JP2585562Y2 - カセットデッキのクラッチ取付構造 - Google Patents

カセットデッキのクラッチ取付構造

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JP2585562Y2
JP2585562Y2 JP1992080692U JP8069292U JP2585562Y2 JP 2585562 Y2 JP2585562 Y2 JP 2585562Y2 JP 1992080692 U JP1992080692 U JP 1992080692U JP 8069292 U JP8069292 U JP 8069292U JP 2585562 Y2 JP2585562 Y2 JP 2585562Y2
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井 国 男 沢
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はカセットデッキのクラッ
チ取付構造に関し、例えばカセットデッキの記録又は再
生する際に、巻き取りリールに一定のトルクでテープを
巻き取るためのクラッチを備えたカセットデッキのクラ
ッチ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気記録再生装置として例え
ば、図2に示すようなビデオテープレコーダのカセット
デッキ30は、デッキシャーシ31の上に録画再生ヘッ
ドなどを取り付ける回転自在なヘッドシリンダ32、カ
セット33のテープリールを係合軸支させる供給リール
軸35及び巻取りリール軸36、テープリールから供給
されたテープをヘッドシリンダ32に巻装させるために
レール37,38を介して摺動案内されるスライダ体3
9,40に立設されたテープローディングピン41,4
2を有している。43はオーディオ信号などを入出力さ
せる音声ヘッド、44は消去ヘッド、45はキャプスタ
ン軸、46はピンチローラである。47はモードレバー
であり、モードレバー47はカム体の回転により連係レ
バー48を介して往復摺動させられ、録画再生を行うテ
ープ定速移動モード、テープ早送りモード、テープ逆戻
しモードの切換を行う。49はモードレバー47に係合
するクラッチレバーである。50はクラッチであり、ク
ラッチ50は供給リール軸35と、巻取りリール軸36
との間に設けられ、キャプスタン軸45と同軸でデッキ
シャーシ31の裏面側に設けられたフライホイールモー
タによりベルトを介して駆動される。クラッチ50は、
トルクのリミッタ機構を有し、巻取りリールに巻き取ら
れるテープが一定のトルクで巻き取られるようになされ
ている。
【0003】図3,4は従来のクラッチ50の構造及び
クラッチ取付構造200を示す。図3,4において、5
0Aはリミッタ部、50Bはアーム部を示す。リミッタ
部50Aは前述のキャプスタン軸45と同軸に設けたフ
ライホイールモータによりベルト52を介して動力が伝
達されるプーリ51と、プーリ51の上下にフェルト等
の摩擦部材54を介して圧接する下側の支持板51A
と、上側のクラッチ板51Bと、クラッチ板51Bに2
つのコイルばね55を介して付勢力を加える円筒状の支
持部51Cとを有している。リミッタ部の支持板51A
及び支持部材51Cは、支軸53に軸上下方向に摺動自
在で回転自在に支持されクラッチレバー49の作動によ
り支持部材51cが押し下げられて、支持板51Aに係
合し、プーリ51に伝達される動力をアーム部51Bの
後述のアイドルギア57に伝達するようになされてい
る。支軸53はボス59を介して、ブラケット60に固
定され、ブラケット60はシャーシ31に図示していな
いビスにより固定されている。56はギアで、ギア56
には前記プーリ51の回転をコイルばね55の荷重に比
例したトルクが伝達されるようになっている。58は揺
動アームであり、揺動アーム58は前記支軸53に一端
が支持され下部にアイドルギア57を支持している。こ
のアイドルギア57と前記ギア56が常時噛合い、ギア
56に伝達された一定のトルクはアイドルギア57を介
して図2に示す供給リール35または巻取りリール36
に伝達するように構成している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のクラッチ取付構造200にあっては、リミッ
タ部50Aとアーム部50Bとをシャーシに取付けるた
めのブラケット60及びこれに付随してボス59を必要
とし、それだけ部品点数も多くなり、工数も増加し、生
産性にも悪くなるという問題点があった。
【0005】本考案は、このような従来の課題に鑑みて
なされたもので、取付用のブラケットを用いることなく
シャーシへの取付ができ、かつ部品コストの低減及び生
産性の向上をはかったカセットデッキのクラッチ取付構
造を提供することを目的とする。
【0006】本考案は、デッキシャーシ31上に巻取り
リール軸35及び供給リール軸36を備え、モータの回
転により巻取りリール及び供給リールのいずれかを選択
的に回転させるカセットデッキのクラッチ取付構造にお
いて、前記モータにより駆動されるプーリ51と、該プ
ーリ51により摩擦部材54及びクラッチ板51Bを介
して駆動されるギア56と、該ギア56により駆動され
前記巻取りリール及び供給リールのいずれかを選択的に
回転させるアイドルギア57と、巻取りリール及び供給
リールとの間を揺動する揺動アーム58と、シャーシ3
1に組み付けられる支軸53とを備え、前記シャーシ3
1下面の支軸53にプーリ51、クラッチ板51B及び
ギア56とを取り付け、プーリ51とギア56とによっ
て摩擦部材54を挟持し、前記シャーシ31上面の支軸
53に揺動アーム58を取り付けると共に、該揺動アー
ム58に取り付けられた前記アイドルギヤ57を前記シ
ャーシ下面で前記ギア56と噛合させたことを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】本考案では、シャーシに形成されたボスに支軸
を圧入固着し、この支軸のシャーシ上側には揺動アーム
を、シャーシの下側にはプーリ、クラッチ板及びギアを
各々取付ける。カセットから引き出されたテープはクラ
ッチ板と摩擦部材により一定のトルクで巻取りリールに
巻取られる。揺動アームは巻取リール側と供給リール側
に揺動してテープを供給、巻戻しに切り換える。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案に係る磁気記録再生装置のクラッチ
取付構造の一実施例を示す図であり、図2と同一構成は
同一符号で示している。まず、構成を説明する。図1に
おいて、100は磁気記録再生装置であるビデオテープ
レコーダのカセットデッキのクラッチ10のクラッチ取
付構造である。クラッチ10はモータに連結され一定の
速度及びトルクで回転を伝達するリミッタ部Aと、リミ
ッタ部Aの回転を巻取りリールを支持する巻取りリール
軸35及び供給リールを支持する供給リール軸36のい
ずれかに選択的に伝達するアーム部Bとを備えている。
リミッタ部Aはデッキシャーシ31の下側に、アーム部
Bはデッキシャーシ31の上側に配置され、それぞれシ
ャーシ31にボス12を介して固着された支軸53に回
動自在に支持されている。ボス12はデッキシャーシ3
1にアウトサート成型された樹脂性部材であり、このボ
ス12に支軸53が圧入固定されている。この支軸53
の下端にリミッタ部Aの支持板51Aが固着され、この
支持板51Aのボス部14にプーリ51及びクラッチ板
51Bが各々フエルト等の摩擦部材54を介して回転自
在に取付けられている。このクラッチ板51Bの上部と
前記ボス12との間にはギア56が支軸53に回転自在
に取付けられ、このギア56と前記クラッチ板51Bと
の間にコイルばね55が設けられ、このコイルばね55
で設定された荷重を前記クラッチ板51Bに付与してい
る。
【0009】前記アーム部Bは揺動アーム58とその下
部に軸16で支持されたアイドルギア57とからなり、
このアイドルギア57はシャーシ31の開口部18から
下方に突出しリミッタ部Aのギア56と噛合している。
そして揺動アーム58はシャーシ31の上部に位置し、
該揺動アーム58の基端部は前記ボス12の上部におい
て支軸53に回転自在に取付けられ、止め部材17によ
って上下の動きが規制されている。前記プーリ51はベ
ルト52を介してキャプスタン軸を駆動するフライホイ
ールモータ(共に図示せず)の出力プーリに連結されて
いる。
【0010】テープに記録又は再生を行う際は、テープ
はフライホイールモータの出力軸であるキャプスタン軸
45にピンチローラ46で圧着され一定の速度で送り出
される。フライホイールモータの回転に伴ってリミッタ
部Aのプーリ51も回転し、摩擦部材54、クラッチ板
51B、コイルばね55、ギア56を介してアイドルギ
ア57に回転が伝達され、アイドルギア57に噛合する
図示していない巻取リールギアを介して巻取リールが回
転し、テープは巻取リールに巻取られる。この際、コイ
ルばね55で設定された荷重に比例した摩擦力により、
一定のトルクでテープを巻取ることができる。アーム部
Bはまた、巻取リール側と供給リール側に揺動してテー
プの供給、巻戻しに切換えるようになっている。
【0011】次に作用を説明する。本考案では、リミッ
タ部Aがデッキシャーシ31の下側に、アーム部Bがデ
ッキシャーシ31の上側に配置され、それぞれデッキシ
ャーシ31にボス12を介して固着された支軸53に支
持されているので、クラッチ10は、従来のブラケット
60なしにデッキシャーシ31に支持されており、部品
数が減少する。また、ボス12に支軸53を圧入固着す
るのみであり、組立工数も減少し、大幅なコスト低減及
び生産性の向上ができる。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
シャーシを取り付けるためのブラケット及びボスが不要
となり、部品点数の削減によりコスト低減ができると共
に、同一支軸に対してプーリ、摩擦部材、クラッチ板、
ギア、揺動アーム等を取付けることができ、支軸の取付
けもシャーシにアウトサート成型されたボスに圧入がで
きるため取付けが簡単で生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る磁気記録再生装置のクラッチ取付
構造の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】従来の磁気記録再生装置のクラッチ取付構造を
示す全体平面図である。
【図3】従来のクラッチ取付構造の平面図である。
【図4】図3のX−X線縦断面図である。
【符号の説明】
A リミッタ部 B アーム部 10 クラッチ 31 シャーシ 53 支軸 100 クラッチ取付構造

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デッキシャーシ31上に巻取りリール軸
    35及び供給リール軸36を備え、モータの回転により
    巻取りリール及び供給リールのいずれかを選択的に回転
    させるカセットデッキのクラッチ取付構造において、 前記モータにより駆動されるプーリ51と、該プーリ5
    により摩擦部材54及びクラッチ板51Bを介して駆
    動されるギア56と、該ギア56により駆動され前記巻
    取りリール及び供給リールのいずれかを選択的に回転さ
    せるアイドルギア57と、巻取りリール及び供給リール
    との間を揺動する揺動アーム58と、シャーシ31に組
    み付けられる支軸53とを備え、前記シャーシ31下面
    の支軸53にプーリ51、クラッチ板51B及びギア5
    6とを取り付け、プーリ51とギア56とによって摩擦
    部材54を挟持し、前記シャーシ31上面の支軸53に
    揺動アーム58を取り付けると共に、該揺動アーム58
    に取り付けられた前記アイドルギヤ57を前記シャーシ
    下面で前記ギア56と噛合させたことを特徴とするカセ
    ットデッキのクラッチ取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56123049U (ja) * 1980-02-20 1981-09-18
JPS5853049A (ja) * 1981-09-22 1983-03-29 Hitachi Ltd 磁気記録再生装置のリ−ル駆動装置
JPS61178756A (ja) * 1985-02-01 1986-08-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd リ−ル台駆動装置
JPS6386135A (ja) * 1986-09-30 1988-04-16 Toshiba Corp テ−プ駆動機構

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