JPH0227396Y2 - - Google Patents

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JPH0227396Y2
JPH0227396Y2 JP6565883U JP6565883U JPH0227396Y2 JP H0227396 Y2 JPH0227396 Y2 JP H0227396Y2 JP 6565883 U JP6565883 U JP 6565883U JP 6565883 U JP6565883 U JP 6565883U JP H0227396 Y2 JPH0227396 Y2 JP H0227396Y2
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JP
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tape
capstan
pinch roller
driven
drive
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JP6565883U
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JPS59173145U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はキヤプスタンとピンチローラで磁気
テープを一定速度で駆動するコンパクトカセツト
テープレコーダおよびマイクロカセツトテープレ
コーダ等のカセツトテープレコーダに関するもの
である。
従来例の構成とその問題点 第1図は従来のカセツトテープレコーダの要部
平面図を示し、第2図はその縦断面図を示してい
る。第1図および第2図において、1はカセツト
ハーフ、2は磁気テープで左右それぞれのリール
3,3に巻かれている。4は磁気ヘツドである。
5は駆動キヤプスタンで、カセツトハーフ1内の
キヤプスタンホール13に配置され、下端にはフ
ライホイール6が取付けられている。8はモータ
で、9はモータ軸14に取付けられたプーリで、
このプーリ9とフライホイール6とはベルト7で
連結されていて、モータ8の駆動を伝え、駆動キ
ヤプスタン5を回転させる。10はピンチローラ
で、軸15に回転自在に支持されたピンチローラ
アーム11の先端に軸16により回転自在に取付
けられ、キヤプスタン5に磁気テープ2を圧接す
る構造となつている。そして、駆動キヤプスタン
5の回転により磁気テープ2が駆動されるもので
ある。このようなテープ駆動系において、磁気テ
ープ2の駆動力を考察する。ピンチローラ10が
駆動キヤプスタン5を押しつける力をPとし、ピ
ンチローラ幅をl、テープ幅をwとする(第2
図)と、ピンチローラ10の平均圧力はP/lと
なる。駆動キヤプスタン5が高トルクで回転して
いると仮定すると、磁気テープ2が駆動される力
は、駆動キヤプスタン5から直接受ける摩擦力
P/l・w・μ1と、駆動キヤプスタン5からピンチ ローラ10を介して受ける力との和である。磁気
テープ2がピンチローラ10を介して受ける力
は、ピンチローラ10が磁気テープ2を介せず駆
動キヤプスタン5に圧接する部分の摩擦力であ
り、P/l・(l−w)・μ2である。ただし、μ1は駆 動キヤプスタン5と磁気テープ2の間の摩擦係
数、μ2は駆動キヤプスタン5とピンチローラ10
の摩擦係数である。ピンチローラ10は、ゴムで
できているため、その摩擦係数μ2は、磁気テープ
2および駆動キヤプスタン5間の摩擦係数μ1に比
し非常に大である(μ2≫μ1)。そのため、テープ
駆動力は、駆動キヤプスタン5からの直接の摩擦
力よりも駆動キヤプスタン5からピンチローラ1
0を介して受ける力の方が大きい。すなわち、 P/l・(l−w)・μ2>P/l・w・μ1 であり、テープ駆動力は、ほとんどP/l・(l− w)・μ2で決まつてしまう。ところが、カセツト
テープレコーダにおいては、カセツトの内寸法h
の制限があつて、lを大きく設計できないため、
(l−w)すなわち磁気テープ2を介せずピンチ
ローラ10が直接駆動キヤプスタン5と圧接する
部分が少なく、テープ駆動力が小さい。特にマイ
クロカセツトテープレコーダにおいては、その影
響が大である。テープ駆動力が小さいと、巻き取
りテンシヨンやバツクテンシヨンの影響を受けて
テープスピードが変化してしまう。巻き始めで
は、巻き径の影響で巻き取りテンシヨンも強く、
バツクテンシヨンが弱いため、磁気テープ2が加
速されてテープスピードが速くなり、逆に巻き終
りでは巻き取りテンシヨンが弱く、バツクテンシ
ヨンが強くなり、磁気テープが制動されてスピー
ドが遅くなる。また、テープテンシヨンにダイナ
ミツクな変動があつてもテープスピードがダイナ
ミツクに変動する。すなわち、ワウ・フラツタを
生ずるという問題が生じる。
考案の目的 この考案はテープ駆動力を増大させてテープ速
度の変動を少くできるカセツトテープレコーダを
提供することを目的とする。
考案の構成 この考案のカセツトテープレコーダは、カセツ
トハーフの外部に配置されモータ等で駆動される
駆動キヤプスタンと、カセツトハーフのキヤプス
タンホール内に配置され低摩擦で回転自在に支持
された従動キヤプスタンと、前記駆動キヤプスタ
ンおよび従動キヤプスタンの双方に圧接する1個
の回転自在のピンチローラとを備え、前記従動キ
ヤプスタンと前記ピンチローラとでテープを挟持
してテープを駆動するようにしたことを特徴とす
るものである。
このように構成すれば、駆動キヤプスタンの駆
動力をピンチローラに十分に伝えることができ、
したがつてピンチローラの回転力をテープに十分
に伝えることができる。すなわち、テープ駆動力
が増大することになる。
実施例の説明 この考案の一実施例を第3図に基づいて説明す
る。第3図において、符号1〜4を付したものは
第1図のものと同様である。5は駆動キヤプスタ
ンで、第1図および第2図とは異なり、カセツト
ハーフ1の外側に配置され、下端にはフライホイ
ル6が取付けられている。8はモータで、9はモ
ータ軸14に取付けられたプーリで、プーリ9と
フライホイル6はベルト7によつて連結されてい
て、モータ8の駆動を伝え、駆動キヤプスタン5
を回転させる。12はカセツトハーフ1内のキヤ
プスタンホールの位置に配置せられた従動キヤプ
スタンで、低摩擦で回転できるように支持されて
いる。10はピンチローラで、軸15に回転自在
に支持されたピンチローラアーム11の先端に軸
16により回転自在に取付けられ、駆動キヤプス
タン5と従動キヤプスタン12に圧接できる構造
となつている。そして、磁気テープ2を従動キヤ
プスタン12とピンチローラ10間で挟持してい
る。
このように構成した結果、テープ駆動力は、駆
動キヤプスタン5とピンチローラ10とが全面積
で圧接しているので、非常に大きな駆動力がまず
ピンチローラ10に伝わり、その駆動力は、従動
キヤプスタン12とピンチローラ10とで挟持さ
れている磁気テープ2に伝わる。その力は、
P/l・w・μ3で、μ3はピンチローラ10と磁気テ ープ2間の摩擦係数で、ピンチローラ10がゴム
のため大きく、また、テープ幅wは従来例の第2
図の(l−w)より大きいため、テープ駆動力を
非常に大きくすることができる。従動キヤプスタ
ン12は、磁気テープの駆動キヤプスタン5およ
びピンチローラ10の回転により従動的に回転せ
られるものである。
このように、テープ駆動力を非常に増大するこ
とができるから、テープテンシヨンの変化の影響
を受けずに、テープ巻き始めから巻き終りまで一
定のテープスピードで磁気テープ2を駆動するこ
とができる。
また、テンシヨンのダイナミツクな変動に対し
ても強く、一定のスピード、すなわちワウ・フラ
ツタも少くすることができ、より性能のよいカセ
ツトテープレコーダを実現できるものである。
考案の効果 この考案のカセツトテープレコーダによれば、
テープ駆動力を増大させてテープ速度の変動を少
くできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の要部平面図、第2図はその縦
断面図、第3図はこの考案の一実施例の要部平面
図である。 1……カセツトハーフ、2……磁気テープ、3
……リール、4……磁気ヘツド、5……駆動キヤ
プスタン、6……フライホイル、7……ベルト、
8……モータ、9……プーリ、10……ピンチロ
ーラ、11……ピンチローラアーム、12……従
動キヤプスタン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カセツトハーフの外部に配置されモータ等で駆
    動される駆動キヤプスタンと、カセツトハーフの
    キヤプスタンホール内に配置され低摩擦で回転自
    在に支持された従動キヤプスタンと、前記駆動キ
    ヤプスタンおよび従動キヤプスタンの双方に圧接
    する1個の回転自在のピンチローラとを備え、前
    記従動キヤプスタンと前記ピンチローラとでテー
    プを挟持してテープを駆動するようにしたカセツ
    トテープレコーダ。
JP6565883U 1983-04-30 1983-04-30 カセツトテ−プレコ−ダ Granted JPS59173145U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6565883U JPS59173145U (ja) 1983-04-30 1983-04-30 カセツトテ−プレコ−ダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6565883U JPS59173145U (ja) 1983-04-30 1983-04-30 カセツトテ−プレコ−ダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59173145U JPS59173145U (ja) 1984-11-19
JPH0227396Y2 true JPH0227396Y2 (ja) 1990-07-24

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ID=30195862

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6565883U Granted JPS59173145U (ja) 1983-04-30 1983-04-30 カセツトテ−プレコ−ダ

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JP (1) JPS59173145U (ja)

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JPS59173145U (ja) 1984-11-19

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