JPH06259838A - 磁気テープ記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 省電力化および小型化を図ることができなが
ら、耐久性も向上できる磁気テープ記録再生装置を提供
する。 【構成】 モータ９からの駆動力をメカ部のセンターに
配置したフライホイール７にベルト８を介して伝達し、
フライホイール７と同軸に揺動自在に支持されたキャプ
スタンスウィングベース１３に、フライホイールギヤ１
２に係合する第１，第２のキャプスタン遊星ギヤ１４
Ａ，１４Ｂを設け、キャプスタンスウィングベース１３
をフライホイール７の回転力に準じて回転移動させ、第
１，第２のキャプスタン遊星ギヤ１４Ａ，１４Ｂを第
１，第２のキャプスタンギア６Ａ，６Ｂに係合させて、
第１，第２のキャプスタン４Ａ，４Ｂを回転させる。モ
ータ９およびフライホイール７がそれぞれ１個で済み、
少ない設置スペースとなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は磁気テープ記録再生装置
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の磁気テープ記録再生装置として
は、キャプスタンおよび巻取リールをそれぞれ別個のモ
ータにより駆動しているものがあるが、この磁気テープ
記録再生装置では少なくとも２つのモータが必要となる
ため、消費電流が大となるとともに、各モータの設置空
間が大きくなり、さらに各モータ毎に駆動回路が必要に
なるなどの問題を有していた。

【０００３】この問題を解消するものとして、図５に示
すような２キャプスタン駆動伝達系の磁気テープ記録再
生装置がある。この磁気テープ記録再生装置は、２つの
キャプスタン３１Ａ，３１Ｂの各々にフライホイール３
２Ａ，３２Ｂが同軸に圧入などで固定されており、各フ
ライホイール３２Ａ，３２Ｂが一つのモータ３３により
ベルト３４を介して駆動されるようになっている。そし
て、カセットテープが駆動される際に、テープ走行方向
にしたがって、片方のキャプスタン３１Ａ（３１Ｂ）に
カセットテープの外部からピンチローラが押し当てら
れ、また、逆方向にテープを走行する際には、もう一方
のキャプスタン３１Ｂ（３１Ａ）にカセットテープの外
部からピンチローラが押し当てられることにより、テー
プ走行がなされていた。

【０００４】また、ベルト３４にプーリ同軸ギア３５が
係合され、このプーリ同軸ギア３５の回転力が複数の中
間ギア３６，３７・・・などを介してリール３８Ａ，３
８Ｂに伝達されている。

【０００５】この磁気テープ記録再生装置によれば、モ
ータ３３が一つで済むため、モータ３３の設置空間やモ
ータ３３の駆動回路を最小限に抑えることができる。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図５に
示す上記従来構成の磁気テープ記録再生装置では、駆動
伝達系としてベルト３４により２つのフライホイール３
２Ａ，３２Ｂおよびプーリ同軸ギア３５を回転させるた
め、伝達ロスが大であるとともに、耐久性に劣るなどの
問題を有していた。また、フライホイール３２Ａ，３２
Ｂが２つ必要であるため、フライホイール３２Ａ，３２
Ｂの設置空間も多く必要となっていた。

【０００７】本発明は上記問題を解決するもので、省電
力化および小型化を図ることができながら、耐久性も向
上できる磁気テープ記録再生装置を提供することを目的
とするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明の磁気テープ記録再生装置としての第１の手段
は、磁気ヘッドと、フライホイールと、このフライホイ
ールを回転させるモータと、このモータの駆動力を前記
フライホイールに伝達するベルトと、前記フライホイー
ルと同軸に固定されて一体的に回転するフライホイール
ギアと、回転自在に支持された第１および第２のキャプ
スタンと、前記第１のキャプスタンと同軸に固定されて
一体的に回転する第１のキャプスタンギアと、前記第２
のキャプスタンと同軸に固定されて一体的に回転する第
２のキャプスタンギアと、前記フライホイールと同軸心
を中心として揺動自在に支持されたキャプスタンスウィ
ングベースと、このキャプスタンスウィングベースの一
端に回転自在に支持されて前記フライホイールギアと常
時係合するとともにキャプスタンスウィングベースが一
方向に揺動した際に前記第１のキャプスタンギアと係合
する第１のキャプスタン遊星ギアと、前記キャプスタン
スウィングベースの他端に回転自在に支持されて前記フ
ライホイールギアと常時係合するとともにキャプスタン
スウィングベースが他方向に揺動した際に前記第２のキ
ャプスタンギアと係合する第２のキャプスタン遊星ギア
とを備えたものである。

【０００９】また、本発明の第２の手段は、磁気ヘッド
と、フライホイールと、このフライホイールを回転させ
るモータと、このモータの駆動力を前記フライホイール
に伝達するベルトと、前記フライホイールと同軸に固定
されて一体的に回転するフライホイールギアと、第１お
よび第２のリールと、前記第１のリールと同軸に支持さ
れ第１のリールの所定方向の回転を付勢部材により所定
の力で規制させる第１のリールギアと、前記第２のリー
ルと同軸に支持され第２のリールの所定方向の回転を付
勢部材により所定の力で規制させる第２のリールギア
と、前記フライホイールと同軸心を中心として揺動自在
に支持されたリールスウィングベースと、このリールス
ウィングベースに回転自在に支持されて前記フライホイ
ールギアと常時係合してフライホイールギアとともに回
転する２段ギアと、前記リールスウィングベースに回転
自在に支持されて前記２段ギアと常時係合して前記第１
のリールギアまたは前記第２のリールギアに前記２段ギ
アからの駆動力を伝達する第１および第２のリール遊星
ギアとを備え、前記２段ギアに伝達された回転駆動力を
いずれか一方のリール遊星ギアおよびリールギアを介し
て一方のリールに伝達するものである。

【００１０】

【作用】上記第１の手段によれば、モータの駆動力はベ
ルトを介してフライホイールおよび同軸のフライホイー
ルギアに伝達される。そして、キャプスタンスウィング
ベースが一方向に揺動されて第１のキャプスタン遊星ギ
アが第１のキャプスタンギアと係合された状態でモータ
が駆動されると、フライホイールギアに伝達された回転
駆動力が、第１のキャプスタン遊星ギアおよび第１のキ
ャプスタンギアを介して第１のキャプスタンに伝達され
て回動される。また、キャプスタンスウィングベースが
他方向に揺動されて第２のキャプスタン遊星ギアが第２
のキャプスタンギアと係合された状態でモータが駆動さ
れると、フライホイールギアに伝達された回転駆動力
が、第２のキャプスタン遊星ギアおよび第２のキャプス
タンギアを介して第２のキャプスタンに伝達されて回動
される。

【００１１】これにより、ベルトにより一つのフライホ
イールだけを駆動し、この後は複数のギアを介して第１
または第２のキャプスタンを回転させるので、確実に各
キャプスタンを回転させることができるとともに、フラ
イホイールの設置空間も最小限に抑えることができる。

【００１２】また、上記第２の手段によれば、モータの
駆動力はベルトを介してフライホイールおよび同軸のフ
ライホイールギアに伝達され、このフライホイールギア
の回転は２段ギアを介して第１および第２のリール遊星
ギアに伝達される。そして、リールスウィングベースが
一方向に揺動されて第１のリール遊星ギアが第１のリー
ルギアと係合された状態でモータが駆動されると、第１
のリール遊星ギアに伝達された回転駆動力が、第１のリ
ールギアを介して第１のリールに伝達されて回動され
る。また、リールスウィングベースが他方向に揺動され
て第２のリール遊星ギアが第２のリールギアと係合され
た状態でモータが駆動されると、第２のリール遊星ギア
に伝達された回転駆動力が、第２のリールギアを介して
第２のリールに伝達されて回動される。

【００１３】これにより、ベルトにより一つのフライホ
イールだけを駆動し、この後は複数のギアを介して第１
または第２のリールを回転させるので、確実に各リール
を回転させることができるとともに、フライホイールの
設置空間も最小限に抑えることができる。

【００１４】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本発明の一実施例に係る磁気テープ記録再
生装置におけるキャプスタン駆動側の平面図で、再生／
録音状態を示す。

【００１５】両端にテープ走行を安定させるためのテー
プガイド１Ａ，１Ｂが支持固定されている磁気ヘッド２
は、スライドシャーシ３に支持固定されており、スライ
ドシャーシ３がテープ走行方向と垂直な方向にスライド
することにより磁気ヘッド２がテープ面と接触あるいは
非接触姿勢に保持されるようになっている。

【００１６】スライドシャーシ３には第１，第２のキャ
プスタン４Ａ，４Ｂが軸受け５Ａ，５Ｂを介して回転自
在に支持され、第１，第２のキャプスタン４Ａ，４Ｂに
は第１，第２のキャプスタンギア６Ａ，６Ｂが同軸に固
定されている。そして、磁気ヘッド２がテープ面から退
避する際には、キャプスタン４Ａ，４Ｂは磁気ヘッド２
とともに同時にテープ走行方向と垂直な方向にスライド
する。

【００１７】７はフライホイールで、このフライホイー
ル７は、シャフト１０を介してメインシャーシ１１に回
転自在に支持されているフライホイールギア１２に圧入
などで同軸に固定されている。フライホイール７はベル
ト８を介してモータ９から駆動力が伝達されて回転さ
れ、フライホイール７の外周にはベルト８の形状に合う
ようにＶ溝が設けられて駆動力が良好に伝達されるよう
になっている。そして、ベルト８によりモータ９からの
駆動力伝達が行われ、モータ９の回転方向と同方向にフ
ライホイール７が回転される。

【００１８】１３はキャプスタンスウィングベースで、
このキャプスタンスウィングベース１３は、フライホイ
ール７と同軸心でメインシャーシ１１に揺動自在にかし
められている。キャプスタンスウィングベース１３には
シャフト１５Ａ，１５Ｂを介して第１，第２のキャプス
タン遊星ギア１４Ａ，１４Ｂが回転自在に支持され、第
１，第２のキャプスタン遊星ギア１４Ａ，１４Ｂはフラ
イホイールギア１２と常時噛み合っている。キャプスタ
ンスウィングベース１３はフライホイール７の回転方向
に準じながら回転移動され、キャプスタンスウィングベ
ース１３の位置に応じて、つまり、モータ９の回転方向
に応じて、第１のキャプスタン遊星ギア１４Ａが第１の
キャプスタンギア６Ａに噛み合い、あるいは第２のキャ
プスタン遊星ギア１４Ｂが第２のキャプスタンギア６Ｂ
に噛み合い、第１のキャプスタン４Ａまたは第２のキャ
プスタン４Ｂが回転される。

【００１９】図２は同磁気テープ記録再生装置における
リール駆動側の平面図である。テープを巻き取るための
第１，第２のリール２１Ａ，２１Ｂが巻き取り側および
供給側に各々設けられており、第１，第２のリール２１
Ａ，２１Ｂには同軸に支持され、バネなどで所定方向へ
の回転を規制せしめる第１，第２のリールギア２２Ａ，
２２Ｂが設けられている。また、キャプスタンスウィン
グベース１３と同様に、リールスウィングベース２３が
フライホイール７と同軸心で揺動自在に支持されてお
り、このリールスウィングベース２３には２段ギア２４
および第１、第２のリール遊星ギア２５Ａ，２５Ｂがシ
ャフト２６Ａ，２６Ｂ，２６Ｃを介して回転自在に支持
されている。ここで、２段ギア２４の大径ギア部はフラ
イホイールギア１２と常時噛み合っており、さらにこの
２段ギア２４の小径ギア部に第１、第２のリール遊星ギ
ア２５Ａ，２５Ｂが常時噛み合っている。リールスウィ
ングベース２３はフライホイール７の回転方向と同方向
に回転移動し、リールスウィングベース２３の位置に応
じて、第１のリール遊星ギア２５Ａが第１のリールギア
２２Ａに噛み合い、または、第２のリール遊星ギア２５
Ｂが第２のリールギア２２Ｂに噛み合う。

【００２０】なお、図２において矢印で示すように各部
品が回転されている状態では、テープの巻き取り側は第
１のリール２１Ａとなり、テープの供給側は第２のリー
ル２１Ｂとなる。また、テープのオートリバースを考慮
する場合、図２中の矢印と反対方向にモータ９を回転さ
せることで、モータ９からの駆動力がベルト８を介して
フライホイール７に伝達され、フライホイール７の回転
方向に準じながら、第２のリールギア２２Ｂに第２のリ
ール遊星ギア２５Ｂが係合するようにリールスウィング
ベース２３は揺動する。この際のテープの巻き取り側は
第２のリール２１Ｂとなり、テープの供給側は第１のリ
ール２１Ａとなる。

【００２１】次に、磁気テープ記録再生装置としての早
送り状態を図３を参照して説明する。図１を参照して説
明した磁気テープ記録再生装置のキャプスタン駆動によ
る再生／録音状態では、第１のキャプスタン遊星ギア１
４Ａと第１のキャプスタンギア６Ａとが係合した状態で
あったのに対して、早送り状態にモードを変換する場
合、スライドシャーシ３をテープ走行方向と垂直な方向
（図３中の矢印ａ方向）にスライドさせることにより、
第１のキャプスタン遊星ギア１４Ａと第１のキャプスタ
ンギア６Ａとが係合しなくなり、また、磁気ヘッド２も
テープ面から退避することでテープ面にかかる負荷を軽
減し、モータの回転速度は一定の状態に保ったままでテ
ープの早送りを行う。

【００２２】これに対して、テープの巻き戻しを行う場
合はモータ９の回転方向を早送り状態での回転方向と反
対に回転させることにより、フライホイール７は早送り
状態と反対に回転し、フライホイール７の回転方向に準
じながら、リールスウィングベース２３は揺動し、磁気
テープ記録再生装置の再生／録音／早送り状態での供給
側である第２のリール２１Ｂと第２のリール遊星ギア２
２Ｂとが係合することで、供給側である第２のリール２
１Ｂが巻き取り側の駆動をもたらす。また、磁気ヘッド
２はテープ面から退避し、テープ面にかかる負荷を軽減
することでテープの巻き戻しを行う。

【００２３】なお、図４は同磁気テープ記録再生装置の
断面図であり、駆動源たる１個のモータ９およびモータ
９と同方向に回転するフライホイール７とその駆動伝達
手段であるベルト８や、さらに磁気ヘッド２やキャプス
タン４Ａ，４Ｂを同時にスライドさせるスライドシャー
シ３などの隙間をうまく利用しながら本実施例の駆動伝
達手段であるギアを配置していることを示している。な
お、２７はカセットハーフである。

【００２４】上記構成により、ベルト８により一つのフ
ライホイール７だけを駆動し、この後は複数のギアを介
して第１または第２のキャプスタン４Ａ，４Ｂや第１ま
たは第２のリール２１Ａ，２１Ｂを回転させるので、従
来の磁気テープ記録再生装置と比べて、ベルト８による
伝達ロスを最少に抑えることができるとともに、耐久性
が向上し、かつフライホイール７の設置空間も最小限に
抑えることができる。また、リール２１Ａ，２１Ｂ側へ
のギアによる駆動伝達経路により、本実施例の磁気テー
プ記録再生装置は再生／録音／早送り／巻き戻しなどの
変換にもかかわらず、常にモータ９の回転数を一定に保
ちながらギアの減速比を２段ギア２４などによってリー
ルスウィングベース２３上に配置しているので、従来よ
りはるかに小型化を図れる。

【００２５】

【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、一つ
のフライホイールからのキャプスタン側への駆動伝達系
およびリール側への駆動伝達系に全てギアを用い、さら
にスウィングベースにより駆動力を伝達せしめる構造に
したことにより、キャプスタンおよび巻き取りリールが
１個の駆動源たるモータによって回転されるため、省電
力化が図れ、また、フライホイールが一つで済むため、
設置スペースを最小限に抑えることができ、さらに、各
駆動伝達はギア伝達系によるため、ベルトの余分な引き
回しなどがなく、ギアの配置の効率化を図ることで、一
層の小型化が可能とされる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る磁気テープ記録再生装
置におけるキャプスタン駆動系の平面図

【図２】同磁気テープ記録再生装置のリール駆動系の平
面図

【図３】同磁気テープ記録再生装置のテープ走行におけ
る早送り状態を示したキャプスタン駆動系の平面図

【図４】同磁気テープ記録再生装置の断面図

【図５】従来の磁気テープ記録再生装置の平面図

【符号の説明】 ２ 磁気ヘッド ４Ａ 第１のキャプスタン ４Ｂ 第２のキャプスタン ６Ａ 第１のキャプスタンギア ６Ｂ 第２のキャプスタンギア ７ フライホイール ８ ベルト ９ モータ １２ フライホイールギア １３ キャプスタンスウィングベース １４Ａ 第１のキャプスタン遊星ギア １４Ｂ 第２のキャプスタン遊星ギア ２１Ａ 第１のリール ２１Ｂ 第２のリール ２２Ａ 第１のリールギア ２２Ｂ 第２のリールギア ２３ リールスウィングベース ２４ ２段ギア ２５Ａ 第１のキャプスタン遊星ギア ２５Ｂ 第２のキャプスタン遊星ギア

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 磁気ヘッドと、フライホイールと、この
   フライホイールを回転させるモータと、このモータの駆
   動力を前記フライホイールに伝達するベルトと、前記フ
   ライホイールと同軸に固定されて一体的に回転するフラ
   イホイールギアと、回転自在に支持された第１および第
   ２のキャプスタンと、前記第１のキャプスタンと同軸に
   固定されて一体的に回転する第１のキャプスタンギア
   と、前記第２のキャプスタンと同軸に固定されて一体的
   に回転する第２のキャプスタンギアと、前記フライホイ
   ールと同軸心を中心として揺動自在に支持されたキャプ
   スタンスウィングベースと、このキャプスタンスウィン
   グベースの一端に回転自在に支持されて前記フライホイ
   ールギアと常時係合するとともにキャプスタンスウィン
   グベースが一方向に揺動した際に前記第１のキャプスタ
   ンギアと係合する第１のキャプスタン遊星ギアと、前記
   キャプスタンスウィングベースの他端に回転自在に支持
   されて前記フライホイールギアと常時係合するとともに
   キャプスタンスウィングベースが他方向に揺動した際に
   前記第２のキャプスタンギアと係合する第２のキャプス
   タン遊星ギアとを備え、フライホイールギアに伝達され
   た回転駆動力をいずれか一方のキャプスタン遊星ギアお
   よびキャプスタンギアを介して一方のキャプスタンに伝
   達する磁気テープ記録再生装置。
2. 【請求項２】 磁気ヘッドと、フライホイールと、この
   フライホイールを回転させるモータと、このモータの駆
   動力を前記フライホイールに伝達するベルトと、前記フ
   ライホイールと同軸に固定されて一体的に回転するフラ
   イホイールギアと、第１および第２のリールと、前記第
   １のリールと同軸に支持され第１のリールの所定方向の
   回転を付勢部材により所定の力で規制させる第１のリー
   ルギアと、前記第２のリールと同軸に支持され第２のリ
   ールの所定方向の回転を付勢部材により所定の力で規制
   させる第２のリールギアと、前記フライホイールと同軸
   心を中心として揺動自在に支持されたリールスウィング
   ベースと、このリールスウィングベースに回転自在に支
   持されて前記フライホイールギアと常時係合してフライ
   ホイールギアとともに回転する２段ギアと、前記リール
   スウィングベースに回転自在に支持されて前記２段ギア
   と常時係合して前記第１のリールギアまたは前記第２の
   リールギアに前記２段ギアからの駆動力を伝達する第１
   および第２のリール遊星ギアとを備え、前記２段ギアに
   伝達された回転駆動力をいずれか一方のリール遊星ギア
   およびリールギアを介して一方のリールに伝達する磁気
   テープ記録再生装置。