JPH0651621U - ローリングダイアフラム式シリンダ装置 - Google Patents

ローリングダイアフラム式シリンダ装置

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JPH0651621U
JPH0651621U JP8670492U JP8670492U JPH0651621U JP H0651621 U JPH0651621 U JP H0651621U JP 8670492 U JP8670492 U JP 8670492U JP 8670492 U JP8670492 U JP 8670492U JP H0651621 U JPH0651621 U JP H0651621U
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sliding guide
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隆 江尻
久雄 染谷
壽一 青樹
光昇 星
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Fujikura Rubber Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローリングダイアフラム式シリンダ装置にお
いて、ピストンロッドを用いることなくピストンを確実
にガイドすることができる装置を得ること。 【構成】 ピストンの軸部に、筒状部を形成し、圧力流
体導入口を有するボンネットには、このピストンの筒状
部の内径側に嵌合する摺動ガイドを設ける一方、シリン
ダには、このピストンの筒状部の外径側に嵌合する摺動
ガイドを設けたローリングダイアフラム式シリンダ装
置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本考案は、ローリングダイアフラム(商品名『ベロフラム』)を用いたシリン ダ装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
ローリングダイアフラムは、全体として筒状をなすダイアフラムの周縁部をハ ウジングに固定し、中心部をピストンに固定して用いるもので、ハウジング、ピ ストン及びローリングダイアフラムで画成される圧力室内に、圧力流体を導くこ とにより、ピストンを変位させる。このローリングダイアフラム式シリンダ装置 は、ピストンのストローク量を大きくすることができ、しかもピストンが変位し ても、ダイアフラムの受圧面積が変化しないという特徴がある。ピストンのスト ロークを大きく取れるため、圧力室の容積を大小に変化させることができ、アキ ュームレータとしての使用も可能である。
【0003】 ところが一方、この装置では、ピストンとハウジングが嵌合関係にないため、 ピストンの案内構造を別途必要とする。例えば従来、ピストンにピストンロッド を設け、このピストンロッドをハウジングに設けたガイド孔に摺動自在に挿通し ている。この従来構造は、ピストンロッドによって何らかの仕事をさせる場合に は、大きな問題はないが、例えば、このシリンダ装置をアキュームレータとして 使用する場合には、ピストンロッドがピストンの変位とともにハウジング外部に 露出してしまい、余分なスペースを必要とするという問題があった。
【0004】
【考案の目的】
本考案は、従来のローリングダイアフラム式シリンダ装置についての以上の問 題意識に基づき、ピストンロッドを用いることなくピストンを確実にガイドする ことができ、しかもピストンが変位しても、外形が変化することのない装置を得 ることを目的とする。 また本考案は、圧力室のシールを確実に行なうことのできる装置を得ることを 目的とする。
【0005】
【考案の概要】
本考案は、ハウジングを構成するボンネットとシリンダにそれぞれ、ピストン のガイド部を設けるという着想に基づいてなされたもので、ピストンの軸部に、 筒状部を形成し、圧力流体導入口を有するボンネットには、このピストンの筒状 部の内径側に嵌合する摺動ガイドを設ける一方、シリンダには、このピストンの 筒状部の外径側に嵌合する摺動ガイドを設けたことを特徴としている。 このように、ピストンに筒状部を設け、ボンネットとシリンダに、この筒状部 の内周、外周をそれぞれガイドする摺動ガイドを設けると、ピストンをその全ス トロークに渡り確実にガイドすることができ、ピストンのストロークによっては 外形が変化しない装置が得られる。
【0006】 そして、このピストンの筒状部を、ボンネットの圧力流体導入口に導通させる とともに、該筒状部の先端部を閉塞して、筒状部を含むピストンが、ボンネット 及びローリングダイアフラムとともに、閉じられた圧力室を画成するようにする と、ローリングダイアフラム以外に特別なシール部材を必要としない、シール性 に優れたローリングダイアフラム式シリンダ装置を得ることができる。
【0007】
【実施例】
以下図示実施例について本考案を説明する。図1は、本考案によるローリング ダイアフラム式シリンダ装置の実施例を示す。ハウジング11は、ボンネット1 2とシリンダ13とから構成されている。ボンネット12とシリンダ13は、と もに有底筒状をしていて、その突き合わせ端面12aと13aの間に、ローリン グダイアフラム(以下Rダイアフラムという)14の周縁ビード部14aが挟着 支持されている。このボンネット12とシリンダ13は、図示例では、両者の嵌 合部に挿入した結合バンド15によって結合されているが、ボンネット12とシ リンダ13は、この他の任意の手段で結合できる。ボンネット12は、その軸部 に、圧力流体導入口12bを有する。
【0008】 Rダイアフラム14は、周縁ビード部14aからシリンダ13の内面に沿う円 筒部と、折返部(コンボリューション部)折返部14bと、ピストン16に沿う 円筒部とを有し、全体として筒状をしている。
【0009】 ピストン16は、外側ピストン16aと、内側ピストン16bとの2部材から 構成されている。この外側ピストン16aと内側ピストン16bは、両者の間に Rダイアフラム14の中心部を挟着した状態で、固定ねじ17により固定されて いる。内側ピストン16bは、その軸部に、ハウジング11内に延びる筒状部1 8を有しており、この筒状部18の先端は、閉塞壁18aによって閉塞されてい る。
【0010】 ボンネット12の端部内面には、この筒状部18の内周に摺動自在に嵌まる摺 動ガイド筒20が固定されている。この摺動ガイド筒20の外周には、筒状部1 8の内周面と接触するすべり軸受21が固定されている。この摺動ガイド筒20 はまた、圧力流体導入口12bから供給される圧力流体を圧力室22に導く半径 方向通路22aを有している。従って、圧力室22は、ボンネット12、Rダイ アフラム14、及び筒状部18(閉塞壁18a)を含むピストン16によって画 成されており、Rダイアフラム14以外には、シール部材は存在しない。
【0011】 一方、シリンダ13には、同じくその端面軸部に、筒状部18側に向かう摺動 ガイド筒23が一体に設けられている。この摺動ガイド筒23は、筒状部18の 外周部に嵌合するもので、その内周面に、すべり軸受24を有する。この摺動ガ イド筒23は、ピストン16が、図の最小容積位置、つまり、圧縮ばね25によ ってピストン16がボンネット12側に押され、圧力室22の容積が最小である 位置では、筒状部18に嵌合せず、ピストン16が最小容積位置から一定距離以 上ストロークしたとき、筒状部18の外周面に嵌まるようにその位置が設定され ている。別言すると、摺動ガイド筒20と摺動ガイド筒23は、ピストン16の いずれのストローク位置においても、少なくともその一方が筒状部18をガイド するように設けられている。そして、筒状部18の長さは、ピストン16が図の 最小容積位置から全ストローク量Sだけストロークしたときにも、シリンダ13 の摺動ガイド筒23から外部に露出しない長さに設定されている。
【0012】 上記構成の本シリンダ装置は、圧力室22に、圧力流体導入口12bを介して 、圧縮ばね25の力に打ち勝つ圧力の圧力流体が導入されると、ピストン16が 変位を開始し、圧力室22内に圧力流体が溜り始める。そしてピストン16の変 位ストロークが小さい間は、筒状部18は、摺動ガイド筒20によって案内され 、ピストン16の変位の中間域では、筒状部18は、摺動ガイド筒20と摺動ガ イド筒23の両者によって案内され、ピストン16の変位ストロークが最大値に 近付くと、筒状部18は、摺動ガイド筒23によって案内される。従って、いず れの変位域でも、ピストン16はハウジング11のセンタに正確に保持されるた め、Rダイアフラム14の折返部14bの幅が変化することがなく、安定した変 位特性が得られる。またピストン16が最大にストロークしても、筒状部18は ハウジング11から外部に露出することがないので、外形の変化が許されない場 所での使用に最適である。
【0013】 さらに、図示実施例の装置は、筒状部18の閉塞壁18aによって、圧力室2 2の液密が保持されているので、Rダイアフラム14以外にシール部材を必要と しない。そして、Rダイアフラム14によるシール性は問題がないから、全体と しての優れたシール性が得られる。もっとも、本考案は、例えば、すべり軸受2 1をシール部材に代えて圧力室22の液密性を保持することによっても、摺動ガ イド筒20と摺動ガイド筒23によって筒状部18をガイドすることができると いう利益を得ることができる。この場合には、摺動ガイド筒20を閉塞し、閉塞 壁18aを省略することができる。
【0014】 なお、上記説明では、本シリンダ装置をアキュームレータとして使用するとし たが、例えば、筒状部18の閉塞壁18aの中心部に設けた雌ねじ部18bにロ ッドを結合し、このロッドを摺動ガイド筒23からシリンダ13の外部に導けば 、通常のシリンダ装置としての使用も可能である。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案のローリングダイアフラム式シリンダ装置によれば、ピス トンをその全ストロークにおいて、確実に案内することができる。また請求項2 によれば、ローリングダイアフラム以外はシール部材を要しない、シール性に優 れたシリンダ装置を得ることができる。請求項3によれば、シリンダ側のガイド 部材の長さを短くすることができ、請求項4によれば、ピストンのストロークの 如何によって外形が変化しない装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のローリングダイアフラム式シリンダ装
置の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ハウジング 12 ボンネット 13 シリンダ 14 ローリングダイアフラム 16 ピストン 18 筒状部 20 摺動ガイド筒(ボンネット側摺動ガイド) 21 24 すべり軸受 22 圧力室 23 摺動ガイド筒(シリンダ側摺動ガイド)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 星 光昇 埼玉県大宮市三橋1丁目840 藤倉ゴム工 業株式会社大宮工場内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングを構成するシリンダとボンネ
    ット;このハウジング内に位置するピストン;周縁部が
    上記シリンダとボンネットの間に挟着支持され、中央部
    が上記ピストンに固定されたローリングダイアフラム;
    及び、 上記ボンネットに形成された圧力流体導入口;を有する
    ローリングダイアフラム式シリンダ装置において、 上記ピストンの軸部に、筒状部を形成し、 上記ボンネットに、このピストンの筒状部の内径側に嵌
    合する摺動ガイドを設け、 上記シリンダに、このピストンの筒状部の外径側に嵌合
    する摺動ガイドを設けたことを特徴とするローリングダ
    イアフラム式シリンダ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ピストンの筒状部
    は、上記圧力流体導入口に導通しており、該筒状部の先
    端部は閉塞されていて、該筒状部を含むピストンは、上
    記ボンネット及びローリングダイアフラムとともに、閉
    じられた圧力室を画成しているローリングダイアフラム
    式シリンダ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、上記シリン
    ダの摺動ガイドは、圧力流体導入口に圧力流体を導入し
    ない圧力室の最小容積状態では、ピストンの筒状部に嵌
    合せず、ピストンが最小容積状態から一定距離変位した
    後、該筒状部に嵌合するローリングダイアフラム式シリ
    ンダ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、ピストンの休止位置
    からの全ストローク及び該ピストンの筒状部の長さは、
    ピストンが上記最小容積位置から全ストローク変位した
    とき、筒状部がシリンダから外部に突出しない長さに形
    成されているローリングダイアフラム式シリンダ装置。
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