JP2567521B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2567521B2
JP2567521B2 JP2403777A JP40377790A JP2567521B2 JP 2567521 B2 JP2567521 B2 JP 2567521B2 JP 2403777 A JP2403777 A JP 2403777A JP 40377790 A JP40377790 A JP 40377790A JP 2567521 B2 JP2567521 B2 JP 2567521B2
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tape
drum
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rotation
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徹二 本間
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家庭用のビデオカメ
などの回転ドラムがドラム停止状態から再生、記録を
開始するときに、回転ドラムの回転立ち上がり時に、一
定時間磁気テープを逆転させて張力を緩和させることに
より、回転ドラムの回転を円滑に行わせるようにした磁
気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は後述するこの発明の磁気記録再生
装置のデッキ部の平面図であるが、従来の磁気記録再生
装置と同一構成をなすので、従来例の説明に際し、図1
を援用して述べる。この図1における1は磁気ヘッドを
搭載する回転ドラムである。この回転ドラム1は軸1a
を中心に回転して、テープ2に信号を記録、または再生
する。
【0003】回転ドラム1の下部に、軸1aと同軸にド
ラムモータ(図示せず)が備えられており、一般的に矢
印AまたはB方向に回転ドラム1を回転させるようにな
っている。回転ドラム1の近傍には、ガイドポール3,
4が所定の間隔をもって配設されている。
【0004】これらのガイドポール3,4はカセット7
からテープ2を引き出して、回転ドラム1に所定の角度
で巻き付けるためのものである。これらのガイドポール
3,4のそれぞれの近傍には、ガイドポール5,6が配
設されている。ガイドポール5,6もテープ2を案内す
るためのものである。
【0005】上記カセット7内には、テープ2を巻き取
り送り出しを行うためのリール8,9が設けられてい
る。カセット7がデッキに装填されたとき、リール9は
キャプスタン軸10と対向するようになっている。キャ
プスタンはキャプスタン軸10に取り付けられている。
【0006】キャプスタン軸10とピンチローラ11と
の間にテープ2を挟持して、テープ2を所定の速度で走
行させるようになっており、キャプスタン軸10とピン
チローラ11はともにデッキ側に取り付けられている。
キャプスタン軸10は回転ドラム1と同様に、下部にモ
ータ(図示せず)が取り付けられている。また、ピンチ
ローラ11はアーム11aで支持されており、このアー
ムにより、ピンチローラ11がキャプスタン軸10に圧
着または離間するようになっている。アーム11aはデ
ッキに取り付けられている。
【0007】12は音声およびコントロール信号用のヘ
ッド、13は本体構成部のベース、14はテープ2の走
行中に、テープ2に摺接し、テープ2に所定の張力を与
えるためのテンションポールである。このテンションポ
ール14はアーム14a上に支持されており、図示しな
いスプリングと、テープ2の張力とバランスを取り、リ
ール8と係合するリールディスク(図示せず)にブレー
キ力を与えるように構成されている。
【0008】次に、動作について説明する。たとえば、
テープ2の走行中には、キャプスタン軸10からテンシ
ョンポール14まで、テープ2ある張力が与えられて
いるので、停止した状態では、一時、この張力を弱くし
てテープ2を保護する必要がある。
【0009】このため、停止の指令が出た段階で、ピン
チローラ11を矢印dの方向に移動させて、キャプスタ
ン軸10より離間させ、かつテンションポール14を強
制的に矢印C方向に移動させて、テープ2より離間させ
ることにより、テープ2の張力を緩和させている。
【0010】次に、再度再生または記録の指令が出る
と、図3のフローチャートに示すように、装置内のマイ
クロコンピュータ(図示せず)からの制御信号がステッ
プS1で出力され、この制御信号により、回転ドラム1
を駆動するドラムモータに駆動電流がステップS2で供
給される。これにより、ドラムモータが起動されるとと
もに、回転ドラム1が回転を開始する。
【0011】回転ドラム1がある程度の回転数で立ち上
がると、その立ち上がった時点でステップS3で回転ド
ラム1の回転数が判別され、ドラム回転数N1が所定の
回転数N0より大、すなわち、N1>N0でなければ、
ステップS3の処理からスタートステップに処理が戻
る。
【0012】また、ステップS3において、回転ドラム
1の回転数N1が、N1>N0であると判定されると、
ステップS3からステップS4に処理が移行し、ローデ
ィングモータ(図示せず)が起動する。このローディン
グモータはピンチローラアーム11aやテンションアー
ム14aを駆動するためのモータであり、各種リンク
(図示せず)で連結されている。
【0013】次に、ステップS5でモードスイッチが押
されなければ、ステップS5のN0側からスタートステ
ップに処理が戻り、また、モードスイッチが押されて、
再生または記録モードになると、ステップS5からステ
ップS6に処理が移る。このステップS6において、キ
ャプスタンが回転するとともに、ピンチローラ11がテ
ープ2を介してキャプスタンに圧接するとともに、テン
ションポール14がテープ2に当接し、次いで、ステッ
プS7でキャプスタンによるテープ2の駆動が開始さ
れ、再生または記録動作を開始することになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気記録再生装
置は以上のように構成されているので、テープ2の走行
の停止指令が出た段階で、回転ドラム1は慣性のために
回転して、若干停止が遅れる。このため、テンションア
ーム14が離間された後でも、ガイドポール4と回転ド
ラム1との間においては、テープ2の一部分2aに張力
を付与してしまい、次に回転ドラム1回転を立ち上が
らせる場合に、テープ2が回転ドラム1の外周面に貼り
ついて、回転ドラム1の回転の立ち上がりを阻止してし
まう。
【0015】この結果、回転ドラム1が回転できなくな
り、マイクロコンピュータで設定された時間、あるいは
ドラム回転数のカウントの限度を越えてしまって、停止
の状態になってしまうという課題があった。
【0016】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、スムーズに回転ドラムを立ち上
げることができる磁気記録再生装置を得ることを目的と
する。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気記録
再生装置は、回転ドラムの立ち上げ時にピンチローラが
キャプスタンより離れた状態で無条件に本来の回転方向
とは逆方向にドラムモータを一定時間回転させる制御手
段を設けたものである。
【0018】
【作用】この発明における制御手段は、テープが回転ド
ラムの外周面に添接した状態で回転ドラムおよびキャプ
スタンともに、停止した状態より、記録または再生を再
開するモードへ移行する際に、回転ドラムの立ち上げ時
無条件に一定時間逆方向にドラムモータを回転させ、
テープの張力を緩和させるようにして、回転ドラムの立
ち上げ時の回転をスムーズにする。
【0019】
【実施例】以下、この発明の磁気記録再生装置の実施例
について図面に基づき説明する。この発明の磁気記録再
生装置におけるデッキ部分の構成は
【従来の技術】の説明のにおいて、図1で述べたとお
りであり、その再度の説明は省略する。この発明は、回
転ドラム1の回転起動時にテープ2が回転ドラム1の回
転を阻害させないように、回転起動時に制御手段の制御
のもとに、一定時間回転ドラム1の回転を逆方向に回転
させて、テープ2の張力を緩和させるようにしたもので
あり、その制御手段としてのマイクロコンピュータの処
理手順は図2のフローチャートに示されている。
【0020】次に、この図2のフローチャートに沿っ
て、この発明の動作について説明する。磁気記録再生装
置が停止状態にあって、この停止状態から記録、または
再生を開始するときに、スタートステップからステップ
S11でマイクロコンピュータは回転ドラム1の再度立
ち上げる時点でドラム逆転開始指令を出力する。これに
より、ドラムモータがステップS12で逆転起動され、
回転ドラム1が図1の矢印B方向に逆転する。この回転
ドラム1の逆転の回転数がステップS13で回転数発生
器などの出力を検出して判断され、その判断の結果、回
転ドラム1の回転数N1が所定の回転数N0より小さ
い、N1>N0でない場合には、ステップS13のN0
側からスタートステップに処理ルーチンが戻る。
【0021】また、ステップS13の判断処理ステップ
において、その判断の結果、回転ドラム1の回転数N1
がN1>N0であれば、回転ドラム1の逆回転の回転数
が所定回転数より高くなって、回転ドラム1からテープ
2を通って、ピンチローラ11までの間のテープ2のた
るみ分を回転ドラム1の入口部、つまり、テープ2aの
部分に引っ張ってくることになり、このテープ2aの部
分に、若干テープ2にたるみを形成することができる。
【0022】次いで、ステップS13のYES側からス
テップS14に処理が移行し、マイクロコンピュータは
ドラムモータを順方向に逆転させることにより、回転ド
ラム1も順方向に回転し、テープ2aの部分が回転ドラ
ム1の回転を阻害することなく、スムーズに回転ドラム
1の回転を立ち上げることになる。回転ドラム1の順方
向の回転数は上記回転数発生器で発生したパルスなどを
検出することにより、ステップS15で回転ドラム1の
回転数N2が所定の回転数N0より大、小の判断を行
う。
【0023】このステップS15での回転ドラム1の回
転数N2がN2>N0でなければ、ステップS15のN
0側から分岐してスタートステップに処理ルーチンが戻
る。また、ステップS15における判断の結果、回転ド
ラムN2の回転数N2がN2>N0であれば、ステップ
S15からステップS16に処理が移る。このステップ
S16でローディングモータを起動させ、ピンチローラ
アーム11aを駆動してピンチローラ11をキャプスタ
軸10に圧接させるとともに、テンションアーム14
aを駆動して、テンションポール14aにテープ2を当
接させる。
【0024】次いで、ステップS17でモードスイッチ
がオンされていなければ、処理はスタートステップに戻
り、また、ステップS17でモードスイッチがオンされ
ていれば、ステップS18でキャプスタンが回転して、
テープ2が記録または再生方向に走行することになり、
動作が開始される(ステップS19)。なお、上記回転
ドラム1の回転数の検出は回転数発生器(周波数発生
器)の出力を検知するようにしてもよく、また、回転ド
ラム1の逆転は一定時間のあらかじめ設定された逆転で
もよいし、上述のように、回転ドラム1の回転を回転数
発生器の出力を検知して回転数をカウントするようにし
てもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、回転
ドラムにテープが添接した状態で停止時から記録あるい
は再生のために回転ドラムを起動させる場合にあらかじ
め制御手段により所定時無条件で回転ドラムをピンチロ
ーラがキャプスタンより離れた状態で逆方向に回転させ
てテープの張力を緩和してから、再度回転ドラムの順方
向の回転に対して逆転させるように構成したので、新た
な機構を付加することなく、マイクロコンピュータの制
御を変えるだけでテープが回転ドラムの回転の阻害を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による磁気記録再生装置
のデッキ部分の平面図である。
【図2】 図1の実施例の動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図3】 従来の磁気記録再生装置の動作の流れを示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 回転ドラム、2,2a テープ、3,4 テープガ
イド、5,6 ガイドポール、7 カセット、8,9
プーリ、10 キャプスタン軸、11 ピンチローラ、
12 ヘッド、13 ベース。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを搭載してドラムモータによ
    り回転駆動されデッキ部に配設された回転ドラムと、上
    記デッキ部に着脱自在に装填されたカセットから繰り出
    され上記回転ドラムにローディングされる磁気テープ
    と、記録および再生時に上記磁気テープをキャプスタン
    とともに圧接して走行させるピンチローラと、上記ドラ
    ムモータおよび上記キャプスタンの回転駆動制御を行う
    とともに上記回転ドラムの起動時に上記ピンチローラが
    上記キャプスタンより離れた状態で上記ドラムモータを
    無条件に一旦逆転させて上記磁気テープの張力をゆるめ
    た後再度上記ドラムモータを順方向に回転制御を行う制
    御手段とを備えた磁気記録再生装置。
JP2403777A 1990-12-19 1990-12-19 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JP2567521B2 (ja)

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JPH04219660A JPH04219660A (ja) 1992-08-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4396956A (en) * 1980-04-10 1983-08-02 Rca Corporation Overcoming drum stall in record and/or replay systems
JPS6333213A (ja) * 1986-07-16 1988-02-12 関西日本電気株式会社 テ−ピングパツケ−ジの補修方法

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JPH04219660A (ja) 1992-08-10

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