】また、この発明にかかる水域浄化装置(請
求項4)によれば、所定水域に関する所定の測定を行う
ための測定手段を設け、この測定手段の測定結果に基づ
いて、送水手段の上下位置を制御するように構成されて
いるので、水深や堆積物の変化がある毎、あるいは所定
の周期で、制御を自動的に行なうことによって、送水機
を常時最適な高さに自動的に配置することができる。し
たがって、送水機の移動が一層容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかる水域浄化装置
の全体構成を示す図である。
【図2】図1に示した架台の要部を示す平面図である。
【図3】図2に示した架台に対して当て板を固定した状
態を示す平面図である。
【図4】図2に示した架台に対して当て板を固定した状
態を示す平面図である。
【図5】支柱を示す図であり、(a)は平面図、(b)
は正面図、(c)は側面図である。
【図6】架台の固定状態を中心に示す側面図である。
【図7】架台の固定状態を中心に示す側面図である。
【図8】この発明の実施の形態2にかかる水域浄化装置
の全体構成を示す図である。
【図9】この発明の実施の形態3にかかる水域浄化装置
の全体構成を示す図である。
【図10】この発明の実施の形態4にかかる水域浄化装
置の全体構成を示す図である。
【図11】従来における水域浄化装置の全体構成を示す
図である。
【図12】従来における他の例にかかる水域浄化装置の
全体構成を示す図である。
【符号の説明】
1 水域 1a 水面 1b 水底 2、30、40、50 水域浄化装置 3 ポンプ 4 圧縮機 5 ウインチ 6 フロート 7 送水機 8 支柱 9 フート弁 10 供給管 11 ホース 12 ワイヤー 13 架台 14 吊り具 15、31 支柱孔 16 安定板 17、32 ガイド孔 18 ストッパー孔 19 ボルト 20 当て板 21 ガイド片 22、23 ストッパー片 33 ワイヤー孔 41 DO計 42、44、53 通信ケーブル 43 位置制御器 51 超音波発信器 52 超音波受信器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定水域からの取水を行う取水手段と、 所定水域の水中に配置され、取水手段にて取水された水
    を用いて送水を行う送水手段と、 所定水域中に立設されて送水手段に連結される支柱と、 送水手段を所定水域の水中において支柱に沿って上下移
    動させる移動手段と、 を備えたことを特徴とする水域浄化装置。
  2. 【請求項2】 取水手段を、直接または間接に支柱に固
    定したことを特徴とする請求項1に記載の水域浄化装
    置。
  3. 【請求項3】 一つの水域に上記支柱を複数立設し、こ
    れら複数の支柱のそれぞれに送水手段を付け替え自在と
    したことを特徴とする請求項1または2に記載の水域浄
    化装置。
  4. 【請求項4】 所定水域に関する所定の測定を行うため
    の測定手段を設け、この測定手段の測定結果に基づい
    て、送水手段の上下位置を制御することを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか一つに記載の水域浄化装置。
JP2000009403A 2000-01-18 2000-01-18 水域浄化装置 Withdrawn JP2001198592A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008100176A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Matsue Doken Kk ダム湖、湖沼などにおける貧酸素水域の解消方法
JP2009019351A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Toyo Constr Co Ltd 海水の鉛直循環装置
KR200450558Y1 (ko) 2008-08-13 2010-10-12 주식회사 중원엔지니어링 수중바닥 감지장치

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