JP3017641U - 磁気記録再生装置のクラッチ取付構造 - Google Patents

磁気記録再生装置のクラッチ取付構造

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JP3017641U
JP3017641U JP1995005256U JP525695U JP3017641U JP 3017641 U JP3017641 U JP 3017641U JP 1995005256 U JP1995005256 U JP 1995005256U JP 525695 U JP525695 U JP 525695U JP 3017641 U JP3017641 U JP 3017641U
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clutch
boss
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shaft
gear
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井 国 男 沢
子 成 金
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、磁気記録再生装置のクラッチ取付
構造に関し、部品コストの低減および生産性の向上をは
かることを目的とする。 【構成】 シャーシ31にボス12を介して組み付けら
れた支軸53と、ボス12に接しながら回転するギア5
6と、軸53に組み付けられた支持板51Aと、軸53
に回動自在に設けられるクラッチ板51Bと、クラッチ
板51Bと支持板51Aとを間に設けられたプーリ51
と、支持板51Aとプーリ51との間、及び、プーリ5
1とクラッチ板51Bとの間に設けられた摩擦部材54
と、クラッチ板51Bとギア56との間に設けられたば
ね55とで構成したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁気記録再生装置のクラッチ取付構造に関し、例えば磁気記録再生 装置の記録又は再生する際に、巻取りリールに一定のトルクでテープを巻取るた めのリミッタ機構を有するクラッチを備えた磁気記録再生装置のクラッチ取付構 造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、磁気記録再生装置として例えば、図2に示すようなビデオテープレコ ーダのカセットデッキ30は、デッキシャーシ31の上に録画再生ヘッドなどを 取り付ける回転自在なヘッドシリンダ32、カセット33のテープリールを係合 軸支させる供給リール軸35及び巻取りリール軸36、テープリールから供給さ れたテープをヘッドシリンダ32に巻装させるためにレール37,38を介して 摺動案内されるスライダ体39,40に立設されたテープローディングピン41 ,42を有している。 43はオーディオ信号などを入出力させる音声ヘッド、44は消去ヘッド、4 5はキャプスタン軸、46はピンチローラである。47はモードレバーであり、 モードレバー47はカム体の回転により連係レバー48を介して往復摺動させら れ、録画再生を行うテープ定速移動モード、テープ早送りモード、テープ逆戻し モードの切換を行う。49はモードレバー47に係合するクラッチレバーである 。 50はクラッチであり、クラッチ50は供給リール軸35と、巻取りリール軸 36との間に設けられ、キャプスタン軸45と同軸でデッキシャーシ31の裏面 側に設けられたフライホイールモータによりベルトを介して駆動される。クラッ チ50は、トルクのリミッタ機構を有し、巻取りリールに巻き取られるテープが 一定のトルクで巻き取られるようになされている。
【0003】 図3,4は従来のクラッチ50の構造及びクラッチ取付構造200を示す。図 3,4において、50Aはリミッタ部、50Bはアーム部を示す。リミッタ部5 0Aは前述のキャプスタン軸45と同軸に設けたフライホイールモータによりベ ルト52を介して動力が伝達されるプーリ51と、プーリ51の上下にフェルト 等の摩擦部材54を介して圧接する下側の支持板51Aと、上側のクラッチ板5 1Bと、クラッチ板51Bに2つのコイルばね55を介して付勢力を加える円筒 状の支持部51Cとを有している。 リミッタ部の支持板51A及び支持部材51Cは、支軸53に軸上下方向に摺 動自在で回転自在に支持されクラッチレバー49の作動により支持部材51cが 押し下げられて、支持板51Aに係合し、プーリ51に伝達される動力をアーム 部51Bの後述のアイドルギア57に伝達するようになされている。 支軸53はボス59を介して、ブラケット60に固定され、ブラケット60は シャーシ31に図示していないビスにより固定されている。56はギアで、ギア 56には前記プーリ51の回転をコイルばね55の荷重に比例したトルクが伝達 されるようになっている。58は揺動アームであり、揺動アーム58は前記支軸 53に一端が支持され下部にアイドルギア57を支持している。このアイドルギ ア57と前記ギア56が常時噛合い、ギア56に伝達された一定のトルクはアイ ドルギア57を介して図2に示す供給リール35または巻取りリール36に伝達 するように構成している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のクラッチ取付構造200にあっては、リミッ タ部50Aとアーム部50Bとをシャーシに取付けるためのブラケット60及び これに付随してボス59を必要とし、それだけ部品点数も多くなり、工数も増加 し、生産性にも悪くなるという問題点があった。
【0005】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたもので、アーム部をシャー シ上側にリミッタ部をシャーシ下側に配置することにより、取付用のブラケット を用いることなくシャーシへの取付ができ、かつ部品コストの低減および生産性 の向上をはかった磁気記録再生装置のクラッチ取付構造を提供することを目的と する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、シャーシにボスを介して組み付けられた支軸と、前記ボスの下面に 接しながら回転するギアと、前記軸に組み付けられた支持板と、前記軸に回動自 在に設けられるクラッチ板と、前記クラッチ板と支持板との間に設けられたプー リと、前記支持板とプーリとの間、及び、前記プーリとクラッチ板との間に設け られたばねと、前記ボスの上面に接するアーム部と、前記アーム部を前記ボスと で上下動を規制するための止め部材とで構成したことを特徴とする。 また、前記摩擦部材はフエルトであることを特徴とする。 また、前記アーム部にはアイドルギアが取付けられ、前記アイドルギアは、前 記ボスより下で前記ボス下方に設けられたギアと噛合することを特徴とする。
【0007】
【作用】
本発明は、シャーシにボスを介して組み付けられた支軸と、前記ボスに接しな がら回転するギアと、前記軸に組み付けられた支持板と、前記軸に回動自在に設 けられるクラッチ板と、前記クラッチ板と支持板とを間に設けられたプーリと、 前記支持板とプーリとの間、及び、前記プーリとクラッチ板との間に設けられた 摩擦部材と、前記クラッチ板と前記ギアとの間に設けられたばねとで構成したの で、ばねは所定の力でクラッチ板をプーリに押圧する。従って、所定のトルクで 安定してギアは回転する。 また、前記摩擦部材はフエルトであるので、本発明のクラッチ装置を円滑に動 作させることが可能である。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案に係る磁気記 録再生装置のクラッチ取付構造の一実施例を示す図であり、図2と同一構成は同 一符号で示している。 まず、構成を説明する。 図1において、100は磁気記録再生装置であるビデオテープレコーダのカセ ットデッキのクラッチ10のクラッチ取付構造である。 クラッチ10はモータに連結され一定の速度及びトルクで回転を伝達するリミ ッタ部Aと、リミッタ部Aの回転を巻取りリールを支持する巻取りリール軸35 及び供給リールを支持する供給リール軸36のいずれかに選択的に伝達するアー ム部Bとを備えている。リミッタ部Aはデッキシャーシ31の下側に、アーム部 Bはデッキシャーシ31の上側に配置され、それぞれシャーシ31にボス12を 介して固着された支軸53に回動自在に支持されている。ボス12はデッキシャ ーシ31にアウトサート成型された樹脂性部材であり、このボス12に支軸53 が圧入固定されている。この支軸53の下端にリミッタ部Aの支持板51Aが固 着され、この支持板51Aのボス部14にプーリ51及びクラッチ板51Bが各 々フエルト等の摩擦部材54を介して回転自在に取付けられている。このクラッ チ板51Bの上部と前記ボス12との間にはギア56が支軸53に回転自在に取 付けられ、このギア56と前記クラッチ板51Bとの間にコイルばね55が設け られ、このコイルばね55で設定された荷重を前記クラッチ板51Bに付与して いる。
【0009】 前記アーム部Bは揺動アーム58とその下部に軸16で支持されたアイドルギ ア57とからなり、このアイドルギア57はシャーシ31の開口部18から下方 に突出しリミッタ部Aのギア56と噛合している。そして揺動アーム58はシャ ーシ31の上部に位置し、該揺動アーム58の基端部は前記ボス12の上部にお いて支軸53に回転自在に取付けられ、止め部材17によって上下の動きが規制 されている。 前記プーリ51はベルト52を介してキャプスタン軸を駆動するフライホイー ルモータ(共に図示せず)の出力プーリに連結されている。
【0010】 テープに記録又は再生を行う際は、テープはフライホイールモータの出力軸で あるキャプスタン軸45にピンチローラ46で圧着され一定の速度で送り出され る。フライホイールモータの回転に伴ってリミッタ部Aのプーリ51も回転し、 摩擦部材54、クラッチ板51B、コイルばね55、ギア56を介してアイドル ギア57に回転が伝達され、アイドルギア57に噛合する図示していない巻取リ ールギアを介して巻取リールが回転し、テープは巻取リールに巻取られる。この 際、コイルばね55で設定された荷重に比例した摩擦力により、一定のトルクで テープを巻取ることができる。 アーム部Bはまた、巻取リール側と供給リール側に揺動してテープの供給、巻 戻しに切換えるようになっている。
【0011】 次に作用を説明する。 本考案では、リミッタ部Aがデッキシャーシ31の下側に、アーム部Bがデッ キシャーシ31の上側に配置され、それぞれデッキシャーシ31にボス12を介 して固着された支軸53に支持されているので、クラッチ10は、従来のブラケ ット60なしにデッキシャーシ31に支持されており、部品数が減少する。また 、ボス12に支軸53を圧入固着するのみであり、組立工数も減少し、大幅なコ スト低減及び生産性の向上ができる。
【0012】
【考案の効果】
本発明は以下のような効果を奏する。 本発明は、シャーシにボスを介して組み付けられた支軸と、前記ボスに接しな がら回転するギアと、前記軸に組み付けられた支持板と、前記軸に回動自在に設 けられるクラッチ板と、前記クラッチ板と支持板とを間に設けられたプーリと、 前記支持板とプーリとの間、及び、前記プーリとクラッチ板との間に設けられた 摩擦部材と、前記クラッチ板と前記ギアとの間に設けられたばねとで構成したの で、ばねは所定の力でクラッチ板をプーリに押圧する。従って、所定のトルクで 安定してギアは回転する。 また、前記摩擦部材はフエルトであるので、本発明のクラッチ装置を円滑に動 作させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る磁気記録再生装置のクラッチ取付
構造の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】従来の磁気記録再生装置のクラッチ取付構造を
示す全体平面図である。
【図3】従来のクラッチ取付構造の平面図である。
【図4】図3のX−X線縦断面図である。
【符号の説明】
A リミッタ部 B アーム部 10 クラッチ 31 シャーシ 53 支軸 100 クラッチ取付構造

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシにボスを介して組み付けられた
    支軸と、前記ボスの下面に接しながら回転するギアと、
    前記軸に組み付けられた支持板と、前記軸に回動自在に
    設けられるクラッチ板と、前記クラッチ板と支持板との
    間に設けられたプーリと、前記支持板とプーリとの間、
    及び、前記プーリとクラッチ板との間に設けられたばね
    と、前記ボスの上面に接するアーム部と、前記アーム部
    を前記ボスとで上下動を規制するための止め部材とで構
    成したことを特徴とする磁気記録再生装置のクラッチ取
    付構造。
  2. 【請求項2】 前記摩擦部材はフエルトであることを特
    徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置のクラッチ取
    付構造。
  3. 【請求項3】 前記アーム部にはアイドルギアが取付け
    られ、前記アイドルギアは、前記ボスより下で前記ボス
    下方に設けられたギアと噛合することを特徴とする請求
    項1または2記載の磁気記録再生装置のクラッチ取付構
    造。
JP1995005256U 1995-05-02 1995-05-02 磁気記録再生装置のクラッチ取付構造 Expired - Lifetime JP3017641U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58102860A (ja) * 1981-12-11 1983-06-18 Hitachi Ltd 首振りアイドラの取付機構

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58102860A (ja) * 1981-12-11 1983-06-18 Hitachi Ltd 首振りアイドラの取付機構

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