JP4176983B2 - 定量注出容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、医薬品等の薬液や化粧液、その他食品等の液体を収容し、一回の使用量を計量して取り出すことができる定量注出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば薬用育毛剤等の薬液を収容し、一回の使用量を計量して一定化する定量注出容器として、特開2000−272650号公報他に開示されている定量注出容器があった。この定量注出容器は、上端に口筒を有する壜体と、前記口筒に密にかつ不動に組み付き、開放した中央部上端に、外鍔を有する栓体を設けた組付き体が設けられている。そして、この組付け体に密にかつ相対回動により一定ストロークで昇降変位すべく外装結合し、上昇限において、前記シール外鍔を上端開口部に密嵌入させる内筒片を、中央に立設した切換え体が設けられている。さらに、該切換え体に密にかつ不動に外嵌して、該切換え体との間に一定容積の計量室を形成し、上端に注出口を開設した有頂筒状の操作体が設けられている。前記注出口内には、上端部を突出可能に嵌入する弁片の下端に、前記注出口の下端開口部に密接する弁座片を周設し、該弁座片と弁片との一体物に、上方への弾力を付勢する弁体が形成された塗布栓が設けられている。そして、該塗布栓を覆って前記壜体の胴部上端に着脱自在に取り付けられるキャップ体が設けられている。
【0003】
この定量注出容器の使用方法は、まず、キャップ体を壜体からはずし、操作体の位置を確認し計量状態とする。次に、容器を逆さまにし、薬液が計量室に満ちていることを確認する。そして、容器を上向きに戻して数秒間待ち、薬液の余分量が壜体に戻り、薬液の水位が計量線位置にくることを確認する。そして操作体を回して注出状態とし、再び容器を逆さまにして操作体の注出口を頭皮に向けて壜を振って塗布する。使用後は、操作体を計量状態に戻して薬液が操作体の注出口から流れないようにし、キャップを閉めて保管する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の場合、容器を逆さまにし、それを戻して薬液を計量し、操作体を回して塗布状態とし、再び容器を逆さまにして塗布するため、計量に伴う操作工程が多く面倒であった。また、定量注出容器の取出口に取り付ける部材が多く、構造も複雑なものであった。
【0005】
そこで、定量注出容器の取出口に取り付ける部材の構造が簡単なものとして、実開昭60−24756号公報に開示されている定量注出用キャップがあった。これは、その内部を定量室と液溜め室に区分し、定量室側に容器本体内部と連通する流出管を定量室内部へ突出させて設けるとともに、液だめ室側にノズル部を設けてなるキャップ本体と、このキャップ本体のノズル部から摺動自在に挿入されて上記ノズル部と上記流出管を交互に開閉する弁体が設けられているものである。
【0006】
しかし、この定量注出用キャップも、一旦容器を逆さまにし、それを戻して薬液を計量し、弁体を移動させて塗布状態とし、再び容器を逆さまにして塗布するため、計量に伴う操作工程が多く、操作が面倒であった。
【0007】
この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で計量操作も簡易な定量注出容器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、一端部に取出口が形成された容器本体と、上記取出口に設けられこの取出口を塞ぐ仕切壁部とこの仕切壁部に形成された透孔とこの透孔を囲んで形成された筒状の計量部を有する中栓と、上記中栓の上記透孔に挿通され挿通方向に移動可能に設けられているとともに、上記計量部の開口部を閉鎖する第一弁と上記中栓の透孔を上記容器本体側から閉鎖する第二弁を有する弁部材とを備えている定量注出容器である。上記弁部材は、上記中栓に対する移動にともない、上記計量部の開口部と上記中栓の上記透孔とが、一方を開くとほぼ同時に他方を閉じるように形成されている。そして、上記弁部材が上記中栓の上記透孔を開き上記計量部の開口部を閉じた計量状態と、上記弁部材が上記中栓の上記透孔を閉じ上記計量部の開口部を開いた注出状態を択一的に且つほぼ同時に切り替え可能に設けられている。
【0009】
また、上記弁部材の上記第一弁の周縁部の一部に連続して形成され、上記中栓に対して移動させるときに手をかける操作部と、上記弁部材の上記第二弁の周縁部の、上記操作部に近い部分に形成され、上記中栓に対して摺動可能に当接し上記中栓と上記第二弁の間隔を一定に保持するガイド板等のガイド部が設けられているものである。
【0010】
また、上記容器本体は、押圧変形によるスクイズ動作可能な柔軟性を有する材質で作られ、上記弁部材の上記第一弁と上記第二弁の少なくとも一方は、上記容器本体の上記取出口の挿通方向に対して略直角に位置し、上記容器本体の側面を押圧して上記容器本体内圧を上昇させることにより、上記弁部材が移動するものである。
【0011】
さらに、上記容器本体は、押圧変形によるスクイズ動作可能な柔軟性を有する材質で作られ、上記弁部材には上記第二弁を貫通し上記容器本体の底部に伸びた細管が設けられ、上記弁部材が注出状態の時、上記容器本体を傾けたまま上記容器本体の側面を押圧することにより、上記容器本体内の空気が上記細管から上記第二弁を通過して上記計量部に送り込まれ、上記計量部内の内容液が押し出されるものである。
【0012】
また、上記第二弁には、上記計量部の内周面に摺動可能に密着する筒状の取付部と、上記取付部の側面に形成され上記弁部材の上記第二弁が上記計量部の開口部を開いたときに上記計量部から露出する開口部が設けられている。
【0013】
この発明の定量注出容器は、容器本体から内溶液を取り出す際には、先ず、上記弁部材により、上記中栓の上記透孔を開き上記計量部の開口部を閉じた計量状態とし、容器本体を逆さまにする。そうすると、容器本体内の内容液が中栓の透孔を通過して計量部内に充満し、計量部の容積と同じ一定量が計量される。その状態のまま手動又は容器本体外から加える圧力により、弁部材を中栓の外方である突出方向へ向かって移動させる。すると、第二弁が中栓の透孔を塞ぐとほぼ同時に、第一弁が計量部の開口部を開き、注出可能状態となる。そして、計量部内に充満した内容液が、計量部の開口部から流出し、一定量の内容液が注出される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図3は、この発明の第一実施形態の定量注出容器10を示すもので、この実施形態の定量注出容器10は有底筒状の容器本体12を有し、容器本体12は比較的固い合成樹脂で作られている。容器本体12の上端部には径が小さい円筒状の取出口14が一体に形成され、取出口14の外側面には雄ねじ16が形成されている。
【0015】
取出口14には、合成樹脂で作られた中栓18が嵌合されて取り付けられている。中栓18には、取付口14の内側に嵌合される円筒状の取付部20が設けられ、取付部20の基端部には、取出口14の上端部に当接するフランジ部22が一周して形成されている。
【0016】
フランジ部22の外周縁部に連続して、取出口14の外側を覆う円筒形の装着部24が設けられ、装着部24の内側面に雌ねじ26が形成されている。フランジ部22の内周縁部に連続して、取付部20の内側に同心状に延出した仕切壁部28が一体に形成されている。仕切壁部28の中央には、円形の透孔30が形成されている。仕切壁部28の透孔30の内周面30aには、取付部20と反対側の面の透孔30内に突出し、後述する第二弁44の周縁部に当接する突条部32が全周にわたって形成されている。
【0017】
また、フランジ部22の上方には、円筒状の計量部34が形成されている。計量部34の外側面の一部には、垂直方向に形成された所定長さのガイド溝36が形成され、計量部34の開口端である上端面34aは、注出のしやすさと液切れを良くするために、計量部34の中心側が低くなる傾斜面状に形成されている。
【0018】
中栓18の計量部34の上端面34a側には、弁部材38が取り付けられている。弁部材38には、中栓18の計量部34の上端面34aの開口部を閉鎖する円形の第一弁40が設けられ、第一弁40の周縁部には、計量部34の上端面34aの傾斜に沿って外側縁部に近づくにつれて上方へ向かう段部41が一周して形成されている。第一弁40の、計量部34側の面の中心には、円柱状の支持部42が第一弁40に対してほぼ直角に形成されている。支持部42は、弁部材38を中栓18に取り付けた状態で、仕切壁部28の透孔26を通過し仕切壁部28の容器本体12側に達する長さに設けられ、支持部42の下端部には、支持部42に対してほぼ直角な円板状の第二弁44が一体に形成されている。第二弁44の半径は中栓18の仕切壁部28の透孔30に密接し嵌合されるものであり、第二弁44の周縁部は突条部32に当接し係止される。支持部42と第二弁44の角部の一部には、薄板状のガイド板46が第二弁44の半径方向に沿って立設されている。ガイド板46の、支持部42に対して平行な辺は、中栓18の、透孔30内周面30aの突条部32に摺動可能に当接している。
【0019】
弁部材38の第一弁40の周縁部の一部には、中栓18の計量部34の、外側面の一部を垂直方向に長く覆う板状の操作部48が設けられている。操作部48の外側面には、ほぼ水平方向に長く形成された突起50が4本形成されている。操作部48の内側面には、計量部34に設けられたガイド溝36に係合する係止突起52が設けられている。これにより、弁部材38の中栓18に対する移動量と移動方向は、係止突起52がガイド溝36内を移動することにより規制される。
【0020】
弁部材38の第一弁40の、中栓18側の面には、中栓18の計量部34の内側に摺動可能に差し込まれ計量部34の開口端を閉鎖する取付部である円筒部54が形成されている。円筒部54の、操作部48近傍と操作部48と反対側の2箇所には、円筒部54を切り欠いて形成し、後述する内容液を注出する注ぎ口または空気の流入口となる開口部56が各々形成されている。
【0021】
弁部材38の第一弁40が中栓18の計量部34を閉じているときの、開口部56の第一弁40に近い端部と計量部34の上端面34aとの距離は、このときの弁部材38の仕切壁部28と第二弁44の間の距離とほぼ等しく形成されている。
【0022】
次に、この実施形態の定量注出容器10の組み立て方法について説明する。まず、中栓18の計量部34の開口端から、弁部材38の支持部42と第二弁44、円筒部54を入れ、操作部48を計量部34外側に当接させて外側へ広がるように弾性変形させながら押し込む。そして操作部48の係止突起52が中栓18のガイド溝36に差し込まれ、操作部48の弾性変形が元に戻り、互いに係合される。弁部材38の第二弁44は、中栓18の仕切壁部28の透孔30を通過して、中栓18の取付部20の内側に位置する。透孔30に第二弁44を挿通させるとき、透孔30の内周面30aの突条部32内径よりも、第二弁44の直径のほうがやや大きいが、突条部32や仕切壁部28がわずかに弾性変形するため第二弁44が透孔30を通過することができる。
【0023】
次に、容器本体12に薬液や化粧溶液等の内容液を入れ、容器本体12の取出口14に、あらかじめ弁部材38を取り付けた中栓18を取り付ける。このとき、容器本体12の取出口14の内側に中栓18の取付部20が嵌合され、取出口14の雄ねじ16に、中栓18の雌ねじ26が螺合される。
【0024】
そして、容器本体12から内容液を取り出さずに保管するときは、図1に示すように弁部材38の係止突起52を、中栓18のガイド溝36の下端部に位置させる。このとき弁部材38の第一弁40に設けられた円筒部54が、中栓18の計量部34の開口端に密に嵌合し、液漏れを防ぐ。また、弁部材38の第二弁44は、中栓18の仕切壁部28から離間し、透孔30が開口している。
【0025】
次に、容器本体12から内容液を取り出して使用するときは、まず、図2に示すように中栓18の計量部34が弁部材38に密閉され透孔30が解放された計量状態で、容器本体12をほぼ倒立させる。すると、透孔30から内容液が流れ込み、中栓18の計量部34の内側に充満する。
【0026】
次に、操作部48に指を掛けて弁部材38を中栓18の外方に向かって移動させる。このとき弁部材38の係止突起52は、中栓18のガイド溝36内を移動してガイド溝36の上端部36aに位置する。これにより、中栓18の計量部34の内周面34aから弁部材38の第一弁40が離間して、弁部材38の円筒部54に形成された一対の開口部56が露出して開き、それとほぼ同時に中栓18の透孔30は、弁部材38の第二弁44により閉塞される。この状態で、下方に位置する一方の開口部56から、計量部34の内側に溜まった内容液が、内容液の自重により速やかに注出される。このとき他方の開口部56からは空気が流入し、円滑に内容液が流れ出す。また、中栓18の透孔30は、弁部材38の第二弁44に閉鎖されているため、余分な内容液が容器本体12から流れることを防ぎ、計量部34の内側に満たされた一定量の内容液が取り出される。
【0027】
使用後は、容器本体12を起立状態とし、再び操作部48に指をかけて中栓18に対して弁部材38を移動させる。これにより、弁部材38の第一弁40が、中栓18の計量部34の上端面34aを塞いだ状態となり、内容液が不用意にこぼれることなく安全に保管することができる。
【0028】
この実施形態の定量注出容器10は、簡単な構造で簡易な操作により、確実に一定量の内容液を計量し、正確に注出することができる。さらに、内容液を取り出すときには弁部材38を指で移動させるため、任意に確実に取り出すことができる。
【0029】
次にこの発明の第二実施形態について図4,図5に基づいて説明する。この実施形態の定量注出容器58は、容器本体12が、スクイズ可能な柔軟な材質で作られている。そして、容器本体12の取出口14の、先端付近の側周面に、後述する中栓62の係合突起68がはめ込まれる溝部60が、一周して形成されている。
【0030】
取出口14に取り付けられる中栓62は、取出口14の内側に嵌合される円筒状の取付部64が設けられ、取付部64の基端部には、取出口14の上端部に当接するフランジ部66が一周して形成されている。フランジ部66の周縁部には、その周縁部から連続し取付部64側に突出して、容器本体12の取出口14の溝部60に差し込まれる係合突起68が、全周に形成されている。また、フランジ部66の内周縁部に連続して、取付部64の内側に同心的に延出した仕切壁部70が一体に形成され、仕切壁部70の中央には円形の透孔72が形成されている。仕切壁部70の透孔72内周面72aには、取付部64とは反対側の面側に、後述する第二弁86の周縁部に当接する突条部74が一周して形成されている。
【0031】
そして、フランジ部66の上面には、円筒状の計量部76が形成されている。計量部76の開口端である上端面76aは、注出のしやすさと液切れを良くするために、計量部76の中心側が低くなる傾斜面状に形成されている。
【0032】
中栓62の計量部76の開口端には、弁部材78が取り付けられている。弁部材78は、中栓62の計量部76の開口端を閉鎖する円形の第一弁80が設けられ、第一弁80の周縁部には、計量部76の上端面76aに沿って、斜め上方へ向かう段部82が一周して形成されている。第一弁80の計量部76側の面の中心には、円柱状の支持部84が第一弁80に対してほぼ直角に形成されている。支持部84は、弁部材78が中栓62に取り付けられた状態で、仕切壁部70の透孔72を通過し仕切壁部70の下側に達する長さに設けられ、支持部84の下端部には、支持部84に対してほぼ直角な円板状の第二弁86が一体に形成されている。第二弁86の半径は中栓62仕切壁部70の透孔72に嵌合されるものであり、第二弁86の周縁部は仕切壁部70に密接し、突条部74で係止される。
【0033】
弁部材78の第一弁80の、中栓62側の面には、中栓62の計量部76の内側に摺動可能に差し込まれる円筒部88が形成されている。円筒部88の、直径方向の2箇所には、円筒部88を切り欠いて形成した注ぎ口である開口部90が各々形成されている。
【0034】
また、容器本体12の取出口14には、着脱自在な図示しないキャップが雄ねじ16に螺合可能に設けられている。キャップは容器本体12の取出口14基端部付近から中栓62と弁部材78を覆う有底筒状に形成され、雄ねじ16に螺合される雌ねじが設けられている。
【0035】
次に、この実施形態の定量注出容器58の使用方法について説明する。まず、容器本体12から内容液を取り出して使用するときは、図4に示すように中栓62の計量部76が弁部材78の第一弁80に密閉され透孔72が解放された計量状態で、容器本体12をほぼ倒立状態にする。すると、透孔72から内容液が流れ込み、中栓62の計量部76の内側に充満する。
【0036】
次に、容器本体12の側面を押す。すると、容器本体12内の圧力が高まり、弁部材78が中栓62の計量部76から外側に向かって押し出される。これにより、図5に示すように中栓62の計量部76から弁部材78の第一弁80が離間して、計量部76の開口端が解放され、弁部材78の円筒部88に形成された一対の開口部90が露出し注出状態となる。同時に、中栓62の透孔72は、弁部材78の第二弁86に閉鎖され、計量部76内に圧力がかからないようにするとともに、余分な内容液が容器本体12から流入することを防ぐ。そして、計量部76の内側に満たされた一定量の内容液が、下方に位置する一方の開口部90から、自重により速やかに注出される。このとき他方の開口部90からは空気が流入し、円滑に内容液が流れ出る。そして使用後は、容器本体12を起立状態とし、弁部材78を中栓62の内側に押し込み、弁部材78の第一弁80が中栓62の計量部76上端面76aを塞いだ計量状態とし、内容液が不用意にこぼれることなく安全に保管することができる。また、内容液を注出した分の空間には空気が入り込み、容器本体12が潰れた状態になることはない。
【0037】
この実施形態の定量注出容器58によれば、容器本体12を傾けて計量部76を下方にし、内容液を取り出すときに容器本体12の側面を押すだけの簡単な操作で、第一弁80が開口状態となり第二弁86が閉じて注出状態となり、操作が簡単で便利である。
【0038】
次にこの発明の第三実施形態について図6〜図8に基づいて説明する。この実施形態の定量注出容器92は、容器本体12がスクイズ可能な柔軟な材質で作られている。そして、容器本体12の取出口14の、先端付近の側周面に、後述する中栓94の係合突起68がはめ込まれる溝部60が全周に形成されている。
【0039】
取出口14に取り付けられる中栓94は、取出口14の内側に嵌合される円筒状の取付部64が設けられ、取付部64の基端部には、取出口14の上端部に当接するフランジ部66が同心状に一周して形成され、さらにフランジ部66の周縁部に連続し取付部64側に突出し、容器本体12の取出口14の溝部60に差し込まれる係合突起68が一周して形成されている。
【0040】
また、フランジ部66の内周縁部に連続して、取付部64の内側に同心的に延出した仕切壁部70が一体に形成されている。仕切壁部70の中央には円形の透孔72が形成されている。仕切壁部70の透孔72の周縁部には、取付部64とは反対側の面に突出する板状の保持部96が設けられている。保持部96は、細長い板状体を上方に凸のコの字形に形成され、保持部96の両方の端面96aは、仕切壁部70に連続している。保持部96の端面96aの一部は、透孔72の内周面72aから少し内側に突出し、後述する閉鎖部118の周縁部が当接する。保持部96の中心には保持部96を貫通する透孔98が形成され、透孔98の周囲には、透孔98を中心とし保持部96の外側上方へ突出する円筒部100が設けられている。円筒部100は先端が開口し、円筒部100の内径は、透孔98よりも大きく形成され、円筒部100の底部102に透孔96が位置している。そして、中栓94のフランジ部66の上面には、円筒状の計量部76が形成されている。
【0041】
また、中栓94の、円筒部100には、弁部材103が摺動可能に取り付けられている。弁部材103は、円筒部100の上方に位置し中栓94の計量部76上端面76aを閉鎖する第一弁104と、円筒部100の内側から透孔98を通過して下方に達して取り付けられ中栓94の透孔72を閉鎖する第二弁105が設けられている。
【0042】
第一弁104は、計量部76の上端面76aを密閉する円板状の天面部106が設けられ、天面部106の周縁部の少し内側には、中栓94の計量部76内側に摺動可能に嵌合される円筒状の取付部107が設けられている。天面部106の、取付部107とは反対側面には、筒状の注出口108が天面部106を貫通して形成されている。注出口108は、天面部106に連続する大径部108aと、大径部108aより先端に形成された小径部108bが設けられている。大径部108aの内周面の径は、中栓94の円筒部100が摺動可能に嵌合される大きさであり、小径部108bの内周面の径は、それより小さく形成されている。そして大径部108aと小径部108bの内周面の境界には、注出口108の挿通方向に対してほぼ直角に対向する当接面110が形成されている。当接面110には、小径部108b内周面に連続して内側に突出し、径が小さい円筒状の支持部112が形成されている。支持部112には、支持部112の長手方向に沿って細長く形成された一対の透孔114が形成されている。
【0043】
第一弁104の支持部112の先端に当接して一体に、第二弁105が設けられている。第二弁105は、中栓94の保持部96に形成された透孔98に摺動可能に挿通される円柱部116が設けられ、円柱部116の円筒部100内側に位置する端部には、中栓94の円筒部100の内周面に向かって広がったフランジ部118が一周して形成されている。円柱部116の他端部には、中栓94の仕切壁部70の透孔72を閉鎖する円板状の閉鎖部118が形成されている。閉鎖部118の中央には円柱部116内側に連通する挿通孔120が形成され、挿通孔120は円柱部116の途中で円柱部116の側方へ開口している。閉鎖部118の、円柱部116と反対側の面には、挿通孔120の周囲に挿通孔120を中心とする円筒部122が一体に形成されている。円筒部122の内周面は挿通孔120の内径よりも大きく形成されている。そして、円筒部122の内側には、細管124が嵌合固定されて取り付けられている。細管124の内径は、挿通孔120の内径とほぼ同じ大きさである。細管124の先端は、容器本体12の底部12a付近に達している。
【0044】
また、容器本体12の取出口14には、着脱自在なキャップ126が雄ねじ16に螺合可能に設けられている。キャップ126は容器本体12の取出口14基端部付近から中栓94と第一弁104を覆う有底筒状に形成され、雄ねじ16に螺合される雌ねじ128が設けられている。キャップ126の天面の内側面には、側周面近傍に沿って、第一弁104の天面部106へ突出する円筒状の押圧部130が一体に形成されている。またキャップ126の天面の、内側面の中央には、第一弁104の注出口108の内側に嵌合される栓部132が一体に形成されている。
【0045】
次に、この実施形態の定量注出容器92の使用方法について説明する。まず、容器本体12から内容液を取り出して使用するときは、図7に示すように弁部材103の第一弁104が、中栓94の計量部76の上端面76aに当接した状態で、容器本体12をほぼ倒立させる。このとき、弁部材103の第二弁105の閉鎖部118は、中栓94の仕切壁部70から離間し、透孔72が開口している。そして、透孔72から内容液が流れ込み、中栓94の計量部76の内側に充満する。
【0046】
次に、容器本体12の側面を押す。このとき第二弁105が開いているので、容器内と計量部76内の圧力は等しく、細管124から計量部76へ空気が吹き込まれることはなく、内圧の上昇により第一弁104の天面部106を外側へ付勢する力だけが掛かる。そして、容器本体12内の圧力がさらに高まると、中栓94の計量部76から第一弁104と第二弁105が外側に向かって押し出される。これにより、図8に示すように第一弁104の天面部106は中栓94の円筒部100から離間し、第一弁104の支持部112に形成された透孔114が計量部76と注出口108内に露出する。
【0047】
これにより、注出口108と中栓94の計量部76内側が連通し、計量部76の内側に溜まった内容液が流れ出る注出状態となる。このとき、第二弁105は閉じており、容器本体12内の圧力が高まると、容器本体内の圧力は直接計量部76には伝わらず、容器本体12内の圧力は細管124を通って計量部76に伝わる。さらに、容器本体12の押圧を続けると、容器本体12の内側底部12aに溜まっている空気が、細管124を通過して第二弁105の挿通孔120から流れ込む。そして、この空気圧により中栓94の計量部76内側に充満した内容液を押し出し、内容液は注出口108から外側へ注出される。このとき、中栓94の透孔72は、第二弁105の閉鎖部118に閉鎖され、余分な内容液が容器本体12から流れることを防ぎ、計量部76の内側に満たされた一定量の内容液が取り出される。
【0048】
計量部76の内側に満たされた一定量の内容液が取り出された後、容器本体12の押圧を解除する。すると、容器本体12の弾性力で容器本体12の形状が元に戻り減圧状態となり、注出口108から外側の空気が流入し、流入した空気は中栓94の内側に充満しさらに第二弁105の挿通孔120と細管124を通過して容器本体12の中へ流れる。
【0049】
使用後は、図6に示すように、容器本体12を起立させ、キャップ126を容器本体12の雄ねじ16に螺合させて、取り付ける。このとき、外側に突出した第一弁104は、キャップ126の押圧部130に押し下げられて、図6に示すように第一弁104の天面部106が中栓94の円筒部100に当接し注出口108が閉鎖される。また第一弁104が押し下げられるとき、第二弁105は第一弁104の支持部112に押し下げられ、第二弁105の閉鎖部118が、中栓94の仕切壁部70の透孔72から離間し、計量状態となる。また、キャップ126の栓部132は、第一弁104の注出口108に差し込まれる。
【0050】
この実施形態の定量注出容器92によれば、簡単な構造で、内容液を取り出すときには、容器本体12の側面を押すだけの簡単な操作で、容器本体12内の空気により、注出口108から内容液を注出することができ、短時間で簡単に内溶液を取り出すことができる。
【0051】
なお、この発明の定量注出容器は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、素材や形状、各部材の形状等自由に変更可能である。第一弁と第二弁、中栓の形状は、確実に互いに密着するものであればよい。弁部材の中栓に対する移動方向と距離を規制するガイド溝等の形状も、自由に変更可能である。また、用途は、薬品や化粧品、その他液体を収容して定量取り出すものであれば、種々の用途に利用することができる。
【0052】
【発明の効果】
この発明の定量注出容器は、簡単な構造による簡易な操作で、確実に一定量の薬液を計量し、正確に定量を注出して使用することができる。さらに、容器のコストも安価にすることができる。そして、これにより、内容液を無駄に使用することが無く、経済的である。特に、弁部材を、指で移動させたり、または容器本体を押してその圧力を利用して移動させたりして注出状態とするため、任意で正確に内溶液の注出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第一実施形態の注出容器の縦断面図である。
【図2】 この実施形態の注出容器の計量状態を示す拡大縦断面図である。
【図3】 この実施形態の注出容器の注出状態を示す拡大縦断面図である。
【図4】 この発明の第二実施形態の注出容器の計量状態を示す拡大縦断面図である。
【図5】 この実施形態の注出容器の注出状態を示す拡大縦断面図である。
【図6】 この発明の第三実施形態の注出容器の縦断面図である。
【図7】 この実施形態の注出容器の計量状態を示す拡大縦断面図である。
【図8】 この実施形態の注出容器の注出状態を示す拡大縦断面図である。
【符号の説明】
10 定量注出容器
12 容器本体
14 取出口
16 雄ねじ
18 中栓
20 取付部
22 フランジ部
24 装着部
26 雌ねじ
28 仕切壁部
30 透孔
34 計量部
36 ガイド溝
38 弁部材
40 第一弁
42 支持部
44 第二弁
46 ガイド板
48 操作部
52 係止突起
54 円筒部
56 開口部

Claims (2)

  1. 一端部に取出口が形成された容器本体と、上記取出口に設けられこの取出口を塞ぐ仕切壁部とこの仕切壁部に形成された透孔とこの透孔を囲んで形成された計量部を有する中栓と、上記中栓の上記透孔に挿通され挿通方向に移動可能に設けられているとともに、上記計量部の上端の開口を閉鎖する第一弁と上記中栓の透孔を上記容器本体側から閉鎖する第二弁を有する弁部材と、上記計量部の開口側に位置し上記第一弁に形成されて、上記第一弁が上記計量部の開口から離間した状態で上記開口に連通し内容液の注ぎ口と空気の流入口となる一対の開口部と、上記弁部材の上記第一弁の周縁部の一部に連続して形成され、上記中栓に対して移動させるときに手をかける操作部と、上記弁部材の上記第二弁周縁部の上記操作部に近い部分に形成され上記第二弁の半径方向に沿って立設されて、上記中栓に摺動可能に当接して上記中栓に対して上記第二弁をガイドするガイド部とを備え、上記弁部材の第一弁が上記中栓の計量部を閉じている状態で、上記計量部の開口の上端面側の上記開口部の端部と、上記計量部の上記上端面との距離は、上記弁部材の、上記仕切壁部の下面と上記第二弁の上面との間の距離とほぼ等しく形成され、上記弁部材は上記中栓に対する移動にともない、上記弁部材が上記中栓の透孔を開き上記計量部の開口部を閉じた計量状態と、上記弁部材が上記中栓の透孔を閉じ上記計量部の開口部を開いた注出状態を、択一的に且つほぼ同時に切り替え可能に設けられていることを特徴とする定量注出容器。
  2. 一端部に取出口が形成された容器本体と、上記取出口に設けられこの取出口を塞ぐ仕切壁部とこの仕切壁部に形成された透孔とこの透孔を囲んで形成された計量部を有する中栓と、上記中栓の上記透孔に挿通され挿通方向に移動可能に設けられているとともに、上記計量部の注出口を閉鎖する第一弁と上記中栓の透孔を上記容器本体側から閉鎖する第二弁を有する弁部材とを備え、上記弁部材の第一弁が上記計量部の注出口を閉じているときに、上記第一弁により上記注出口が開くまでの長さは、上記弁部材の、上記仕切壁部と上記第二弁との間の距離とほぼ等しく形成され、上記弁部材は上記中栓に対する移動にともない、上記弁部材が上記中栓の透孔を開き上記計量部の注出口を閉じた計量状態と、上記弁部材が上記中栓の透孔を閉じ上記計量部の注出口を開いた注出状態を、択一的に且つほぼ同時に切り替え可能に設けられ、上記容器本体は、スクイズ動作可能な柔軟性を有する材質で作られ、上記弁部材には上記第二弁を貫通し上記容器本体の底部に伸びた細管が設けられ、上記弁部材が注出状態の時、上記容器本体を傾けたまま上記容器本体の側面を押圧することにより、上記容器本体内の空気が上記細管から上記第二弁を通過して上記計量部に送り込まれ、上記計量部内の内容液が押し出されることを特徴とする定量注出容器。
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