JP4251342B2 - 定量注出塗布容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、育毛剤等の高価で一回の使用量を一定化することが望ましい液体の注出塗布容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の定量注出塗布容器に用いられる注出塗布栓として、本出願人は先に実開平6−35153号公報に係る考案を提案した。
【0003】
この従来技術は、壜体に密にかつ不動に組付き、シール外鍔を有する栓体を設けた組付き体に対して、計量室を形成すると共に、注出口に開閉弁体を組付け、上昇限で、シール外鍔との密接により計量室側と壜体側とを遮断する切替え体と操作体との組合せ物を、密にかつ昇降変位可能に組付けて構成し、使用可能状態では、適正量に計量された内容液だけを注出可能とし、内容液の無駄な注出を防止したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術において、開閉弁体は、操作体の注出口に、上端部を突出可能に昇降自在に嵌入し、外周面に縦溝を刻設した弁片の下端に、操作体の注出口の下端開口縁に密接する弁座片を周設し、この弁座片に、下端を切替え体に固定し、上方に弾力を付勢する複数の螺旋状の弾条片の上端を連設して構成されている。
【0005】
従って、この開閉弁体は、上方に弾力を付勢すべく圧縮された状態、すなわち各弾条片が上下方向に押圧されて弾性変形した状態で、各弾条片の略下半部分が計量室内に位置した状態で組付けられている。
【0006】
このように、計量室の容積の一部は、複数の弾条片によって占められているため、この弾条片の弾性変形形態のわずかな相違によって計量室の実質的な容積が変化し、そのため、実際に計量される内容液の量を設定値に正確に一致させることが難しい、と云う問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、開閉弁体の弾性変形形態の相違に基づく計量室の容積変化を無くすることを技術的課題とし、もって常に設定された正確な量の内容液を計量、注出できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決する本発明の手段は、
上端に口筒を有する壜体を有すること、
この壜体の口筒に、密にかつ不動に組付き、開放された中央部上端に、外鍔状のシール外鍔を有する栓体を設けた組付き体と、この組付き体に、密にかつ昇降変位自在に外装し、上昇限において、シール外鍔を上端開口部に密嵌入させる内筒片を中央に立設した切替え体と、この切替え体に、密にかつ不動に外嵌して、切替え体との間に一定容積の計量室を形成し、上端に注出口を開設した有頂筒形状の操作体と、この操作体の注出口内に、上端部を突出可能に嵌入する弁片の下端に、操作体の注出口の下端開口部に密接する弁座片を周設し、この弁座片と弁片との一体物に上方への弾力を付勢する弁体と、から成る塗布栓を有すること、
この塗布栓を覆って壜体の胴部上端に着脱自在に取り付けられるキャップ体を有すること、
弁体を、切替え体に不動に組付く組付きリングの上面に、計量室の深さに略近い高さを有する複数の固定板を立設し、この固定板と弁体の弁座片とを複数の螺旋状の弾条片で連結して構成したこと、
にある。
【0009】
非使用状態、すなわち切替え体と弁体と操作体との組合せ物が下降限に位置している状態では、操作体の注出口が弁体で閉鎖されていると共に、組付き体の栓体のシール外鍔が切替え体の内筒片の上方に位置して、このシール外鍔と内筒片との間に間隙が形成されているので、切替え体と操作体との間に形成された計量室は、壜体内と連通した状態にある。
【0010】
この状態から、定量の内容液を注出塗布するには、まず、壜体を逆立させて、壜体内の内容液を計量室に流入させてから、壜体を正立姿勢に戻して、計量室に定量の内容液を収納させる。
【0011】
次いで、操作体を操作して、切替え体と弁体と操作体との組合せ物を、組付き体と栓体との組合せ物に対して上昇限まで移動させる。
【0012】
この移動により、栓体のシール外鍔が切替え体の内筒片の上端開口部に密嵌入するので、計量室と壜体内との連通は遮断され、使用可能状態となる。
【0013】
塗布栓を使用可能状態としたならば、壜体を逆立させ、操作体の注出口から突出した弁体の弁片を頭皮等の被塗布面に押し付ける。
【0014】
この弁片の被塗布面への押し付けにより、弁片が注出口内に押し込まれて注出口は開状態となり、計量室内の一定量の内容液が注出されて被塗布面に塗布される。
【0015】
この内容液の被塗布面への塗布操作中において、壜体内は、切替え体の内筒片上端開口部内への栓体のシール外鍔の密嵌入により閉鎖された状態に保持されるので、壜体内の内容液が注出されることはない。
【0016】
すなわち、被塗布面に塗布されるのは、計量室で計量された一定量の内容液だけとなる。
【0017】
内容液の塗布が完了したならば、被塗布面から離脱させると共に、壜体を正立姿勢に戻して、切替え体と弁体と操作体との組合せ物を下降限に復帰させる。
【0018】
被塗布面からの離脱により、弁片が弾条片の弾力の作用により復帰して注出口を閉鎖し、また切替え体と弁体と操作体との組合せ物の下降限への復帰により、計量室が壜体内と連通して、非使用状態に戻る。
【0019】
弁体の螺旋状の各弾条片の下端は、計量室の深さに略近い高さに立設された固定板の上端に連設されているので、弾条片は計量室内に位置することができず、例え弾条片の弾性変形形態が変化したとしても、計量室の容積に変化を及ぼすことはほとんど無く、従って、常に設定された正確な量の内容液を計量、注出することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を、図面を参照しながら説明する。
図1は、塗布栓1を壜体8の口筒80に組付けた状態での全体縦断面図を示すもので、図1における右半分は、定量注出塗布容器の非使用状態を、また左半分は、定量注出塗布容器の使用可能状態を示している。
【0021】
塗布栓1が組付けられる壜体8の口筒80(図2参照)は、その外周面中央に係止周条81を突周設すると共に、口筒80の外周面上部に、係止周条81に連続した形態で複数の係止縦条82を突設し、さらに外周面下部に突周設した外鍔83の上面の軸対称位置には、一対の突起84が形成されており、また断面略楕円筒形状の胴部の上端部両側面には、一対の係合凹部85が形成されている。
【0022】
組付き体2(図3および図4参照)は、下端から拡径した裾筒を垂設し、また外周面に螺条23を刻設して、壜体8の口筒80に外嵌する円筒形状の組付き筒20の内周面上部に内鍔24を連設し、この内鍔24の上面に直線円筒形状のシール筒片26を立設すると共に、内鍔24の内周端縁から上方に縮径し、その筒壁に窓孔28を開設した比較的高い起立筒片27を立設して構成されている。
【0023】
起立筒片27の窓孔28は、起立筒片27を構造的に安定させ、経時によるその芯ズレを防止すべく、周方向の等分三個所に開設されている。
【0024】
内鍔24よりも下位となった組付き筒20の内周面箇所には、壜体8の係止縦条82に周方向から係止する縦条22が突条設されていると共に、この縦条22の下位には、壜体8の係止周条81に乗り越えてアンダーカット結合する係止条21が突周設されており、また組付き筒20の下端面の軸対称位置には、壜体8の突起84に係合して、壜体8との方向合せが可能な一対の凹部20aが設けてある。
【0025】
組付き筒20の外周面の螺条23の下位には停止条29が突周設されていると共に、この停止条29と螺条23の終端との間には突き当たり縦リブ23aが突設され、かつ停止条29の下位の軸対称位置には、比較的高さの低い各一対の縦条29aが突設されており、さらに内鍔24の下面には、口筒80の開口部に密嵌入する嵌入筒片25が垂設されている。
【0026】
すなわち、組付き体2は、凹部20aを突起84に係合させて壜体8との方向合せを行った後、係止条21を係止周条81にアンダーカット結合させ、かつ縦条22を係止縦条82に係止させることにより、壜体8の口筒80に不動に組付き、嵌入筒片25を口筒80の開口部に密嵌入することにより密に組付くことになるのである。
【0027】
栓体3(図6参照)は、有頂細円筒形状をした嵌着体片30の外周面中央に、やや肉厚な外鍔状のシール外鍔31を周設すると共に、平坦な頂面であるシール頂面34の中央に、直線細棒状の栓突片33を突設して構成され、嵌着体片30のシール外鍔31直下の筒壁部分には、壜体8内側と計量室A側との内容液の流通を助ける通孔32が開設されており、この通孔32の直下の嵌着体片30の外周面には、栓体3の起立筒片27に対する組付き限を設定する段部35が形成されており、栓体3は、この段部35より下の嵌着体片30部分を、起立筒片27の上端開口部に嵌入させてアンダーカット結合することにより、組付き体2に強固に組付けられる。
【0028】
切替え体4(図7参照)は、内周面に組付き体2の螺条23と螺合する螺条を刻設した円筒形状の螺合筒40の内周面上端部に内鍔状の頂板リング43を連設し、この頂板リング43の内周端縁に、組付き体2のシール筒片26に摺動自在に密嵌入すると共に、上端開口部に栓体3のシール外鍔31が密嵌入できる内筒片45を、その中央部分で連設して構成されている。
【0029】
螺合筒40の下端には、内側を突き当たり凸部41aに形成した複数の抜け止め片41と、内側を突き当たり凸部41aよりも内方へ突出した乗り越え凸部48aに形成した薄板状の一枚の音出し片48とが、個々に肉薄部41b、48bを介して屈曲自在に、かつ拡開した状態で一体設されている。
【0030】
また、内筒片45の外周面下端には、内筒片45のシール筒片26との密接を確実で強固なものとするシール周条46が突周設されており、螺合筒40の外周面には、軸対称位置に一対の係止縦溝42が刻設されていると共に係止周溝47が周設されており、そして頂板リング43の上面中央には、内周面に突条を周設した短円筒片状の組付け筒片44が突設されている。
【0031】
すなわち、切替え体4は、その螺合筒40を組付き筒20に螺合組付けすることにより、組付き体2に対して昇降変位自在に組付くと共に、後述するように突き当たり凸部41aが停止条29に下方から突き当たることにより組付き体2に対して離脱不能に組付き、その内筒片45をシール筒片26に密嵌入させることにより、組付き体2に密に組付くことになるのであり、上昇限において、栓体3のシール外鍔31に内筒片45を密外嵌させることにより、壜体8側を密閉するのである。
【0032】
操作体5(図8参照)は、切替え体4の螺合筒40にほぼ隙間無く外嵌する円筒形状の外筒50の上端に、幅狭な内鍔状の内フランジ片52を介して、切替え体4の頂板リング43および内筒片45との間で一定容積の計量室Aを形成し、ドーム状となった頂壁の上端中央に注出筒を立設して注出口55を開設した有頂円筒形状の上筒54を立設して構成されている。
【0033】
外筒50の内周面上半分に、切替え体4の一対の係止縦溝42に係合する長短一対の係合縦条51と、係止周溝47に係合する係合突条56とを設けて、操作体5の切替え体4に対する不動な組付きを達成し、また内フランジ52の下面内周端に、組付け筒片44に密外嵌する短円筒状の密嵌筒片53を垂設して、操作体5の切替え体4に対する密な組付きを達成している。
【0034】
なお、一対の係合縦状51の長さを変えているのは、自動組立機に対する操作体5のセットの方向性を特定するため、例えば操作体5の装飾側を壜体8の一定方向に向かせるためである。
【0035】
また、切替え体4に対する操作体5の組付けにより、切替え体4の拡開状態にある各抜け止め片41と音出し片48とは、操作体5の外筒50の下端面によって押圧されて、それぞれ肉薄部41b、48bにおいて内方へ屈曲変位する(図1参照)。
【0036】
この抜け止め片41および音出し片48の屈曲変位により、抜け止め片41の突き当たり凸部41aは、切替え体4の上昇限において停止条29に突き当たって抜け止め効果を発揮し、また音出し片48の乗り越え凸部48aは、操作体5の回転操作による切替え体4の上昇限直前および下降限直前において、それぞれ組付き体2の軸対称位置にある縦条29aの一本を乗り越え、その際に発生する音と感触によりクリック感を得ることができる。
【0037】
弁体6(図9および図10参照)は、注出口55より大きい高さを有し、この注出口55内に緩く嵌入する太さで、外周面に全高さ範囲にわたって数個(図示実施例の場合、3個)の縦溝63を刻設し、内部を縦孔62とした短円筒形状の弁片61の下端に、下方に拡径したテーパ面状の上面を有する弁座片64を周設し、この弁座片64に、上方に弾力を付勢する数条(図示実施例の場合、3条)の螺旋状をした弾条片65の上端を連設して構成されている。
【0038】
数条の弾条片65の下端は、外周面に係止条を周設したリング状の組付きリング60の上面内縁に立設した複数の略矩形状をした固定板66の内面上部に連設されており、この組付きリング60を切替え体4の組付け筒片44に嵌入させてアンダーカット結合させることにより、弁体6を切替え体4に組付けている。
【0039】
弁体6の固定板66は、弾性変形する弾条片65の、計量室A内に占める体積をできるだけ小さくすべく、内筒片45の高さに略近い高さに形成されている。
【0040】
各弾条片65の上端は、弁座片64の周端縁から等中心角で延出設された部分に連設され、この弾条片65上端部との連設箇所が、弁座片64の弁閉作用に悪影響を与えないようにしている。
【0041】
また、弁座片64の下面は、栓体3のシール頂面34が密接できる平坦面となっており、さらに弁片61の縦孔62は、栓体3の栓突片33が緩く嵌入する口径となっている(図1参照)。
【0042】
キャップ体7(図1、図11参照)は、内周面下端の軸対称位置に一対の係合凸部71を設けた有頂略楕円筒形状の外キャップ70内に、操作体5を覆う略ドーム形状に形成され、頂壁72の下方に注出口55を密閉する栓筒片73を垂下設した内キャップ74を固定した二重構造に構成されている。
【0043】
このキャップ体7は、係合凸部71を壜体8の係合凹部85に係合させることにより、壜体8に着脱自在に取り付けられるが、その際、内キャップ74のドーム状の内面が、塗布栓1上端部のガイド面となるため、キャップ体7を容易にかつ円滑に取り付けることができる。
【0044】
なお、子供等による不正開放を防止すべく、塗布栓1の開放またはキャップ体7の壜体8からの取外しを、一定の操作手順で達成するようにした不正開放防止機構を設けることにより、高い安全性と使用上の安心感を得ることができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
注出口を開閉する弁体を構成する螺旋状の各弾条片の下端は、計量室の深さに略近い高さに立設された固定板の上端に連設されているので、例え弾条片の弾性変形形態が一定化していなくても、計量室の容積に変化を及ぼすことはほとんど無く、従って、常に設定された正確な量の内容液を計量、注出することができ、もって被塗布面への押圧塗布操作だけで、内容液の正確で適正な塗布を達成することができる。
【0046】
弁体の各弾条片の間隔が最も広くなる弾条片の下端を、硬質の固定板に連設したので、定量注出塗布容器に組付け前の弁体単体の取扱いにおいて、弁体の頭部である弁片部分等が、他の弁体の弾条片の下端部間に侵入して嵌り合うことがこの固定板によって阻止されるため、弁体同士の絡みが防止され、もって弁体単体の取扱い性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定量注出塗布容器の一実施形態を示す、右半分は非使用状態を、左半分は使用可能状態を示した、全体縦断面図。
【図2】図1に示した実施形態における、壜体と塗布栓の正面図。
【図3】図1に示した実施形態における、組付き体の右半分を縦断した正面図。
【図4】図3に示した組付き体の平面図。
【図5】図3に示した組付き体の底面図。
【図6】図1に示した実施形態における、栓体の右半分を縦断した正面図。
【図7】図1に示した実施形態における、切替え体の右半分を縦断した正面図。
【図8】図1に示した実施形態における、操作体の縦断面図。
【図9】図1に示した実施形態における、弁体の正面図。
【図10】図9に示した弁体の、弁片と弁座片との一体物の平面図。
【図11】図1に示した実施形態における、キャップ体の右半分を縦断した正面図。
【符号の説明】
1 ; 塗布栓
2 ; 組付き体
20 ; 組付き筒
20a; 凹部
21 ; 係止条
22 ; 縦条
23 ; 螺条
23a; 突き当たり縦リブ
24 ; 内鍔
25 ; 嵌入筒片
26 ; シール筒片
27 ; 起立筒片
28 ; 窓孔
29 ; 停止条
29a; 縦条
3 ; 栓体
30 ; 嵌着体片
31 ; シール外鍔
32 ; 通孔
33 ; 柱突片
34 ; シール頂面
35 ; 段部
4 ; 切替え体
40 ; 螺合筒
41 ; 抜け止め片
41a; 突き当たり凸部
41b; 肉薄部
42 ; 係止縦溝
43 ; 頂板リング
44 ; 組付け筒片
45 ; 内筒片
46 ; シール周条
47 ; 係止周溝
48 ; 音出し片
48a; 乗り越え凸部
48b; 肉薄部
5 ; 操作体
50 ; 外筒
51 ; 係合縦条
52 ; 内フランジ片
53 ; 密嵌筒片
54 ; 上筒
55 ; 注出口
56 ; 係合突条
6 ; 弁体
60 ; 組付きリング
61 ; 弁片
62 ; 縦孔
63 ; 縦溝
64 ; 弁座片
65 ; 弾条片
66 ; 固定板
7 ; キャップ体
70 ; 外キャップ
71 ; 係合凸部
72 ; 頂壁
73 ; 栓筒体
74 ; 内キャップ
8 ; 壜体
80 ; 口筒
81 ; 係止周条
82 ; 係止縦条
83 ; 外鍔
84 ; 突起
85 ; 係合凹部
A ; 計量室
Claims (1)
- 上端に口筒(80)を有する壜体(8) と、
前記口筒(80)に密にかつ不動に組付き、開放した中央部上端に、外鍔状のシール外鍔(31)を有する栓体(3) を設けた組付き体(2) と、該組付き体(2) に密にかつ昇降変位自在に外装し、上昇限において、前記シール外鍔(31)を上端開口部に密嵌入させる内筒片(45)を中央に立設した切替え体(4) と、該切替え体(4) に密にかつ不動に外嵌して、該切替え体(4) との間に一定容積の計量室(A) を形成し、上端に注出口(55)を開設した有頂筒形状の操作体(5) と、前記注出口(55)内に、上端部を突出可能に嵌入する弁片(61)の下端に、前記注出口(55)の下端開口部に密接する弁座片(64)を周設し、該弁座片(64)と弁片(61)との一体物に上方への弾力を付勢する弁体(6) と、から成る塗布栓(1) と、
該塗布栓(1) を覆って前記壜体(8) の胴部上端に着脱自在に取り付けられるキャップ体(7) と、から構成され、
前記弁体(6) を、切替え体(4) に不動に組付く組付きリング(60)の上面に、計量室(A) の深さに略近い高さを有する複数の固定板(66)を立設し、該固定板(66)と前記弁座片(64)とを複数の螺旋状の弾条片(65)で連結して構成した定量注出塗布容器。
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JP01194299A JP4251342B2 (ja) | 1998-01-23 | 1999-01-20 | 定量注出塗布容器 |
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