JP2588753Y2 - 軒樋継手 - Google Patents
軒樋継手Info
- Publication number
- JP2588753Y2 JP2588753Y2 JP1992091926U JP9192692U JP2588753Y2 JP 2588753 Y2 JP2588753 Y2 JP 2588753Y2 JP 1992091926 U JP1992091926 U JP 1992091926U JP 9192692 U JP9192692 U JP 9192692U JP 2588753 Y2 JP2588753 Y2 JP 2588753Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting
- joint
- eaves
- main body
- eaves gutter
- Prior art date
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は曲り樋やソケットの如き
軒樋の接続の用に供される軒樋継手、特に、継手主体に
接続された軒樋の気温の変化に伴う伸縮を吸収し得るよ
うになした軒樋継手に係るものである。
軒樋の接続の用に供される軒樋継手、特に、継手主体に
接続された軒樋の気温の変化に伴う伸縮を吸収し得るよ
うになした軒樋継手に係るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、軒樋継手としては実開昭５４−１
７８２２６号公報等にみられるようなソケットや実開昭
５７−６６１２６号公報等にみられるような曲り樋が一
般に使用されていたが、両端部に軒樋を接着により単に
接続せしめたに過ぎないため、接続された軒樋の気温の
変化に伴う伸縮を吸収し得ず、この結果、軒樋の蛇行や
接続部分からの水漏れ等の弊害を生じていた。
７８２２６号公報等にみられるようなソケットや実開昭
５７−６６１２６号公報等にみられるような曲り樋が一
般に使用されていたが、両端部に軒樋を接着により単に
接続せしめたに過ぎないため、接続された軒樋の気温の
変化に伴う伸縮を吸収し得ず、この結果、軒樋の蛇行や
接続部分からの水漏れ等の弊害を生じていた。
【０００３】そこで、上記弊害を解消するために実開昭
５６−８３５号公報や実開昭５７−３８４２８号公報等
にみられるように両端部近傍に軒樋を摺動自在に接続す
べきパッキングを周設してなるソケットや曲り樋からな
る軒樋継手が使用されるに至った。
５６−８３５号公報や実開昭５７−３８４２８号公報等
にみられるように両端部近傍に軒樋を摺動自在に接続す
べきパッキングを周設してなるソケットや曲り樋からな
る軒樋継手が使用されるに至った。
【０００４】ところが、上記軒樋継手は両端部に接続さ
れた軒樋のみにて保持されているために該軒樋との嵌合
面がきつい場合には該軒樋がバッキング上でスライドす
ることができず、この結果、一方に接続された軒樋を押
し曲げ、また逆に嵌合が緩い場合にはガタ付いたり、接
続部に隙間が生じたりする等の課題を有していた。
れた軒樋のみにて保持されているために該軒樋との嵌合
面がきつい場合には該軒樋がバッキング上でスライドす
ることができず、この結果、一方に接続された軒樋を押
し曲げ、また逆に嵌合が緩い場合にはガタ付いたり、接
続部に隙間が生じたりする等の課題を有していた。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】そこで、本考案者は実
開平３−８２７３８号公報に示すように、曲り樋本体の
両端部近傍に軒樋を摺動自在に接続すべきパッキングを
周設するとともに上記曲り樋本体の側壁外面に該曲り樋
本体を軒先に係止すべき係止具を設けてなる軒樋継手を
考案するに至ったが、互いに係止する係止具および係止
金具を複数片設けている関係上、金具の取付けや該金具
への係止具の嵌着等施工が煩雑なものとなっていた。
開平３−８２７３８号公報に示すように、曲り樋本体の
両端部近傍に軒樋を摺動自在に接続すべきパッキングを
周設するとともに上記曲り樋本体の側壁外面に該曲り樋
本体を軒先に係止すべき係止具を設けてなる軒樋継手を
考案するに至ったが、互いに係止する係止具および係止
金具を複数片設けている関係上、金具の取付けや該金具
への係止具の嵌着等施工が煩雑なものとなっていた。
【０００６】本考案は上記従来品の欠点を解消すべく考
案されたものであって、施工が簡単にして、且つ施工後
における安定性に優れた軒樋継手を提供せんとするもの
である。
案されたものであって、施工が簡単にして、且つ施工後
における安定性に優れた軒樋継手を提供せんとするもの
である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本考案は上記に鑑み考案
されたものであって、両端部に軒樋を摺動自在に接続し
得るようになした継手本体の側壁外面に嵌合孔若しくは
下方に向かう嵌合突起を有する載置板を外方に向けて水
平状に突設してなる継手主体と、水平片に上記嵌合孔若
しくは嵌合突起に嵌合する上方に向かう嵌合突部若しく
は嵌合穴を設けるとともに垂直片に釘着孔を設けてなる
断面Ｌ字状の取付金具とからなり、水平片に載置板を載
置して嵌合突部若しくは嵌合穴に嵌合孔若しくは嵌合突
起を嵌合させ、上記水平片上には強風等による継手主体
の浮き上がりを防止するために載置板を押圧する押えバ
ネ板を設けたことにより軒先に固定される取付金具に継
手主体を装着し得るようになした軒樋継手である。
されたものであって、両端部に軒樋を摺動自在に接続し
得るようになした継手本体の側壁外面に嵌合孔若しくは
下方に向かう嵌合突起を有する載置板を外方に向けて水
平状に突設してなる継手主体と、水平片に上記嵌合孔若
しくは嵌合突起に嵌合する上方に向かう嵌合突部若しく
は嵌合穴を設けるとともに垂直片に釘着孔を設けてなる
断面Ｌ字状の取付金具とからなり、水平片に載置板を載
置して嵌合突部若しくは嵌合穴に嵌合孔若しくは嵌合突
起を嵌合させ、上記水平片上には強風等による継手主体
の浮き上がりを防止するために載置板を押圧する押えバ
ネ板を設けたことにより軒先に固定される取付金具に継
手主体を装着し得るようになした軒樋継手である。
【０００８】尚、継手本体の両端部近傍には水漏れ防止
用のバッキングが設けられている。
用のバッキングが設けられている。
【０００９】
【作用】本考案の軒樋継手にあっては、継手主体の側壁
外面に突設された載置板を軒先に固定される取付金具の
水平片上に載置し、嵌合突部若しくは嵌合穴に嵌合孔若
しくは嵌合突起を嵌合させることにより取付けられ、上
記水平片上に設けられた押えバネ板によって載置板を押
圧して強風等による継手主体の浮き上がりを防止し、こ
れにより取付後における軒樋継手の移動や離脱がない。
外面に突設された載置板を軒先に固定される取付金具の
水平片上に載置し、嵌合突部若しくは嵌合穴に嵌合孔若
しくは嵌合突起を嵌合させることにより取付けられ、上
記水平片上に設けられた押えバネ板によって載置板を押
圧して強風等による継手主体の浮き上がりを防止し、こ
れにより取付後における軒樋継手の移動や離脱がない。
【００１０】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づき詳
細に説明すれば、図１は本考案の軒樋継手の一実施例を
示す斜視図であり、図２は図１に示す軒樋継手の使用状
態を示す平面図であり、図３は本考案の軒樋継手の他の
実施例を示す斜視図であり、図４は図３に示す軒樋継手
の使用状態を示す一部欠截断面図である。
細に説明すれば、図１は本考案の軒樋継手の一実施例を
示す斜視図であり、図２は図１に示す軒樋継手の使用状
態を示す平面図であり、図３は本考案の軒樋継手の他の
実施例を示す斜視図であり、図４は図３に示す軒樋継手
の使用状態を示す一部欠截断面図である。
【００１１】図１および図２において、符号Ａは樋状物
をＬ字状に曲成してなる曲り樋からなる継手主体であっ
て、継手本体１の内側コーナー部分の側壁外面に該継手
本体１を軒先に係止すべく嵌合孔２を穿設してなるＬ字
状の水平板からなる載置板３を外方に向けて突設してな
るものである。
をＬ字状に曲成してなる曲り樋からなる継手主体であっ
て、継手本体１の内側コーナー部分の側壁外面に該継手
本体１を軒先に係止すべく嵌合孔２を穿設してなるＬ字
状の水平板からなる載置板３を外方に向けて突設してな
るものである。
【００１２】また、符号Ｂは軒先に固定される取付金具
であって、上記継手主体Ａを出隅からなる軒先のコーナ
ー部分に吊設するためにＬ字状からなる水平片４に上記
嵌合孔２に嵌合するように上方に向かう嵌合突部５を突
設するとともにＬ字状に曲成された垂直片６に釘着孔７
を穿設してなるものである。
であって、上記継手主体Ａを出隅からなる軒先のコーナ
ー部分に吊設するためにＬ字状からなる水平片４に上記
嵌合孔２に嵌合するように上方に向かう嵌合突部５を突
設するとともにＬ字状に曲成された垂直片６に釘着孔７
を穿設してなるものである。
【００１３】図中、符号８は継手本体１の両端部近傍に
軒樋Ｃを摺動自在に接続すべく内面に周設されたパッキ
ングを示すものであり、符号９は水平片４上に装着され
た押えバネ片であって、強風等による継手主体Ａの浮き
上がり防止の用に供されるものである。
軒樋Ｃを摺動自在に接続すべく内面に周設されたパッキ
ングを示すものであり、符号９は水平片４上に装着され
た押えバネ片であって、強風等による継手主体Ａの浮き
上がり防止の用に供されるものである。
【００１４】また、図３および図４において、符号Ａは
樋状のソケットからなる継手主体であって、継手本体１
の一側壁外面に該継手本体１を軒先に係止すべく嵌合孔
２を穿設してなる長方形状の水平板からなる載置板３を
外方に向けて突設してなるものであり、一方、符号Ｂは
軒先に固定される取付金具であって、上記継手主体Ａを
軒先の鼻隠し板に吊設するため、水平片４に上記嵌合孔
２に嵌合するように上方に向かう嵌合突部５と継手主体
Ａの浮き上がりを防止するための押えバネ片９とを各々
突設するとともに下方に向けて曲成された垂直片６に釘
着孔７を穿設してなるものである。
樋状のソケットからなる継手主体であって、継手本体１
の一側壁外面に該継手本体１を軒先に係止すべく嵌合孔
２を穿設してなる長方形状の水平板からなる載置板３を
外方に向けて突設してなるものであり、一方、符号Ｂは
軒先に固定される取付金具であって、上記継手主体Ａを
軒先の鼻隠し板に吊設するため、水平片４に上記嵌合孔
２に嵌合するように上方に向かう嵌合突部５と継手主体
Ａの浮き上がりを防止するための押えバネ片９とを各々
突設するとともに下方に向けて曲成された垂直片６に釘
着孔７を穿設してなるものである。
【００１５】本考案の軒樋継手は上記構成よりなるた
め、使用に際しては図２および図４に示すように、軒先
に係止金具Ｂを釘着し、次いで、この係止金具Ｂの水平
片４上に載置板３を載置し、嵌合突部５に嵌合孔２を嵌
合させることにより継手主体Ａを吊設し、次いで、継手
本体１のパッキング８上に軒樋Ｃを摺動自在に接続する
ことにより取付けられるものである。
め、使用に際しては図２および図４に示すように、軒先
に係止金具Ｂを釘着し、次いで、この係止金具Ｂの水平
片４上に載置板３を載置し、嵌合突部５に嵌合孔２を嵌
合させることにより継手主体Ａを吊設し、次いで、継手
本体１のパッキング８上に軒樋Ｃを摺動自在に接続する
ことにより取付けられるものである。
【００１６】
【考案の効果】以上より明らかなように、本考案の軒樋
継手は継手主体の側壁外面に突設された載置板を軒先に
固定される取付金具の水平片上に載置し、嵌合突部若し
くは嵌合穴に嵌合孔若しくは嵌合突起を嵌合させ、上記
水平片上に設けられた押えバネ板によって載置板を押圧
し、これにより従来品に比し取付作業が一段と向上せし
められ、取付後における軒樋の伸縮に伴う突き上げや離
脱や、更には強風等による継手主体の浮き上がりをも防
止せしめられる。
継手は継手主体の側壁外面に突設された載置板を軒先に
固定される取付金具の水平片上に載置し、嵌合突部若し
くは嵌合穴に嵌合孔若しくは嵌合突起を嵌合させ、上記
水平片上に設けられた押えバネ板によって載置板を押圧
し、これにより従来品に比し取付作業が一段と向上せし
められ、取付後における軒樋の伸縮に伴う突き上げや離
脱や、更には強風等による継手主体の浮き上がりをも防
止せしめられる。
【図１】本考案の軒樋継手の一実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】本考案の軒樋継手の一実施例の使用状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図３】本考案の軒樋継手の他の実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図４】本考案の軒樋継手の他の実施例の使用状態を示
す一部欠截断面図である。
す一部欠截断面図である。
【符号の説明】 Ａ 継手主体 Ｂ 取付金具 １ 継手本体 ２ 嵌合孔若しくは嵌合突起 ３ 載置板 ４ 水平片 ５ 嵌合突部若しくは嵌合孔
Claims (1)
- 【請求項１】 両端部に軒樋を摺動自在に接続し得るよ
うになした継手本体の側壁外面に嵌合孔若しくは下方に
向かう嵌合突起を有する載置板を外方に向けて水平状に
突設してなる継手主体Ａと、水平片に上記嵌合孔若しく
は嵌合突起に嵌合する上方に向かう嵌合突部若しくは嵌
合穴を設けるとともに垂直片に釘着孔を設けてなる断面
Ｌ字状の取付金具Ｂとからなり、水平片に載置板を載置
して嵌合突部若しくは嵌合穴に嵌合孔若しくは嵌合突起
を嵌合させ、上記水平片上には強風等による継手主体Ａ
の浮き上がりを防止するために載置板を押圧する押えバ
ネ板を設けたことにより軒先に固定される取付金具Ｂに
継手主体Ａを装着し得るようになした軒樋継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992091926U JP2588753Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 軒樋継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992091926U JP2588753Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 軒樋継手 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0651342U JPH0651342U (ja) | 1994-07-12 |
| JP2588753Y2 true JP2588753Y2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=14040195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992091926U Expired - Fee Related JP2588753Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 軒樋継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2588753Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7217463B2 (ja) * | 2019-06-20 | 2023-02-03 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 軒樋用継手及び軒樋接続構造 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3082738U (ja) * | 2001-06-18 | 2001-12-26 | ▲ぺい▼▲ぺい▼ 姜 | 携帯電話機、或はコードレス電話機を覆うケース |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP1992091926U patent/JP2588753Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0651342U (ja) | 1994-07-12 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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