JP2588167Y2 - 定量注出塗布栓 - Google Patents

定量注出塗布栓

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JP2588167Y2
JP2588167Y2 JP1992078037U JP7803792U JP2588167Y2 JP 2588167 Y2 JP2588167 Y2 JP 2588167Y2 JP 1992078037 U JP1992078037 U JP 1992078037U JP 7803792 U JP7803792 U JP 7803792U JP 2588167 Y2 JP2588167 Y2 JP 2588167Y2
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義幸 角田
利一 小川
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、育毛剤等の高価で一回
の使用量を略一定化することが望ましい液体の注出塗布
栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液体の注出塗布栓として種々の構成のも
のが利用されているが、塗布面に弁体を臨ませ、塗布面
の被塗布面への押圧により、この弁体を開放させて内容
液を注出して塗布する構成のものが、例えば実公昭47
−39227号公報に示されているように、良く知られ
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術においては、内容液の注出は、弁体だけによ
り制御されているので、使用姿勢で弁開状態にある限
り、内容液は注出され続けることになり、このため自動
的な定量注出を達成できないと云う問題があった。
【0004】特に、育毛剤のように、内容液を頭皮に直
接塗布する場合には、内容液の塗布程度および壜体内の
内容液を目視できないので、内容液の過剰塗布となり易
く、高価な育毛剤を無駄に消費することになると共に、
育毛効果を低減させるかも知れないと云う問題があっ
た。
【0005】また、例え非使用状態であっても、弁体の
弁片に押圧力が作用すると、弁片が注出口に押し込まれ
て弁開状態となって、壜体そのものが開放状態となるた
め、内容液が不正に流出して回りを汚したり、開放され
た注出口から内容液の成分が蒸発して、内容液の効能を
喪失もしくは低下させると云う問題があった。
【0006】そこで、本考案は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく考案されたもので、内容液の定
量注出を可能とすると共に、非使用状態時における不正
開放の発生をなくすことを技術的課題とし、もって内容
液の無駄のない効果的な使用を得ると共に、安全な使用
を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本考案の手段は、壜体の口筒に、密にかつ不動に組付
き、開放された中央部上端に、外鍔状のシール外鍔を有
する栓体を設けた組付き体を有すること、この組付き体
に、密にかつ昇降変位自在に外装し、上昇限において、
栓体のシール外鍔を上端開口部に密嵌入させる内筒片を
中央に立設した切替え体を有すること、この切替え体
に、密にかつ不動に外嵌して、切替え体との間に一定容
積の計量室を形成し、上端に注出口を開設した有頂筒形
状の操作体を有すること、この操作体の注出口内に、上
端部を突出可能に嵌入する弁片の下端に、操作体の注出
口の下端開口部に密接する弁座片を周設し、この弁座片
と弁片との一体物に上方への弾力を付勢した弁体を有す
ること、にある。
【0008】外周面に螺条を設け、壜体の口筒への組付
き部を形成する組付き筒の内周面に連設した内鍔の上面
に、直線円筒形状のシール筒片を立設し、内鍔の内周端
縁から液体の通過の自在な起立筒片を立設して組付き体
を構成し、この組付き体の起立筒片の上端に不動に組付
く嵌着体片の外周面に、外鍔状にシール外鍔を突周設し
て栓体を構成し、組付き体の組付き筒に離脱不能に螺合
する螺合筒の内周面から内鍔状に連設した頂板リングの
内周端縁に、組付き体のシール筒片に摺動自在に密嵌入
し、かつ上昇限で、栓体のシール外鍔に密外嵌する内筒
片を連設して切替え体を構成し、この切替え体に、密に
かつ不動に外嵌する外筒の上端に、切替え体との間に一
定容積の計量室を形成し、上端に注出口を開設した有頂
筒形状の上筒を立設して操作体を構成し、この操作体の
注出口に、上端部を突出可能に昇降自在に嵌入し、外周
面に縦溝を刻設した弁片の下端に、操作体の注出口の下
端開口縁に密接する弁座片を周設し、この弁座片に、下
端を切替え体に固定し、上方に弾力を付勢する弾条片の
上端を連設して弁体を構成するのが良い。
【0009】切替え体の下降限において、栓体の嵌着体
片の上端面であるシール頂面を、弁体の弁座片下面に当
接させるのが有効である。
【0010】栓体の嵌着体片のシール頂面中央に細棒状
の栓突片を立設し、弁体の弁片中央に、栓体の栓突片が
嵌入する上下に貫通した縦孔を開設し、切替え体の下降
限において、栓体のシール頂面を、弁体の弁座片に密接
させる構成とするのが好ましい。
【0011】操作体を覆って組付き体の下端部に着脱自
在に組付き、頂壁下面中央に、操作体の注出口を密閉す
る栓筒片を設けた有頂筒形状の外キャップ体を設けるの
が実用的である。
【0012】
【作用】非使用状態、すなわち切替え体と弁体と操作体
との組合せ物が下降限に位置している状態では、操作体
の注出口が弁体で閉鎖されていると共に、栓体のシール
外鍔が切替え体の内筒片の上方に位置して、このシール
外鍔と内筒片との間に間隙が形成されているので、切替
え体と操作体との間に形成された計量室は、壜体内と連
通した状態にある。
【0013】この状態から、定量の内容液を注出塗布す
るには、まず、壜体を逆立させて、壜体内の内容液を計
量室に流入させてから、壜体を正立姿勢に戻して、計量
室に定量の内容液を収納させる。
【0014】次いで、操作体を操作して、切替え体と弁
体と操作体との組合せ物を、組付き体と栓体との組合せ
物に対して上昇限まで移動させる。この移動により、栓
体のシール外鍔が切替え体の内筒片の上端開口部に密嵌
入するので、計量室と壜体内との連通は遮断され、使用
可能状態となる。
【0015】塗布栓を使用可能状態としたならば、壜体
を逆立させ、操作体の注出口から突出した弁体の弁片を
頭皮等の被塗布面に押し付ける。この弁片の被塗布面へ
の押し付けにより、弁片が注出口内に押し込まれて注出
口は開状態となり、計量室内の一定量の内容液が注出さ
れて被塗布面に塗布される。
【0016】この内容液の被塗布面への塗布操作中にお
いて、壜体内は、切替え体の内筒片上端開口部内への栓
体のシール外鍔の密嵌入により閉鎖された状態に保持さ
れるので、壜体内の内容液が注出されることはない。す
なわち、被塗布面に塗布されるのは、計量室で計量され
た一定量の内容液だけとなる。
【0017】内容液の塗布が完了したならば、被塗布面
から離脱させると共に、壜体を正立姿勢に戻して、切替
え体と弁体と操作体との組合せ物を下降限に復帰させ
る。被塗布面からの離脱により、弁片が弾力の作用によ
り復帰して注出口を閉鎖し、また切替え体と弁体と操作
体との組合せ物の下降限への復帰により、計量室が壜体
内と連通して、非使用状態に戻る。
【0018】切替え体と弁体と操作体との組合せ物の下
降限において、栓体の嵌着体片のシール頂面を弁体の弁
座片の下面に当接させるようにした場合には、非使用状
態において、栓体により弁体の下降変位が阻止された状
態となるため、注出口から突出した弁片上端部に不正な
押し込み力が作用しても、弁体は弁開状態とならず、壜
体の密閉状態を維持する。
【0019】栓体に栓突片を設けると共に、弁体の弁片
に縦孔を開設した場合には、切替え体と弁体と操作体と
の組合せ物が下降限から離れている状態では、弁片の縦
孔がわずかに開放された状態となるので、切替え体と弁
体と操作体との組合せ物の、下降限と上昇限との間での
変位による内部容積の変化に伴う内圧変化発生を、この
弁片の縦孔をリーク通路として防止することになる。
【0020】なお、この場合でも、切替え体と弁体と操
作体との組合せ物が下降限に位置したならば、栓体のシ
ール頂面が弁体の弁座片に密接するので、弁片の縦孔は
密閉され、塗布栓の密閉状態は維持される。
【0021】
【実施例】以下、本考案の一実施例を、図面を参照しな
がら説明する。図1は、本考案による塗布栓1の一実施
例を壜体8の口筒80に組付けた状態での全体縦断面図
を示すもので、図1における右半分は、塗布栓1の非使
用状態を、また左半分は、塗布栓1の使用可能状態を示
している。
【0022】塗布栓1が組付けられる壜体の口筒80
(図1参照)は、その外周面中央に係止周条81を突周
設すると共に、口筒80の外周面上部に、係止周条81
に連続した形態で複数の係止縦条82を突設した構成と
なっている。
【0023】組付き体2(図2および図3参照)は、下
端から拡径した裾筒を垂設し、また外周面に螺条23を
刻設して、壜体8の口筒80に外嵌する円筒形状の組付
き筒20の内周面上部に内鍔24を連設し、この内鍔2
4の上面に直線円筒形状のシール筒片26を立設すると
共に、内鍔24の内周端縁から上方に縮径し、その筒壁
に窓孔28を開設した比較的高い起立筒片27を立設し
て構成されている。
【0024】内鍔24よりも下位となった組付き筒20
の内周面箇所には、壜体8の係止縦条82に周方向から
係止する縦条22が突条設されていると共に、この縦条
22の下位には、壜体8の係止周条81に乗り越えてア
ンダーカット結合する係止条21が突周設されており、
また組付き筒20の外周面の螺条23の下位には、停止
条29が突周設されており、さらに内鍔24の下面に
は、口筒80の開口部に密嵌入する嵌入筒片25が垂設
されている。
【0025】すなわち、組付き体2は、係止条21を係
止周条81にアンダーカット結合させ、かつ縦条22を
係止縦条82に係止させることにより、壜体8の口筒8
0に不動に組付き、嵌入筒片25を口筒80の開口部に
密嵌入することにより密に組付くことになるのである。
【0026】栓体3(図4参照)は、有頂細円筒形状を
した嵌着体片30の外周面中央に、やや肉厚な外鍔状の
シール外鍔31を周設すると共に、平坦な頂面であるシ
ール頂面34の中央に、直線細棒状の栓突片33を突設
して構成され、嵌着体片30のシール外鍔31直下の筒
壁部分には、壜体8内側と計量室A側との内容液の流通
を助ける通孔32が開設されており、この通孔32の直
下の嵌着体片30の外周面には、栓体3の起立筒片27
に対する組付き限を設定する段部35が形成されてお
り、栓体3は、この段部35より下の嵌着体片30部分
を、起立筒片27の上端開口部に嵌入させてアンダーカ
ット結合することにより、組付き体2に強固に組付けら
れる。
【0027】切替え体4(図5参照)は、内周面に組付
き体2の螺条23と螺合する螺条を刻設した円筒形状の
螺合筒40の内周面上端部に内鍔状の頂板リング43を
連設し、この頂板リング43の内周端縁に、組付き体2
のシール筒片26に摺動自在に密嵌入すると共に、上端
開口部に栓体3のシール外鍔31が密嵌入できる内筒片
45を、その中央部分で連設して構成されている。
【0028】螺合筒40の内周面下端には、切替え体4
が上昇限に達したところで、組付き体2の停止条29に
下方から係止して、切替え体4の組付き体2からの離脱
を防止する突き当たり条41が周設されており、また内
筒片45の外周面下端には、内筒片45のシール筒片2
6との密接を確実で強固なものとするシール周条46が
突周設されており、螺合筒40の外周面には、係止縦溝
42が刻設されていると共に係止周溝47が周設されて
おり、そして頂板リング43の上面中央には、内周面に
突条を周設した短円筒片状の組付け筒片44が突設され
ている。
【0029】すなわち、切替え体4は、その螺合筒40
を組付き筒20に螺合組付けすることにより、組付き体
2に対して昇降変位自在に組付くと共に、突き当たり条
41が停止条29に下方から突き当たることにより組付
き体2に対して離脱不能に組付き、その内筒片45をシ
ール筒片26に密嵌入させることにより、組付き体2に
密に組付くことになるのであり、上昇限において、栓体
3のシール外鍔31に内筒片45を密外嵌させることに
より、壜体8側を密閉するのである。
【0030】操作体5(図6参照)は、切替え体4の螺
合筒40にほぼ隙間無く外嵌する円筒形状の外筒50の
上端に、幅狭な内鍔状の内フランジ片52を介して、切
替え体4の頂板リング43および内筒片45との間で一
定容積の計量室Aを形成し、ドーム状となった頂壁の上
端中央に注出筒を立設して注出口55を開設した有頂円
筒形状の上筒54を立設して構成されている。
【0031】外筒50の内周面上半分には、切替え体4
の係止縦溝42に係合する係合縦条51と、係止周溝4
7に係合する係合突条56とが設けられて、操作体5の
切替え体4に対する不動な組付きを達成し、また内フラ
ンジ52の下面内周端には、組付け筒片44に密外嵌す
る短円筒状の密嵌筒片53を垂設して、操作体5の切替
え体4に対する密な組付きを達成している。
【0032】弁体6(図7および図8参照)は、注出口
55より大きい高さを有し、この注出口55に緩く嵌入
する太さで、外周面に全高さ範囲にわたって数個(図示
実施例の場合、3個)の縦溝63を刻設し、内部を縦孔
62とした短円筒形状の弁片61の下端に、下方に拡径
したテーパ面状の上面を有する弁座片64を周設し、こ
の弁座片64に、下端を切替え体4に固定し、上方に弾
力を付勢する数条(図示実施例の場合、3条)の螺旋状
をした弾条片65の上端を連設して構成されている。
【0033】数条の弾条片65の下端は、外周面に係止
条を周設したリング状の組付きリング60に連設されて
おり、この組付きリング60を切替え体4の組付け筒片
44に嵌入させてアンダーカット結合させることによ
り、弾条片65下端の切替え体4に対する固定が達成さ
れ、また各弾条片65の上端は、弁座片64の周端縁か
ら等中心角で延出設された部分に連設され、この弾条片
65上端部との連設箇所が、弁座片64の弁閉作用に悪
影響を与えないようにしている。
【0034】なお、注出口55の下端開口縁部は、弁座
片64の上面と同一の、下方に拡径したテーパ面となっ
ており、また弁座片64の下面は、栓体3のシール頂面
34が密接できる平坦面となっており、さらに弁片61
の縦孔62は、栓体3の栓突片33が緩く嵌入する口径
となっている。
【0035】外キャップ体7(図9および図10参照)
は、操作体5を覆って組付き体2の下端部、すなわち組
付き筒20の下端から拡径して垂設された裾筒に外嵌し
て着脱自在に組付き、頂壁72の下面中央に、注出口5
5を密閉する栓筒片73を垂設した有頂円筒形状を構成
されている。
【0036】外キャップ体7の主体部分である周壁70
は、操作体5の外筒50の外径よりもわずかに大きい内
径の、抜きテーパを有する円筒形状をしていて、その内
周面下端に突設した、組付き体2の裾筒の外周面下端縁
に係止する複数(図示実施例の場合、4個)の高さの低
い係止突片71により、組付き筒20に対して着脱自在
に組付く。
【0037】
【考案の効果】本考案は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。計量室を設けて、一回の
使用に適量な内容液を正確にかつ簡単に計量できるの
で、内容液を無駄なくかつ適正に使用することができ、
もって消費者に内容液の適正で無駄のない使用状況を簡
単に与えることができる。
【0038】使用状態では、壜体内側と計量室側とを完
全に遮断するので、計量された内容液以外の内容液が不
正に注出されることがなく、もって内容液の定量注出を
確実に達成できる。
【0039】内容液の一回の使用量が正確にかつ確実に
設定されるので、例え内容液の塗布状態とか壜体を目視
できなくても、正確で確実な内容液の定量注出を達成で
き、もって被塗布面への押圧塗布操作だけで、内容液の
正確で適正な塗布を達成することができる。
【0040】栓体を弁体の弁座片に当接可能にした場合
には、非使用状態における弁体の不正開放を確実にかつ
強力に防止するので、内容液の不正流出や内容液成分の
蒸発を防止でき、もって安全で好適な使用状況を得るこ
とができる。
【0041】栓体に栓突片を設けると共に、弁片に縦孔
を開設した場合には、使用状態の切替え操作に伴う内圧
変化の発生を防止することができるので、シール部から
の内容液の滲み出や、注出口からの内容液の吹き出しを
防止することができ、もって周囲を汚すことなく好適に
使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による定量注出塗布栓の一実施例を示
す、壜体に組付けた状態での全体縦断面図を示すもの
で、右半分は非使用状態を、左半分は使用可能状態を示
す。
【図2】図1に示した実施例における、組付き体の右半
分を縦断した正面図。
【図3】図2に示した組付き体の平面図。
【図4】図1に示した実施例における、栓体の右半分を
縦断した正面図。
【図5】図1に示した実施例における、切替え体の右半
分を縦断した正面図。
【図6】図1に示した実施例における、操作体の右半分
を縦断した正面図。
【図7】図1に示した実施例における、弁体の右半分を
縦断した正面図。
【図8】図7に示した弁体の、弁片と弁座片との一体物
の平面図。
【図9】図1に示した実施例における、外キャップ体の
右半分を縦断した正面図。
【図10】図9に示した外キャップの底面図。
【符号の説明】 1 ; 塗布栓 2 ; 組付き体 20; 組付き筒 21; 係止条 22; 縦条 23; 螺条 24; 内鍔 25; 嵌入筒片 26; シール筒片 27; 起立筒片 28; 窓孔 29; 停止条 3 ; 栓体 30; 嵌着体片 31; シール外鍔 32; 通孔 33: 栓突片 34; シール頂
面 35; 段部 4 ; 切替え体 40; 螺合筒 41; 突き当た
り片 42; 係止縦溝 43; 頂板リン
グ 44; 組付け筒片 45; 内筒片 46; シール周条 47; 係止周溝 5 ; 操作体 50; 外筒 51; 係合縦条 52; 内フラン
ジ片 53; 密嵌筒片 54; 上筒 55; 注出口 56; 係合突条 6 ; 弁体 60; 組付きリ
ング 61; 弁片 62; 縦孔 63; 縦溝 64; 弁座片 65; 弾条片 7 ; 外キャッ
プ体 70; 周壁 71; 係止突片 72; 頂壁 73; 栓筒片 8 ; 壜体 80; 口筒 81; 係止周条 82; 係止縦条 A ; 計量室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 35/44 - 35/54 B65D 39/00 - 55/16

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壜体(8) の口筒(80)に、密にかつ不動に
    組付き、開放された中央部上端に、外鍔状のシール外鍔
    (31)を有する栓体(3) を設けた組付き体(2)と、該組付
    き体(2) に、密にかつ昇降変位自在に外装し、上昇限に
    おいて、前記シール外鍔(31)を上端開口部に密嵌入させ
    る内筒片(45)を中央に立設した切替え体(4) と、該切替
    え体(4) に、密にかつ不動に外嵌して、該切替え体(4)
    との間に一定容積の計量室(A) を形成し、上端に注出口
    (55)を開設した有頂筒形状の操作体(5) と、前記注出口
    (55)内に、上端部を突出可能に嵌入する弁片(61)の下端
    に、前記注出口(55)の下端開口部に密接する弁座片(64)
    を周設し、該弁座片(64)と弁片(61)との一体物に上方へ
    の弾力を付勢した弁体(6) と、から成る定量注出塗布
    栓。
  2. 【請求項2】 外周面に螺条(23)を設け、口筒(80)への
    組付き部を形成する組付き筒(20)の内周面に連設した内
    鍔(24)の上面に、直線円筒形状のシール筒片(26)を立設
    し、前記内鍔(24)の内周端縁から液体の通過の自在な起
    立筒片(27)を立設して組付き体(2) を構成し、前記起立
    筒片(27)の上端に不動に組付く嵌着体片(30)の外周面
    に、外鍔状にシール外鍔(31)を突周設して栓体(3) を構
    成し、前記組付き筒(20)に離脱不能に螺合する螺合筒(4
    0)の内周面から内鍔状に連設した頂板リング(43)の内周
    端縁に、前記シール筒片(26)に摺動自在に密嵌入し、か
    つ上昇限で、前記シール外鍔(31)に密外嵌する内筒片(4
    5)を連設して切替え体(4)を構成し、該切替え体(4)
    に、密にかつ不動に外嵌する外筒(50)の上端に、前記切
    替え体(4) との間に一定容積の計量室(A) を形成し、上
    端に注出口(55)を開設した有頂筒形状の上筒(54)を立設
    して操作体(5) を構成し、前記注出口(55)に、上端部を
    突出可能に昇降自在に嵌入し、外周面に縦溝(63)を刻設
    した弁片(61)の下端に、前記注出口(55)の下端開口縁に
    密接する弁座片(64)を周設し、該弁座片(64)に、下端を
    前記切替え体(4) に固定し、上方に弾力を付勢する弾条
    片(65)の上端を連設して弁体(6) を構成した、請求項1
    に記載の定量注出塗布栓。
  3. 【請求項3】 切替え体(4) の下降限において、栓体
    (3) の嵌着体片(30)の上端面であるシール頂面(34)を、
    弁体(6) の弁座片(64)下面に当接させる構成とした請求
    項1または2に記載の定量注出塗布栓。
  4. 【請求項4】 栓体(3) の嵌着体片(30)のシール頂面(3
    4)中央に細棒状の栓突片(33)を立設し、弁体(6) の弁片
    (61)中央に、前記栓突片(33)が嵌入する上下に貫通した
    縦孔(62)を開設し、切替え体(4) の下降限において、前
    記シール頂面(34)を、前記弁体(6) の弁座片(64)に密接
    させる構成とした請求項1または2または3に記載の定
    量注出塗布栓。
  5. 【請求項5】 操作体(5) を覆って組付き体(2) の下端
    部に着脱自在に組付き、頂壁(72)下面中央に、前記操作
    体(5) の注出口(55)を密閉する栓筒片(73)を設けた有頂
    筒形状の外キャップ体(7) を設けた請求項1または2ま
    たは3または4に記載の定量注出塗布栓。
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