JP2587152Y2 - 回動軸を挿通した部材の回動軸挿通孔内周面に嵌装した樹脂製スリーブの遊動防止装置 - Google Patents
回動軸を挿通した部材の回動軸挿通孔内周面に嵌装した樹脂製スリーブの遊動防止装置Info
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- JP2587152Y2 JP2587152Y2 JP1993057374U JP5737493U JP2587152Y2 JP 2587152 Y2 JP2587152 Y2 JP 2587152Y2 JP 1993057374 U JP1993057374 U JP 1993057374U JP 5737493 U JP5737493 U JP 5737493U JP 2587152 Y2 JP2587152 Y2 JP 2587152Y2
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- Japan
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G13/00—Chains
- F16G13/02—Driving-chains
- F16G13/06—Driving-chains with links connected by parallel driving-pins with or without rollers so called open links
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、連結ピンを挿通するチ
ェーンブシュおよび回動軸を挿通するローラ軸孔等の内
周面に嵌装した樹脂製スリーブの遊動防止装置に関す
る。
ェーンブシュおよび回動軸を挿通するローラ軸孔等の内
周面に嵌装した樹脂製スリーブの遊動防止装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】回動軸の挿通孔内周面には回動軸との摺
動摩損を防止するとともに回動抵抗を軽減するために潤
滑性にすぐれた樹脂製スリーブを嵌装することが従来よ
り実施されている。そして特願平４−１０３９０５号の
明細書並びに図面に開示するように射出成形によって回
動軸挿通孔内周面に樹脂製スリーブを形成する方法も開
発されている。
動摩損を防止するとともに回動抵抗を軽減するために潤
滑性にすぐれた樹脂製スリーブを嵌装することが従来よ
り実施されている。そして特願平４−１０３９０５号の
明細書並びに図面に開示するように射出成形によって回
動軸挿通孔内周面に樹脂製スリーブを形成する方法も開
発されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来技術にお
いては、回動軸挿通孔内周面と樹脂製スリーブ外周面と
は密嵌力で相対的な軸方向並びに周方向の移動が拘束さ
れているが、密嵌による拘束力は弱いために使用中に相
対的な移動が発生し、樹脂製スリーブに遊動による摩損
が生じ、該スリーブの耐用寿命を著しく低下させる欠点
を有していた。
いては、回動軸挿通孔内周面と樹脂製スリーブ外周面と
は密嵌力で相対的な軸方向並びに周方向の移動が拘束さ
れているが、密嵌による拘束力は弱いために使用中に相
対的な移動が発生し、樹脂製スリーブに遊動による摩損
が生じ、該スリーブの耐用寿命を著しく低下させる欠点
を有していた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は上述し
た従来技術の欠点を解決するために、該スリーブ両端に
非円形、偏心円形又は内側面に係止凹凸を有する遊動防
止フランジ部を一体形成し、該フランジ部が嵌合係止す
る凹部を回動挿通孔を貫設した部材の側面に形成したも
のである。
た従来技術の欠点を解決するために、該スリーブ両端に
非円形、偏心円形又は内側面に係止凹凸を有する遊動防
止フランジ部を一体形成し、該フランジ部が嵌合係止す
る凹部を回動挿通孔を貫設した部材の側面に形成したも
のである。
【０００５】
【作用】樹脂製スリーブ両端に遊動防止フランジ部を形
成したので、該スリーブの軸方向遊動は拘束され、ま
た、フランジ部の遊動防止形状を非円形、偏心円形又は
内側面に係止凹凸を有する円形として、回動軸挿通孔を
貫設した部材側面に凹設した前記フランジ形状と同形の
嵌着凹部に嵌合係止することによって、該スリーブの周
方向遊動は拘束される。
成したので、該スリーブの軸方向遊動は拘束され、ま
た、フランジ部の遊動防止形状を非円形、偏心円形又は
内側面に係止凹凸を有する円形として、回動軸挿通孔を
貫設した部材側面に凹設した前記フランジ形状と同形の
嵌着凹部に嵌合係止することによって、該スリーブの周
方向遊動は拘束される。
【０００６】
【実施例】図１は、チェーンの内リンクプレートＬに圧
嵌した連結ピン挿通ブシュ１の内周面に射出成形によっ
て嵌装形成した方形フランジ部２を両端に有する樹脂製
スリーブ３であって、（Ａ）は断面図、（Ｂ）は平面図
であり、挿通孔貫設部材である内リンクプレートＬの外
側面には方形フランジ部２が嵌合する方形の凹部４が凹
設されているから、該スリーブ３は方形フランジ部２に
よってブシュ１に対して軸方向並びに周方向の相対的遊
動を拘束される。なお、ブシュ１にはローラＲが回動自
在に外嵌されている。
嵌した連結ピン挿通ブシュ１の内周面に射出成形によっ
て嵌装形成した方形フランジ部２を両端に有する樹脂製
スリーブ３であって、（Ａ）は断面図、（Ｂ）は平面図
であり、挿通孔貫設部材である内リンクプレートＬの外
側面には方形フランジ部２が嵌合する方形の凹部４が凹
設されているから、該スリーブ３は方形フランジ部２に
よってブシュ１に対して軸方向並びに周方向の相対的遊
動を拘束される。なお、ブシュ１にはローラＲが回動自
在に外嵌されている。
【０００７】図２は、樹脂製スリーブ３のフランジ部２
Ａが長円形状を有し、内リンクプレートＬの外側面に凹
設した長円形凹部４Ａに嵌合し、（Ａ）は断面図、
（Ｂ）は平面図である。
Ａが長円形状を有し、内リンクプレートＬの外側面に凹
設した長円形凹部４Ａに嵌合し、（Ａ）は断面図、
（Ｂ）は平面図である。
【０００８】図３は、樹脂製スリーブ３のフランジ部２
Ｂが円形であって該フランジ内側面には廻り止め突起
２’が形成され、該突起２’は内リンクプレートＬの外
側面に形成した円形凹部４Ｂの底面に凹設した穴４’に
嵌入係合してスリーブ３の周方向回動を拘束する。
Ｂが円形であって該フランジ内側面には廻り止め突起
２’が形成され、該突起２’は内リンクプレートＬの外
側面に形成した円形凹部４Ｂの底面に凹設した穴４’に
嵌入係合してスリーブ３の周方向回動を拘束する。
【０００９】図４は、ローラＲの支持軸挿通孔内周面に
嵌装した樹脂製スリーブ５の両端部に方形フランジ部６
を形成し、ローラＲの側面には、前記方形フランジ部６
が嵌入する方形凹部７が形成された他の実施例であっ
て、フランジ部６の形状は方形に限らず、図１〜３に図
示した如く非円形、偏心円形又は内側面を凹凸形状にし
ても差し支えない。
嵌装した樹脂製スリーブ５の両端部に方形フランジ部６
を形成し、ローラＲの側面には、前記方形フランジ部６
が嵌入する方形凹部７が形成された他の実施例であっ
て、フランジ部６の形状は方形に限らず、図１〜３に図
示した如く非円形、偏心円形又は内側面を凹凸形状にし
ても差し支えない。
【００１０】
【考案の効果】本考案は、樹脂製スリーブの両端部に廻
り止めフランジ部を形成し、該フランジ部をブシュ、ロ
ーラ等の回動軸挿通孔貫設部材外側面に形成した該フラ
ンジ部と同形の凹部に嵌合係止したので、回動軸挿通孔
内周面と樹脂製スリーブ外周面との嵌装面において軸方
向並びに周方向の相対的移動が全く拘束されるので遊動
が防止され、樹脂製スリーブの遊動に起因する摩損がな
くなり、耐用寿命が延び、また、軸方向の遊動が拘束さ
れたことにより該スリーブの飛び出し欠損或いは脱落等
の事故が防止され、しかもチェーンブシュの場合は、内
リンクプレート外側面に樹脂製フランジ面が露出してい
るので、外リンクプレート内側面との摺接によるスラス
ト音が低下し、さらに、フランジ部を有する樹脂製スリ
ーブは射出成形によって簡単に回動軸挿通孔内周面に嵌
装することができるので、スリーブの圧入嵌装又はスリ
ーブの軸方向遊動を阻止するためにスリーブ両端に圧入
する止め輪加工等の面倒な工程を省略できる等、その実
用的効果は著大である。
り止めフランジ部を形成し、該フランジ部をブシュ、ロ
ーラ等の回動軸挿通孔貫設部材外側面に形成した該フラ
ンジ部と同形の凹部に嵌合係止したので、回動軸挿通孔
内周面と樹脂製スリーブ外周面との嵌装面において軸方
向並びに周方向の相対的移動が全く拘束されるので遊動
が防止され、樹脂製スリーブの遊動に起因する摩損がな
くなり、耐用寿命が延び、また、軸方向の遊動が拘束さ
れたことにより該スリーブの飛び出し欠損或いは脱落等
の事故が防止され、しかもチェーンブシュの場合は、内
リンクプレート外側面に樹脂製フランジ面が露出してい
るので、外リンクプレート内側面との摺接によるスラス
ト音が低下し、さらに、フランジ部を有する樹脂製スリ
ーブは射出成形によって簡単に回動軸挿通孔内周面に嵌
装することができるので、スリーブの圧入嵌装又はスリ
ーブの軸方向遊動を阻止するためにスリーブ両端に圧入
する止め輪加工等の面倒な工程を省略できる等、その実
用的効果は著大である。
【図１】本考案の第１実施例であって、（Ａ）は断面
図、（Ｂ）は平面図である。
図、（Ｂ）は平面図である。
【図２】本考案の第２実施例であって、（Ａ）は断面
図、（Ｂ）は平面図である。
図、（Ｂ）は平面図である。
【図３】本考案の第３実施例であって、（Ａ）は断面
図、（Ｂ）は平面図である。
図、（Ｂ）は平面図である。
【図４】本考案の第４実施例であって、（Ａ）は断面
図、（Ｂ）は平面図である。
図、（Ｂ）は平面図である。
１ ブシュ ２，２Ａ，２Ｂ，６ 遊動防止フランジ部 ３，５ 樹脂製スリーブ ４，４Ａ，４Ｂ，７ フランジ部嵌合係止凹部 Ｌ，Ｒ 回動軸挿通孔貫設部材
Claims (3)
- 【請求項１】 回動軸挿通孔内周面に嵌装した樹脂製ス
リーブ両端に夫々遊動防止フランジ部を一体形成し、該
夫々のフランジ部を前記挿通孔の貫設部材側面に形成し
た該フランジ部と同形の凹部に嵌合係止したスリーブ遊
動防止装置。 - 【請求項２】 フランジ部の形状を非円形又は偏心円形
とした請求項１記載のスリーブ遊動防止装置。 - 【請求項３】 フランジ部を円形フランジ部とし、その
内側面形状を凹凸状とした請求項１記載のスリーブ遊動
防止装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993057374U JP2587152Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 回動軸を挿通した部材の回動軸挿通孔内周面に嵌装した樹脂製スリーブの遊動防止装置 |
| US08/311,549 US5439421A (en) | 1993-09-30 | 1994-09-23 | Structure comprising shaft and outer member having improved play-preventing sleeve |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993057374U JP2587152Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 回動軸を挿通した部材の回動軸挿通孔内周面に嵌装した樹脂製スリーブの遊動防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0722158U JPH0722158U (ja) | 1995-04-21 |
| JP2587152Y2 true JP2587152Y2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=13053825
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993057374U Expired - Fee Related JP2587152Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 回動軸を挿通した部材の回動軸挿通孔内周面に嵌装した樹脂製スリーブの遊動防止装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5439421A (ja) |
| JP (1) | JP2587152Y2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19537426C2 (de) * | 1995-10-07 | 1997-12-18 | Monforts Textilmaschinen Gmbh | Gleitbuchse in einer Rollenkette |
| JP2951260B2 (ja) * | 1996-03-22 | 1999-09-20 | 株式会社椿本チエイン | 低騒音ローラチェーン |
| JP4458656B2 (ja) * | 2000-11-20 | 2010-04-28 | 株式会社椿本チエイン | シールチェーン |
| GB0106190D0 (en) * | 2001-03-14 | 2001-05-02 | Pennine Ind Equipment Ltd | Enclosure member |
| DE10312339A1 (de) * | 2003-03-20 | 2004-10-07 | Rexnord Kette Gmbh | Geräuscharme Rollenkette |
| GB2459740B (en) * | 2008-05-07 | 2012-03-14 | Pennine Ind Equipment Ltd | Enclosure member |
| JP5946222B2 (ja) * | 2013-11-28 | 2016-07-05 | 株式会社椿本チエイン | 金属製チェーン |
| CN105090361A (zh) * | 2015-08-07 | 2015-11-25 | 浙江神龙链传动有限公司 | 一种用于道路铺柏油专用设备的传动链条 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR1294264A (fr) * | 1961-04-13 | 1962-05-26 | Sedis Transmissions Mec | Chaîne de transmission perfectionnée |
| JPS6132107U (ja) * | 1984-07-30 | 1986-02-26 | 株式会社椿本チエイン | コンビネ−シヨンチエ−ンリンク |
| JP2605531B2 (ja) * | 1991-10-03 | 1997-04-30 | 日立金属株式会社 | チェン用連結ピン及びチェン |
| JPH085093B2 (ja) * | 1992-03-31 | 1996-01-24 | 株式会社椿本チエイン | ブシュドチェーンのブシュ周面に樹脂製スリーブを有する内リンク組立体製造方法 |
| US5305594A (en) * | 1993-07-12 | 1994-04-26 | Yaban Chain Ind'l Co., Ltd. | Chain structure |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP1993057374U patent/JP2587152Y2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-09-23 US US08/311,549 patent/US5439421A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0722158U (ja) | 1995-04-21 |
| US5439421A (en) | 1995-08-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |