JP2589263B2 - 浴槽湯の循環供給装置 - Google Patents

浴槽湯の循環供給装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴湯を濾過する濾過装
置、浴湯を浄化する活性化槽、浴湯を加熱する加熱装置
等を備え、循環ポンプを駆動すると、浴槽中の浴湯が濾
過装置、活性化槽、加熱装置等の間を循環するようにな
っている浴槽湯の循環供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、わが国で使用されている
家庭用風呂は、一般に追い焚き式と、落とし込み式とに
大別される。追い焚き式風呂は、浴槽と加熱器とから構
成され、浴湯が浴槽と加熱器との間を自然循環して加温
されるようになっている。一方、落とし込み式風呂は、
例えば給湯器あるいは貯湯槽から所定温度に加熱されて
いる湯が浴槽に注がれるようになっている。落とし込み
式風呂は、所定温度に加温されている新しい湯が適宜注
がれるので、浴湯が比較的衛生的に保たれる利点があ
る。しかしながら、湯温が下がると、例え浴湯が浴槽か
ら溢れても新たな高温の湯を追加しなければならず、不
経済である。またこのように、不経済であるので、24
時間随時入浴を楽しむ風呂としては不適当である。
【0003】これに対し、追い焚き式風呂の場合は、温
度が下がった浴湯は、循環しながら加熱されるので、落
とし込み式風呂のように、新たな高温の湯を追加する必
要はなく、経済的には有利である。したがって、随時入
浴を楽しむ風呂として適している。しかしながら、入浴
回数が増えるにしたがい、浴湯は人の垢、油分、人毛等
で汚染され、また雑菌も繁殖し、入浴に適さない湯とな
ってします。そこで、浴湯を濾過するフイルタを備えた
浴湯の追い焚き装置が、例えば実開昭56−15938
号により提案されている。この追い焚き装置は、フイル
タと共に、循環ポンプ、ヒ−タ等も備えている。したが
って、循環ポンプを起動すると、浴湯はフイルタ、ヒ−
タ等の間を循環し、その間に浴湯中の夾雑物がフイルタ
で濾過されると共にヒ−タで加熱することができる。
【0004】また、浴用水浄化装置も、例えば特公昭5
7ー17564号により提案されている。この浴用水浄
化装置は、水活性化濾過装置と共に湯を強制的に循環す
るためのポンプ、濾過用のフイルタ等も備えている。し
たがって、ポンプを起動し浴湯を循環させると、その間
に浴湯は浴用水浄化装置により浄化され、比較的大きな
人の垢、人毛等はフイルタで除去される。さらには、特
開昭58ー295号により水性動物を飼育する水、プー
ルの水等をオゾンによって処理する浄化方法も提案され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の追い焚き装置
も、フイルタを備え、またヒ−タも有するので、浴湯を
循環させて浴湯中の人毛、垢等の比較的大きな夾雑物を
フイルタにより除去し、またヒータで加熱し、繰り返し
使用できる利点はある。しかしながら、浴湯中には微生
物、油分等が含まれているが、上記フイルタではこれら
の微生物等は除去できない。そして微生物等は、浴湯が
適当な温度に保たれているので、よく繁殖しあるいは化
学反応を起こし、悪臭を発するようになる。そこで各種
の入浴剤を混入し、悪臭を中和しているのが実状であ
る。しかし入浴剤を使用しても、浴槽内の臭気、浴湯内
の脂肪等をただ中和するだけで、消滅することはなく、
また衛生上も問題があるので、結局廃棄せざるをえず、
長期間にわたり、使用することはできないものである。
浴湯を廃棄し、新たに注水した場合には、所定温度まで
加温するためにエネルギーを大量に消費し、また水のム
ダ遣いという問題点もある。最近になり生活レベルが向
上し、随時入浴を楽しむ人が増加しているが、水を入れ
換えた場合は所定温度まで加温するためにはある程度の
時間がかかり、入浴したいときに入浴できず、これらの
人を満足させることができないという欠点もある。
【0006】また、特公昭57ー17564号により提
案されている浴用水浄化装置は、水活性化濾過装置を備
えているので、そこに生育している例えばバクテリヤに
より浴湯中のアンモンニヤ等は一応分解されるが、人の
垢等の比較的分子量の大きな有機物を分解することはで
きない。特に入浴回数が増え、有機物の量が多くなる
と、バクテリヤで処理できなくなり、浴湯はこれらの有
機物で結局腐敗するようになる。すなわち好気性バクテ
リヤは、浴湯中に溶けている溶存酸素を利用して生育し
ているが、浴湯中の溶存酸素量は一般に少ないので、バ
クテリヤの生育は充分でなくバクテリヤで処理できなく
なる。
【0007】前述したように、浴湯の中の微生物等を殺
菌するための装置例えばオゾンガスを浴湯中に注入する
ようにした殺菌装置は、前述の特開昭58ー295号に
示されているように、従来周知ではある。この殺菌装置
によると、オゾンの強い酸化力により浴湯中の微生物等
を殺菌することができるので、衛生上のは問題はある程
度解決される。しかしながら、浴湯中のアンモンニヤ等
は処理されないので、悪臭を発するようになり、オゾン
ガスだけでは長期間にわたり繰り返し使用することはで
きないものである。
【0008】以上のように、浴湯中の夾雑物を取り除く
ためのフイルタを備えた追い焚き装置も、水活性化濾過
装置を有する浴用水浄化装置も、さらにはオゾンによる
殺菌装置も、個々には知られている。そして個々の装置
は、個々の効果を奏してはいる。しかしながら、前述し
たように、これらの個々の装置によっては、長期間にわ
たり、循環再使用することができる浴湯は得られない。
したがって、本発明は浴湯を長期間にわたり、繰り返し
使用することができる浴槽湯の循環供給装置を提供する
ことを目的としている。具体的には浴湯が濾過されると
共に、より完全に浄化され、そしてより衛生的に殺菌、
脱臭され、その結果、長期間にわたり繰り返し使用で
、何時でも入浴を楽しむことができる、浴槽湯の循環
供給装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、浴湯を濾過する濾過装置と、浴湯を浄化
する活性化槽と、浴湯を加熱する加熱装置と、オゾン発
生器と、制御装置とを備え、循環ポンプを駆動すると、
浴槽中の浴湯が前記濾過装置、活性化槽、加熱装置等の
間を循環し、その間に浴湯が濾過され、浄化され、前記
制御装置により設定される温度に加熱され、そして前記
オゾン発生器で発生するオゾンはエアーと共に浴湯中に
適宜注入されるようになっている浴槽湯の循環供給装置
であって、前記活性化槽には、麦飯石、硫黄石、黒曜
石、流紋石、未風化真珠岩等の活性石が一種または二種
以上混合された状態で充填されていると共に、前記オゾ
ン発生器は前記制御装置により作動時間が設定できるよ
うに構成される。
【0010】
【作用】自動運転をするときは制御装置により湯温を設
定する。またオゾン発生器の作動時間を設定する。そし
て循環ポンプを起動する。このとき、循環ポンプも例え
ば加熱装置がオンしたとき自動的に起動するように自動
運転にする。循環ポンプが起動すると、浴湯は濾過装
置、加熱装置、活性化槽の間を強制的に循環される。循
環される間に濾過装置により浴湯中の比較的大きな人の
垢、人毛等が除去される。また、浴湯は所定温度に加熱
装置により加熱される。活性化槽中において、該活性化
槽に充填されている麦飯石、硫黄石、黒曜石、流紋石、
未風化真珠岩等の活性石に繁殖している他養生活をする
バクテリヤすなわち有機物を分解して生活のエネルギを
得ているバクテリヤが、例えば浴湯を腐敗させる原因と
なるアンモンニャのような有機物等を分解して浴湯を浄
化する。さらに浴湯は、これらの活性石によりイオン交
換されると共に、浴湯にマグネシュウム、亜鉛等のミネ
ラル分あるいはカルシウム、ナトリウム等の有効成分が
溶解し、浴湯は水素イオン濃度が中性前後に調整され
る。これによって、浴湯に浴用効果が付与される。オゾ
ン発生器は設定された時間作動し、オゾンを発生する。
オゾンはエアーと共に適宜浴湯中に注入される。そうす
ると、浴湯中の微生物等は殺菌され、悪臭は脱臭され
る。またオゾンは、浴湯中で溶存酸素となり多量に含ま
れるようになり、活性化槽に生育している好気性バクテ
リヤの繁殖を助け、バクテリヤによる浄化を一層促進す
る。さらには、バクテリヤが分解できないような大きな
分子量の有機物をオゾンが分解し、そしてバクテリヤは
分解された有機物を処理する。これにより、浴湯は常に
清浄な状態に維持される。
【0011】
【実施例】以下、加熱器およびオゾン発生器を発停制御
するコントロ−ラを備えている実施例について説明す
る。図1を参照すると、本実施例に関わる浴槽装置は、
浴槽1と、濾過手段としての濾過タンク5と、ポンプ3
と、加熱手段としての加熱器6と、活性槽7とから概略
構成され、これらは往管10、復管9等の管路によって
順に直列に接続されているということが一見して理解さ
れる。そしてこれらの装置は、浴槽1の外部のケース2
内に収納されて装置のコンパクト化が図られていること
も容易に理解される。
【0012】浴槽1とケース2は、戻り管9と往管10
とによって接続されており、戻り管9が濾過タンク5に
連結され、往管10は活性槽7に連結されている。した
がって、浴槽1内の湯はポンプ3の駆動によって矢印で
示すように、まず濾過タンク5内に導入されて夾雑物が
除去され、次いで加熱器6によって加温され、活性槽7
で湯の活性化が行われたのち、往管10から浴槽1内に
戻る。
【0013】濾過タンク5は、図2に示されているよう
に、筒状を呈する筒体51から構成されている。そして
筒体51の上面には蓋52が被着されて筒体51の内部
は密閉されている。筒体51側面には、戻り管9に接続
されている導入管54が取り付けられ、下部からは導出
管53が筒体51内に軸方向に挿入されている。そして
導出管53の開口部は、筒体の上部空間に臨んでいる。
したがって筒体51内に導入された浴湯は、筒体51内
に充満した後でなければ導出管53から排出されない。
導出管53の回りには、ポリウレタン等のスポンジ状の
濾布55a、55b、55cが3層に同心状に積層され
ている。濾布55a、55b、55cは、内層になるに
従ってメッシュが小さくなっており、夾雑物は径や長さ
に応じて濾布55a、55b、55cによって適宜捕集
される。このように、濾布55a、55b、55cの円
周全面が濾過に使用されるから、捕集面積は大きく、長
期間使用しても、濾布55a、55b、55cが目詰ま
りを起こすようなことはない。
【0014】加熱器6には、ガス燃焼ヒータ、電気ヒー
タ等適宜のヒ−タを適用することができるが、セラミッ
クを適用することもできる。セラミックを使用したヒ−
タは、ジルコニア系セラミックからなる棒体を加熱ヒー
タの周囲に配設したもので、加熱ヒータからの熱によっ
てジルコニア系セラミックから遠赤外線が放射され、こ
の遠赤外線によって湯が加熱される。遠赤外線によって
加熱あるいは加温された湯は、一般の加熱手段によって
加温された湯よりも保温効果が大きく、浴用効果が増大
する。
【0015】活性槽7内には、麦飯石、硫黄石、黒曜
石、流紋石、未風化真珠岩等の活性石が一種または二種
以上混合された状態で充填されており、湯が活性槽7を
通過すると、この槽7中に繁殖している他養生活をする
バクテリヤすなわち有機物を分解して生活のエネルギを
得ているバクテリヤが有機物、例えば浴湯を腐敗させる
原因となるアンモンニャを分解して浴湯を浄化する。さ
らに浴湯は、イオン交換されると共に、浴湯にマグネシ
ュウム、亜鉛等のミネラル分あるいはカルシウム、ナト
リウム等の有効成分が溶解し、浴湯は水素イオン濃度が
弱アルカリ性に調整される。これによって、浴湯に浴用
効果が付与される。
【0016】ケース2の外壁には、殺菌手段としての従
来周知のオゾン発生器8が取り付けられている。オゾン
発生器8にはエア管81が接続されている。そしてこの
エア管81は、逆流防止手段すなわちトラップ部82を
介して先端部が往管10に接続されている。したがっ
て、ポンプ3を駆動し往管10から浴湯が噴出すると、
噴出するときに生ずる負圧によりオゾンがエアーと共に
浴湯の中に混入され、浴湯中の微生物等が殺菌され、ま
た脱臭される。これにより、浴湯は常に清浄な状態に維
持される。このように浴湯の殺菌に塩素を使用する必要
がないから刺激が小さく、健康維持にも寄与することが
できる。この場合、オゾンは浴湯と共に浴槽1内に噴出
して、入浴者の人体にも直接に当たって皮膚を殺菌する
から皮膚を清潔にすることも可能である。なお、図1
中、符号82はエア管1の一部を屈曲して形成された逆
トラップ部を示している。このトラップ部82は、浴槽
1内の湯面よりも高くなるように屈曲され、浴湯がオゾ
ン発生器8内に逆流するのを防止している。本実施例に
よると、上記のように濾過装置5により濾過され、活性
化槽7の活性石で浄化され、そしてオゾンにより殺菌、
脱臭等の処理がなされるので、浴湯は飲料に適する程度
まで浄化される。このことは東京都渋谷区元代々木町に
ある財団法人日本食品分析センタの、2週間使用した浴
湯の分析結果からも証明され、また社会福祉法人十字会
(東京都世田谷区)が1日平均110人、2カ月連続入
浴した浴湯を東京都立衛生研究所(新宿区百人町3−2
4−1)に依頼した分析結果でも証明されている。
【0017】このような浴槽湯の循環供給装置におい
て、加熱器6およびオゾン発生器8は、1個のコントロ
−ラ11によって発停制御されるようになっている。こ
のコントローラ11は、ケース2と別体に形成され、浴
室内あるいは浴室外に適宜設置され、加熱器6およびオ
ゾン発生器8とは電気的に接続されている。コントロ−
ラ11は、マイクロコンピュ−タを備えており、マイク
ロコンピュ−タはタイマ−機能、設定機能、制御機能、
予約機能、予約外の連続運転機能等を有し、オゾン発生
器8の作動時間を設定できると共に湯温を設定できる。
そして制御機能によって、設定されたようにオゾン発生
器8と、加熱器6は制御される。コントロ−ラ11は、
図3に示されているように、デジタル表示部12と、モ
−ド設定を行うテンキ−部13を有し、このテンキ−部
13は「0」〜「9」の数値キ−14と、モ−ド設定を
行う6個の設定キ−「13a」〜「13f」とから構成
されている。表示部12は切り替えにより設定数値の表
示、湯の温度表示及び時刻を表示する。また表示部12
の下方にはポンプ3、加熱器6およびオゾン発生器8の
作動状態を表示する点灯ランプ15が設けられている。
設定キ−「13a」は、コントロ−ラ11の制御開始信
号を発するものであり、キ−「13b」はオゾン発生器
の繰り返し時間の設定を、キ−「13c」は設定時間
を、キ−「13d」は湯の温度の設定を、キ−「13
e」は表示部12の時刻の表示信号を、そしてキ−「1
3f」は各種モ−ドの設定信号を発するものである。し
たがって、例えば浴湯の温度を摂氏40度に設定する場
合は、キ−「13f」、キ−「13d」、数値キ−14
の「4」、「0」、キ−「13d」の順に打つ。これに
より湯温は、摂氏40度に設定される。そしてスタ−ト
キ−「13a」を押すと、マイコンはプログラムにした
がい作動を開始し、湯温が40度になるように、あるい
は維持されるように加熱器6を制御する。
【0018】次に、オゾンの発生時間を例えば10分間
に設定する場合は、キ−「13f」、キ−「13c],
数値キ−14の「1」、「0」、キ−「13f」の順に
打つ。殺菌の繰り返し時間すなわちオゾンの発生の繰り
返し時間を例えば2時間に設定するときは、キ−「13
f」、キ−「13b」、数値キ−14の「2」、キ−
「13f」の順に打つ。これによりオゾン発生器8は2
時間毎に、10分間オゾンを発生するように設定され
る。マイクロコンピュ−タは、タイマ−機能、制御機能
を備えているので、オゾン発生器8は設定されたように
オン・オフ制御される。なお、コントロ−ラ11はテン
キ−の代わりにダイヤルによっても実施できることは明
らかである。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、浴湯を
濾過する濾過装置と、浴湯を浄化する活性化槽と、浴湯
を加熱する加熱装置と、オゾン発生器とを備えているの
で、循環ポンプを駆動すると、浴槽中の浴湯が前記濾過
装置、活性化槽、加熱装置等の間を循環し、その間に濾
過装置により浴湯中の比較的大きな人の垢、人の毛等が
除去される。また活性化槽には、麦飯石、硫黄石、黒曜
石、流紋石、未風化真珠岩等の活性石が一種または二種
以上混合された状態で充填されているで、浴湯はこの活
性化槽中でイオン交換されると共に、浴湯にマグネシュ
ウム、亜鉛等のミネラル分あるいはカルシウム、ナトリ
ウム等の有効成分が溶解し、浴湯は水素イオン濃度が中
性から弱あるかり性に調整される。これによって、浴湯
に浴用効果が付与される。またこれらの活性石に繁殖し
ている他養生活をするバクテリヤが例えば浴湯を腐敗さ
せる原因となるアンモンニャ、有機物等を分解して浴湯
は浄化される。このとき、制御装置に湯温を設定してお
くと、浴湯は加熱装置により常時設定温度に加熱され
る。さらにはオゾン発生器を、設定された時間例えばに
2時間毎に10分間作動するように制御装置に設定して
おくと、2時間毎に10分間オゾンはエアーと共に浴湯
の中に混入され、浴湯中の微生物等は殺菌され、悪臭は
脱臭される。したがって、本発明によると、浴湯は濾過
されると共に、より完全に浄化され、そしてより衛生的
に殺菌、脱臭され、その結果長期間にわたり繰り返し使
用できるという、本発明特有の効果が得られる。特に、
本発明によると、オゾン発生器で発生するオゾンは浴湯
中に注入されるので、浴湯中の微生物等が殺菌され、悪
臭は脱臭されるが、オゾンの作用は、殺菌作用、悪臭の
脱臭作用に留まらず、オゾンは浴湯中で溶存酸素となり
多量に含まれるようになる。その結果、活性化槽に生育
している好気性バクテリヤの繁殖を助け、バクテリヤに
よる浄化が一層促進される効果が得られる。さらには、
バクテリヤが分解できないような大きな分子量の有機物
がオゾンにより分解され、そしてバクテリヤにより処理
されるという効果も得られる。以上のように、本発明に
よると、オゾン発生器と活性化槽とを組み合わせたこと
により、オゾン発生器が奏する効果と、活性化槽が奏す
る効果とが得られると共に、浴湯中の有機物が分解さ
れ、好気性バクテリヤの繁殖が促進されるという、本発
明特有の優れた効果が得られる。また、オゾン発生器は
その作動時間が制御装置に設定できるので、不必要にオ
ゾン発生器が作動することなく、少ないエネルギで長期
間浴湯を清浄状態に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す模式的正面図である。
【図2】濾過装置の実施例を示す斜視図である。
【図3】コントロ−ラの実施例を示す模式的正面図であ
る。
【符号の説明】
3 循環ポンプ 5 濾過装置 7 活性槽 8 オゾン発生器
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 35/027 C02F 1/28 E C02F 1/28 1/50 510A 1/50 510 520L 520 531R 531 540A 540 550H 550 560A 560 560B 560Z 1/68 510H 1/68 510 520K 520 520P 530D 530 540G 540 540Z B01D 35/02 J

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴湯を濾過する濾過装置と、浴湯を浄化
    する活性化槽と、浴湯を加熱する加熱装置と、オゾン発
    生器と、制御装置とを備え、循環ポンプを駆動すると、
    浴槽中の浴湯が前記濾過装置、活性化槽、加熱装置等の
    間を循環し、その間に浴湯が濾過され、浄化され、前記
    制御装置により設定される温度に加熱され、そして前記
    オゾン発生器で発生するオゾンはエアーと共に浴湯中に
    適宜注入されるようになっている浴槽湯の循環供給装置
    であって、 前記活性化槽には、麦飯石、硫黄石、黒曜石、流紋石、
    未風化真珠岩等の活性石が一種または二種以上混合され
    た状態で充填されていると共に、前記オゾン発生器は前
    記制御装置により作動時間が設定できるように構成され
    ていることを特徴とする浴槽湯の循環供給装置。
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