JP2502930B2 - テ―プレコ―ダ - Google Patents
テ―プレコ―ダInfo
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- JP2502930B2 JP2502930B2 JP5307849A JP30784993A JP2502930B2 JP 2502930 B2 JP2502930 B2 JP 2502930B2 JP 5307849 A JP5307849 A JP 5307849A JP 30784993 A JP30784993 A JP 30784993A JP 2502930 B2 JP2502930 B2 JP 2502930B2
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- JP
- Japan
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- fast
- gear
- belt
- reel
- flywheel
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メカニズムの小型化、
省電力化を可能とするテープレコーダに関するものであ
る。
省電力化を可能とするテープレコーダに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、テープレコーダは小型化、省電力
化の要望がされている。
化の要望がされている。
【0003】従来、特にテープカセットを裏返すことな
くA面、B面を再生することのできるリバース式テープ
レコーダでかつテープの早送り、巻戻し動作をモーター
等の駆動回転体を第1,第2の方向に回転させベルトを
介して第1,第2リール台を回転させて行うものは実開
昭61−178536に示すようにリバース走行用のフ
ライホイルと一体のギヤから駆動ギヤに伝達し、この駆
動ギヤからリール台に回転伝達して行っていた。また他
の方法として第1,第2のフライホイルのほぼ中間位置
に伝達プーリを設け、この伝達プーリにモーターの回転
をベルトで伝達し、巻取りリールギヤ、供給リールギヤ
に回転伝達して行っていた。
くA面、B面を再生することのできるリバース式テープ
レコーダでかつテープの早送り、巻戻し動作をモーター
等の駆動回転体を第1,第2の方向に回転させベルトを
介して第1,第2リール台を回転させて行うものは実開
昭61−178536に示すようにリバース走行用のフ
ライホイルと一体のギヤから駆動ギヤに伝達し、この駆
動ギヤからリール台に回転伝達して行っていた。また他
の方法として第1,第2のフライホイルのほぼ中間位置
に伝達プーリを設け、この伝達プーリにモーターの回転
をベルトで伝達し、巻取りリールギヤ、供給リールギヤ
に回転伝達して行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の実
開昭61−178536では、フライホイルと駆動ギヤ
が重複した構成になるため厚くなるという問題点を有し
ていた。また他の方法ではモーターの時計方向の回転
(巻戻し動作時)ではベルトの張り側の長さが短かく、
緩み側の長さが長いために伝達トルクが大きく取れる
が、反時計方向の回転(早送り動作時)ではそれが逆に
なって伝達トルクが小さくなり、この伝達トルクを確保
するためにはベルトの張力を大きくしなければならなか
った。このベルトの張力はモーターの時計方向の回転時
には必要以上のものである、ベルトの張力を大きくする
と軸ロス等が大きくなりモーターに掛かる負荷が大きく
なるので消費電流が多くなる問題点を有していた。
開昭61−178536では、フライホイルと駆動ギヤ
が重複した構成になるため厚くなるという問題点を有し
ていた。また他の方法ではモーターの時計方向の回転
(巻戻し動作時)ではベルトの張り側の長さが短かく、
緩み側の長さが長いために伝達トルクが大きく取れる
が、反時計方向の回転(早送り動作時)ではそれが逆に
なって伝達トルクが小さくなり、この伝達トルクを確保
するためにはベルトの張力を大きくしなければならなか
った。このベルトの張力はモーターの時計方向の回転時
には必要以上のものである、ベルトの張力を大きくする
と軸ロス等が大きくなりモーターに掛かる負荷が大きく
なるので消費電流が多くなる問題点を有していた。
【0005】テープレコーダは一般的には再生時のベル
ト伝達トルクより、早送り及び巻戻し時のベルト伝達ト
ルクが多く必要であり従ってベルトの張力を上記理由で
大きくすると再生時の消費電流が多くなり、電池式のテ
ープレコーダでは電池寿命が短くなる。
ト伝達トルクより、早送り及び巻戻し時のベルト伝達ト
ルクが多く必要であり従ってベルトの張力を上記理由で
大きくすると再生時の消費電流が多くなり、電池式のテ
ープレコーダでは電池寿命が短くなる。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、小型
化が図れ、かつ省電力化が図れるテープレコーダを提供
することを目的としてなされたものである。
化が図れ、かつ省電力化が図れるテープレコーダを提供
することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のテープレコーダは、磁気テープを第1,第2
の方向に走行させる第1,第2のキャプスタンと一体に
構成された第1,第2のフライホイルと、ベルトを介し
て上記第1、第2のフライホイルを回転させる駆動回転
体と、この駆動回転体の第1の方向の回転時には第1の
リール台を回転させて第1の早送り動作を行い、第2の
方向の回転時には第2リール台を回転させて第2早送り
動作を行う早送り手段と、上記駆動回転体から上記ベル
トを介して駆動されると共に上記早送り手段に回転伝達
する伝達プーリとを備え、この伝達プーリは上記第2
(又は第1)のフライホイルに重複せず、かつ上記環状
のベルトにおける駆動回転体からの離間距離が大きい対
向位置に構成したものである。
に本発明のテープレコーダは、磁気テープを第1,第2
の方向に走行させる第1,第2のキャプスタンと一体に
構成された第1,第2のフライホイルと、ベルトを介し
て上記第1、第2のフライホイルを回転させる駆動回転
体と、この駆動回転体の第1の方向の回転時には第1の
リール台を回転させて第1の早送り動作を行い、第2の
方向の回転時には第2リール台を回転させて第2早送り
動作を行う早送り手段と、上記駆動回転体から上記ベル
トを介して駆動されると共に上記早送り手段に回転伝達
する伝達プーリとを備え、この伝達プーリは上記第2
(又は第1)のフライホイルに重複せず、かつ上記環状
のベルトにおける駆動回転体からの離間距離が大きい対
向位置に構成したものである。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成によって、フライホイル
と伝達プーリは重複しないので薄く構成でき小型化でき
る、また駆動回転体の第1,第2の回転に於けるベルト
の張り側と緩み側の差がほぼ均衡するのでベルトの張力
を大きくしなくても済み軸ロスが少なく省電力化が図れ
ることとなる。
と伝達プーリは重複しないので薄く構成でき小型化でき
る、また駆動回転体の第1,第2の回転に於けるベルト
の張り側と緩み側の差がほぼ均衡するのでベルトの張力
を大きくしなくても済み軸ロスが少なく省電力化が図れ
ることとなる。
【0009】
【実施例】以下本発明テープレコーダの実施例につい
て、図1〜図8を参照しながら詳細に説明する。
て、図1〜図8を参照しながら詳細に説明する。
【0010】図1,図2は要部の外観状態を示すもの
で、図1は平面図、図2は裏面図である。図3〜図6は
磁気テープ早送り、巻戻し動作を示す略平面図、図7,
8は回転伝達を行うギヤ列を示す部分断面図である。
で、図1は平面図、図2は裏面図である。図3〜図6は
磁気テープ早送り、巻戻し動作を示す略平面図、図7,
8は回転伝達を行うギヤ列を示す部分断面図である。
【0011】図において、1は上基板、2はテープカセ
ットで磁気テープ3を一対のリールハブ2a,2bに巻
き取った巻き部(図示せず)を有している。5,6は第
1,第2のピンチローラ、7は下基板で、上記基板1と
間隙を有した状態で互いに固着されている。9,10は
第1,第2のホルダー支持台で、上記上基板1に固定さ
れ、軸部9a,10aによりホルダー本体11を回動自
在に支持している。
ットで磁気テープ3を一対のリールハブ2a,2bに巻
き取った巻き部(図示せず)を有している。5,6は第
1,第2のピンチローラ、7は下基板で、上記基板1と
間隙を有した状態で互いに固着されている。9,10は
第1,第2のホルダー支持台で、上記上基板1に固定さ
れ、軸部9a,10aによりホルダー本体11を回動自
在に支持している。
【0012】上記ホルダー本体11は両端部に固定され
上記テープカセット2を収納する第1,第2のホルダー
14,15を有すと共に上記磁気ヘッド4を有してい
る。上記第1,第2のピンチローラ5,6は上記ホルダ
ー本体11の一対の軸18,19に回動自在に構成され
た第1,第2のピンチローラアーム20,21の軸2
2,23に回転自在に設けられている。27,28は第
1,第2のピンチローラばねで、上記軸18,19に挿
入され、第1のピンチローラばね27は上記第1のピン
チローラアームを図20において時計方向に付勢してい
る。第2のピンチローラばね28は上記第2のピンチロ
ーラアーム21を図20において反時計方向に付勢して
いる。36,37は第1,第2のキャプスタンで、第
1,第2のフライホイル38,39を一体に有してい
る。
上記テープカセット2を収納する第1,第2のホルダー
14,15を有すと共に上記磁気ヘッド4を有してい
る。上記第1,第2のピンチローラ5,6は上記ホルダ
ー本体11の一対の軸18,19に回動自在に構成され
た第1,第2のピンチローラアーム20,21の軸2
2,23に回転自在に設けられている。27,28は第
1,第2のピンチローラばねで、上記軸18,19に挿
入され、第1のピンチローラばね27は上記第1のピン
チローラアームを図20において時計方向に付勢してい
る。第2のピンチローラばね28は上記第2のピンチロ
ーラアーム21を図20において反時計方向に付勢して
いる。36,37は第1,第2のキャプスタンで、第
1,第2のフライホイル38,39を一体に有してい
る。
【0013】58はモータ装置で、図示しない電気的制
御回路手段でマグネットロータ63を時計方向及び反時
計方向に回転駆動するように構成されている。これらの
構成は周知の方法であるので詳述はしない。
御回路手段でマグネットロータ63を時計方向及び反時
計方向に回転駆動するように構成されている。これらの
構成は周知の方法であるので詳述はしない。
【0014】72は上記モータ装置58の駆動力が伝達
されて駆動回転体として作用する中継プーリで、上記上
基板1の軸73にメタル74と共に回転自在に設けら
れ、大径部72a及び上記モータ装置58のマグネット
ロータ63のプーリ部に懸架されたモータベルト75に
より上記マグネットロータ63の回転を伝達されるよう
に構成されている。76はメインプーリで、上記上基板
1の軸77に回転自在に設けられ、駆動ギヤ76aを有
している。このメインプーリ76、上記第1のフライホ
イル38、第2のフライホイル39はベルト78を介し
て上記中継プーリ72の回転を小径部72bから伝達さ
れるように構成されている。また、このメインプーリ7
6は、図2及び図4〜図6に示すように、上記第2(又
は第1)のフライホイル39(又は39)に重複せず並
置されている。更に、このメインプーリ76は、上記環
状のベルト75におけるモータ装置58及び中継プーリ
72からの離間距離が大きい対向位置で、かつ第2のフ
ライホイル39の外側の位置に構成されている。そし
て、このメインプーリ76は、後述する中継ギヤ81に
回転力を伝達する伝達プーリとして作用している。
されて駆動回転体として作用する中継プーリで、上記上
基板1の軸73にメタル74と共に回転自在に設けら
れ、大径部72a及び上記モータ装置58のマグネット
ロータ63のプーリ部に懸架されたモータベルト75に
より上記マグネットロータ63の回転を伝達されるよう
に構成されている。76はメインプーリで、上記上基板
1の軸77に回転自在に設けられ、駆動ギヤ76aを有
している。このメインプーリ76、上記第1のフライホ
イル38、第2のフライホイル39はベルト78を介し
て上記中継プーリ72の回転を小径部72bから伝達さ
れるように構成されている。また、このメインプーリ7
6は、図2及び図4〜図6に示すように、上記第2(又
は第1)のフライホイル39(又は39)に重複せず並
置されている。更に、このメインプーリ76は、上記環
状のベルト75におけるモータ装置58及び中継プーリ
72からの離間距離が大きい対向位置で、かつ第2のフ
ライホイル39の外側の位置に構成されている。そし
て、このメインプーリ76は、後述する中継ギヤ81に
回転力を伝達する伝達プーリとして作用している。
【0015】79はガイドプーリで、上記下基板7の軸
80に回転自在に設けられ、上記ベルト78を図2のよ
うに位置規制している。
80に回転自在に設けられ、上記ベルト78を図2のよ
うに位置規制している。
【0016】81は第1の中継ギヤで、上記上基板1の
軸82に回転自在に設けられ上記メインプーリ76の駆
動ギヤ76aの回転を上記上基板1の軸83に回転自在
に設けられた第2の中継ギヤ84に伝達するように上記
駆動ギヤ76a及び上記第2の中継ギヤ84の大径ギヤ
84aに噛合している。
軸82に回転自在に設けられ上記メインプーリ76の駆
動ギヤ76aの回転を上記上基板1の軸83に回転自在
に設けられた第2の中継ギヤ84に伝達するように上記
駆動ギヤ76a及び上記第2の中継ギヤ84の大径ギヤ
84aに噛合している。
【0017】90は第3の中継ギヤで、上記上基板1の
軸91に回転自在に設けられ、大径ギヤ84aに噛合さ
れ、小径ギヤ90bはメインギヤ92に噛合されてい
る。
軸91に回転自在に設けられ、大径ギヤ84aに噛合さ
れ、小径ギヤ90bはメインギヤ92に噛合されてい
る。
【0018】105は第2の正転中継ギヤで、上記上基
板1の軸106に回転自在に構成され、上記上基板1に
樹脂材料で一体成形した第1のリール軸受107に回転
自在に軸支され、第1のリール台108を圧入保持した
台のリールギヤ109に噛合するように構成されてい
る。111は反転中継ギヤで、上記上基板1の軸(図示
せず)に回転自在に設けられかつ上記上基板1に上記第
1のリール軸受107と同様に一体成形された第2のリ
ール軸受112に回転自在に軸支され、第2のリール台
113を圧入保持した第2のリールギヤ114に噛合す
るように構成されている。
板1の軸106に回転自在に構成され、上記上基板1に
樹脂材料で一体成形した第1のリール軸受107に回転
自在に軸支され、第1のリール台108を圧入保持した
台のリールギヤ109に噛合するように構成されてい
る。111は反転中継ギヤで、上記上基板1の軸(図示
せず)に回転自在に設けられかつ上記上基板1に上記第
1のリール軸受107と同様に一体成形された第2のリ
ール軸受112に回転自在に軸支され、第2のリール台
113を圧入保持した第2のリールギヤ114に噛合す
るように構成されている。
【0019】116は早送りレバーで、図8に示すよう
に軸受117を固着している。この軸受117は第1の
早送りギヤ118が第2の早送り119に圧入かつ溶着
等により固着された状態で回転自在に軸支するように構
成されている。上記第1,第2の早送りギヤ118,1
19は圧縮ばね120により回転負荷が付与されると共
に上記第1の早送りギヤ118は上記メインギヤ92
に、第2の早送りギヤ119は上記第2の正転中継ギヤ
105及び反転中継ギヤ111に噛合可能に構成されて
いる。上記早送りレバー116は図3及び図4に示すよ
うに上記第1の早送りギヤ118が上記メインギヤ92
に噛合した状態で上記下基板7の軸121及び上記上基
板1の軸122に回動自在に設けられた早送り制御レバ
ー123の一端の軸部123aに図3及び図4の状態に
おいて上記軸97と同心の円弧状長孔116a,116
bが摺動自在に係合され、この早送りレバー116を上
記軸97を中心に回動するように構成されている。
に軸受117を固着している。この軸受117は第1の
早送りギヤ118が第2の早送り119に圧入かつ溶着
等により固着された状態で回転自在に軸支するように構
成されている。上記第1,第2の早送りギヤ118,1
19は圧縮ばね120により回転負荷が付与されると共
に上記第1の早送りギヤ118は上記メインギヤ92
に、第2の早送りギヤ119は上記第2の正転中継ギヤ
105及び反転中継ギヤ111に噛合可能に構成されて
いる。上記早送りレバー116は図3及び図4に示すよ
うに上記第1の早送りギヤ118が上記メインギヤ92
に噛合した状態で上記下基板7の軸121及び上記上基
板1の軸122に回動自在に設けられた早送り制御レバ
ー123の一端の軸部123aに図3及び図4の状態に
おいて上記軸97と同心の円弧状長孔116a,116
bが摺動自在に係合され、この早送りレバー116を上
記軸97を中心に回動するように構成されている。
【0020】以上のように構成されたテープレコーダに
ついて、以下その動作について説明する。
ついて、以下その動作について説明する。
【0021】まず第1の方向の早送り動作を説明する。
図4の停止状態から上記モータ装置58のマグネットロ
ータ63を図5に示すように時計方向に回転させると、
上記メインギヤ92は時計方向に回転される。このメイ
ンギヤ92が回転されると上記第1の早送りギヤ118
及び第2の早送りギヤ119が反時計方向に回転され、
上記早送りレバー116が時計方向に回動される。従っ
て上記第2の早送りギヤ119が上記第2の正転中継ギ
ヤ105に噛合され、上記第1のリールギヤ119及び
第1のリール第108が反時計方向に回転されて上記磁
気テープ3を上記第1のリールは部2bに卷き取り第1
の方向の早送り動作状態となる。
図4の停止状態から上記モータ装置58のマグネットロ
ータ63を図5に示すように時計方向に回転させると、
上記メインギヤ92は時計方向に回転される。このメイ
ンギヤ92が回転されると上記第1の早送りギヤ118
及び第2の早送りギヤ119が反時計方向に回転され、
上記早送りレバー116が時計方向に回動される。従っ
て上記第2の早送りギヤ119が上記第2の正転中継ギ
ヤ105に噛合され、上記第1のリールギヤ119及び
第1のリール第108が反時計方向に回転されて上記磁
気テープ3を上記第1のリールは部2bに卷き取り第1
の方向の早送り動作状態となる。
【0022】次に第2の方向の早送り動作を説明する。
図4の停止状態及び図5の第1の方向の早送り状態から
上記モータ装置58のマグネットロータ63を図6に示
すように反時計方向に回転させると上記メインギヤ92
は反時計方向に回転される。このメインギヤ92が回転
されると上記第1の早送りギヤ118及び第2の早送り
ギヤ119が時計方向に回転され、上記早送りレバー1
16が反時計方向に回動される。従って上記第2の早送
りギヤ119が上記反転中継ギヤ111に噛され、上記
第2のリールギヤ114及び第2のリール第113が時
計方向に回転されて上記磁気テープ3を上記第2のリー
ルハブ2bに卷き取り第2の方向の早送り動作状態とな
る。上記第1,第2の方向の早送り動作時に上記ベルト
78は図5,図6に示すように時計方向及び反時計方向
に回転されるが、上記メインプーリ76は、図5,図6
に示すように、ベルト78における上記モータ装置58
及び中継プーリ72の対向位置に構成され、第2のフラ
イホイル39の外側でかつ重複せずに並置された位置に
構成されているので、上記第1,第2の早送り動作時に
上記ベルト78の張り側と緩み側の差がほとんど無く均
衡する、従って伝達トルクの差もほとんど無い。また薄
く構成できる。
図4の停止状態及び図5の第1の方向の早送り状態から
上記モータ装置58のマグネットロータ63を図6に示
すように反時計方向に回転させると上記メインギヤ92
は反時計方向に回転される。このメインギヤ92が回転
されると上記第1の早送りギヤ118及び第2の早送り
ギヤ119が時計方向に回転され、上記早送りレバー1
16が反時計方向に回動される。従って上記第2の早送
りギヤ119が上記反転中継ギヤ111に噛され、上記
第2のリールギヤ114及び第2のリール第113が時
計方向に回転されて上記磁気テープ3を上記第2のリー
ルハブ2bに卷き取り第2の方向の早送り動作状態とな
る。上記第1,第2の方向の早送り動作時に上記ベルト
78は図5,図6に示すように時計方向及び反時計方向
に回転されるが、上記メインプーリ76は、図5,図6
に示すように、ベルト78における上記モータ装置58
及び中継プーリ72の対向位置に構成され、第2のフラ
イホイル39の外側でかつ重複せずに並置された位置に
構成されているので、上記第1,第2の早送り動作時に
上記ベルト78の張り側と緩み側の差がほとんど無く均
衡する、従って伝達トルクの差もほとんど無い。また薄
く構成できる。
【0023】また正転及び反転再生動作、停止動作等は
複数の電気的な操作スイッチ及び制御回路で上記モータ
装置58、第1のソレノイド129等を制御して行うも
のであるがここでは詳述はしない。
複数の電気的な操作スイッチ及び制御回路で上記モータ
装置58、第1のソレノイド129等を制御して行うも
のであるがここでは詳述はしない。
【0024】また、上記説明した以外の動作を行うこと
も可能であることは言うまでもない。
も可能であることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、磁気テープを第
1,第2の方向に走行させる第1,第2のキャプスタン
を有する第1,第2のフライホイルと、ベルトを介して
上記第1,第2のフライホイルを回転させる駆動回転体
と、この駆動回転体の第1の方向の回転時には第1のリ
ール台を回転させて第1の早送り動作を行い、第2の方
向の回転時には第2リール台を回転させて第2早送り動
作を行う早送り手段と、上記駆動回転体から上記ベルト
を介して駆動されると共に上記早送り手段に回転伝達す
る伝達プーリを設け、この伝達プーリは上記第2(又は
第1)のフライホイルに重複せず、かつ上記環状のベル
トにおける駆動回転体からの離間距離が大きい対向位置
に構成したので薄く構成でき小型化できる、また駆動回
転体の第1、第2の回転におけるベルトの張り側と緩み
側の差がほぼ均衡するのでベルトの張力を大きくしなく
ても済み軸ロスが少なく省電力化が図れる。
1,第2の方向に走行させる第1,第2のキャプスタン
を有する第1,第2のフライホイルと、ベルトを介して
上記第1,第2のフライホイルを回転させる駆動回転体
と、この駆動回転体の第1の方向の回転時には第1のリ
ール台を回転させて第1の早送り動作を行い、第2の方
向の回転時には第2リール台を回転させて第2早送り動
作を行う早送り手段と、上記駆動回転体から上記ベルト
を介して駆動されると共に上記早送り手段に回転伝達す
る伝達プーリを設け、この伝達プーリは上記第2(又は
第1)のフライホイルに重複せず、かつ上記環状のベル
トにおける駆動回転体からの離間距離が大きい対向位置
に構成したので薄く構成でき小型化できる、また駆動回
転体の第1、第2の回転におけるベルトの張り側と緩み
側の差がほぼ均衡するのでベルトの張力を大きくしなく
ても済み軸ロスが少なく省電力化が図れる。
【図1】本発明の一実施例におけるテープレコーダの要
部の外観を示す平面図
部の外観を示す平面図
【図2】同裏面図
【図3】主として第1のソレノイドでカムギヤを制御す
る状態を示すもので停止状態を示す略平面図
る状態を示すもので停止状態を示す略平面図
【図4】主としてギヤ等の回転部品の状態を示すもので
停止状態を示す略平面図
停止状態を示す略平面図
【図5】同第1の方向の早送り状態を示す略平面図
【図6】同第2の方向の早送り状態を示す略平面図
【図7】リール台駆動ギヤ列を示す部分断面図
【図8】第2の方向の早送り時のリール台駆動ギヤ列を
示す部分断面図
示す部分断面図
3 磁気テープ 36 第1のキャプスタン 37 第2のキャプスタン 38 第1のフライホイル 39 第2のフライホイル 58 モータ装置 72 中継プーリ 75 モータベルト 76 メインプーリ 78 ベルト 92 メインギヤ 108 第1のリール台 109 第1のリールギヤ 113 第2のリール台 114 第2のリールギヤ 116 早送りレバー 118 第1の早送りギヤ 119 第2の早送りギヤ
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気テープを第1,第2の方向に走行さ
せる第1,第2のキャプスタンと一体に構成された第
1,第2のフライホイルと、ベルトを介して上記第1、
第2のフライホイルを回転させる駆動回転体と、この駆
動回転体の第1の方向の回転時には第1のリール台を回
転させて第1の早送り動作を行い、第2の方向の回転時
には第2リール台を回転させて第2早送り動作を行う早
送り手段と、上記駆動回転体から上記ベルトを介して駆
動されると共に上記早送り手段に回転伝達する伝達プー
リとを備え、 この伝達プーリは、上記第2(又は第1)のフライホイ
ルに重複せず、かつ上記環状のベルトにおける駆動回転
体からの離間距離が大きい対向位置に構成したことを特
徴とするテープレコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5307849A JP2502930B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | テ―プレコ―ダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5307849A JP2502930B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | テ―プレコ―ダ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63257561A Division JP2615920B2 (ja) | 1988-10-13 | 1988-10-13 | テープレコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06274965A JPH06274965A (ja) | 1994-09-30 |
JP2502930B2 true JP2502930B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=17973923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5307849A Expired - Fee Related JP2502930B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | テ―プレコ―ダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2502930B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP5307849A patent/JP2502930B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06274965A (ja) | 1994-09-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |