JPH0212341Y2 - - Google Patents

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JPH0212341Y2
JPH0212341Y2 JP12670284U JP12670284U JPH0212341Y2 JP H0212341 Y2 JPH0212341 Y2 JP H0212341Y2 JP 12670284 U JP12670284 U JP 12670284U JP 12670284 U JP12670284 U JP 12670284U JP H0212341 Y2 JPH0212341 Y2 JP H0212341Y2
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harness
piston rod
shock absorber
eye
damping force
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シヨツクアブソーバの上端アイ構造
に関し、特に、内部に減衰力調整機構を有すると
共に、当該減衰力調整機構に接続されたハーネス
の上端がピストンロツド上端に突出するように形
成されたシヨツクアブソーバの上端アイ構造に関
する。
〔従来の技術〕
内部に減衰力調整機構を有すると共に、当該減
衰力調整機構に接続されたハーネスの上端がピス
トンロツド上端に突出するように形成されたシヨ
ツクアブソーバの上端アイ構造としては、第4図
乃至第6図に示すような提案が従来からなされて
いる。
第4図に示す提案にあつては、アイEはカバー
キヤツプCに一体に形成されているものであつ
て、ピストンロツドPの上端に螺合固着されるよ
うに形成されている。そして、ハーネスHは、ピ
ストンロツドPの軸芯部に穿設された透孔P′およ
びアイEに形成された横孔E′を介してその上端が
外部に突出されるように収装されている。
また、第5図に示す提案にあつては、アイEと
カバーキヤツプCは一体に形成されていると共
に、ピストンロツドPの上端に螺合固着され、ハ
ーネスHは、ピストンロツドPの軸芯部の透孔
P′およびアイEに形成された斜孔E″を介してそ
の上端が外部に突出されるように収装されてい
る。
さらに、第6図に示す提案にあつては、ピスト
ンロツドPの上端にスペーサSを螺合し、当該ス
ペーサSを内装するようにカバーキヤツプCを嵌
合し、当該カバーキヤツプC内にリングナツトR
を螺合してカバーキヤツプCをピストンロツドP
の上端に固着すると共に、ピストンロツドPの軸
芯部に穿設された透孔P′およびカバーキヤツプC
の横孔C′を挿通させてハーネスHを外部に突出さ
せるように形成されているものである。そして、
アイEのカバーキヤツプCへの固着は溶接による
こととされている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記第4図に示す提案にあつては、アイEをピ
ストンロツドP上端に螺合固着する際に、アイE
の横孔E′に挿通されているハーネスHに捩れを招
来することとなり、事実上、横孔E′を太径にしな
い限り、実施が不可能となる危具がある。
また、第5図に示す提案にあつては、アイEを
ピストンロツドP上端に螺合固着する際に、アイ
Eの斜孔E″に挿通されているハーネスHの捩れ
は、前記第4図に示す提案程には招来され難くな
るが、それでも、捩れを生じさせなくするのは困
難となる。
さらに、第4図および第5図のいずれに示す提
案にあつても、アイEとカバーキヤツプCとを連
結する頚部Nを形成すると共に、当該頚部Nに上
記横孔E′あるいは斜孔E″が穿設されることとな
るので、当該頚部Nの配設によつてシヨツクアブ
ソーバの全体長が増大されることになる不都合が
あると共に、頚部Nに太径の横孔E′あるいは斜孔
E″を穿設することとすると、アイE取り付け上
の強度が著しく低下されることとなる不都合があ
る。
そこで、第6図に示すような提案がなし得るも
のであるが、この提案によるときは、カバーキヤ
ツプCをピストンロツドPの上端に固着する際に
ハーネスHに捩れを招来させることとなる不都合
はなくなる反面、アイEをカバーキヤツプCに固
着する際に溶接が利用されることとなり、溶接が
後付けとして行なわれる場合にはその際の発熱に
よるハーネスHへの悪影響が招来される欠点があ
る。また、この提案によるときは螺合箇所が多く
なり、そのため、緩み止め等の部品点数が増大さ
れると共に、加工行程数、組立行程数が増大さ
れ、その結果コスト高を招く不都合がある。
以上のように、従来提案されているものは、い
ずれも満足できるものではなく、その新たな提案
が要望されているものである。
そこで本考案は、上記した事情に鑑みて、ハー
ネスへの捩れを招来させることなくアイをピスト
ンロツド上端に固着することができ、しかも部品
点数も少なく、かつ、シヨツクアブソーバのコス
ト高を招来することのない新たな構成に係るシヨ
ツクアブソーバの上端アイ構造を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために本考案の構成を、
ピストンロツドの軸芯部を貫通して下端がピスト
ンロツド内部に配設された減衰力調整機構に接続
され、かつ、上端がピストンロツド上端外部に突
出されるハーネスの収装を可とするように形成さ
れてなるシヨツクアブソーバの上端アイ構造にお
いて、上端アイはピストンロツドの軸芯の延長部
分にハーネスの貫通孔を有すると共に、その内周
にハーネスの嵌装溝を有してなることを特徴とす
るとしたものである。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づいて本考案を説明
する。
第1図は、本考案の一実施例に係るシヨツクア
ブソーバを示すものであるが、当該シヨツクアブ
ソーバは、シリンダ1内に配設されたピストン部
2を下端に有して、当該シリンダ1内に摺動自在
に挿通されたピストンロツド3を有してなると共
に、シリンダ1の外方に配設されたアウターシエ
ル4を有してなり、当該アウターシエル4の下端
には下端アイ5、上記ピストンロツド3の上端に
は上端アイ6が配設されているものである。
上記シリンダ1内は、ピストン部2によつてロ
ツド側油室7とピストン側油室8とに区画されて
おり、ピストン側油室8は、シリンダ1内下底部
に配設されたベースバルブ部(図示せず)を介し
てシリンダ1とアウターシエル4との間に形成さ
れるリザーバ室9と連通するように形成されてい
る。
なお、シリンダ1の上端には軸受部材10が配
設されており、当該軸受部材10に上記ピストン
ロツド3が摺接されている。また、当該軸受部材
10の外周側上面にはシールリング11が介装さ
れ、当該軸受部材10の上方にはリングナツト1
2で押圧されたパツキン13の内周側に保持され
ピストンロツド3の外周に摺接するオイルシール
14が配設されている。
上記ピストン部2は、図示していないが適宜の
減衰バルブを有しており、当該ピストン部2がシ
リンダ1内を上昇する伸行程時に、ロツド側油室
7内の作動油をピストン側油室8内へ通過させ、
所定の伸側減衰力を発生するように形成されてい
るものである。
なお、シリンダ1内の下底部に配設されている
ベースバルブ部(図示せず)は、上記ピストン部
2がシリンダ1内を下降する圧行程時に、ピスト
ン側油室8内の作動油をリザーバ室9内へ通過さ
せ、所定の圧側減衰力を発生するものである。
上記ピストンロツド3の軸芯部には透孔15が
貫通形成されており、当該ピストンロツド3の下
端から下端近傍にかけての内部にはロツド内ハウ
ジング16が穿設形成されている。そして、上記
透孔15内にはハーネス17が挿通されており、
上記ロツド内ハウジング16内には減衰力調整機
構18が収装されている。そしてまた、上記ハー
ネス17の下端は上記減衰力調整機構18に接続
されているものである。
上記減衰力調整機構18は、上記ロツド内ハウ
ジング16内に収装され上記ハーネス17と接続
された適宜のアクチユエータ19と、当該アクチ
ユエータ19に連結されたコントロールバルブ2
0と、当該コントロールバルブ20を収装し、か
つ、当該コントロールバルブ20のオリフイス2
1に対向し得るように形成された通孔22を有す
るスリーブ23とを有してなる。
そして、上記アクチユエータ19は、上記ハー
ネス17を介しての通電操作によつてコントロー
ルバルブ20を回転駆動し、上記コントロールバ
ルブ20は、上記アクチユエータ19と回転ロツ
ド24によつて連結されている。なお、コントロ
ールバルブ20の下端にはカラー25が隣接配置
され、コントロールバルブ20のスリーブ23内
での落下発生を防止している。なお、スリーブ2
3の下端はピストン側油室8に開口している。
従つて、上記のように構成された減衰力調整機
構18は、図示するように、例えばアクチユエー
タ19への通電前にあつて、コントロールバルブ
20のオリフイス21と、スリーブ23の通孔2
2とが連通状態にあるときは、ピストン部2がシ
リンダ1内を上昇する伸行程時に、ロツド側油室
7内の作動油が上記通孔22、オリフイス21お
よびスリーブ23内を通過してピストン側油室8
内に流入することとなり、上記ピストン部2を通
過する油量が低減されて低い減衰力発生に止ま
る、即ち、低い減衰力発生となるように調整れる
こととなる。
また、アクチユエータ19への通電によつてコ
ントロールバルブ20のオリフイス21と通孔2
2との対向が阻止されることとなると、当該通孔
22、オリフイス21およびスリーブ23内の作
動油の流通が阻止され、従つて、ロツド側油室7
内の作動油はすべてピストン部2を通過してピス
トン側油室8内に流入することとなり、高い減衰
力発生とされることとなる。
なお、コントロールバルブ20の回転角度を多
段に選択できるようにすると共に、オリフイス2
1の径を異なるものとして、その選択を可能に
し、ピストン部2に発生する減衰力を多段に調整
し得るようにしても良いことは勿論である。
上記ピストンロツド3の上端近傍には、アウタ
ーチユーブ4の外側に配設されるカバー26の上
端を固着するカバーキヤツプ27が固着されてい
る。当該カバー26は、上記ピストンロツド3と
オイルシール14との間にダストが侵入すること
を防止するダストカバーである。
上記上端アイ6は、その基部28内に上記ピス
トンロツド3の上端部を螺合させることによつて
ピストンロツド3の上端に固着されているもので
あつて、リング状の本体部29内側には取付ゴム
30を嵌装している。
上記上端アイ6は、前記ピストンロツド3内の
透孔15内を介して外部に延在されるハーネス1
7の収装を可とするように形成されているもの
で、第2図および第3図にも示すように、本体部
29の上記ピストンロツド3の軸芯線の延長部に
相当する部分に縦方向に穿設された貫通孔31,
32を有すると共に、本体部29の内周面にハー
ネス17の嵌装溝33(第3図参照)を有してな
る。
従つて、上記ハーネス17を突出させるピスト
ンロツド3の上端に上記上端アイ6を螺合固着す
るときは、第2図および第3図に示すように、ピ
ストンロツド3の軸線方向にハーネス17を延在
させ、本体部29に穿設された貫通孔31,32
内にハーネス17を挿通させる。この状態から上
端アイ6を螺合操作すると、ハーネス17はピス
トンロツド3の軸芯線位置にあるので、即ち、上
端アイ6の回転中心位置にあるので、捩れを招来
することなく、上端アイ6がピストンロツド3の
上端に固着されることとなる。
そして、上端アイ6のピストンロツド3上端へ
の固着が終了した後は、ハーネス17の上端を本
体部29の上方貫通孔32から引き抜き、かつ、
ハーネス17の中間部を本体部29の嵌装溝33
内に収装する。そして、本体部29に連設されて
いる取り出し部34からハーネス17の上端を外
部に突出させ、当該取り出し部34内では、ブツ
シユ35、プラグ36によつてハーネス17の定
着保持を図ることとする。
そしてさらに、上記嵌装溝33に収装されたハ
ーネス17の中間部が当該嵌装溝33内から脱落
することがないように、本体部29の内側から環
状押圧部材37(第1図参照)が配設されるもの
で、当該環状押圧部材37は、上記嵌装溝33の
内周側に形成された溝38内に収装されるもので
ある。
なお、溝38内の上記環状押圧部材37の収装
が終了した後にゴム30が本体部29の内側に嵌
装されることとなる。
またなお、上記上端アイ6のピストンロツド3
上端への固着に際しては、上端アイ6が所定の回
転方向に位置決められた後、これを維持するため
にワツシヤ39が利用され、当該ワツシヤ39
は、その端部を折り曲げて、上端アイ6の基部2
8外周切欠面40に隣接させることとするもので
ある。
〔考案の効果〕
以上のように構成されたから、上端アイをピス
トンロツド上端に固着するに際して、溶接等の特
殊な作業を要せず、単に螺合操作のみで足り、組
立作業が容易になると共に、当該上端アイの螺合
操作に際して、ハーネスの捩れを招来する危惧が
なくなる利点がある。
そして、ハーネスの上端アイへの収装のため
に、ピストンロツドと上端アイとの取り付け部分
に太径の横孔や斜孔を穿設する等の必要がないの
で、その耐久性を低下させることとなる不都合を
排除できると共に、部品点数の増大や加工程数、
組立行程数の増大等が招来されることがなく、シ
ヨツクアブソーバのコスト高を招来することがな
い利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るシヨツクアブ
ソーバを一部破断して示す正面図、第2図は上端
アイ構造を一部破断拡大して示す部分正面図、第
3図は第2図中線−で示す一部断面側面図、
第4図乃至第6図は従来の提案に係る上端アイ構
造を一部破断して示す部分側面図である。 1……シリンダ、2……ピストン部、3……ピ
ストンロツド、4……アウターシエル、5……下
端アイ、6……上端アイ、17……ハーネス、1
8……減衰力調整機構、31,32……貫通孔、
33……嵌装溝、37……環状押圧部材、38…
…溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ピストンロツドの軸芯部を貫通して下端がピ
    ストンロツド内部に配設された減衰力調整機構
    に接続され、かつ、上端がピストンロツド上端
    外部に突出されるハーネスの収装を可とするよ
    うに形成されてなるシヨツクアブソーバの上端
    アイ構造において、上端アイはピストンロツド
    の軸芯の延長部分にハーネスの貫通孔を有する
    と共に、その内周にハーネスの嵌装溝を有して
    なることを特徴とするシヨツクアブソーバの上
    端アイ構造。 (2) 上端アイがピストンロツド上端に螺合されて
    なる実用新案登録請求の範囲第1項記載のシヨ
    ツクアブソーバの上端アイ構造。 (3) 減衰力調整機構がハーネスに接続されるアク
    チユエータを有すると共に、当該アクチユエー
    タに連結されるコントロールバルブを有してな
    り、当該コントロールバルブの回動によつてシ
    ヨツクアブソーバの伸長時に発生される減衰力
    を調整し得るように形成されてなる実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のシヨツクアブソーバ
    の上端アイ構造。 (4) ハーネスの嵌装溝が当該嵌装溝内に配設され
    たハーネスをそこに定着させる環状押圧部材の
    収装を可とする溝を有してなる実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のシヨツクアブソーバの上
    端アイ構造。
JP12670284U 1984-08-21 1984-08-21 シヨツクアブソ−バの上端アイ構造 Granted JPS6140537U (ja)

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JPS6140537U JPS6140537U (ja) 1986-03-14
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JP2780022B2 (ja) * 1988-04-25 1998-07-23 カヤバ工業株式会社 油圧緩衝器
KR102587414B1 (ko) * 2019-02-26 2023-10-10 히다치 아스테모 가부시키가이샤 완충기

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