JP2583802Y2 - 作業装置の姿勢変更検出機構 - Google Patents

作業装置の姿勢変更検出機構

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JP2583802Y2
JP2583802Y2 JP3568193U JP3568193U JP2583802Y2 JP 2583802 Y2 JP2583802 Y2 JP 2583802Y2 JP 3568193 U JP3568193 U JP 3568193U JP 3568193 U JP3568193 U JP 3568193U JP 2583802 Y2 JP2583802 Y2 JP 2583802Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば互いに相対回転す
る第1部材としての第1ブーム部分と第2部材としての
第2ブーム部分とのうちの第1部材に、第1・第2部材
の相対回転量を検出する為の検出センサを取り付けると
ともに、前記第2部材に係合固定部材を取り付け、この
係合固定部材と前記検出センサの入力軸とを連係用部材
で連係して、第1・第2部材の相対回転量を検出すべく
構成し、前記連係用部材と前記係合固定部材との連係部
位に、前記入力軸の軸芯周り方向では連係用部材と係合
固定部材とを一体化し、前記入力軸の軸芯方向と平行な
方向へは相対移動を許す融通機構を設けてある作業装置
の姿勢変更検出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】この種融通機構として、先に本出願人に
おいて、特願平5−47091号で提案したものがあ
り、特願平5−47091号の図8又は図9において、
連係用部材の途中に弾性変形可能な部分を形成したり、
或いは、連係用部材の他端部を連結する係合固定部材に
弾性変形可能な部材を使用することが示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記構成にお
いては、いずれも、大きな弾性変形を期待することはで
きず、融通機構としては対応範囲が狭い嫌いがあるとと
もに、弾性変形可能な部分や部材を組み込む必要があ
り、多少構造が複雑化する面があった。本考案は、前記
入力軸の軸芯方向と平行な方向への大きな融通を得るこ
とができる融通機構でありながら、構造も簡単であるも
のを提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案による特徴構成
は、前記融通機構を、前記入力軸の軸芯方向に長辺方向
を設定した長孔と、その長孔に係合する係合ピンとで構
成するとともに、前記係合固定部材に、この係合固定部
材を第2部材に取り付ける枢支ピン用の挿通孔と、前記
係合固定部材が前記枢支用の挿通孔を中心として、前記
入力軸の軸芯に略平行な軸芯周りで揺動するのを許容す
る固定ボルト用の大径孔とを、形成している点にあり、
その作用効果は次の通りである。
【0005】
【作用】つまり、連係用部材の連係先である第1部材と
第2部材とが、入力軸の軸芯方向において基準間隔を変
更する位置ズレを起こした場合には、係合ピンが長孔に
対して相対的にその長辺方向に移動して、その位置ズレ
量を吸収する。その吸収量は長孔の長辺長さによるの
で、融通として大きなものが採れる。しかも、係合ピン
が長孔に対して正対(図7に示すように、長孔54Aを
含む平面に対して略直交する方向から係合する状態)し
ない斜めから係合する場合であっても対処できる。つま
り、斜めから係合する状態としては、二通りあるが、例
えば、図8において、水平面内で傾斜する場合には、係
合固定部材54を前記枢支用の挿通孔54Bを中心とし
て、前記入力軸37Aの軸芯に略平行な軸芯周りで揺動
させて向きを変更することによって、係合ピン53を正
対状態に修正することができるとともに、図7におい
て、垂直面内で傾斜する場合には、長孔54Aの長辺長
さに亘る開口部で対応でき、いずれにしても、支障なく
対応可能である。
【考案の効果】したがって、長孔式の係合構造と、係合
固定部材を揺動可能な構成とすることによって、融通量
の設定が任意で比較的大きく採れ、かつ、構造も長孔と
いう簡単なものでよく、しかも、係合ピン等の長孔に対
する傾斜状態にも対応できて、厳密な精度で作る必要の
ない良さがあり、作業装置の姿勢検出機構に使用される
融通機構として有用なものにできるに至った。
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はバックホウの全体側面を示しており、ゴム
クローラ形式の走行装置1に旋回台2が支持され、旋回
台2の前部にバックホウ装置3が備えられている。この
バックホウ装置3は、油圧シリンダ11により上下に揺
動駆動されるブーム4、油圧シリンダ12により前後に
揺動駆動されるアーム5、及び油圧シリンダ13により
掻き込み揺動駆動されるバケット6を備えて構成されて
いる。そして、図6に示すように、旋回台2の旋回駆動
用として、油圧モータ30が備えられている。バックホ
ウ装置3におけるブーム4は図1及び図2に示すよう
に、上下に揺動駆動される第1ブーム部分4aと、この
第1ブーム部分4aの前端の軸芯P1周りに揺動自在に
連結された第2ブーム部分4bと、この第2ブーム部分
4bの前端の軸芯P2周りに揺動自在に連結された支持
ブラケット4cとで構成されており、この支持ブラケッ
ト4cにアーム5が連結されている。そして、第1ブー
ム部分4aと支持ブラケット4cに亘り連係リンク8が
架設されて平行四連リンクが構成されており、油圧シリ
ンダ7により第2ブーム部分4bを揺動操作することに
よって、アーム5及びバケット6を平行に左右移動させ
ることができるように構成している。
【0006】次に、このバックホウの油圧回路構造、バ
ックホウ装置3及び旋回台2等の操作構造について説明
する。図6に示すように、第1ポンプ18に対して右の
走行装置1用の制御弁26、第1ブーム部分4a(ブー
ム4)の油圧シリンダ11用の制御弁21、及びバケッ
ト6の油圧シリンダ13用の制御弁23が並列的に接続
されている。第2ポンプ19に対して左の走行装置1用
の制御弁28、第1ブーム部分4a(ブーム4)の油圧
シリンダ11用の補助制御弁25、アーム5の油圧シリ
ンダ12用の制御弁22、及びサービスポート(図示せ
ず)用の制御弁29が並列的に接続されている。第3ポ
ンプ20に対して旋回台2の油圧モータ30用の制御弁
24、第2ブーム部分4bの油圧シリンダ7用の制御弁
27、及び図 に示すドーザ31を昇降操作する油圧シ
リンダ(図示せず)用の制御弁32が並列的に接続され
ている。
【0007】制御弁21,22,23,24,26,2
7,28,29,32及び補助制御弁25はセンターバ
イパス型式であり、そのうち走行装置1用の制御弁2
6,28、サービスポート用の制御弁29、第2ブーム
部分4b用の制御弁27及びドーザ31用の制御弁32
が、操作レバー(図示せず)及び操作ペダル48により
操作される機械操作式で中立復帰型である。そして、第
1ブーム部分4a用の制御弁21及び補助制御弁25、
アーム5用の制御弁22、バケット6用の制御弁23及
び旋回台2用の制御弁24が、油圧によるパイロット操
作型式で中立復帰型である。
【0008】図5に示すように、右操作レバー9に対し
てその前後操作によりパイロット圧を発生するパイロッ
ト弁41、及び左右操作によりパイロット圧を発生する
パイロット弁42が備えられている。左操作レバー10
に対してその前後操作によりパイロット圧を発生するパ
イロット弁43、及び左右操作によりパイロット圧を発
生するパイロット弁44が備えられており、各パイロッ
ト弁41,42,43,44にパイロット圧を供給する
パイロットポンプ33が備えられている。そして、図5
及び図6に示すように、各パイロット弁41〜44から
のパイロット油路35が、第1ブーム部分4a用の制御
弁21及び補助制御弁25、アーム5用の制御弁22、
バケット6用の制御弁23、旋回台2用の制御弁24に
接続されている。
【0009】以上の構造により、右操作レバー9を前後
に操作するとパイロット弁41からのパイロット圧によ
り制御弁21及び補助制御弁25が操作されて、第1ブ
ーム部分4aが上下に揺動駆動され(補助制御弁25は
第1ブーム部分4aの上昇操作時にのみ作動)、右操作
レバー9を左右に操作するとパイロット弁42からのパ
イロット圧により制御弁23が操作されて、バケット6
が前後に揺動駆動される。そして、左操作レバー10を
前後に操作するとパイロット弁43からのパイロット圧
により制御弁22が操作されて、アーム5が前後に揺動
駆動され、左操作レバー10を左右に操作すると、パイ
ロット弁44からのパイロット圧により制御弁24が操
作されて、旋回台2が右及び左旋回側に駆動されるので
ある。又、図6に示すように、運転部15の前側下部に
操作ペダル48が備えられており、操作ペダル48と第
2ブーム部分4b用の制御弁27とが機械的に連動連結
されている。これにより、操作ペダル48を左右に踏み
操作することにより、制御弁27を切換操作して第2ブ
ーム部分4bを右及び左揺動側に操作する。
【0010】以上の構造において、右及び左操作レバー
9,10を中立位置から大きく操作する程、パイロット
弁41〜44に発生するパイロット圧が大きくなるよう
に構成されている。これにより、右及び左操作レバー
9,10を中立位置から大きく操作する程、パイロット
弁41〜44のパイロット圧が大となり制御弁21〜2
4及び補助制御弁25が流量大側に操作される。つま
り、右及び左操作レバー9,10を大きく操作する程、
油圧シリンダ11〜13及び油圧モータ30が高速で作
動するように構成している。図1及び図4に示すように
旋回台2においては、右側にバックホウ装置3が配置さ
れ、左側に運転席や右及び左操作レバー9,10等で構
成された運転部15が配置されている。そして、旋回台
2の左右中央において、バックホウ装置3と運転部15
とを仕切る窓付きの縦仕切り板16が設けられており、
この縦仕切り板16の上端に旋回台2の外側に沿った半
円形状の上仕切り板17が固定されている。
【0011】そして、図3及び図4に示すように、地面
Gから所定高さにある所定位置Dより上方の範囲におい
て、縦仕切り板16より前方(外方)に所定距離だけ離
れた前牽制面A1、及び縦仕切り板16のバックホウ装
置3側の側面から右方(外方)に所定距離だけ離れた横
牽制面A2が、制御装置34内に設定されている。この
場合、図3に示すようにバケット6をアーム5の先端に
連結しているバケットピン6aが、この前牽制面A1上
に在る状態においてバケット6を最も運転部15側に近
づくように操作しても、縦仕切り板16から所定距離だ
け離れた軌跡C1上にバケット6の先端が在るように、
前牽制面A1が設定されている。図2に示すように、バ
ケットピン6aが横牽制面A2上に在る状態において、
バケット6の横側面が縦仕切り板16から所定距離だけ
離れた軌跡C2上に在るように、横牽制面A2が設定さ
れている。又、前及び横牽制面A1,A2から所定距離
だけ前方又は右方に離れた面が設定され、この空間の面
と前及び横牽制面A1,A2との間が、前牽制領域B1
及び横牽制領域B2として制御装置34内に設定されて
いる。バックホウ装置3により地面Gの掘削を行う場
合、バックホウ装置3がどれだけ走行装置1側に寄って
掘削が行えるかと言う、バックホウ装置3自身の機械的
な作動限界が事前に求められている。そして、作動限界
に操作した場合にバケットピン6aがどの軌跡を通るか
が算出されており、この作動限界に対応するバケットピ
ン6aの軌跡よりも少し余裕(外側)のある軌跡を境界
面Eとして、図3に示すように所定位置Dより下方の範
囲において、境界面Eを制御装置34内に設定してい
る。境界面Eは前牽制面A1に滑らかにつながるように
設定されており、バケットピン6aが境界面E上に在る
場合においてバケット6を最も走行装置1に近づくよう
に操作した場合、バケット6の先端は軌跡C3上を通
る。以上のような前及び横牽制面A1,A2、前及び横
牽制領域B1,B2、境界面Eは旋回台2に対して設定
されているものであり、旋回台2が旋回するのに伴い、
旋回台2と一緒に移動して行くものである。前及び横牽
制面A1,A2を越えてバケットピン6aを運転部15
側に操作した場合、この操作が牽制阻止されるように構
成されており、次にこの牽制について説明する。図1に
示すように、旋回台2と第1ブーム部分4aとの連結部
に、旋回台2に対する第1ブーム部分4aの上下角度を
検出する角度センサー36が備えられ、第1及び第2ブ
ーム部分4a,4bの連結部に、第1ブーム部分4aに
対する第2ブーム部分4bの左右角度を検出する検出セ
ンサとしての角度センサー37が備えられている。そし
て、支持ブラケット4cとアーム5との連結部に、第2
ブーム部分4bに対するアーム5の前後角度を検出する
角度センサー38が備えられており、各角度センサー3
6〜38からの検出信号が制御装置34に入力されてい
る。
【0012】図5及び図6に示すように、第1ブーム部
分4a用の制御弁21及び補助制御弁25を上昇側に操
作するパイロット油路35a、及びアーム5用の制御弁
22を掻き込み側に操作するパイロット油路35bに対
して、アンロード位置とアンロード停止位置の2位置切
換式で、バネによりアンロード位置側に付勢された電磁
弁39が接続されている。図6に示すように、第2ブー
ム部分4bの油圧シリンダ7を左揺動側(運転部15
側)に作動させる油路55に、アンロード位置とアンロ
ード停止位置の2位置切換式で、バネによりアンロード
位置側に付勢された電磁弁40が設けられている。
【0013】これにより、制御装置34によって図2の
電磁弁39を高速で2位置に切換操作してそのデューテ
ィ比を変更することにより、パイロット油路35a,3
5bのパイロット圧を減圧操作して(最高圧は右又は左
操作レバー9,10で設定されている値)、右又は左操
作レバー9,10の操作位置に関係なく、制御弁21及
び補助制御弁25の上昇側の開度(第1ブーム部分4a
用の油圧シリンダ11の伸長速度)、制御弁22の掻き
込み側の開度(アーム5用の油圧シリンダ12の伸長速
度)を、閉側(低速側)に任意に変更できるように構成
している。又、制御装置34により図3の電磁弁40を
高速で2位置に切換操作して油圧シリンダ7への作動油
の流量を変更することにより(最高流量は操作ペダル4
8で設定されている値)、操作ペダル48の操作位置に
関係なく、油圧シリンダ7が第2ブーム部分4bを左揺
動側に駆動する速度を、低速側に任意に変更できるよう
に構成している。
【0014】図2に示すように制御装置34において
は、角度センサー36〜38からの検出信号による第1
ブーム部分4aの上下角度、第2ブーム部分4bの左右
角度及びアーム5の前後角度と、第1ブーム部分4a、
第2ブーム部分4b及びアーム5の各長さとにより、バ
ケットピン6aの位置を常時算出している。これによ
り、バケットピン6aが図4及び図5に示す前又は横牽
制領域B1,B2に入り込むと、電磁弁39,40が前
述のように高速で切換操作されて、右及び左操作レバー
9,10、操作ペダル48の操作位置に関係なく、第1
ブーム部分4aの上昇側への作動速度、アーム5の掻き
込み側への作動速度及び第2ブーム部分4bの左揺動側
への作動速度が減速操作される。この場合、バケットピ
ン6aが前及び横牽制領域B1,B2内に入り込むほ
ど、つまり、バケットピン6aが前及び横牽制面A1,
A2に近づくほど、大きく減速操作されるように構成し
ている。
【0015】次に、ブーム4等の揺動角度を検出する検
出センサとしてのポテンショメータ36,37,38の
うち、ポテンショメータ37を代表例としてその取り付
け構造について説明する。図7に示すように、第1ブー
ム部分4aと第2ブーム部分4bとの連結軸芯P1位置
で、第1ブーム部分4aに、第1ブーム部分4aの上面
より上方に支持ボス45を設ける。この支持ボス45内
に設置空間を形成し、設置空間内にポテンショメータ3
7をその入力軸37Aが上向き開口部に向かうように取
り付け固定して、ポテンショメータ37を第1ブーム部
分4aに属させる。更に、設置空間内のポテンショメー
タ37より開口部側に、ベアリング46,46を介して
検出軸47を枢支し、検出軸47の軸芯を軸芯P1に一
致させる。検出軸47の内端面からその軸芯に沿って嵌
合穴47Aを形成し、この嵌合穴47Aにポテンショメ
ータ37の入力軸37Aを差し込み嵌合して、検出軸4
7と入力軸37Aとを一体回転可能に構成する。次ぎ
に、検出軸47と入力軸37Aとの連結構造について説
明する。図7及び図11に示すように、検出軸47の軸
芯方向の一側端に軸芯方向に沿った嵌合穴47Aを形成
するとともに、この嵌合穴47Aに対してゴム製カップ
リング49を内嵌してある。このゴム製カップリング4
9の外周面3箇所に、突起部49Aを形成してあり、こ
の突起部49Aに対応する嵌合穴47Aの内周面の3箇
所に凹入部47aを形成して、検出軸47とゴム製カッ
プリング49を一定の位相で一体回転可能に連結可能に
構成する。一方、ゴム製カップリング49の肉厚内の軸
芯位置に、D型断面を有する嵌合孔49Bを形成し、こ
の嵌合孔49B内に同じくD型断面を有する入力軸37
Aを内嵌可能であり、そのD型断面構造により、入力軸
37Aとゴム製カップリング49とを一定位相で一体回
転可能に内嵌可能である。支持ボス45の構造について
説明する。図7乃至図9に示すように、第1ブーム部4
aの側面で支持ボス45の設置部位に、一対の取り付け
台50,50を設けるとともに、支持ボス45の基端部
45Aにおける180°対角位置に、耳部45a,45
aを突設し、この耳部45a,45aを取り付け台5
0,50に載置して、支持ボス45を第1ブーム部分4
a表面より一定の間隔をおいて固定する。基端部45A
は内部にポテンショメータ37を有する内部空間を設け
てあり、周方向一箇所に内部空間に通ずる切欠き部45
Bを設けてあり、この切欠き部45Bを通して、ポテン
ショメータ37からのワイヤハーネス51を取り出して
いる。検出軸47とアーム5とを繋ぐ構造について説明
する。支持ボス45より突設した検出軸47のその突設
端に、板状の連係用部材52の一端ボス52Aを外嵌固
定するとともに、連係用部材52の他端に係合ピン53
を取り付けて、第2ブーム部分4bに設けてある係合固
定部材54に係合ピン53を介して係合連係してある。
係合固定部材54をアングル材で構成するとともに、こ
のアングル材の一面を係合ピン53に対向して立ち上
げ、その立ち上げ面に融通機構としての縦向きの長孔5
4Aを穿設してある。一方、その立ち上げ面と直交する
下向き面には、小径孔54B及び大径孔54Cとがあ
り、小径孔54Bには枢支ピンとしてのスプリングピン
を挿通して係合固定部材54をそのピン周りに回転して
向きを変更可能に構成するとともに、大径孔54Cでそ
のピン周りでの向き変更を許容し、大径孔54Cに挿通
したボルトで変更位置を固定する構成を採っている。こ
のように、長孔式の融通機構と、係合固定部材54の向
き変更可能な構成によって、作用の項で述べたような、
位置ズレに対する適応性を高めている。
【0016】〔別実施例〕 係合固定部材54を枢支するピンとしては、スプリ
ングピン以外のネジ付ピン等他のピンを使用可能であ
る。 係合ピン53と長孔54Aとの取り付け対象として
は、夫々入れ替えて設けてもよい。 係合固定部材54の立ち上げ面と、係合ピン53と
は直交する状態でなくてもよい。
【0017】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本
考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの全体側面図
【図2】バックホウ装置の平面図
【図3】前牽制面、前牽制領域及び境界面を示すバック
ホウの概略側面図
【図4】前及び横牽制面、前及び横牽制領域を示すバッ
クホウの概略平面図
【図5】バックホウ装置の各油圧シリンダ、制御弁、パ
イロット弁、右及び左操作レバー等の概略回路図
【図6】バックホウ装置の各油圧シリンダ、制御弁、パ
イロット弁、右及び左操作レバー等の概略回路図
【図7】検出軸と連係用部材との取り付け状態を示す縦
断側面図
【図8】検出軸と連係用部材との取り付け状態を示す平
面図
【図9】支持ボスの取り付け状態を示す側面図
【図10】係合固定部材を示す斜視図
【図11】弾性カップリングの検出軸への嵌合状態を示
す横断平面図
【符号の説明】
4a 第1部材 4b 第2部材 37 検出センサ 37A 入力軸 52 連係用部材 53 係合ピン 54 係合固定部材 54A 長孔 54B 挿通孔 54C 大径孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに相対回転する第1部材(4a)と
    第2部材(4b)とのうちの第1部材(4a)に、第1
    ・第2部材(4a),(4b)の相対回転量を検出する
    為の検出センサ(37)を取り付けるとともに、前記第
    2部材(4b)に、係合固定部材(54)を取り付け、
    この係合固定部材(54)と前記検出センサ(37)の
    入力軸(37A)とを連係用部材(52)で連係して、
    第1・第2部材(4a),(4b)の相対回転量を検出
    すべく構成し、前記連係用部材(52)と前記係合固定
    部材(54)との連係部位に、前記入力軸(37A)の
    軸芯周り方向では連係用部材(52)と係合固定部材
    (54)とを一体化し、前記入力軸(37A)の軸芯方
    向と平行な方向へは相対移動を許す融通機構を設けてあ
    る作業装置の姿勢変更検出機構であって、 前記融通機構を、前記入力軸(37A)の軸芯方向に長
    辺方向を設定した長孔(54A)と、その長孔(54
    A)に係合する係合ピン(53)とで構成するととも
    に、前記係合固定部材(54)に、この係合固定部材
    (54)を第2部材(4b)に取り付ける枢支ピン用の
    挿通孔(54B)と、前記係合固定部材(54)が前記
    枢支ピン用の挿通孔(54B)を中心として、前記入力
    軸(37A)の軸芯に略平行な軸芯周りで揺動するのを
    許容する固定ボルト用の大径孔(54C)とを、形成し
    ている作業装置の姿勢変更検出機構。
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