JPS5922332Y2 - エア−シリンダの制動装置 - Google Patents
エア−シリンダの制動装置Info
- Publication number
- JPS5922332Y2 JPS5922332Y2 JP7757079U JP7757079U JPS5922332Y2 JP S5922332 Y2 JPS5922332 Y2 JP S5922332Y2 JP 7757079 U JP7757079 U JP 7757079U JP 7757079 U JP7757079 U JP 7757079U JP S5922332 Y2 JPS5922332 Y2 JP S5922332Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- air cylinder
- piston rod
- brake
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、直線運動を行なうエアーシリンダのピストン
ロッドをストロークエンド以外の任意の中間位置に停止
させることのできる制動装置に関するものである。
ロッドをストロークエンド以外の任意の中間位置に停止
させることのできる制動装置に関するものである。
上記したようなエアーシリンダの中間停止を実現させる
装置として、従来よりたとえばエアーシリンダのビスI
・ンロツドが挿通されたスリット付きのブレーキメタル
に、弾性体からなる変形可能の円筒を介して外周から油
圧力を付加することによってピストンロッドを締付けて
制動する形式の制動装置が知られている。
装置として、従来よりたとえばエアーシリンダのビスI
・ンロツドが挿通されたスリット付きのブレーキメタル
に、弾性体からなる変形可能の円筒を介して外周から油
圧力を付加することによってピストンロッドを締付けて
制動する形式の制動装置が知られている。
このような形式の制動装置では、エアーシリンダに連設
されているブレーキハウジングのピストンロッドとの摺
動面にロッドパツキンを設けてシリンダ室からの空気漏
れを防止しているが、圧縮空気の漏洩を完全に阻止する
ことは一般的に不可能であることから、シリンダ室内の
一部の空気がブレーキハウジング内に流入し、ピストン
ロッドとブレーキメタルとの嵌合面やブレーキメタルと
可変円筒との嵌合面に侵入してしまう。
されているブレーキハウジングのピストンロッドとの摺
動面にロッドパツキンを設けてシリンダ室からの空気漏
れを防止しているが、圧縮空気の漏洩を完全に阻止する
ことは一般的に不可能であることから、シリンダ室内の
一部の空気がブレーキハウジング内に流入し、ピストン
ロッドとブレーキメタルとの嵌合面やブレーキメタルと
可変円筒との嵌合面に侵入してしまう。
一方、ブレーキハウジングのロッド先端側には該ピスト
ンロッドの表面に付着した塵埃等のハウジング内への侵
入を防ぐ目的でロッドスクレーパが装着されているので
、前記漏洩空気はハウジング内に封入されてしまい、そ
のため封入空気量が次第に増加しハウジング内に内圧が
発生するに至ると、油圧力を作用させたときのブレーキ
メタルによるピストンロッドの締付力が不足して充分な
制動力を得ることができなくなるという不具合が生ずる
。
ンロッドの表面に付着した塵埃等のハウジング内への侵
入を防ぐ目的でロッドスクレーパが装着されているので
、前記漏洩空気はハウジング内に封入されてしまい、そ
のため封入空気量が次第に増加しハウジング内に内圧が
発生するに至ると、油圧力を作用させたときのブレーキ
メタルによるピストンロッドの締付力が不足して充分な
制動力を得ることができなくなるという不具合が生ずる
。
本考案は、上記したように従来の不具合を除去して、確
実な制動力を発揮できるように改良されたエアーシリン
ダの制動装置を提供することを目的としたものである。
実な制動力を発揮できるように改良されたエアーシリン
ダの制動装置を提供することを目的としたものである。
以下、本考案の実施例を図面に基いて詳細に説明する。
図において1はエアーシリンダ2のピストンロッドであ
り、このピストンロッド1はエアーシリンダ2に連設さ
れたプレーキノ1ウジング3内を摺動可能に貫通してい
る。
り、このピストンロッド1はエアーシリンダ2に連設さ
れたプレーキノ1ウジング3内を摺動可能に貫通してい
る。
プレーキノ1ウジング3内において、ピストンロッド1
の外周には、該ロッド1を締付けることによって制動を
行なう円筒形のブレーキメタル4が嵌合され、このブレ
ーキメタル4は軸方向に1本のスリット5を有していて
、常にはピストンロッド1の円滑な摺動を許容するよう
に嵌合している。
の外周には、該ロッド1を締付けることによって制動を
行なう円筒形のブレーキメタル4が嵌合され、このブレ
ーキメタル4は軸方向に1本のスリット5を有していて
、常にはピストンロッド1の円滑な摺動を許容するよう
に嵌合している。
ブレーキメタル4の外周には、合成樹脂またはゴム等の
弾性体からなる変形可能の可変円筒6が嵌合されており
、そしてブレーキハウジング3には可変円筒6外周を取
囲むようにして環状の油室7が形成され、この油室7の
両端はOリング8によって密封されている。
弾性体からなる変形可能の可変円筒6が嵌合されており
、そしてブレーキハウジング3には可変円筒6外周を取
囲むようにして環状の油室7が形成され、この油室7の
両端はOリング8によって密封されている。
前記ブレーキハウジング3のエアーシリンダ2との接合
側には、シリンダ室の圧縮空気の漏洩を防止するための
ロッドパツキン9がピストンロッド1の外周に密接する
よう装着されている。
側には、シリンダ室の圧縮空気の漏洩を防止するための
ロッドパツキン9がピストンロッド1の外周に密接する
よう装着されている。
また、ブレーキハウジング3のロッド先端側には、キャ
ップ10が螺着されており、このキャップ10にはピス
トンロッド1の表面に付着した塵埃等がハウジング内に
侵入することを防ぐための合成樹脂またはゴム等の適当
な弾力をもつロッドスクレーパ11が該ピストンロッド
1の外周に密接するよう装着されるとともに、ハウジン
グ内に漏洩した空気を大気中に放出するためのブリード
孔12が設けられている。
ップ10が螺着されており、このキャップ10にはピス
トンロッド1の表面に付着した塵埃等がハウジング内に
侵入することを防ぐための合成樹脂またはゴム等の適当
な弾力をもつロッドスクレーパ11が該ピストンロッド
1の外周に密接するよう装着されるとともに、ハウジン
グ内に漏洩した空気を大気中に放出するためのブリード
孔12が設けられている。
前記油室7に油圧を発生させるブースター13は、本実
施例では図示のようにブレーキハウジング3と一体的に
形成されていて、その油室14が通路15を経てブレー
キハウジング3の油室7と連通されている。
施例では図示のようにブレーキハウジング3と一体的に
形成されていて、その油室14が通路15を経てブレー
キハウジング3の油室7と連通されている。
ブースター13のシリンダチューブ16内には、ブース
ターピストン17と圧縮スプリング18とが内蔵され、
このブースターピストン17に固定されたブースターラ
ム19が油室14内に嵌合されている。
ターピストン17と圧縮スプリング18とが内蔵され、
このブースターピストン17に固定されたブースターラ
ム19が油室14内に嵌合されている。
なお、20はパツキンであり、21はリザーブタンクで
ある。
ある。
本実施例は上述のように構成したものであり、従ってエ
アーシリンダ2の通常の運転状態では、図示の如くブー
スター13における給気口16aから供給される圧縮空
気によってブースターピストン17は圧縮スプリング1
8を圧縮した後退位置に保持されており、そのため油室
14,7内には油圧が発生しておらず、ピストンロッド
1は制動を受けることなく円滑に摺動する。
アーシリンダ2の通常の運転状態では、図示の如くブー
スター13における給気口16aから供給される圧縮空
気によってブースターピストン17は圧縮スプリング1
8を圧縮した後退位置に保持されており、そのため油室
14,7内には油圧が発生しておらず、ピストンロッド
1は制動を受けることなく円滑に摺動する。
斯る状態において、ピストンロッド1を緊急停止する必
要が生じたときには、ブースター13における給気口1
6 aを排気側に切換えれば、圧縮スプノング18によ
ってブースターピストン17と共にブースターラム19
が前進して油室14,7に油圧を発生させるため、該油
圧により可変円筒6が変形するとともにスリット5を有
するブレーキメタル4も自身のばね力に抗して径方向に
縮小してピストンロッド1を締付けることによって該ピ
ストンロッド1を制動し停止させる。
要が生じたときには、ブースター13における給気口1
6 aを排気側に切換えれば、圧縮スプノング18によ
ってブースターピストン17と共にブースターラム19
が前進して油室14,7に油圧を発生させるため、該油
圧により可変円筒6が変形するとともにスリット5を有
するブレーキメタル4も自身のばね力に抗して径方向に
縮小してピストンロッド1を締付けることによって該ピ
ストンロッド1を制動し停止させる。
さて、通常の運転時において、エアーシリンダ2におけ
るシリンダ室内の圧縮空気の一部がロッドパツキン9か
ら漏洩してブレーキハウジング3内に侵入した場合、ハ
ウジング内が完全に密閉されていると、侵入した漏洩空
気が次第に増加しそれに伴い内圧が発生し、そしてこの
内圧により可変円筒6が外周方向、すなわち油室7側に
膨張変形して油室7の油をリザーブタンク21側に押し
戻してしまうことになる。
るシリンダ室内の圧縮空気の一部がロッドパツキン9か
ら漏洩してブレーキハウジング3内に侵入した場合、ハ
ウジング内が完全に密閉されていると、侵入した漏洩空
気が次第に増加しそれに伴い内圧が発生し、そしてこの
内圧により可変円筒6が外周方向、すなわち油室7側に
膨張変形して油室7の油をリザーブタンク21側に押し
戻してしまうことになる。
従って、斯る状態においてブースター13がピストンロ
ッド1を制動すべく作動した場合、ブースターラム19
が圧縮スプノング18によってパツキン20を越えて油
室14内へ進入したときのストロークは、可変円筒6の
膨張量に相当する分だけ大きくなり、そのため発生する
油圧力が小さくなるとともにハウジング内の内圧の存在
と相俟って制動力が低下することになる。
ッド1を制動すべく作動した場合、ブースターラム19
が圧縮スプノング18によってパツキン20を越えて油
室14内へ進入したときのストロークは、可変円筒6の
膨張量に相当する分だけ大きくなり、そのため発生する
油圧力が小さくなるとともにハウジング内の内圧の存在
と相俟って制動力が低下することになる。
そして、場合によってブースターラム19のストローク
を全部に使ってしまうようなことも考えられ、この場合
には油圧がほとんど発生せず制動力が極端に悪化してし
まう。
を全部に使ってしまうようなことも考えられ、この場合
には油圧がほとんど発生せず制動力が極端に悪化してし
まう。
しかるに、本制動装置はキャップ10にブリード孔12
を設けであるので、エアーシリンダ2から漏洩してブレ
ーキハウジング3内に侵入した空気は、上記のブリード
孔12を通って大気中に放出されるため、ハウジング内
に内圧が生ずることがなく、上記したような不具合を生
起することなく確実な制動作用を行なうことができる。
を設けであるので、エアーシリンダ2から漏洩してブレ
ーキハウジング3内に侵入した空気は、上記のブリード
孔12を通って大気中に放出されるため、ハウジング内
に内圧が生ずることがなく、上記したような不具合を生
起することなく確実な制動作用を行なうことができる。
なお、本実施例ではブリード孔12をキャップ10に設
けた場合として説明したが、ブレーキハウジング3自体
に設けてもよく、またその位置はロッドパツキン9の直
後でも差支えない。
けた場合として説明したが、ブレーキハウジング3自体
に設けてもよく、またその位置はロッドパツキン9の直
後でも差支えない。
以上詳述したように、本考案はブレーキハウジングの一
部にブリード孔を設けてエアーシリンダからの漏洩空気
を大気中に放出できるようにしたので、漏洩空気に起因
するハウジング内の内圧の発生を防止して常に安定した
制動機能を発揮させることができるものであり、エアー
シリンダの制動装置として実用上有益な考案である。
部にブリード孔を設けてエアーシリンダからの漏洩空気
を大気中に放出できるようにしたので、漏洩空気に起因
するハウジング内の内圧の発生を防止して常に安定した
制動機能を発揮させることができるものであり、エアー
シリンダの制動装置として実用上有益な考案である。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は縦断面図、第2
図は第1図における■I−II線断面図である。 1・・・・・・ピストンロッド、2・・・・・・エアー
シリンダ、3・・・・・・ブレーキハウジング、4・・
・・・・ブレーキメタル、5・・・・・・スリット、6
・・・・・・可変円筒、7・・・・・・油室、9・・・
・・・ロッドパツキン、11・・・・・・ロッドスクレ
ーパ 12・・・・・・フ゛リード孔。
図は第1図における■I−II線断面図である。 1・・・・・・ピストンロッド、2・・・・・・エアー
シリンダ、3・・・・・・ブレーキハウジング、4・・
・・・・ブレーキメタル、5・・・・・・スリット、6
・・・・・・可変円筒、7・・・・・・油室、9・・・
・・・ロッドパツキン、11・・・・・・ロッドスクレ
ーパ 12・・・・・・フ゛リード孔。
Claims (1)
- エアーシリンダに連設されたブレーキハウジングにおい
て、ピストンロッドが挿通されたスリット付きブレーキ
メタルに、該ブレーキメタルの外周に嵌合された変形可
能の円筒を介して外周から油圧力を付加する゛ことによ
りピストンロッドを締付けて制動するよう構成した制動
装置であって、前記ブレーキハウジングのエアーシリン
ダとの接合部側にはロッドパツキンを、また反対側のロ
ッド先端側にはロッドスクレーパをそれぞれ装着すると
ともに、上記ロッドパツキンとロッドスクレーパとの間
においてブレーキハウジングにエアーシリンダからの漏
洩空気を放出するブリード孔を設けたことを特徴とする
エアーシリンダの制動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7757079U JPS5922332Y2 (ja) | 1979-06-06 | 1979-06-06 | エア−シリンダの制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7757079U JPS5922332Y2 (ja) | 1979-06-06 | 1979-06-06 | エア−シリンダの制動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55177507U JPS55177507U (ja) | 1980-12-19 |
JPS5922332Y2 true JPS5922332Y2 (ja) | 1984-07-04 |
Family
ID=29311046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7757079U Expired JPS5922332Y2 (ja) | 1979-06-06 | 1979-06-06 | エア−シリンダの制動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5922332Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-06-06 JP JP7757079U patent/JPS5922332Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55177507U (ja) | 1980-12-19 |
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