JP2585578Y2 - 昇降装置における昇降量検知装置 - Google Patents

昇降装置における昇降量検知装置

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JP2585578Y2
JP2585578Y2 JP1993055271U JP5527193U JP2585578Y2 JP 2585578 Y2 JP2585578 Y2 JP 2585578Y2 JP 1993055271 U JP1993055271 U JP 1993055271U JP 5527193 U JP5527193 U JP 5527193U JP 2585578 Y2 JP2585578 Y2 JP 2585578Y2
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carriage
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lifting
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正 田中
元太郎 門野
厳 崔
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日本輸送機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種倉庫等に適用され
るワークの昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の昇降装置としては、例えば図2に
示すようなものがある。同図において、昇降装置1は、
立設された2本のフレーム3と、該フレーム3間に配設
されたワークWを搭載するためのキャリッジ2と、フレ
ーム3の上端に配設されたスプロケット4と、該スプロ
ケットに巻掛けられ上記キャリッジ2の上端に連結され
たチェーンC1,C2と、該チェーンC1,C2にバッ
クル7を介して接続された環状のチェーンC3と、該チ
ェーンC3を走行駆動するモータMとから構成される。
【0003】上記チェーンC3はその上下をスプロケッ
ト5,6に支持されており、モータMと連結されたスプ
ロケット6の回転により上記バックル7を上下動させ、
これで上記キャリッジ2を昇降させる。
【0004】上記キャリッジ2の昇降位置を自動制御す
るためには該キャリッジ2の上下位置を検知する必要が
あるが、このための手段として、図示しないリミットス
イッチを上記フレーム3に複数個配設すると共に、キャ
リッジ2側にドグ(図示せず)を形成し、上記リミット
スイッチがこのドグを検知することによってキャリッジ
位置を検知することが行われている。しかしこの装置で
はキャリッジ2の停止位置に応じた位置に多数のリミッ
トスイッチを配設する必要があり、またキャリッジ2を
加減速制御して円滑に停止させるためには、予め上記リ
ミットスイッチの位置を知っておく必要がある。
【0005】従って図2に示す如く、キャリッジ2に連
結されたチェーンC1を案内するスプロケット8に該ス
プロケット8の回転量に応じて所定のパルスを出力する
エンコーダが設けられ、このエンコーダの出力パルスを
計算することによりキャリッジ2の位置を検知すること
が行われる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置では、ワークWの重量によってチェーン
C1,C2のピッチが伸び、該チェーンC1,C2の移
動量とスプロケット8の移動量が異なるため、キャリッ
ジ2の昇降位置の検知量に誤差が発生する。
【0007】本考案はこのような問題点に鑑みて案出さ
れたもので、キャリッジの昇降量を正確に検知し得る装
置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決するため、立設された2つのフレーム間にワークを搭
載するためのキャリッジを昇降可能に配設し、該フレー
ムの上下にスプロケットを配設すると共に該スプロケッ
トにチェーンを巻掛け、該チェーンの両端を上記キャリ
ッジの上下端にそれぞれ連結し、かつ上記スプロケット
を介して上記キャリッジとは逆側のチェーン部分にモー
タの回転軸を係合させ、該モータの駆動により上記チェ
ーンを走行駆動して上記キャリッジを昇降させる昇降装
置であって、フレーム下側の上記スプロケットに該スプ
ロケットの回転量を検知する回転量検知具を設けたこと
を特徴とする昇降装置における昇降量検知装置を提案す
る。
【0009】
【作用】上記本考案において、チェーンはキャリッジ上
端とモータとの間でのみ伸びを生じ、該モータとフレー
ム下側のスプロケットとの間では発生せず、昇降量検知
具はこのチェーンの伸びの影響を受けない個所に設けら
れている。従って、荷重変化による一時的、或いは長期
の使用による永久的なチェーンの伸びが生じても、常に
正確な昇降量を検知し得る。
【0010】
【実施例】本考案に係る昇降装置1を図1に示す。同図
において、前記した従来例を示す図2と同一の個所につ
いては同一の符号を用いる。
【0011】立設された2本のフレーム3の間にはワー
クWを搭載するためのキャリッジ2が配置され、該フレ
ーム3の上端にはスプロケット4,4,5が、下端には
スプロケット13,14,15,16,17がそれぞれ
配設される。
【0012】上記キャリッジ2の上端左右にはチェーン
C5,C6がそれぞれ連結され、両チェーンC5,C6
はフレーム上側のスプロケット4,4にそれぞれ巻掛け
られる。両チェーンC5,C6は共に上記したスプロケ
ット5を通過して下方へ延び、モータMの回転軸に固定
されたスプロケット6と係合した後別のスプロケット1
2を通り、左側のチェーンC6は上記スプロケット13
を経てキャリッジ2の下端左側へ、右側のチェーンC5
は上記スプロケット13,14,15,16,17を順
に経てキャリッジ下端右側へ、それぞれ連結される。
【0013】上記モータMが駆動されることによりチェ
ーンC5,C6が走行駆動され、キャリッジ2はフレー
ム3の間を昇降する。このときチェーンC5,C6はワ
ークWの荷重を受けてキャリッジ2上端とモータMとの
間において伸びを生じるが、該モータMとキャリッジ下
端との間においては伸びを生じない。この伸びを生じな
い部分に配置された上記スプロケットのひとつであるス
プロケット17に、該スプロケット17の回転量を検出
するエンコーダ9が設けられる。
【0014】エンコーダ9はキャリッジ2の昇降に伴い
走行するチェーンC5の移動量をスプロケット17の回
転量として検知し、これによりキャリッジ2の高さ位置
を検知できる。このエンコーダ9はフレーム3の下位に
設けられているため調整が容易であり、また該エンコー
ダ9を設けるに際し特別の装置を必要とせず、また専用
のチェーンを別に設ける必要もない。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、チ
ェーンの伸びによりキャリッジの昇降量検知に誤差が生
じるのを防止でき、正確な昇降量を検知できる。また昇
降量の検知具を設けるに当たり特別の手段を設ける必要
もなく、またキャリッジの昇降と昇降位置の測定とを同
一のチェーンで行うことができ、更にチェーンのレイア
ウトも容易であるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す正面図である。
【図2】従来の技術を説明するための正面図である。
【符号の説明】
1 昇降装置 2 キャリッジ 3 フレーム 4 スプロケット 6 スプロケット 9 エンコーダ(検知具) 13 スプロケット 17 スプロケット C5 チェーン C6 チェーン M モータ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66D 1/54 B65G 1/00 - 1/20 B66F 9/00 - 11/04 B66F 17/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立設された2つのフレーム間にワークを
    搭載するためのキャリッジを昇降可能に配設し、該フレ
    ームの上下にスプロケットを配設すると共に該スプロケ
    ットにチェーンを巻掛け、該チェーンの両端を上記キャ
    リッジの上下端にそれぞれ連結し、かつ上記スプロケッ
    トを介して上記キャリッジとは逆側のチェーン部分にモ
    ータの回転軸を係合させ、該モータの駆動により上記チ
    ェーンを走行駆動して上記キャリッジを昇降させる昇降
    装置であって、フレーム下側の上記スプロケットに該ス
    プロケットの回転量を検知する回転量検知具を設けたこ
    とを特徴とする昇降装置における昇降量検知装置。
JP1993055271U 1993-09-17 1993-09-17 昇降装置における昇降量検知装置 Expired - Fee Related JP2585578Y2 (ja)

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JPH061405A (ja) * 1992-06-15 1994-01-11 Sugiyasu Kogyo Kk スタッカークレーンにおける昇降体の停止位置検出機構

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