JP2588197B2 - 熱転写記録用インクシ−ト - Google Patents
熱転写記録用インクシ−トInfo
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- JP2588197B2 JP2588197B2 JP62134181A JP13418187A JP2588197B2 JP 2588197 B2 JP2588197 B2 JP 2588197B2 JP 62134181 A JP62134181 A JP 62134181A JP 13418187 A JP13418187 A JP 13418187A JP 2588197 B2 JP2588197 B2 JP 2588197B2
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- Japan
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- thermal transfer
- ink sheet
- transfer recording
- material layer
- parts
- Prior art date
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/392—Additives, other than colour forming substances, dyes or pigments, e.g. sensitisers, transfer promoting agents
- B41M5/395—Macromolecular additives, e.g. binders
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱転写記録用インクシートに関し、特にその
色材層(インク層)を形成するインク組成物の改良に関
する。
色材層(インク層)を形成するインク組成物の改良に関
する。
〔従来の技術及びその問題点〕 支持体としてポリエチレンテレフタレート等の高分子
フィルムを用いた熱転写記録用インクシートでは、記録
時に、加熱されたサーマルヘッドによってフィルム支持
体の一部が溶融してヘッドに融着することがある。この
現象はスティッキング現象と呼ばれて居り、記録品質を
著しく低下させ、ついにはフィルム支持体がサーマルヘ
ッドに焼き付いて熱転写記録用インクシートの送りが出
来なくなる。
フィルムを用いた熱転写記録用インクシートでは、記録
時に、加熱されたサーマルヘッドによってフィルム支持
体の一部が溶融してヘッドに融着することがある。この
現象はスティッキング現象と呼ばれて居り、記録品質を
著しく低下させ、ついにはフィルム支持体がサーマルヘ
ッドに焼き付いて熱転写記録用インクシートの送りが出
来なくなる。
このスティッキング現象を防止するには、支持体にコ
ンデンサー紙等のような耐熱性の優れた紙を用いればよ
いのであるが、そうするとサーマルヘッドからの熱伝導
が悪くなるため転写感度及び印字品質の低下が著しい。
これを避けるためにヘッドの印加電力を高くすれば、ヘ
ッドの寿命が著しく損なわれる。
ンデンサー紙等のような耐熱性の優れた紙を用いればよ
いのであるが、そうするとサーマルヘッドからの熱伝導
が悪くなるため転写感度及び印字品質の低下が著しい。
これを避けるためにヘッドの印加電力を高くすれば、ヘ
ッドの寿命が著しく損なわれる。
スティッキング防止技術としては、他に、バッキング
層を用いる方法がある。例えば、特開昭55−7646号公報
では、フィルム支持体上にシリコーン樹脂等の耐熱性保
護膜を設けることを提案しているが、サーマルヘッドと
の摩擦が大きいため長時間使用するとサーマルヘッドが
摩耗してしまうという欠点がある。そこで、特開昭58−
171992号公報では、バッキング層の滑性を高めるため、
ワックス類を熱可塑性樹脂と併用することを提案してい
るが、ここに開示されているパラフィンやエチレン系の
ワックス類を用いるとヘッドが汚れるだけでなく、熱転
写記録用インクシートがその保存中にブロッキングを起
こしてしまうという欠点が見られる。
層を用いる方法がある。例えば、特開昭55−7646号公報
では、フィルム支持体上にシリコーン樹脂等の耐熱性保
護膜を設けることを提案しているが、サーマルヘッドと
の摩擦が大きいため長時間使用するとサーマルヘッドが
摩耗してしまうという欠点がある。そこで、特開昭58−
171992号公報では、バッキング層の滑性を高めるため、
ワックス類を熱可塑性樹脂と併用することを提案してい
るが、ここに開示されているパラフィンやエチレン系の
ワックス類を用いるとヘッドが汚れるだけでなく、熱転
写記録用インクシートがその保存中にブロッキングを起
こしてしまうという欠点が見られる。
このように、印刷時における印刷品質の低下、スティ
ッキング現象、ヘッドの汚染と損耗、及びシート保存中
のブロッキング等の問題は、いずれも熱転写印刷技術に
おいて解決を迫られている極めて重要な課題である。そ
れにもかかわらず、問題の困難さ故に、従来技術にあっ
てはこれらに部分的に対処するのみであって、これらを
一挙に解決し得るには至らなかった。
ッキング現象、ヘッドの汚染と損耗、及びシート保存中
のブロッキング等の問題は、いずれも熱転写印刷技術に
おいて解決を迫られている極めて重要な課題である。そ
れにもかかわらず、問題の困難さ故に、従来技術にあっ
てはこれらに部分的に対処するのみであって、これらを
一挙に解決し得るには至らなかった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、印字品質
の向上、スティッキング防止、ヘッドの汚染と摩耗の防
止を同時に可能にしながら、なお且つ保存中のブロッキ
ングを防止し得るような、高感度の熱転写記録用インク
シートを提供するものである。
の向上、スティッキング防止、ヘッドの汚染と摩耗の防
止を同時に可能にしながら、なお且つ保存中のブロッキ
ングを防止し得るような、高感度の熱転写記録用インク
シートを提供するものである。
本発明者等は上記目的を達成するために鋭意研究を重
ねた結果、熱溶融性インク組成物の主成分として特定の
融点範囲及び分子量範囲のジオキシ化合物と二塩基酸又
は二塩基酸の酸無水物との重縮合反応によって合成され
るエステルオリゴマーを熱溶融材として選びかつ、シリ
コーンオイルを添加することにより、上記目的が達成さ
れることを見出し本発明に至った。
ねた結果、熱溶融性インク組成物の主成分として特定の
融点範囲及び分子量範囲のジオキシ化合物と二塩基酸又
は二塩基酸の酸無水物との重縮合反応によって合成され
るエステルオリゴマーを熱溶融材として選びかつ、シリ
コーンオイルを添加することにより、上記目的が達成さ
れることを見出し本発明に至った。
即ち、本発明は、着色剤又は/及び無機もしくは有機
の微粉末と、熱溶融材とを含有する色材層を有する熱転
写記録用インクシートにおいて、熱溶融材が、数平均分
子量500〜6000及び融点範囲60〜110℃のジオキシ化合物
と二塩基酸又は二塩基酸の酸無水物との重縮合反応によ
って合成されるエステルオリゴマーを40重量%以上含有
し、かつシリコーンオイルを色材層全量に対し0.1〜5
重量%含むことを特徴とする熱転写記録用インクシート
を提供するものである。
の微粉末と、熱溶融材とを含有する色材層を有する熱転
写記録用インクシートにおいて、熱溶融材が、数平均分
子量500〜6000及び融点範囲60〜110℃のジオキシ化合物
と二塩基酸又は二塩基酸の酸無水物との重縮合反応によ
って合成されるエステルオリゴマーを40重量%以上含有
し、かつシリコーンオイルを色材層全量に対し0.1〜5
重量%含むことを特徴とする熱転写記録用インクシート
を提供するものである。
熱転写シートは特定の巾にスリッティングされて、ロ
ール状で使用されることが多い。その際、色材層中にシ
リコーンオイルを加えておくと、条件によってはこれが
色材層の直上の支持体背面に移行することが明らかにな
った。この発見をもとに種々検討した結果、条件を選べ
ば、このような方法により支持体背面にシリコーンオイ
ルをバッキングしたのと同様の効果をもたらし得る事を
見いだした。本発明はこのようなシリコーンオイルの移
行性を有効に利用してバッキング層を設けることなくス
ティッキング現象を防止するものである。
ール状で使用されることが多い。その際、色材層中にシ
リコーンオイルを加えておくと、条件によってはこれが
色材層の直上の支持体背面に移行することが明らかにな
った。この発見をもとに種々検討した結果、条件を選べ
ば、このような方法により支持体背面にシリコーンオイ
ルをバッキングしたのと同様の効果をもたらし得る事を
見いだした。本発明はこのようなシリコーンオイルの移
行性を有効に利用してバッキング層を設けることなくス
ティッキング現象を防止するものである。
本発明は低エネルギー印字のためにワックス等の熱溶
融材の融点を低く設計し、それに伴う地汚れを防止する
ため、高融点の熱可塑性樹脂を少量添加していた従来の
方法に代えて、数平均分子量500〜6000及び融点範囲60
〜110℃のジオキシ化合物と二塩基酸又は二塩基酸の酸
無水物との重縮合反応によって合成されるエステルオリ
ゴマー及びシリコーンオイルを選択することにより、上
記目的を達成したものである。
融材の融点を低く設計し、それに伴う地汚れを防止する
ため、高融点の熱可塑性樹脂を少量添加していた従来の
方法に代えて、数平均分子量500〜6000及び融点範囲60
〜110℃のジオキシ化合物と二塩基酸又は二塩基酸の酸
無水物との重縮合反応によって合成されるエステルオリ
ゴマー及びシリコーンオイルを選択することにより、上
記目的を達成したものである。
又、本発明は支持体上、熱溶融材を含有する色材層を
有する熱転写記録用インクシートの熱溶融材中に上記の
ようなエステルオリゴマーを40重量%以上含有せしめる
ことによって上記目的を達成するものであり、この含有
量が40重量%未満ではエステルオリゴマーの高転写感度
を発揮できない。
有する熱転写記録用インクシートの熱溶融材中に上記の
ようなエステルオリゴマーを40重量%以上含有せしめる
ことによって上記目的を達成するものであり、この含有
量が40重量%未満ではエステルオリゴマーの高転写感度
を発揮できない。
本発明の熱転写記録用インクシートは支持体であるベ
ースフィルム上に少なくとも一層からなる色材層を有し
ており、この色材層は少なくとも一種の上記の如き特定
のエステルオリゴマーを含有する。
ースフィルム上に少なくとも一層からなる色材層を有し
ており、この色材層は少なくとも一種の上記の如き特定
のエステルオリゴマーを含有する。
又、この色材層は少なくとも一種の着色剤又は/及び
無機もしくは有機の微粉末を含有する。着色剤としては
従来から知られている黄色、赤色、青色、黒色等各種染
料または顔料を特別の制限なしに使用することが出来
る。例えば、黒色顔料としてはカーボンブラック、オイ
ルブラックが用いられる。又、本発明において用いられ
る無機もしくは有機の微粉末は目的に応じて磁性粉その
他金属粉末、又は導電性粉末であってもよい。
無機もしくは有機の微粉末を含有する。着色剤としては
従来から知られている黄色、赤色、青色、黒色等各種染
料または顔料を特別の制限なしに使用することが出来
る。例えば、黒色顔料としてはカーボンブラック、オイ
ルブラックが用いられる。又、本発明において用いられ
る無機もしくは有機の微粉末は目的に応じて磁性粉その
他金属粉末、又は導電性粉末であってもよい。
本発明に用いられるエステルオリゴマーは、ジオキシ
化合物と二塩基酸、或いは二塩基酸の酸無水物との重縮
合反応によって合成され、従来のポリエチレンテレフタ
レート系ポリエステルに比べ重合度が低く、熱転写イン
ク用の熱溶融材として適した比較的低融点で狭い温度範
囲で融解するエステルオリゴマーである。このエステル
オリゴマーの数平均分子量及び融点は通常末端基から算
出した数平均分子量500〜6000、環球法融点範囲60〜110
℃であり、これらの合成方法は公知のいずれの方法によ
ってもよい。
化合物と二塩基酸、或いは二塩基酸の酸無水物との重縮
合反応によって合成され、従来のポリエチレンテレフタ
レート系ポリエステルに比べ重合度が低く、熱転写イン
ク用の熱溶融材として適した比較的低融点で狭い温度範
囲で融解するエステルオリゴマーである。このエステル
オリゴマーの数平均分子量及び融点は通常末端基から算
出した数平均分子量500〜6000、環球法融点範囲60〜110
℃であり、これらの合成方法は公知のいずれの方法によ
ってもよい。
本発明に用いられる二塩基酸としては、例えばアジピ
ン酸、アゼライン酸、セバチン酸、コハク酸、ドデカン
2酸等が挙げられ、ジオキシ化合物としては、エチレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオー
ル、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、ネ
オペンチルグリコールなどが挙げられる。
ン酸、アゼライン酸、セバチン酸、コハク酸、ドデカン
2酸等が挙げられ、ジオキシ化合物としては、エチレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオー
ル、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、ネ
オペンチルグリコールなどが挙げられる。
本発明に使用するエステルオリゴマーは単体で用いて
もよいし、2種以上のエステルオリゴマー同志、又はパ
ラフィン、カルナバワックス等従来から汎用されている
ワックス類や水添ロジン、エステルガム等のロジン誘導
体、ポリエチレンワックス、エチレン−アルキルアクリ
レート等との併用であっても良い。
もよいし、2種以上のエステルオリゴマー同志、又はパ
ラフィン、カルナバワックス等従来から汎用されている
ワックス類や水添ロジン、エステルガム等のロジン誘導
体、ポリエチレンワックス、エチレン−アルキルアクリ
レート等との併用であっても良い。
また、本発明の熱転写記録用インクシートはベースフ
ィルム又はベースフィルム上の塗膜層と接触して本発明
の色材層を少なくとも一層塗布したものであり、その他
に上塗層又は通電発熱用抵抗層等を他の構成層として有
していてもよい。
ィルム又はベースフィルム上の塗膜層と接触して本発明
の色材層を少なくとも一層塗布したものであり、その他
に上塗層又は通電発熱用抵抗層等を他の構成層として有
していてもよい。
本発明で用いるシリコーンオイルとは、無機質のシロ
キサン構造(Si−O−Si)と有機質のメチル基、フェニ
ル基から成る合成油の他に、メチル基の一部にオレフィ
ン、ポリエーテルなど各種の有機基を導入したものであ
る。それらの具体例としては下記のものが挙げられる。
キサン構造(Si−O−Si)と有機質のメチル基、フェニ
ル基から成る合成油の他に、メチル基の一部にオレフィ
ン、ポリエーテルなど各種の有機基を導入したものであ
る。それらの具体例としては下記のものが挙げられる。
ジメチルシリコーンオイル、メチルスチレン変性シリ
コーンオイル、オレフィン変性シリコーンオイル、ポリ
エーテル変性シリコーンオイル、フッ素変性シリコーン
オイル、カルボキシル変性シリコーンオイル等がある。
コーンオイル、オレフィン変性シリコーンオイル、ポリ
エーテル変性シリコーンオイル、フッ素変性シリコーン
オイル、カルボキシル変性シリコーンオイル等がある。
これらシリコーンオイルの添加量は、オイルの種類に
よっても異なるが、色材層全量に対して0.1〜5重量%
が適当であり、その上限を越えると低エネルギーでの記
録が困難となり転写濃度ムラ、ドット抜け等の欠陥が生
じて、印字品質が悪くなる。また、塗布量が上記下限未
満の場合、高温環境下では、地汚れ、尾引きが発生し、
スティッキングも起こりやすい。
よっても異なるが、色材層全量に対して0.1〜5重量%
が適当であり、その上限を越えると低エネルギーでの記
録が困難となり転写濃度ムラ、ドット抜け等の欠陥が生
じて、印字品質が悪くなる。また、塗布量が上記下限未
満の場合、高温環境下では、地汚れ、尾引きが発生し、
スティッキングも起こりやすい。
以上述べたような構成により得られた、熱転写記録用
インクシートは、転写感度が高いため低エネルギー印字
が可能であり、印字の高速化に適する。しかも、印字品
質は良好であり、スティッキングは起こらない。サーマ
ルヘッドへの悪影響もないため、メンテナンスフリーが
可能となる。更に、シート保存中のブロッキングもな
く、本発明の目的の全てが全うされる。
インクシートは、転写感度が高いため低エネルギー印字
が可能であり、印字の高速化に適する。しかも、印字品
質は良好であり、スティッキングは起こらない。サーマ
ルヘッドへの悪影響もないため、メンテナンスフリーが
可能となる。更に、シート保存中のブロッキングもな
く、本発明の目的の全てが全うされる。
以下に本発明を実施例に依って具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚、例中の「部」、「%」は特記しない限りは重量基
準である。
準である。
実施例1 ポリデカメチレンアジペート(数平均分子量1600,融点7
3℃) 80部 エステルガムHS(荒川化学社製) 5部 カーボンブラック#44(三菱化成社製) 15部 上記の組成物をトルエン200部と共にボールミルで12
時間混練し均一な塗布液を得た。この塗布液100部に対
してシリコーンオイル(信越シリコーンKF96)を1部加
えて撹拌溶解させた。
3℃) 80部 エステルガムHS(荒川化学社製) 5部 カーボンブラック#44(三菱化成社製) 15部 上記の組成物をトルエン200部と共にボールミルで12
時間混練し均一な塗布液を得た。この塗布液100部に対
してシリコーンオイル(信越シリコーンKF96)を1部加
えて撹拌溶解させた。
この塗布液を予め通常の方法でパラフィンを乾燥膜厚
1μとなるように塗布した厚さ3.5μのポリエチレンテ
レフタレートフィルム(東レ、ルミラー)上にワイヤー
バーで塗布し、乾燥膜厚が3.5μの色材層を設けて熱転
写インクシートを作成した。
1μとなるように塗布した厚さ3.5μのポリエチレンテ
レフタレートフィルム(東レ、ルミラー)上にワイヤー
バーで塗布し、乾燥膜厚が3.5μの色材層を設けて熱転
写インクシートを作成した。
第1図に示す如く、上記のようにして得られたインク
シート1を、色材層2とポリエチレンテレフタレートフ
ィルム支持体3の背面が密着するように二枚重ね、50℃
の恒温器中で10g/cm2の圧力をかけ15時間放置した後、
供試サンプルを切り出しNEC文豪ミニ7Eを用いて負荷エ
ネルギーを変えて普通紙(BEKK 160秒)の上に印字を行
ない、スティッキング現象発生の有無、加熱ヘッドの汚
れ、印字品質を評価した。
シート1を、色材層2とポリエチレンテレフタレートフ
ィルム支持体3の背面が密着するように二枚重ね、50℃
の恒温器中で10g/cm2の圧力をかけ15時間放置した後、
供試サンプルを切り出しNEC文豪ミニ7Eを用いて負荷エ
ネルギーを変えて普通紙(BEKK 160秒)の上に印字を行
ない、スティッキング現象発生の有無、加熱ヘッドの汚
れ、印字品質を評価した。
結果を表1に示す。
実施例2 ポリヘキサメチレンセバケート(数平均分子量3200,融
点75℃) 80部 エステルガムHS(荒川化学社製) 5部 カーボンブラック#44(三菱化成社製) 15部 上記組成物を用いて、実施例1と同様の方法で熱転写
インクシートを作成し、印字性能を評価した。
点75℃) 80部 エステルガムHS(荒川化学社製) 5部 カーボンブラック#44(三菱化成社製) 15部 上記組成物を用いて、実施例1と同様の方法で熱転写
インクシートを作成し、印字性能を評価した。
結果を表1に示す。
実施例3 ポリデカメチレンアジペート(実施例1で使用のもの)
80部 エステルガムHS(荒川化学社製) 5部 カーボンブラック#44(三菱化成社製) 15部 上記の組成物をトルエン200部と共にボールミルで12
時間混練し均一な塗布液を得た。この塗布液100部に対
してシリコーンオイル(信越シリコーンKF96)を0.02〜
5部加えて撹拌溶解させ、表2に示すような各種試料を
調製した。
80部 エステルガムHS(荒川化学社製) 5部 カーボンブラック#44(三菱化成社製) 15部 上記の組成物をトルエン200部と共にボールミルで12
時間混練し均一な塗布液を得た。この塗布液100部に対
してシリコーンオイル(信越シリコーンKF96)を0.02〜
5部加えて撹拌溶解させ、表2に示すような各種試料を
調製した。
以後実施例1と同様にして熱転写インクシートを作成
し、その印字性能を評価した。
し、その印字性能を評価した。
結果を表2に示す。
比較例1 実施例1で得られた塗布液100部に(シリコーンオイ
ルの代りに)流動パラフィンを1部加えた以外は同様に
して熱転写インクシートを作成し、その印字性能を評価
した。
ルの代りに)流動パラフィンを1部加えた以外は同様に
して熱転写インクシートを作成し、その印字性能を評価
した。
結果を表2に示す。
比較例2 パラフィンワックス(融点72℃) 50部 カルナバワックス 20部 エチレン酢酸ビニル共重合体 10部 カーボンブラック#44 20部 上記組成物をトルエン/メチルエチルケトン=1/1混
合溶液200部と共にボールミルで12時間混練し均一な塗
布液を得た。この塗布液100部に対してシリコーンオイ
ル(信越シリコーンKF96)を1部加えて撹拌溶解させた
後、実施例1と同様に熱転写インクシートを作成し、そ
の印字性能を評価した。
合溶液200部と共にボールミルで12時間混練し均一な塗
布液を得た。この塗布液100部に対してシリコーンオイ
ル(信越シリコーンKF96)を1部加えて撹拌溶解させた
後、実施例1と同様に熱転写インクシートを作成し、そ
の印字性能を評価した。
結果を表2に示す。
第1図は印字性能評価に用いたサンプルの略示断面図で
ある。 1:インクシート 2:色材層 3:ポリエチレンテレフタレートフィルム支持体 4:パラフィン層
ある。 1:インクシート 2:色材層 3:ポリエチレンテレフタレートフィルム支持体 4:パラフィン層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−13383(JP,A) 特開 昭62−13384(JP,A) 特開 昭61−139489(JP,A) 特開 昭63−194983(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】着色剤又は/及び無機もしくは有機の微粉
末と、熱溶融材とを含有する色材層を有する熱転写記録
用インクシートにおいて、熱溶融材が、数平均分子量50
0〜6000及び融点範囲60〜110℃のジオキシ化合物と二塩
基酸又は二塩基酸の酸無水物との重縮合反応によて合成
されるエステルオリゴマーを40重量%以上含有し、かつ
シリコーンオイルを色材層全量に対し0.1〜5重量%含
むことを特徴とする熱転写記録用インクシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62134181A JP2588197B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 熱転写記録用インクシ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62134181A JP2588197B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 熱転写記録用インクシ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63297096A JPS63297096A (ja) | 1988-12-05 |
JP2588197B2 true JP2588197B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=15122334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62134181A Expired - Fee Related JP2588197B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 熱転写記録用インクシ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588197B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61139489A (ja) * | 1984-12-12 | 1986-06-26 | Ricoh Co Ltd | 熱転写記録媒体 |
JPS6213383A (ja) * | 1985-07-11 | 1987-01-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 感熱記録材料 |
JPS6213384A (ja) * | 1985-07-11 | 1987-01-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 感熱記録材料 |
-
1987
- 1987-05-29 JP JP62134181A patent/JP2588197B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63297096A (ja) | 1988-12-05 |
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