JP2580014Y2 - 掘削作業機 - Google Patents
掘削作業機Info
- Publication number
- JP2580014Y2 JP2580014Y2 JP463993U JP463993U JP2580014Y2 JP 2580014 Y2 JP2580014 Y2 JP 2580014Y2 JP 463993 U JP463993 U JP 463993U JP 463993 U JP463993 U JP 463993U JP 2580014 Y2 JP2580014 Y2 JP 2580014Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- offset
- boom
- arm
- main
- main boom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Shovels (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、側溝等の掘削作業を容
易に行うことのできる掘削作業機に関するものである。
易に行うことのできる掘削作業機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、旋回自在の機枠本体に上下昇降自
在に主ブームを連結し、同主ブームの先端に掘削用バケ
ットの位置を左右にオフセットするオフセットブーム機
構を設け、同オフセットブーム機構にバケット用アーム
を接続した掘削作業部を構成することにより、バケット
用アームをオフセットさせて機体よりも外側の側溝掘り
が行える、所謂、小旋回型と呼ばれる掘削作業機があっ
た。
在に主ブームを連結し、同主ブームの先端に掘削用バケ
ットの位置を左右にオフセットするオフセットブーム機
構を設け、同オフセットブーム機構にバケット用アーム
を接続した掘削作業部を構成することにより、バケット
用アームをオフセットさせて機体よりも外側の側溝掘り
が行える、所謂、小旋回型と呼ばれる掘削作業機があっ
た。
【0003】しかし、これではどうしても掘削範囲が狭
く、また、掘削量も少ないので、所望の掘削作業を行え
ない。
く、また、掘削量も少ないので、所望の掘削作業を行え
ない。
【0004】そこで、上記の小旋回型の掘削作業部を通
常の掘削作業機に取付け、車幅よりもさらに外側にある
側溝等を広範囲に、効率良く掘削可能にしようとする考
え方がある。
常の掘削作業機に取付け、車幅よりもさらに外側にある
側溝等を広範囲に、効率良く掘削可能にしようとする考
え方がある。
【0005】かかる掘削作業機Bの構成は、図11に示
すように、機体101 の前部にブームブラケット108 を左
右回動自在に取付け、同ブラケット108 に主ブーム109
を上下昇降自在に取付けている。
すように、機体101 の前部にブームブラケット108 を左
右回動自在に取付け、同ブラケット108 に主ブーム109
を上下昇降自在に取付けている。
【0006】そして、同主ブーム109 の先端には、掘削
用バケット111 の位置を左右にオフセットするオフセッ
トブーム機構121 を設け、しかも、同オフセットブーム
機構121 は、主ブーム109 に連結するオフセットブーム
と、同オフセットブームに連結するオフセットアーム13
1 と、同オフセットアーム131 と主ブーム109 との間を
連結するオフセットロッド118 と、主ブーム109 とオフ
セットブームとの間に介装するオフセット用油圧シリン
ダから構成している。
用バケット111 の位置を左右にオフセットするオフセッ
トブーム機構121 を設け、しかも、同オフセットブーム
機構121 は、主ブーム109 に連結するオフセットブーム
と、同オフセットブームに連結するオフセットアーム13
1 と、同オフセットアーム131 と主ブーム109 との間を
連結するオフセットロッド118 と、主ブーム109 とオフ
セットブームとの間に介装するオフセット用油圧シリン
ダから構成している。
【0007】さらに、同オフセットブーム機構121 には
バケット用アーム110 を接続して掘削作業部bを構成し
ている。
バケット用アーム110 を接続して掘削作業部bを構成し
ている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記した掘
削作業機Bは、未だ、以下のような解決すべき課題を残
している。
削作業機Bは、未だ、以下のような解決すべき課題を残
している。
【0009】即ち、上記掘削作業機Bでは、例えば、壁
体X等の障害物に沿って側溝Yを掘削する場合、図11
に示すように、機体101 を壁体X側に大きく(例えば90
°)旋回させるような姿勢をとらねばならない。
体X等の障害物に沿って側溝Yを掘削する場合、図11
に示すように、機体101 を壁体X側に大きく(例えば90
°)旋回させるような姿勢をとらねばならない。
【0010】これは、主ブーム109 とオフセットアーム
131 との間をオフセットブームと同一長さのオフセット
ロッド118 で連結して、同オフセットロッド118 により
バケット用アーム110 が主ブーム109 と同一方向に向く
ように規制されているからである。
131 との間をオフセットブームと同一長さのオフセット
ロッド118 で連結して、同オフセットロッド118 により
バケット用アーム110 が主ブーム109 と同一方向に向く
ように規制されているからである。
【0011】また、上記したように、壁際の側溝Yを掘
削する場合にはスイング角度を大きくして、作業機Bと
掘削作業部bとのオフセット量を大きくすると、掘削作
業中の外力によるモーメントが大きくなり、機体そのも
のがずれたりして作業性が悪くなるものである。
削する場合にはスイング角度を大きくして、作業機Bと
掘削作業部bとのオフセット量を大きくすると、掘削作
業中の外力によるモーメントが大きくなり、機体そのも
のがずれたりして作業性が悪くなるものである。
【0012】また、運転者の姿勢が側溝Yに対して横向
きになっているので、溝底が見にくくなり、視界性も悪
いものとなる。
きになっているので、溝底が見にくくなり、視界性も悪
いものとなる。
【0013】本考案では、上記した課題を解決すること
のできる掘削作業機を提供することを目的としている。
のできる掘削作業機を提供することを目的としている。
【0014】
【考案が解決するための手段】本考案では、旋回自在の
機枠本体に上下昇降自在に主ブームを連結すると共に、
同主ブームの先端には、掘削用バケットの位置を左右に
オフセットするオフセットブーム機構を設け、しかも、
同オフセットブーム機構にはバケット用アームを接続し
て側溝掘りを行えるようにした掘削作業機において、上
記オフセットブーム機構は、主ブームに連結するオフセ
ットブームと、同オフセットブームに連結するオフセッ
トアームと、主ブームとオフセットブームとの間に介装
するオフセット用第1油圧シリンダと、前記オフセット
アームと前記主ブームとの間を連結するオフセット用第
2油圧シリンダとから構成したことを特徴とする掘削作
業機を提供せんとするものである。
機枠本体に上下昇降自在に主ブームを連結すると共に、
同主ブームの先端には、掘削用バケットの位置を左右に
オフセットするオフセットブーム機構を設け、しかも、
同オフセットブーム機構にはバケット用アームを接続し
て側溝掘りを行えるようにした掘削作業機において、上
記オフセットブーム機構は、主ブームに連結するオフセ
ットブームと、同オフセットブームに連結するオフセッ
トアームと、主ブームとオフセットブームとの間に介装
するオフセット用第1油圧シリンダと、前記オフセット
アームと前記主ブームとの間を連結するオフセット用第
2油圧シリンダとから構成したことを特徴とする掘削作
業機を提供せんとするものである。
【0015】
【実施例】本考案の実施例を、以下、添付図に基づいて
具体的に説明する。
具体的に説明する。
【0016】図1は本考案に係る掘削作業機Aの平面
図、図2は同側面図であり、掘削作業機Aの機体1は、
クローラ式走行装置2の中央部に旋回軸受3を介して機
枠本体4を取付けると共に、同機枠本体4の略中央位置
にキャビン5を設け、同キャビン5内に操縦部eを設け
ると共に、運転者用座席6を配設している。
図、図2は同側面図であり、掘削作業機Aの機体1は、
クローラ式走行装置2の中央部に旋回軸受3を介して機
枠本体4を取付けると共に、同機枠本体4の略中央位置
にキャビン5を設け、同キャビン5内に操縦部eを設け
ると共に、運転者用座席6を配設している。
【0017】そして、操縦部eには、レバースタンド2
5,25 を左右に立設し、同レバースタンド25,25 上部に
操作レバー26,26 を配設すると共に、レバースタンド2
5,25 の間には走行レバー28,28 を設けている。
5,25 を左右に立設し、同レバースタンド25,25 上部に
操作レバー26,26 を配設すると共に、レバースタンド2
5,25 の間には走行レバー28,28 を設けている。
【0018】また、キャビン5の後方にはボンネット24
を設け、同ボンネット24中に、図示しないエンジンや、
図6及び図7に示すリザーバタンク23やラジエータ22等
を装備している。
を設け、同ボンネット24中に、図示しないエンジンや、
図6及び図7に示すリザーバタンク23やラジエータ22等
を装備している。
【0019】さらに、機枠本体4の前部には、ブームブ
ラケット取付用支点7を突設し、同取付用支点7に、ブ
ームブラケット8を左右回動自在に取付け、同ブラケッ
ト8に主ブーム9を上下昇降自在に取付けると共に、同
主ブーム9の先端部にオフセットブーム機構21を介して
バケット用アーム10及び掘削用バケット11を昇降・回動
自在に連結し、しかも、同バケット用アーム10を主ブー
ム9に対してオフセット可能に掘削作業部aを構成して
いる。
ラケット取付用支点7を突設し、同取付用支点7に、ブ
ームブラケット8を左右回動自在に取付け、同ブラケッ
ト8に主ブーム9を上下昇降自在に取付けると共に、同
主ブーム9の先端部にオフセットブーム機構21を介して
バケット用アーム10及び掘削用バケット11を昇降・回動
自在に連結し、しかも、同バケット用アーム10を主ブー
ム9に対してオフセット可能に掘削作業部aを構成して
いる。
【0020】かかる掘削作業部aを作動させるためのア
クチュエータとしては、主ブームシリンダ12、バケット
用アームシリンダ13、バケットシリンダ14、スイングシ
リンダ15等からなり、それぞれ、キャビン5の下方に配
設したコントロールバルブCに油圧配管を介して接続し
ている(図4参照)。
クチュエータとしては、主ブームシリンダ12、バケット
用アームシリンダ13、バケットシリンダ14、スイングシ
リンダ15等からなり、それぞれ、キャビン5の下方に配
設したコントロールバルブCに油圧配管を介して接続し
ている(図4参照)。
【0021】そして、同コントロールバルブCは操作レ
バー26,26 に接続しており、運転者が操作レバー26,26
を操作すると、コントロールバルブCが適宜開閉し、上
記のアクチュエータを作動させて掘削作業部aを任意に
操作することができる。
バー26,26 に接続しており、運転者が操作レバー26,26
を操作すると、コントロールバルブCが適宜開閉し、上
記のアクチュエータを作動させて掘削作業部aを任意に
操作することができる。
【0022】なお、図1中、51は排土作業及びスタビラ
イザ機能を有するブレード、52は同ブレード51を昇降す
るための作動シリンダ、53はクローラフレーム、54はク
ローラガイドであり、かかるクローラガイド54について
は後で詳述する。
イザ機能を有するブレード、52は同ブレード51を昇降す
るための作動シリンダ、53はクローラフレーム、54はク
ローラガイドであり、かかるクローラガイド54について
は後で詳述する。
【0023】本実施例における掘削作業機A全体の基本
構成は上記した通りであり、本考案の要旨となるのは、
上記した掘削作業部aにおけるオフセットブーム機構21
の構成に関するものであって、かかる構成について説明
すると以下の通りである。
構成は上記した通りであり、本考案の要旨となるのは、
上記した掘削作業部aにおけるオフセットブーム機構21
の構成に関するものであって、かかる構成について説明
すると以下の通りである。
【0024】オフセットブーム機構21は、主ブーム9に
連結するオフセットブーム30と、同オフセットブーム30
に連結するオフセットアーム31と、主ブーム9とオフセ
ットブーム30との間に介装するオフセット用第1油圧シ
リンダ32と、前記オフセットアーム31と前記主ブーム9
との間を連結するオフセット用第2油圧シリンダ18とか
ら構成している。
連結するオフセットブーム30と、同オフセットブーム30
に連結するオフセットアーム31と、主ブーム9とオフセ
ットブーム30との間に介装するオフセット用第1油圧シ
リンダ32と、前記オフセットアーム31と前記主ブーム9
との間を連結するオフセット用第2油圧シリンダ18とか
ら構成している。
【0025】即ち、図3に示すように、主ブーム9の先
端に支点ピン30a を介してオフセットブーム30を連結
し、同主ブーム9の先端右側に突設する取付座33とオフ
セットブーム30の基部右側に突設する取付座34との間に
オフセット用第1油圧シリンダ32を介設している。
端に支点ピン30a を介してオフセットブーム30を連結
し、同主ブーム9の先端右側に突設する取付座33とオフ
セットブーム30の基部右側に突設する取付座34との間に
オフセット用第1油圧シリンダ32を介設している。
【0026】そして、オフセットブーム30の上部には支
点ピン35を介してオフセットアーム31を連結している。
点ピン35を介してオフセットアーム31を連結している。
【0027】また、主ブーム9の先端左側に突設する取
付座36と、上記オフセットアーム31の左側に突設する取
付座37との間には、支点ピン38,39 を介してオフセット
用第2油圧シリンダ18を配設している。
付座36と、上記オフセットアーム31の左側に突設する取
付座37との間には、支点ピン38,39 を介してオフセット
用第2油圧シリンダ18を配設している。
【0028】かかるオフセット用第2油圧シリンダ18
は、図4に示すように、前述したコントロールバルブC
からオフセット用に導出するオフセット用作動油用配管
dに接続している。
は、図4に示すように、前述したコントロールバルブC
からオフセット用に導出するオフセット用作動油用配管
dに接続している。
【0029】そして、同配管dの中途に切換弁Vを設け
ることにより、オフセット用第1油圧シリンダ32とオフ
セット用第2油圧シリンダ18はそれぞれ共通の油圧回路
を有しながら、しかも、それぞれ単独で作動可能として
いる。
ることにより、オフセット用第1油圧シリンダ32とオフ
セット用第2油圧シリンダ18はそれぞれ共通の油圧回路
を有しながら、しかも、それぞれ単独で作動可能として
いる。
【0030】オフセットブーム機構21を上記のように構
成したことにより、オフセット用第2油圧シリンダ18を
作動させれば、本掘削作業機Aは図5に示すような機体
1の姿勢をとることができる。
成したことにより、オフセット用第2油圧シリンダ18を
作動させれば、本掘削作業機Aは図5に示すような機体
1の姿勢をとることができる。
【0031】即ち、図5に示すように、例えば、壁体W
に沿って側溝Mを掘削する場合、機体1を大きくスイン
グすることなく(運転者が略前を向いた状態で)掘削作
業部aの操作が可能となり、視界を狭くすることがな
く、側溝Mの底まで見ることができ、操作性が極めて向
上する。
に沿って側溝Mを掘削する場合、機体1を大きくスイン
グすることなく(運転者が略前を向いた状態で)掘削作
業部aの操作が可能となり、視界を狭くすることがな
く、側溝Mの底まで見ることができ、操作性が極めて向
上する。
【0032】また、バケット用アーム10と機体1とのオ
フセット量を小さくすることができるので、外力による
モーメントも小さくなり、機体1がずれて動くこともな
い。
フセット量を小さくすることができるので、外力による
モーメントも小さくなり、機体1がずれて動くこともな
い。
【0033】次に、本実施例における掘削作業機Aが具
備するリザーバタンク23について説明する。
備するリザーバタンク23について説明する。
【0034】リザーバタンク23は、エンジン等を具備す
るボンネット24中において、ラジエータ22の近傍に配設
されている。
るボンネット24中において、ラジエータ22の近傍に配設
されている。
【0035】そして、本実施例におけるリザーバタンク
23は、図6に示すように、同タンク23の周側面に導風板
40を設けた二重構造となっている。
23は、図6に示すように、同タンク23の周側面に導風板
40を設けた二重構造となっている。
【0036】しかも、上記導風板40のラジエータ側の短
辺側の側面40a を膨出状態に形成すると共に、ラジエー
タ22と略同一高さで、かつ、ラジエータ22側に開口する
吸気口41を設け、しかも、短辺側の側面40a に連設する
長辺側の側面40b には、上記吸気口41と直交方向へ開口
する矩形形状の排気口42を形成している。
辺側の側面40a を膨出状態に形成すると共に、ラジエー
タ22と略同一高さで、かつ、ラジエータ22側に開口する
吸気口41を設け、しかも、短辺側の側面40a に連設する
長辺側の側面40b には、上記吸気口41と直交方向へ開口
する矩形形状の排気口42を形成している。
【0037】従って、導風板40に形成した吸気口41はラ
ジエータ22の排風抵抗となることなく、かかる排風の一
部をリザーバタンク23と導風板40との間に導くことがで
き、同タンク23の温度上昇を防止することができる。
ジエータ22の排風抵抗となることなく、かかる排風の一
部をリザーバタンク23と導風板40との間に導くことがで
き、同タンク23の温度上昇を防止することができる。
【0038】また、導風板40により、エンジンルーム側
への直接的な熱放出を緩和することができるので、ヒー
トバランスを向上させることができる。
への直接的な熱放出を緩和することができるので、ヒー
トバランスを向上させることができる。
【0039】なお、上記排気口42からの排気がエンジン
ルームに直接逆流したりしないようにするには、仕切板
や目張り等をさらに設けておくとよい。
ルームに直接逆流したりしないようにするには、仕切板
や目張り等をさらに設けておくとよい。
【0040】また、リザーバタンク23は、図7に示すよ
うに、その内部に設けたリターンフィルタ43の出口43a
に消泡筒44を突設している。
うに、その内部に設けたリターンフィルタ43の出口43a
に消泡筒44を突設している。
【0041】同消泡筒44はその中途に排出口44a を設
け、底部には、図8に示すようなスチール製の消泡フィ
ルタ45を配設している。
け、底部には、図8に示すようなスチール製の消泡フィ
ルタ45を配設している。
【0042】このように、作動油をリターンフィルタ43
から直接的にリザーブタンク23内に返さず、消泡フィル
タ45を具備する消泡筒44を通すようにしたので、作動油
中にエアの泡が多数混ざることによって発生する油圧ポ
ンプの脈動、騒音等を防止することができる。
から直接的にリザーブタンク23内に返さず、消泡フィル
タ45を具備する消泡筒44を通すようにしたので、作動油
中にエアの泡が多数混ざることによって発生する油圧ポ
ンプの脈動、騒音等を防止することができる。
【0043】次に、図9及び図10に示すクローラガイ
ド54について説明する。
ド54について説明する。
【0044】クローラガイド54は履帯63とクローラフレ
ーム53との間に介設しており、同クローラフレーム53の
略中央部に設けた回動軸受け55を有するブラケット56に
取付けている。
ーム53との間に介設しており、同クローラフレーム53の
略中央部に設けた回動軸受け55を有するブラケット56に
取付けている。
【0045】そして、同クローラガイド54は、上記ブラ
ケット56を取付け支点とするガイド体57と、同ガイド体
57に掛け渡したアーチ状のバネ鋼製履帯受け58とから構
成している。
ケット56を取付け支点とするガイド体57と、同ガイド体
57に掛け渡したアーチ状のバネ鋼製履帯受け58とから構
成している。
【0046】バネ鋼製履帯受け58の一端はガイド体57の
後端部に形成した支持部59に取付けられると共に、同履
帯受け58の他端は支持材60に巻着しており、しかも、同
支持材60はガイド体57の前端部に形成した長孔61に挿通
されている。
後端部に形成した支持部59に取付けられると共に、同履
帯受け58の他端は支持材60に巻着しており、しかも、同
支持材60はガイド体57の前端部に形成した長孔61に挿通
されている。
【0047】従って、クローラガイド54はガイド体57に
設けたストッパ62,62 の間を、回動自在に構成されると
共に、一方の支持を上記長孔61内を摺動自在としている
ので履帯63の張力が過大となっても任意の撓み量が得ら
れる自由度の高い構成となっている。
設けたストッパ62,62 の間を、回動自在に構成されると
共に、一方の支持を上記長孔61内を摺動自在としている
ので履帯63の張力が過大となっても任意の撓み量が得ら
れる自由度の高い構成となっている。
【0048】また、回動範囲を設けたので走行方向、走
行速度の違いによりバネ鋼製履帯受け58の摺動部位が変
化し、局部磨耗を防止することができ、従来の固定式の
クローラガイド(スライドプレート)に比べて長寿命と
することができる。もしも、磨耗が限度となってもバネ
鋼製履帯受け58のみの交換で済み経済的である。
行速度の違いによりバネ鋼製履帯受け58の摺動部位が変
化し、局部磨耗を防止することができ、従来の固定式の
クローラガイド(スライドプレート)に比べて長寿命と
することができる。もしも、磨耗が限度となってもバネ
鋼製履帯受け58のみの交換で済み経済的である。
【0049】また、従来4個所に設けていたスライドプ
レートに比べ、2個所で済むのでコスト低減を図ること
ができると共に、クローラ走行装置2のレイアウトの自
由度を高めることができる。
レートに比べ、2個所で済むのでコスト低減を図ること
ができると共に、クローラ走行装置2のレイアウトの自
由度を高めることができる。
【0050】さらに、バネの撓みを利用しているので、
常に一定の保持力で履帯63を支えることができ、しか
も、履帯63の上下動に追従して支持することができるの
で、叩き音等を防止することができる
常に一定の保持力で履帯63を支えることができ、しか
も、履帯63の上下動に追従して支持することができるの
で、叩き音等を防止することができる
【0051】
【考案の効果】本考案によれば、オフセットブーム機構
を、主ブームに連結するオフセットブームと、同オフセ
ットブームに連結するオフセットアームと、主ブームと
オフセットブームとの間に介装するオフセット用第1油
圧シリンダと、前記オフセットアームと前記主ブームと
の間を連結するオフセット用第2油圧シリンダとから構
成したことことにより、例えば、壁体に沿って側溝を掘
削する場合、機体を大きくスイングすることなく(運転
者が略前を向いた状態で)掘削作業部の操作が可能とな
る。
を、主ブームに連結するオフセットブームと、同オフセ
ットブームに連結するオフセットアームと、主ブームと
オフセットブームとの間に介装するオフセット用第1油
圧シリンダと、前記オフセットアームと前記主ブームと
の間を連結するオフセット用第2油圧シリンダとから構
成したことことにより、例えば、壁体に沿って側溝を掘
削する場合、機体を大きくスイングすることなく(運転
者が略前を向いた状態で)掘削作業部の操作が可能とな
る。
【0052】従って、視界を狭くすることがなく、側溝
の底まで見ることができ、操作性が極めて向上する。
の底まで見ることができ、操作性が極めて向上する。
【0053】また、バケット用アームと機体とのオフセ
ット量を小さくすることができるので、外力によるモー
メントも小さくなり、機体が横ずれしにくくなる。
ット量を小さくすることができるので、外力によるモー
メントも小さくなり、機体が横ずれしにくくなる。
【図1】本考案に係る掘削作業機の平面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同要部の説明図である。
【図4】オフセットブーム機構の油圧回路の説明図であ
る。
る。
【図5】本考案に係る掘削作業機の作動を示す説明図で
ある。
ある。
【図6】リザーバタンクの外観的説明図である。
【図7】同タンクの内部の説明図である。
【図8】消泡フィルタの説明図である。
【図9】クローラガイドの配設状態を示す説明図であ
る。
る。
【図10】同クローラガイドの要部の説明図である。
【図11】従来の掘削作業機の説明図である。
4 機枠本体 9 主ブーム 10 バケット用アーム 11 掘削用バケット 18 オフセット用第2油圧シリンダ 21 オフセットブーム機構 30 オフセットブーム 31 オフセットアーム 32 オフセット用第1油圧シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野中 雅名 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工 業株式会社内 (72)考案者 緒方 永博 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マーディーゼル株式会社内 審査官 深田 高義 (56)参考文献 実開 平6−14240(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 3/32
Claims (1)
- 【請求項1】 旋回自在の機枠本体(4) に上下昇降自在
に主ブーム(9) を連結すると共に、同主ブーム(9) の先
端には、掘削用バケット(11)の位置を左右にオフセット
するオフセットブーム機構(21)を設け、しかも、同オフ
セットブーム機構(21)にはバケット用アーム(10)を接続
して側溝掘りを行えるようにした掘削作業機において、 上記オフセットブーム機構(21)は、主ブーム(9) に連結
するオフセットブーム(30)と、同オフセットブーム(30)
に連結するオフセットアーム(31)と、主ブーム(9) とオ
フセットブーム(30)との間に介装するオフセット用第1
油圧シリンダ(32)と、前記オフセットアーム(31)と前記
主ブーム(9) との間を連結するオフセット用第2油圧シ
リンダ(18)とから構成したことを特徴とする掘削作業
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP463993U JP2580014Y2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 掘削作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP463993U JP2580014Y2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 掘削作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657945U JPH0657945U (ja) | 1994-08-12 |
JP2580014Y2 true JP2580014Y2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=11589568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP463993U Expired - Fee Related JP2580014Y2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 掘削作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580014Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP463993U patent/JP2580014Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0657945U (ja) | 1994-08-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2105538A2 (en) | Operator's section construction for work vehicle | |
JP2580014Y2 (ja) | 掘削作業機 | |
JP3659549B2 (ja) | 建設機械用上部旋回体 | |
JP7039397B2 (ja) | 旋回作業車 | |
WO1997028315A1 (fr) | Pelle hydraulique | |
JPH0617882Y2 (ja) | バックホウ | |
JP2009133084A (ja) | オフセットブーム式フロント装置 | |
JP7369311B2 (ja) | 旋回作業車 | |
JP3535079B2 (ja) | 建設機械の油圧配管構造 | |
JP3216742B2 (ja) | パワーショベル | |
JP3459352B2 (ja) | 旋回作業機 | |
US20220220698A1 (en) | Construction machine | |
JPS5810765Y2 (ja) | 土工車 | |
JP2583802Y2 (ja) | 作業装置の姿勢変更検出機構 | |
WO2021192625A1 (ja) | 建設機械 | |
JP3115205B2 (ja) | 建設機械におけるブーム用油圧シリンダへの圧油供給回路 | |
JP3459353B2 (ja) | 旋回作業機の旋回フレームとその製造方法 | |
JPH0731963U (ja) | 油圧操作弁の取付構造 | |
JP2896065B2 (ja) | 作業車の操縦部 | |
JPS5920457Y2 (ja) | 作業車 | |
JP3155442B2 (ja) | 旋回作業機の旋回台構造 | |
JP3313325B2 (ja) | 建設機械の設備配置構造 | |
JP2000064334A (ja) | 建設機械の油圧配管引き回し構造 | |
JPH0342125Y2 (ja) | ||
JP2022066515A (ja) | 旋回作業車 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |