JP2586032Y2 - 自動車等の嵌殺し窓ガラスの受け具 - Google Patents

自動車等の嵌殺し窓ガラスの受け具

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JP2586032Y2
JP2586032Y2 JP1990404050U JP40405090U JP2586032Y2 JP 2586032 Y2 JP2586032 Y2 JP 2586032Y2 JP 1990404050 U JP1990404050 U JP 1990404050U JP 40405090 U JP40405090 U JP 40405090U JP 2586032 Y2 JP2586032 Y2 JP 2586032Y2
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雅春 柴尾
敏秀 君沢
三浩 安田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車等の前方又は
後方の窓開口部に嵌め殺し状に取付けられる窓ガラスの
受け具、特に窓ガラスを定位置に支持するため窓開口部
下縁に植設される受け具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の窓ガラスの受け具は、図8
に示される実開昭1−93114号の受け具のように、
ボディパネルの表面に接面し、一端縁に窓ガラスを支持
する頭部と、該頭部から延設し予めボディパネルに開設
された取付穴に挿入され、取付穴々縁に係止し、頭部と
の間でボディパネルに挾持される弾性係止片を有する脚
部とよりなり、前記の頭部から脚部に向けて形成された
有底のネジ受け孔にタッピングスクリューを螺入するこ
とにより脚部を膨径させ、ボディパネルからの抜け止め
とした状態で該頭部の一端縁に窓ガラス下縁を受けるよ
うに支持するものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かゝる
従来の窓ガラスの受け具では、自動車の走行による振動
等により窓ガラスと窓ガラスの受け具との当接している
部分や、窓ガラスの受け具とボディパネルとの当接して
いる部分とにキシミ音等の異音が発生するという問題点
があった。本考案は、かゝる従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは頭
部に撓み部を介して受け部を連設することにより、走行
により生ずる窓ガラスの振動を吸収し、キシミ音等の異
音の発生を防止できるようにした窓ガラスの受け具を提
供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、かゝる目的を
達成するため頭部2に撓み部6を介して受け部7を首振
り可能に連設して受け具1を構成したものであって、具
体的には頭部2と、この頭部2から突設されると共に該
頭部2との間で取付け穴の穴縁を挾持する弾性係止片4
及び5を有する取付け脚部3と、自動車等の嵌殺し窓ガ
ラスAに当接してこの窓ガラスAの振動を吸収するよう
前記頭部2に撓み部6を介して連設されている受け部
7とで自動車等の嵌殺し窓ガラスの受け具の構成をして
いる。
【0005】
【作用】したがって本考案の窓ガラスの受け具1は、予
め開設された取付穴19に脚部3を挿入した後にタッピ
ングスクリューCをネジ受け孔8に螺入することによっ
て脚部3を外方に膨らませてボディパネルBに植設さ
せ、頭部2に撓み部6を介して首振り可能に連設された
受け部7の当接面7aに窓ガラスAの下縁を当接させる
ように支持し、自動車の走行により生ずる窓ガラスAの
振動を上記撓み部6を撓ませることによって振動を吸収
し、窓ガラスAと受け部7との当接している部分及びボ
ディパネルBと窓ガラスAの受け具1の脚部3との当接
している部分とに発生するキシミ音等の異音の発生を防
止するように機能させる。
【0006】
【実施例】図1〜図7は本考案の一実施例を示すもので
あり、図1は本考案に係る窓ガラスの受け具の斜視図、
図2は同平面図、図3は同底面図、図4は同正面図一部
断面図、図5は図4V−V線拡大断面図、図6は同使用
状態を示す斜視図、図7は、同使用状態を示す一部破断
の右側面図である。
【0007】本実施例に係る窓ガラスの受け具は、6ナ
イロン等の熱可塑性樹脂により成形するのが良く、図
1、図2に示すように頭部2は、略正方形の板状であ
り、上端部略中央に頭部2の一辺より幅狭な撓み部6を
介して窓ガラスAの下縁を受ける当接面7aを上端縁に
有した受け部7を連設してある。受け部7の幅は、頭部
の幅と略同じであり受け部7の当接面7aには、緩衝材
としてのラバー材17を有しており、上面には、撓み部
6の上面に亘って補強用リブ20が設けてある。
【0008】頭部2の裏面からは、図4及び図7に主に
示されるようにボディパネルBに開設されている略四角
形の取付穴19に挿入される脚部3が延設されており、
この脚部3の頭部2に近い基端部は、断面形状が取付穴
形状にほぼ一致しているか、わずかに小さい形状とされ
ており、しかも脚部3は先端に向けて徐々に先窄まりの
形状とされている。
【0009】脚部3の外側面には、脚部3の長さ方向に
亘って一端を連設されており、且つ他端が脚部3の外側
面から徐々に突出されている弾性係止片4及び5が設け
られている。又、この弾性係止片4及び5で覆われてい
る脚部3の外側面には、図5に示されるように脚部3を
取付け穴に挿入使用時、取付穴々縁によって該弾性係止
爪4及び5が内側に撓め込まれるための凹部12及び1
3が設けられている。
【0010】前記受け部7の設けられている側の脚部3
の外面には、脚部3の先端方向が開放されたコ字型溝1
0が設けてあり、該コ字型溝10により囲まれた係止突
部11が脚部3の基端部に向って隆起されている。
【0011】図4、図7に示されるように頭部2から脚
部3に亘って脚部3の先端付近を底部とした有底ネジ受
け孔8が設けられており、該ネジ受け孔8の内周面から
図5に示されるように脚2の四隅に向けて放射状に延び
るスリット9a、9b、9c、9dが形成してある。
【0012】本実施例に係る窓ガラスの受け具は上述の
ように構成されており、使用に当っては、ボディパネル
Bに開設された取付穴19に、頭部2を押圧することに
より脚部3を挿入し、外側面に設けられた弾性係止片4
及び5と外側面に設けられた係止突起11とを該取付穴
19の穴縁を通過させる。尚、脚部3の外側面から突出
されている弾性係止片4及び5は、取付穴19を通過し
ているときに、該取付穴19の内側面に当接し、構成素
材である合成樹脂材の弾性により撓められながら凹部1
2及び13に押し込まれる。そして、シール性を確保す
るために頭部2の裏面に予じめ装着されたスポンジ等の
パッキン18を介して頭部2がボディパネルBに接面し
通過し終わった状態で、弾性係止片4及び5が弾性復帰
し、弾性係止片4及び5の係止部4a及び5aがボディ
パネルBの取付穴19の穴縁に係止され、頭部2との間
でボディパネルBを挾持する。
【0013】又、脚部3の外表面から隆起している係止
突起11は、取付穴19を通過しているときに、該取付
穴19の内側面に当接し、前記コ字型溝10とスリット
9a及び9bとにより形成されている薄肉部15a及び
15bをヒンジ部として、脚部3の内方に構成素材であ
る合成樹脂材の弾性により撓められ、頭部2がパッキン
18を介してボディパネルBに接面し、この取付穴19
を通過し終ると弾性復帰して、係止突起11の係止部1
1aがボディパネルBの取付穴19の穴縁に係止され、
窓ガラスの受け具1がボディパネルBに仮留めの状態と
される。
【0014】次いで、ネジ受け孔8にタッピングスクリ
ューCを螺入する。タッピングスクリューCは、ネジ受
け孔8の孔径より大径なので螺入することによりスリッ
ト9a、9b、9c、9dにより形成された薄肉部15
a、15b、16a、16bをヒンジとして脚部3が外
方に膨み出され、ボディパネルBの取付穴19の穴縁に
強固に固着し、窓ガラスの受け具1のボディパネルBに
対する植設がなされる。尚、切り欠き14、14は上記
薄肉部16a、16bとともに脚部3を膨み出し易くし
ている。
【0015】上述のように窓ガラスの受け具を自動車等
の前部又は後部にある窓の開口部の下縁に複数備えさ
せ、窓ガラスの下端縁を該受け具1の受け部7の当接面
7aに当て、ボディパネルBの窓開口部に窓ガラスAを
取付けると共に、図6に示すシーラントD等の接着剤が
固化し、窓ガラスAが確実に固着されるまで窓ガラスの
受け具1によって張込み窓ガラスを適宜の位置に支持す
るように用いる。
【0016】尚、前記の受け部7の当接面7aの略中央
のラバー材17は、通常の窓ガラスの当接する位置にあ
り、窓ガラスAを受ける時の衝撃を緩衝するよう機能
し、窓ガラスAの傷付きや破損を防止する。又、当接面
7aはネジ受け孔8を中心とした円弧面となっているこ
とから、タッピングスクリューCを螺入させる際に該タ
ッピングスクリューCの回転力で脚部3が若干共回りし
て受け部7の向きが変わり、当接面の位置がずれた場合
にも窓ガラスAを適宜の位置に支持させることができ
る。
【0017】このようにして窓ガラスの受け具及び窓ガ
ラスの自動車に対する組付けがなされる。かゝる窓ガラ
スの取付け構造から、自動車が走行するとき発生する振
動に対し、自動車のボディと窓ガラスの振動とが一体化
されずに、ずれが生じても受け具の撓み部6が首振り可
能な構成とされており、しかも、図7に示されるように
撓み部6及び7がボディパネルBとの間に隙間Lを有し
ていることから、窓ガラスAと受け部7は一体に振動
し、その振動を撓み部6が吸収する。
【0018】つまりボディパネルBと窓ガラスの受け具
1の頭部2及び脚部3とが一体に振動すると共に、窓ガ
ラスAと受け部7とが一体に振動し、撓み部6で相手方
の振動を吸収することゝなる。尚、シーランドDは固化
しても柔軟性を有する材質であり、振動を吸収すること
が可能である。これにより窓ガラスAと受け部7の当接
面7aとの間で生ずるキシミ音等の異音や、ボディパネ
ルBと脚部3との間で生ずるキシミ音等の異音の発生を
防止することができる。尚、叙上実施例では、一つの撓
み部及び一つの受け部とが示されているが、頭部に複数
の撓み部を有し、且つ夫々の撓み部から延設される受け
部を有する構成としても良い。
【0019】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で脚部3が確実にボディパネルBに備えられ、窓ガラス
Aを正確な位置に支持し、且つ走行により自動車のボデ
ィと窓ガラスAに発生した振動のずれが撓み部6によっ
て吸収することから、キシミ音等の異音の発生が防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す窓ガラスの受け具の斜視
図である。
【図2】窓ガラスの受け具の平面図である。
【図3】窓ガラスの受け具の底面図である。
【図4】窓ガラスの受け具のボディパネル仮留め状態を
示す一部断面の正面図。
【図5】図4のV−V拡大断面図である。
【図6】使用状態を示す斜視図である。
【図7】使用状態を一部破断して示した側面図。
【図8】従来例を示す一部破断側面図。
【符号の説明】
1 窓ガラスの受け具 2 頭部 3 脚部 4 弾性係止片 5 弾性係止片 6 撓み部 7 受け部 8 ネジ受け孔 9 スリット 10 コ字型溝 11 係止突起 12 凹部 13 凹部 14 切り欠き 15 薄肉部 16 薄肉部 19 取付穴 A 窓ガラス B ボディパネル C タッピングスクリュー D シーラント
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 1/00 - 1/20

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部と、この頭部から突設されると共に
    該頭部との間で取付け穴の穴縁を挾持する弾性係止片を
    有する取付け脚部と、自動車等の嵌殺し窓ガラスに当接
    して、この窓ガラスの振動を吸収するように前記頭部に
    撓み部を介して連設されている受け部とからなることを
    特徴とする自動車等の嵌殺し窓ガラスの受け具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59155309U (ja) * 1983-04-05 1984-10-18 本田技研工業株式会社 自動車の嵌め殺し窓におけるガラス押え

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