JP2587827B2 - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両用盗難防止装置に関する。
(従来の技術) 車両から乗員が離れる場合、ドアその他の開閉体を閉
状態で施錠していても、盗人がその施錠部や窓ガラスを
壊して施錠状態を解き、ドアを開けて品物を盗んだり、
また、イグニッションスイッチを金具等で操作してエン
ジンを始動し、車両そのものを盗むことがある。
これに対し、車両の各開閉体を閉じて施錠していき、
最後のドアをキーなしで閉状態に施錠(キーレスロッ
ク)すると警戒状態となり、ドアその他の開閉体をキー
なしで解錠したり、開けたり、さらにはイグシッション
スイッチをオンにすると、警報が出たり、車両を走行不
能にする盗難防止装置は知られている。しかし、かかる
装置の場合、乗員が車両を警戒状態としても車両内の品
物を取出す等のためにキーを用いてバックドア等を開け
ると、警戒状態がキャンセルされ、バックドア等を閉め
てキャンセル状態のままとなる。そこで、車両を警戒状
態にした後、バックドア等をキーで開けると警戒状態が
すべて一旦キャンセルされるが、バックドア等を閉じる
と再び警戒状態に移行するようにした盗難防止装置は知
られている(特開昭60−50052号公報参照)。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上述の如くバックドア等を開けると警戒状態
がキャンセルされるものでは、車両内の品物を他の場所
へ移すために車両から運転者が離れている間に、盗人が
車両内に侵入してエンジンを始動させることができる恐
れがある。また、車両が警戒状態にあっても、キーシリ
ンダ抜取りキーによる解錠と同様の状態としてバックド
ア等を開けると警戒状態がキャンセルされてしまう恐れ
がある。本発明は、かかる問題を解決しようとするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本発明の車両用盗難防止装置は、まず、車両に設けた
各開閉体の開閉状態を検出する開閉検出手段と、上記開
閉体の中の車両のサイドドアの施錠部へのキーの使用を
検出する第1キー検出手段と、上記開閉体の中の車両の
バックドアの施錠部へのキーの使用を検出する第2キー
検出手段と、サイドドアのロックを検出するロック検出
手段とを検出系として備える。そして、上記装置は、サ
イドドアを除く各開閉体の閉信号を受けた状態でサイド
ドアについてキー検出信号を受けずに閉信号とロック信
号を受けたとき警報手段が各開閉体の開信号に感応する
第1警戒状態をつくりサイドドアについてキー検出信号
を受けたときに第1警戒状態を解除する第1警戒設定手
段と、第1警戒状態においてバックドアのキー検出信号
を受けたとき警報手段がバックドアを除く他の開閉体の
開信号に感応する第2警戒状態をつくりサイドドアにつ
いてキー検出信号を受けたときに第2警戒状態を解除す
る第2警戒設定手段と、バックドアの閉信号を受けて第
2警戒状態から第1警戒状態に戻す復帰手段とを備えて
いることを特徴とする。
(作用) 上記車両用盗難防止装置においては、サイドドアを除
く他の開閉体が閉じられロックされている状態から、サ
イドドアのすべてがキーを用いずに閉状態でロックされ
ると第1警戒状態となる。すなわち、警報手段は少なく
とも1つの開閉体がキーを用いずに開放されると警報を
発する。
一方、第1警戒状態において、バックドアの施錠部に
キーが使用されると第2警戒状態へ移行し、警報手段は
バックドアが開放されても作動しない。しかし、この第
2警戒状態においてもキーを用いずに他の開閉体が開け
られると、警報手段が作動する。また、バックドアを閉
じると第2警戒状態から第1警戒状態へ移行する。
(発明の効果) 従って、本発明によれば、一旦第1警戒状態として
も、車両の使用者はその警戒状態を部分的にキャンセル
した第2警戒状態としてバックドアを開放し、支障なく
荷物の取出し等ができるとともに、車両から離れても他
人が正規の操作をせずにサイドドアなど他の開閉体を開
ければ、警報手段が作動して車両の盗難を防止すること
になり、また、他人がバックドアの施錠部を取外してキ
ー検出手段をオンとしても警戒状態のすべてはキャンセ
ルされず、車両の防盗性が向上するという優れた効果が
ある。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図に示す車両1において、2はエンジンのイグニ
ッション、3は第1開閉体(サイドドア)、4は第2開
閉体(バックドア)、5は第3開閉体(ボンネット)、
6はホーン(警報手段)、7はエンジンのスタータへの
通電を断つためのカットスイッチ、8はフラッシャライ
ト、9は報知ランプ、10はブザー、11は車両用盗難防止
装置のコントロールユニットである。
本例の場合、上記ホーン6、カットスイッチ7および
フラッシャライト8が警戒作動手段を構成し、報知ラン
プ9およびブザー10が上記盗難防止装置の状態を乗員に
知らせる報知手段を構成する。
次に、上記盗難防止装置を作動させるための車両の状
態検出手段について説明する。
まず、イグニッション2にはイグニッションスイッチ
と、エンジンキーの有無を検出するキースイッチが設け
られ、各開閉体3〜5にはその開閉状態を検出する開閉
検出手段13〜15が、また、第1と第2の開閉体3,4には
ロックのためのキーシリンダへのキーの使用を検出する
第1と第2のキー検出手段16,17が、さらに第1開閉体
3にはそのロック手段に連係した手動ロックノブによる
ロックを検出するためのロック検出手段18がそれぞれ設
けられている。本例の場合、エンジンキーの有無により
運転者が車両1から離れるのか否かをみることになる。
第2図には車両用盗難防止装置の全体構成が示されて
おり、本装置はイグニッションスイッチ20とキースイッ
チ21の少なくとも一方がオンとなっているときは解除
(非作動)状態にある。
さて、コントロールユニット11は、警戒態勢に入るた
めの初期状態設定部22、第1警戒準備状態をつくる第1
警戒準備部23、実質的な警戒態勢へ入る第2警戒準備状
態をつくる第2警戒準備部24、第1警戒状態をつくる第
1警戒状態設定部25、第2警戒状態をつくる第2警戒設
定手段26、第2警戒状態から第1警戒状態への復帰をな
す復帰手段27、警戒作動手段28を作動せしめ第1作動状
態と第2作動状態をつくる作動制御手段29を備えてい
る。上記各状態の継続条件、移行条件および出力の内容
は基本的には次表に示すとおりである。
以下、各設定部ないしは手段について具体的に説明す
る。
まず、上記初期状態設定部22は、上記イグニッション
スイッチ20とキースイッチ21の双方のオフ信号と、第1
〜第3開閉検出手段13〜15の閉信号を受けて本装置を初
期状態とし、その後にイグニッションスイッチ20とキー
スイッチ21の少なくとも一方からオン信号を受けると解
除状態に戻す。
上記初期状態信号を受ける第1警戒準備部23は、第1
〜第3の開閉検出手段13〜15の少なくとも1つから開信
号を受けると本装置を第1警戒準備状態とし、その後に
第1〜第3の開閉検出手段13〜15からオフ信号を受けた
際に次の第2警戒準備状態の条件が成立しないとき初期
状態に戻す。また、この第1警戒準備部23は、第1開閉
検出手段13の開信号で第1警戒準備状態を設定すると
き、ブザー10を短時間鳴らす。
上記第1警戒準備の信号を受ける第2警戒準備部24と
第1警戒状態設定部25は第1警戒設定手段30を構成して
いる。すなわち、第2警戒準備部24は、第1警戒準備状
態において第2と第3の開閉検出手段14,15の閉信号と
第1と第2キー検出手段16,17のオフ信号(キーが挿入
されていない)を受け、その状態で第1キー検出手段16
からの信号がオフのまま第1開閉検出手段13の閉信号と
ロック検出手段18のロック信号を受けると、本装置を第
2警戒準備状態とする。そして、第1警戒状態設定部25
は第2警戒準備状態から第1タイマー31による設定時間
T1(例えば15秒)を経過すると本装置を第1警戒状態と
する。
すなわち、上記作動制御手段29は、第1警戒信号を受
けると、第1〜第3の開閉検出手段13〜15の各開信号、
ロック検出手段18のロック解除信号およびイグニッショ
ンスイッチ20のオン信号のすべてに感応して警戒作動手
段28を作動せしめる第1警戒状態となる。つまり、これ
らの信号のすべてが警戒作動用のトリガとなる。
また、上記第2警戒準備部24は、上記設定時間T1が経
過するまでに第2警戒準備状態の継続条件が満たされな
くなると、本装置の状態を初期状態設定部22の判断に託
す。また、第1警戒状態設定部25は、第1警戒状態にお
いて第1キー検出手段16からオン信号がでる(キャンセ
ル条件A)か、キースイッチ21からオン信号がでてイグ
ニッションスイッチ20からオン信号がでる(キャンセル
条件B)と、本装置の状態を初期状態設定部22の判断に
託す。
さらに、上記第2警戒準備部24は、第2警戒準備状態
の設定時間T1の前半では報知ランプ9を点灯し、後半で
は報知ランプ9を点滅させ、また、第1警戒状態への移
行時にブザー10を短時間鳴らす。一方、第1警戒状態設
定部25はこの第1警戒状態において報知ランプ9を点滅
せしめる。
次に、第2警戒設定手段26は、第1警戒状態において
第2キー検出手段17からオン信号を受けると、本装置を
警戒作動制御手段29が第2開閉検出手段14の開信号に感
応しない第2警戒状態とし、上記キャンセル条件Aまた
はBが成立すると、本装置の状態を初期状態設定部22の
判断に託す。そして、復帰手段27は、第2警戒状態にお
いて第2開閉検出手段14から開信号を一旦受けて閉信号
を受けると、本装置を第2警戒状態から第1警戒状態に
戻す。また、第2警戒設定手段26は、第2警戒状態を設
定中は報知ランプ9を点滅せしめる。
また、上記作動制御手段29は、警戒作動手段28のすべ
てを作動せしめる第1制御部と、カットスイッチ7のみ
を作動せしめる第2制御部とを備えている。すなわち、
第1制御部は、第1もしくは第2の警戒状態において、
作動用のトリガが入力されると、その時点から第2タイ
マー32による設定時間T2(例えば5分間)だけホーン
6、カットスイッチ7およびフラッシャライト8のすべ
てを作動せしめた第1警戒作動状態とする。この場合、
作動用トリガが一旦入力されると、その後にそのトリガ
が入力されなくなっても設定時間T2は警戒作動手段28の
すべてが作動し、また、トリガが再入力される度にこの
設定時間T2のカウントが零から再開されるようになって
いる。
一方、第2制御部は、上記設定時間T2のカウント終了
後にホーン6およびフラッシャライト8の作動を解除し
てカットスイッチ7のみを作動させた第2警戒作動状態
とする。また、この第2制御部が働いているときでも、
上記トリガが再入力されると作動制御手段29は第1制御
部による作動状態に移行することになる。
また、上記作動制御手段29は、第2開閉検出手段14か
ら閉信号がでて第2キー検出手段17からオン信号がでる
(キャンセル条件C)か、上記キャンセル条件Aが成立
すると、本装置の状態を初期状態設定部22の判断に託
す。さらに、この作動制御手段29は警戒作動手段28を作
動せしめているときは報知ランプ9を点滅せしめる。
なお、上記報知ランプ9は第1と第2のキー検出手段
16,17の少なくとも一方からオン信号がでると、本装置
の状態のいかんにかかわらず点灯するようになってい
る。
そして、上記車両用盗難防止装置における制御の流れ
は第3図に示すようになっている。
まず、エンジンのキースイッチ21とイグニッション
(IG)スイッチ20の少なくとも一方がオンならば解除状
態にあり、双方がオフで開閉体3〜5が全閉であれば初
期状態となり、その少なくとも1つが開ならば第1警戒
準備状態となる(ステップS1,S2)。
次に上記第1警戒準備状態において、第1開閉体3の
ロックノブ操作による開放があればブザー10が鳴る(ス
テップS3,S4)。つまり、解除状態から初期状態を経て
第1警戒準備状態へ移行した場合において、第1開閉体
3の車室からの開放は乗員が車両1から離れることを推
定させるものであり、ブザー10の作動により乗員に警戒
態勢への移行操作を喚起することになる。そして、キー
スイッチ21又はイグニッションスイッチ20がオンになっ
ていないこと、第1開閉体3,3の一方のみが開放され、
他の開閉体がすべて閉状態で施錠ないしはロックされて
いることが確認されて、この開放されている第1開閉体
3について第1キー検出手段16がオフのままロック検出
手段18によるロック信号と第1開閉検出手段13の閉信号
があると、つまり、キーレスロックがなされると第2警
戒準備状態となる(ステップS5〜S7)。
第2警戒準備状態においては、まず第1タイマー31お
よび報知ランプ9の作動が開始される(ステップS8,
S9)。そして、第1タイマー31による設定時間T1におい
て、エンジンキースイッチ21、第1キー検出手段16およ
び第2キー検出手段17の少なくとも1つがオン(キー検
出)か、あるいは第1〜第3開閉体3〜5の少なくとも
1つが開ならば報知ランプ9を消灯後、初期状態へ戻
り、そうでなければ、設定時間T1の経過後にブザー10を
鳴らして第1警戒状態へ移る(ステップS10〜S14)。
第1警戒状態においては、報知ランプ9を点滅し、作
動用トリガ(第1および第2のキー検出手段16,17から
のオン信号なしでの第1〜第3開閉体3〜5の少なくと
も1からの開信号、ロック解除信号あるいはイグニッシ
ョンスイッチ20の信号)があれば、第2タイマー32の作
動を開始(オン)して第1警戒作動状態に入る(ステッ
プS15〜S18)。すなわち、ホーン6の作動、カットスイ
ッチ7の作動(スタータへの通電の遮断)およびフラッ
シャライト8の作動を行なう。
一方、上記ステップS16において作動用トリガの入力
がないとき、第1キー検出手段16によるキー検出(キャ
ンセル条件A)がなく、キースイッチ21によるエンジン
キーの検出後のイグニッションスイッチ20のオン(キャ
ンセル条件B)がなく、第2キー検出手段17によるキー
の検出があれば、第2開閉体4の開を確認して第2警戒
状態に入る(ステップS19〜S22)。なお、上記キャンセ
ル条件AまたはBが成立するときは、報知ランプ9を消
灯して初期状態の判断系に戻り(ステップS23)、ステ
ップS21で第2キーの検出がなければ、第1警戒状態に
戻る。
上記第2警戒状態においては、第2開閉体4の閉信号
があれば第1警戒状態へ戻り(ステップS24)、この閉
信号がなければ、第2開閉体4についての信号を除く他
の作動用トリガの有無をみる(ステップS25)。この作
動用トリガがなければ第2警戒状態を続行し、あれば第
2タイマー32を作動させて第1警戒作動状態に入る(ス
テップS25→S17→S18)。
上記第1警戒作動状態において、キャンセル条件Aま
たはCの成立、つまり、第1キー検出手段16によるキー
の検出があるか、あるいは第2開閉体4が閉で且つ第2
キー検出手段17によるキーの検出があれば、警戒作動手
段28の作動を停止し、報知ランプ9を消灯し初期状態の
判断系に戻る(ステップS26〜S29,S23)。上記キャンセ
ル条件AまたはCの成立がなければ、設定時間T2の経過
をみて、その経過前に作動用トリガの再入力があれば、
第2タイマー32の作動を零から再開して第1警戒作動状
態を続け(ステップS30→S31→S17→S18)、設定時間T2
が経過すれば第2警戒作動状態へ入る(ステップ
S32)。
すなわち、ホーン6およびフラッシャライト8の作動
を停止し、カットスイッチ7のみ作動を続行せしめるこ
とになる。
そうして、上記第2警戒作動状態において、キャンセ
ル条件A(ステップS33)またはC(ステップS34,S35
が成立すれば、警戒作動手段28および報知ランプ9の作
動を停止して初期状態の判断系に戻り、上記キャンセル
条件が成立せずに作動用トリガの再入力があれば、第2
タイマー32の作動を再開して第1警戒作動状態に移る
(ステップS36)。
従って、上記車両用盗難防止装置においては、乗員が
すべての開閉体3〜5を閉状態にロックして車両1を離
れる際に、第1開閉体3の一方を最後にキーレスロック
によって閉じると第1警戒状態となるが、この状態で第
2開閉体4をキーの使用により開放しても第2警戒状態
に移るだけで警戒態勢自体は解除されないことになる。
すなわち、第2開閉体4を開放してもホーン6等は作動
しないが、乗員が車両1から離れている間に他人が第2
開閉体4の開口部から車室へ侵入し、キーなしでエンジ
ンを始動させようとしても、イグニッションスイッチ20
がオンになった際に、ホーン6、フラッシャライト8お
よびカットスイッチ7が作動し、エンジンの始動が不能
になるとともに、車室への他人の侵入を周囲に警報する
ことになる。
また、第1警戒状態にあるとき、他人が第2開閉体4
のキーシリンダを無理に抜き取り、第2キー検出手段17
をオンとして第2開閉体4を開けても第2警戒状態に移
るから、車両1は盗難から守られることになる。
また、乗員が自身で第2警戒状態としても、第2開閉
体4を閉じれば第1警戒状態に復帰するから、改めて警
戒状態とするためのキーレスロックをする必要がない。
なお、上記実施例では第2開閉体としてハッチバック
車のバックドアを選んだが、トランクリッドであっても
よく、また、サイドドアの一方を第1開閉体、他方を第
2開閉体としたり、4ドアの場合はフロントドアを第1
開閉体、リヤドアを第2開閉体とするなど、車両の複数
の開閉体の中で第1と第2の開閉体を適宜選定すること
ができる。
また、上記実施例ではエンジンキーの抜取りを盗難防
止装置が初期状態となるための1つの条件としたが、こ
の抜取りの代わりに車速が一定速度以下になることを上
記初期状態の条件とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は車両における盗
難防止装置の構成要素の配置を示す斜視図、第2図は同
装置の構成を示すブロック図、第3図は制御のフロー図
である。 1……車両、2……イグニッション、3……第1開閉
体、4……第2開閉体、5……第3開閉体、6……ホー
ン(警報手段)、7……スタータカットスイッチ、8…
…フラッシャライト、9……報知ランプ、10……ブザ
ー、11……コントロールユニット、13……第1開閉検出
手段、14……第2開閉検出手段、15……第3開閉検出手
段、16……第1キー検出手段、17……第2キー検出手
段、18……ロック検出手段、20……イグニッションスイ
ッチ、21……キースイッチ、26……第2警戒設定手段、
27……復帰手段、28……警戒作動手段、30……第1警戒
設定手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に設けた各開閉体の開閉状態を検出す
    る開閉検出手段と、上記開閉体の中の車両のサイドドア
    の施錠部へのキーの使用を検出する第1キー検出手段
    と、上記開閉体の中の車両のバックドアの施錠部へのキ
    ーの使用を検出する第2キー検出手段と、サイドドアの
    ロックを検出するロック検出手段と、サイドドアを除く
    各開閉体の閉信号を受けた状態でサイドドアについてキ
    ー検出信号を受けずに閉信号とロック信号を受けたとき
    警報手段が各開閉体の開信号に感応する第1警戒状態を
    つくりサイドドアについてキー検出信号を受けたときに
    第1警戒状態を解除する第1警戒設定手段と、第1警戒
    状態においてバックドアのキー検出信号を受けたとき警
    報手段がバックドアを除く他の開閉体の開信号に感応す
    る第2警戒状態をつくりサイドドアについてキー検出信
    号を受けたときに第2警戒状態を解除する第2警戒設定
    手段と、バックドアの閉信号を受けて第2警戒状態から
    第1警戒状態に戻す復帰手段とを備えていることを特徴
    とする車両用盗難防止装置。
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