JPH0416003Y2 - - Google Patents

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JPH0416003Y2
JPH0416003Y2 JP907485U JP907485U JPH0416003Y2 JP H0416003 Y2 JPH0416003 Y2 JP H0416003Y2 JP 907485 U JP907485 U JP 907485U JP 907485 U JP907485 U JP 907485U JP H0416003 Y2 JPH0416003 Y2 JP H0416003Y2
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JP
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piston
cylinder
gasket
fitted
annular groove
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JP907485U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シリンダの一端側において吸排気す
ることにより、ピストンをシリンダ内で往復動さ
せるようにしたエアーシリンダ装置において、シ
リンダとピストンとを、気密に保持するシール装
置に関する。
〔従来の技術〕
第2図および第3図に基いて、従来のこの種の
エアーシリンダ装置21の一例を、説明する。
なお図において、下方を前側、上方を後側とす
る。
シリンダ22における筒孔23の後端における
開口端は、ボルト24によつて固着したカバー2
5により、閉塞されている。
筒孔23内には、前向きの凹孔を有するピスト
ン26が嵌合されており、その後板26aとカバ
ー25との間に、容積が可変の空気室27が形成
されている。
ピストン26は、シリンダ22の前板22aと
ピストン26の後板26aとの間に設けた圧縮ば
ね28により、後方に付勢されている。
カバー25には、一端を図示しない駆動部に接
続した給排気管29が接続されている。ピストン
26は、空気室23内への給排気により、上下方
向に往復動する。
後端をピストン26の後板26aに固着された
ピストンロツド31の前端は、図示しない適宜の
装置の操作部に接続されており、ピストン26の
往復動により、操作部材を、作動位置および非作
動位置に移動させる。
シリンダ22の内周面22bは前端には、環溝
32が穿設され、これに、Oリング33が嵌合さ
れている。ピストン26の外周面26bの前端に
形成した弧状部26cがOリング33の内周面を
圧接すると、シリンダ22とピストン26間の気
密が保持される。
このようにして、シール装置が構成されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の従来のシール装置においては、Oリング
33が内側方にはみ出すのに防止する手段がな
い。
従つて、シリンダ26の弧状部26cがOリン
グ33の内周に圧接したとき、第3図の矢印で示
すように、シリンダ22とピストン26との側方
空間へ流入した空気室27内の空気が、Oリング
33の外周側に回り込んで、Oリング33の内周
部を内側に押し出すこととなる。
この押し出されたOリング33の変形部が、ピ
ストン26の弧状部26cにより、局部的に強く
押圧され、Oリング33が破損するおそれがあ
る。
このようなシール装置を改良したものとして、
第4図に示す装置が、本願出願人により、昭和60
年1月23日付の実用新案登録出願(実願昭60−
6801号(実開昭61−123889号))をもつて提案さ
れている。
第4図において、従来のエアーシリンダ装置の
部材と同一の機能を果すものには、同じ符号を付
して、その説明は省略する。
シリンダ1の筒孔の後部1aには、前向きの凹
孔を有するピストン26が、往復動自在に嵌合さ
れている。
シリンダ1の筒孔の前部1bは、後部1aより
も若干小径となつており、この前部1b内には、
後向きの凹孔を有し、かつ側胴部の後端3aが、
ピストン26の側胴部の前端26dと当接しうる
ようにしたストツパ3が嵌合されている。
ストツパ3の後端3aは、筒孔の前後部1a,
1bの境界4とほぼ同じ位置にある。
シリンダ1における前記境界4を含む位置に
は、縦断面形が方形であつて、内方に向けて開口
する環溝5が穿設されている。
環溝5内には、縦断面形が方形で、弾性体から
なるガスケツト6が嵌合されている。ガスケツト
6の前半部は、環溝5の奥部5aとストツパ3の
外周面3bとの間に圧入されていて、ガスケツト
5が内側にはみ出すのを防止している。
ガスケツト6の内周面後部6aは、ピストン2
6が前進したとき、その前端外周面26bに設け
た弧状部26cが圧接するようになつている。
このようにガスケツト6は、縦断面形が方形を
なしているので、円形断面のものに比して、内側
へはみ出し難くなつており、かつガスケツト6の
内周の前半部は、ストツパ3の外周面3bによ
り、内側へはみ出すのが確実に防止されているの
で、ピストン26の前進時、その弧状部26c
は、ガスケツト6の内周面後部6aに、一様に圧
接する。
しかし、前記シール装置においては、ストツパ
3の後端3aと、ピストン26の前端の弧状部2
6cとの間に空〓が形成されているので、ピスト
ン26がガスケツト6に圧接したとき、ガスケツ
ト6の後部内周部が、上記空〓内に膨出する。
この作用が反復されると、ガスケツト6の内周
面に、ストツパ3の後端3aの角部による亀裂が
生じるおそれがある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、本考案において
は、駆動源により給排気される空気室が後端部に
形成されているシリンダと、シリンダ内に往復動
自在に嵌合され、かつ上記空気室側に付勢されて
いるピストンと、ピストンの外径よりも小寸の外
径を有し、かつシリンダの前部内側に嵌合され、
ピストンの前進時に、ピストンの前端が当接する
ことにより、その動きを規制するようにしたスト
ツパとを有するエアーシリンダにおいて、 縦断面形が方形をなしてシリンダの中心向きに
開口し、かつピストンの前端とストツパの後端と
の当接部を含む領域において、シリンダの内周面
に穿設された環溝と、縦断面形が方形で、リング
状をなし、かつ前記環溝の奥部とストツパの外周
面との間に前部を圧入した状態で、環溝内に嵌合
されているガスケツトと、前記ガスケツトの内周
面に後部に嵌合可能なようにして、ピストンの前
端に形成されたやや小径のガイド部と、このガイ
ド部とピストンの外周面とに連続し、かつ前記ガ
スケツトの内周面後端に押圧可能な傾斜部とを設
けてある。
〔実施例〕
以下、第1図に基づいて、本考案の一実施例お
説明する。
なお、第4図における部材と同一機能を果すも
のには、同じ符号を付して、その説明を省略す
る。
第1図において、シリンダ1の筒孔の後部1a
には、ピストン7が嵌合され、その筒部の前端7
bは、ストツパ3の後端3aに衝合可能となつて
いる。
ピストン7の筒部の前端外周には、ガスケツト
6の内周に適正に嵌合しうるやや小径のガイド部
8が形成されている。ガイド部8の後端は、傾斜
部9をもつて、ピストン7の外周面7aに連続し
ている。
この傾斜部9は、第1図では、外向弧状である
が、直線状であつてもよい。
上記ガイド部8の軸線方向の長さl1は、ガスケ
ツト6の後端面とストツパ3の後端3aとの長さ
l2よりも小さく設定されている。
このような構成としたことにより、ピストン7
の前端7bが、第1図に示すようにストツパ3の
後端3aに当接したとき、傾斜部9が、ガスケツ
ト6の内周面後部6aを押圧して、ピストン7と
シリンダ1間のシールを行う。
この場合、ガスケツト6の内周は、ストツパ3
およびピストン7の前端のガイド部8により、内
方へ向けて膨出するのが阻止されているので、ガ
スケツト6が破損するおそれはない。
〔考案の効果〕
シリンダの内周面の適所に形成された環溝内
に、縦断面形が方形であつて、ピストンの外径よ
りも小寸の内径を有するリング状のガスケツトを
嵌合し、かつピストンの前端に、ガスケツトの内
周に嵌合可能なガイド部を設けてあるため、ピス
トンとガスケツトとの圧接時に、ガスケツトが内
側にはみ出すのが防止され、ピストンとガスケツ
トとが常に一様に圧接して、ガスケツトの破損が
防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す要部の縦断
面図、第2図は、従来のシール装置を備えるエア
ーシリンダ装置の縦断面図、第3図は、第2図に
示す従来のシール装置の拡大縦断面図である。第
4図は、改良されたシール装置を備えるエアーシ
リンダ装置の縦断面図である。 1……シリンダ、1a……筒孔の後部、1b…
…筒孔の前部、3……ストツパ、3a……後端、、
3b……外周面、4……境界位置、5……環溝、
5a……奥部、6……ガスケツト、6a……内周
面後部、7……ピストン、7a……外周面、7b
……前端、8……ガイド部、9……傾斜部、21
……従来のエアーシリンダ装置、22……シリン
ダ、22a……前板、22b……内周面、23…
…筒孔、24……ボルト、25……カバー、26
……ピストン、26a……後板、26b……外周
面、26c……弧状部、26d……前端、27…
…空気室、28……圧縮ばね、29……給排気
管、31……ピストンロツド、32……環溝、3
3……Oリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 駆動源により給排気される空気室が後端部に形
    成されているシリンダと、シリンダ内に往復動自
    在に嵌合され、かつ上記空気室側に付勢されてい
    るピストンと、ピストンの外径よりも小寸の外径
    を有し、かつシリンダの前部内側に嵌合され、ピ
    ストンの前進時に、ピストンの前端が当接するこ
    とにより、その動きを規制するようにしたストツ
    パとを有するエアーシリンダにおいて、 縦断面形が方形をなしてシリンダの中心向きに
    開口し、かつピストンの前端とストツパの後端と
    の当接部を含む領域において、シリンダの内周面
    に穿設された環溝と、縦断面形が方形で、リング
    状をなし、かつ前記環溝の奥部とストツパの外周
    面との間に前部を圧入した状態で、環溝内に嵌合
    されているガスケツトと、前記ガスケツトの内周
    面の後部に嵌合可能なようにして、ピストンの前
    端に形成されたやや小径のガイド部と、このガイ
    ド部とピストンの外周面とに連続し、かつ前記ガ
    スケツトの内周面後端に押圧可能な傾斜部とを設
    けたことを特徴とするエアーシリンダ装置におけ
    るシール装置。
JP907485U 1985-01-28 1985-01-28 Expired JPH0416003Y2 (ja)

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JP907485U JPH0416003Y2 (ja) 1985-01-28 1985-01-28

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JPS61126101U JPS61126101U (ja) 1986-08-08
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JP2533027Y2 (ja) * 1989-12-29 1997-04-16 株式会社島津製作所 流体アクチュエータ
JP5045084B2 (ja) * 2006-11-30 2012-10-10 Jfeスチール株式会社 流体圧アクチュエータ

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JPS61126101U (ja) 1986-08-08

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