JP2603264Y2 - 車両のエアサスペンション取付構造 - Google Patents

車両のエアサスペンション取付構造

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JP2603264Y2
JP2603264Y2 JP1992032952U JP3295292U JP2603264Y2 JP 2603264 Y2 JP2603264 Y2 JP 2603264Y2 JP 1992032952 U JP1992032952 U JP 1992032952U JP 3295292 U JP3295292 U JP 3295292U JP 2603264 Y2 JP2603264 Y2 JP 2603264Y2
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JP
Japan
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bracket
axle
connect
rod
lower bracket
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JP1992032952U
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JPH0591916U (ja
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光宏 稲垣
孝次 関根
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
    • B60G2202/10Type of spring
    • B60G2202/15Fluid spring
    • B60G2202/152Pneumatic spring
    • B60G2202/1524Pneumatic spring with two air springs per wheel, arranged before and after the wheel axis

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エアスプリングを使用
する車両のサスペンション取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エアサスペンションを使用する車両で
は、エアスプリングが駆動や制動などで発生する水平方
向の力を支持する剛性を備えていないため、車体とアク
スルの位置を決めるための支持機構が必要となり、この
支持機構として日産ディーゼル販売株式会社発行の自動
車工学「シャシ編」(昭和58年3月発行)に開示され
るようにサポートビームによって位置決めを行うものが
知られている。
【0003】これは図3に示すように、リジッド式のア
クスル2の両端にはU字ボルト7を介してサポートビー
ム30が取り付けられ、このサポートビーム30に設け
た前後のスプリングシート31と車体1との間にエアス
プリング4を介装支持し、車両の前後方向でのアクスル
2の位置をロアロッド11で、左右方向でのアクスル2
の位置をアッパロッド10で決める4リンク式のサスペ
ンションで、さらにサポートビーム30にはロール剛性
を確保するためのスタビライザーアーム32と振動を減
衰するためのショックアブソーバ8が取り付けられてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではエアスプリング4の下端を支持するスプリング
シート31、ロアロッド11、ショックアブソーバ8及
びスタビライザーアーム32をサポートビーム30にそ
れぞれ取り付けるため、サポートビーム30の構造が大
型化して複雑になるだけでなく、重量が増加してしまう
原因となっていた。
【0005】そこで本考案は、サポートビームを使用せ
ずに簡易かつ軽量な構造の車両のエアサスペンション取
付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、車体横断方向
に配設したリジッド式リヤアクスルケースの両端に設け
た各係止部に、アッパーブラケットの下面に設けた係止
部とロアブラケット上面に設けた係止部を嵌合させて挟
持して保持し、アッパーブラケットとロアブラケットと
を締結ボルトにより固定すると共に、車体に一端を連結
されて車体前後方向に延びるロアロッドの他端をロアブ
ラケットに連結し、車体に一端を連結されて車体前後方
向に延びるアッパーロッドの他端を車軸に連結し、さら
に、ロアブラケットと車体を垂直に配置したショックア
ブソーバで連結し、前記アッパーブラケットの上面に形
成したスプリングシートと車体の間にエアスプリングを
介装した
【0007】
【作用】リジッド式リヤアクスルケース上方に設けたア
ッパーブラケット上面に形成したスプリングシートと車
体の間にエアスプリングを介装する構造にしたため、簡
易かつ軽量な構造のエアサスペンション取付構造を得る
ことができる。また、アッパーブラケットの下面に設け
た係止部とロアブラケット上面に設けた係止部を、リジ
ッド式リヤアクスルケースの両端の各係止部に嵌合させ
てリジッド式リヤアクスルケースを挟持して固定保持
し、さらに、アッパーブラケットとロアブラケットとを
締結ボルトにより強固に締結する構造としたため、トラ
ック、バス等の大型車両において、多方向からの振れ、
変化する荷重により嵌合部、締結部分に大きな力が作用
して些少の緩みが生じても、それに耐えられる強固な支
持構造にすることができる。しかも、分解すれば各部品
は小さい部品なので、製造することも容易であり、修理
も簡単に行える。また、サポートビームを使用すること
なくエアスプリングを支持することができ、ロアブラケ
ットは車体の荷重を受けないため簡易な形状で軽量に設
計することが可能となり、車体重量及びバネ下重量を低
減できる。
【0008】
【実施例】この実施例はバスの後輪用アクスルを懸架す
るパラレルリンク式のエアサスペンションに本考案を適
用したものを示している。
【0009】図1、図2に示すように、中央部にデフケ
ース3を備えた後輪のリジッド式のアクスル2が車体1
の横断方向に配設され、アクスル2の左右の端部はそれ
ぞれ車体1との間にエアスプリング4を備えて後述する
ように支持されて、アクスル2の位置は車体の前後方向
の位置をラジアスロッドとしてのロアロッド11で規制
され、左右方向をアッパロッド10によって規制される
4リンク式となっている。
【0010】エアスプリング4の支持位置において、ア
クスル2が第1のブラケットとしてのアッパブラケット
5と第2のブラケットとしてのロアブラケット6との間
に挟持されており、アッパブラケット5は上面に形成し
たスプリングシート5aでエアスプリング4を支持し、
その下面にはアクスル2を前後方向で係止する係合部5
bが形成され、ロアブラケット6は同じく上面でアクス
ル2を前後方向で係止する係合部6aが形成され、これ
らアッパブラケット5及びロアブラケット6はアクスル
2の前後で一対のU字ボルト7によって締結される。
【0011】また、ロアブラケット6は下面には車体1
に回動自由に連結した前後方向に延びるロアロッド11
が回動自由に連結し、前面にはエアスプリング4とほぼ
平行して車体1に取り付けられて振動を減衰するショッ
クアブソーバ8を連結し、さらにロアブラケット6の後
端には車体1の横断方向でロッド12を介して張り渡し
たトーションバースプリングにより形成されるスタビラ
イザー9を連結してアクスル2の上下方向への変位のみ
を許容している。
【0012】アクスル2のデフケース3はほぼ水平方向
に延びる2本のアッパロッド10を介して車体1に支持
されてアクスル2の横方向への変位を規制し、またアク
スル2の前後方向の位置はこれらロアロッド11及びア
ッパロッド10によって決められる。
【0013】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0014】アクスル2が上下方向に振動すると、アッ
パロッド10、ロアロッド11及びスタビライザー9が
垂直方向に回動し、エアスプリング4及びショックアブ
ソーバ8を伸縮して振動が減衰され、車体1のロールに
対してはスタビライザー9が捩れてエアスプリング4の
沈み込みを抑制する。
【0015】すなわち、アクスル2の荷重の支持及び振
動の吸収はアッパブラケット5を介してエアスプリング
4で行われ、アクスル2の振動の減衰及びロールの抑制
はロアブラケット6を介してショックアブソーバ8及び
スタビライザー9で行われる。
【0016】したがって、スプリングシート5aがアク
スル2を上方で係止するアッパブラケット5と一体に形
成されたため、ロアブラケット6は車体1の荷重を支持
することなくロアロッド11、ショックアブソーバ8及
びスタビライザー9を支持するスペースと強度を確保す
るだけでよく、ロアブラケット6を簡易な形状で軽量に
設計することが可能となり、車体重量を低減することが
でき、同時にバネ下重量を軽減するためサスペンション
の路面追従性を向上させることができる。
【0017】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、リジッド
式リヤアクスルケース上方に設けたアッパーブラケット
上面に形成したスプリングシートと車体の間にエアスプ
リングを介装する構造にしたため、簡易かつ軽量な構造
のエアサスペンション取付構造を得ることができる。ま
た、アッパーブラケットの下面に設けた係止部とロアブ
ラケット上面に設けた係止部を、リジッド式リヤアクス
ルケースの両端の各係止部に嵌合させてリジッド式リヤ
アクスルケースを挟持して固定保持し、さらに、アッパ
ーブラケットとロアブラケットとを締結ボルトにより強
固に締結する構造としたため、トラック、バス等の大型
車両において、多方向からの振れ、変化する荷重により
嵌合部、締結部分に大きな力が作用して些少の緩みが生
じても、それに耐えられる強固な支持構造にすることが
できる。しかも、分解すれば各部品は小さい部品なの
で、製造することも容易であり、修理も簡単に行える。
また、サポートビームを使用することなくエアスプリン
グを支持することができ、ロアブラケットは車体の荷重
を受けないため簡易な形状で軽量に設計することが可能
となり、車体重量及びバネ下重量を低減できるという効
果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す概略図である。
【図2】図2の要部斜視図である。
【図3】従来例を示す概略図である。
【符号の説明】
2 アクスル 4 エアスプリング 5 アッパブラケット 5a スプリングシート 6 ロアブラケット 8 ショックアブソーバ 9 スタビライザ 10 アッパロッド 11 ロアロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−185814(JP,A) 実開 昭55−124316(JP,U) 実開 昭57−109904(JP,U) 実開 昭63−4705(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 11/28 B60G 9/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体横断方向に配設したリジッド式リヤア
    クスルケースの両端に設けた各係止部に、アッパーブラ
    ケットの下面に設けた係止部とロアブラケット上面に設
    けた係止部を嵌合させて挟持して保持し、アッパーブラ
    ケットとロアブラケットとを締結ボルトにより固定する
    と共に、車体に一端を連結されて車体前後方向に延びる
    ロアロッドの他端をロアブラケットに連結し、車体に一
    端を連結されて車体前後方向に延びるアッパーロッドの
    他端を車軸に連結し、さらに、ロアブラケットと車体を
    垂直に配置したショックアブソーバで連結し、前記アッ
    パーブラケットの上面に形成したスプリングシートと車
    体の間にエアスプリングを介装したことを特徴とする車
    両のエアサスペンション取付構造。
JP1992032952U 1992-05-19 1992-05-19 車両のエアサスペンション取付構造 Expired - Lifetime JP2603264Y2 (ja)

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JPH0591916U JPH0591916U (ja) 1993-12-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR100706358B1 (ko) * 2005-06-30 2007-04-10 현대자동차주식회사 트럭의 후륜 2차축 현가장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55124316U (ja) * 1979-02-26 1980-09-03
JPS57109904U (ja) * 1980-12-26 1982-07-07
JPS634705U (ja) * 1986-06-27 1988-01-13
JPH05185814A (ja) * 1992-01-13 1993-07-27 Mazda Motor Corp サスペンションアームの取付け構造

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