JP6061246B2 - 計量器付き注出ノズル - Google Patents

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本発明は、容器本体内に収容されている内容物をそのまま注出し、又は必要な一定量を正確に計量して注出する計量器付き注出ノズルに関する。
液状洗剤や粉末洗剤などの内容物を一定量だけ注出する先行技術として、例えば以下の特許文献1、特許文献2及び特許文献3に示されるような定量栓体に関する技術が提案されている。
図10は従来例としての定量栓体を示す断面図である。これらの先行技術は、いずれも基本的な構造は同じで図10に示すように、内容物が充填される容器110の開口部111に定量栓体100を取り付けた構成である。定量栓体100は流入口101及び排出口102を有するカップ状本体部103を備えている。このカップ状本体部103は、仕切部材104によって流入口101につながる予備室105、及び排出口102と予備室105とにつながる計量室106を有している。
容器110を傾けると、容器110内の内容物が流入口101よりカップ状本体部103内の予備室105に入り込む。同時に計量室106内に保持されていた一定量の内容物が排出口102から排出される。この後、容器110を元の姿勢に戻すと、予備室105内の内容物は計量室106に移るものの、計量室106の容積をオーバーする過剰の内容物は流入口101から容器110内に戻ることになる。これにより、常に一定量の内容物を排出させることが可能となっている。
実全昭60−154252公報 実全昭61−117153公報 実公平6−34295公報
しかし、上記従来の先行技術では、あらかじめ定量栓体100が容器110の内部に一体に設けたパッケージ構成であり、内容物を使い切った後には定量栓体100は容器110と共に廃棄されることになり、資源の有効利用性が低いという問題がある。
また上記従来の先行技術では、定量栓体100を容器110の内側に設ける必要があるため、その分だけ容器110内に収容可能な内容物の内容量が減ることになり、あるいは同じ内容量を確保するためには容器110の外形を大きくする必要があるという問題がある。
また上記従来の先行技術では、常に一定量の内容物しか注出することができない構成である。このため、例えば内容物が液状洗剤や粉末洗剤などの場合には、洗濯機の槽は一定容積であることから、洗濯物の量の多少に応じて洗剤の量を調整できることが好ましいが、上記従来の先行技術では好みに応じた量の洗剤を調整して注出することが難しいという問題がある。
さらに上記従来の先行技術では、容器110の傾き角度によっては、流入口101からカップ状本体部103内の予備室105に入り込んだ内容物が溢れ出てしまい、仕切部材104を乗り越えてそのまま排出口102から排出されることがある。その結果、定量注出されるべき内容物の容量が容器110の傾き角度によって異なってしまうという問題、すなわち定量注出の精度が低下しやすいという問題がある。
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、容器本体の口筒部への自在な着脱及び収容可能な内容量の減少防止を図ることができ、しかも内容物をそのまま注出すること及び一定量の内容物を高精度に注出することを可能とした計量器付き注出ノズルを創出することを課題とする。
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の主たる構成は、容器本体に設けられた口筒部に接続されて容器本体内に収容されている内容物を注出する計量器付き注出ノズルであって、
口筒部に接続される接続部、接続部から延設されて口筒部から注出される内容物が通過する流路を備えた内ノズル及び内ノズルの外側に延設されて内ノズルとの間に計量室を形成する外ノズルを有して構成されるノズル本体と、外ノズルの開口端を開閉する蓋体と、進退自在に設けられて内ノズルの開閉を行う中栓と、蓋体の開閉操作に連動して中栓による内ノズルの開閉を行わせしめる連動手段と、を備え、
蓋体を閉蓋状態とすることによりノズル本体内に予備室が形成されて内容物の計量を可能とする計量モードと、蓋体を半開き状態とすることにより容器本体内の内容物の直接注出を可能とする直接注出操作モードと、蓋体をさらに開いた全開状態とすることにより、内ノズルが閉栓されて予備室内に貯蔵された内容物のみの注出を可能とする計量注出操作モードとを有することを特徴とする、と云うものである。
本発明の計量器付き注出ノズルの主たる構成では、外ノズル先端の開口端に開閉自在に設けられた蓋体の姿勢を変更することにより、容器本体から内容物を注出する直接注出と、容器本体内の計量室から一定量の内容物を注出する定量注出とを達成し得る。
つまりは蓋体の開閉状態を調整することにより、計量モード、直接注出操作モード又は計量注出操作モードのいずれかへの遷移を達成し得る。
また本発明の他の構成は、本発明の主たる構成に、連動手段を、蓋体の下面に設けた支持受け部材と、一端に中栓を有すると共に他端が前記支持受け部材に対して揺動自在に軸支された連結部材とにより構成される、ことを加えたものである。
上記構成では、内ノズルの開閉を蓋体の開閉操作に連動させることが可能とする。
また本発明の他の構成は、上記いずれかの構成に、内ノズル及び中栓を共に先端に向かって縮径する形状で形成され、先端に移動した中栓が内ノズルを嵌合することにより閉栓される、との構成を加えたものである。
上記構成では、中栓を内ノズルの先端に向かって移動させるだけで、中栓による内ノズルの閉栓を確実に達成し得る。
また本発明の他の構成は、上記構成に、連結部材と中栓とが連結する部分に肉薄部が設けられている、ことを加えたものである。
上記構成では、中栓と内ノズルとの間の接触抵抗を小さくすることによる摺動摩擦の低減を達成し得る。
また本発明の他の構成は、上記いずれかの構成に、蓋体と外ノズルとをヒンジ介して開閉自在に連結されている、ことを加えたものである。
上記構成では、ノズル本体を構成する外ノズルの開閉を達成し得る。
また本発明の他の構成は、上記いずれかの構成に、外ノズルの開口端の内壁に密着可能な第1インナーリング蓋体の下面に設けられている、ことを加えたものである。
上記構成では、ノズル本体と蓋体とが組み合った部分からの内容物の漏れ防止を第1インナーリングによって達成し得る。
また本発明の他の構成は、上記構成に、蓋体の姿勢を、半開き状態に保持する保持手段を備える、ことを加えたものである。
上記構成では、蓋体の姿勢を、半開き状態に保持することで内容物の直接注出を達成し得る。
また本発明の他の構成は、上記構成に、保持手段、外ノズルの開口端と、第1インナーリングのヒンジ側となる位置に形成され且つ開口端が掛合する掛合凹部とにより構成される、ことを加えたものである。
上記構成では、蓋体姿勢を半開き状態で保持することを簡単な構成で達成し得る。
また本発明の他の構成は、上記構成に、ヒンジ側となる第1インナーリングの先端に、外ノズルの開口端に当接する支持部が設けられている、ことを加えたものである。
上記構成では、蓋体の姿勢を全開状態に維持することを簡単な構成で達成し得る。
また本発明の他の構成は、上記構成に、接続部、容器本体の口筒部又は口筒部に装着される容器側蓋体の注出部に対してネジ結合又はアンダーカット結合により組み付く構成とされる、ことを加えたものである。
上記構成では、本体容器の口筒部又は容器側蓋体の注出部に対して着脱自在な注出ノズルを達成し得る。
また本発明の他の構成は、上記構成に、接続部、内面にネジ溝又は係止凸部を備えた外壁部と、外壁部の内側に口筒部又は注出部の内壁に密着する第2インナーリングとを備える、ことを加えたものである。
上記構成では、外壁部の内側に注出部が位置し、さらにその内側に第2インナーリングが位置するようになり、接続部における内容液の漏れ防止を達成し得る。
また本発明の他の構成は、上記いずれかの構成に、少なくとも蓋体、内ノズル及び外ノズル、透明又は半透明の樹脂材料で形成されている、ことを加えたものである。
上記構成では、注出中のノズル本体内の様子を視覚的に確認し得る。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
本発明の主たる構成においては、接続部が容器本体の口筒部に対して着脱自在であり、内容物を使い切った後には容器本体から注出ノズルだけを取り外して新たな容器に装着することにより、注出ノズルの繰り返し使用が可能となるため、資源の有効利用効率を高めることができる。また計量室や予備室を容器本体側に設ける必要がないため、容器本体の内容量の減少、あるいは内容量を確保するために容器本体が大型化することを防止することができる。
特に、蓋体を閉蓋状態とすることによりノズル本体内に予備室が形成されて内容物の計量を可能とする計量モードと、蓋体を半開き状態とすることにより容器本体内の内容物の直接注出を可能とする直接注出操作モードと、蓋体をさらに大きく開いた全開状態とすることにより、内ノズルが閉栓されて予備室内に貯蔵された内容物のみの注出を可能とする計量注出操作モードとを有することから、蓋体の開閉状態を3段階に調整することにより、内容物の計量及び貯留、内容物の直接注出、あるいは計量注出を確実に行うことができる。
さらには定量注出時に、容器本体から計量室への内容物の流入を阻止することが可能となるため、定量注出の精度を高めることができる。
また本発明の主たる構成に、連動手段を、蓋体の下面に設けた支持受け部材と、一端に中栓を有すると共に他端が前記支持受け部材に対して揺動自在に軸支された連結部材とにより構成されることを加えた構成では、蓋体の開閉操作と内ノズルの開閉動作とが連動するため、直接注出及び定量注出を確実且つ高精度に行うことができる。
また上記構成に、内ノズル及び中栓共に先端に向かって縮径する形状に形成され、先端に移動した中栓が内ノズルを嵌合することにより閉栓されることを加えた構成では、中栓を内ノズルに沿って進退移動させるという簡単な構成により、中栓による内ノズルの閉栓と開栓とを確実に行うことができる。
また上記構成に、連結部材と中栓とが連結する部分に肉薄部が設けられていることを加えた構成では、中栓と内ノズルとの間の摺動摩擦を低減し、中栓が内ノズル内をスムーズに移動することが可能となるため、内ノズルの開閉を確実に行うことができる。
また上記いずれかの構成に、蓋体と外ノズルとヒンジを介して開閉自在に連結されていることを加えた構成では、外ノズルの開閉を容易且つ確実に行うことができる。
また上記いずれかの構成に、外ノズルの開口端の内壁に密着可能な第1インナーリング蓋体の下面に設けられていることを加えた構成では、蓋体と外ノズルとの被嵌した部分からの内容物の漏れを確実に防止することができる。
また上記いずれかの構成に、蓋体の姿勢を、半開き状態に保持する保持手段を備えることを加えた構成では、蓋体の姿勢を半開き状態に容易に保持することが可能となり、内容物の直接注出を容易とすることができる。
また上記構成に、保持手段、外ノズルの開口端と、第1インナーリングのヒンジ側となる位置に形成され且つ開口端が掛合する掛合凹部とにより構成されることを加えた構成では、より簡単な構成によって蓋体を半開き状態に保持することが可能となるため、特に直接注出操作における内容物の注出操作を確実に行うことができる。
また上記構成に、第1インナーリングのヒンジ側の先端に、外ノズルの開口端に当接する支持部が設けられていることを加えた構成では、蓋体の姿勢を全開状態に維持すること及び中栓による内ノズルの閉栓を維持することができるため、特に定量注出操作における内容物の注出を確実に行うことができる。
また上記いずれかの構成に、接続部、容器本体の口筒部又は口筒部に装着される容器側蓋体の注出部に対してネジ結合又はア容易ンダーカット結合により組み付く構成とされることを加えた構成では、注出ノズルの容器本体の口筒部又は口筒部に装着される容器側蓋体の注出部への取り付けを容易且つ確実に行うことができる。
また上記構成に、接続部、内面にネジ溝又は係止凸部を備えた外壁部と、外壁部の内側に口筒部又は注出部の内壁に密着する第2インナーリングとを備えることを加えた構成では、注出ノズルと容器本体の口筒部又は口筒部に装着される容器側蓋体の注出部との接続部分での内容液の漏れを確実に防止することができる。
また上記いずれかの構成に、少なくとも蓋体、内ノズル及び外ノズル、透明又は半透明の樹脂材料で形成されていることを加えた構成では、外部からノズル本体内の様子を視覚的に確認することが可能となり、直接注出時における容器本体の傾斜角度の調整を容易となり、あるいは定量注出時における各操作が容易となるため、内容液を確実に注出することができる。
本発明の実施例としての計量器付き注出ノズルを示し、Aはノズル本体を蓋体で閉栓した閉蓋状態を示す注出ノズルの断面図、Bは注出ノズルの平面図である。 図1のII−II線における矢視方向断面図である。 蓋体を半分ほど開いた半開き状態を示す注出ノズルの正面側断面図である。 蓋体を全開させ中栓によって内ノズルを閉栓した状態を示す注出ノズルの断面図である。 注出ノズルを正立姿勢の容器本体の口筒部に組み付けた状態を示す注出ノズルの断面図である。 通常の使用状態(直接注出)として傾斜姿勢を示す容器本体と注出ノズルとの断面図である。 定量注出の初期操作として倒立姿勢を示す容器本体と注出ノズルとの断面図である。 定量注出の中期操作として正立姿勢を示す容器本体と注出ノズルとの断面図である。 定量注出の終期操作として傾斜姿勢を示す容器本体と注出ノズルとの断面図である。 従来例としての定量栓体を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の実施例としての計量器付き注出ノズルを示し、Aはノズル本体を蓋体で閉栓した閉蓋状態を示す注出ノズルの断面図、Bは注出ノズルの平面図、図2は図1のII−II線における矢視方向断面図、図3は蓋体を半分ほど開いた半開き状態を示す注出ノズルの正面側断面図、図4は蓋体を全開させ中栓によって内ノズルを閉栓した状態を示す注出ノズルの断面図である。
本発明の注出ノズル10は、例えば液状、粉状、粒状等などの内容物を収容した容器本体1に取り付けられ、内容物を一定量ごとに(定量注出)、あるいは必要な量だけ自由に注出(直接注出)するためのものであり、主として合成樹脂を射出成形して成るノズル本体11と蓋体20とから構成されている。
図1A及び図2に示すように、ノズル本体11は、内側に設けられた内ノズル13と外側に設けられた外ノズル14とを有する二重筒構造である。内ノズル13と外ノズル14とは共通の基部11aを有しており、内ノズル13は基部11aから先端13aに向かって縮径する縮径円筒状であり、外ノズル14は内ノズル13よりも大きい一定の径寸法かなる円筒形状である。内ノズル13の高さ方向の全長は外ノズル14の全長よりも短い1/2程度の寸法で形成されている。そして、内ノズル13の内部には流路15が形成され、内ノズル13と外ノズル14とが径方向に向き合う空間には計量室16が設けられている。
外ノズル14の先端には、外径方向に湾曲するカール状の開口端14aが設けられている。外ノズル14の外周面上で且つ開口端14aよりも下の位置には、外径方向に突出するフランジ14bが形成されており、このフランジ14bの一箇所には合成樹脂を肉薄状に成形することにより形成されたヒンジ19が設けられている。このヒンジ19の先端には後述する蓋体(ヒンジキャップ)20が回動自在に支持されている。
図1A,B及び図2に示すように、蓋体20は円板状の頂壁20Aと、その外周縁に垂下設されたスカート部20Bと、ヒンジ19と軸対称の位置に設けられた取っ手20Cとを有して構成されている。取っ手20Cを摘んでヒンジ19を中心に蓋体20を図示時計回り方向に回動させると、スカート部20Bが開口端14aに冠着し、外ノズル14先端である開口端14aを蓋体20で被嵌することができ(閉蓋状態)、図示反時計回り方向に回動させてスカート部20Bを開口端14aから離脱させることにより蓋体20による被嵌を解除すること(開蓋状態)が可能となっている(図3及び図4参照)。すなわち、蓋体20は外ノズル14の開口端14aに対して開閉自在に設けられている。
そして、図1A及び図2に示すように蓋体20を閉蓋状態とすることにより、外ノズル14の開口端14a側の空間、すなわち頂壁20Aの内面と内ノズル13の先端13aとが対向し合う空間に内容物を計量して貯蔵する予備室17が形成され(計量モード)、図3及び図4に示すように蓋体20を開蓋状態とすることにより、外ノズル14先端である開口端14aが外部に露出される。
図1A及び図2に示すように、蓋体20の頂壁20Aの下面には、開口端14aよりも径寸法を若干小さくし且つ肉薄に形成した第1インナーリング21が一体に形成されており、閉蓋状態では第1インナーリング21が開口端14aの内壁に密着することにより、内容物の漏れを防止することが可能となっている。この第1インナーリング21は径方向に弾性変形可能であり、ヒンジ19側の長さ寸法は取っ手20C側よりも長い嵩高状に形成されている。図4に拡大して示すように、ヒンジ19側となる第1インナーリング21の外周面には凹状の掛合凹部21aが形成され、第1インナーリング21の下端には支持部21bが形成されている。
図3に示すように、蓋体20を図示反時計回り方向に回動させると、蓋体20の姿勢は、第1インナーリング21の掛合凹部21aと外ノズル14の開口端14aとが掛合して半開き状態が保持される。この点で、掛合凹部21aと外ノズル14の開口端14aとは、蓋体20の姿勢を半開き状態に保持する保持手段として機能している。そして、図4に示すように、さらに蓋体20を図示反時計回り方向に回動させると、掛合凹部21aと外ノズル14の開口端14aとの掛合が外れ、第1インナーリング21の支持部21bが外ノズル14の開口端14aに当接して支持するため、蓋体20の姿勢が全開状態に設定されることになる。
蓋体20とノズル本体11とが対向する空間には、蓋体20が閉蓋状態及び半開き状態にあるときには中栓34による内ノズル13を開放し、蓋体20が全開状態にあるときには中栓34が内ノズル13を閉栓する連動手段30が設けられている。
連動手段30は、以下に説明する支持受け部材31,31及び連結部材32から構成される。すなわち、図2に示すように、頂壁20Aの下面側の中心には、一定の隙間寸法を有して平行に延びる一対の支持受け部材31,31が垂下設されている。支持受け部材31,31の下端部には支持穴31a,31aがそれぞれ穿設されており、この支持穴31a,31a内には長尺状の連結部材32の上端に形成された回転軸32a,32aが挿入され、連結部材32が揺動自在に軸支されている。連結部材32の下端には中栓34が一体に形成されており、中栓34は内ノズル13内側の流路15内に配置されている。
中栓34は有底カップ状の栓を倒立させた形状である。すなわち、上端に頂壁34aを設けて下端を開放し、下端から上端にかけて縮径状に形成してある。頂壁34aの径寸法は、内ノズル13の先端13aの径寸法に等しく設定されており、内ノズル13を内部から嵌合可能となっている。中栓34は内ノズル13内にあって、流路15に沿って進退可能となっている。なお、連結部材32と中栓34との連結部には連結部材32を部分的に肉薄状に形成した肉薄部32bが形成されており、中栓34はこの肉薄部32bを基点に径方向に弾性変形し易くなっている。このため、中栓34は内ノズル13との間の摺動摩擦が軽減されてスムーズに移動することが可能となり、内ノズル13を確実に閉栓することが可能である。
図1A及び図2に示すように、蓋体20が閉蓋した状態では中栓34が内ノズル13から離れた位置にあり、内ノズル13は開放状態にある。また図3に示すように、蓋体20が半開きの状態では、蓋体20が上方に回動する分だけ支持受け部材31及び連結部材32が上方に移動することから流路15内の中栓34も上方に移動することになるが、未だ蓋体20は開放状態にある。そして、図4に示すように、蓋体20が全開した状態になると、さらに上方に移動した中栓34が内ノズル13の内側から先端13aに嵌合して塞ぐため、内ノズル13(流路15)が閉栓状態に設定される。
このように、支持受け部材31,31及び連結部材32は、蓋体20による外ノズル14の開閉操作に連動して中栓34による内ノズル13の開閉を行う連動手段30としての機能を有している。
接続部12は基部11aの下部に形成されており、外側に設けられた円筒状の外壁部12aと、内側に設けられた第2インナーリング12bによる二重円筒構造であり、外壁部12aの内面にはネジ溝12cが螺設されている。
次に、上記構成から成る注出ノズルの容器本体への取り付けについて説明する。
図5は注出ノズルを正立姿勢の容器本体の口筒部に組み付けた状態を示す注出ノズルの断面図である。
図5に示すように、この実施例に示す容器本体1の口筒部2には、容器本体1を密封する容器側蓋体3が設けられている。この容器側蓋体3は,口筒部2側に装着される蓋本体3Aと、この蓋本体3Aを封止するネジキャップ(図示せず)により構成されており、図示しないネジキャップが蓋本体3A先端の注出部3aの外周面に形成されたネジ溝3bに螺着することにより、容器本体1の口筒部2を間接的に密封する構成である。なお、口筒部2と蓋本体3Aとは、口筒部2側の外面に設けた係止凸部2aと蓋本体3Aの内面に設けた係止凸部3cとが互いにアンダーカット結合することにより組み付く構成である。
注出ノズル10の容器本体1への取り付けは、まず容器本体1からネジキャップを取り外して注出部3aを露出させる。そして、注出ノズル10側のネジ溝12cを注出部3aのネジ溝3bに螺合(ネジ結合)させ、接続部12を構成する外壁部12aと第2インナーリング12bとの間に注出部3aを位置させることにより、注出ノズル10を容器本体1側の蓋本体3Aに組み付ける。この際、注出ノズル10側の第2インナーリング12bが注出部3aの内壁に密着するため、注出部3aと接続部12との間における内容物40の漏れを確実に防止することが可能となる。
なお、注出ノズル10の容器本体1への取り付けは、蓋体20を外ノズル14に被嵌した閉蓋状態で行うこともできるし、蓋体20を開けた開蓋状態で行うこともできる。
次に、注出ノズルが接続された容器本体の注出について説明する。
図6は通常の使用状態(直接注出)として傾斜姿勢を示す容器本体と注出ノズルとの断面図、図7は定量注出の初期操作として倒立姿勢を示す容器本体と注出ノズルとの断面図、図8は定量注出の中期操作として正立姿勢を示す容器本体と注出ノズルとの断面図、図9は定量注出の終期操作として傾斜姿勢を示す容器本体と注出ノズルとの断面図である。
(1)直接注出操作モード
注出ノズル10を容器本体1に組み付け且つ容器本体1を正立姿勢とした図5に示す状態から蓋体20を開いて半開き状態(図3参照)にする。この半開き状態では、中栓34は内ノズル13に嵌合しておらず開栓状態にある。続いて、容器本体1を傾けて図6に示す傾斜姿勢にする。すると、容器本体1内に収容されていた内容物40が、容器本体1側の口筒部2及び注出部3a、注出ノズル10側の第2インナーリング12b及び流路15を介して内ノズル13内の先端13aから外ノズル14に達する。よって、容器本体1の傾き角度を調整することにより、好みに応じた量の内容物40を外ノズル14の先端である開口端14aを通じて外部に注出することができる(直接注出)。
(2)定量注出操作モード
注出ノズル10を閉蓋状態(計量モード)とし且つ容器本体1を正立姿勢とした図5に示す状態から、容器本体1を図7に示す倒立姿勢、あるいは傾斜姿勢とする。これにより、容器本体1内に収容されている内容物40は内ノズル13内の流路15を通じて外ノズル14先端の開口端14a側に導かれ、予備室17内に貯留される(初期操作)。
次に、図8に示すように、容器本体1を元の正立姿勢に戻すと、予備室17内に貯留されていた内容物40の一部は計量室16に移動して計量室16を満たす。同時に、計量室16の容積をオーバーする過剰の内容物40は、内ノズル13の先端13aから流路15を介して容器本体1内に戻るため、計量室16内に一定量の内容物40のみを残留させることができる(中期操作)。
そして、取っ手20Cを持ち上げ、蓋体20の姿勢を全開状態に設定する(図4参照)。この際、中栓34が連動手段30を介して移動して内ノズル13の先端13aに嵌合するため、内ノズル13を閉栓状態に設定する。
続いて、図9に示すように容器本体1を傾けて傾斜姿勢にすることにより、計量室16内に残留している一定量の内容物40を、開口端14aを通じて外部に注出することができる(終期操作)。この状態では、ヒンジ19側において支持部21bが開口端14aに当接して蓋体20の姿勢を支持する。このため、蓋体20の姿勢を全開状態に設定することができ、操作中に蓋体20が誤って閉蓋状態に至ることがなく、定量注出操作をスムーズに行うことができる。
このように本発明の注出ノズル10では、内ノズル13を閉栓した状態で内容物40の定量注出を行うことができるため、従来のように定量注出時に、計量室16内に残留した内容物40と容器本体1側に収納されている内容物40とが一緒に注出してしまう不具合を防止することができる。したがって、本発明では容器本体1の傾き角度の影響を受けることなく、内容物40の定量注出を常に高精度で行うことが可能である。
以上、実施例に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施例に限定されるものではない。
例えば、上記実施例では、注出ノズル10を容器側蓋体3の蓋本体3Aの注出部3aに取り付ける構成を示して説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、容器本体1の口筒部2に直接的に取り付ける構成であってもよい。
また接続部12は口筒部2に対してネジ機構により螺着する構成を示して説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、口筒部2と蓋本体3Aとにおける構成同様に、注出ノズル10の接続部12が容器本体1の口筒部2に対してアンダーカット結合することにより組み付く構成であってもよい。
また上記実施例では注出ノズル10を形成する樹脂材料については特に言及していないが、少なくとも蓋体20、ノズル本体11を構成する内ノズル13及び外ノズル14を透明又は半透明の樹脂材料を用いて形成する構成が好ましい。この構成では、外部からノズル本体11内の様子を視覚的に確認することができるため、直接注出時における容器本体の傾斜角度の調整を容易とし、あるいは定量注出時における各操作(初期操作、中期操作及び終期操作)を容易とすることができるため、内容液を確実に注出することができる。
なお、透明又は半透明の樹脂材料を用いる部材は、蓋体20、内ノズル13及び外ノズル14に限られるものではなく、中栓34や連動手段30を構成する支持受け部材31及び連結部材32bについても透明又は半透明とする構成であってもよい。
本発明の注出ノズルは、市販の容器本体に装着した状態での直接注出と定量注出との選択的な注出を達成し、さらには高精度の定量注出を追及する注出ノズルの分野における用途展開を広い領域で図ることができる。
1 : 容器本体
2 : 口筒部
2a : 係止凸部
3 : 容器側蓋体
3A : 蓋本体
3a : 注出部
3b : ネジ溝
3c : 係止凸部
10 : 注出ノズル
11 : ノズル本体
11a: 基部
12 : 接続部
12a: 外壁部
12b: 第2インナーリング
12c: ネジ溝
13 : 内ノズル
13a: 内ノズルの先端
14 : 外ノズル
14a: 開口端
15 : 流路
16 : 計量室
17 : 予備室
19 : ヒンジ
20 : 蓋体
20A: 頂壁
20B: スカート部
20C: 取っ手
21 : 第1インナーリング
21a: 掛合凹部
21b: 支持部
30 : 連動手段
31 : 支持受け部材
32 : 連結部材
32a: 回転軸
32b: 肉薄部
34 : 中栓
34a: 頂壁
40 : 内容物

Claims (12)

  1. 容器本体(1)に設けられた口筒部(2)に接続されて前記容器本体(1)内に収容されている内容物(40)を注出する計量器付き注出ノズル(10)であって、
    前記口筒部(2)に接続される接続部(12)、該接続部(12)から延設されて前記口筒部(2)から注出される内容物(40)が通過する流路(15)を備えた内ノズル(13)及び前記内ノズル(13)の外側に延設されて前記内ノズル(13)との間に計量室(16)を形成する外ノズル(14)を有して構成されるノズル本体(11)と、前記外ノズルの開口端(14a)を開閉する蓋体(20)と、進退自在に設けられて前記内ノズル(13)の開閉を行う中栓(34)と、前記蓋体(20)の開閉操作に連動して前記中栓(34)による内ノズル(13)の開閉を行わせしめる連動手段(30)と、を備え、
    前記蓋体(20)を閉蓋状態とすることにより前記ノズル本体(11)内に予備室(17)が形成されて前記内容物(40)の計量を可能とする計量モードと、前記蓋体(20)を半開き状態とすることにより容器本体(1)内の内容物(40)の直接注出を可能とする直接注出操作モードと、前記蓋体(20)をさらに開いた全開状態とすることにより、前記内ノズル(13)が閉栓されて前記予備室(17)内に貯蔵された内容物(40)のみの注出を可能とする計量注出操作モードとを有することを特徴とする計量器付き注出ノズル。
  2. 連動手段(30)、蓋体(20)の下面に設けた支持受け部材(31)と、一端に中栓(34)を有すると共に他端が前記支持受け部材(31)に対して揺動自在に軸支された連結部材(32)とにより構成される請求項1記載の計量器付き注出ノズル。
  3. 内ノズル(13)及び中栓(34)共に先端に向かって縮径する形状で形成され、先端(13a)に移動した中栓(34)が内ノズル(13)を嵌合することにより閉栓される請求項1又は2記載の計量器付き注出ノズル。
  4. 連結部材(32)と中栓(34)とが連結する部分に肉薄部(32b)が設けられている請求項2又は3記載の計量器付き注出ノズル。
  5. 蓋体(20)と外ノズル(14)とヒンジ(19)を介して開閉自在に連結されている請求項1乃至4のいずれか一項に記載の計量器付き注出ノズル。
  6. 外ノズル(14)の開口端(14a)の内壁に密着可能な第1インナーリング(21)蓋体(20)の下面に設けられている請求項1乃至5のいずれか一項に記載の計量器付き注出ノズル。
  7. 蓋体(20)の姿勢を、半開き状態に保持する保持手段を備える請求項1乃至6のいずれか一項に記載の計量器付き注出ノズル。
  8. 保持手段、外ノズル(14)の開口端(14a)と、第1インナーリング(21)のヒンジ(19)側となる位置に形成され且つ前記開口端(14a)が掛合する掛合凹部(21a)とにより構成される請求項記載の計量器付き注出ノズル。
  9. 第1インナーリング(21)のヒンジ(19)側の先端に、外ノズル(14)の開口端(14a)に当接する支持部(21b)が設けられている請求項乃至のいずれか一項に記載の計量器付き注出ノズル。
  10. 接続部(12)、容器本体(1)の口筒部(2)又は該口筒部(2)に装着される容器側蓋体(3)の注出部(3a)に対してネジ結合又はアンダーカット結合により組み付く構成とされる請求項1乃至のいずれか一項に記載の計量器付き注出ノズル。
  11. 接続部(12)、内面にネジ溝(12c)又は係止凸部を備えた外壁部(12a)と、該外壁部(12a)の内側に前記口筒部(2)又は前記注出部(3a)の内壁に密着する第2インナーリング(12b)とを備える請求項10記載の計量器付き注出ノズル。
  12. 少なくとも蓋体(20)、内ノズル(13)及び外ノズル(14)、透明又は半透明の樹脂材料で形成されている請求項1乃至11のいずれか一項に記載の計量器付き注出ノズル。
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