JP2946769B2 - 磁気記録再生装置の駆動装置 - Google Patents

磁気記録再生装置の駆動装置

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JP2946769B2
JP2946769B2 JP3003189A JP318991A JP2946769B2 JP 2946769 B2 JP2946769 B2 JP 2946769B2 JP 3003189 A JP3003189 A JP 3003189A JP 318991 A JP318991 A JP 318991A JP 2946769 B2 JP2946769 B2 JP 2946769B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープカセットを用い
る磁気記録再生装置の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テープカセットから磁気テープを
引き出して、テープカセットの近傍に設置された回転ド
ラムの外周に巻き付け、映像信号の記録若しくは再生を
するカセット式ビデオテープレコーダでは、キャプスタ
ンとピンチローラとで磁気テープを挟み付けることによ
って、この磁気テープに走行のための駆動力を付与して
いた。
【0003】たとえば図7に示すように、ローディング
ローラポスト201,204によって磁気テープ203
をテープカセット213から矢印202,205の方向
に引き出して回転ドラム206に両側から巻き付け、駆
動装置207によって回転されるキャプスタン208と
ピンチローラ209とで磁気テープ203を挟み付けて
いた。そしてピンチローラ209は、軸210の回りに
回動するピンチアーム211に搭載されることによっ
て、ローディングローラポスト201,204と同時に
矢印212の方向に引き出されていた。
【0004】ピンチアーム211を回動させるための駆
動機構としては、たとえば軸210と同心状のピンチギ
ヤをピンチアームと一体に回動可能とし、そして、この
ピンチアームギヤにかみ合う歯部を有した回動式のセク
タアームを設けたものが用いられている。このようなも
のでは、セクタアームに回動力を付与することで、ピン
チアーム211が回動してピンチローラ209が移動す
るとともに、このピンチローラ209がキャプスタン2
08に押圧されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、キャプスタンとピンチローラとで
磁気テープを挟み込んで駆動するときキャプスタンと磁
気テープとが滑らないことが重要であり、そのために大
きな圧着力をピンチローラに加える必要がある。そのた
めにこのような大きな力に耐えられうるだけの強固な構
成が必要であり装置が大型化するという問題がある。
【0006】本発明はこのような問題を解決するもの
で、経時変化しやすいゴム材を使用したピンチローラを
必要としない磁気記録再生装置における駆動装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は磁気テープを収納したカセットの外部に位
置し磁気テープを所定の速度で駆動する第1のキャプス
タンと、カセットを磁気記録再生装置に装着するときに
はカセット内に配置された磁気テープの内側から磁気テ
ープをカセットから引き出し前記第1のキャプスタンと
反対方向に回転する第2のキャプスタンとを備えてなる
ものである。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成によって、カセットが装
着された後、第2のキャプスタンがカセット内より磁気
テープをカセット外に引き出し第1のキャプスタンおよ
び第2のキャプスタンに磁気テープを巻き付けることに
なり、これによりピンチローラを用いず磁気テープが駆
動できる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例の磁気記録再生装置の
駆動装置について、図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は本発明の第1の実施例の磁気記録再
生装置の概要を示す平面図である。1は本体シャーシ、
2はシャーシ1に装着されたカセットであり、カセット
2内には供給側リール3と巻取り側リール4が配設され
ている。カセット2がシャーシ1に装着されたときに、
カセット2の前面部および底面部に形成された開口部5
に記録再生装置のローディングポスト6,7と傾斜ポス
ト8,9とさらに後で説明する第2のキャプスタン10
とが磁気テープ12の内側に挿入される。13は第1の
キャプスタン、11は本体シャーシ1上に設けられたテ
ープガイドポストであり、ローディングが完了すると1
1′の位置まで移動して固定される。14は磁気テープ
に信号を記録再生する磁気ヘッドを備えた回転ドラムで
あり、本体シャーシ1上に設けられている。16は本体
シャーシ1上に設けられたテープガイドポストであり、
17はテープ走行時のテープテンションを検出しかつ一
定の値に制御する働きを持つテンションポストである。
【0011】図2は本装置のリール駆動装置を示した平
面図である。第1のキャプスタン13と同軸に形成され
た第1のプーリ18とアイドラギヤ19を駆動する第2
のプーリ20とはベルト21でもって結ばれている。2
2はカセット2内の巻取りリール4とかみ合って磁気テ
ープ12を巻取る巻取りリール台、23は供給リールと
かみ合う供給リール台である。アイドラギヤ19はキャ
プスタンモータ27の回転方向により巻取りリール台2
2あるいは供給リール台23のいずれかを選択的に回転
駆動するように構成されている。
【0012】図3は上記巻取りリール台22の断面図で
ある。24はクラッチフェルトであり巻取りリールギヤ
25を介してクラッチスプリング26により所定の圧力
が加えられ、アイドラギヤ19でリールギヤ25を駆動
したとき所定のトルクが発生するように構成されてい
る。
【0013】次に第1のキャプスタン13および第2の
キャプスタン10の構成を図4を用いて説明する。27
は第1のキャプスタン13に直結されたキャプスタンモ
ータであり記録再生時に所定の回転速度で第1のキャプ
スタン13を駆動する。28はキャプスタンモータを保
持するキャプスタンハウジングであり本体シャーシ1に
固定されている。また第1のキャプスタンにはベアリン
グ29によって第1のキャプスタンのまわりに回動自在
に設けられたキャプスタン引き出しアーム30が設けら
れている、さらにキャプスタン引き出しアーム30には
第2のキャプスタン10がベアリング31によって回転
自在に設けられている。第2のキャプスタン10には第
1および第2のキャプスタンにそれぞれ同軸に設けられ
た第1および第2のドラム32,33によって回転が伝
えられるように構成されている。
【0014】次に、本装置のテープローディング動作に
ついて説明する。図5において装置にカセット2が装着
されるとカセット検出スイッチ(図示せず)がONとな
り駆動装置(図示せず)によりローディングポスト6,
7および傾斜ポスト8,9は矢印(A,B)方向に移動
し、磁気テープ12をカセット2内よりカセット外に引
き出し回転ドラム17に所定の巻き付け角分を巻き付け
る。また第2のキャプスタン10は矢印c方向に駆動装
置(図示せず)によって回動し第1および第2のキャプ
スタンに磁気テープ12を所定角度分巻き付けられるこ
とになる。テンションポスト17はローディングポスト
6,7および傾斜ポスト8,9の移動と同期してカセッ
ト2内よりカセット外に引き出される。
【0015】次に記録再生モードでの装置の動作につい
て説明する。図6においてη1,η2はテープガイドポス
トにおけるテープ走行ロスである。またリールのテープ
巻半径の最大値をR、最小値をrとする。また第1のキ
ャプスタン13の直径をd、第2のキャプスタンの直径
をdよりわずかに大きい値Dとする。さらに巻取りリー
ル台4のクラッチトルクをΦとする。
【0016】装置が記録再生モードに切り換えられると
キャプスタンモータ27は反時計方向に所定の回転速度
で回転する。このとき巻取りリール4にはクラッチトル
クΦが作用し第2のキャプスタン10を出たテープに発
生するテープテンションt1はテープ巻始めの位置では
1=Φ/(r*η1*η2)、巻終わりではt1=Φ/
(R*η1*η2)で表される。このとき第2のキャプス
タン10は時計方向に回転しローディングポスト7と第
1のキャプスタン間のテープテンションt2は、t2=t
1*EXP(μ(θ1+θ2))で表される。ここでμは
キャプスタンとテープとの摩擦係数、θ1,θ2は第1お
よび第2のキャプスタンへのテープ巻き付け角である。
よって第1および第2のキャプスタンによってt2のテ
ープ駆動力が得られる。
【0017】以上のように本実施例によれば、磁気テー
プを収納したカセットの外部に位置し磁気テープを所定
の速度で駆動する第1のキャプスタンとカセットを磁気
記録再生装置に装着するときにはカセット内に配置され
た磁気テープの内側から磁気テープをカセットから引き
出し第1のキャプスタンと反対方向に回転する第2のキ
ャプスタンとを設けることにより、キャプスタンへのテ
ープの巻き付け角を大きくすることができ従来用いられ
ていたピンチローラを必要としないで磁気テープを駆動
することができる。
【0018】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば磁気テープを所定の速度で駆動する第1のキ
ャプスタンと第1のキャプスタンと反対方向に回転する
第2のキャプスタンとを設けることにより、磁気テープ
をキャプスタンとピンチローラとで挟み込みテープを駆
動する従来の機構を必要としないので、キャプスタンに
大きな側圧が加わらずキャプスタンモータの軸受けロス
を少なくすることができる。またゴム製のピンチローラ
を必要としないため耐久性に対する信頼性も大幅に向上
する磁気記録再生装置における駆動装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の磁気記録再生装置の概要を
示す平面図
【図2】同装置のリール駆動機構の平面図
【図3】同装置の巻取りリール台の断面図
【図4】同装置の第1および第2のキャプスタンによる
テープ駆動装置の構成図
【図5】同装置のテープローディング完了時の平面図
【図6】同装置のテープローディング完了時の平面図
【図7】従来の磁気記録再生装置の概要を示す平面図
【符号の説明】
2 カセット 10 第2のキャプスタン 13 第1のキャプスタン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープを収納したカセットの外部に位
    置し磁気テープを所定の速度で駆動する第1のキャプス
    タンと、前記カセットを磁気記録再生装置に装着すると
    きには前記カセット内に前記磁気テープの内側から前記
    磁気テープを前記カセットから引き出すとともに前記第
    1のキャプスタンの駆動力が伝達されて前記第1のキャ
    プスタンと反対方向に回転する第2のキャプスタンとを
    備えてなる磁気記録再生装置の駆動装置。
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