JPH047094Y2 - - Google Patents

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JPH047094Y2
JPH047094Y2 JP1985108965U JP10896585U JPH047094Y2 JP H047094 Y2 JPH047094 Y2 JP H047094Y2 JP 1985108965 U JP1985108965 U JP 1985108965U JP 10896585 U JP10896585 U JP 10896585U JP H047094 Y2 JPH047094 Y2 JP H047094Y2
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nozzle
hole
container
cup
closing plate
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JP1985108965U
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JPS6217554U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は液体計量キヤツプに係り、特にノズル
からの液体の注出後にノズルの周囲からこぼれる
残液を再度容器内に回収できる液体計量キヤツプ
に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の液体計量キヤツプとして、実公
昭58−28985号公報(第4図)に示されたものが
ある。これは、容器口部2に嵌着された嵌合部材
に上方に突出した山状の膨出部20を形成し、こ
の膨出部20の内部に傾斜板21で容器1内の一
側寄り部分に通じる帰還路22を形成し、膨出部
20の頂点を開放して帰還口23とするととも
に、傾斜板21を貫通して帰還口23から外部に
突出する管状のノズル24を設けた構造であり、
帰還路22の容器1内に開放している部分を上に
してノズル24から容器1内の液体を注出した
後、ノズル24の周囲に付着してノズル24を伝
わり落ちる残液は、帰還口23から帰還路22を
通つて容器1内に帰還するようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このような構造では、膨出部20を形
成し、その頂点を開放し、その頂点からノズル2
4を突出させるものであるから、口部2の大きい
容器1に合わせて形成しやすいが、口部2が小さ
いものでは口部2の大きさに合わせて前記構造の
ものを形成すると、ノズル24まで小さい径のも
のにしなければならず、注出のしにくいものとな
つてしまう。そして、口部2の小さい容器1に合
わせて形成した場合、帰還路22は常に容器1内
外に通じているものであるため、たとえ帰還路2
2の容器1内側に開放している部分を上にしたと
しても、容器口部2の径が小さいことから、容器
口部2から出る液体はノズル24からだけでなく
帰還路22からも流出してしまい、今度は膨出部
20の頂部外周に残液が付着して当初の目的を果
たせないこととなつてしまう。さらに、注出の際
に帰還路22の容器1内に開放している部分を上
にしなければならないので、容器1の使い方に方
向性が生じ、何等かの目印をしなければ使い勝手
が悪い。
なお、ノズルを可動式にして残液を容器内に戻
すものも提案されているがノズルの基部から液体
が漏れる虞がある。
本考案は、このような問題点に鑑みなされたも
ので、残液の容器内への帰還が確実で、小さな口
部の容器にも合わせて形成でき、また通常の注出
時にはノズル周囲から液体が漏れず、さらに、注
出の際に方向性がなく、使い勝手のよい液体計量
キヤツプとすることを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するため、次
のような技術的手段をとつた。
すなわち、容器口部2に取り付けられる筒体3
内に、容器口部2を塞ぐ閉塞板4を設ける。筒体
3の容器口部2への取り付け手段は嵌着でも螺着
でもよい。
そして、この閉塞板4に貫通孔5を穿設すると
ともに、この閉塞板4の上面を貫通孔5に向かう
につれて下る傾斜面とする。
さらに、この貫通孔5内に貫通孔5よりやや縮
径に形成され、基端外周に貫通孔5より径大のフ
ランジ11を設けてある管状のノズル6を貫挿
し、このノズル6のフランジ11が貫通孔5外周
に当接する状態となるようノズル6と閉塞板4と
の間にばね14を介挿して、ノズル6を上方に付
勢する。
また、前記筒体3にカツプ15を取り付け、こ
のカツプ15の筒体3への取り付け時にカツプ1
5の内底面が前記ノズル6の先端に当接して前記
ばね14の付勢力に抗してノズル6を下降させる
ようにする。カツプ15の筒体3への取り付けも
嵌合、螺着を問わない。
〔作用〕
カツプ15を外すとばね14の付勢力によりノ
ズル6が上昇し、フランジ11が貫通孔5外周に
当接する。これにより貫通孔5とノズル6の基端
部との間がシールされるので、この状態で容器1
を傾けると傾ける方向を問わずに容器1内の液体
がノズル6から注出される。液体の注出後ノズル
6の先端外周に付着した残液はそのまま落下し閉
塞板4上に溜まる。そして、カツプ15を筒体3
に取り付けると、カツプ15に押されてノズル6
が下降し、貫通孔5とノズル6外周との間に液体
の帰還路を形成するので、閉塞板4上に溜まつて
いる液体はその傾斜に従つて貫通孔5から容器1
内へと帰還する。
以上のように、ノズル6の上昇時においては、
ばね14の付勢力により貫通孔5とノズル6の基
端部との間が完全に密着し液体が漏れる虞がな
い。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に
基づいて説明する。
容器1の口部2に筒体3が螺着され、この筒体
3内の中間部に容器口部2を塞ぐ閉塞板4が設け
られている。そして、その閉塞板4の中央に貫通
孔5が穿設され、この貫通孔5に管状のノズル6
が貫挿されている。
このノズル6は貫通孔5の直径よりやや小さい
外径で、基端外周に貫通孔5より径大のフランジ
11を有し、さらに、このフランジ11部分のや
や上部外周が貫通孔5と同一径のシール部12と
なつており、さらに、基端部よりやや上部外周に
環状突起13が形成されている。
そして、貫通孔5の周縁の2箇所に閉塞板4と
一体に形成された板ばね14が対向してそれぞれ
設けられ、この板ばね14の先端は、前記ノズル
6の環状突起13に下側から当接して引つ掛か
り、ノズル6を上方へと付勢している。
また、筒体3にカツプ15が螺着され、このカ
ツプ15は筒体3への螺着時にその内底面がノズ
ル6の先端に当接して、ノズル6の口を塞ぐとと
もに、板ばね14の付勢力に抗してノズル6を押
し下げる。
そして、カツプ15を外すと、板ばね14でノ
ズル6が上昇し、ノズル6のシール部12が貫通
孔5に嵌合するとともに、フランジ11が貫通孔
5の周囲に当接してノズル6の上昇が完了する。
これにより貫通孔5とノズル6との間がシールさ
れ、この状態で容器1を傾けて容器1内の液体を
ノズル6から注出する。注出後ノズル6の周囲に
付着した残液は閉塞板4上へと落下する。
その後カツプ15を筒体3に螺着すると、カツ
プ15の内底面にノズル6が押され、フランジ1
1と貫通孔5周囲との当接、シール部12と貫通
孔5との嵌合が外れるのでノズル6と貫通孔5と
の間に隙間が生じ液体の帰還路となつてここから
残液が容器1内へと帰還する。
なお、この実施例ではノズル6の上昇時にノズ
ル6と貫通孔5との間をシールするため、貫通孔
5の基端部分に貫通孔5と同一径のシール部12
を設けているが、フランジ11を設けてあれば、
このフランジ11がシール作用もするので必ずし
もシール部12を設ける必要はない。
また、板ばね14は閉塞板4に一体に形成して
あるが、ノズル6側に一体に設けることも可能で
ある。さらに板ばね14でなくともコイルスプリ
ング等でもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、カツプ15を外した液体注出
時に貫通孔5はノズル6により閉じられるので貫
通孔5から液体がもれずに確実な注出ができると
ともに、カツプ15を筒体3に取り付けると貫通
孔5とノズル6との間が開くので、残液の帰還も
確実である。
しかも、注出の際の方向性もなく、どの方向か
らも注出でき便利である。
さらに、前記のような構造であるため、口部2
の小さい容器1に合わせて形成することも可能で
ある。
また、ノズル6の上昇時においては、ばね14
の付勢力により貫通孔5とノズル6の基端部との
間が完全に密着し液体が漏れる虞がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図はカツプを外して注出を行う際の縦断面図、
第3図はその分解斜視図、第4図は従来例を示す
縦断面図である。 1……容器、2……口部、3……筒体、4……
閉塞板、5……貫通孔、6……ノズル、11……
フランジ、15……カツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器1の口部2に取り付けられる筒体3内に、
    容器口部2を塞ぐ閉塞板4を設け、この閉塞板4
    に貫通孔5を穿設するとともに、この閉塞板4の
    上面を貫通孔5に向かうにつれて下る傾斜面と
    し、この貫通孔5内に貫通孔5よりやや縮径に形
    成され、基端外周に貫通孔5より径大のフランジ
    11を設けてある管状のノズル6を貫挿し、この
    ノズル6のフランジ11が貫通孔5外周に当接す
    る状態となるようノズル6と閉塞板4との間にば
    ね14を介挿して、ノズル6を上方に付勢し、さ
    らに、前記筒体3にカツプ15を取り付け、この
    カツプ15の筒体3への取り付け時にカツプ15
    の内底面が前記ノズル6の先端に当接し、前記ば
    ね14の付勢力に抗してノズル6を下降させるこ
    とを特徴とする液体計量キヤツプ。
JP1985108965U 1985-07-17 1985-07-17 Expired JPH047094Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985108965U JPH047094Y2 (ja) 1985-07-17 1985-07-17

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JP1985108965U JPH047094Y2 (ja) 1985-07-17 1985-07-17

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Publication Number Publication Date
JPS6217554U JPS6217554U (ja) 1987-02-02
JPH047094Y2 true JPH047094Y2 (ja) 1992-02-26

Family

ID=30986638

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JPS6217554U (ja) 1987-02-02

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