JP2586636Y2 - レンジフードファン - Google Patents
レンジフードファンInfo
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- JP2586636Y2 JP2586636Y2 JP1993022630U JP2263093U JP2586636Y2 JP 2586636 Y2 JP2586636 Y2 JP 2586636Y2 JP 1993022630 U JP1993022630 U JP 1993022630U JP 2263093 U JP2263093 U JP 2263093U JP 2586636 Y2 JP2586636 Y2 JP 2586636Y2
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- Japan
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- plate portion
- hood
- range hood
- top plate
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レンジフードファンに
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレンジフードファンは、あらかじ
め所定形状に形成されているレンジフード本体内にファ
ンモーターが一体に組込まれて構成されているものであ
り、完成品をそのまま施工現場に運ばれて取付け施工さ
れていたものである。
め所定形状に形成されているレンジフード本体内にファ
ンモーターが一体に組込まれて構成されているものであ
り、完成品をそのまま施工現場に運ばれて取付け施工さ
れていたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
のように組込まれて完成した状態での取付け施工は、レ
ンジフードファンがかなりの重さとなるため、複数人に
よらなければ安全かつ適格に行えなかった。
のように組込まれて完成した状態での取付け施工は、レ
ンジフードファンがかなりの重さとなるため、複数人に
よらなければ安全かつ適格に行えなかった。
【0004】また、施工現場によってはレンジ,流し台
等の台所設備の施工と別個に行われることが多々あるた
め、レンジ,流し台等が取付けられてしまった後にはそ
の施工スペース等が制限されてしまい、またレンジフー
ドファンの交換時にあってもレンジフードファン取付け
位置周囲の環境、例えば側近の吊り戸等により施工スペ
ースが制限されてしまっていたため、取付けあるいは交
換作業が面倒であるばかりか支障を来す虞れもあった。
さらに、従来技術ではファンモーターはレンジフードに
一体に組込まれていたため、ファンモーターのみの交換
はなくレンジフードファン全体でなければならないとい
う不具合も生じていた。また、近年ではシステムキッチ
ンが主流であり、キッチンカウンターの奥行きが深く確
保され、同時にレンジフード下方で使用するコンロ位置
も壁面から離れた位置に取り付けられ、調理で発生する
油煙はフード本体の前方よりに多く付着する傾向にあ
る。そして、付着したまま清掃せずに放置するとガム状
に変質することがある。このような時には、使用者は前
板と共に汚れが激しい両側板の取換えを希望するもの
の、従来のレンジフードファンでは両側板の交換に際し
てフード全体の交換工事が必須となり、コスト高になっ
てしまう。更に、レンジフードファンを取付施工する場
合、まず天板とその天板に両側板が一体的になっている
重量化する略方形状のフード本体を設置壁に取付けてか
ら、送風機を取付け、前板でフード本体の前方開放部を
被蓋する一連の作業を実施する。しかし、フード本体が
略方形状と重量化するため、作業者一人での据付作業で
取付施工できない問題もあった。
等の台所設備の施工と別個に行われることが多々あるた
め、レンジ,流し台等が取付けられてしまった後にはそ
の施工スペース等が制限されてしまい、またレンジフー
ドファンの交換時にあってもレンジフードファン取付け
位置周囲の環境、例えば側近の吊り戸等により施工スペ
ースが制限されてしまっていたため、取付けあるいは交
換作業が面倒であるばかりか支障を来す虞れもあった。
さらに、従来技術ではファンモーターはレンジフードに
一体に組込まれていたため、ファンモーターのみの交換
はなくレンジフードファン全体でなければならないとい
う不具合も生じていた。また、近年ではシステムキッチ
ンが主流であり、キッチンカウンターの奥行きが深く確
保され、同時にレンジフード下方で使用するコンロ位置
も壁面から離れた位置に取り付けられ、調理で発生する
油煙はフード本体の前方よりに多く付着する傾向にあ
る。そして、付着したまま清掃せずに放置するとガム状
に変質することがある。このような時には、使用者は前
板と共に汚れが激しい両側板の取換えを希望するもの
の、従来のレンジフードファンでは両側板の交換に際し
てフード全体の交換工事が必須となり、コスト高になっ
てしまう。更に、レンジフードファンを取付施工する場
合、まず天板とその天板に両側板が一体的になっている
重量化する略方形状のフード本体を設置壁に取付けてか
ら、送風機を取付け、前板でフード本体の前方開放部を
被蓋する一連の作業を実施する。しかし、フード本体が
略方形状と重量化するため、作業者一人での据付作業で
取付施工できない問題もあった。
【0005】本考案は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、施工スペースの制限を受けずに配設位置において組
立て可能で、かつその組立て作業の容易化を図ると共
に、レンジフード全体の堅牢化が図れ、しかも両側板を
交換する時にも簡単に対処でき、取付施工も一人の作業
者で行える便利なレンジフードファンを提供することに
ある。
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、施工スペースの制限を受けずに配設位置において組
立て可能で、かつその組立て作業の容易化を図ると共
に、レンジフード全体の堅牢化が図れ、しかも両側板を
交換する時にも簡単に対処でき、取付施工も一人の作業
者で行える便利なレンジフードファンを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案がなした技術的手段は、天板部分とその天板部
分の後端縁より直角下向きに背板部分を一体的に成形し
て構成した第一フード部材と、前板部分とその前板部分
の左右側縁より直角後向きに左右側板部分を一体的に成
形して構成し、かつ上記第一フード部材に着脱可能に取
り付けられる第二フード部材と、上記第一フード部材に
着脱可能に備えられるフィルターを備えたファンユニッ
トとで構成したことである。
に本考案がなした技術的手段は、天板部分とその天板部
分の後端縁より直角下向きに背板部分を一体的に成形し
て構成した第一フード部材と、前板部分とその前板部分
の左右側縁より直角後向きに左右側板部分を一体的に成
形して構成し、かつ上記第一フード部材に着脱可能に取
り付けられる第二フード部材と、上記第一フード部材に
着脱可能に備えられるフィルターを備えたファンユニッ
トとで構成したことである。
【0007】
【実施例】以下、本考案レンジフードファンの一実施例
を図に基づいて説明すると、レンジフードファンAは、
第一フード部材1、第二フード部材14とからなるレン
ジフードaと、ファンユニット21とで構成され、夫々
が全て着脱可能に構成されているものである(図2参
照)。
を図に基づいて説明すると、レンジフードファンAは、
第一フード部材1、第二フード部材14とからなるレン
ジフードaと、ファンユニット21とで構成され、夫々
が全て着脱可能に構成されているものである(図2参
照)。
【0008】第一フード部材1は、平板状の天板部分2
の後端縁から連続して同一幅で直角下向きに背板部分5
を一体成形してなり、その天板部分2の外表面2aには
所定間隔をあけて掛け止め部3,3が設けられ、該掛け
止め部3は、長辺側の一辺3aを外表面2aの前後方向
にわたって固着せしめると共に、固着面3a′から所望
高さ立ち上げた立ち上げ面3bから短辺方向に向けて水
平面3cを延設し、その立ち上げ面3bと水平面3cと
で形成される空間を、後述のレンジフード取付け機構9
を構成する取付け金具12の差し込み空間4として構成
され、そしてこの掛け止め部3を所定間隔をあけて同様
にもう一つ設け、その差込み空間4,4の基端側4a,
4a間を、両取付け金具12,12の天板取付け片1
1,11間に合わせる。
の後端縁から連続して同一幅で直角下向きに背板部分5
を一体成形してなり、その天板部分2の外表面2aには
所定間隔をあけて掛け止め部3,3が設けられ、該掛け
止め部3は、長辺側の一辺3aを外表面2aの前後方向
にわたって固着せしめると共に、固着面3a′から所望
高さ立ち上げた立ち上げ面3bから短辺方向に向けて水
平面3cを延設し、その立ち上げ面3bと水平面3cと
で形成される空間を、後述のレンジフード取付け機構9
を構成する取付け金具12の差し込み空間4として構成
され、そしてこの掛け止め部3を所定間隔をあけて同様
にもう一つ設け、その差込み空間4,4の基端側4a,
4a間を、両取付け金具12,12の天板取付け片1
1,11間に合わせる。
【0009】また、上記背板部分5の両縁には前方に向
けて嵌合辺5a,5aが突設されている(図2参照)。
けて嵌合辺5a,5aが突設されている(図2参照)。
【0010】尚、上記掛け止め部3は長辺側の他方の辺
3d側を開放しているものであるが、その3d側も部分
的に外表面2aに固着してトンネル状に差し込み空間4
を形成するものとしてもよく任意であり、また所望なレ
ンジフード取付け機構に着脱可能に掛け止めできる構造
であれば上記構成に何等限定はされない。
3d側を開放しているものであるが、その3d側も部分
的に外表面2aに固着してトンネル状に差し込み空間4
を形成するものとしてもよく任意であり、また所望なレ
ンジフード取付け機構に着脱可能に掛け止めできる構造
であれば上記構成に何等限定はされない。
【0011】そして、上記天板部分2には、その中央位
置の内表面2bから外表面2aにわたり、ファンユニッ
ト21の排気口23を貫通させる貫通口6を設け、該貫
通口6の前方の内表面2bに上記ファンユニット21の
一部を係止する保持部7が、その係止口7aを貫通口6
側に開口せしめて固着されている。尚、図中8は第二フ
ード部材12との合わせ面である。
置の内表面2bから外表面2aにわたり、ファンユニッ
ト21の排気口23を貫通させる貫通口6を設け、該貫
通口6の前方の内表面2bに上記ファンユニット21の
一部を係止する保持部7が、その係止口7aを貫通口6
側に開口せしめて固着されている。尚、図中8は第二フ
ード部材12との合わせ面である。
【0012】上記レンジフード取付け機構9は、建築躯
体、例えばレンジX等の上方の壁面B等に従来周知の固
定手段によって強固に取付けられてレンジフードaを着
脱可能に取付け保持できる構造であればよく、例えば図
示例では垂直片側を躯体取付け片10とし、水平片側を
天板取付け片11として側面L字形状に取付け金具12
を形成し、該金具12は躯体取付け片10と天板取付け
片11との夫々の外側面10a,11a間にわたって補
強板13を架設して構成されており、その取付け金具1
2,12を所定間隔あけて壁面bに取付け配設すること
により構成されている。
体、例えばレンジX等の上方の壁面B等に従来周知の固
定手段によって強固に取付けられてレンジフードaを着
脱可能に取付け保持できる構造であればよく、例えば図
示例では垂直片側を躯体取付け片10とし、水平片側を
天板取付け片11として側面L字形状に取付け金具12
を形成し、該金具12は躯体取付け片10と天板取付け
片11との夫々の外側面10a,11a間にわたって補
強板13を架設して構成されており、その取付け金具1
2,12を所定間隔あけて壁面bに取付け配設すること
により構成されている。
【0013】尚、上記取付け金具12,12はレンジフ
ード取付け機構9の一実施例を示したにすぎず何等これ
に限定されるものではなく、壁面Bに取付けられてレン
ジフードaを着脱可能に保持できる構造、例えば躯体取
付け側を所定長さの一枚板状とし、その躯体取付け側の
所定箇所から天板取付け側を前方に夫々延設した構成
(図示省略)であってもよく、本考案の範囲内における
変更は適宜可能である。
ード取付け機構9の一実施例を示したにすぎず何等これ
に限定されるものではなく、壁面Bに取付けられてレン
ジフードaを着脱可能に保持できる構造、例えば躯体取
付け側を所定長さの一枚板状とし、その躯体取付け側の
所定箇所から天板取付け側を前方に夫々延設した構成
(図示省略)であってもよく、本考案の範囲内における
変更は適宜可能である。
【0014】また、本実施例では壁面Bに取付けられる
レンジフード取付け機構9について図示説明している
が、レンジフード取付け機構は上記壁面Bに取付けられ
るタイプの他に、例えばレンジ上の天井に取付けてもよ
く、例えば側面形状略コ字状に形成し、その上片側を躯
体取付け片,下片側を天板取付け片としてもよい。更
に、レンジフードの取付けは第一フード部材1の背板部
分を従来と同様の手法によって壁面Bにネジ止め固定し
てもよいものである。
レンジフード取付け機構9について図示説明している
が、レンジフード取付け機構は上記壁面Bに取付けられ
るタイプの他に、例えばレンジ上の天井に取付けてもよ
く、例えば側面形状略コ字状に形成し、その上片側を躯
体取付け片,下片側を天板取付け片としてもよい。更
に、レンジフードの取付けは第一フード部材1の背板部
分を従来と同様の手法によって壁面Bにネジ止め固定し
てもよいものである。
【0015】第二フード部材14は、上記天板部分2と
同一幅の平板状に形成された前板部分15の左右両側縁
から、直角後向きに夫々連続して所望幅で左右側板部分
16,17を設けて平面形状略コ型に一体的に成形され
ており、上記された第一フード部材1に着脱可能に組立
て形成してレンジフードaが構成される。
同一幅の平板状に形成された前板部分15の左右両側縁
から、直角後向きに夫々連続して所望幅で左右側板部分
16,17を設けて平面形状略コ型に一体的に成形され
ており、上記された第一フード部材1に着脱可能に組立
て形成してレンジフードaが構成される。
【0016】尚、本実施例では第一フード部材1と第二
フード部材14との取付けを強固、かつその組立て作業
における位置決めを確実とするために下記のような組立
て構成を採っている。
フード部材14との取付けを強固、かつその組立て作業
における位置決めを確実とするために下記のような組立
て構成を採っている。
【0017】即ち、第二フード部材14の側板部分1
6,17における夫々の上縁16a,17aの長さ方向
にわたって内方に突設する引掛け片18…と押え片19
…とを交互に所定段差H…を設けて形成し、その段差H
…は上記天板部分2の厚さよりも僅かに広い程度とする
(図2参照)。
6,17における夫々の上縁16a,17aの長さ方向
にわたって内方に突設する引掛け片18…と押え片19
…とを交互に所定段差H…を設けて形成し、その段差H
…は上記天板部分2の厚さよりも僅かに広い程度とする
(図2参照)。
【0018】従って、段差H…間に上記天板部分2の両
側2c,2cを差し込むと、上記引掛け片18…が両側
2c,2cの上縁2c′,2c′に掛合して第二フード
部材14が保持されるため位置決めが確実で、押え片1
9…を内縁2c″,2c″に接触させた状態でボルト2
0…等で固着すれば簡単、かつ強固に一体的に取付けら
れる。
側2c,2cを差し込むと、上記引掛け片18…が両側
2c,2cの上縁2c′,2c′に掛合して第二フード
部材14が保持されるため位置決めが確実で、押え片1
9…を内縁2c″,2c″に接触させた状態でボルト2
0…等で固着すれば簡単、かつ強固に一体的に取付けら
れる。
【0019】さらに、本実施例では後縁16b,17b
においても上記上縁16a,17a構造と同様に引掛け
片18′…と押え片19′…とを交互に所定段差H′…
を設けて形成しており、その段差H′…は上記第一フー
ド部材1の背板部分5の嵌合辺5a,5a厚さよりも僅
かに広い程度とし、上記上縁16a,17aと相待って
組立てが強固となると共に、より一層位置決めが確実と
なる。
においても上記上縁16a,17a構造と同様に引掛け
片18′…と押え片19′…とを交互に所定段差H′…
を設けて形成しており、その段差H′…は上記第一フー
ド部材1の背板部分5の嵌合辺5a,5a厚さよりも僅
かに広い程度とし、上記上縁16a,17aと相待って
組立てが強固となると共に、より一層位置決めが確実と
なる。
【0020】ファンユニット21は、ファンモーター2
1′の吸い込み口21a,21aに所望形状のフィルタ
ー22,22が着脱可能に取付けられている(図3参
照)。図示せるファンユニット21は一実施例を示した
にすぎず、本考案のレンジフードファンAを構成可能な
ものであれば従来周知のいずれのものであってもよく、
ファンモーターは片面吸込み式あるいは両面吸込み式の
いずれのものであってもよく本考案の範囲には何等影響
を受けず適宜対応可能である。
1′の吸い込み口21a,21aに所望形状のフィルタ
ー22,22が着脱可能に取付けられている(図3参
照)。図示せるファンユニット21は一実施例を示した
にすぎず、本考案のレンジフードファンAを構成可能な
ものであれば従来周知のいずれのものであってもよく、
ファンモーターは片面吸込み式あるいは両面吸込み式の
いずれのものであってもよく本考案の範囲には何等影響
を受けず適宜対応可能である。
【0021】そしてファンユニット21は、その排気口
23を上記天板部分2上に突出せしめて第一フード部材
1に着脱可能に取付け保持せしめる構造を設けており、
図示例では排気口23の外側面23aに係止板24を設
け、上記天板部分2の貫通口6前方の内表面2bに設け
た保持部7に、係止板24の一辺側24aを差込み、そ
して相対する他辺側24bをボルト25…によつて天板
部分2に取付けることでファンユニット21が天板部分
2の下に吊下げ保持される構造としている(図3,4参
照)。
23を上記天板部分2上に突出せしめて第一フード部材
1に着脱可能に取付け保持せしめる構造を設けており、
図示例では排気口23の外側面23aに係止板24を設
け、上記天板部分2の貫通口6前方の内表面2bに設け
た保持部7に、係止板24の一辺側24aを差込み、そ
して相対する他辺側24bをボルト25…によつて天板
部分2に取付けることでファンユニット21が天板部分
2の下に吊下げ保持される構造としている(図3,4参
照)。
【0022】また上記フィルター22は、ねじ止め等の
所望手段で着脱可能に取付けられるものであればよく、
そのフィルター全体形状,網目形状等あるいは着脱手段
については何等限定されない。
所望手段で着脱可能に取付けられるものであればよく、
そのフィルター全体形状,網目形状等あるいは着脱手段
については何等限定されない。
【0023】ここで、本考案のレンジフードファンAの
組立て施工の一例について説明する。
組立て施工の一例について説明する。
【0024】まず、レンジフード取付け機構9たる取付
け金具12,12を、補強板13,13を外方に向けた
状態で躯体取付け片10,10を、レンジX上方の壁面
Bの所望箇所に所定間隔をあけて夫々ボルト26…で固
着し、天板取付け片11,11を壁面Bから前方へ突出
状に位置させる。
け金具12,12を、補強板13,13を外方に向けた
状態で躯体取付け片10,10を、レンジX上方の壁面
Bの所望箇所に所定間隔をあけて夫々ボルト26…で固
着し、天板取付け片11,11を壁面Bから前方へ突出
状に位置させる。
【0025】そして、次に掛け止め部3,3の夫々の差
込み空間4,4に上記天板取付け片11,11を差込
み、そして第一フード部材1を後方にスライドさせて係
止する。従って、この状態で第一フード部材1は取付け
金具12,12により保持されているため、次に天板内
表面2b側から上記天板取付け片11,11をボルト2
7…で夫々固着し確実に取付け固定する(図2参照)。
込み空間4,4に上記天板取付け片11,11を差込
み、そして第一フード部材1を後方にスライドさせて係
止する。従って、この状態で第一フード部材1は取付け
金具12,12により保持されているため、次に天板内
表面2b側から上記天板取付け片11,11をボルト2
7…で夫々固着し確実に取付け固定する(図2参照)。
【0026】次に、ファンユニット21の排気口23を
内表面2b側から貫通口6内に差込み、そして係止板2
4の一辺側24aを保持部7に差込み係止させると共
に、相対する他辺側24bをボルト25…によつて天板
部分2に取付けることでファンユニット21が天板部分
2の下に吊下げ保持され、排気口23はダクト28と連
結される(図3,4参照)。
内表面2b側から貫通口6内に差込み、そして係止板2
4の一辺側24aを保持部7に差込み係止させると共
に、相対する他辺側24bをボルト25…によつて天板
部分2に取付けることでファンユニット21が天板部分
2の下に吊下げ保持され、排気口23はダクト28と連
結される(図3,4参照)。
【0027】そして次に、第二フード部材14の側板部
分16,17における上縁16a,17aの、夫々の引
掛け片18…と押え片19…とで形成する夫々の段差H
…間,H…間に、上記天板部分2の両側2c,2cを差
し込むように第二フード部材14を壁面B方向に向けて
スライドさせ、前板部分15の内面15aが上記天板部
分2の合わせ面8に突き当たると、上記引掛け片18…
が両側2c,2cの上縁2c′,2c′に掛合して第二
フード部材14が保持され、また後縁16b,17bの
引掛け片18′…と押え片19′…とによって形成され
た所定段差H′…間に背板部分5の嵌合辺5a,5aが
嵌合される。そして、押え片19…を内縁2c″,2
c″に接触させた状態で、ボルト20…等で固着し取付
け完了する(図5参照)。
分16,17における上縁16a,17aの、夫々の引
掛け片18…と押え片19…とで形成する夫々の段差H
…間,H…間に、上記天板部分2の両側2c,2cを差
し込むように第二フード部材14を壁面B方向に向けて
スライドさせ、前板部分15の内面15aが上記天板部
分2の合わせ面8に突き当たると、上記引掛け片18…
が両側2c,2cの上縁2c′,2c′に掛合して第二
フード部材14が保持され、また後縁16b,17bの
引掛け片18′…と押え片19′…とによって形成され
た所定段差H′…間に背板部分5の嵌合辺5a,5aが
嵌合される。そして、押え片19…を内縁2c″,2
c″に接触させた状態で、ボルト20…等で固着し取付
け完了する(図5参照)。
【0028】また、ファンモーター21′に直接取付け
られるフィルター22,22は、ファンユニット21と
しての取付け以前であっても、またレンジフードaの組
立て完了後であってもよいものである。
られるフィルター22,22は、ファンユニット21と
しての取付け以前であっても、またレンジフードaの組
立て完了後であってもよいものである。
【0029】また、メンテナンス時や交換時にあって
は、上記工程と逆工程をとればよいものであり、ファン
ユニット21のメンテナンス時あるいは交換時にはレン
ジフードa全体を取り外さなくてもファンユニット21
は取り外せるが、第二フード部材14を取り外せば、フ
ァンユニット21の取り外しが容易に行える。更に、レ
ンジフードaは、天板部分2と背板部分5とを一体成形
した第一フード部材1、前板部分15と側板部分16、
17とを一体成形した第二フード部材14とで構成し、
該第一フード部材1、第二フード部材14とをスポット
溶接を使用しないでボルト20止めし、天板部分2に設
けた掛け止め部3を室壁の取付け金具12に抜き差し可
能にボルト27止めしているため、容易に取り外し分解
して清掃することができる。そして、スポット溶接では
その絶縁性のため使用できなかった工場生産された安価
なカラー鋼板(フッ素樹脂を成膜した鋼板、シリコン樹
脂膜を成膜した鋼板)を使用して第一フード体1、第二
フード体14を形成することが可能になり、カラー鋼板
の防除汚性(汚れが着き難く、また汚れが落ち易い)に
よって清掃性を更に向上させることができる。
は、上記工程と逆工程をとればよいものであり、ファン
ユニット21のメンテナンス時あるいは交換時にはレン
ジフードa全体を取り外さなくてもファンユニット21
は取り外せるが、第二フード部材14を取り外せば、フ
ァンユニット21の取り外しが容易に行える。更に、レ
ンジフードaは、天板部分2と背板部分5とを一体成形
した第一フード部材1、前板部分15と側板部分16、
17とを一体成形した第二フード部材14とで構成し、
該第一フード部材1、第二フード部材14とをスポット
溶接を使用しないでボルト20止めし、天板部分2に設
けた掛け止め部3を室壁の取付け金具12に抜き差し可
能にボルト27止めしているため、容易に取り外し分解
して清掃することができる。そして、スポット溶接では
その絶縁性のため使用できなかった工場生産された安価
なカラー鋼板(フッ素樹脂を成膜した鋼板、シリコン樹
脂膜を成膜した鋼板)を使用して第一フード体1、第二
フード体14を形成することが可能になり、カラー鋼板
の防除汚性(汚れが着き難く、また汚れが落ち易い)に
よって清掃性を更に向上させることができる。
【0030】
【考案の効果】本考案は以上のように天板部分と背板部
分とを有する第一フード部材と、前板部分と両側板部分
とを有する第二フード部材と、第一フード部材に設けた
フィルター付きのファンユニットとで構成し、相互を着
脱可能に構成したから、施工現場で簡単かつスペースの
制限を受けることなく組立てて完成できる。
分とを有する第一フード部材と、前板部分と両側板部分
とを有する第二フード部材と、第一フード部材に設けた
フィルター付きのファンユニットとで構成し、相互を着
脱可能に構成したから、施工現場で簡単かつスペースの
制限を受けることなく組立てて完成できる。
【0031】従って、レンジ,流し台等の台所設備によ
ってすでにその施工スペース等が制限されてしまってい
たり、またレンジフードファンの交換やメンテナンス時
に側近に吊り戸等があることにより施工スペースが制限
されてしまっていたとしても、従来のレンジフードファ
ンのように施工が面倒なことがなく簡単かつ確実に施工
可能である。
ってすでにその施工スペース等が制限されてしまってい
たり、またレンジフードファンの交換やメンテナンス時
に側近に吊り戸等があることにより施工スペースが制限
されてしまっていたとしても、従来のレンジフードファ
ンのように施工が面倒なことがなく簡単かつ確実に施工
可能である。
【0032】そして本考案は、天板部分と背板部分とか
らなる第一フード部材と、前板部分と両側板部分からな
る第二フード部材との2部材でフード本体を構成したた
め、第一フード部材が大幅に軽量化し、専ら大変な作業
となるファンユニットを支持する主体(第一フード部
材)の設置壁への設置が簡単となり、ひいてはレンジフ
ードファンの取付け、第二フード部材の被蓋を含む組み
付け完了までを一人の作業者で遂行することができる。
らなる第一フード部材と、前板部分と両側板部分からな
る第二フード部材との2部材でフード本体を構成したた
め、第一フード部材が大幅に軽量化し、専ら大変な作業
となるファンユニットを支持する主体(第一フード部
材)の設置壁への設置が簡単となり、ひいてはレンジフ
ードファンの取付け、第二フード部材の被蓋を含む組み
付け完了までを一人の作業者で遂行することができる。
【0033】また、システムキッチンの普及でキッチン
カウンターの奥行きが深く確保されると共に同時にレン
ジフード下方で使用するコンロ位置も壁面から離れた位
置に取り付けられ、調理で発生する油煙はフード本体の
前方よりに多く付着する結果、長期の清掃の怠りによっ
て前板と共に汚れが激しい両側板の取換えを希望する場
合でも従来のレンジフードファンのように両側板の交換
に際してフード全体の交換工事を行うことなく、第二フ
ード部材を交換するだけで対処でき、ローコストで、交
換工事もすこぶる簡単である。
カウンターの奥行きが深く確保されると共に同時にレン
ジフード下方で使用するコンロ位置も壁面から離れた位
置に取り付けられ、調理で発生する油煙はフード本体の
前方よりに多く付着する結果、長期の清掃の怠りによっ
て前板と共に汚れが激しい両側板の取換えを希望する場
合でも従来のレンジフードファンのように両側板の交換
に際してフード全体の交換工事を行うことなく、第二フ
ード部材を交換するだけで対処でき、ローコストで、交
換工事もすこぶる簡単である。
【0034】
【図1】本考案レンジフードの一実施例で、取付け完了
状態を示す斜視図
状態を示す斜視図
【図2】分解斜視図
【図3】ファンユニットの天板部分への取付け状態の一
部を示す縦断側面図
部を示す縦断側面図
【図4】第二フード部材の第一フード部材への取付けを
示す斜視図
示す斜視図
【図5】取付け完了状態の縦断側面図
A:レンジフード a:レンジフー
ド本体 1:第一フード部材 2:天板部分 5:背板部分 9:レンジフー
ド本体取付け機構 14:第二フード部材 15:前板部分 16,17:側板部分 18:引掛け片 19:押え片 21:ファンユ
ニット 12:フィルター H,H′:段差
ド本体 1:第一フード部材 2:天板部分 5:背板部分 9:レンジフー
ド本体取付け機構 14:第二フード部材 15:前板部分 16,17:側板部分 18:引掛け片 19:押え片 21:ファンユ
ニット 12:フィルター H,H′:段差
Claims (1)
- 【請求項1】天板部分とその天板部分の後端縁より直角
下向きに背板部分を一体的に成形して構成した第一フー
ド部材と、前板部分とその前板部分の左右側縁より直角
後向きに左右側板部分を一体的に成形して構成し、かつ
上記第一フード部材に着脱可能に取り付けられる第二フ
ード部材と、上記第一フード部材に着脱可能に備えられ
るフィルターを備えたファンユニットとで構成したレン
ジフードファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993022630U JP2586636Y2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | レンジフードファン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993022630U JP2586636Y2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | レンジフードファン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684241U JPH0684241U (ja) | 1994-12-02 |
JP2586636Y2 true JP2586636Y2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=12088152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993022630U Expired - Lifetime JP2586636Y2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | レンジフードファン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586636Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008196802A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | レンジフード |
JP5524605B2 (ja) * | 2009-12-28 | 2014-06-18 | 富士工業株式会社 | レンジフード用保持装置 |
JP2013155927A (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Takara Standard Co Ltd | レンジフードの取付部材 |
JP6840020B2 (ja) * | 2017-04-13 | 2021-03-10 | 三菱電機株式会社 | 換気扇の固定構造および換気扇 |
JP2020106190A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | 株式会社ハーマン | レンジフード |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6121229U (ja) * | 1984-07-12 | 1986-02-07 | サンウエーブ工業株式会社 | レンジフ−ド |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP1993022630U patent/JP2586636Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0684241U (ja) | 1994-12-02 |
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