JP2748619B2 - 自動復帰式スライドスイッチ - Google Patents

自動復帰式スライドスイッチ

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、主として民生用電子機器に使用される自動
復帰式スライドスイッチに関する。
従来の技術 以下に従来の自動復帰式スライドスイッチについてそ
の構造と動作を説明する。
第4図および第5図は、一般的な自動復帰式スライド
スイッチの正面断面図および分解斜視図である。
図において、1は絶縁材料からなる箱形のケースで、
その底面に底面の約1/2の長手方向に沿って固定接点2a,
2b,2cが配置されると共に、底面の残りの約1/2は自動復
帰用コイルばね7の収容部となっている。3は絶縁材料
からなる摺動体で、上記箱形のケース1の長辺側壁1b,1
cにガイドされて摺動することにより、その下部に保持
した弾性可動接片4が上記固定接点2a,2b,2c間を摺接短
絡する。また摺動体3には外部に突出した操作用レバー
5が一体に形成されており、この操作用レバー5を突出
させるためにケース1の片側の側壁1bには切欠部6が設
けられている。ケース1の約1/2を占めて収容された自
動復帰用コイルばね7は、ケース1の一方の短辺側壁1e
と操作用レバー5の根元との間に一定の量のたわみによ
る反発力をもたせて装着されており、摺動体3をケース
1の他方の短辺側壁1dに常時押し付けている。なお、こ
の状態では可動接片4は固定接点2b,2c間を短絡してい
る。
また8は金属板製の蓋板で、摺動体3およびコイルば
ね7がケース1から飛び出さないようにおさえる役目を
している。
第4図の状態から、操作用レバー5をAで示す方向へ
押し、コイルばね7の反発力に抗して摺動体3を動作さ
せると、第5図に示す可動接片4は固定接点2b,2cとの
導通を断って固定接点2a,2b間を短絡することになる。
そして操作用レバー5に加えていた押し力を除くこと
により、摺動体3はコイルばね7の反発力により押し戻
されて第4図の状態に戻り、可動接片4も固定接点2b,2
c間を短絡する状態となる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、下記のような問題
点があるため、スイッチ組立作業が困難であった。
即ち、ケース1の中に可動接片4を保持した摺動体3
および復帰用コイルばね7を押えつけた状態で蓋板8を
取りつけて組立てるのであるが、コイルばね7にはスイ
ッチ完成状態で一定の反発力を保持させなければなら
ず、その長さを自由長から一定の寸法まで縮めながら装
着する必要がある。また、摺動体3にもその下部に保持
した可動接片4の弾力により上方に押し戻そうとする力
が働いている。以上述べたばねの力によって飛び出そう
とする前記各部品を押えつけながら蓋板8を取付けるこ
とは極めて困難であり、この組立作業を自動化すること
ができなかった。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、構造が
簡単で自動組立てを可能にする自動復帰式スライドスイ
ッチを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の自動復帰式スライ
ドスイッチは、付勢用コイルばねをあらかじめ一定の寸
法までたわめた状態で蓋板に設けた鉤部に取付けてお
き、コイルばねによる摺動体を押す力が働かない状態で
箱形のケースに各部品を組み込み、蓋板を完全に固定し
た状態で操作用レバーを動かしてコイルばねを前記鉤部
から開放し、通常の自動復帰式スライドスイッチ動作を
可能とする構成としたものである。
作用 この構成によって、箱形のケース内に各部品を組み込
む際に付勢用コイルばねの力による部品の飛び出しの恐
れがなくなり、したがって各部品のスイッチケース内へ
の組み込みが容易となり、自動組立ても可能となる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第1図(a)および(b)は、本発明の一実施例によ
る自動復帰式小形スライドスイッチの平面図および正面
断面図、第2図は同分解斜視図であり、従来例と同じ構
成の部分については同一番号を付してある。以下他の図
面についても同様である。
第2図に示した固定接点2a,2bおよび2cを有する箱形
のケース1および可動接片4の構成、およびその作用は
従来例と同じであるが、絶縁材料製の摺動体11の摺動方
向の前面部11aには付勢用のコイルばね7の端部7bと係
合してコイルばね7の位置決めをするための係止用突起
11bが設けられている。この係止用突起11bはコイルばね
7の端部7bの円弧部内周にはまり込み易いようにケース
1の上面側になる方はテーパ状で、下面側には抜け止め
用の段部を設けている。
そして金属板製蓋板12の一方の端部に天面から斜め下
方へ向かって突出し、コイルばね7の端部7aにはまり込
んでコイルばね7を固定するための鉤部12aを設けると
共に、蓋板12のもう一方の端部にコイルばね7の端部7b
を仮止めするための鉤部12bが設けられている。
以下、上記本発明によるスライドスイッチの組立方法
を第3図(a)〜(d)に沿って説明する。
まず、第3図(a)に示すように、コイルばね7をた
わめた状態にして蓋板12の鉤部12aと12bにその両端円環
部7a,7bをはめ込み、コイルばね7と蓋板12を一体化す
る。
この時、コイルばね7の端部7aに近い部分は蓋板12の
下方に完全に入っているが、端部7bに近い部分は蓋板12
の切欠部12cから上方へ突出した状態になるように設定
されている。コイルばね7の位置を安定させるために
は、第1図〜第3図に示しているように、鉤部12aのコ
イルばね7内にかかる部分の長さは、摺動体11の摺動ス
トロークを越えない範囲で、できるだけ長くすることが
望ましい。
このようにしてコイルばね7と一体化された蓋板12を
可動接片4を下方に保持した摺動体11と共にケース1に
組込むのであるが、この際摺動体11はケース1の固定接
点2c側に寄せておくことにより蓋板12の鉤部12bおよび
コイルばね7は摺動体11と当たることはなくケース1内
に挿入できる。そして、蓋板12両端のつめ部12d,12eと
ケース1の両端側壁外側の蓋板固定用突起13a,13bとを
係合させることによって蓋板12とケース1を固定する。
この状態ではコイルばね7はその一方の端部7bが蓋板12
の鉤部12bに止められていて摺動体11と離れている。
次に第3図(b),(c)に示すように、摺動体11の
レバー14をコイルばね7に当る方向に押し装着状態から
さらに縮めることによってコイルばね7の端部7bを鉤部
12bからはずすと共に、コイルばね7の切欠部12cから上
方へ突出した部分を下方へ押してケース1内に押し込む
ことにより、コイルばね7の端部7bは摺動体11の前面部
11aに沿って下方へ下り、係止用突起11と係合し位置決
めされる。
この状態で摺動体11のレバー14に加えていた押し力を
除くと、第3図(d)に示すように、摺動体11はコイル
ばね7の反発力によってケース1の短辺側壁1dまで押し
戻される。その結果、コイルばね7は蓋板12の鉤部12b
とは無関係となって常に摺動体11との係合を保つように
なり、自動復帰式スライドスイッチとして作用する。
なお、第2図に示すように蓋板12を連続する枠体15と
ともに金属テープ等でフープ状に形成しておき、蓋板12
のつめ部12d,12eを曲げ加工した後にフープ状のままで
コイルばね7の蓋板12への仮固定,摺動体11および可動
接片4の組み込み、さらにはケース1の取付けからなる
一連の工程処理を行うことも可能である。
発明の結果 以上のように本発明は、コイルばねをあらかじめ一定
量たわめた状態で蓋板に仮固定してユニット化するた
め、コイルばねの扱いが容易になり、ケース内に各部材
を収納し蓋板を設置する際にもコイルばねが摺動体ケー
スに当たることがなく組み立てられるため容易に自動化
できる。
さらに蓋板を連続する枠体として形成することによっ
て蓋板の上へ摺動体,可動接片,ケースを次々に積み上
げて組み立てることが可能となり、より合理的な自動組
立てができると共に連続する枠体は固定接点部および可
動接片とは絶縁されているために自動検査も容易にでき
るという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明の一実施例における自動
復帰式スライドスイッチの平面図と正面断面図、第2図
は同分解斜視図、第3図(a)〜(d)は同スライドス
イッチの組立方法を説明するための組立工程図、第4図
は従来の自動復帰式スライドスイッチの正面断面図、第
5図は同分解斜視図である。 1……ケース、4……可動接片、7……コイルばね、11
……摺動体、12……蓋体、12a,12b……鉤部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面に複数個の固定接点を有するケース
    と、前記固定接点のうちの少なくとも2個所と接触し導
    通させる可動接片と、前記可動接片の一部に連結してな
    る摺動体と、前記摺動体を前記ケースの一方の内壁に押
    しつけるコイルばねと、前記可動接片、摺動体およびコ
    イルばねを収納した前記ケースに合体する蓋板とからな
    り、前記蓋板の内面には前記摺動体の移動方向に平行で
    かつ互いに向かい合った2個の鉤部を有し、前記鉤部は
    組立時にコイルばねを保持し、組立後に前記摺動体の一
    部でコイルばねを押してその一端を鉤部から外して前記
    摺動体と一方向に押しつけるように構成した自動復帰式
    スライドスイッチ。
  2. 【請求項2】コイルばねを保持するための鉤部のうち摺
    動体に近い方の鉤部の長さを摺動体の摺動ストロークよ
    り短くした請求項1記載の自動復帰式スライドスイッ
    チ。
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