JP4267167B2 - 圧力コンペンセータ - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、内部に液体を満たした状態で水中に浸漬される箱体に装着され、外部の水圧に応じて箱体の実質内容積を拡縮する圧力コンペンセータ(アキュームレータ)に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
例えば潜水艦においては、その外壁面に、障害物を検知するための超音波センサを液体(オイル)と一緒に収納した箱体を設置することが行われる。この箱体を仮に完全に閉じた部屋とすると、水深(水圧)の変化によって箱体自体が変形してしまい、内部の液体の状態が変化するため、正しい情報が得られない。このため、外部の水圧に応じて箱体の実質内容積を拡縮する圧力コンペンセータ(アキュームレータ)が要求される。
【0003】
【発明の目的】
本発明は、このような用途に用いて好適な小型で外部への突出部分の大きさが変化しない圧力コンペンセータを得ることを目的とする。
【0004】
【発明の概要】
本発明は、内部に液体を満たした状態で水中に浸漬される箱体に装着され、外部の水圧に応じて箱体の実質内容積を拡縮する圧力コンペンセータであって、箱体に固定されたハウジング;このハウジング内に、ローリングダイアフラムを有するピストン体によって画成された、上記箱体内に連通する内部室と外部に連通する外部室;ピストン体の移動方向に向けてハウジング内の外部室内に固定したガイドロッド;及びこのガイドロッドとピストン体との間に、ピストン体の移動方向に相対摺動自在にして介在させた少なくとも一つの中間摺動ガイド体;を有することを特徴としている。
【0005】
ハウジングは、具体的には、両者の間にローリングダイアフラムの周縁部を挟着するアッパハウジングとロワハウジングから構成して、ロワハウジングを箱体側に位置させ、アッパハウジングには該アッパハウジング内に突出させてガイドロッドを固定することができる。
【0006】
本発明の圧力コンペンセータは、少なくとも、箱体が潜水艦の外面に装着され、該箱体の内部に液体とともにセンサを収納する態様で使用できる。
【0007】
【発明の実施形態】
図5は、障害物を検知するための超音波センサ11を液体(オイル)12と一緒に収納した箱体13を、潜水艦の外壁面10に設けた状態の概念図である。箱体13の外壁面には、該箱体13の実質的内容積を水深(水圧)に応じて変化させる本発明による圧力コンペンセータ20が複数(図では4基)備えられている。
【0008】
図1ないし図4は、圧力コンペンセータ20の一実施形態を示している。箱体13の壁面には各圧力コンペンセータ20に対応させて連通穴14が形成されており、この連通穴14上に、筒状のロワハウジング21が固定ねじ22で固定されている。ロワハウジング21は、連通穴14と連通する連通穴21aを有する。ロワハウジング21上には、有底円筒状のアッパハウジング23が位置し、このロワハウジング21とアッパハウジング23の間に、ローリングダイアフラム24の周縁ビード部24aが挟着されている。ロワハウジング21とアッパハウジング23は、周縁ビード部24aを挟着した状態でそのロックリング溝25a、25b(図4)に、アッパハウジング23に形成した導入穴からロックリング25を挿通することにより固定される。アッパハウジング23には、多数の海水流入穴23aが穿設されている。
【0009】
ロワハウジング21とアッパハウジング23で構成されるハウジング内は、ローリングダイアフラム24によって、箱体13内に連通する内部室26と、海水流入穴23aを介して外部と連通する外部室27とに画成されている。ローリングダイアフラム24には、外部室27側に位置するピストン体28が沿い、このピストン体28は、アッパハウジング23の底部と該ピストン体28の間に挿入した圧縮ばね29により、常時ローリングダイアフラム24に沿いかつ内部室26の容積を減少させる方向に移動付勢されている。ローリングダイアフラム24は、ピストン体28に沿う円形中心部と周縁ビード部24aとの間に、曲折方向を反転したコンボリューション部24bを有する周知のダイアフラムであり、ピストン体28の移動距離を大きくとることができ、かつピストン体28の移動位置によらず受圧面積が一定の(変化しない)ダイアフラムとして知られている。
【0010】
ピストン体28は、その中心部に、外部室27側に延びる小径筒状部28aを有し、一方、アッパハウジング23には、その軸部に、小径筒状部28aと同軸で、アッパハウジング23内に突出するガイドロッド30が固定ねじ31で固定されている。そして、この小径筒状部28aとガイドロッド30との間には、該小径筒状部28aとガイドロッド30の双方に対して摺動自在な中間摺動筒32が介在している。すなわち、中間摺動筒32は、その内径部にガイドロッド30を相対摺動自在に嵌入させ、外径部をピストン体28の小径筒状部28a内に相対摺動自在に嵌入させている。28b、32bはそれぞれ、小径筒状部28aの中間摺動筒32との摺動面、中間摺動筒32のガイドロッド30との摺動面に設けたすべり軸受である。中間摺動筒32とガイドロッド30には、ガイドロッド30からの中間摺動筒32の脱落を防止する内方フランジ32fと外方フランジ30fが形成されており、ガイドロッド30は、ピストン体28の全移動範囲において、すべり軸受28bとガイドロッド30との摺動関係を維持する。
【0011】
上記構成の本圧力コンペンセータ20は、箱体13の壁面に固定され、その内部室26内には、箱体13内の液体と同じ液体12が満たされる。いま、図1の状態を、特定の水深で内部室26内の圧力と、外部室27内の圧力と圧縮ばね29のばね力との合力とがバランスする基準状態とすると、この基準状態より水深が浅くなると、外部室27内の圧力が減少する結果、ピストン体28はガイドロッド30側に移動し(図2)、逆に基準状態より水深が深くなると、外部室27内の圧力が増加する結果、ピストン体28は箱体13側に移動する(図3)。この図2と図3の間をピストン体28が移動する間、中間摺動筒32は、ガイドロッド30及び小径筒状部28aとの相対位置を変えながら、ピストン体28の移動をガイドする。
【0012】
本実施形態の圧力コンペンセータ20は、以上のように、ピストン体28の移動を、アッパハウジング23に固定したガイドロッド30だけでなく、ガイドロッド30と小径筒状部28aとの間に介在させた中間摺動筒32によってガイドするため、小型でありながら、内部室26、つまりは箱体13の実質的内容積の変化の吸収能の高い圧力コンペンセータ20が得られる。本実施形態では、中間摺動筒32が一段であるが、二段以上の複数段としてよい。
【0013】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、内部に液体を満たした状態で水中に浸漬される箱体に装着され、外部の水圧に応じて箱体の実質内容積を拡縮する圧力コンペンセータであって、小型で外部への突出部分の大きさが変化しない圧力コンペンセータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧力コンペンセータの一実施形態を示す、ピストン体の基準位置での断面図である。
【図2】同内容積を最大にした状態での断面図である。
【図3】同内容積を最小にした状態での断面図である。
【図4】図1ないし図3の装置の分解斜視図である。
【図5】図1ないし図3の装置を装着した潜水艦のソナー収納室部分の断面図である。
【符号の説明】
11 超音波センサ
12 液体
13 箱体
14 連通穴
20 圧力コンペンセータ
21 ロワハウジング
23 アッパハウジング
23a 海水流入穴
24 ローリングダイアフラム
24a 周縁ビード部
24b コンボリューション部
25 ロックリング
26 内部室
27 外部室
28 ピストン体
28a 小径筒状部
28b 32b すべり軸受
29 圧縮ばね
30 ガイドロッド
32 中間摺動筒(中間ガイド部材)

Claims (3)

  1. 内部に液体を満たした状態で水中に浸漬される箱体に装着され、外部の水圧に応じて箱体の実質内容積を拡縮する圧力コンペンセータであって、
    箱体に固定されたハウジング;
    このハウジング内に、ローリングダイアフラムを有するピストン体によって画成された、上記箱体内に連通する内部室と外部に連通する外部室;
    上記ピストン体の移動方向に向けてハウジング内の外部室内に固定したガイドロッド;及び
    このガイドロッドとピストン体との間に、該ピストン体の移動方向に相対摺動自在にして介在させた少なくとも一つの中間摺動ガイド体;
    を有することを特徴とする圧力コンペンセータ。
  2. 請求項1記載の圧力コンペンセータにおいて、ハウジングは、両者の間にローリングダイアフラムの周縁部を挟着するアッパハウジングとロワハウジングからなっていて、ロワハウジングが箱体側に位置し、アッパハウジングに、該アッパハウジング内に突出させて上記ガイドロッドが固定されている圧力コンペンセータ。
  3. 請求項1または2記載の圧力コンペンセータにおいて、箱体は、潜水艦の外面に装着され、その内部に液体と一緒にセンサを収納している圧力コンペンセータ。
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