JP2588031Y2 - ローリングダイアフラム式シリンダ装置 - Google Patents

ローリングダイアフラム式シリンダ装置

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JP2588031Y2
JP2588031Y2 JP1992086704U JP8670492U JP2588031Y2 JP 2588031 Y2 JP2588031 Y2 JP 2588031Y2 JP 1992086704 U JP1992086704 U JP 1992086704U JP 8670492 U JP8670492 U JP 8670492U JP 2588031 Y2 JP2588031 Y2 JP 2588031Y2
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piston
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rolling diaphragm
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隆 江尻
久雄 染谷
壽一 青樹
光昇 星
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Fujikura Composites Inc
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Fujikura Rubber Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本考案は、ローリングダイアフラム(商品
名『ベロフラム』)を用いたシリンダ装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】ローリングダイアフラム
は、全体として筒状をなすダイアフラムの周縁部をハウ
ジングに固定し、中心部をピストンに固定して用いるも
ので、ハウジング、ピストン及びローリングダイアフラ
ムで画成される圧力室内に、圧力流体を導くことによ
り、ピストンを変位させる。このローリングダイアフラ
ム式シリンダ装置は、ピストンのストローク量を大きく
することができ、しかもピストンが変位しても、ダイア
フラムの受圧面積が変化しないという特徴がある。ピス
トンのストロークを大きく取れるため、圧力室の容積を
大小に変化させることができ、アキュームレータとして
の使用も可能である。
【0003】ところが一方、この装置では、ピストンと
ハウジングが嵌合関係にないため、ピストンの案内構造
を別途必要とする。例えば従来、ピストンにピストンロ
ッドを設け、このピストンロッドをハウジングに設けた
ガイド孔に摺動自在に挿通している。この従来構造は、
ピストンロッドによって何らかの仕事をさせる場合に
は、大きな問題はないが、例えば、このシリンダ装置を
アキュームレータとして使用する場合には、ピストンロ
ッドがピストンの変位とともにハウジング外部に露出し
てしまい、余分なスペースを必要とするという問題があ
った。
【0004】
【考案の目的】本考案は、従来のローリングダイアフラ
ム式シリンダ装置についての以上の問題意識に基づき、
ピストンロッドを用いることなくピストンを確実にガイ
ドすることができ、しかもピストンが変位しても、外形
が変化することのない装置を得ることを目的とする。ま
た本考案は、圧力室のシールを確実に行なうことのでき
る装置を得ることを目的とする。
【0005】
【考案の概要】本考案は、ハウジングを構成するボンネ
ットとシリンダにそれぞれ、ピストンのガイド部を設け
るという着想に基づいてなされたもので、ピストンの軸
部に、筒状部を形成し、圧力流体導入口を有するボンネ
ットには、このピストンの筒状部の内径側に嵌合する摺
動ガイドを設ける一方、シリンダには、このピストンの
筒状部の外径側に嵌合する摺動ガイドを設け、かつ、こ
のボンネット側の摺動ガイドとシリンダ側の摺動ガイド
は、ピストンの摺動位置に拘らず、少なくもその一方が
該ピストンの筒状部に嵌合することを特徴としている。
このように、ピストンに筒状部を設け、ボンネットとシ
リンダに、この筒状部の内周、外周をそれぞれガイドす
る摺動ガイドを設けると、ピストンをその全ストローク
に渡り確実にガイドすることができ、ピストンのストロ
ークによっては外形が変化しない装置が得られる。
【0006】そして、このピストンの筒状部を、ボンネ
ットの圧力流体導入口に導通させるとともに、該筒状部
の先端部を閉塞して、筒状部を含むピストンが、ボンネ
ット及びローリングダイアフラムとともに、閉じられた
圧力室を画成するようにすると、ローリングダイアフラ
ム以外に特別なシール部材を必要としない、シール性に
優れたローリングダイアフラム式シリンダ装置を得るこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下図示実施例について本考案を説明する。
図1は、本考案によるローリングダイアフラム式シリン
ダ装置の実施例を示す。ハウジング11は、ボンネット
12とシリンダ13とから構成されている。ボンネット
12とシリンダ13は、ともに有底筒状をしていて、そ
の突き合わせ端面12aと13aの間に、ローリングダ
イアフラム(以下Rダイアフラムという)14の周縁ビ
ード部14aが挟着支持されている。このボンネット1
2とシリンダ13は、図示例では、両者の嵌合部に挿入
した結合バンド15によって結合されているが、ボンネ
ット12とシリンダ13は、この他の任意の手段で結合
できる。ボンネット12は、その軸部に、圧力流体導入
口12bを有する。
【0008】Rダイアフラム14は、周縁ビード部14
aからシリンダ13の内面に沿う円筒部と、折返部(コ
ンボリューション部)14bと、ピストン16に沿う円
筒部とを有し、全体として筒状をしている。
【0009】ピストン16は、外側ピストン16aと、
内側ピストン16bとの2部材から構成されている。こ
の外側ピストン16aと内側ピストン16bは、両者の
間にRダイアフラム14の中心部を挟着した状態で、固
定ねじ17により固定されている。内側ピストン16b
は、その軸部に、ハウジング11内に延びる筒状部18
を有しており、この筒状部18の先端は、閉塞壁18a
によって閉塞されている。
【0010】ボンネット12の端部内面には、この筒状
部18の内周に摺動自在に嵌まる摺動ガイド筒20が固
定されている。この摺動ガイド筒20の外周には、筒状
部18の内周面と接触するすべり軸受21が固定されて
いる。この摺動ガイド筒20はまた、圧力流体導入口1
2bから供給される圧力流体を圧力室22に導く半径方
向通路20aを有している。従って、圧力室22は、ボ
ンネット12、Rダイアフラム14、及び筒状部18
(閉塞壁18a)を含むピストン16によって画成され
ており、Rダイアフラム14以外には、シール部材は存
在しない。
【0011】一方、シリンダ13には、同じくその端面
軸部に、筒状部18側に向かう摺動ガイド筒23が一体
に設けられている。この摺動ガイド筒23は、筒状部1
8の外周部に嵌合するもので、その内周面に、すべり軸
受24を有する。この摺動ガイド筒23は、ピストン1
6が、図の最小容積位置、つまり、圧縮ばね25によっ
てピストン16がボンネット12側に押され、圧力室2
2の容積が最小である位置では、筒状部18に嵌合せ
ず、ピストン16が最小容積位置から一定距離以上スト
ロークしたとき、筒状部18の外周面に嵌まるようにそ
の位置が設定されている。別言すると、摺動ガイド筒2
0と摺動ガイド筒23は、ピストン16のいずれのスト
ローク位置においても、少なくともその一方が筒状部1
8をガイドするように設けられている。そして、筒状部
18の長さは、ピストン16が図の最小容積位置から全
ストローク量Sだけストロークしたときにも、シリンダ
13の摺動ガイド筒23から外部に露出しない長さに設
定されている。
【0012】上記構成の本シリンダ装置は、圧力室22
に、圧力流体導入口12bを介して、圧縮ばね25の力
に打ち勝つ圧力の圧力流体が導入されると、ピストン1
6が変位を開始し、圧力室22内に圧力流体が溜り始め
る。そしてピストン16の変位ストロークが小さい間
は、筒状部18は、摺動ガイド筒20によって案内さ
れ、ピストン16の変位の中間域では、筒状部18は、
摺動ガイド筒20と摺動ガイド筒23の両者によって案
内され、ピストン16の変位ストロークが最大値に近付
くと、筒状部18は、摺動ガイド筒23によって案内さ
れる。従って、いずれの変位域でも、ピストン16はハ
ウジング11のセンタに正確に保持されるため、Rダイ
アフラム14の折返部14bの幅が変化することがな
く、安定した変位特性が得られる。またピストン16が
最大にストロークしても、筒状部18はハウジング11
から外部に露出することがないので、外形の変化が許さ
れない場所での使用に最適である。
【0013】さらに、図示実施例の装置は、筒状部18
の閉塞壁18aによって、圧力室22の液密が保持され
ているので、Rダイアフラム14以外にシール部材を必
要としない。そして、Rダイアフラム14によるシール
性は問題がないから、全体としての優れたシール性が得
られる。もっとも、本考案は、例えば、すべり軸受21
をシール部材に代えて圧力室22の液密性を保持するこ
とによっても、摺動ガイド筒20と摺動ガイド筒23に
よって筒状部18をガイドすることができるという利益
を得ることができる。この場合には、摺動ガイド筒20
を閉塞し、閉塞壁18aを省略することができる。
【0014】なお、上記説明では、本シリンダ装置をア
キュームレータとして使用するとしたが、例えば、筒状
部18の閉塞壁18aの中心部に設けた雌ねじ部18b
にロッドを結合し、このロッドを摺動ガイド筒23から
シリンダ13の外部に導けば、通常のシリンダ装置とし
ての使用も可能である。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案のローリングダイア
フラム式シリンダ装置によれば、ピストンをその全スト
ロークにおいて、確実に案内することができる。また請
求項2によれば、ローリングダイアフラム以外はシール
部材を要しない、シール性に優れたシリンダ装置を得る
ことができる。請求項3によれば、シリンダ側のガイド
部材の長さを短くすることができ、請求項4によれば、
ピストンのストロークの如何によって外形が変化しない
装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のローリングダイアフラム式シリンダ装
置の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ハウジング 12 ボンネット 13 シリンダ 14 ローリングダイアフラム 16 ピストン 18 筒状部 20 摺動ガイド筒(ボンネット側摺動ガイド) 21 24 すべり軸受 22 圧力室 23 摺動ガイド筒(シリンダ側摺動ガイド)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−167901(JP,A) 実開 昭52−32756(JP,U) 実開 平3−41201(JP,U) 実公 昭46−32493(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16J 3/00 - 3/06 F15B 1/00 - 7/10

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングを構成するシリンダとボンネ
    ット、 このハウジング内に位置するピストン、 周縁部が上記シリンダとボンネットの間に挟着支持さ
    れ、中央部が上記ピストンに固定されたローリングダイ
    アフラム、及び 上記ボンネットに形成された圧力流体導入口、 を有するローリングダイアフラム式シリンダ装置におい
    て、 上記ピストンの軸部に、筒状部を形成し、 上記ボンネットに、このピストンの筒状部の内径側に嵌
    合する摺動ガイドを設け、 上記シリンダに、このピストンの筒状部の外径側に嵌合
    する摺動ガイドを設け、かつ、上記ボンネット側の摺動ガイドとシリンダ側の摺
    動ガイドは、ピストンの摺動位置に拘らず、少なくもそ
    の一方が該ピストンの筒状部に嵌合する態様で設けられ
    ている ことを特徴とするローリングダイアフラム式シリ
    ンダ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のローリングダイアフラム
    式シリンダ装置において、ピストンの筒状部は、上記圧
    力流体導入口に導通しており、該筒状部の先端部は閉塞
    されていて、該筒状部を含むピストンは、上記ボンネッ
    ト及びローリングダイアフラムとともに、閉じられた圧
    力室を画成しているローリングダイアフラム式シリンダ
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のローリングダイ
    アフラム式シリンダ装置において、上記シリンダの摺動
    ガイドは、圧力流体導入口に圧力流体を導入しない圧力
    室の最小容積状態では、ピストンの筒状部に嵌合せず、
    ピストンが最小容積状態から一定距離変位した後、該筒
    状部に嵌合するローリングダイアフラム式シリンダ装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のローリングダイアフラ
    ム式シリンダ装置において、ピストンの筒状部の長さ
    は、ピストンが上記最小容積位置から全ストローク変位
    したとき、該筒状部がシリンダから外部に突出しない長
    さに形成されているローリングダイアフラム式シリンダ
    装置。
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