JP2587709Y2 - シフトレバーロック装置 - Google Patents

シフトレバーロック装置

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JP2587709Y2
JP2587709Y2 JP1991017328U JP1732891U JP2587709Y2 JP 2587709 Y2 JP2587709 Y2 JP 2587709Y2 JP 1991017328 U JP1991017328 U JP 1991017328U JP 1732891 U JP1732891 U JP 1732891U JP 2587709 Y2 JP2587709 Y2 JP 2587709Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、シフトレバーロック
装置に係り、特に、シフトレバーの各シフト位置へのシ
フト操作によりイグニションキーの操作を許容阻止する
シフトレバーロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両においては、搭載される
内燃機関の駆動力を走行条件に応じて適切に取出すため
に、変速機を備えている。変速機には、変速比を手動に
より切換える手動変速機や変速比を自動的に切換える自
動変速機等がある。自動変速機は、シフトレバーを各シ
フト位置にシフト操作することにより、シフト位置に応
じて変速比を自動的に切換える。
【0003】このような自動変速機には、内燃機関の運
転中にイグニションキーが徒に操作されて内燃機関が停
止されること等を防止するために、シフトレバーの各シ
フト位置へのシフト操作によりイグニションキーの操作
を許容阻止するシフトレバーロック装置を設けている。
【0004】シフトレバーロック装置としては、図13
〜図16に示すものがある。図において、102はシフ
トレバーロック装置である。シフトレバーロック装置1
02は、図示しない自動変速機のシフトレバー機構10
4とイグニションスイッチ106との間に設けられてい
る。シフトレバー機構104は、シフトレバー108の
レバー軸110の下端を支軸112により軸支するとと
もにこのシフトレバー108のレバー軸110に節度機
構を構成する弾圧具114を設けている。また、イグニ
ションスイッチ106は、キーハウジング116にキー
シリンダ118を回転可能に収納している。キーシリン
ダ118は、イグニションキー(図示せず)が挿抜され
るとともに挿入されたイグニションキーにより回転操作
される。
【0005】前記シフトレバーロック装置102は、シ
フトレバー機構104の図示しないハウジングに取付け
られた保持体120に揺動体122を揺動軸124によ
り揺動可能に軸支している。この揺動体122は、シフ
トレバー108の駐車位置Pへのシフト操作により弾圧
具114を介して揺動軸124を中心に一端側の揺動部
126を特定方向(矢印A方向)に揺動されて他端側の
係止部128を抜脱方向(矢印B方向)に揺動されると
ともに、シフトレバー108の前記駐車位置P以外の後
退位置R等のシフト位置へのシフト操作により揺動軸1
24を中心に一端側の揺動部126を別異方向(矢印C
方向)に揺動されて他端側の係止部128を係合方向
(矢印D方向)に揺動される。
【0006】この揺動体122は、他端側の係止部12
8に連絡機構130の連絡索132の一端側を係止して
いる。連絡索132の他端側は、押圧体134に連絡さ
れている。この押圧体134は、大径部136と小径部
138とからなり、イグニションスイッチ106のキー
ハウジング116に摺動可能に内装されるとともに戻し
ばね140により係合方向(矢印D方向)に付勢されて
いる。前記連絡索132は、イグニションスイッチ10
6のキーハウジング116とシフトレバーロック装置1
02の保持体120との間に介設された案内筒142内
を挿通されるとともに、この案内筒142の保持体12
0側端に調整ねじ144を設けている。この調整ねじ1
44は、後述の距離L1を調整するものである。
【0007】前記イグニションスイッチ106のキーハ
ウジング116には、押圧体134により揺動される係
合体146を設けている。係合体146は、支軸148
により揺動可能に軸支され、一端側に押圧体134の大
径部136と小径部138との押圧される押圧部150
を設けるとともに他端側に係合部152を設けている。
この係合体146は、一端側の押圧部150を押圧体1
34側に押圧すべく押圧ばね154により付勢されてい
る。また、この係合体146の係合部152は、キーシ
リンダ118に設けた係合溝156に係合抜脱される。
【0008】前記押圧体134は、揺動体122の他端
側の係止部128を抜脱方向(矢印B方向)へ揺動する
と、連絡索132により矢印E方向に移動されて係合体
146の押圧部150に大径部136を押圧し、係合部
152を係合溝156から抜脱させる。また、押圧体1
34は、揺動体122の他端側の係止部128を係合方
向(矢印D方向)へ揺動すると、連絡索132により矢
印F方向に移動されて係合体146の押圧部150に小
径部138を押圧し、係合部152を係合溝156に係
合させる。
【0009】これにより、シフトレバーロック装置10
2は、図13・図14に示す如く、シフトレバー108
の駐車位置Pへのシフト操作による揺動体122の他端
側の係止部128の抜脱方向(矢印B方向)への揺動に
より、連絡機構130を介して係合体146の係合部1
52をイグニションスイッチ106のキーシリンダ11
8の係合溝156から抜脱させ、イグニションキーの操
作を許容する。また、図15・図16に示す如く、シフ
トレバー108の前記駐車位置P以外のシフト位置への
シフト操作による揺動体122の他端側の係止部128
の係合方向(矢印D方向)への揺動により、連絡機構1
30を介して係合体146の係合部152をイグニショ
ンスイッチ106のキーシリンダ118の係合溝156
に係合させ、イグニションキーの操作を阻止する。
【0010】このようなシフトレバーロック装置として
は、特開昭61−143825号公報に開示のものがあ
る。この公報に開示のものは、駐車位置以外へのシフト
操作時には、シフトレバーが拘束されないようにベルク
ランクが非拘束位置に保持され、駐車位置にシフト操作
時には、ステアリングロックに連動してシフトレバーを
拘束するように拘束位置に保持されるものであり、ベル
クランクを利用することにより操作力の軽減を図ったも
のである。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】ところで、シフトレバ
ーロック装置102は、シフトレバー108を後退位置
Rと駐車位置Pとの間でシフト操作すると、揺動体12
2の他端側の係止部128が揺動され、連絡機構130
を介して係合体146の係合部152がキーシリンダ1
18の係合溝156に係合抜脱され、イグニションキー
の操作を許容阻止する。このとき、図17に示す如く、
シフトレバー108の後退位置Rから駐車位置Pへのシ
フト操作の距離L1に対して、揺動体122の他端側の
係止部128は距離L2だけ揺動される。
【0012】この距離L2は、シフトレバー108の後
退位置Rから駐車位置Pへのシフト操作の距離L1に対
して、揺動軸124の中心位置C1からシフトレバー1
08の弾圧具114の当接される揺動体122の揺動部
126の当接位置C2までの距離L3と、揺動軸124
の中心位置C1から揺動体132の係止部128の係止
位置C3までの距離L4との比によって決定される。
【0013】したがって、係合体146の係合部152
をイグニシヨンスイッチ106のキーシリンダ118の
係合溝156に適切に係合抜脱させるためには、距離L
1や距離L2を調整する必要がある。即ち、シフトレバ
ー108の後退位置Rと駐車位置Pとの間のシフト操作
の距離L1に対する揺動体122の他端側の係止部12
8の揺動する距離L2の調整が不充分であると、揺動体
122の一端側の揺動部126の特定方向への揺動が阻
止されることにより、揺動体122の他端側の係止部1
28や連絡機構130に抜脱方向への過大な力が作用す
ることになる。そこで、従来は、シフトレバーロック装
置102をシフトレバー機構104とイグニシヨンスイ
ッチ106とに組付ける際に、連絡機構130の調整ね
じ144により調整していた。
【0014】ところが、この調整ねじ144による調整
は、各車両に搭載される自動変速機のばらつきに応じて
調整しなければならず、調整が困難で調整が不良となる
おそれがあり、組付性を低下させる不都合がある。ま
た、機種の相違する自動変速機への取付けに対しては、
機種に応じて部品を変更して個々に調整しなければなら
ず、組付性が低下する不都合があるとともに機種に応じ
て部品の変更を要することによりコストが上昇する不都
合があった。
【0015】
【課題を解決するための手段】この考案は、このような
不都合を解消すべく、自動変速機のシフトレバーの駐車
位置へのシフト操作により揺動軸を中心に一端側を特定
方向に揺動されて他端側を抜脱方向に揺動されるととも
に前記シフトレバーの前記駐車位置以外のシフト位置へ
のシフト操作により前記揺動軸を中心に一端側を別異方
向に揺動されて他端側を係合方向に揺動される揺動体を
設け、この揺動体の他端側の抜脱方向への揺動により連
絡機構を介して係合体をイグニシヨンスイッチのキーシ
リンダの係合溝から抜脱させてイグニシヨンキーの操作
を許容するとともに前記揺動体の他端側の係合方向への
揺動により連絡機構を介して係合体をイグニシヨンスイ
ッチのキーシリンダの係合溝に係合させてイグニシヨン
キーの操作を阻止するシフトレバーロック装置におい
て、前記揺動体は前記揺動軸を中心に前記シフトレバー
のシフト操作により前記特定方向及び別異方向に揺動さ
れる第1揺動体と前記揺動軸を中心に前記抜脱方向及び
係合方向に揺動可能であるととも前記連結機構を介して
前記係合体に連絡される第2揺動体とから構成し、前記
第1揺動体に対する第2揺動体の係合方向への揺動を許
容する一方で前記第1揺動体に対する第2揺動体の抜脱
方向への揺動を阻止すべくこの第2揺動体の当接される
当接体を前記第1揺動体に設け、この当接体に前記第2
揺動体を弾性当接させるべくこの第2揺動体に弾性力を
付与する弾性体を設けたことを特徴とする。
【0016】
【作用】この考案の構成によれば、揺動軸を中心に揺動
される第1揺動体と第2揺動体とから構成される揺動体
は、前記第1揺動体の当接体に前記第2揺動体を弾性体
によって弾性当接させることにより、第2揺動体に弾性
体の弾性力よりも小さい係合方向への力が作用する場合
は特定方向へ揺動される第1揺動体と一体的に第2揺動
体を抜脱方向へ揺動させるとともに、第2揺動体に弾性
体の弾性力を越える係合方向への力が作用する場合は特
定方向へ揺動される第1揺動体と別体として第2揺動体
の抜脱方向への揺動を阻止させる。
【0017】これにより、たとえシフトレバーの後退位
置と駐車位置との間のシフト操作の距離に対する第2揺
動体の揺動する距離の調整が不充分であっても、第2揺
動体に弾性体の弾性力を越える係合方向への力が作用す
る場合には、第1揺動体と第2揺動体とが別体となって
揺動することにより、その力を吸収することができる。
【0018】
【実施例】次にこの考案の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。
【0019】図1〜図12は、この考案の実施例を示す
ものである。図4・図7において、2はシフトレバーロ
ック装置である。シフトレバーロック装置2は、図示し
ない自動変速機のシフトレバー機構4とイグニションス
イッチ6との間に設けられている。
【0020】シフトレバー機構4は、図10〜図12に
示す如く、ハウジング8の下部にブラケット10を突設
し、このブラケット10にシフトレバー12のレバー軸
14の下端を支軸16により軸支している。レバー軸1
4は、上端側をガイドプレート18のガイド孔(図示せ
ず)を挿通して上方に突出させ、上端にグリップ20を
設けている。グリップ20には、シフトノブ22を設け
ている。このシフトノブ22は、レバー軸14内に摺動
可能に設けたロッド24の一端側に当接されている。ロ
ッド24の他端側には、ポジションピン26が取付けら
れている。なお、このシフトレバー12は、シフトケー
ブル28により図示しない自動変速機のシフト機構に連
絡されている。
【0021】前記ハウジンク8には、上方にポジション
プレート30を立設している。このポジションプレート
30には、シフトレバー12の各シフト位置に対応して
前記ポジションピン26の係合される段部開口32が形
成されている。この段部開口32は、駐車用段部32−
Pと、後退用段部32−Rと、中立用段部32−Nと、
走行用段部32−Dと、2速用段部32−2と、1速用
段部32−1と、からなる。
【0022】また、前記シフトレバー12とポジション
プレート30とには、節度機構34が設けられている。
節度機構34は、シフトレバー12のレバー軸14に設
けられた弾圧具36と、ポジションプレート30に設け
られた各係合孔38とからなる。各係合孔38は、シフ
トレバー12の各シフト位置に対応して、駐車用係合孔
38−Pと、後退用係合孔38−Rと、中立用係合孔3
8−Nと、走行用係合孔38−Dと、2速用係合孔38
−2と、1速用係合孔38−1と、が設けられ、夫々弾
圧具38が弾圧係合される。
【0023】このシフトレバー機構4は、シフトレバー
12のシフトノブ22を操作して、ロッド24を介して
ポジションピン26を段部開口32の各々に選択的に係
合させ、各シフト位置を切換えることにより、シフトケ
ーブル28を介して自動変速機の係合状態を切換える。
【0024】前記イグニションスイッチ6は、図4〜図
9に示す如く、キーハウジング40にキーシリンダ42
を回転可能に収納している。キーシリンダ42は、イグ
ニションキー(図示せず)が挿抜されるとともに挿入さ
れたイグニションキーにより回転操作される。
【0025】前記シフトレバーロック装置2は、シフト
レバー機構4のハウジング8に取付けられた保持体44
に揺動体46を揺動軸48により揺動可能に軸支してい
る。この揺動体46は、図1〜図3に示す如く、揺動軸
48を中心にシフトレバー12のシフト操作により特定
方向(矢印A方向)及び別異方向(矢印C方向)に揺動
される第1揺動体50と、揺動軸48を中心に抜脱方向
(矢印B方向)及び係合方向(矢印D方向)に揺動可能
な第2揺動体52とから構成している。
【0026】第1揺動体50は、一端側に前記弾圧具3
6の当接される揺動部54を設けるとともに他端側を揺
動軸48に軸支している。前記第2揺動体52は、一端
側を揺動軸48に軸支するとともに他端側に係止部56
を設けている。この係止部56には、連絡機構58の連
絡索60の一端側を係止している。
【0027】前記シフトレバー12は、後退位置Rから
駐車位置Pへのシフト操作、あるいは、駐車位置Pから
後退位置Rへのシフト操作により、距離L5だけ揺動さ
れる。これに関連して、第2揺動体52の係止部56の
揺動する距離がL6となるように、揺動軸48の中心位
置C4からシフトレバー12の弾圧具38の当接される
第1揺動体50の揺動部54の当接位置C5までの距離
L7と、揺動軸48の中心位置C4から第2揺動体52
の係止部56の係止位置C6までの距離L8との関係
は、前記図17に示す従来の距離L3・L4に対して、
L3>L7、L4<L8となっている。これにより、第
2揺動体52の係止部56の揺動する距離L6を、前記
図17に示す従来の距離L2に対して、L2<L6とし
ている。
【0028】前記連絡索60の他端側は、押圧体62に
連絡されている。この押圧体62は、大径部64と小径
部66とからなり、イグニションスイッチ6のキーハウ
ジング40に摺動可能に内装されるとともに戻しばね6
8により係合方向(矢印D方向)に付勢されている。前
記連絡索60は、イグニションスイッチ6のキーハウジ
ング40とシフトレバーロック装置2の保持体44との
間に介設された案内筒70内を挿通されるとともに、こ
の案内筒70の保持体44側端に調整ねじ72を設けて
いる。この調整ねじ72は、前述の距離L6を調整する
ものである。
【0029】前記イグニションスイッチ6のキーハウジ
ング40には、押圧体62により揺動される係合体74
を設けている。係合体74は、支軸76により揺動可能
に軸支され、一端側に押圧体62の大径部64と小径部
66との押圧される押圧部78を設けるとともに他端側
に係合部80を設けている。この係合体74は、一端側
の押圧部78を押圧体62側に押圧すべく押圧ばね82
により付勢されている。また、この係合体74の係合部
80は、キーシリンダ42に設けた係合溝84に係合抜
脱される。
【0030】前記揺動体46は、第1揺動体50に対す
る第2揺動体52の係合方向(矢印D方向)への揺動を
許容する一方で、第1揺動体50に対する第2揺動体5
2の抜脱方向(矢印B方向)への揺動を阻止すべく、こ
の第2揺動体52の当接される当接体86を前記第1揺
動体50に設けている。この当接体86に第2揺動体5
2を弾性当接させるべく、この第2揺動体52に弾性力
を付与する弾性体88を設けている。この弾性体88
は、前記戻しばね68の弾性力よりも大きく設定してあ
る。
【0031】次に作用を説明する。
【0032】図4〜図6に示す如く、シフトレバーロッ
ク装置2は、シフトレバー12を駐車位置Pにシフト操
作すると、弾圧具36を介して揺動軸48を中心に第1
揺動体50の揺動部54を特定方向(矢印A方向)に揺
動される。このとき、揺動軸48を中心に揺動される第
1揺動体50と第2揺動体52とから構成される揺動体
46は、第1揺動体50の当接体86に第2揺動体52
を弾性体88によって弾性当接させていることにより、
第2揺動体52に連絡索60側から弾性体88の弾性力
よりも小さい係合方向(矢印D方向)への力が作用する
場合に、特定方向(矢印A方向)へ揺動される第1揺動
体50と一体的に第2揺動体52を抜脱方向(矢印B方
向)へ揺動させることになる。
【0033】これにより、押圧体62は、連絡索60に
より矢印E方向に移動されて係合体74の押圧部78に
大径部64を押圧し、係合部80をキーシリンダ42の
係合溝84から抜脱させる。このため、イグニションキ
ーは、操作を許容される。
【0034】また、図7〜図9に示す如く、シフトレバ
ーロック装置2は、シフトレバー12を後退位置Rにシ
フト操作すると、弾圧具36を介して揺動軸48を中心
に第1揺動体50の揺動部54を別異方向(矢印C方
向)に揺動される。このとき、揺動軸48を中心に揺動
される第1揺動体50と第2揺動体52とから構成され
る揺動体46は、第1揺動体50の当接体86に第2揺
動体52を弾性体88によって弾性当接させていること
により、別異方向(矢印C方向)へ揺動される第1揺動
体50と一体的に第2揺動体52を係合方向(矢印D方
向)へ揺動させることになる。
【0035】これにより、押圧体62は、連絡索60に
より矢印F方向に移動されて係合体74の押圧部78に
小径部66を押圧し、係合部80をキーシリンダ42の
係合溝84に係合させる。このため、イグニションキー
は、操作を阻止される。
【0036】一方、シフトレバーロック装置2は、シフ
トレバー12を駐車位置Pにシフト操作して、第1揺動
体50の揺動部54を特定方向(矢印A方向)に揺動し
ている際に、押圧体62がキーハウジング40に当接係
止されて、第2揺動体52に連絡索60側から弾性体8
8の弾性力を越える大きい係合方向(矢印D方向)への
力が作用する場合に、特定方向(矢印A方向)へ揺動さ
れる第1揺動体50と別体として第2揺動体52の抜脱
方向(矢印B方向)への揺動を阻止させることになる。
【0037】これにより、たとえシフトレバー12の後
退位置Rと駐車位置Pとの間のシフト操作の距離L5に
対する第2揺動体52の係止部56の揺動する距離L6
の調整が不充分でL6sであって、第2揺動体52に弾
性体88の弾性力を越える係合方向への力が作用する場
合には、第1揺動体50と第2揺動体52とが別体とな
って揺動することにより、その力を吸収することができ
る。
【0038】このため、シフトレバーロック装置2の組
付けの際に調整ねじによる調整を不要とすることができ
る。これにより、調整不良となるおそれを回避し得ると
ともに組付性を向上し得て、また、機種の相違する自動
変速機への取付けに際しても調整を不要とし得ることに
より、部品の共通化を果たし得てコストを低減すること
ができる。
【0039】
【考案の効果】このように、この考案によれば、第2揺
動体に弾性体の弾性力を越える係合方向への力が作用す
る場合には、特定方向へ揺動される第1揺動体と別体と
して第2揺動体の抜脱方向への揺動を阻止させることに
より、たとえシフトレバーの後退位置と駐車位置との間
のシフト操作の距離に対する第2揺動体の揺動する距離
の調整が不充分であっても、第1揺動体と第2揺動体と
が別体となって揺動することによりその距離の差を吸収
することができる。
【0040】このため、組付けの際に調整ねじによる調
整を不要とし得て、これにより、調整不良となるおそれ
を回避し得るとともに組付性を向上し得て、また、機種
の相違する自動変速機への取付けに際しても調整を不要
とし得ることにより、部品の共通化を果たし得てコスト
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の実施例を示す揺動体の側面図であ
る。
【図2】 揺動体の斜視図である。
【図3】 作用を示す揺動体の側面図である。
【図4】 シフトレバーの中立位置におけるシフトレバ
ーロック装置の右側面図である。
【図5】 図4のV−V線断面図である。
【図6】 図5のVI−VI線断面図である。
【図7】 シフトレバーの後退位置におけるシフトレバ
ーロック装置の右側面図である。
【図8】 図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】 図8のIX−IX線断面図である。
【図10】 シフト機構の右側面図である。
【図11】 シフト機構の左側面図である。
【図12】 シフト機構の正面図である。
【図13】 従来例を示すシフトレバーの中立位置にお
けるシフトレバーロック装置の右側面図である。
【図14】 図13のXIV−XIV線断面図である。
【図15】 従来例を示すシフトレバーの後退位置にお
けるシフトレバーロック装置の右側面図である。
【図16】 図15のXVI−XVI線断面図である。
【図17】 作用を示す揺動体の側面図である。
【符号の説明】
2 シフトレバーロック装置 4 シフトレバー機構 6 イグニシヨンスイッチ 12 シフトレバー 14 レバー軸 40 キーハウジング 42 キーシリンダ 46 揺動体 48 揺動軸 50 第1揺動体 52 第2揺動体 58 連絡機構 60 連絡索 62 押圧体 68 戻しばね 72 調整ねじ 74 係合体 84 係合溝 86 当接体 88 弾性体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機のシフトレバーの駐車位置へ
    のシフト操作により揺動軸を中心に一端側を特定方向に
    揺動されて他端側を抜脱方向に揺動されるとともに前記
    シフトレバーの前記駐車位置以外のシフト位置へのシフ
    ト操作により前記揺動軸を中心に一端側を別異方向に揺
    動されて他端側を係合方向に揺動される揺動体を設け、
    この揺動体の他端側の抜脱方向への揺動により連絡機構
    を介して係合体をイグニシヨンスイッチのキーシリンダ
    の係合溝から抜脱させてイグニシヨンキーの操作を許容
    するとともに前記揺動体の他端側の係合方向への揺動に
    より連絡機構を介して係合体をイグニシヨンスイッチの
    キーシリンダの係合溝に係合させてイグニシヨンキーの
    操作を阻止するシフトレバーロック装置において、前記
    揺動体は前記揺動軸を中心に前記シフトレバーのシフト
    操作により前記特定方向及び別異方向に揺動される第1
    揺動体と前記揺動軸を中心に前記抜脱方向及び係合方向
    に揺動可能であるととも前記連結機構を介して前記係合
    体に連絡される第2揺動体とから構成し、前記第1揺動
    体に対する第2揺動体の係合方向への揺動を許容する一
    方で前記第1揺動体に対する第2揺動体の抜脱方向への
    揺動を阻止すべくこの第2揺動体の当接される当接体を
    前記第1揺動体に設け、この当接体に前記第2揺動体を
    弾性当接させるべくこの第2揺動体に弾性力を付与する
    弾性体を設けたことを特徴とするシフトレバーロック装
    置。
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