JP2590213B2 - 球状ポリイミド粉末 - Google Patents
球状ポリイミド粉末Info
- Publication number
- JP2590213B2 JP2590213B2 JP63169254A JP16925488A JP2590213B2 JP 2590213 B2 JP2590213 B2 JP 2590213B2 JP 63169254 A JP63169254 A JP 63169254A JP 16925488 A JP16925488 A JP 16925488A JP 2590213 B2 JP2590213 B2 JP 2590213B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- polyimide powder
- polyimide
- spherical
- acetone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、成形性に優れた微細な球状ポリイミド粉末
に関するものである。
に関するものである。
<従来の技術> ポリイミド樹脂はその優れた耐熱性、機械特性等のた
めに、電気、電子機器産業、自動車産業等において、重
要な位置を占めており、特に近年、機器の高速化、高性
能化が進むにつれて、必要不可欠な素材となりつつあ
る。なかでも特公昭39−22196号公報に開示されている
ポリピロメリットイミド樹脂に代表される芳香族系のポ
リイミド樹脂は、極めて優れた耐熱性を有しており、い
わゆる耐熱樹脂の頂点に立っているが、その反面溶融性
に乏しく、成形が困難であるという問題がある。
めに、電気、電子機器産業、自動車産業等において、重
要な位置を占めており、特に近年、機器の高速化、高性
能化が進むにつれて、必要不可欠な素材となりつつあ
る。なかでも特公昭39−22196号公報に開示されている
ポリピロメリットイミド樹脂に代表される芳香族系のポ
リイミド樹脂は、極めて優れた耐熱性を有しており、い
わゆる耐熱樹脂の頂点に立っているが、その反面溶融性
に乏しく、成形が困難であるという問題がある。
このような溶融性に乏しい樹脂を成形するためには、
微細な粉末が必要であり、そのようなポリイミド粉末が
いくつか開示されている。しかし、以下に述べるように
そのいずれもが重要な欠点を持っており、改善が望まれ
ている。
微細な粉末が必要であり、そのようなポリイミド粉末が
いくつか開示されている。しかし、以下に述べるように
そのいずれもが重要な欠点を持っており、改善が望まれ
ている。
例えば特公昭39−22196号公報には、高速混合機中で
ポリアミド酸溶液を再沈殿させることによって得られる
ポリイミド粉末が開示されている。また、この再沈殿型
の改善方法として、特開昭61−234号公報には、エアス
プレーを用いる手法が、特開昭61−250030号公報には、
特定の溶媒を用いる手法が各々開示されている。しかし
このような再沈殿法により得られたポリイミド粉末は本
質的に繊維状もしくは不定形状であり、成形に際して取
り扱いにくいという欠点を持っている。具体的には、粉
末としての流動性に乏しいため、ホッパーでブリッジを
組み、自然落下せず計量が不安定になるという問題があ
る。即ち成形しやすさの点から、粉末は球状であること
が必要である。
ポリアミド酸溶液を再沈殿させることによって得られる
ポリイミド粉末が開示されている。また、この再沈殿型
の改善方法として、特開昭61−234号公報には、エアス
プレーを用いる手法が、特開昭61−250030号公報には、
特定の溶媒を用いる手法が各々開示されている。しかし
このような再沈殿法により得られたポリイミド粉末は本
質的に繊維状もしくは不定形状であり、成形に際して取
り扱いにくいという欠点を持っている。具体的には、粉
末としての流動性に乏しいため、ホッパーでブリッジを
組み、自然落下せず計量が不安定になるという問題があ
る。即ち成形しやすさの点から、粉末は球状であること
が必要である。
また、特公昭39−30060号公報および特開昭60−22142
5号公報には、溶液中、加熱下で重合を行うことにより
得られるポリイミド粉末が開示されている。
5号公報には、溶液中、加熱下で重合を行うことにより
得られるポリイミド粉末が開示されている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら上記手法で得られるポリイミド粉末は、
たしかに球状で取り扱い易いものの、以下に示す2つの
欠点を有しているため成形性に乏しい。即ち、結晶化度
およびイミド閉環率である。
たしかに球状で取り扱い易いものの、以下に示す2つの
欠点を有しているため成形性に乏しい。即ち、結晶化度
およびイミド閉環率である。
元来溶融しにくいポリイミドを成形するためには、非
晶性でかつ、完全にはイミド化せずアミド酸を残した粉
末が必要である。しかし、上記溶液中加熱法により、得
られるポリイミド粉末は結晶性が高く、かつアミド酸が
ほとんど残存していないため、成形しにくいという問題
を持っている。
晶性でかつ、完全にはイミド化せずアミド酸を残した粉
末が必要である。しかし、上記溶液中加熱法により、得
られるポリイミド粉末は結晶性が高く、かつアミド酸が
ほとんど残存していないため、成形しにくいという問題
を持っている。
そこで本発明は、上記諸問題が解決されたポリイミド
粉末、即ち、球形であり、かつ適正なイミド閉環率、結
晶化度、粒径を有した、成形性の優れたポリイミド粉末
の取得を課題とする。
粉末、即ち、球形であり、かつ適正なイミド閉環率、結
晶化度、粒径を有した、成形性の優れたポリイミド粉末
の取得を課題とする。
<課題を解決するための手段> すなわち本発明は、下記一般式(I)で表わされる繰
り返し単位およびその閉環前駆体である(II)または
(III)で表わされる繰り返し単位を構造単位とし、か
つイミド閉環率が50〜95%、結晶化度が0〜15%、比表
面積が5〜19m2/g、粒径が0.1〜10μmである球状ポリ
イミド粉末を提供するものである。
り返し単位およびその閉環前駆体である(II)または
(III)で表わされる繰り返し単位を構造単位とし、か
つイミド閉環率が50〜95%、結晶化度が0〜15%、比表
面積が5〜19m2/g、粒径が0.1〜10μmである球状ポリ
イミド粉末を提供するものである。
(式中、Arは から選ばれた1種以上の基を示し、A から選ばれた1種以上の基を示す。) 本発明の球状ポリイミド粉末は前記一般式(I)で表
わされる繰返し単位、およびその閉環前駆体である(I
I)または(III)で表わされる繰返し単位を構造単位と
するものである。
わされる繰返し単位、およびその閉環前駆体である(I
I)または(III)で表わされる繰返し単位を構造単位と
するものである。
前記一般式において、Arは から選ばれた1種以上の基を示す。
またAr′は から選ばれた1種以上の基を示す。ここでArとしては が、Ar′としては が最も好ましい。
本発明で言うところのイミド閉環率とは、アミド酸が
イミドに閉環された割合のことであり、種々の手法によ
り定量化することができるが、赤外吸収スペクトルを用
いるのが、最も簡便である。
イミドに閉環された割合のことであり、種々の手法によ
り定量化することができるが、赤外吸収スペクトルを用
いるのが、最も簡便である。
すなわち一般式(I)で示すような構造を持つイミド
基は、600cm-1付近に特性吸収を有しているため、ベン
ゼン環の振動に基づく890cm-1近傍の吸収を標準とし、
両者の吸光度比αをイミド閉環率の指標とする。次にイ
ミド閉環が100%完結したと見なされる試料についてα
を測定し、次式によりイミド閉環率を求める。後で述べ
る実施例においては、被験体をさらに真空中400℃で熱
処理したものを、イミド閉環率100%の試料として用い
た。
基は、600cm-1付近に特性吸収を有しているため、ベン
ゼン環の振動に基づく890cm-1近傍の吸収を標準とし、
両者の吸光度比αをイミド閉環率の指標とする。次にイ
ミド閉環が100%完結したと見なされる試料についてα
を測定し、次式によりイミド閉環率を求める。後で述べ
る実施例においては、被験体をさらに真空中400℃で熱
処理したものを、イミド閉環率100%の試料として用い
た。
本発明のポリイミド粉末のイミド閉環率は50〜95%で
あるが、ここでイミド閉環率が95%を越えると、成形時
の合着性(粉末が圧縮により互いに接着する性質)が極
度に損なわれ、成形品の強度が低下するため好ましくな
い。また、50%未満では、成形時にガスの発生が多くな
り、好ましくない。
あるが、ここでイミド閉環率が95%を越えると、成形時
の合着性(粉末が圧縮により互いに接着する性質)が極
度に損なわれ、成形品の強度が低下するため好ましくな
い。また、50%未満では、成形時にガスの発生が多くな
り、好ましくない。
また本発明のポリイミド粉末の結晶化度は、X線回折
法により測定して、0〜15%である。結晶化度が15%を
越えると、実質的に成形不能となり好ましくない。
法により測定して、0〜15%である。結晶化度が15%を
越えると、実質的に成形不能となり好ましくない。
また、本発明のポリイミド粉末は電子顕微鏡で観察し
て、粒径が0.1〜10μmの球状粉末であり、かつ比表面
積として、5〜19m2/gを有することを特徴とする。球状
であることは、本発明の重要な骨子であり、従来の再沈
殿法によるポリイミド粉末と異なる点である。ここで粒
径とは粉末の1次粒径を指し、好ましくは0.1〜5μ
m、さらに好ましくは、0.1〜3μmである。1次粒径
が0.1μm以下になると、2次凝集により、逆に粗大化
するため好ましくなく、10μm以上では、大きすぎて、
合着性が劣り好ましくない。
て、粒径が0.1〜10μmの球状粉末であり、かつ比表面
積として、5〜19m2/gを有することを特徴とする。球状
であることは、本発明の重要な骨子であり、従来の再沈
殿法によるポリイミド粉末と異なる点である。ここで粒
径とは粉末の1次粒径を指し、好ましくは0.1〜5μ
m、さらに好ましくは、0.1〜3μmである。1次粒径
が0.1μm以下になると、2次凝集により、逆に粗大化
するため好ましくなく、10μm以上では、大きすぎて、
合着性が劣り好ましくない。
また比表面積は、BET法による窒素ガス等温吸着試験
により求めることができるが、5m2/g未満では、合着性
が乏しく好ましくなく、19m2/gを越えると、かさ高くな
りすぎ、極度に取り扱いにくくなるため好ましくない。
以上のように、本発明のポリイミド粉末は特定範囲の物
性を有した球状粉末であるが、このような粉末を得るた
めには、特殊な製造方法が必要であり、従来の再沈殿法
あるいは、溶液中加熱法では得ることができない。
により求めることができるが、5m2/g未満では、合着性
が乏しく好ましくなく、19m2/gを越えると、かさ高くな
りすぎ、極度に取り扱いにくくなるため好ましくない。
以上のように、本発明のポリイミド粉末は特定範囲の物
性を有した球状粉末であるが、このような粉末を得るた
めには、特殊な製造方法が必要であり、従来の再沈殿法
あるいは、溶液中加熱法では得ることができない。
そこで次に、本発明のポリイミド粉末を得るための製
造例を具体的に示す。
造例を具体的に示す。
芳香族テトラカルボン酸二無水物および芳香族ジアミ
ンの略等モルを、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等のアミド
系溶媒中、0〜80℃の温度条件で反応させポリアミド酸
溶液とする。ここで得られたポリアミド酸は、一般式
(III)で表わされる繰り返し単位を主要構造単位とす
る重合体である。またポリアミド酸の重合度は、対数粘
度で0.2〜5.0dl/gが好ましい。
ンの略等モルを、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等のアミド
系溶媒中、0〜80℃の温度条件で反応させポリアミド酸
溶液とする。ここで得られたポリアミド酸は、一般式
(III)で表わされる繰り返し単位を主要構造単位とす
る重合体である。またポリアミド酸の重合度は、対数粘
度で0.2〜5.0dl/gが好ましい。
次にここに、アミド系溶媒に対し、1.0〜5.0倍体積の
溶解度パラメーターが9.0〜10.0(cal/cm3)1/2である
ポリアミド酸の貧溶媒、および脂肪族酸無水物を添加
し、0〜100℃、好ましくは0〜60℃の温度条件で、化
学的に脱水閉環し、ポリイミドとする。
溶解度パラメーターが9.0〜10.0(cal/cm3)1/2である
ポリアミド酸の貧溶媒、および脂肪族酸無水物を添加
し、0〜100℃、好ましくは0〜60℃の温度条件で、化
学的に脱水閉環し、ポリイミドとする。
貧溶媒の具体例としては、アセトン(9.9)、メチル
エチルケトン(9.3)、テトラヒドロフラン(9.1)、1,
4−ジオキサン(10.0)、クロロホルム(9.3)、酢酸エ
チル(9.1)等を挙げることができるが特にアセトンが
好ましい。(かっこ内は「Polymer Hand book」からの
引用による、溶解度パラメーター値(cal/cm3)1/2)。
エチルケトン(9.3)、テトラヒドロフラン(9.1)、1,
4−ジオキサン(10.0)、クロロホルム(9.3)、酢酸エ
チル(9.1)等を挙げることができるが特にアセトンが
好ましい。(かっこ内は「Polymer Hand book」からの
引用による、溶解度パラメーター値(cal/cm3)1/2)。
アミド系溶媒と貧溶媒との体積比は最も重要なポイン
トであり、貧溶媒が少ないと、ゲル化がおきるか、もし
くは1次粒径の小さすぎる粉末が生じる。また貧溶媒が
多すぎると、粒径が大きくなりすぎ好ましくない。しか
るに、アミド系溶媒に対し、特定の溶解度パラメーター
を持つ貧溶媒を、特定量混合させることにより、本発明
に係る球状ポリイミド粉末を得ることができる。ここで
より好ましい実施態様として、ポリアミド酸として、ピ
ロメリット酸二無水物と、4,4′−ジアミノジフェニル
エーテルより得られるポリアミド酸、貧溶媒としてアセ
トン、アセトン/アミド系溶媒の体積比として、1.8〜
4.0を挙げることができる。
トであり、貧溶媒が少ないと、ゲル化がおきるか、もし
くは1次粒径の小さすぎる粉末が生じる。また貧溶媒が
多すぎると、粒径が大きくなりすぎ好ましくない。しか
るに、アミド系溶媒に対し、特定の溶解度パラメーター
を持つ貧溶媒を、特定量混合させることにより、本発明
に係る球状ポリイミド粉末を得ることができる。ここで
より好ましい実施態様として、ポリアミド酸として、ピ
ロメリット酸二無水物と、4,4′−ジアミノジフェニル
エーテルより得られるポリアミド酸、貧溶媒としてアセ
トン、アセトン/アミド系溶媒の体積比として、1.8〜
4.0を挙げることができる。
脱水閉環剤となる脂肪族酸無水物としては、無水酢
酸、無水プロピオン酸、酢酸ギ酸無水物等が挙げられる
が、これらの添加量は、アミド酸単位に対し、0.8当量
以上用いることが好ましい。
酸、無水プロピオン酸、酢酸ギ酸無水物等が挙げられる
が、これらの添加量は、アミド酸単位に対し、0.8当量
以上用いることが好ましい。
又、脱水閉環反応の触媒として、3級アミンを添加す
ると、イミド化の速度を早めることができるが、このよ
うな3級アミンとしては、ピリジン、3−メチルピリジ
ン、4−メチルピリジン、2,6−ルチジン、イソキノリ
ン、N,N−ジメチルベンジルアミン、トリエチルアミン
等が挙げられる。
ると、イミド化の速度を早めることができるが、このよ
うな3級アミンとしては、ピリジン、3−メチルピリジ
ン、4−メチルピリジン、2,6−ルチジン、イソキノリ
ン、N,N−ジメチルベンジルアミン、トリエチルアミン
等が挙げられる。
以上のようにして、イミド化反応を行なわせると、微
細なポリイミド粉末が懸濁した状態のスラリー状溶液が
得られるが、これを減圧過、遠心脱水、スプレードラ
イ等の工程にかけ、粉末として取り出す。必要に応じて
さらに洗浄した後、最終的には乾燥工程を経て、成形に
供するポリイミド粉末とするが、この乾燥温度は通常25
0℃以下、好ましくは200℃以下が良い。乾燥温度250℃
以上ではイミド閉環率が95%を越えてしまい好ましくな
い。また、本発明の手法によると、生成したポリイミド
は自動的に50%以上のイミド閉環率を持っており、乾燥
工程でイミド化を推進させる必要は特にない。
細なポリイミド粉末が懸濁した状態のスラリー状溶液が
得られるが、これを減圧過、遠心脱水、スプレードラ
イ等の工程にかけ、粉末として取り出す。必要に応じて
さらに洗浄した後、最終的には乾燥工程を経て、成形に
供するポリイミド粉末とするが、この乾燥温度は通常25
0℃以下、好ましくは200℃以下が良い。乾燥温度250℃
以上ではイミド閉環率が95%を越えてしまい好ましくな
い。また、本発明の手法によると、生成したポリイミド
は自動的に50%以上のイミド閉環率を持っており、乾燥
工程でイミド化を推進させる必要は特にない。
本発明のポリイミド粉末には、必要に応じて種々の添
加剤を配合し、望ましい特性を付与することができる
が、そのような添加剤の例としては、フッ素樹脂、グラ
ファイト、二硫化モリブデン、マイカ、タルク、ガラス
繊維、炭素繊維、アラミド繊維、アルミニウム、銀、
鉛、銅、各種金属酸化物等が挙げられる。
加剤を配合し、望ましい特性を付与することができる
が、そのような添加剤の例としては、フッ素樹脂、グラ
ファイト、二硫化モリブデン、マイカ、タルク、ガラス
繊維、炭素繊維、アラミド繊維、アルミニウム、銀、
鉛、銅、各種金属酸化物等が挙げられる。
<実施例> 以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳述する。
なお実施例において、ポリイミド粉末の加圧成形は次
の様な方法で行った。すなわち、金型中に粉末を充填
し、室温において3×103kgf/cm2の圧力をかける。次に
これを徐々に昇温し、最終的に450℃まで加熱する。こ
の昇温過程でガスが発生するため、時々放圧しガスを抜
くようにする。450℃で5分間保った後、加圧したまま
冷却し、300℃以下になったところで取り出す。次にこ
の成形品から65mm×13mm×3mmの試験片を切り出し、引
張および曲げ試験に供した。
の様な方法で行った。すなわち、金型中に粉末を充填
し、室温において3×103kgf/cm2の圧力をかける。次に
これを徐々に昇温し、最終的に450℃まで加熱する。こ
の昇温過程でガスが発生するため、時々放圧しガスを抜
くようにする。450℃で5分間保った後、加圧したまま
冷却し、300℃以下になったところで取り出す。次にこ
の成形品から65mm×13mm×3mmの試験片を切り出し、引
張および曲げ試験に供した。
実施例1 4,4′−ジアミノジフェニルエーテル(DDE)60.07g
(0.3mol)を1.2のN,N−ジメチルアセトアミド(DMA
c)に溶解し、これにピロメリット酸二無水物(PMDA)6
5.44g(0.3mol)を徐々に加えた、添加終了後、さらに
1時間攪拌を続けたところ、ηinh(DMAc中、濃度0.5g/
dl、30℃で測定)が2.50のポリアミド酸溶液が得られ
た。次にこれを、水浴で30℃に温調し、3.36のアセト
ンを徐々に加えて、均一な溶液とした。
(0.3mol)を1.2のN,N−ジメチルアセトアミド(DMA
c)に溶解し、これにピロメリット酸二無水物(PMDA)6
5.44g(0.3mol)を徐々に加えた、添加終了後、さらに
1時間攪拌を続けたところ、ηinh(DMAc中、濃度0.5g/
dl、30℃で測定)が2.50のポリアミド酸溶液が得られ
た。次にこれを、水浴で30℃に温調し、3.36のアセト
ンを徐々に加えて、均一な溶液とした。
激しく攪拌しながら、無水酢酸180mlおよびピリジン3
60mlを加えたところ、約5分後に、ポリイミドの黄色い
粉末が析出した。これを過し、アセトンで洗浄した
後、空気中160℃で5時間乾燥したところ、109gのポリ
イミド粉末が得られた(収率95%)。
60mlを加えたところ、約5分後に、ポリイミドの黄色い
粉末が析出した。これを過し、アセトンで洗浄した
後、空気中160℃で5時間乾燥したところ、109gのポリ
イミド粉末が得られた(収率95%)。
このポリイミド粉末は表1に示すような特性を持つ1
〜3μmφの球状粉末であった。
〜3μmφの球状粉末であった。
続いてこの粉末を加圧成形に供したが、球状でかつ粒
径の揃った微粉末であるため、流動性に富み、金型への
充填もスムーズに行われた。また成形品の引張、曲げ特
性も表1に示す通り優れたものであった。
径の揃った微粉末であるため、流動性に富み、金型への
充填もスムーズに行われた。また成形品の引張、曲げ特
性も表1に示す通り優れたものであった。
比較例1 実施例1において添加するアセトンを1.1とするほ
かは実質的に同様な方法で重合を行った。しかし無水酢
酸およびピリジンを添加後、全体がゲル化してしまい、
粉末を得ることはできなかった。
かは実質的に同様な方法で重合を行った。しかし無水酢
酸およびピリジンを添加後、全体がゲル化してしまい、
粉末を得ることはできなかった。
比較例2 実施例1において、乾燥温度を300℃とするほかは実
質的に同様な方法を用い、ポリイミド粉末を得た。
質的に同様な方法を用い、ポリイミド粉末を得た。
この粉末は表1に示すように、イミド閉環率100%と
なっており、成形後の物性は実施例1に比べて顕著に低
下していた。
なっており、成形後の物性は実施例1に比べて顕著に低
下していた。
比較例3 実施例1と同様な方法でポリアミド酸を重合した後、
特開昭61−234号公報に開示されている方法に従い、次
のように再沈処理を行った。すなわち、ポリアミド酸溶
液をアセトン2.4で希釈した後、トルエン12、無水
酢酸0.6、ピリジン0.6を入れた沈殿槽中に、エアー
スプレーガンで噴霧した。得られた粉末を過し、アセ
トンで洗浄した後、空気中160℃で5時間乾燥したとこ
ろ、83gのポリイミド粉末が得られた(収率72%)。収
率が低いのは、噴霧状に再沈する際、飛散したり、壁面
に付着したりして、かなり損失するからである。
特開昭61−234号公報に開示されている方法に従い、次
のように再沈処理を行った。すなわち、ポリアミド酸溶
液をアセトン2.4で希釈した後、トルエン12、無水
酢酸0.6、ピリジン0.6を入れた沈殿槽中に、エアー
スプレーガンで噴霧した。得られた粉末を過し、アセ
トンで洗浄した後、空気中160℃で5時間乾燥したとこ
ろ、83gのポリイミド粉末が得られた(収率72%)。収
率が低いのは、噴霧状に再沈する際、飛散したり、壁面
に付着したりして、かなり損失するからである。
このポリイミド粉末の特性を表1に示したが、形態
(繊維状)および比表面積の2点において、本発明に係
るポリイミド粉末とは異なるものであった。
(繊維状)および比表面積の2点において、本発明に係
るポリイミド粉末とは異なるものであった。
この2点の特徴は、粉末がかさ高く、かつ流動性に乏
しいことを意味し、実際ブリッジを組みやすいため金型
への充填が困難であった。また、特に厚物(厚さ10mm以
上)を成形する場合にその欠点が顕著になり、実施例1
の粉末を用いた場合に比べて、数倍の成形サイクル時間
を要した。
しいことを意味し、実際ブリッジを組みやすいため金型
への充填が困難であった。また、特に厚物(厚さ10mm以
上)を成形する場合にその欠点が顕著になり、実施例1
の粉末を用いた場合に比べて、数倍の成形サイクル時間
を要した。
一方、成形品の物性は表1に示すように良好であっ
た。
た。
比較例4 実施例1と同様な方法でポリアミド酸を重合した後、
特公昭39−30060号公報に開示されている方法に従い、
次のように溶液中加熱イミド化を行った。すなわち、ポ
リイミド酸溶液に、ピリジン30mlを添加後、油浴で150
℃に加熱し、1時間攪拌した。冷却後、沈殿を過し、
アセトンで洗浄した後、空気中、160℃で5時間乾燥
し、110gのポリイミド粉末を得た(収率96%)。
特公昭39−30060号公報に開示されている方法に従い、
次のように溶液中加熱イミド化を行った。すなわち、ポ
リイミド酸溶液に、ピリジン30mlを添加後、油浴で150
℃に加熱し、1時間攪拌した。冷却後、沈殿を過し、
アセトンで洗浄した後、空気中、160℃で5時間乾燥
し、110gのポリイミド粉末を得た(収率96%)。
この粉末の特性を表1に示したが、イミド閉環率が10
0%に近く、また結晶化度が高いことが大きな特徴であ
る。
0%に近く、また結晶化度が高いことが大きな特徴であ
る。
続いて成形を行ったが、上記2点の特徴のため粉末の
合着性が全くなく、手で簡単に折れるようなもろい成形
品しか得られなかった。また、粉末の形状は球状であっ
たが、実施例1の粉末に比べ、かさ高く、取り扱いにく
かった。これは、比表面積が非常に大きいことからもわ
かるように、ミクロポーラスな構造をしているためと考
えられる。
合着性が全くなく、手で簡単に折れるようなもろい成形
品しか得られなかった。また、粉末の形状は球状であっ
たが、実施例1の粉末に比べ、かさ高く、取り扱いにく
かった。これは、比表面積が非常に大きいことからもわ
かるように、ミクロポーラスな構造をしているためと考
えられる。
実施例2 DDE60.07g(0.3mol)を1.2のDMAcに溶解し、これに
PMDA32.72g(0.15mol)、およびベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物(BTDA)48.33g(0.15mol)を徐々
に加えた。添加終了後、さらに1時間攪拌を続けたとこ
ろ、ηinhが2.00のポリアミド酸溶液が得られた。次に
これを、水浴で30℃に温調し、3.96のアセトンを徐々
に加えて、均一な溶液とした。
PMDA32.72g(0.15mol)、およびベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物(BTDA)48.33g(0.15mol)を徐々
に加えた。添加終了後、さらに1時間攪拌を続けたとこ
ろ、ηinhが2.00のポリアミド酸溶液が得られた。次に
これを、水浴で30℃に温調し、3.96のアセトンを徐々
に加えて、均一な溶液とした。
激しく攪拌しながら、無水酢酸180mlおよびピリジン3
60mlを加えたところ、約10分後に、ポリイミドの黄色い
粉末が析出した。これを過し、アセトンで洗浄した
後、空気中160℃で5時間乾燥したところ、126gのポリ
イミド粉末が得られた(収率97%)。
60mlを加えたところ、約10分後に、ポリイミドの黄色い
粉末が析出した。これを過し、アセトンで洗浄した
後、空気中160℃で5時間乾燥したところ、126gのポリ
イミド粉末が得られた(収率97%)。
続いてこの粉末を用いて加圧成形を行い、引張および
曲げ試験を行った。表2に粉末および成形品の物性を示
したが、成形性、機械特性共に優れていた。
曲げ試験を行った。表2に粉末および成形品の物性を示
したが、成形性、機械特性共に優れていた。
比較例5 実施例2において、添加するアセトンを6.2とする
ほかは、実質的に同様な方法で重合を行った。しかし、
得られたポリイミド粉末は表2に示すように粗大なもの
であり、成形後の物性も低かった。
ほかは、実質的に同様な方法で重合を行った。しかし、
得られたポリイミド粉末は表2に示すように粗大なもの
であり、成形後の物性も低かった。
比較例6 実施例2と同様な方法でポリアミド酸を重合した後、
特公昭39−30060号公報に開示されている方法に従い、
次のように溶液中加熱イミド化を行った。すなわち、ポ
リアミド酸溶液に、3−メチルピリジン5mlを添加後、
油浴で150℃に加熱し、1時間攪拌した。冷却後、沈殿
を過し、アセトンで洗浄した後、空気中160℃で5時
間乾燥し、120gのポリイミド粉末を得た(収率95%)。
特公昭39−30060号公報に開示されている方法に従い、
次のように溶液中加熱イミド化を行った。すなわち、ポ
リアミド酸溶液に、3−メチルピリジン5mlを添加後、
油浴で150℃に加熱し、1時間攪拌した。冷却後、沈殿
を過し、アセトンで洗浄した後、空気中160℃で5時
間乾燥し、120gのポリイミド粉末を得た(収率95%)。
この粉末の特性を表2に示したが、イミド閉環率、結
晶化度が高いという特徴を持っていた。
晶化度が高いという特徴を持っていた。
また、成形品の物性は、実施例2に比べて劣ってい
た。
た。
実施例3 メタフェニレンジアミン8.65g(0.08mol)および2,2
−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロ
パン49.26g(0.12mol)をN−メチルピロリドン(NMP)
900mlに溶解した後、PMDA43.62g(0.2mol)を徐々に加
えて、ηinhが1.76のポリアミド酸溶液を得た。次にこ
れを水浴で30℃に温調し、1100mlの酢酸エチルおよび40
0mlのピリジンを徐々に加えて、均一な溶液とした。
−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロ
パン49.26g(0.12mol)をN−メチルピロリドン(NMP)
900mlに溶解した後、PMDA43.62g(0.2mol)を徐々に加
えて、ηinhが1.76のポリアミド酸溶液を得た。次にこ
れを水浴で30℃に温調し、1100mlの酢酸エチルおよび40
0mlのピリジンを徐々に加えて、均一な溶液とした。
激しく攪拌しながら無水酢酸40mlを加えたところ、ポ
リイミドの粉末が析出したので、これを過、アセトン
洗浄し、さらに空気中160℃で5時間乾燥した。(収量8
8g、収率95%)。
リイミドの粉末が析出したので、これを過、アセトン
洗浄し、さらに空気中160℃で5時間乾燥した。(収量8
8g、収率95%)。
得られたポリイミド粉末および成形品の特性を表3に
示したが、取り扱いやすく、かつ特性のすぐれたもので
あった。
示したが、取り扱いやすく、かつ特性のすぐれたもので
あった。
実施例4 パラフェニレンジアミン9.73g(0.09mol)およびビス
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン9
0.82g(0.21mol)をNMP1,500mlに溶解した後、3,3′,4,
4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物88.27g(0.3
mol)を徐々に加えて、ηinhが2.07のポリアミド酸溶液
を得た。次にこれを水浴で30℃に温調し、3,500mlの1,4
−ジオキサンを加えて均一な溶液とした。
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン9
0.82g(0.21mol)をNMP1,500mlに溶解した後、3,3′,4,
4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物88.27g(0.3
mol)を徐々に加えて、ηinhが2.07のポリアミド酸溶液
を得た。次にこれを水浴で30℃に温調し、3,500mlの1,4
−ジオキサンを加えて均一な溶液とした。
激しく攪拌しながら、無水酢酸200ml、3−メチルピ
リジン450mlを加えたところ、粉末が析出し、実施例3
と同様に後処理をして、160gのポリイミド粉末を得た
(収率93%)。物性測定結果を表4に示したが、成形
性、機械特性ともに優れていた。
リジン450mlを加えたところ、粉末が析出し、実施例3
と同様に後処理をして、160gのポリイミド粉末を得た
(収率93%)。物性測定結果を表4に示したが、成形
性、機械特性ともに優れていた。
<発明の効果> 実施例および比較例より明らかなように、本発明の球
状ポリイミド粉末は粉体としての流動性に優れているた
め、成形時に取り扱いやすく、かつ成形品の特性も良好
である。
状ポリイミド粉末は粉体としての流動性に優れているた
め、成形時に取り扱いやすく、かつ成形品の特性も良好
である。
こうして得られたポリイミド成形品は、優れた耐熱
性、機械特性、摺動特性等を有しており、電気、電子機
器部品、自動車部品、事務機部品、航空機部品等に有用
である。
性、機械特性、摺動特性等を有しており、電気、電子機
器部品、自動車部品、事務機部品、航空機部品等に有用
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−163937(JP,A) 特開 昭61−250030(JP,A) 特開 昭60−221425(JP,A) 特公 昭39−30060(JP,B1) 「化学大辞典3」第350〜351頁「結晶 化度」の項、昭和47年、共立出版発行
Claims (1)
- 【請求項1】下記一般式(I)で表わされる繰り返し単
位、およびその閉環前駆体である(II)または(III)
で表わされる繰り返し単位を構造単位とし、かつイミド
閉環率が50〜95%、結晶化度が0〜15%、比表面積が5
〜19m2/g、粒径が0.1〜10μmである球状ポリイミド粉
末。 (式中、Arは から選ばれた1種以上の基を示し、Ar′は から選ばれた1種以上の基を示す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63169254A JP2590213B2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 球状ポリイミド粉末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63169254A JP2590213B2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 球状ポリイミド粉末 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0218420A JPH0218420A (ja) | 1990-01-22 |
JP2590213B2 true JP2590213B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=15883101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63169254A Expired - Lifetime JP2590213B2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 球状ポリイミド粉末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590213B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04142332A (ja) * | 1990-10-03 | 1992-05-15 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | ポリイミド樹脂粉末の製造法 |
JPH0694170B2 (ja) * | 1990-11-30 | 1994-11-24 | 東レ株式会社 | ポリイミド樹脂成形品の製造方法 |
JP5338107B2 (ja) * | 2008-03-28 | 2013-11-13 | 東レ株式会社 | 砥石およびその製造方法 |
JP5833783B1 (ja) * | 2015-04-14 | 2015-12-16 | ユニチカ株式会社 | ポリイミド粉体およびその製造方法 |
JP6683863B2 (ja) * | 2018-07-19 | 2020-04-22 | 住友化学株式会社 | ポリイミド系樹脂粉体およびポリイミド系樹脂粉体の製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60221425A (ja) * | 1984-04-18 | 1985-11-06 | Nitto Electric Ind Co Ltd | 球状多孔性ポリイミド粉体 |
JPH0611798B2 (ja) * | 1985-01-16 | 1994-02-16 | 東レ株式会社 | ポリイミド成型品の製造方法 |
US4622384A (en) * | 1985-04-26 | 1986-11-11 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Polyimide molding resins and molded articles |
-
1988
- 1988-07-06 JP JP63169254A patent/JP2590213B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
「化学大辞典3」第350〜351頁「結晶化度」の項、昭和47年、共立出版発行 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0218420A (ja) | 1990-01-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107108926B (zh) | 利用具有气孔的粒子的聚酰亚胺膜的制备方法及低介电常数的聚酰亚胺膜 | |
US4755428A (en) | Polyimide powder and method for producing the same | |
CN111019129A (zh) | 一种低热膨胀系数可溶性聚酰亚胺树脂粉及其制备方法 | |
EP0082724A1 (en) | A polyamide acid, a process for its production and a polyimide produced therefrom | |
JP2590213B2 (ja) | 球状ポリイミド粉末 | |
Cao et al. | Polymerization of poly-(amic acid) ammonium salt in aqueous solution and its use in flexible printed circuit boards | |
JPH0733875A (ja) | 高結晶性ポリイミドパウダー及びその製造方法 | |
JPH0611798B2 (ja) | ポリイミド成型品の製造方法 | |
JP2900367B2 (ja) | ポリアミド酸溶液およびポリイミドの粉末の製造方法 | |
JPH09227697A (ja) | ゲルを経由した耐熱性ポリイミドフィルムの製造方法 | |
JP2860987B2 (ja) | ポリイミド粉末の製造方法 | |
JPS62280224A (ja) | ポリアミドイミドフイルム | |
EP0716113B1 (en) | Polyamic acid having three-dimensional network molecular structure, polyimide obtained therefrom and process for the preparation thereof | |
KR20040046249A (ko) | 일단계 직접 중합에 의한 방향족 폴리이미드 복합 분말소재 및 이의 제조 방법 | |
JP2980017B2 (ja) | ポリアミドイミド酸樹脂初期重合体 | |
JP2862173B2 (ja) | ポリイミド粉末組成物の製造方法 | |
JPH03146524A (ja) | ポリイミドフィルムの製造方法 | |
EP0532954B1 (en) | Process for producing a granular material of polyimide precursor. | |
Yang et al. | Preparation and characterization of organosoluble copolyimides based on a pair of commercial aromatic dianhydride and one aromatic diamine, 1, 2-bis (4-aminophenoxy)-4-tert-butylbenzene, series | |
CN117164854A (zh) | 一种交联型聚酰亚胺及其制备方法 | |
CN117004020A (zh) | 一种耐高温聚酰亚胺及其制备方法 | |
JPH01122A (ja) | ポリイミド粉末の製造方法 | |
JP2528508B2 (ja) | ポリイミドフィルムの製造方法 | |
JPH01242622A (ja) | ポリイミド粉末 | |
JPH0653796B2 (ja) | コポリイミド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071205 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081205 Year of fee payment: 12 |