JPH0417821Y2 - - Google Patents

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JPH0417821Y2
JPH0417821Y2 JP1986138567U JP13856786U JPH0417821Y2 JP H0417821 Y2 JPH0417821 Y2 JP H0417821Y2 JP 1986138567 U JP1986138567 U JP 1986138567U JP 13856786 U JP13856786 U JP 13856786U JP H0417821 Y2 JPH0417821 Y2 JP H0417821Y2
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JP
Japan
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pump chamber
seal member
sealing member
annular
reciprocating
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JP1986138567U
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JPS6345080U (ja
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、往復ポンプ用シール部材に関し、
特に内外周及び軸方向両端面のシール性を改善さ
れたシール部材に関するものである。
[従来の技術] 第7図は従来のシール部材を具備する往復ポン
プとしてのプランジヤポンプの要部を示し、第8
図は第7図のシール部材の上半部を自由状態で示
している。第7図及び第8図において従来のシー
ル部材について述べる。筒体としての収入側マニ
ホールド10及びシリンダ体12は、互いに同軸
的に配設されるとともに、端部において互いに嵌
合し、可撓性のシール部材14は吸入側マニホー
ルド10とシリンダ体12との接合部に形成され
ている環状溝に外周側の縁部を嵌着されている。
ピストン棒16は、基端側において図示していな
い駆動機構から往復運動を付与され、先端の小径
部の外周縁には先端の方へ向かつて順番にスリー
ブ18、カラー20及びばね座22を嵌装されて
いる。ナツト24は、ピストン棒16の先端部に
螺合して、これたスリーブ18、カラー20及び
ばね座22をピストン棒16の基端側の方へ締め
付ける。スリーブ18にはその軸方向へ貫通する
複数個の通孔26が形成され、カラー20の外周
縁には吸入弁28が遊嵌され、圧縮コイルばね3
0はばね座22と吸入弁28との間に縮設されて
吸入弁28をスリーブ18の端面に押圧してい
る。シール部材14はその内周縁に、スリーブ1
8の外周縁に圧着される1個のリツプ部32をも
つている。ピストン棒16がその基端側の方へ移
動する工程では、吸入弁28が圧縮コイルばね3
0に抗してスリーブ18の端面から離れ、吸入室
34の水がスリーブ18の通孔26を経てポンプ
室36内に流入する。ピストン棒16がその先端
側の方へ移動する工程では、吸入弁28はポンプ
室36内の圧力及び圧縮コイルばね30の付勢力
によりスリーブ18の端面に押圧される。
シール部材14は、放射方向へ吸入側マニホー
ルド10とスリーブ18との間で圧縮状態にあ
り、また、外周側の縁部において軸方向へ圧縮さ
れて、これら圧縮力に対する反発力により放射方
向内外へスリーブ18の外周側及び吸入側マニホ
ールド10の内周側へ密着状態になる。また、シ
ール部材14は、ポンプ室36側の端面におい
て、ポンプ室36へ臨む環状凹所を備え、ポンプ
室36内の高圧の液体が、シール部材14の環状
凹所に導入されて、シール部材14の内外周を放
射方向内外へ押圧して、スリーブ18の外周側及
び吸入側マニホールド10の内周側へのシール部
材14の密着状態を高めるとともに、シール部材
14の端面をポンプ室36とは反対側の環状溝の
側壁に押圧して、密着状態を高める。
実開昭60−84775号公報は、ポンプ室36側に
臨むシール部材14の環状凹所と同様な環状空間
を一方の側面側にもつシール部材を開示する。
[考案が解決しようとする課題] シール部材14及び実開昭60−84775号公報の
シール部材の問題点は次のとおりである。
(a) ポンプ室36の高圧の液体をシール部材14
の側面の環状凹所へ導入して、放射方向内方へ
のシール圧を高めるが、シール部材14の内周
側には環状リツプが1個しかなく、内周側にお
けるシール部材性が低い。
(b) シール部材14の側面の環状凹所に導入され
たポンプ室36の高圧液体は、軸方向へはシー
ル部材14をポンプ室36とは反対側の環状溝
の側壁へしか押圧できず、ポンプ室36側の環
状溝の側壁へはシール部材14を押圧できな
い。
この考案の目的は、上述の問題点を克服し、ポ
ンプ室の高圧液体を利用して内周側及び外周縁部
の両側面のシール圧を増大させることができる往
復ポンプ用シール部材を提供することである。
[課題を解決するための手段] この考案の前提となる往復ポンプ用リール部材
は、2個の接合部材10,12の接合部に形成さ
れる環状溝に外周側において嵌挿され、往復動し
てポンプ室36の容積を増減する往復動部材18
の周部に内周側において摺接し、接合部及び前記
往復動部材18の周部とのシールを行う。そし
て、この考案の往復ポンプ用シール部材40にお
いて、内周側において軸方向へ並設される複数個
の環状リツプ42a,42bと、外周側に形成さ
れる環状溝と、ポンプ室36と前記環状溝とを連
通する通孔46とを有してなる。
[作用] ポンプ室36の高圧液体はシール部材40の通
孔46を介してシール部材40の外周側の環状凹
所44へ導入される。環状凹所44の高圧液体は
環状凹所44の両側部及び底部をそれぞれ軸方向
両側及び放射方向内方へ押圧する。これにより、
シール部材40の外周縁部の両側部は、2個の接
合部材10,12の接合部に形成される環状溝の
両側壁へ強く押圧され、シール部材40の内周側
の複数個の環状リツプ42a,42bは往復動部
材18の周部に強く押圧される。
[実施例] 以下、この考案を図示の実施例について説明す
る。
第1図は実施例に係るシール部材を具備するプ
ランジヤポンプの要部を示し、第2図及び第3図
はそれぞれ第1図のシール部材をポンプ室36側
から見た図及びシール部材の軸方向の断面図であ
る。シール部材以外の部分については第7図と同
符号で指示して説明を省略し、シール部材につい
てのみ説明する。シール部材40は、第7図のシ
ール部材14と同様に、軸方向には吸入側マニホ
ールド10の段部とシリンダ体12の端との間に
軸方向へ縮小された状態で挟着され、放射方向に
は吸入側マニホールド10の内周縁と往復動部材
としてのスリーブ18の外周縁との間に放射方向
へ縮小された状態で嵌着されている。シール部材
40の内周縁にはリング状の環状リツプ42a,
42bが並設され、シール部材40の外周縁には
放射方向外側に向かつて開口するリング状の環状
凹所44が形成されている。通孔46は、端面に
おいてそれぞれポンプ室36及び環状凹所44に
開口するようにシール部材40内に穿設される。
ポンプ室36の加圧液体は通孔46を介して環
状凹所44内に流入した加圧液体によりシール部
材40は軸方向に直交する方向及び軸方向へ膨張
させられる。これにより、スリーブ18等とのシ
ール部材40の各接触部のシール性が増大する。
また、スリーブ18は2個の環状リツプ42a,
42bを摺動し、これら環状リツプ42a,42
bによりスリーブ18の外周部におけるポンプ室
36から吸入室34への加圧液体の漏れを阻止す
る。
第4図ないし第6図はシール部材40の種々の
変形例を示している。
第4図では、環状凹所44の開口側を区画して
いる縁部が環状凹所44の方へ張り出した張り出
し部48a,48bとして形成されている。こう
して環状凹所44内へ通孔46を介して流入した
加圧液体は張り出し部48a,48bを放射方向
外側へ押圧し、シール部材40の外周縁における
シール性を高めることができる。
第5図では、シール部材40の軸方向両側縁に
リング状のリツプ部50a,50bが形成され
る。リツプ部50a,50bがシリンダ体12の
端及び吸入側マニホールド10の段部に接触する
ことによりシール部材40の軸方向のシール性を
高まる。
第6図のシール部材40は、張り出し部48
a,48bおよびリツプ部50a,50bを備え
ている。なお、リツプ部50a,50bは各2個
ずつ形成されている。
[考案の効果] このうように、この考案によれば、ポンプ室の
高圧液体が、通孔を介してシール部材の外周側の
環状凹所へ導入され、環状凹所の両側縁部及び底
部に高圧を及ぼす結果、シール部材の外周縁部の
両側縁が、2個の接合部材の接合部に形成される
環状溝の両側壁へ強く押圧され、かつシール部材
の内周側では複数個の環状リツプが往復動部材の
周部に押圧され、内周側及び外周縁部の両側面の
シール性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図はこの考案の実施例に関
し、第1図は実施例に係るシール部材を具備する
プランジヤポンプの要部を示す図、第2図及び第
3図はそれぞれ第1図のシール部材をポンプ室側
から見た図及びシール部材の軸方向の断面図、第
4図ないし第6図はそれぞれシール部材の種々の
変形例を示す図、第7図は従来のシール部材を具
備するプランジヤポンプの要部を示す図、第8図
は第7図のシール部材の上半部を自由状態で示す
図である。 10……吸入側マニホールド(接合部材)、1
2……シリンダ体(接合部材)、18……スリー
ブ(往復動部材)、36……ポンプ室、40……
シール部材、42a,42b……環状リツプ、4
4……環状凹所、46……通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2個の接合部材10,12の接合部に形成され
    る環状溝に外周側において嵌挿され、往復動して
    ポンプ室36の容積を増減する往復動部材18の
    周部に内周側において摺接し、前記接合部及び前
    記往復動部材18の周部とのシールを行う往復ポ
    ンプ用シール部材40において、内周側において
    軸方向へ並設される複数個の環状リツプ42a,
    42bと、外周側に形成される環状溝と、前記ポ
    ンプ室36と前記環状溝とを連通する通孔46と
    を有してなることを特徴とする往復ポンプ用シー
    ル部材。
JP1986138567U 1986-09-11 1986-09-11 Expired JPH0417821Y2 (ja)

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JP1986138567U JPH0417821Y2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11

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JP1986138567U JPH0417821Y2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11

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JPS6345080U JPS6345080U (ja) 1988-03-26
JPH0417821Y2 true JPH0417821Y2 (ja) 1992-04-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6084775U (ja) * 1983-11-18 1985-06-11 日本電子株式会社 高圧送液ポンプ

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JPS6345080U (ja) 1988-03-26

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