JP2568232Y2 - 油圧緩衝器 - Google Patents

油圧緩衝器

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JP2568232Y2
JP2568232Y2 JP1988145116U JP14511688U JP2568232Y2 JP 2568232 Y2 JP2568232 Y2 JP 2568232Y2 JP 1988145116 U JP1988145116 U JP 1988145116U JP 14511688 U JP14511688 U JP 14511688U JP 2568232 Y2 JP2568232 Y2 JP 2568232Y2
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cylinder
rod
piston
piston rod
oil chamber
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和行 須田
義明 岡田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えば椅子の支柱内に組付けてクッションを
効かせたり、あるいは単体としても使用可能な複筒型の
油圧緩衝器に関する。
〔従来の技術〕
一般に油圧ダンパーたる油圧緩衝器はシリンダ内にピ
ストンを介してピストンロッドが移動自在に挿入され、
ピストンとシリンダ下方には減衰力発生機構が設けら
れ、ピストンロッドの外端とシリンダとの端部が被取付
部材に結合されてクッションを効かせるようになってい
る。
ピストンロッド外端とシリンダ端部間の取り付け長さ
が規制されている被取付部材に油圧ダンパーを取り付け
る場合には、シリンダを長くし且つピストンロッドを短
かく成形する場合と、逆にシリンダを短かくしてピスト
ンロッドを長くする場合の二つの方法が採用されてい
る。
いずれの場合も、ピストンロッドとシリンダの長さを
調整して両者の合計の長さを決められた取り付けスペー
スに対応できるが、前者の場合はピストンロッドが長く
使用中に座屈等の不具合が発生する為、普通はピストン
ロッドよりシリンダが長い後者の方法が採用される場合
が多い。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、シリンダがピストンロッドより長い場
合に於て、シリンダ内にピストンロッドを組み付け後、
被取付部材に取り付ける前に、何らかの原因でピストン
ロッドが押し込まれると、シリンダ内にピストンロッド
全体が埋没して抜き出し不能となってしまうという不具
合がある。
そこで、本考案の目的はシリンダ内にピストンロッド
ガ埋没スルノを防止できる油圧緩衝器を提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案の構成はアウター
チューブ内にシリンダが同芯に配置され、アウターチュ
ーブとシリンダとの間にはリザーバが設けられ、シリン
ダ内にはピストンを介してピストンロッドが移動自在に
挿入され、ピストンはシリンダ内にロッド側油室と反ロ
ッド側油室とを区画し、二つの油室はピストンに設けた
減衰力発生機構を介して連通し、又反ロッド側油室はシ
リンダの下方に設けた減衰力発生機構を介してリザーバ
と連通し、更にシリンダの全長がピストンロッドの全長
より長く成形されている複筒型油圧緩衝器において、反
ロッド側油室の内壁にピストンの最圧縮位置と等しいか
又はこの位置より若干下方に離れた位置にピストンロッ
ドの圧縮ストロークを規制すると共に反ロッド側油室内
の油の流動を許容する中空のストッパーを設けたことを
特徴とするものである。
〔作用〕
ピストンロッドが下方に押されて最圧縮位置又は最圧
縮位置より若干深い位置までストロークした時ピストン
又はピストンロッドの内端がストッパーに当接し、ピス
トンロッド全長がシリンダ内に埋没するのが防止され
る。ストッパーは中空であるから反ロッド側油室内の油
の流動は許容される。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図はシリンダ内に設けたリング状ストッパーをロ
ールかしめでシリンダ内に固定した例を示す。
アウターチューブ1内にシリンダ2が同芯に配置さ
れ、シリンダ2内にはピストン3を介してピストンロッ
ド4が移動自在に挿入されている。
シリンダ2内にはピストン3によってロッド側油室5
と反ロッド側油室6とが区画され、二つの油室5,6はピ
ストン3内に組付けた減衰力発生機構7を介して連通
し、下部の反ロッド側油室6はシリンダ2の下方に設け
た減衰力発生機構たるベースバルブ8を介してリザーバ
9と連通している。
第1図の複筒型油圧緩衝器は例えば椅子の支柱内に組
み付けられる。
例えば、ピストンロッド4の外端ねじ部10は椅子の座
席側に固定され、アウターチューブ1は支柱側のアウタ
ーパイプ内に挿入され、外力が作用して座席に作用する
振動等を減衰するものである。
シリンダ2の全長はピストンロッド4の全長より長く
成形されている。この場合、シリンダ2自体を長くして
もよいが、第1図の実施例のようにシリンダ2とベアリ
ング11とキャップ12の合計の長さをピストンロッド4よ
り長く成形してもよい。
シリンダ2の下方における反ロッド側油室6の内壁に
はリング状の中空なストッパー13が挿入され、シリンダ
2の外方より全周ロールかしめを行なって成形した環状
膨出部14をストッパー13の環状溝15に喰い込ませて両者
を固定している。
ストッパー13の取り付け位置はピストンロッド4の最
圧縮時にピストン3下端又はピストンロッド4内端が接
触する位置が、又はこの位置より若干反ロッド側である
下方にずれた位置に設定されている。この位置ではピス
トンロッド4が押されてストッパー13と当接した時に、
少なくともねじ部10はシリンダ2より外方に突出する。
第3図は本考案の他の実施例に係り、これはストッパ
ーをシリンダ2を全周ロールかしめした内方への膨出部
14′で構成したものである。
膨出部14′はロールかしめで成形されているからはそ
の内側は中空となり、油の流動を許容する。
膨出部14′はシリンダの外周を円周方向に沿ってスポ
ットかしめによって成形してもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、次の効果がある。
(1)反ロッド側油室の内壁にストッパーを設けたか
ら、被取付部材に取り付ける前にピストンロッドが圧縮
方向に押されてもこのピストンロッドの圧縮ストローク
がストッパーで規制され、ピストンロッド全長がシリン
ダ内に埋没するのが防止される。
(2)ストッパーの取り付け位置はピストンの最圧縮位
置と等しいか又はこれより若干下方に離れた位置である
から、ピストンの伸縮作動時にストッパーと干渉しな
い。
(3)ストッパーは中空であるから反ロッド側油室の油
はストッパーの中央を流動し、伸縮作動時に反ロッド側
油室の油はリザーバとの間で出入りできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る油圧緩衝器の一部切欠
き断面図、第2図は第1図のストッパー部の拡大断面
図、第3図は本考案の他の実施例に係る油圧緩衝器の一
部切欠き断面図である。 1…アウターチューブ、2…シリンダ、3…ピストン、
4…ピストンロッド、5…ロッド側油室、6…反ロッド
側油室、7,8…減衰力発生機構、9…リザーバ、13,14′
…ストッパーたる膨出部。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭49−115583(JP,U) 実開 昭54−124994(JP,U) 実開 昭56−47931(JP,U) 実公 昭39−5359(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウターチューブ内にシリンダが同芯に配
    置され、アウターチューブとシリンダとの間にはリザー
    バが設けられ、シリンダ内にはピストンを介してピスト
    ンロッドが移動自在に挿入され、ピストンはシリンダ内
    にロッド側油室と反ロッド側油室とを区画し、二つの油
    室はピストンに設けた減衰力発生機構を介して連通し、
    又反ロッド側油室はシリンダの下方に設けた減衰力発生
    機構を介してリザーバと連通し、更にシリンダの全長が
    ピストンロッドの全長より長く成形されている複筒型油
    圧緩衝器において、反ロッド側油室の内壁にピストンの
    最圧縮位置と等しいか又はこの位置より若干下方に離れ
    た位置にピストンロッドの圧縮ストロークを規制すると
    共に反ロッド側油室内の油の流動を許容する中空のスト
    ッパーを設けたことを特徴とする油圧緩衝器。
JP1988145116U 1988-11-07 1988-11-07 油圧緩衝器 Expired - Lifetime JP2568232Y2 (ja)

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JPH0265734U JPH0265734U (ja) 1990-05-17
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JPS5648995Y2 (ja) * 1973-02-09 1981-11-16
JPS53124994U (ja) * 1977-03-15 1978-10-04
JPS5838050U (ja) * 1981-09-09 1983-03-12 株式会社昭和製作所 車両用ガススプリング

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JPH0265734U (ja) 1990-05-17

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