JPS5847320Y2 - 油圧緩衝器 - Google Patents
油圧緩衝器Info
- Publication number
- JPS5847320Y2 JPS5847320Y2 JP1779078U JP1779078U JPS5847320Y2 JP S5847320 Y2 JPS5847320 Y2 JP S5847320Y2 JP 1779078 U JP1779078 U JP 1779078U JP 1779078 U JP1779078 U JP 1779078U JP S5847320 Y2 JPS5847320 Y2 JP S5847320Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner cylinder
- piston
- oil
- groove
- annular
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
下端にピストン３を取付けた内筒２と、上端に軸受４を
取付げた外筒１と同心的に上下摺動自在に嵌挿し、これ
らピストンと軸受により区画された内外筒の間の油室Ａ
の作動油が、伸長行程において内筒２の筒壁に穿設した
オリフィス５を介して内筒内油溜室Ｂに噴出するとき生
ずる流動抵抗により伸長運動に減衰力を与えるようにし
た油圧緩衝器が慣用されている（第２図参照）。
取付げた外筒１と同心的に上下摺動自在に嵌挿し、これ
らピストンと軸受により区画された内外筒の間の油室Ａ
の作動油が、伸長行程において内筒２の筒壁に穿設した
オリフィス５を介して内筒内油溜室Ｂに噴出するとき生
ずる流動抵抗により伸長運動に減衰力を与えるようにし
た油圧緩衝器が慣用されている（第２図参照）。
このように伸長行程時の減衰力を上記オリフィス５によ
り発生するようにしたものは、減衰力の値を大きくする
ためオリフィスの径を小さくすると、圧縮行程において
内筒内油溜室かも上記オリフィスを経て油室Ａに供給さ
れる作動油の流れが阻害されキャビテーションが発生し
減衰力が不安定になる問題点がある。
り発生するようにしたものは、減衰力の値を大きくする
ためオリフィスの径を小さくすると、圧縮行程において
内筒内油溜室かも上記オリフィスを経て油室Ａに供給さ
れる作動油の流れが阻害されキャビテーションが発生し
減衰力が不安定になる問題点がある。
これがため圧縮行程において油溜室Ｂの作動油を油室Ａ
に抵抗なく流動させるチェックバルブをピストンに設け
る等の手段が用いられているが、これらはいずれも構造
が複雑で部品点数が多く組付に手間を要しコスト高とな
り量産に適しない等の問題点があった。
に抵抗なく流動させるチェックバルブをピストンに設け
る等の手段が用いられているが、これらはいずれも構造
が複雑で部品点数が多く組付に手間を要しコスト高とな
り量産に適しない等の問題点があった。
本考案はこのような問題点を解決し、コスト及び組付工
数の低減を計り、多量生産に適したものを提供すること
を目的としたものである。
数の低減を計り、多量生産に適したものを提供すること
を目的としたものである。
第１図実施例において、内筒２は外周に環状溝６と、こ
の環状溝の下部円周上に１個または数個の油孔７が穿設
され、弾性を有する合成樹脂からなる円筒状のピストン
３はその上端を内周に突出して形成した環状つば８を備
え、この環状つばは該環状溝６に上下変位自在に嵌め込
まれるとともに、上記環状つば上部表面には、これが環
状溝側面に接したとき通路を形成する半径方向の切欠溝
１１が、また環状つば内周には、これが環状溝の底に接
したとき通路を形成する縦切欠溝９が多数成型され、ま
た環状つば下側面と連続して上記油孔７と対向した環状
溝１０が成形され、円筒２下端とピストン底部から内側
に突出したつば８′の間には適当な隙間１２が設けられ
ている。
の環状溝の下部円周上に１個または数個の油孔７が穿設
され、弾性を有する合成樹脂からなる円筒状のピストン
３はその上端を内周に突出して形成した環状つば８を備
え、この環状つばは該環状溝６に上下変位自在に嵌め込
まれるとともに、上記環状つば上部表面には、これが環
状溝側面に接したとき通路を形成する半径方向の切欠溝
１１が、また環状つば内周には、これが環状溝の底に接
したとき通路を形成する縦切欠溝９が多数成型され、ま
た環状つば下側面と連続して上記油孔７と対向した環状
溝１０が成形され、円筒２下端とピストン底部から内側
に突出したつば８′の間には適当な隙間１２が設けられ
ている。
油圧緩衝器の伸長行程において、油室Ａの圧力が上昇す
るとき、第１図Ａに示すようにピストン３が下方に変位
してピストン環状つば８下側面が内筒環状溝６下側面と
当接し、これがため油室Ａの圧力作動油が油孔Ｔを経て
油溜室Ｂえの流れを阻止し、また圧縮行程において、内
筒２下端とピストン３底部が当接するか或いは切欠溝１
１を有する環状つば８の上側面が内筒環状溝６の上側面
に当接すると内筒環状溝とピストン環状つばの間の通路
を通り油孔７かも進入した油溜室Ｂの作動油が油室Ａに
進入する。
るとき、第１図Ａに示すようにピストン３が下方に変位
してピストン環状つば８下側面が内筒環状溝６下側面と
当接し、これがため油室Ａの圧力作動油が油孔Ｔを経て
油溜室Ｂえの流れを阻止し、また圧縮行程において、内
筒２下端とピストン３底部が当接するか或いは切欠溝１
１を有する環状つば８の上側面が内筒環状溝６の上側面
に当接すると内筒環状溝とピストン環状つばの間の通路
を通り油孔７かも進入した油溜室Ｂの作動油が油室Ａに
進入する。
本考案は以上説明したように内筒２に環状溝６及び油孔
７を、また弾性を有する合成樹脂からなるピストン３上
部端部内側に、上記環状溝６に上下変位自在に嵌挿し且
内周が環状溝の底と縦切欠溝９を介して当接する環状つ
ば８を突設すると共に上記油孔Ｔと対向した環状溝１０
を上記環状つば８下側面と連続して成型したから、油室
Ａえの吸込みのためのチェックバルブ等の部材を設ける
必要がなく、構造が簡単で組付が容易であり生産コスト
を著しく低減することができる効果は甚大である。
７を、また弾性を有する合成樹脂からなるピストン３上
部端部内側に、上記環状溝６に上下変位自在に嵌挿し且
内周が環状溝の底と縦切欠溝９を介して当接する環状つ
ば８を突設すると共に上記油孔Ｔと対向した環状溝１０
を上記環状つば８下側面と連続して成型したから、油室
Ａえの吸込みのためのチェックバルブ等の部材を設ける
必要がなく、構造が簡単で組付が容易であり生産コスト
を著しく低減することができる効果は甚大である。
更にピストンの上下端部を内側に突出してそれぞれつば
８，８′を設け、上端部のつば８を内筒に穿設した環状
溝６に嵌め込むと共に、下端部のっぽ８′を内筒下端に
当接する関係にしたため、内筒に対してピストンを支持
するための部材を別途用いるという必要性がなく簡単に
装着でき、また、走行振動等の影響を受けてもつば８の
外径方向の拡がりを外筒内周面で拘束されるため当該つ
ば８が環状溝６かも逸脱する恐れが全くない。
８，８′を設け、上端部のつば８を内筒に穿設した環状
溝６に嵌め込むと共に、下端部のっぽ８′を内筒下端に
当接する関係にしたため、内筒に対してピストンを支持
するための部材を別途用いるという必要性がなく簡単に
装着でき、また、走行振動等の影響を受けてもつば８の
外径方向の拡がりを外筒内周面で拘束されるため当該つ
ば８が環状溝６かも逸脱する恐れが全くない。
換言すればピストンを内筒に対し何等固着手段を取るこ
となくピストンの上下変位を可能とすると同時に逸脱が
ない極めて大きな効果を兼ね備えるものである。
となくピストンの上下変位を可能とすると同時に逸脱が
ない極めて大きな効果を兼ね備えるものである。
第１図及び第２図は本考案油圧緩衝器の実施例の要部縦
断面図で伸長時及圧縮時を示し、第２図は公知油圧緩衝
器の要部縦断面図である。 １・・・・・・外筒、２・・・・・・内筒、３・・・・
・・ピストン、４・・・・・・軸受、５・・・・・・オ
リフィス、６・・・・・・環状溝、７・・・・・・油孔
、８・・・・・・環状つば、９・・・・・・縦切欠溝、
１０・・・・・・環状溝、１１・・・・・・半径方向切
欠溝。
断面図で伸長時及圧縮時を示し、第２図は公知油圧緩衝
器の要部縦断面図である。 １・・・・・・外筒、２・・・・・・内筒、３・・・・
・・ピストン、４・・・・・・軸受、５・・・・・・オ
リフィス、６・・・・・・環状溝、７・・・・・・油孔
、８・・・・・・環状つば、９・・・・・・縦切欠溝、
１０・・・・・・環状溝、１１・・・・・・半径方向切
欠溝。
Claims (1)
- 内筒２下端に取付けたピストン３と、外筒１上端に取付
けた軸受４により内外筒を同心的に上下摺動自在に嵌挿
し、これらピストン３及び軸受４により内外筒の間に形
成した油室Ａの圧力が上昇したとき、上記油室Ａの作動
油を内筒壁に穿設したオリフィス５を介して内筒内油溜
室Ｂに噴出させて減衰力を発生するようにした油圧緩衝
器において、内筒２外周に環状溝６及び該環状溝の下部
円周上に１個または数個の油孔７を穿設し、該環状溝６
に弾性を有する合成樹脂からなるピストン３の内側に突
出した環状つば８を上下変位自在に嵌め込むと共に、該
環状つば８上部表面には、半径方向の切欠溝１１を、ま
た環状つば内周には縦方向の切欠溝９を成形し、油孔７
と対向したピストン内溝１０を成形し、ピストン底部か
ら内側に突出したつば８′と内筒下端の間に隙間を設け
た油圧緩衝器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1779078U JPS5847320Y2 (ja) | 1978-02-16 | 1978-02-16 | 油圧緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1779078U JPS5847320Y2 (ja) | 1978-02-16 | 1978-02-16 | 油圧緩衝器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54122288U JPS54122288U (ja) | 1979-08-27 |
| JPS5847320Y2 true JPS5847320Y2 (ja) | 1983-10-28 |
Family
ID=28843833
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1779078U Expired JPS5847320Y2 (ja) | 1978-02-16 | 1978-02-16 | 油圧緩衝器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5847320Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-02-16 JP JP1779078U patent/JPS5847320Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54122288U (ja) | 1979-08-27 |
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