JP2585975B2 - アンカープレート移載装置 - Google Patents

アンカープレート移載装置

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JP2585975B2
JP2585975B2 JP6164702A JP16470294A JP2585975B2 JP 2585975 B2 JP2585975 B2 JP 2585975B2 JP 6164702 A JP6164702 A JP 6164702A JP 16470294 A JP16470294 A JP 16470294A JP 2585975 B2 JP2585975 B2 JP 2585975B2
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精一 高岡
正寛 笹原
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Hiraoka Metal Industrial Co Ltd
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Hiraoka Metal Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プレストレスコンク
リート製品の鉄筋篭組立て工程において、PC鋼線にプ
レストレスを導入するために用いるアンカープレートを
鉄筋篭組立台上に供給するための移載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンクリートポールの鉄筋篭組
立て工程は、図4(A)に示すように、鉄筋篭組立台1
上に鉄筋篭2と一方の端部にアンカープレート3を載置
し、アンカープレート3の周囲の孔にPC鋼線4を挿通
する。なお、PC鋼線4の後端は圧延機で予めヘッディ
ング加工が施されている。
【0003】次に、図4(B)の如く、PC鋼線4の先
端を引込金具5によって全本数を束ね、鉄筋篭1内に挿
通した引込みワイヤ6の先端を引込金具5と結合し、引
込みワイヤ6でPC鋼線4を鉄筋篭2内に引込んで通
し、図4(C)の如く、アンカープレート3が鉄筋篭2
の端部に位置させた状態で、PC鋼線4の先端を組立台
1上に供給した沓先7及び成形板8の孔に通し、先端を
圧造機でヘッディング加工を施し、組立て工程を完了す
る。
【0004】このようにして組立てた鉄筋篭は、クレー
ン等で吊り上げて仮緊張台上に移し、仮緊張状態で鉄筋
篭とPC鋼線を要所要所で結束し、両端にテンションデ
バイス及び固定板を取り付け、この後型枠内に組み込
み、PC鋼線を緊張させた状態でコンクリートポールの
遠心成形を行なう。
【0005】図5は上記鉄筋篭に組み合せ使用するアン
カープレート3を示しており、金属製のリング状に形成
され、PC鋼線4を通すための孔9が同一円周上に複数
穿設された構造になっている。
【0006】従来、上記のアンカープレートを鉄筋篭組
立台の保持台上に供給する方法は、作業者が手作業によ
って持上げることにより行なわれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アンカープ
レートはコンクリート製品の直径にもよるが30〜60
kgの重量を有し、このような重量物を人手によって持
上げ供給するには、極めて重労働になると共に、作業に
危険をともなうという問題があり、その解決が急務にな
っている。
【0008】そこで、この発明の課題は、鉄筋篭組立台
上へのアンカープレートの供給が省力的に能率よく安全
に行なえるアンカープレートの移載装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、第1の発明は、上面にアンカープレートを起
立状態に保持する保持台を設けたアンカープレート保持
機構と、この保持機構の側方に位置し、下降位置で供給
されたアンカープレートを起立状態に保持する持上げア
ームを上下動させるアンカープレート持上げ機構とから
なり、上昇位置にある持上げアーム上から保持台上にア
ンカープレートを転動供給するようにした構成としたも
のである。
【0010】同第2の発明は、昇降動するリフター上に
台車を載置し、この台車の上面にアンカープレートを起
立状態に保持するアンカープレート保持機構と、このア
ンカープレート保持機構の側方に位置し、下降位置で供
給されたアンカープレートを起立状態に保持する持上げ
アームを上下動させるアンカープレート持上げ機構とか
らなり、前記アンカープレート保持機構と持上げ機構
を、下降位置にある保持台と上昇位置にある持上げアー
ムが略等しい高さで直列状に並び、持上げアーム上のア
ンカープレートを保持台上に転動供給できるように配置
した構成としたものである。
【0011】
【作用】下降位置に待機する持上げアーム上にアンカー
プレートを転動させながら起立状態に載置し、この状態
で持上げアームを上昇動させてアンカープレートを持上
げ、下降位置に待機するリフターの台車上に設けた保持
台と、上昇動した持上げアームが略等しい高さ位置で直
列状に並び、上昇した持上げアーム上から支持台上に向
けてアンカープレートを転動させ、保持台上にアンカー
プレートを移載する。
【0012】保持台上にアンカープレートが起立状に保
持されると、リフターが上昇動し、アンカープレートは
鉄筋篭との組立て高さ位置に持上げられることになる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面の図1乃
至図3に基づいて説明する。
【0014】図示のように、アンカープレート保持機構
11は、各種鋼材を用いて横長に形成したフレーム12
内の一方端部に設けたリフター13と、このリフター1
3上に載置した台車14と、台車14の上面に設けたア
ンカープレート保持台15と、フレーム12上に位置
し、台車14と一体にフレーム12の長さ方向に移動す
る樋部材16とで構成され、上記フレーム12の一方端
部寄りの側面にアンカープレート持上げ機構17が設け
られている。
【0015】前記リフター13は、テーブル18をパン
タグラフ機構19で支持し、シリンダやモータを駆動源
に用い、テーブル18を一定ストローク上下動させるよ
うになっており、テーブル18の上面で両側の位置に、
台車14の車輪20を支持するレール部材21,21が
固定され、テーブル18が上昇位置にある図1の状態
で、レール部材21,21は、フレーム12の上部両側
に設けたレール22,22と同じ高さで一方の端部に延
長状の配置となり、台車14のレール部材21,21と
レール22,22間の移動を自由にしている。
【0016】上記台車14は、図2のように、テーブル
18のレール部材21,21間に納まる平面的な大きさ
を有し、両側の車輪20がレール部材21,21で支持
され、テーブル18と一体に上下動すると共に、テーブ
ル18の上昇位置で手動や自動によってフレーム12上
をレール22,22に沿って移動自在となる。
【0017】前記支持台15は、台車14の上面で一端
側寄りの位置に二枚の支持プレート23と23を、対向
面間にアンカープレート3の厚みが納まる間隔を設けて
立設し、両支持プレート23,23の上縁を円弧状に凹
入すると共に、支持プレート23,23間にアンカープ
レート3の下部を支持する複数のローラ24を設けた構
造を有し、アンカープレート3を台車14の移動方向に
軸心が向く状態で起立状に保持するようになっている。
【0018】上記樋部材16は、フレーム12のレール
22,22間の上部に位置し、レール22,22に沿っ
て転動する複数の車輪25によって支持され、後端部の
下面に固定した係合片26に上昇動した台車14上の二
又状係合部27が外嵌し、台車14の移動時に一体に移
動すると共に、台車14の下降動時は係合部27が係合
片26から離れるようになっている。
【0019】前記アンカープレート持上げ機構17は、
フレーム12の側面に上下方向に長い一対の側板28と
28を対向状に固定し、両側板28,28の上部外面に
枢止したスプロケット29,29と、側板28,28間
の下部に設けた横軸30のスプロケット31,31間に
エンドレスのチエン32,32を巻回し、横軸30はフ
レーム12内に設けたモータ33によって正逆駆動され
るようになっている。
【0020】両側板28,28間に配置した昇降部材3
4が両側板28,28に設けた上下方向の長孔35に沿
って上下動自在となり、昇降部材34の両端がチエン3
2,32に結合され、モータ33によって該昇降部材3
4は一定ストロークを上下に移動することになる。
【0021】上記昇降部材34には、アンカープレート
3を起立状態に保持する持上げアーム36が前方に突出
するように固定されている。この持上げアーム36はア
ンカープレート3の厚みが嵌合する断面コ字状に形成さ
れ、底面の先端は少し上方に屈曲させるか小径のローラ
37を枢止し、載置供給したアンカープレート3が先端
側に脱落することのないようになっている。
【0022】上記持上げアーム36は下降位置で床面に
接近すると共に、上昇位置に停止するときは、下降位置
に待機する台車14上の保持台15と略等しい高さ位置
になるよう上下動のストロークが設定されていると共
に、上昇位置で保持台15と直列に並び、この持上げア
ーム36上のアンカープレート3を保持台15上へ作業
者が手で押して簡単に転動移載できるようになってい
る。
【0023】この発明のアンカープレート移載装置は上
記のような構成であり、フレーム12を鉄筋篭組立台の
PC鋼線側の位置に延長状となるよう設置する。
【0024】台車14上の保持台15上にアンカープレ
ート3を供給するには、リフター13のテーブル18と
このテーブル18上の台車14を下降位置に待機させる
と共に、アンカープレート持上げ機構17の持上げアー
ム36を下降させて床面上に位置させておく。
【0025】作業者はアンカープレート3を起立状に保
持して床面上を転動させ、持上げアーム36上に転動供
給する。アンカープレート3が持上げアーム36上に起
立状態で安定よく保持されると、モータ33を起動し、
持上げアーム36を上昇動させ、アンカープレート3を
垂直に持上げる。
【0026】アンカープレート3を上昇位置に持上げた
持上げアーム36は下降位置に待機する保持台15と同
じ高さレベルとなり、作業者は持上げアーム36上のア
ンカープレート3を保持台15上に向けて押し、該アン
カープレート3を保持台15上へ転動移載する。
【0027】アンカープレート3は保持台15上に安定
よく納まり、起立状に保持されることになり、床面から
保持台15へのアンカープレート3の供給作業は、アン
カープレート3を転動させるだけでよいので、極めて軽
作業となり、作業の省力化と安全性が向上する。なお、
持上げアーム36上から保持台15上へのアンカープレ
ート3の転動移載時において、保持台15の受取側部分
に設けたローラ24の載り越しに抵抗が生じる場合、予
めこのローラ24を抜取っておき、保持台15上にアン
カープレート3を移載した後、保持台15にローラ24
を取付けるようにするとよい。
【0028】保持台15上にアンカープレート3が保持
されると、リフター13が上昇動し、台車14上の保持
台15で起立状に保持されたアンカープレート3は鉄筋
篭組立台上に設置された鉄筋篭と同軸心状の配置とな
り、このアンカープレート3の孔9にPC鋼線の挿入工
程が行なわれ、次にPC鋼線を鉄筋篭内に引込む工程時
には台車14が、フレーム12上を鉄筋篭側に向けて移
動し、アンカープレート3を鉄筋篭に接近させることに
なる。
【0029】鉄筋篭の組立てが完了し、組立台上から鉄
筋篭が取り外されると、台車14はリフター13のテー
ブル18上に戻り、テーブル18は下降位置に戻ると共
に、持上げ機構17の持上げアーム36も下降して床面
上に戻り、次のアンカープレート3の移載に備えること
になる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、床面
上から持上げアーム上に供給したアンカープレートを持
上げアームの上昇動によって持上げ、持上げ位置で持上
げアーム上のアンカープレートをアンカープレート保持
機構の保持台上に転動移載するようにしたので、重量物
であるアンカープレートの保持台上への供給が、持上げ
アーム上へアンカープレートを転動載置すると共に、持
上げアームから保持台上に転動移載するだけで行なえ、
アンカープレートを手作業で持上げる必要がなくなり、
作業の大幅な省力化と能率向上が図れ、アンカープレー
ト取扱い作業の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アンカープレート移載装置の正面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】リフターとアンカープレート持上げ機構を示す
縦断側面図である。
【図4】(A)乃至(C)はコンクリートポールの鉄筋
篭組立て工程を示す説明図である。
【図5】アンカープレートの斜視図である。
【符号の説明】
3 アンカープレート 9 孔 11 アンカープレート保持機構 12 フレーム 13 リフター 14 台車 15 アンカープレート保持台 16 樋部材 17 アンカープレート持上げ機構 18 テーブル 19 パンタグラフ機構 21 レール部材 22 レール 32 昇降部材 36 持上げアーム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面にアンカープレートを起立状態に保
    持する保持台を設けたアンカープレート保持機構と、こ
    の保持機構の側方に位置し、下降位置で供給されたアン
    カープレートを起立状態に保持する持上げアームを上下
    動させるアンカープレート持上げ機構とからなり、上昇
    位置にある持上げアーム上から保持台上にアンカープレ
    ートを転動供給するようにしたアンカープレート移載装
    置。
  2. 【請求項2】 昇降動するリフター上に台車を載置し、
    この台車の上面にアンカープレートを起立状態に保持す
    るアンカープレート保持機構と、このアンカープレート
    保持機構の側方に位置し、下降位置で供給されたアンカ
    ープレートを起立状態に保持する持上げアームを上下動
    させるアンカープレート持上げ機構とからなり、前記ア
    ンカープレート保持機構と持上げ機構を、下降位置にあ
    る保持台と上昇位置にある持上げアームが略等しい高さ
    で直列状に並び、持上げアーム上のアンカープレートを
    保持台上に転動供給できるように配置したアンカープレ
    ートの移載装置。
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