JPS6131792Y2 - - Google Patents

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JPS6131792Y2
JPS6131792Y2 JP12589982U JP12589982U JPS6131792Y2 JP S6131792 Y2 JPS6131792 Y2 JP S6131792Y2 JP 12589982 U JP12589982 U JP 12589982U JP 12589982 U JP12589982 U JP 12589982U JP S6131792 Y2 JPS6131792 Y2 JP S6131792Y2
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JP
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diaphragm
housing
piston
guide tube
brake fluid
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JP12589982U
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JPS5932334U (ja
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は送り速度制御装置、さらに詳しく言え
ば制動液の流動する空間とシリンダ内の空気空間
を可撓性の略円筒状ダイヤフラムで分離する形式
のピストンシリンダ形の送り速度制御装置に関す
る。
本件考案者等は、すでに実願昭56−7935「送り
速度制御装置」において、組立が容易で、シール
が完全にでき、ダイヤフラムの滑らかなローリン
グ作用を保障するダイヤフラムの取り付け構造を
提案している。
まず、第1図を参照してこの装置の基本構成を
説明する。第1図では左側は正常な状態、右側は
ピストンロツドを最大限押し込んだ状態を示して
いる。ピストンロツド1の先端にはピストン23
が固定されており、このピストン23には球状チ
エツキ弁24と球状チエツキ弁24を内側へ弱く
付勢するばね25が設けられている。ピストン2
3は、制動液26を満たしたシリンダ16内を軸
方向に摺動可能に挿入されている。シリンダ16
の外周の一部は軸方向に切削されており、ハウジ
ング11に挿入したときに、バイパス18を形成
する。絞り弁19には細孔20が設けられてお
り、この細孔20の位置の外周には、V形の溝が
偏心して刻設されている。この絞り弁19をシリ
ンダ16に挿入し、シリンダ16の側面に設けら
れている小孔17より流出する制動液26の流量
をV形の溝とシリンダ16の内壁とで形成される
空間を絞り弁を回動することにより調節可能にし
てある。ダイヤフラム4は、第2図に示すよう
に、ハウジング11の内径に相当する薄肉円筒状
の大径ダイヤフラム部7と厚肉のつば5を介して
連接されたピストンロツド1の外径に相当する薄
肉円筒状の小径ダイヤフラム部6と、各ダイヤフ
ラム部の端部にはそれぞれダイヤフラム4の肉厚
よりも厚い円環状のビード9,8が設けられてい
る。ダイヤフラム4で分離される空気空間には、
ダイヤフラム4のつば5の一端を当接し、小径ダ
イヤフラム部6および大径ダイヤフラム部7に抱
持されたダイヤフラムガイド28が、ハウジング
11の内径およびピストンロツド1の外径に当接
し、軸方向に摺動可能に挿入されている。ダイヤ
フラムガイド28と軸受30の間には、ピストン
ロツド1に加えられた外力が除去されたときに
は、ピストンロツド1をその位置に停止させる程
度のコイルばね29が挿入されており、ダイヤフ
ラム4を圧縮する方向に付勢している。また、ハ
ウジング11には、ピストンロツド1の戻し機構
として、圧縮空気を空気空間に送り込むためのポ
ート12が設けられ、圧縮空気の洩れ防止用にパ
ツキン31が挿入されている。
このように、ダイヤフラム4はゴム製で薄膜の
2重の作動部を有している。このダイヤフラム4
は、制動液26を密封するとともに制動作用によ
るピストンロツド1の出入りに伴う密封制動液2
6のシリンダ16外への増減の調整、ピストンロ
ツドを戻すためのばね29または圧縮空気の力を
制動液26に伝達する役割を果たしている。
ダイヤフラム4は制動液26の増減にさいし、
小径ダイヤフラム部6も大径ダイヤフラム部7も
ガイドに沿つて、空気空間側に凸となる環状のU
字溝を形成し、ローリングするように滑らかに移
動する。このときのガイドは小径ダイヤフラム部
6はピストンロツド1とダイヤフラムガイド28
の内側になり、大径ダイヤフラム部7はダイヤフ
ラムガイド28とハウジング11の内周になる。
ローリング状の移動をすると薄膜のダイヤフラ
ム4は制動液26の圧力により常態時に比べ常
に、展伸した状態でガイド面に押しつけられるた
め、ガイド面は極めて平滑に仕上げられなけれ
ば、ダイヤフラムの表面肌を荒し、これが進行す
ると膜が破れ制動液26が洩れる可能性があつ
た。
このため、ガイド面のうち、ハウジング11の
内周の形成が加工仕上のうえべ困難であつた。つ
まり、第3図に示すように、内面をホーニング加
工等で仕上げた鋼管11cに段付き加工をするの
であるが、制御長さに比例して、段付のための中
ぐり加工部11dも長くなり、加工が困難なう
え、加工工数が多くなり、製造原価が高くなると
いう問題があつた。この問題を解決するために、
第4図および第6図に示すように、ハウジング1
1内に内面を精度よく仕上げたダイヤフラムガイ
ドチユーブ32を挿入することが考られる。第4
図の場合ダイヤフラムガイドチユーブ32をハウ
ジング11に固定する方法として、ダイヤフラム
ガイドチユーブ32およびハウジング11の他の
部分に傷を付けないようにするため、ハウジング
11に内側でダイヤフラムガイドチユーブ32に
覆われる部分の全周に渡り凹凸部35を設けたう
えで、ダイヤフラムガイドチユーブ32を圧入し
ている。
しかしながら、この方法ではハウジング11や
ダイヤフラムガイドチユーブ32の寸法が高精度
でなければならず、また圧入に際してダイヤフラ
ムガイドチユーブ32の端面等を損傷するなど、
加工、組立上の問題点があつた。
そこで、本考案の目的はハウジングの加工に高
い精度を要せず、加工工数が少なく、組立も容易
でかつダイヤフラムの表面を損傷することのない
送り速度制御装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本考案による送り
速度制御装置は、ハウジング内の空気空間を、前
記ハウジングの内径に相当する薄膜円筒状の大径
ダイヤフラム部と、前記円筒状部分に厚肉のつば
を介して連設されたピストンロツドの外径に相当
する薄膜円筒状の小径ダイヤフラム部と、各ダイ
ヤフラム部の肉厚よりも厚い円環状のビードとが
設けられ、前記各ダイヤフラム部のビードをそれ
ぞれ取付けカラーで前記ハウジングと前記ピスト
ンロツドに気密に固定する可撓性のダイヤフラム
で分離してピストンとの間に液溜りを形成し、前
記ハウジングに収納されるシリンダに嵌合する前
記ピストンの移動により前記ピストンのヘツド側
空間の制動液を絞り弁を介してバイパス路から前
記液溜りに導き、前記ピストンロツドにかかる負
荷の移動速度を制御する形式の送り速度制御装置
において、前記ハウジングの内側の空気空間側に
設けられた第1の円環状細溝と、前記ハウジング
の内側の制動液の流動する空間の先端側に設けら
れた第2の円環状細溝と、前記ハウジングの大径
ダイヤフラム部に接する部分に挿入される内周面
が案内面を形成するダイヤフラムガイドチユーブ
と、前記第1の円環状細溝に嵌合して前記ダイヤ
フラムガイドチユーブの第1の端面の位置を規正
するセツトフープと、前記第2の円環状細溝に嵌
合して前記ダイヤフラムガイドチユーブの第2の
端面側を前記シリンダを介して前記ハウジングに
固定する係止リングとを設けて構成されている。
以下、図面等を参照して本考案をさらに詳しく
説明する。
第5図は本考案による送り速度制御装置の実施
例を示す構造図、第6図はハウジング部を取り出
して示した断面図、第7図はダイヤフラムガイド
チユーブの一部を破断して示した正面図、第8図
はセツトフープを示す斜視図である。
本考案による送り速度制御装置は、前述の基本
構成に加えて、ダイヤフラムガイドチユーブ3
2、セツトフープ33およびC形止め輪34が具
備している。
ハウジング11の内面は引抜き加工のままの比
較的粗い仕上状態で、段付き加工がされておら
ず、セツトフープ33を嵌合可能な細溝11aと
C形止め輪34が嵌合可能な細溝11bが設けら
れている(第6図)、ダイヤフラムガイドチユー
ブ32は円管状の部材であつて、ダイヤフラム4
の表面を損傷しないように内面が精密加工で仕上
げられている。(第7図)。セツトフープ33は円
または4角の断面を有する円環状の部材であつ
て、ダイヤフラムガイドチユーブ32の位置決め
をするためのものである(第8図)。
次に、組立手順とともに、細部の構成を説明す
る。ハウジング11の細溝11aに、セツトフー
プ33を嵌合し、下方からダイヤフラムガイドチ
ユーブ32を挿入すると、ダイヤフラムガイドチ
ユーブ32はセツトフープ33で位置決めされ、
ハウジング11に対してすきま嵌の状態でセツト
される。このとき、セツトフープ33はセツトし
た状態で、ダイヤフラムガイドチユーブ32の内
側面よりも内側に突き出ない寸法にしてある。こ
の状態では、ハウジング11内のダイヤフラムガ
イドチユーブ32は下方に対して規正されていな
いが、装置全体の組み立てに伴い固定される。ダ
イヤフラムガイドチユーブ32の下端部とダイヤ
フラム取付カラー14でできる空間にダイヤフラ
ム4のハウジング取付け用ビート9を挿入しダイ
ヤフラム4をハウジング11に取り付ける。ダイ
ヤフラム取付カラー14の下側にはウエーブワツ
シヤ15を介してシリンダ16が挿入される。ウ
エーブワツシヤ15は各部材の加工寸法のバラツ
キを吸収する働きをしている。
ピストンロツド1、ピストン23、シリンダ1
6およびダイヤフラム4で密封される空間に制動
液を封入し、しぼり弁19の鍔部を介して、C形
止め輪34をハウジング11の細溝11bに嵌合
して固定する。
以上詳しく説明したように本考案によれば、ダ
イヤフラムガイドチユーブを挿入するので、ハウ
ジングの内側形状の加工が容易なうえ、精密に仕
上げ加工してなくとも、ダイヤフラムを傷付ける
ことがなくなつた。
また、ダイヤフラムガイドチユーブの取付にさ
いしセツトフープで位置決めされており、下方は
ウエーブワツシヤ、シリンダ、しぼり弁の鍔部を
かいしてC形止め輪で固定するので、ハウジング
の内径寸法とダイヤフラムガイドチユーブの外径
寸法ともに高精度を要求されず、ダイヤフラムガ
イドチユーブを圧入しなくもすむので、ダイヤフ
ラムの端部の変形損傷の心配もなく、組み立て分
解が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は送り速度制御装置の基本構成を示した
側面断面図、第2図はダイヤフラムの一部を破断
して示した側面図、第3図はハウジングの従来例
を示した断面図、第4図は従来のダイヤフラムガ
イドチユーブの圧入方法を説明するための図、第
5図は本考案による送り速度制御装置の実施例を
示す構造図、第6図はハウジング部を取り出して
示した断面図、第7図はダイヤフラムガイドチユ
ーブの一部を破断して示した正面図、第8図はセ
ツトフープを示す斜視図である。 1……ピストンロツド、4……ダイヤフラム、
10,14……ダイヤフラム押さえカラー、11
……ハウジング、26……制動液、28……ダイ
ヤフラムガイド、32……ダイヤフラムガイドチ
ユーブ、33……セツトフープ、34……C形止
め輪、35……凹凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジング内の空気空間を、前記ハウジングの
    内径に相当する薄膜円筒状の大径ダイヤフラム部
    と、前記円筒状部分に厚肉のつばを介して連設さ
    れたピストンロツドの外径に相当する薄膜円筒状
    の小径ダイヤフラム部と、各ダイヤフラム部の肉
    厚よりも厚い円環状のビードとが設けられ、前記
    各ダイヤフラム部のビードをそれぞれ取付けカラ
    ーで前記ハウジングと前記ピストンロツドに気密
    に固定する可撓性のダイヤフラムで分離してピス
    トンとの間に液溜りを形成し、前記ハウジングに
    収納されるシリンダに嵌合する前記ピストンの移
    動により前記ピストンのヘツド側空間の制動液を
    絞り弁を介してバイパス路から前記液溜りに導
    き、前記ピストンロツドにかかる負荷の移動速度
    を制御する形式の送り速度制御装置において、前
    記ハウジングの内側の空気空間側に設けられた第
    1の円環状細溝と、前記ハウジングの内側の制動
    液の流動する空間の先端側に設けられた第2の円
    環状細溝と、前記ハウジングの大径ダイヤフラム
    部に接する部分に挿入される内周面が案内面を形
    成するダイヤフラムガイドチユーブと、前記第1
    の円環状細溝に嵌合して前記ダイヤフラムガイド
    チユーブの第1の端面の位置を規正するセツトフ
    ープと、前記第2の円環状細溝に嵌合して前記ダ
    イヤフラムガイドチユーブの第2の端面側を前記
    シリンダを介して前記ハウジングに固定する係止
    リングとを設けて構成したことを特徴とする送り
    速度制御装置。
JP12589982U 1982-08-20 1982-08-20 送り速度制御装置 Granted JPS5932334U (ja)

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JP12589982U JPS5932334U (ja) 1982-08-20 1982-08-20 送り速度制御装置

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JP12589982U JPS5932334U (ja) 1982-08-20 1982-08-20 送り速度制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS5932334U JPS5932334U (ja) 1984-02-28
JPS6131792Y2 true JPS6131792Y2 (ja) 1986-09-16

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JP12589982U Granted JPS5932334U (ja) 1982-08-20 1982-08-20 送り速度制御装置

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