JPH0733869Y2 - 流体攪拌装置 - Google Patents

流体攪拌装置

Info

Publication number
JPH0733869Y2
JPH0733869Y2 JP3504092U JP3504092U JPH0733869Y2 JP H0733869 Y2 JPH0733869 Y2 JP H0733869Y2 JP 3504092 U JP3504092 U JP 3504092U JP 3504092 U JP3504092 U JP 3504092U JP H0733869 Y2 JPH0733869 Y2 JP H0733869Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
suction cylinder
fluid
suction
fluid agitator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3504092U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0621736U (ja
Inventor
俊宣 荒岡
Original Assignee
株式会社東洋電機工業所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東洋電機工業所 filed Critical 株式会社東洋電機工業所
Priority to JP3504092U priority Critical patent/JPH0733869Y2/ja
Publication of JPH0621736U publication Critical patent/JPH0621736U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0733869Y2 publication Critical patent/JPH0733869Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、生コンスラリ
ー、或いは石灰等を含む水又は汚水のような沈殿物が多
い水を貯蔵してなる水槽において、沈殿物を浮遊攪拌す
る下向噴射型の流体攪拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記した流体攪拌装置の一形態と
して、本出願人が、先に、実願昭54-140118号 (実開昭5
6-126230 号公報) に開示した流体攪拌装置がある。同
流体攪拌装置は、図17に示すように、水中モータMを内
蔵した装置本体50の頂部に吸込口51を設けるとともに、
その底部に吐出口52を設け、同吐出口52に、水中モータ
Mによって駆動されるインペラ53の配設している。
【0003】また、インペラ53の下方には、二重の円板
54a,55からなる吐出案内盤54が形成されており、同吐出
案内盤54の内部は、複数の拡散板56によって放射状に区
画形成されている。
【0004】かかる構成によって、水中モータMの駆動
によるインペラ53の吸引力によって、上方の吸込口51を
通して流入したスラリー水を、吐出口52から放射状に吐
出して、機体周辺より水槽底面に沿って広く拡散して上
昇流57を発生して沈澱物を、均等に分散して浮遊させ、
スラリー濃度を均一に保持せんとするものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した流体
攪拌装置は、未だ以下の解決すべき課題を有していた。
【0006】即ち、水槽内の水位は、水槽の種類や、貯
水量によって変化するが、従来の流体攪拌装置では、吸
込口51の高さが固定されているため、水位に適した攪拌
作業を行うことができず、水槽内のスラリー濃度等を均
一に保持することができなかった。例えば、水槽内の水
位に比べて、流体攪拌装置の吸込口51が相当下方に位置
する場合は、水槽内の底部においてのみ上昇流が発生
し、水槽内の上部の水は何ら攪拌されず、従って、水槽
の上下において、スラリー濃度等において著しい差異が
生じることになっていた。
【0007】また、混和物が比重の軽いものである場
合、水面に浮遊してしまい、この場合にも、従来の流体
攪拌装置では、吸込口51が水面よりはるか下方に位置し
ているので、浮遊物を何ら吸込口51を通して吸入するこ
とができず、混和物を水中に均一に分散することができ
なかった。
【0008】本考案は、上記した課題を解決することが
できる流体攪拌装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、回動モータを
内蔵する装置本体の下部に、同回動モータによって駆動
されるインペラを配設した吐出口を形成するとともに、
装置本体の上部に、同装置本体の内部を通して上記吐出
口と連通する吸込筒を取付け、かつ、同吸込筒を上下方
向に移動自在となし、同吸込筒の上端に設けた吸込口の
開口位置を調整可能としたことを特徴とする流体攪拌装
置に係るものである。
【0010】本考案は、また、上記構成において、吸込
筒を、上下方向に相対摺動可能な複数の摺動筒体によっ
て構成した、吸込筒の上部にフロートを連設した構成、
及び、インペラを、吐出口に代えて、回動モータの上方
をなす吸引口側に配設したことを特徴とする。
【0011】
【実施例】以下、添付図に示す実施例を参照して、本考
案を具体的に説明する。
【0012】(実施例1) 図1及び図2に示す流体攪拌装置Aにおいて、同装置A
の装置本体10は、その筒状ケーシング11内に、回動モー
タ12を一体的に内蔵している。
【0013】また、装置本体10は、その下部に吐出口13
を設けるとともに、その上部に上部開口14を形成してい
る。
【0014】そして、吐出口13には、回動モータ12によ
って駆動されるインペラ15は配設されている。
【0015】さらに、インペラ15の下方には、円錐状の
吐出案内盤16を配設しており、同吐出案内盤16は水槽等
の底板17上に固着状態に載置されている。
【0016】なお、装置本体10は、実質的に、円周方向
に間隔を開けて配置した複数の支持杆18によって、吐出
案内盤16に支持固定されている。
【0017】かかる基本構成において、本考案は、さら
に、装置本体10の頂部に設けた上部開口14に、上端に吸
込口20を設けた吸込筒19の下端を連通連結するととも
に、この吸込筒19を、上下方向に伸縮自在な構成とした
ことに特徴を有する。
【0018】かかる構成によって、吸込筒19の上端に設
けた吸込口20の吸水位置を調整することができる。
【0019】本実施例では、吸込筒19は、上下方向に相
対的に摺動可能な上部吸込筒19a と下部吸込筒19b とか
ら構成されている。
【0020】さらに、本実施例では、上部吸込筒19a の
上部にフロート21を連結杆22を介して連結しており、同
フロート21の浮力によって、吸込筒19の上端に設けた吸
込口20を、水槽内の水位WLの変動如何にかかわらず、常
時水位WLの直下に位置することができる。
【0021】従って、水槽内の水位WLが、水槽の種類
や、貯水量によって変化しても、吸込口20の高さを水位
WLに連動して調整することができるため、水位WLに適し
た攪拌作業を行うことができ、水槽内のスラリー濃度等
を常時均一に保持することができる。
【0022】また、混和物が比重の軽いものである場
合、水面に浮遊してしまるが、この場合においても、吸
込口20を水面直下に位置させることができるので、浮遊
物を確実に吸込口20を通して吸入することができず、混
和物を水中に均一に分散することができる。
【0023】(実施例2) 本実施例に係る流体攪拌装置Bは、上記した実施例1に
おける流体攪拌装置Aに、さらに、フロート21の回り止
め機構30又は40を設けた構成に特徴を有する。
【0024】即ち、図3及び図4において、回り止め機
構30は、下部吸込筒19b の外周面に、円周方向に間隔を
開けて複数の垂直案内筒31を取付け、同垂直案内筒31内
に、上端を上部吸込筒19a の吸込口20の底部周縁に設け
た複数の垂直案内軸32を摺動自在に貫挿することによっ
て構成している。
【0025】一方、回り止め機構40は、下部吸込筒19b
の内周面に、円周方向に間隔を開けて複数の垂直案内溝
41を取付け、同垂直案内筒41内に、上端を上部吸込筒19
a の外周面に円周方向に間隔を開けて設けた複数の垂直
案内片42を摺動自在に貫挿することによって構成してい
る。
【0026】かかる構成によって、上部吸込筒19a 及び
同吸込筒19a に一体的に取付けたフロート21が、装置本
体10に対して相対回転するのを防止することができ、フ
ロート21の全周から均一にスラリー水を吸引することが
できる。
【0027】(実施例3) 本実施例に係る流体攪拌装置Cは、上記した実施例1に
おける流体攪拌装置Aにおけるフロート21の浮力調整を
可能とした構成に特徴を有する。
【0028】即ち、図5に示すように、フロート21は、
そのケーシング21a の側面に給水弁21b を取付けるとと
もに、その上面に給気弁21c を取付けている。そして、
両弁21b,21c からケーシング21a の内部への流入空気量
と流入水量とを調節した後、閉弁することによって、フ
ロート21の浮力を自在に調節することができる。
【0029】従って、図5に示すように、フロート21を
水面ではなく、水面下の任意の位置に保持することがで
き、水槽内で、任意の位置におけるスラリー水を吸込口
20を通して流体攪拌装置C内に吸引することができる。
【0030】なお、フロート21は、図6に示すように、
そのケーシング21d の底部に水流入開口21e を設けると
ともに、その上部に給気面21f を取付けた構成とするこ
ともできる。
【0031】(実施例4) 本実施例に係る流体攪拌装置Dは、上記した実施例1に
おける流体攪拌装置Aと同様な構成を有するが、図7及
び図8に示すように、流体攪拌装置Dの全体を水槽43内
で浮遊可能とした構成に特徴を有する。
【0032】かかる流体攪拌装置Dは、一端を水槽43の
一側側壁に係止した係留チェン44の自由端に連結されて
いる。従って、流体攪拌装置Dの駆動によって発生する
水流反力を利用して、水槽43を自在に移動することがで
き、攪拌効率を高めることができる。
【0033】なお、図9及び図10に示す流体攪拌装置D
は、水槽43の対向する側壁にそれぞれ係止した係留チェ
ン45,46 の自由端に連結されているので、その移動範囲
を規制することができ、流体攪拌装置Dが誤って水槽43
の側壁に衝突して破損するのを確実に防止することがで
きる。
【0034】以上、本考案に係る流体攪拌装置を幾つか
の実施例を参照して説明してきたが、上記した実施例等
において、好適に用いることができる、円錐状の吐出案
内板16の構成について説明する。
【0035】図11及び図12に示すように、円錐状の吐出
案内盤16は、その上部テーパ面に、所要円周ピッチで放
射状に複数の螺旋状の案内板16a を取付けており、案内
板16a,16a 間には吐出路16b が形成されることになる。
【0036】かかる構成によって、本考案に係る流体攪
拌装置を沈殿物が多い水槽内に投入沈殿させて回動モー
タ12を駆動させれば、水は吸込口20より吸引されインペ
ラ15を経て、吐出口13より強力な水流となって噴出され
るが、さらに、この水流は、その後、上記した案内板16
a の作用を受けて四方へ均等に分散し水槽の底面に添っ
て広く噴出し、沈殿している物質または比重の大なる沈
殿物を速やかに浮上させることができる。
【0037】なお、吐出案内盤16の形態としては、図13
〜図16に示す形態とすることもできる。
【0038】図13及び図14に示す形態は、吐出案内盤16
の上部テーパ面に設けた案内板16aを直線状に伸延する
とともに、吐出案内盤16を、水槽の底板17に設けた取付
筒体16c に、取付軸16d を介して着脱自在に取付可能な
構成としたものである。
【0039】また、図15及び図16は、それぞれ、図11及
び図13に示す吐出案内盤16の変形に関するものであり、
案内板16a を、吐出案内盤16の上部テーパ面ではなく、
吸込口20の内部テーパ面に取付けた構成に特徴を有す
る。
【0040】
【効果】本考案では、回動モータを内蔵する装置本体の
下部に、同回動モータによって駆動されるインペラを配
設した吐出口を形成するとともに、装置本体の上部に、
同装置本体の内部を通して上記吐出口と連通する吸込筒
を取付け、かつ、同吸込筒をフロート等を用いて上下方
向に伸縮自在となし、同吸込筒の上端に設けた吸込口の
開口位置を調整可能としている。
【0041】従って、水槽内の水位が、水槽の種類や、
貯水量によって変化しても、吸込口の高さを水位WLに連
動して調整することができるため、水位に適した攪拌作
業を行うことができ、水槽内のスラリー濃度等を常時均
一に保持することができる。
【0042】また、混和物が比重の軽いものである場
合、水面に浮遊してしまるが、この場合においても、吸
込口を水面直下に位置させることができるので、浮遊物
を確実に吸込口を通して吸入することができず、混和物
を水中に均一に分散することができる。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1に係る流体攪拌装置の作用も
示す縦断面正面図である。
【図2】同流体攪拌装置の平面図である。
【図3】本考案の実施例2に係る流体攪拌装置の縦断面
正面図である。
【図4】回り止め機構の横断面図である。
【図5】本考案の実施例3に係る流体攪拌装置の縦断面
正面図である。
【図6】フロートの概念的構成説明図である。
【図7】本考案の実施例4に係る流体攪拌装置の使用状
態説明図である。
【図8】本考案の実施例4に係る流体攪拌装置の使用状
態説明図である。
【図9】本考案の実施例4に係る流体攪拌装置の使用状
態説明図である。
【図10】本考案の実施例4に係る流体攪拌装置の使用
状態説明図である。
【図11】本考案の実施例4に係る流体攪拌装置の使用
状態説明図である。
【図12】吐出案内盤の概念的構成説明図である。
【図13】吐出案内盤の概念的構成説明図である。
【図14】吐出案内盤の概念的構成説明図である。
【図15】吐出案内盤の概念的構成説明図である。
【図16】吐出案内盤の概念的構成説明図である。
【図17】従来の流体攪拌装置の断面正面図である。
【符号の説明】
A 流体攪拌装置 10 装置本体 12 回動モータ 13 吐出口 15 インペラ 19 吸込筒 20 吸込口 21 フロート

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動モータ(12)を内蔵する装置本体(10)の
    下部に、同回動モータ(12)によって駆動されるインペラ
    (15)を配設した吐出口(13)を形成するとともに、装置本
    体(10)の上部に、同装置本体(10)の内部を通して上記吐
    出口(13)と連通する吸込筒(19)を取付け、かつ、同吸込
    筒(19)を上下方向に移動自在となし、同吸込筒(19)の上
    端に設けた吸込口(20)の開口位置を調整可能としたこと
    を特徴とする流体攪拌装置。
  2. 【請求項2】吸込筒(19)を、上下方向に相対摺動可能な
    複数の摺動筒によって構成したことを特徴とする請求項
    1記載の流体攪拌装置。
  3. 【請求項3】吸込筒(19)の上部にフロート(21)を連設し
    たことを特徴とする請求項1記載の流体攪拌装置。
  4. 【請求項4】インペラ(15)を、吐出口(13)に代えて、回
    動モータ(12)の上方をなす吸引口(20)側に配設したこと
    を特徴とする請求項1記載の流体攪拌装置。
JP3504092U 1992-05-26 1992-05-26 流体攪拌装置 Expired - Lifetime JPH0733869Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3504092U JPH0733869Y2 (ja) 1992-05-26 1992-05-26 流体攪拌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3504092U JPH0733869Y2 (ja) 1992-05-26 1992-05-26 流体攪拌装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0621736U JPH0621736U (ja) 1994-03-22
JPH0733869Y2 true JPH0733869Y2 (ja) 1995-08-02

Family

ID=12430936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3504092U Expired - Lifetime JPH0733869Y2 (ja) 1992-05-26 1992-05-26 流体攪拌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0733869Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013132575A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Jtekt Corp 混合分散システム
KR101394728B1 (ko) * 2013-12-18 2014-05-15 엔시스 주식회사 압축 공기 방식의 교반과 폭기를 겸용하는 장치 및 이에 의한 교반과 폭기 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0621736U (ja) 1994-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3856272A (en) Floating mixer
KR100512089B1 (ko) 고속 고효율 폭기장치
US3814396A (en) Aeration apparatus
KR101043917B1 (ko) 쌍방향 흡입 교반장치
KR20010070464A (ko) 잠수 가능한 현장 산소 공급 장치
UA46884C2 (uk) Апарат для перемішування і аерації рідини та усунення піни в чані, де обробляється ця рідина
JP2006320788A (ja) 攪拌機
GB2070687A (en) Improvements in or relating to fluid agitator assemblies
JPH0733869Y2 (ja) 流体攪拌装置
US8172206B2 (en) System for forming mini microbubbles
US5238363A (en) Dual suction vertical pump with pendant auger
JP2010167328A (ja) 曝気攪拌機
KR100743860B1 (ko) 스컴제거형 교반기
JP4754586B2 (ja) 曝気攪拌機
JPH10174858A (ja) 流体攪拌装置
CA1144666A (en) Sewage treatment
CN106315938B (zh) 废水处理设备
JP3372702B2 (ja) 河川水等のdo改善装置
JPH0733868Y2 (ja) 流体攪拌装置
KR102030971B1 (ko) 부유물 및 거품제거기능을 갖는 교반장치
CN110803844A (zh) 搅泥曝气一体设备
JPH08173987A (ja) 高水深槽に適した曝気装置
JP3853413B2 (ja) 加圧浮上分離装置
JP3161274B2 (ja) 汚水の撹拌曝気装置
JPH05228490A (ja) 曝気方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term