JP2586349B2 - 半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子

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JP2586349B2 JP30707594A JP30707594A JP2586349B2 JP 2586349 B2 JP2586349 B2 JP 2586349B2 JP 30707594 A JP30707594 A JP 30707594A JP 30707594 A JP30707594 A JP 30707594A JP 2586349 B2 JP2586349 B2 JP 2586349B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体発光素子に関し、
特にII−VI族化合物半導体を用いた緑青色半導体レーザ
および発光ダイオードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイドギャップII−VI族化合物半導体は
緑青色半導体レーザや発光ダイオード用材料として広く
研究が行われているが、従来はこれらの半導体発光素子
はGaAs基板を用いて、GaAsバッファ層上あるい
は直接基板上に分子線エピタキシャル成長法(MBE
法)や有機金属気相成長法(MOVPE法)などでZ
n、Cd、Mg、S、Se、Teから構成される2元、
3元、4元化合物をエピタキシャル成長させて形成する
ものであった。
【0003】現在までに、GaAs基板上にMBE法で
エピタキシャル成長されたII−VI族化合物半導体を用い
て実現された半導体レーザの室温でのCW発振が、エレ
クトロニクス・レターズ誌 第29巻16号、1993
年、1488〜1489ページ、およびジャパニーズ・
ジャーナル・オブ・アプライド・フィジックス誌 第3
3巻7A号、1994年、938〜940ページに報告
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなII−VI族化合物半導体による半導体発光素子にお
いてはその寿命が極めて短いことが問題点として挙げら
れている。このように寿命が極端に短い原因の1つとし
てGaAs基板上にエピタキシャル成長されたZnSe
などのII−VI族化合物半導体成長層にはGaAs基板と
の界面から多数の格子欠陥(貫通転位や積層欠陥)が導
入されているためであることが知られており、欠陥密度
は105 cm-3以上の値が報告されている。
【0005】これらの格子欠陥はこのようなII−VI族化
合物半導体成長層を用いて作製した半導体レーザや発光
ダイオードにおいては非発光再結合中心となって発光効
率を低下させ、かつ通電中に増殖するため素子の寿命を
室温連続発振において9分以下と非常に短いものにして
いる。このような格子欠陥のうち主なものは基板と成長
層との界面付近から発生する積層欠陥であることが知ら
れている。
【0006】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、基板上にII−VI族化合物半導体を
積層して作製する半導体発光素子において、その積層欠
陥を低減し、このことによりII−VI族化合物を用いた半
導体発光素子の寿命を長期化することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、II−VI族化合物半導体以外の材料
からなる半導体基板と、該半導体基板上にエピタキシャ
ル成長された複数のII−VI族化合物半導体層とを含み、
該II−VI族化合物半導体層内に発光部を有する半導体発
光素子において、前記半導体基板と前記II−VI族化合物
半導体層との界面、もしくは、前記半導体基板上に形成
された基板と同種の半導体材料からなるバッファ層と前
記II−VI族化合物半導体層との界面にはベリリウムを含
むII−VI族化合物半導体からなるバッファ層が介在して
いることを特徴とする半導体発光素子、が提供される。
【0008】
【作用】本発明による発光素子は、具体的には例えば図
4に示すように構成される。すなわち、例えばGaAs
等からなる半導体基板400上に基板と同種の半導体材
料からなるバッファ層401が形成され、その上に第1
導電型のBeを含むII−VI族化合物半導体バッファ層4
02、第1導電型クラッド層403、第1導電型光ガイ
ド層404、アンドープ(十分不純物濃度の低いp型、
n型あるいは真性)活性層405、 第2導電型光ガイ
ド層406、第2導電型クラッド層407、コンタクト
層408がエピタキシャル成長される。
【0009】II−VI族化合物半導体は一般にイオン結合
性が強いことが知られており、ほとんどの材料において
閃亜鉛鉱型構造とウルツ鉱型構造の両方を取り得ること
が知られている。積層欠陥とは、閃亜鉛鉱型結晶中での
部分的なウルツ鉱型構造の混在する構造と考えることが
できる。
【0010】一般に、積層欠陥を発生させるために必要
となるエネルギーを示す積層欠陥エネルギーはその化合
物のイオン性の強さに依存していることが知られてお
り、Zn、Cd、Mg、S、Se、TeからなるII−VI
族化合物半導体(ZnSe、CdSe、MgSe、Zn
S、CdS、MgS、ZnTe、CdTeおよびこれら
の3元、4元混晶半導体)は全てイオン性が強い(0.
500以上)ため、積層欠陥エネルギーが例えばIII −
V族化合物半導体と比べると極めて小さい。そのため、
III −V族化合物半導体基板基板上にII−VI族化合物半
導体をエピタキシャル成長させた場合には、特にIII −
V族化合物半導体/II−VI族化合物半導体界面において
多量に積層欠陥が導入されてしまい、その結果、その上
に形成されるII−VI族化合物半導体層にも積層欠陥が含
まれてしまうものと考えられる。
【0011】一方、IIa族元素のベリリウム(Be)に
ついては、その硫化物、セレン化物およびテルル化物の
イオン性が弱い(BeS:0.286、BeSe:0.
261、BeTe:0.169)ため、Beを含む化合
物の積層欠陥エネルギーは他のII−VI族化合物半導体に
比べて大きいことが予想される。
【0012】本発明による半導体発光素子では、図4に
示されるように、II−VI族化合物半導体とは異なる材
料、例えばGaAsからなるバッファ層401と、II−
VI族混晶半導体層403〜408との間に、Beを含む
II−VI族化合物半導体、すなわちBeS、BeSe、B
eTe、およびこれらを含む3元、4元混晶半導体Cd
BeSe、ZnBeSe、CdBeS、ZnBeTe、
CdBeTe、ZnCdBeTeなどからなるII−VI族
化合物半導体バッファ層402が挿入される。この構造
によれば、積層欠陥の発生しやすいIII −V族化合物半
導体/II−VI族化合物半導体界面に積層欠陥エネルギー
の大きい半導体層が挿入されるため、この界面における
積層欠陥の発生は抑制される。したがって、その上に成
長されるII−VI族化合物半導体層に導入される積層欠陥
密度も大幅に低減される。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 [第1の実施例]図1は、本発明の第1の実施例を示す
断面図である。同図に示すように、(100)面あるい
はこの近傍の面方位を有するSiドープのn型GaAs
基板100を用い、その上に、分子線エピタキシー法を
用い、次の各層をエピタキシャル成長させた。
【0014】n型GaAsバッファ層101: ドーパントSi濃度:1×1018cm-3、層厚:0.5μ
m GaAs基板と格子整合するn型CdBeTeバッファ
層102: 組成:Zn0.91 Mg0.090.16Se0.84 ドーパントCl濃度:5×1017cm-3、層厚:0.1μ
m GaAs基板と格子整合するn型ZnMgSSeクラッ
ド層103: 組成:Zn0.91Mg0.090.16Se0.84 ドーパントCl濃度:5×1017cm-3、層厚:1.5μ
m GaAsと格子整合するn型ZnSSe光ガイド層10
4: 組成:ZnS0.06Se0.94 ドーパントCl濃度:5×1017cm-3、層厚:0.12
5μm CdZnSe活性層105: 組成:Cd0.2 Zn0.8 Se ドーパント濃度:アンドープ、層厚:70Å p型ZnSSe光ガイド層106: 組成:ZnS0.06Se0.94 ドーパントN濃度:5×1017cm-3、層厚:0.125
μm p型ZnMgSSeクラッド層107: 組成:Zn0.91Mg0.090.16Se0.84 ドーパントN濃度:2×1017cm-3、層厚:1.5μm p型ZnSe・ZnSe/ZnTeコンタクト層10
8: p型ZnSe層: ドーパントN濃度:5×1017cm-3、層厚:500Å p型ZnSe/p型ZnTe超格子層: ドーパントN濃度:5×1017cm-3(ZnSe) :1×1019cm-3(ZnTe) (ZnSe:18Å/ZnTe:2Å、ZnSe:17
Å/ZnTe:3Å、ZnSe:16Å/ZnTe:4
Å、…計17層)
【0015】上記のエピタキシャル成長層上にCVD法
等によりシリコン窒化膜等からなる絶縁膜109を堆積
し、ストライプ状に窓開けを行った。そして、この窓を
通してコンタクト層108にオーミックに接触するp側
電極110を形成し、さらに基板裏面にn型GaAs基
板100とオーミックに接触するn側電極111を形成
した。このように形成された発光素子に対し、電極11
0、111間に順方向に電圧を印加したところ、波長5
08nmで室温連続発振が行われた。またその寿命は従
来例のものよりも大幅に改善された。
【0016】[第2の実施例]図2は、本発明の第2の
実施例を示す断面図である。同図に示すように、(10
0)面あるいはこの近傍の面方位を有するSiドープの
n型GaAs基板200を用い、その上に、分子線エピ
タキシー法を用い、次の各層をエピタキシャル成長させ
た。
【0017】n型GaAsバッファ層201: ドーパントSi濃度:1×1018cm-3、層厚:0.5μ
m GaAsと格子整合するn型CdBeTeバッファ層2
02: ドーパントCl濃度:5×1017cm-3、層厚:0.1μ
m GaAsと格子整合するn型ZnCdSSeクラッド層
203: 組成:Zn0.64Cd0.360.62Se0.38 ドーパントCl濃度:5×1017cm-3、層厚:1.5μ
m GaAsと格子整合するn型ZnSSe電子バリア層2
04: 組成:ZnS0.06Se0.94 ドーパントCl濃度:5×1017cm-3、層厚:0.09
6μm GaAsと格子整合するn型ZnCdSSe電子蓄積層
205: 組成:Zn0.64Cd0.360.62Se0.38 ドーパントCl濃度:5×1017cm-3、層厚:0.05
μm CdZnSe活性層206: 組成:Cd0.2 Zn0.8 Se ドーパント濃度:アンドープ、層厚:70Å p型ZnSSeホール蓄積層207: 組成:ZnS0.06Se0.94 ドーパントN濃度:5×1017cm-3、層厚:0.144
μm p型ZnCdSSeクラッド層208: 組成:Zn0.64Cd0.360.62Se0.38 ドーパントN濃度:5×1017cm-3、層厚:1.5μm p型ZnSe・ZnSe/ZnTeコンタクト層20
9: p型ZnSe層: ドーパントN濃度:5×1017cm-3、層厚:0.05μ
m p型ZnSe/p型ZnTe超格子層: ドーパントN濃度:5×1017cm-3(ZnSe) :1×1019cm-3(ZnTe) (ZnSe:18Å/ZnTe:2Å、ZnSe:17
Å/ZnTe:3Å、ZnSe:16Å/ZnTe:4
Å、…計17層)
【0018】上記のエピタキシャル成長層上にCVD法
等により絶縁膜210を堆積し、ストライプ状に窓開け
を行った後、この窓を通してコンタクト層209にオー
ミックに接触するp側電極211を形成し、さらに基板
裏面にn型GaAs基板200とオーミックに接触する
n側電極212を形成した。このように形成された発光
素子に対し、電極211、212間に順方向に電圧を印
加したところ、波長510nmで室温連続発振が行われ
た。またその寿命は第1の実施例の場合と同様に従来例
に対し大幅に改善された。
【0019】[第3の実施例]図3は、本発明の第3の
実施例を示す断面図である。同図に示すように、(10
0)面あるいはこの近傍の面方位を有するSドープのn
型InP基板300を用い、その上に、例えば分子線エ
ピタキシー法(MBE法)を用い、次の各層をエピタキ
シャル成長させた。
【0020】基板と格子整合するn型InGaAsバッ
ファ層301: ドーパントSi濃度:1×1018cm-3、層厚:0.5μ
m 基板と格子整合するn型CdBeTeバッファ層30
2: ドーパントCl濃度:5×1017cm-3、層厚:0.1μ
m 基板と格子整合するn型ZnMgSeTeクラッド層3
03: ドーパントCl濃度:5×1017cm-3、層厚:1.5μ
m 基板と格子整合するZnMgSeTe活性層304: アンドープ、層厚:70Å 組成:バンドギャップがクラッド層303、305より
も狭くなるように組成を決める 基板と格子整合するp型ZnMgSeTeクラッド層3
05: ドーパントN濃度:5×1017cm-3、層厚:1.5μm p型ZnMgSeTeコンタクト層306: ドーパントN濃度:1×1018cm-3以上、層厚:0.1
μm
【0021】上記のエピタキシャル成長層上にCVD法
等により絶縁膜307を堆積し、ストライプ状に窓開け
を行った後、この窓を通してコンタクト層306にオー
ミックに接触するp側電極308を形成し、さらに基板
裏面にn型InP基板300とオーミックに接触するn
側電極309を形成した。このように形成された発光素
子に対し、電極308、309間に順方向に電圧を印加
したところ、波長570nmで室温連続発振が行われ
た。またその寿命は第1、第2の実施例の場合と同様で
あった。
【0022】以上好ましい実施例について説明したが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、特許
請求の範囲に記載された範囲内において各種の変更が可
能なものである。例えば、上記実施例以外の元素および
組成のII−VI族化合物半導体により発光素子を構成する
ことができる。また、上記実施例では各半導体層の形成
を分子線エピタキシー法により行っていたが、この方法
に代えガスソース分子線エピタキシー法(ガスソースM
BE法)、あるいは有機金属気相エピタキシー法(MO
VPE法)などにより形成するようにしてもよい。
【0023】活性層(105、206、304)の中央
部にストライプ状の共振器を形成するように両側部に高
抵抗のアンドープZnS埋め込み層等で電流狭窄構造を
形成するなど、他の構成の半導体レーザを採用してもよ
い。また、共振器を設けることなく発光ダイオードとし
て動作させるようにしてもよい。さらに、上記実施例に
おいては、基板として(100)面あるいはその近傍の
面方位を用いたが(111)面、(211)面、(31
1)面など他の面方位を用いてもよい。
【0024】上記実施例においては、基板としてGaA
s、InPを用いたが、GaPなど他のIII −V族化合
物半導体やSi、GeなどIV族元素の基板を用いてもよ
い。上記実施例においては、n型ドーパントとしてC
l、p型ドーパントとしてNを用いたが、n型ドーパン
トとしてはAl、Ga、In、Br、p型ドーパントと
して、As、P、Liなど他のドーパントを用いても実
現できる。上記実施例においては、活性層は単一量子井
戸層構造としたが、これを多重量子井戸構造としてもよ
い。上記実施例においては、n型の基板を用いたが、p
型の基板を用いて層の導電型を反対にすることもでき
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による半導
体発光素子は、II−VI族化合物半導体とは異なる種類の
半導体基板と、その上にエピタキシャル成長されるII−
VI族化合物半導体層との間に、イオン性の小さいBeを
含むII−VI族化合物半導体層をバッファ層として挿入し
たものであるので、II−VI族化合物半導体成長層と異種
の材料からなる基板との界面において積層欠陥が導入さ
れるのを抑制することができる。したがって、本発明に
よれば、その上に形成されるII−VI族化合物半導体層に
導入される積層欠陥の密度を1×105 cm-2以下に低
減することができ、この成長層を用いた半導体レーザな
どの発光素子の寿命を長期化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図。
【図3】本発明の第3の実施例を示す断面図。
【図4】本発明の作用を説明するための断面図。
【符号の説明】
100、200 n型GaAs基板 300 n型InP基板 101、201 n型GaAsバッファ層 301 n型InGaAsバッファ層 102、202、302 n型CdBeTeバッファ層 103 n型ZnMgSSeクラッド層 203 n型ZnCdSSeクラッド層 303 n型ZnMgSeTeクラッド層 104 n型ZnSSe光ガイド層 204 n型ZnSSe電子バリア層 304 ZnMgSeTe活性層 105、206 CdZnSe活性層 205 n型ZnCdSSe電子蓄積層 305 p型ZnMgSeTeクラッド層 106 p型ZnSSe光ガイド層 306 ZnMgSeTeコンタクト層 107 p型ZnMgSSeクラッド層 207 p型ZnSSeホール蓄積層 108、209 p型ZnSe・ZnSe/ZnTeコ
ンタクト層 208 p型ZnCdSSeクラッド層 109、210、307 絶縁膜 110、211、308 p側電極 111、212、309 n側電極 400 半導体基板 401 バッファ層 402 Beを含むII−VI族化合物半導体バッファ層 403 第1導電型クラッド層 404 第1導電型光ガイド層 405 アンドープ活性層 406 第2導電型光ガイド層 407 第2導電型クラッド層 408 コンタクト層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 J.CRYST.GROWTH.143 〜3/4!(1994)P.162−171 APPL.PHYS.LETT.64〜 16!(1994)P.2148−2150 PHYS.REV.B51〜4! (1995)P.2570−2571

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 II−VI族化合物半導体以外の材料からな
    る半導体基板と、該半導体基板上にエピタキシャル成長
    された複数のII−VI族化合物半導体層とを含み、該II−
    VI族化合物半導体層内に発光部を有する半導体発光素子
    において、前記半導体基板と前記II−VI族化合物半導体
    層との界面、もしくは、前記半導体基板上に形成された
    基板と同種の半導体材料からなるバッファ層と前記II−
    VI族化合物半導体層との界面にはベリリウムを含むII−
    VI族化合物半導体からなるバッファ層が介在しているこ
    とを特徴とする半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 前記ベリリウムを含むII−VI族化合物半
    導体が、BeTe、BeSe、BeS、およびこれらを
    含む3元、4元混晶半導体のなかから選択された材料で
    あることを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  3. 【請求項3】 前記半導体基板の材料が、GaAs、I
    nP、GaP、SiまたはGeであることを特徴とする
    請求項1記載の半導体発光素子。
  4. 【請求項4】 前記ベリリウムを含むII−VI族化合物半
    導体からなるバッファ層上には、前記半導体基板と格子
    整合するZnMgSSe、ZnCdSeTe、ZnCd
    MgSeまたはZnMgSeTeからなるクラッド層が
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体
    発光素子。
  5. 【請求項5】 前記複数のII−VI族化合物半導体層に
    は、CdZnSe、ZnSe、ZnSSeまたはZnM
    gSeTeからなる活性層が含まれていることを特徴と
    する請求項1記載の半導体発光素子。
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