JP2589754Y2 - キャブのチルトヒンジ機構 - Google Patents
キャブのチルトヒンジ機構Info
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- JP2589754Y2 JP2589754Y2 JP1993000554U JP55493U JP2589754Y2 JP 2589754 Y2 JP2589754 Y2 JP 2589754Y2 JP 1993000554 U JP1993000554 U JP 1993000554U JP 55493 U JP55493 U JP 55493U JP 2589754 Y2 JP2589754 Y2 JP 2589754Y2
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- Japan
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- cab
- pin
- hinge
- bracket
- body frame
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は車両のキャブ(運転
室)を前方へ傾倒可能に支持するチルトヒンジ機構に関
する。
室)を前方へ傾倒可能に支持するチルトヒンジ機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】エンジンをキャブ下方に搭載する車両に
あっては、車体フレームにチルトヒンジ機構を介してキ
ャブを支持することで、エンジン整備時などにヒンジピ
ンを中心にキヤブを前方へ傾倒できるようにする例が多
く見られる(実開平2ー40678号公報,実公昭64
ー386号公報,実公昭61ー19985号公報,実公
昭60ー23260号公報)。
あっては、車体フレームにチルトヒンジ機構を介してキ
ャブを支持することで、エンジン整備時などにヒンジピ
ンを中心にキヤブを前方へ傾倒できるようにする例が多
く見られる(実開平2ー40678号公報,実公昭64
ー386号公報,実公昭61ー19985号公報,実公
昭60ー23260号公報)。
【0003】このようなチルトヒンジ機構として良く採
用されるものを図5にしたがって説明すると、1は車体
フレーム2の所定位置に固定のヒンジブラケットで、キ
ャブ6のフロアメンバ3には別部材のブラケット4が取
り付けられ、車体フレーム2側のヒンジブラケット1に
ヒンジピン5を介して回動自由に連結される。キャブ6
の良好な乗り心地を確保するため、車体フレーム2側の
ヒンジブラケット1にヒンジピン5を弾性的に支持する
ラバーブッシュ7がカラー8(ヒンジピン5の軸穴を構
成する)と共に組み付けられる。9と10はキャブ6の
チルト操作力を補助するトーションバーとそのアームを
示す。
用されるものを図5にしたがって説明すると、1は車体
フレーム2の所定位置に固定のヒンジブラケットで、キ
ャブ6のフロアメンバ3には別部材のブラケット4が取
り付けられ、車体フレーム2側のヒンジブラケット1に
ヒンジピン5を介して回動自由に連結される。キャブ6
の良好な乗り心地を確保するため、車体フレーム2側の
ヒンジブラケット1にヒンジピン5を弾性的に支持する
ラバーブッシュ7がカラー8(ヒンジピン5の軸穴を構
成する)と共に組み付けられる。9と10はキャブ6の
チルト操作力を補助するトーションバーとそのアームを
示す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例では車体フレーム2側のヒンジブラケット1にラ
バーブッシュ7を組み付けるので、当然のことながらヒ
ンジブラケット1が大きくなるが、このブラケット1は
一般に鋳鉄で作られるため、重量やコストの面などで問
題があった。また、キャブ6のフロアメンバ3と車体フ
レーム2側のヒンジブラケット1との間には、図4
(a)のようにラバーブッシュ7のサスペンションスト
ローク分の隙間が必要で、したがって車体フレームの上
面からヒンジピン5の位置がA点に決定されることにな
る。つまり、チルトヒンジ中心の位置的制約が大きく、
例えばキャブチルト時のバンパとの干渉を避ける上で、
キャブフロアの高さ位置を変えずにヒンジピンを高く設
定しようとしても難しいという問題点があった。
従来例では車体フレーム2側のヒンジブラケット1にラ
バーブッシュ7を組み付けるので、当然のことながらヒ
ンジブラケット1が大きくなるが、このブラケット1は
一般に鋳鉄で作られるため、重量やコストの面などで問
題があった。また、キャブ6のフロアメンバ3と車体フ
レーム2側のヒンジブラケット1との間には、図4
(a)のようにラバーブッシュ7のサスペンションスト
ローク分の隙間が必要で、したがって車体フレームの上
面からヒンジピン5の位置がA点に決定されることにな
る。つまり、チルトヒンジ中心の位置的制約が大きく、
例えばキャブチルト時のバンパとの干渉を避ける上で、
キャブフロアの高さ位置を変えずにヒンジピンを高く設
定しようとしても難しいという問題点があった。
【0005】この考案はこのような問題点に対する有効
な解決手段を提供することを目的とする。
な解決手段を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、車両のキャブ
を車体フレーム上で前方へ傾倒可能に支持するチルトヒ
ンジ機構において、車体フレーム側のヒンジブラケット
に対応するブラケットをキャブのフロアメンバに取り付
ける一方、キャブ側のブラケットにヒンジピンを弾性的
に支持する流体封入式のラバーブッシュを組み付けると
共に、車体フレーム側のヒンジブラケットに車両の前方
向へ上がり傾斜するピン載置面とその後部からピン載置
面と略直角に立ち上がるピン締付面との平坦な2面から
車両の前方向と上方向および左右方向に開放される取付
段部を形成し、車両の前方からボルトを取付段部のピン
締付面に結合することにより、流体封入式のラバーブッ
シュの軸穴を貫通するヒンジピンの両端を固定したもの
である。
を車体フレーム上で前方へ傾倒可能に支持するチルトヒ
ンジ機構において、車体フレーム側のヒンジブラケット
に対応するブラケットをキャブのフロアメンバに取り付
ける一方、キャブ側のブラケットにヒンジピンを弾性的
に支持する流体封入式のラバーブッシュを組み付けると
共に、車体フレーム側のヒンジブラケットに車両の前方
向へ上がり傾斜するピン載置面とその後部からピン載置
面と略直角に立ち上がるピン締付面との平坦な2面から
車両の前方向と上方向および左右方向に開放される取付
段部を形成し、車両の前方からボルトを取付段部のピン
締付面に結合することにより、流体封入式のラバーブッ
シュの軸穴を貫通するヒンジピンの両端を固定したもの
である。
【0007】
【作用】これによれば、ヒンジピンの上下でサスペンシ
ョンの動きが得られるが、ラバーブッシュをキャブ側の
ブラケットに組み付けるので、キャブのフロアメンバと
ラバーブッシュとの位置関係は常に一定のため、ヒンジ
ピンの高さを極力キャブのフロアメンバに近づけること
ができる。その結果、キャブフロアの高さを変えずに、
ラバーブッシュとして比較的大径の流体封入式を組み付
けるスペースの確保が可能になる。また、車体フレーム
側のヒンジブラケットはヒンジピンの固定部を上部に形
成すれば良く、したがってラバーブッシュの組み付けに
較べてかなり小型化できる。キャブの車体フレーム上へ
の搭載に際しては、キャブを上方から車体フレーム上へ
降ろすと、車体フレーム側のヒンジブラケットにおい
て、その取付段部にキャブ側のヒンジピンが係止され
る。取付段部は車両の前方向へ上がり傾斜するピン載置
面とその後部からピン載置面と略直角に立ち上がるピン
締付面との平坦な2面とから構成され、差し込み溝のよ
うなヒンジピンの降下位置を厳しく規定するものを備え
ず、車両の前方向と上方向および左右方向に開放のた
め、ヒンジピンの係止が容易に行えるほか、ピン載置面
の傾斜によりピン締付面にもたれ掛かる具合に位置決め
され、この状態から簡単に動くようなこともなく、車両
の前方からボルトをピン締付面に結合することにより、
車体フレームのヒンジブラケットにヒンジピンの両端を
容易に固定できる。
ョンの動きが得られるが、ラバーブッシュをキャブ側の
ブラケットに組み付けるので、キャブのフロアメンバと
ラバーブッシュとの位置関係は常に一定のため、ヒンジ
ピンの高さを極力キャブのフロアメンバに近づけること
ができる。その結果、キャブフロアの高さを変えずに、
ラバーブッシュとして比較的大径の流体封入式を組み付
けるスペースの確保が可能になる。また、車体フレーム
側のヒンジブラケットはヒンジピンの固定部を上部に形
成すれば良く、したがってラバーブッシュの組み付けに
較べてかなり小型化できる。キャブの車体フレーム上へ
の搭載に際しては、キャブを上方から車体フレーム上へ
降ろすと、車体フレーム側のヒンジブラケットにおい
て、その取付段部にキャブ側のヒンジピンが係止され
る。取付段部は車両の前方向へ上がり傾斜するピン載置
面とその後部からピン載置面と略直角に立ち上がるピン
締付面との平坦な2面とから構成され、差し込み溝のよ
うなヒンジピンの降下位置を厳しく規定するものを備え
ず、車両の前方向と上方向および左右方向に開放のた
め、ヒンジピンの係止が容易に行えるほか、ピン載置面
の傾斜によりピン締付面にもたれ掛かる具合に位置決め
され、この状態から簡単に動くようなこともなく、車両
の前方からボルトをピン締付面に結合することにより、
車体フレームのヒンジブラケットにヒンジピンの両端を
容易に固定できる。
【0008】
【実施例】図1〜図3において、20はキャブのフロア
メンバで、21は車体フレーム22に固定のヒンジブラ
ケットで、キャブのフロアメンバ20には別部材のブラ
ケット23が取り付けられる。ブラケット23にはキャ
ブの良好な乗り心地を確保するため、ヒンジピン24を
弾性的に支持するラバーブッシュ25がのカラー30
(ヒンジピン24の軸穴を構成する)と共に組み付けら
れる。なお、ラバーブッシュ25としてはこの場合、内
部の上下に流体室を設けると共に、これら流体室をオリ
フィスで連絡することにより、入力振動に対する減衰作
用を発生させる流体封入式が採用される。
メンバで、21は車体フレーム22に固定のヒンジブラ
ケットで、キャブのフロアメンバ20には別部材のブラ
ケット23が取り付けられる。ブラケット23にはキャ
ブの良好な乗り心地を確保するため、ヒンジピン24を
弾性的に支持するラバーブッシュ25がのカラー30
(ヒンジピン24の軸穴を構成する)と共に組み付けら
れる。なお、ラバーブッシュ25としてはこの場合、内
部の上下に流体室を設けると共に、これら流体室をオリ
フィスで連絡することにより、入力振動に対する減衰作
用を発生させる流体封入式が採用される。
【0009】車体フレーム側のヒンジブラケット21は
キャブ側のブラケット23を受け入れる断面溝型に形成
され、その上部には図1〜図3から明らかな範囲で説明
すると、車両の前方向と上方向および左右方向に開放さ
れる取付段部26が、車両の前方向へ上がり傾斜するピ
ン載置面と、その後部からピン載置面と略直角に立ち上
がるピン締付面との平坦な2面から形成される。そし
て、キャブ側のラバーブッシュ25のカラーを貫通する
ヒンジピン24は、その両端において、車両の前方から
ボルトを取付段部26のピン締付面に結合することによ
り、車体フレームのヒンジブラケット21に固定され、
キャブ側のブラケット23をラバーブッシュを介して弾
性的に支持するようになっている。27と28はキャブ
のチルト操作力を補助するトーションバーとそのアー
ム、29はキャブの左右フロアメンバを連結するクロス
メンバを示す。
キャブ側のブラケット23を受け入れる断面溝型に形成
され、その上部には図1〜図3から明らかな範囲で説明
すると、車両の前方向と上方向および左右方向に開放さ
れる取付段部26が、車両の前方向へ上がり傾斜するピ
ン載置面と、その後部からピン載置面と略直角に立ち上
がるピン締付面との平坦な2面から形成される。そし
て、キャブ側のラバーブッシュ25のカラーを貫通する
ヒンジピン24は、その両端において、車両の前方から
ボルトを取付段部26のピン締付面に結合することによ
り、車体フレームのヒンジブラケット21に固定され、
キャブ側のブラケット23をラバーブッシュを介して弾
性的に支持するようになっている。27と28はキャブ
のチルト操作力を補助するトーションバーとそのアー
ム、29はキャブの左右フロアメンバを連結するクロス
メンバを示す。
【0010】このような構成により、ラバーブッシュ2
5をキャブ側のブラケット23に組み付けるので、図4
(b)のようにヒンジピン24の上下でサスペンション
の動きが得られるが、フロアメンバ20とラバーブッシ
ュ25との位置関係は常に一定のため、これらの間にサ
スペンションストローク分の隙間を確保する必要がなく
なる。図4(a)では、キャブのフロアメンバ3と車体
フレーム側のヒンジブラケット1との間にラバーブッシ
ュ7のサスペンションストローク分の隙間が必要であ
り、またキャブチルト時のバンパとの干渉を避ける上か
らも、ヒンジピンの高さ位置はA位置に規制される。こ
れに対し、図4(a)ではキャブのフロアメンバ20と
ラバーブッシュ25との間にサスペンションストローク
分の隙間が必要ないから、キャブフロアの高さを変えず
に、ヒンジピン24を高め(図中のA+α)の位置に設
定することができる。その結果、ラバーブッシュ25と
して比較的大径の流体封入式を組み付けるスペースの確
保が可能になる。車体フレーム側のヒンジブラケット2
1については、ヒンジピン24の固定部を上部に形成す
れば良く、したがってラバーブッシュ25をこれに組み
付けるのに較べるとかなり小型化できるため、重量やコ
ストの面でも有利となる。キャブの車体フレーム22上
への搭載に際しては、キャブを上方から車体フレーム2
2上へ降ろすと、車体フレーム側のヒンジブラケット2
1において、その取付段部26にキャブ側のヒンジピン
24が係止される。取付段部26は車両の前方向へ上が
り傾斜するピン載置面とその後部からピン載置面と略直
角に立ち上がるピン締付面との平坦な2面とから構成さ
れ、差し込み溝のようなヒンジピン24の降下位置を厳
しく規定するものを備えず、車両の前方向と上方向およ
び左右方向に開放のため、ヒンジピン24の係止が容易
に行えるほか、ピン載置面の傾斜によりピン締付面にも
たれ掛かる具合に位置決めされ、この状態から簡単に動
くようなこともなく、車両の前方からボルトをピン締付
面に結合することにより、車体フレーム側のヒンジブラ
ケット21にヒンジピン24の両端を容易に固定できる
ようになる。
5をキャブ側のブラケット23に組み付けるので、図4
(b)のようにヒンジピン24の上下でサスペンション
の動きが得られるが、フロアメンバ20とラバーブッシ
ュ25との位置関係は常に一定のため、これらの間にサ
スペンションストローク分の隙間を確保する必要がなく
なる。図4(a)では、キャブのフロアメンバ3と車体
フレーム側のヒンジブラケット1との間にラバーブッシ
ュ7のサスペンションストローク分の隙間が必要であ
り、またキャブチルト時のバンパとの干渉を避ける上か
らも、ヒンジピンの高さ位置はA位置に規制される。こ
れに対し、図4(a)ではキャブのフロアメンバ20と
ラバーブッシュ25との間にサスペンションストローク
分の隙間が必要ないから、キャブフロアの高さを変えず
に、ヒンジピン24を高め(図中のA+α)の位置に設
定することができる。その結果、ラバーブッシュ25と
して比較的大径の流体封入式を組み付けるスペースの確
保が可能になる。車体フレーム側のヒンジブラケット2
1については、ヒンジピン24の固定部を上部に形成す
れば良く、したがってラバーブッシュ25をこれに組み
付けるのに較べるとかなり小型化できるため、重量やコ
ストの面でも有利となる。キャブの車体フレーム22上
への搭載に際しては、キャブを上方から車体フレーム2
2上へ降ろすと、車体フレーム側のヒンジブラケット2
1において、その取付段部26にキャブ側のヒンジピン
24が係止される。取付段部26は車両の前方向へ上が
り傾斜するピン載置面とその後部からピン載置面と略直
角に立ち上がるピン締付面との平坦な2面とから構成さ
れ、差し込み溝のようなヒンジピン24の降下位置を厳
しく規定するものを備えず、車両の前方向と上方向およ
び左右方向に開放のため、ヒンジピン24の係止が容易
に行えるほか、ピン載置面の傾斜によりピン締付面にも
たれ掛かる具合に位置決めされ、この状態から簡単に動
くようなこともなく、車両の前方からボルトをピン締付
面に結合することにより、車体フレーム側のヒンジブラ
ケット21にヒンジピン24の両端を容易に固定できる
ようになる。
【0011】なお、キャブ側のブラケット23を省略し
てフロアメンバ20にラバーブッシュ25などを組み付
けることも考えられるが、実際には成型加工の複雑化な
どからかえってコスト高で好ましくない。
てフロアメンバ20にラバーブッシュ25などを組み付
けることも考えられるが、実際には成型加工の複雑化な
どからかえってコスト高で好ましくない。
【0012】
【考案の効果】車両のキャブを車体フレーム上で前方へ
傾倒可能に支持するチルトヒンジ機構において、車体フ
レーム側のヒンジブラケットに対応するブラケットをキ
ャブのフロアメンバに取り付ける一方、キャブ側のブラ
ケットにヒンジピンを弾性的に支持する流体封入式のラ
バーブッシュを組み付けると共に、車体フレーム側のヒ
ンジブラケットに車両の前方向へ上がり傾斜するピン載
置面とその後部からピン載置面と略直角に立ち上がるピ
ン締付面との平坦な2面から車両の前方向と上方向およ
び左右方向に開放される取付段部を形成し、車両の前方
からボルトを取付段部のピン締付面に結合することによ
り、流体封入式のラバーブッシュの軸穴を貫通するヒン
ジピンの両端を固定したので、車体フレーム側に固定の
ヒンジブラケットを大幅に小型化でき、重量やコストの
面で有利になるほか、キャブフロアの高さを変えずにヒ
ンジピン位置を高めに設定でき、キャブの良好な乗心地
を確保する上から、流体封入式のラバーブッシュの組み
付けが可能になる。また、車体フレーム側のヒンジブラ
ケットに形成の取付段部により、キャブの車体フレーム
への搭載を容易に能率よく行えるという効果が得られ
る。
傾倒可能に支持するチルトヒンジ機構において、車体フ
レーム側のヒンジブラケットに対応するブラケットをキ
ャブのフロアメンバに取り付ける一方、キャブ側のブラ
ケットにヒンジピンを弾性的に支持する流体封入式のラ
バーブッシュを組み付けると共に、車体フレーム側のヒ
ンジブラケットに車両の前方向へ上がり傾斜するピン載
置面とその後部からピン載置面と略直角に立ち上がるピ
ン締付面との平坦な2面から車両の前方向と上方向およ
び左右方向に開放される取付段部を形成し、車両の前方
からボルトを取付段部のピン締付面に結合することによ
り、流体封入式のラバーブッシュの軸穴を貫通するヒン
ジピンの両端を固定したので、車体フレーム側に固定の
ヒンジブラケットを大幅に小型化でき、重量やコストの
面で有利になるほか、キャブフロアの高さを変えずにヒ
ンジピン位置を高めに設定でき、キャブの良好な乗心地
を確保する上から、流体封入式のラバーブッシュの組み
付けが可能になる。また、車体フレーム側のヒンジブラ
ケットに形成の取付段部により、キャブの車体フレーム
への搭載を容易に能率よく行えるという効果が得られ
る。
【図1】この考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく車両前側から見る一部断面図である。
【図4】同じく作動を説明する従来例との比較図であ
る。
る。
【図5】従来例の分解斜視図である。
20 キャブのフロアメンバ 21 ヒンジブラケット 22 車体フレーム 23 ブラケット 24 ヒンジピン 25 ラバーブッシュ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 31/00 - 39/00
Claims (1)
- 【請求項1】車両のキャブを車体フレーム上で前方へ傾
倒可能に支持するチルトヒンジ機構において、車体フレ
ーム側のヒンジブラケットに対応するブラケットをキャ
ブのフロアメンバに取り付ける一方、キャブ側のブラケ
ットにヒンジピンを弾性的に支持する流体封入式のラバ
ーブッシュを組み付けると共に、車体フレーム側のヒン
ジブラケットに車両の前方向へ上がり傾斜するピン載置
面とその後部からピン載置面と略直角に立ち上がるピン
締付面との平坦な2面から車両の前方向と上方向および
左右方向に開放される取付段部を形成し、車両の前方か
らボルトを取付段部のピン締付面に結合することによ
り、流体封入式のラバーブッシュの軸穴を貫通するヒン
ジピンの両端を固定したことを特徴とするキャブのチル
トヒンジ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993000554U JP2589754Y2 (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | キャブのチルトヒンジ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993000554U JP2589754Y2 (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | キャブのチルトヒンジ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0655962U JPH0655962U (ja) | 1994-08-02 |
JP2589754Y2 true JP2589754Y2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=11476948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993000554U Expired - Fee Related JP2589754Y2 (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | キャブのチルトヒンジ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589754Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-12 JP JP1993000554U patent/JP2589754Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0655962U (ja) | 1994-08-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |