JP2587566Y2 - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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JP2587566Y2
JP2587566Y2 JP1991104692U JP10469291U JP2587566Y2 JP 2587566 Y2 JP2587566 Y2 JP 2587566Y2 JP 1991104692 U JP1991104692 U JP 1991104692U JP 10469291 U JP10469291 U JP 10469291U JP 2587566 Y2 JP2587566 Y2 JP 2587566Y2
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insulating case
button switch
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敬彦 江井
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テーピング包装や自動
実装に好適な小型の押釦スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の押釦スイッチは、一般に、有底
筒状に成形された絶縁ケースと、この絶縁ケースの内底
面に露出する固定接点と、この固定接点から導出されて
絶縁ケースの外方へ突出する端子と、絶縁ケース内で固
定接点に接離させるための可動接点とを具備しており、
プレス加工した帯状金属板を絶縁ケースの成形時にイン
サートしておくことにより、この帯状金属板の各部を固
定接点および端子となしている。そして、固定接点から
離間した位置に保持されている可動接点に押圧操作力を
付与すると両接点が接触してオン状態に切り替わり、こ
の押圧操作力を除去すると可動接点が初期位置へ自動復
帰してオフ状態に戻るように構成されており、具体的に
は、略円椀状に成形したゴム部材の天井面に可動接点を
設けてなる所謂ゴム接点を組み込んで、このゴム接点の
頂部を押圧駆動するようにした押釦スイッチや、可動接
点として反転ばねを用い、この反転ばねをステムで押圧
駆動するようにした押釦スイッチが広く知られている。
【0003】かかる押釦スイッチは、図5に示すように
テーピング包装されるので、多数個を一括して効率良く
収納・保管することができるとともに、自動実装機への
供給も容易に行える。すなわち、同図において、所定の
間隔を保って一列にテーピング包装されている各押釦ス
イッチは、その絶縁ケース1の下方へ突出している端子
2の先端部が、厚紙等からなる長尺のキャリアテープ3
に担持されており、このキャリアテープ3をつづら折り
することによって、図示せぬ部品収納ケース内に多数個
の押釦スイッチを効率良く収納・保管することができ
る。また、プリント基板への実装時には、テーピング包
装したまま押釦スイッチを該部品収納ケースから取り出
して自動実装機へ供給し、まず、図示せぬリードカッタ
ーを用いて端子2を図5の鎖線位置で切断することによ
り、押釦スイッチをキャリアテープ3から切り離し、次
いで図6に示すように、プリント基板5の端子取付孔6
内に挿通せしめたリードガイドピン7の凹状先端面に端
子2の先端を当接させて該リードガイドピン7を下方へ
移動させることにより、端子2を所定の端子取付孔6内
に挿通し、しかる後、図示せぬカット・クリンチ刃を用
いて端子2の切断および折曲加工を行うことにより、押
釦スイッチがプリント基板5上の所定位置に取り付けら
れることとなる。なお、図中の符号4は各押釦スイッチ
に組み込まれている略円椀状のゴム接点を示し、このゴ
ム接点4の天井面に図示せぬ可動接点が設けてあるとと
もに、絶縁ケース1の内底面で該可動接点と対向する位
置に図示せぬ固定接点が設けてある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この種の押
釦スイッチをキャリアテープ3から切り離す際やプリン
ト基板5へ取り付ける際には、上記したようにリードカ
ッターやカット・クリンチ刃を用いて端子2を切断する
が、このとき、断面視略長方形の帯状金属板からなる端
子2は、その断面の長辺に当てた刃を短辺に沿って押し
込んで剪断しなければならず、必然的に大きな剪断力が
要求されるため、かかる端子2の切断工程において刃の
摩耗が激しく、換言するなら刃の寿命が短く、これが押
釦スイッチのコストアップを招来する要因となってい
た。
【0005】また、帯状金属板からなる端子2は、その
切断面を上記リードガイドピン7の凹状先端面に当接さ
せる際の位置合わせが容易でないため、実装段階での作
業性を劣化させる要因となっていた。
【0006】本考案はこのような従来技術の課題に鑑み
てなされたもので、その目的は、端子切断用の刃の摩耗
が抑えられ、かつ実装段階での作業性が向上する押釦ス
イッチを低コストにて提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した本考案の目的
は、絶縁ケースと、該絶縁ケースの成形時にインサート
される金属部材の一部を該絶縁ケースの内底面に露出さ
せてなる固定接点と、上記金属部材の一部を上記絶縁ケ
ースの外方へ突出させてなる端子と、上記絶縁ケース内
で上記固定接点に接離させるための可動接点とを備えた
押釦スイッチにおいて、上記金属部材として断面視略円
形の丸線材を用い、該丸線材の一部を突出形状に折曲加
工してその頂部を上記固定接点となすとともに、該固定
接点を除く該突出形状部分を上記絶縁ケースの底板部に
傾斜させた状態で埋設することによって達成される。
【0008】
【作用】上記手段によれば、丸線材からなる端子が比較
的小さな剪断力で切断できることから刃の摩耗が抑えら
れ、また、丸線材からなる端子をリードカッターで切断
すると切断面の略中央が尖るのでリードガイドピンの凹
状先端面との位置合わせが容易になり、また、丸線材の
突出形状部分を傾斜させて埋設すれば絶縁ケースとの接
触面積が増大するので強固に固定できる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は本考案の一実施例に係る押釦スイッ
チの製造工程を示す平面図、図2は図1のA−A線に沿
う断面図、図3は該押釦スイッチの完成した状態を示す
側面図であり、図5,6と対応する部分には同一符号が
付してある。
【0011】図1〜3において、押釦スイッチの絶縁ケ
ース1は有底の略円筒形状に成形してあり、この絶縁ケ
ース1の成形時に、一部を凸状に折曲加工して平行に配
置した2本の丸線材8をインサートしておき、成形後、
これら丸線材8のうち、絶縁ケース8の外方へ突出する
端子形成部分8aを略直角に折り曲げるとともに不要部
分8bを切断することにより、各丸線材8から固定接点
9および端子2が得られている。すなわち、この押釦ス
イッチの完成品において、各丸線材8のうち、その凸状
部分8cの頂部で絶縁ケース1の内底面に露出する部分
が固定接点9となり、かつ絶縁ケース8の外方へ突出す
る部分が端子2となっており、各丸線材8の残りの部
分、つまり固定接点9を除く凸状部分8cは、絶縁ケー
ス1の底板部1a内に傾斜させた状態で埋設されてい
る。また、この絶縁ケース1の上端面には複数個所にか
しめ用ボス1bが突設してあり、これらのボス1bをか
しめることで絶縁ケース1上に金属カバー10が載置・
固定され、この金属カバー10によってステム11の脱
落が防止される。なお、図示はしていないが、絶縁ケー
ス1の内部には可動接点として機能する反転ばねが収納
され、ステム11を所定ストローク押圧駆動すると該反
転ばねが反転して固定接点9に接触するようになってい
る。
【0012】ここで、上記丸線材8として本実施例で
は、表面が銀で被覆されているフープ状の丸線材を用い
ているので、固定接点9および端子2の良導電性が保証
されているとともに、成形金型から取り出すまで多数個
の絶縁ケース1を連結させておくことでインサート成形
が効率的に行えるようになっている。
【0013】こうして完成した押釦スイッチは、前記し
たように、所定の間隔を保って一列にテーピング包装さ
れ、端子2を担持する長尺のキャリアテープをつづら折
りすることによって、部品収納ケース内に多数個の押釦
スイッチが収納・保管できるようになっている。また、
プリント基板への実装時には、テーピング包装したまま
押釦スイッチを該部品収納ケースから取り出して自動実
装機へ供給し、まずリードカッターを用いて端子2を切
断することにより押釦スイッチをキャリアテープから切
り離し、次いでリードガイドピンの凹状先端面に端子2
の先端を当接させて端子取付孔へと導き、しかる後カッ
ト・クリンチ刃を用いて端子2の切断および折曲加工を
行うことにより、押釦スイッチがプリント基板上の所定
位置に取り付けられることとなる。
【0014】さて、上記実施例のように丸線材8を用い
て押釦スイッチの固定接点9および端子2を形成する
と、帯状金属板をプレス加工して固定接点および端子を
形成していた従来品に比べて材料費や加工費が低減でき
るのみならず、丸線材からなる端子2が比較的小さな剪
断力で切断できることから、実装段階で使用する端子切
断用の刃(リードカッターやカット・クリンチ刃)の摩
耗が抑えられ、その分、刃の寿命が延びて押釦スイッチ
のコストダウンが図れる。しかも、丸線材からなる端子
2をリードカッターで切断すると切断面の略中央が尖
り、この尖端をリードガイドピンの凹状先端面に当接さ
せれば該端子2と該リードガイドピンとが容易に位置合
わせできるので、実装段階での作業性向上も期待でき
る。
【0015】また、上記実施例のように予め丸線材8に
折曲加工を施して凸状部分8cを形成しておき、絶縁ケ
ース1の成形時に、この凸状部分8cが底板部1a内で
傾斜するように丸線材8をインサートしておけば、絶縁
ケース1に対する該丸線材8の接触面積が増大するの
で、線材ではあっても強固に固定でき、よって外力が作
用しても凸状部分8cが絶縁基板1に対してガタを起こ
す心配はない。
【0016】図4は本考案の他の実施例に係る押釦スイ
ッチの製造工程を示す平面図であって、図1と対応する
部分には同一符号が付してある。
【0017】すなわち、図4に示す押釦スイッチは、丸
線材8の凸状部分8cの形状が図1の場合と異なってお
り、その折り曲げ個所が丸みを帯びているので、インサ
ート前に行う丸線材8の折曲加工が先の実施例よりも簡
単である。
【0018】なお、上記した各実施例ではいずれも、可
動接点として機能する反転ばねを組み込むタイプの押釦
スイッチを例示しているが、ゴム接点を組み込むなどし
た他のタイプの押釦スイッチにおいても、本考案が適用
可能であることは言うまでもない。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、固定接点および端
子の母材として丸線材を用い、該丸線材の突出形状部分
を傾斜させて絶縁ケースに埋設した本考案によれば、丸
線材が比較的小さな剪断力で切断できることから端子切
断用の刃の摩耗が抑えられ、かつ丸線材からなる端子は
リードガイドピンの凹状先端面との位置合わせが容易に
行えるので実装段階での作業性が向上し、かつ上記突出
形状部分によって絶縁ケースに対する十分な接触面積が
確保されているのでインサートした丸線材を強固に固定
することができ、しかも帯状金属板の代わりに丸線材を
使用することで材料費や加工費が低減できる等、種々の
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る押釦スイッチの製造工
程を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】該押釦スイッチの完成した状態を示す側面図で
ある。
【図4】本考案の他の実施例に係る押釦スイッチの製造
工程を示す平面図である。
【図5】押釦スイッチのテーピング包装を説明するため
の側面図である。
【図6】押釦スイッチの実装作業を説明するための一部
断面側面図である。
【符号の説明】
1 絶縁ケース 1a 底板部 2 端子 5 プリント基板 6 端子取付孔 7 リードガイドピン 8 丸線材 8c 凸状部分(突出形状部分) 9 固定接点
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−212369(JP,A) 特開 平4−19926(JP,A) 特開 昭59−201324(JP,A) 特開 昭59−191219(JP,A) 実開 平3−116621(JP,U) 実開 平1−92102(JP,U) 実開 昭63−142801(JP,U) 実開 昭62−6266(JP,U) 実開 平1−6273(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 11/00 B65D 73/02 H01H 13/10

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ケースと、該絶縁ケースの成形時に
    インサートされる金属部材の一部を該絶縁ケースの内底
    面に露出させてなる固定接点と、上記金属部材の一部を
    上記絶縁ケースの外方へ突出させてなる端子と、上記絶
    縁ケース内で上記固定接点に接離させるための可動接点
    とを備えた押釦スイッチにおいて、上記金属部材として
    断面視略円形の丸線材を用い、該丸線材の一部を突出形
    状に折曲加工してその頂部を上記固定接点となすととも
    に、該固定接点を除く該突出形状部分を上記絶縁ケース
    の底板部に傾斜させた状態で埋設したことを特徴とする
    押釦スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、丸線材の表面
    が銀で被覆されていることを特徴とする押釦スイッチ。
JP1991104692U 1991-11-27 1991-11-27 押釦スイッチ Expired - Lifetime JP2587566Y2 (ja)

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JPH0548149U JPH0548149U (ja) 1993-06-25
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