JPH06257177A - 作業装置の姿勢変更検出機構 - Google Patents

作業装置の姿勢変更検出機構

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JPH06257177A
JPH06257177A JP5047091A JP4709193A JPH06257177A JP H06257177 A JPH06257177 A JP H06257177A JP 5047091 A JP5047091 A JP 5047091A JP 4709193 A JP4709193 A JP 4709193A JP H06257177 A JPH06257177 A JP H06257177A
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JP
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shaft
detection shaft
boom
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connecting member
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JP5047091A
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Inventor
Yoshihiro Kato
好洋 加藤
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1ブーム部分と第2ブーム部分との相対回
転を検出する構成を、組付け誤差等を吸収できるものに
して、ガタツキの抑制を図り、併せて、検出精度の低下
を抑制することを目的とする。 【構成】 第1ブーム部分4aに支持ボス39を形成
し、この支持ボス39にポテンショメータ37を取り付
けた検出軸41を枢支するとともに、第2ブーム部分4
bに形成した取り付け座と検出軸41とに亘って連結用
部材42を架設連結して、第1ブーム部分4aと第2ブ
ーム部分4bとの相対回転によって連結用部材42で検
出軸41をその軸芯回りで駆動する。連結用部材42を
断面長方形の板状でかつ弾性の高い材料で構成し、この
連結用部材42を、検出軸41の軸心を中心とした周方
向においては剛性度が高く、径方向においては軟性度が
高く設定してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばバックホウにおけ
るブームの横折れ機構を有するもの等に使用されるもの
で、旋回台に軸支される第1ブーム部分とその第1ブー
ム部分の先端に横折れ自在に取り付けられている第2ブ
ーム部分とを有し、例えばこの第1ブーム部分を第1部
材とし、第2ブーム部分を第2部材として、互いに相対
回転する第1部材と第2部材とのうちの第1部材の支持
ボスに、両者の相対回転量を検出する為の検出軸を枢支
するとともに、前記検出軸の支持ボスより突出する軸端
部に、前記第2部材より延出された連結用部材を連結固
定してある作業装置の姿勢変更検出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】上記構成においては、第1部材と第2部
材とが相対回転すると、連結用部材が検出軸の軸芯回り
に回転し、第2部材側に属する検出軸を第1部材に対し
て相対回転させて、両部材の相対回転量を検出できる。
このような構造を採る場合には、第1部材に取り付けら
れる検出軸と第2部材とを連結し、第2部材の第1部材
に対する相対回動に連れて検出軸をその軸芯回りで回転
させる連結用部材の取り付けに工夫を要するものであ
る。つまり、第1部材と第2部材との組み付け状態にバ
ックホウ毎に固体差があるために、厳密には、連結用部
材の一端を固定する為に、第2部材に形成した取り付け
部と、連結用部材の他端を固定する検出軸との間隔が一
定せず、連結用部材の取り付けに一工夫を要するもので
あった。そこで、従来は、連結用部材の第2部材に対す
る取り付け部位か、或いは、第2部材の対応する取り付
け部位に長孔を形成して、間隔の一定しないことに対処
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構成を採る
場合に、長孔の形成によって間隔の変動に対応できるも
のであるが、長孔であるが故にボルトで締め付け固定す
るにしても、長孔に沿ってボルトが動き得る余地がある
為に、他の移動固定機構を長孔と併用しない限り、長孔
でのガタツキが起こりやすくその面を完全には解消でき
なかった。従って、そのガタツキが検出軸の回転精度に
も影響を及ぼし、検出精度を高精度には維持できなかっ
た。本発明は、長孔に替わる合理的な機構を取り入れる
ことによって、間隔の変化を吸収しながら、検出精度も
高い状態に維持できる作業装置の姿勢変更検出機構を提
供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本第1発明による特徴構
成は、前記連結用部材の少なくとも一部に、前記検出軸
に前記連結用部材を取り付けた状態で、前記検出軸の軸
芯を中心とした半径方向に平行な方向で柔軟性が高く、
かつ、周方向に平行な方向で剛性の高い、弾性部分を有
している点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0005】
【作用】第1部材と第2部材とを組み付けた状態で前記
間隔が所定間隔から外れる場合には、検出軸と第2部材
とに掛け渡し設置した連結用部材の弾性部分における柔
軟性の高い部分が伸縮して、所定間隔からのズレ量を吸
収する。その状態で第1部材と第2部材とが相対回転す
ると、連結用部材が検出軸の軸芯回りで回転して、検出
軸をその軸芯回りで回転させる。この時に、連結用部材
の弾性部分は周方向に平行な方向では剛性を高くしてあ
るので、周方向におけるその弾性部分での変形は少な
く、第2部材の回転移動に対する応答遅れ或いはズレを
抑えることができる。
【0006】
【発明の効果】弾性部分における剛性度と柔軟性度とを
方向性を持たせて設定する構成を採ることによって、検
出軸の検出性能を低下させることなく、連結用部材の連
結を容易に行え、しかも、長孔を形成して対処した従来
に比べて、連結用部材のガタツキ等を抑えうる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本第2発明による特徴構
成は、互いに相対回転する第1部材と第2部材とのうち
の第1部材に、第1・第2部材の相対回転量を検出する
為の検出軸を支持するとともに、前記検出軸に、前記第
2部材より延出された連結用部材を連結固定してあるも
のであって、前記第2部材と前記連結用部材との間に、
前記検出軸の軸芯を中心とした半径方向に平行な方向で
柔軟性が高く、かつ、周方向に平行な方向で剛性の高
い、弾性部材を介在させてある点にあり、その作用効果
は次の通りである。
【0008】
【作用】第1部材と第2部材とを組み付けた状態で前記
間隔が所定間隔から外れる場合には、弾性部材における
柔軟性の高い部分が伸縮して、所定間隔からのズレ量を
吸収する。その状態で第1部材と第2部材とが相対回転
すると、連結用部材が検出軸の軸芯回りで回転して、検
出軸をその軸芯回りで回転させる。この時に、弾性部材
は周方向に平行な方向では剛性を高くしてあるので、周
方向における変形は少なく、第2部材の回転移動に対す
る応答遅れ或いはズレを抑えることができる。
【0009】
【発明の効果】弾性部分における剛性度と柔軟性度とを
方向性を持たせて設定する構成を採ることによって、検
出軸の検出性能を低下させることなく、連結用部材の連
結を容易に行え、しかも、長孔を形成して対処した従来
に比べて、連結用部材のガタツキ等を抑えうる。このよ
うに、弾性部材を連結用部材と別個に形成するので、連
結用部材に弾性部材を形成するといった変更を加えるこ
となく、弾性部材を追加するだけで、本願発明の機能を
既存の機種に付加することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はバックホウの全体側面を示しており、ゴム
クローラ形式の走行装置1に旋回台2が支持され、旋回
台2の前部にバックホウ装置3が備えられている。この
バックホウ装置3は、油圧シリンダ11により上下に揺
動駆動されるブーム4、油圧シリンダ12により前後に
揺動駆動されるアーム5、及び油圧シリンダ13により
掻き込み揺動駆動されるバケット6を備えて構成されて
いる。そして、図5に示すように、旋回台2の旋回駆動
用として、油圧モータ14が備えられている。バックホ
ウ装置3におけるブーム4は図1及び図2に示すよう
に、上下に揺動駆動される第1ブーム部分4aと、この
第1ブーム部分4aの前端の軸芯P1周りに揺動自在に
連結された第2ブーム部分4bと、この第2ブーム部分
4bの前端の軸芯P2周りに揺動自在に連結された支持
ブラケット4cとで構成されており、この支持ブラケッ
ト4cにアーム5が連結されている。そして、第1ブー
ム部分4aと支持ブラケット4cに亘り連係リンク8が
架設されて平行四連リンクが構成されており、油圧シリ
ンダ7により第2ブーム部分4bを揺動操作することに
よって、アーム5及びバケット6を平行に左右移動させ
ることができるように構成している。
【0011】図5に示すようにブーム4の油圧シリンダ
11に対する制御弁21、ブーム4における第2ブーム
部分4bの油圧シリンダ7に対する制御弁25、アーム
5の油圧シリンダ12に対する制御弁22、バケット6
の油圧シリンダ13に対する制御弁23、及び旋回台2
の油圧モータ14に対する制御弁24が備えられてい
る。この制御弁21〜25は3位置切換式でパイロット
操作形式であり、パイロット圧に基づく開度調節により
流量制御が可能である。そして、各制御弁21〜25に
対して、開度操作用のパイロット圧を発生する電磁比例
減圧弁型式のパイロット弁31a,31b,32a,3
2b,33a,33b,34a,34b,35a,35
bが設けられている。図1,4,5に示すように、旋回
台2に右操作レバー9及び左操作レバー10が備えられ
ている。この右及び左操作レバー9,10は前後左右に
操作自在であり、右操作レバー9の前後方向の操作位置
を検出するポテンショメータ15、左右方向の操作位置
を検出するポテンショメータ16が備えられると共に、
左操作レバー10の前後方向の操作位置を検出するポテ
ンショメータ17、左右方向の操作位置を検出するポテ
ンショメータ18が備えられている。そして、各ポテン
ショメータ15〜18からの操作信号が制御装置19に
入力されている。
【0012】図1及び図5に示すように、ブーム4(第
1ブーム部分4a)の上下角度を検出するポテンショメ
ータ36、第2ブーム部分4bの左右角度を検出するポ
テンショメータ37、及び、アーム5の前後角度を検出
するポテンショメータ38が設けられており、この各ポ
テンショメータ36,37,38からの検出信号が、制
御装置19に入力されている。図1及び図4に示すよう
に旋回台2においては、右側にバックホウ装置3が配置
され、左側に運転席28や右及び左操作レバー9,10
等で構成された運転部27が配置されている。そして、
旋回台2の左右中央において、バックホウ装置3と運転
部27とを仕切る窓付きの縦仕切り板29が設けられて
おり、この縦仕切り板29の上端に旋回台2の外側に沿
った半円形状の上仕切り板30が固定されている。そし
て、図3及び図4に示すように、地面Gから所定高さに
ある所定位置Dより上方の範囲において、縦仕切り板2
9より前方(外方)に所定距離だけ離れた前牽制面A
1、及び縦仕切り板29のバックホウ装置3側の側面か
ら右方(外方)に所定距離だけ離れた横牽制面A2が、
制御装置19内に設定されている。この場合、図3に示
すようにバケット6をアーム5の先端に連結しているバ
ケットピン6aが、この前牽制面A1上に在る状態にお
いてバケット6を最も運転部27側に近づくように操作
しても、縦仕切り板29から所定距離だけ離れた軌跡C
1上にバケット6の先端が在るように、前牽制面A1が
設定されている。図2に示すように、バケットピン6a
が横牽制面A2上に在る状態において、バケット6の横
側面が縦仕切り板29から所定距離だけ離れた軌跡C2
上に在るように、横牽制面A2が設定されている。又、
前及び横牽制面A1,A2から所定距離だけ前方又は右
方に離れた面が設定され、この空間の面と前及び横牽制
面A1,A2との間が、前牽制領域B1及び横牽制領域
B2として制御装置19内に設定されている。バックホ
ウ装置3により地面Gの掘削を行う場合、バックホウ装
置3がどれだけ走行装置1側に寄って掘削が行えるかと
言う、バックホウ装置3自身の機械的な作動限界が事前
に求められている。そして、作動限界に操作した場合に
バケットピン6aがどの軌跡を通るかが算出されてお
り、この作動限界に対応するバケットピン6aの軌跡よ
りも少し余裕(外側)のある軌跡を境界面Eとして、図
3に示すように所定位置Dより下方の範囲において、境
界面Eを制御装置19内に設定している。境界面Eは前
牽制面A1に滑らかにつながるように設定されており、
バケットピン6aが境界面E上に在る場合においてバケ
ット6を最も走行装置1に近づくように操作した場合、
バケット6の先端は軌跡C3上を通る。以上のような前
及び横牽制面A1,A2、前及び横牽制領域B1,B
2、境界面Eは旋回台2に対して設定されているもので
あり、旋回台2が旋回するのに伴い、旋回台2と一緒に
移動して行くものである。制御装置19においては、ポ
テンショメータ36,37,38からの信号によるブー
ム4(第1ブーム部分4a)の上下角度、第2ブーム部
分4bの左右角度及びアーム5の前後角度と、第1ブー
ム部分4a、第2ブーム部分4b及びアーム5の各長さ
とにより、バケットピン6aの位置を常時算出してい
る。そして、バケットピン6aが図3及び図4に示す前
及び横牽制領域B1,B2に入り込むと、パイロット弁
31a〜32b,35a,35bを操作して右及び左操
作レバー9,10の操作に関係なく、バックホウ装置3
の油圧シリンダ11,12,7の速度が減速操作され
る。この場合、バケットピン6aが前及び横牽制領域B
1,B2に入り込むほど、つまり、バケットピン6aが
前及び横牽制面A1,A2に近づくほど大きく減速操作
されるように構成している。そして、バケットピン6a
が前及び横牽制面A1,A2上に位置するような状態に
なった場合、バケットピン6aが前及び横牽制面A1,
A2から離れる方向にバックホウ装置3が操作された場
合には、前述の減速とは逆に前及び横牽制領域B1,B
2内で各油圧シリンダ11,12,7の速度が増速操作
されて行き、前及び横牽制領域B1,B2から出たとき
に通常の速度に戻し操作される。逆にバケットピン6a
が前及び横牽制面A1,A2上から少しでも前及び横牽
制面A1,A2を越えて運転部27側に操作されようと
した場合には、パイロット弁31a〜32b,35a,
35bのパイロット圧が消えて、制御弁21,22,2
5によりバックホウ装置3の油圧シリンダ11,12,
7が停止操作される。又、バケットピン6aが前及び横
牽制面A1,A2上に位置する場合、バケット6の油圧
シリンダ13の操作は行えるのであり、バケットピン6
aが前及び横牽制面A1,A2上を移動して行くような
操作も極低速にて行える。
【0013】次に、ブーム4等の揺動角度を検出するポ
テンショメータ36,37,38のうち、ポテンショメ
ータ37を代表例としてその取り付け構造について説明
する。図6に示すように、第1ブーム部分4aと第2ブ
ーム部分4bとの連結軸芯P1位置に、第1ブーム部分
4aの上面より支持ボス39を上向きに延出する。この
支持ボス39内に設置空間を形成し、設置空間内にポテ
ンショメータ37をその入力軸が上向き開口部に向かう
ように取り付け固定して、ポテンショメータ37を第1
ブーム部分4aに属させる。更に、設置空間内のポテン
ショメータ37より開口部側に、軸受部材としてのベア
リング40,40を介して検出軸41を枢支し、検出軸
41の軸芯を軸芯P1に一致させている。検出軸41の
内端面からその軸芯に沿って嵌合孔を形成し、この嵌合
孔にポテンショメータ37の入力軸を差し込み嵌合し
て、検出軸41と入力軸とを一体回転可能に構成する。
一方、検出軸41の一端を支持ボス39より外方に突出
させ、その突出端に連結ボス42Aをキー止めし、この
連結ボス42Aより一体で連結用部材としての連結用ア
ーム42を設け、その連結用アーム42の先端を第2ブ
ーム部分4bの上面に固定してある。このような構成に
よって、第1ブーム部分4aと第2ブーム部分4bとが
相対回転すると、ポテンショメータ37で揺動角度を検
出可能である。ベアリング40,40を検出軸41に外
嵌して検出軸41の軸端鍔と軸用止め輪43とでベアリ
ング40,40の検出軸41軸芯方向への移動を阻止し
て、検出軸41とベアリング40,40とを一体移動可
能に構成し、この検出軸41とベアリング40,40と
を一体で検出軸41の軸芯方向に移動可能に構成してあ
る。そして、設置空間内に穴用止め輪44を嵌めてベア
リング40,40の設置空間からの抜け出しを阻止して
いる。次に連結用部材42の取り付け構造について説明
する。図6に示すように、第2ブーム部分4bの上面に
取り付け座を形成し、連結用ボス42Aより一体的に連
結用板材42Bを延出して、その延出端を取り付け座に
取り付け固定するようにしてある。連結用板材42B
は、連結用ボス42Aと取り付け座近くで折り曲げ部を
有しており、全長に亘って弾性の高い板状を呈してい
る。この連結用板材42Bの断面を、図7に示すよう
に、長方形状に設定し、検出軸41の軸芯を中心とした
周方向に、前記した長方形状の長辺を沿わせるようにし
てある。これによって、この連結用板材42Bは、周方
向においては横長な断面形状を呈するところから断面係
数が大きく剛性が大である。従って、検出軸41を回転
駆動するに支障は少ない。一方、そのような断面形状で
あるから、径方向においては、断面係数が周方向におけ
るよりも小さく柔軟性が高い。従って、第2ブーム部分
4bの取り付け座と検出軸41の軸芯との間隔が所定間
隔より外れた場合であっても、その柔軟性によって間隔
のズレを解消する。しかも、連結用板材42Bは、第2
ブーム部分4bの上面取り付け座から検出軸41の上端
までに亘って斜めに掛け渡されているので、柔軟性のあ
る効果は検出軸41の軸芯方向に平行な、取り付け座と
検出軸41の上端との間隔のズレも吸収する。この構成
の場合には、連結用板材42B全体が軟鋼等からなる弾
性部分Xとなる。
【0014】〔別実施例〕 弾性部分Xとしては次のような形状のものでもよ
い。図8に示すように、連結用板材42Bの中間に、板
の厚み方向に板を波打たせたジャバラ状部分を形成し、
この部分の伸縮作用によって間隔のズレを吸収してもよ
い。この部分を弾性部分Xと称する。従って、連結用板
材42Bとしては軟鋼製の同質材料で形成してもよい
が、特に、弾性部分のみ軟性度の高い材料で形成し、他
の部分と接合してもよい。 では、連結用板材42B自体に弾性部分を形成し
たが、連結用板材42Bとは別に、その連結用板材42
Bと第2ブーム部分4bの取り付け座との間に、弾性部
材45を設けてもよい。つまり、図9に示すように、長
辺の断面を有する長方体の弾性部材45を形成し、その
長辺を前記周方向に平行に設定して設置する。この弾性
部材45は、ゴム製の矩体部45Aと、この矩体部45
Aの上面に焼き付けられスタッドボルトを突設した天板
部45Bと、この矩体部45Aの下面に焼き付けられた
底板部45Cとからなる。このゴム製の矩体部45A
は、図示するように、前記周方向に長い断面形状を有す
るので、その周方向へは変形しにくく剛性度が高い。一
方、前記半径方向へは変形しやすく、軟性度が高い。 図10に示すように、弾性部材45としては、円柱
状のゴム製矩体部45Aを底板部45Cに焼き付け固着
し、更に、矩体部45Aの両脇に側板部45Dを立ち上
げ、矩体部45Aを側板部45Dに接当させて、矩体部
45Aの変形を側板部45Dで規制する構成を採ってい
る。そして、この両側板部45Dを前記周方向に一定間
隔をもって配置し、矩体部45Aの前記周方向での剛性
度を間接的に側板部45Dで構成するようにしてもよ
い。 図11に示すように、支持ボス39の上面に対し
て、検出軸41を取り付けた連結用ボス42Aの対向面
を、一定の間隙を持って設置してある。つまり、支持ボ
ス39の周縁に円周溝を形成するとともに、連結用ボス
42Aの下面周縁に下向きに突出する鍔部42aを形成
し、この鍔部42aを円周溝に入り込ませてラビリンス
シール構造を形成する。これによって、検出軸41を支
持するベアリング40及びオイルシール46への異物の
進入を効果的に阻止できる。 検出軸41としては、ポテンショメータ36,38
に連係される検出軸に適用してもよい。又、もっと一般
化した相対回転する部材同志の回転量を計る構造に適用
してもよい。 連結用部材42としては、強度的に満足できれば、
硬質樹脂製のものでもよく、必ずしも鋼等の金属に限定
されるものではない。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの全体側面図
【図2】バックホウ装置の平面図
【図3】前牽制面、前牽制領域及び境界面を示すバック
ホウの概略側面図
【図4】前及び横牽制面、前及び横牽制領域を示すバッ
クホウの概略平面図
【図5】バックホウ装置の各油圧シリンダ、制御弁、パ
イロット弁、右及び左操作レバー等の概略回路図
【図6】検出軸と連結用部材との取り付け状態を示す縦
断側面図
【図7】連結用部材を示す斜視図
【図8】連結用部材の別実施例を示す斜視図
【図9】弾性部材を示す斜視図
【図10】弾性部材の別実施例を示す斜視図
【図11】検出軸の支持構造の別実施例を示す縦断側面
【符号の説明】
4a 第1部材 4b 第2部材 41 検出軸 42 連結用部材 45 弾性部材 X 弾性部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに相対回転する第1部材(4a)と
    第2部材(4b)とのうちの第1部材(4a)に、第1
    ・第2部材(4a),(4b)の相対回転量を検出する
    為の検出軸(41)を枢支するとともに、前記検出軸
    (41)に、前記第2部材(4b)より延出された連結
    用部材(42)を連結固定してある作業装置の姿勢変更
    検出機構であって、 前記連結用部材(42)の少なくとも一部に、前記検出
    軸(41)に前記連結用部材(42)を取り付けた状態
    で、前記検出軸(41)の軸芯を中心とした半径方向に
    平行な方向で柔軟性が高く、かつ、周方向に平行な方向
    で剛性の高い、弾性部分(X)を有している作業装置の
    姿勢変更検出機構。
  2. 【請求項2】 互いに相対回転する第1部材(4a)と
    第2部材(4b)とのうちの第1部材(4a)に、第1
    ・第2部材(4a),(4b)の相対回転量を検出する
    為の検出軸(41)を支持するとともに、前記検出軸
    (41)に、前記第2部材(4b)より延出された連結
    用部材(42)を連結固定してある作業装置の姿勢変更
    検出機構であって、 前記第2部材(4b)と前記連結用部材(42)との間
    に、前記検出軸(41)の軸芯を中心とした半径方向に
    平行な方向で柔軟性が高く、かつ、周方向に平行な方向
    で剛性の高い、弾性部材(45)を介在させてある作業
    装置の姿勢変更検出機構。
JP5047091A 1993-03-09 1993-03-09 作業装置の姿勢変更検出機構 Pending JPH06257177A (ja)

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JP5047091A JPH06257177A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 作業装置の姿勢変更検出機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101576854B1 (ko) * 2015-10-23 2015-12-21 이강원 굴삭기용 보조 집게
JP2021046686A (ja) * 2019-09-17 2021-03-25 日立建機株式会社 建設機械

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