JP2583531B2 - 農用車輪 - Google Patents

農用車輪

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JP2583531B2 JP62257510A JP25751087A JP2583531B2 JP 2583531 B2 JP2583531 B2 JP 2583531B2 JP 62257510 A JP62257510 A JP 62257510A JP 25751087 A JP25751087 A JP 25751087A JP 2583531 B2 JP2583531 B2 JP 2583531B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、田植機、播種機等の農作業機に使用される
農用車輪に関する。
(従来の技術) この種の従来技術には特公昭61−57201号公報(第17
図に示す)に開示されたものがある。この従来車輪21
は、鉄製の環状リムにゴムを被覆して弾性輪体22を形成
し、この弾性輪体22に周方向等間隙に多数の羽根23を形
成し、各羽根23間に複数のラグ24を形成しており、羽根
23は輪体22の求心線に対して傾斜し且つその径内端部25
は輪体内周から径内側へ突出している。
(発明が解決しようとする問題点) 従来のような弾性輪体22から軸方向及び径方向に突出
する大羽根(羽根23)を設けた農用車輪でも、同車輪が
大羽根間で接地する時にスリップが生じることがあっ
た。
例えば、車輪外径が800mmでかつ大羽根23が輪体22か
ら軸方向両側に突出した両羽根タイプにおいて、羽根幅
150mmのものを田植機に装着した水田で植付け作業をし
たところ、人が歩くと足が20cm沈下する足跡沈下20cmの
圃場では7〜13%のスリップ率、足跡沈下40cmの圃場で
は15〜25%のスリップ率であった。なお、スリップ率と
は、実際に走行した距離とスリップしなければ走行でき
たであろう距離の比を1から引いたものの百分率を意味
する。
しかるに、例えば田植機の場合、苗は一定間隔で植付
ける必要があるが、上記のようにスリップ率が大きく変
化すると、植付け間隔を一定にすることができないとい
う問題が生じる。
そこで、大羽根23間でのスリップを少なくするため、
大羽根23間の枚数を多くすることが考えられるが、この
枚数を多くすればするほど、輪体22の軸方向幅が一定の
農用車輪で走行する状況に近似し、却ってスリップ率が
大きくなる。
また、過渡に大羽根23を増やすと、輪体22が泥土から
受ける摩擦抵抗が大きくなり過ぎて軸方向にずれやすく
なり、このため直進性能が悪化すると共に、大羽根23に
よる泥土の掻き上げ量が多くなり、掻き上げ後に落下す
る泥土が苗を押し倒したり、圃場を荒らすという問題が
ある。
特に、大羽根23が軸方向片側にしか突出していないも
のでは、両側に突出するものより推進力が小さく、スリ
ップが生じやすいものであった。
本発明は、このような実情に鑑み、泥土の掻き上げ量
を増加させることなく、スリップ率の低減と直進性の向
上を図ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成すべく、本発明が講じた技術的手段
は、弾性輪体6に、同輪体6の軸方向と径外方向に突出
しかつその径方向に対して傾斜した大羽根7が、周方向
に複数列設されている農用車輪において、 弾性輪体6における大羽根7の周方向間に、同輪体6
の軸方向と径外方向に突出しかつ同輪体6の径内側にお
いてはその軸方向に非突出の小羽根8が設けられ、 この小羽根8は大羽根7と同じ側へ傾斜しておりかつ
弾性輪体6の軸方向への突出量が大羽根7の同方向の突
出量よりも小さくされている点にある。
この場合、大羽根7が通過した直後に輪体6が耕盤32
に確実に接地するようにすべく、弾性輪体6における大
羽根7と小羽根8との間に、弾性輪体6の径外方向に突
出すると共に径内方向と軸方向に非突出のラグ9を設け
ることが好ましい。
(作 用) 本発明では、大羽根7だけでなく、小羽根8が接地す
ることによっても推進力が得られる。
この場合、大羽根7と小羽根8とでは、弾性輪体6か
ら軸方向への突出量が異なるため、大羽根7の枚数をス
リップ率が最小となるように定めた場合よりも、さらに
スリップ率が生じにくいものとできる。
また、小羽根8は弾性輪体6の径内側はその軸方向に
非突出であるため、この部分が突出するものに比べて泥
土の掻き上げ量が少ない。
更に、小羽根8は各大羽根7巻に設けられているの
で、弾性輪体6が大羽根7、輪体6の接地部(ラグ
9)、小羽根8の順に接地する(第13図〜第16図参
照)。
すなわち、先ず大羽根7が泥土31を大きく掻いた後で
輪体6が接地するので、同輪体6は耕盤32に確実に接地
する。この場合、弾性輪体6における大羽根7と小羽根
8との間にラグ9を設けておけば、このときの耕盤32に
対する接地がより確実になる。
その後、弾性輪体6が耕盤32に接地している間に大羽
根7の裏に水っぽい泥土31が流れ込むが、この後すぐに
小羽根8が耕盤32に接地するので、車輪の横触れの原因
となる水っぽい泥土31はさほど大きくは掻き出されな
い。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1〜8図に示す第1実施例において、1は田植機に
適用した農用車輪で、中央のボス2に3本のスポーク3
を放射状に溶着し、ボス2に溶着の補強円板4でスポー
ク3の取付けを補強し、3本のスポーク3の先端に環状
芯材となる中空金属製リム5を溶着し、このリム5に弾
性材を被覆して弾性輪体6を形成し、この弾性輪体6に
大羽根7、小羽根8及びラグ9が周方向等間隔に一体成
形している。前記大羽根7、小羽根8及びラグ9は輪体
6の外周から径外方向に略同一高さに突出している。
弾性輪体6はJIS硬度70〜90゜のゴム材を使用するこ
とが好ましく、リム5の断面円形の周囲に均一厚さで被
覆しても良いが、泥土と接触する輪体外周側が厚肉にな
るように焼付け被覆されており、輪体内周側に径内方向
先細りの隆起部11を有している。この輪体内周側の隆起
部11は輪体6の全周に亘って形成され、先細りの頂部11
aは泥土を左右に分割する分水嶺の作用をする。
大羽根7は前進回転時に強力な牽引力と上方の反力
(浮力)とを得るものであり、輪体6に周方向等間隔に
多数枚形成されている。大羽根7の枚数は輪体6の大き
さによって適宜設定され、7〜11枚、特に8〜10枚が好
ましく、実施例では9枚となっている。
前記大羽根7は主体となって牽引力を発揮するために
輪体6から軸方向両側に突出され、その幅7Bは充分広く
形成され、また、輪体6の円形部から径内外方向に大き
く突出しており、その径内端部12は幅方向中央が隆起部
11の頂部11aと突出量が略一致されており、段部の無い
つながりとなっている。大羽根7の径内端部12は幅方向
両側から中央側へ幅狭になるように傾斜されている。こ
のような形状により、大羽根7と大羽根7及び隆起部11
の連結部における泥土詰りを阻止するようにしている。
大羽根7は輪体6の求心線αに対して角度θ7だけ傾斜
している。この角度θ7は例えば35゜に設定される。
小羽根8は大羽根7の間の略中央位置に配置されてい
る。即ち、大羽根7と小羽根8とは輪体6に等間隔に且
つ交互に配置されている。小羽根8も輪体6から軸方向
両側に突出しているが、その幅8Bは大羽根7の幅7Bの30
〜70%、より好ましくには45〜55%に設定されており、
幅狭であるため、発生する牽引力及び泥持上げ作用は大
羽根7より小さいが、ラグ9よりは大きい。
前記小羽根8の側縁13の内縁13aはリム5の中心線P
より径内側で両側内周より径外側に位置し、この側縁13
の中途から内縁13aまでは径内方向に且つ幅内方向に傾
斜していて、隆起部11の裾と弾性輪体6の周面を介して
円滑に接続されている。従って、小羽根8は輪体6の径
外側にのみ突出していて径内側に非突出となっているの
で、輪体径内側で泥土を持上げるということはなく、ま
た、側縁13の径内側にしても、輪体径内方向先細り状で
あるので、泥土が積ることはない。この小羽根8は輪体
6の求心線αに対して角度θ8だけ傾斜しており、この
角度θ8は例えば35゜に設定されている。
ラグ9は側面視及び正面視略台形状で且つ平面視略八
角形状であり、先端は細くなった喰込み部15となってお
り、喰込み部15より径内側の左右側面には補強部16が隆
起形成されている。
このラグ9は、喰込み部15によって耕盤に喰込んで牽
引力を発生し、補強部16で座屈を防止している。このラ
グ9は大羽根7と小羽根8との総ての間に位置してお
り、即ち、周方向等間隔の大羽根7巻に2つのラグ9を
形成し、この2つのラグ9間に1つの小羽根8を形成
し、小羽根8から2つのラグ9までの間隔及び小羽根8
から2つの大羽根7までの間隔を、それぞれ略等しくし
ており、ラグ9の頂部の喰込み部15は、帯状に周方向に
長く形成されている。
(第1実験例) 前記第1実施例に示した農用車輪1を5条植え乗用田
植機の後輪に装着して水田で走行させたところ、次の結
果が得られた。尚、田植機前輪は外径60cm、本件車輪1
の外径は800mm、大羽根7の幅7Bは150mm、従来車輪21は
第13図に示したもの、外径は800mm、羽根幅150mmのもの
を使用している。
前記実験結果により、小羽根8は幅8Bが大羽根7幅7B
比率において30%前後に境にして高くなると、スリップ
率及び牽引力が急激に増加し且つ泥持上げ作用の低レベ
ル維持ができ、70%前後(80%未満)を境にして、高く
なると、スリップ率及び牽引力が高レベルに維持される
が泥持上げが増加することが明らかである。従って農用
車輪は、大羽根7に加えて小羽根8を形成し且つその小
羽根8の幅8Bを大羽根7の幅7Bの約30〜80%に設定する
と、足跡沈下が変動しても牽引力が増大しスリップ率を
低くでき、泥持上げを少なくすることができる。
上記実施例に係る農用車輪によれば、小羽根8は弾性
輪体6の径内側では同輪体6の軸方向に突出していない
ので、泥土の掻き上げ量が可及的に少ないものとされ、
圃場が荒らされたり、掻き上げ後に落下する泥土により
苗が押し倒されるのを防止できる。また、ラグ9によっ
て走行振動を小さくすることもできる。
また、大羽根7だけでなく小羽根8も接地することに
より推進力を得るようにしているので、スリップの防止
が確実になる。すなわち、大羽根7と小羽根8との軸方
向への突出量が異なるため、大羽根7のみによるスリッ
プ率よりもさらにスリップ率を減少させることができ
る。
更に、本実施例の農用車輪によれば、各大羽根7間に
小羽根8を設けるとともに、この大羽根7と小羽根8間
ににラグ9を設けたので、第13図〜第16図に示すよう
に、輪体6が大羽根7、ラグ9、小羽根8の順に接地す
ることになり、これによって泥土の掻き上げ量を増加さ
せることなくスリップ率の低下と直進性の向上が図れ
る。
すなわち、第13図に示すように、大羽根7が耕盤32に
接地する際には、大羽根7が同図矢印A方向に泥土31を
大きく掻き出し、その後、第14図に示すようにラグ9が
接地する。このように、大羽根7が泥土31を大きく掻い
た後にラグ9が接地するので、ラグ9が耕盤32に確実に
接地し、このためスリップが低減されるとともに車輪の
直進性も向上する。
一方、このようにしてラグ9が耕盤32に接地している
間にも、第14図で矢印Bで示すように大羽根7と小羽根
8間に比較的粘性の少ない水っぽい泥土31が上から流れ
込む。
この場合、水っぽい泥土31と羽根面との間では車輪周
方向の抵抗に比べて車輪軸方向の摩擦力が非常に小さく
なるため、そのラグ9の間にすぐ羽根面の大きな大羽根
7が来るとすれば、車輪の横触れが助長される恐れがあ
る。
しかるに、本実施例では、上記ラグ9の後には小羽根
8が接地するため、第15図で示すようにこの小羽根8が
大羽根7と小羽根8の間に流れ込んだ水っぽい泥土31を
矢印C方向に掻き出すが、その量は少量に抑えられる。
このように、上記ラグ9の接地した次にはすぐ小羽根
8がやってくるので、大羽根7の裏に回った水っぽい泥
31が大きく掻き出されず、このため、車輪の横触れが防
止されて直進性が向上するとともに、泥土31の掻き上げ
量も低減される。
第9〜12図に示す第2実施例は片羽根の農用車輪1′
を示している。一般に田植機は、歩行型が2〜6条植
え、乗用型が4〜8条植えとなっており、苗間隔が30又
は33cmであり、車輪は苗間に位置するように各条数に応
じて輪距が設定されるが、歩行型2条植え及び乗用型4
条植えでは、車輪が苗近くを転動するために苗側に羽根
が突出していない片羽根車輪が使用されている。
片羽根車輪1′は大羽根7′及び小羽根8′の形状が
前記両羽根車輪1と異なる。大羽根7′及び小羽根8′
は弾性輪体6から径外方向にラグと略同一高さ突出し、
且つ輪体6の軸方向一側にだけ突出していて、その突出
量は第1実施例と大両羽根7及び小両羽根8の夫々の一
側突出量と同一又はより大であり、大片羽根7′及び小
片羽根8′の他側面は輪体6側面より内側に位置してい
る。小片羽根8′の幅8′Bは大片羽根7′の幅7′B
の約50〜80%に設定されている。
その他、大片羽根7′及び小片羽根8′の配置関係、
弾性輪体6及びラグに対する関係等は第1実施例と略同
一である。
(第2実験例) 前記第2実施例に示した農用車輪1′を4条植え乗用
田植機の後輪に装着して水田で走行させたところ、次の
結果が得られた。尚、田植機前輪は外径60cm、本件車輪
1′の外径は800mm、大片羽根7′の幅7′Bは95mm、
従来車輪は実公昭60−39282号公報に示された片羽根車
輪で、外径は800mm、羽根幅は100mmのものを使用してい
る。
前記実験結果により、小片羽根8′は幅8′Bが大羽
根7′幅7′B比率において50%前後に境にして高くな
ると、スリップ率及び牽引力が急激に増加し且つ泥持上
げ作用の低レベル維持ができ、80%前後(84%未満)を
境にして、高くなると、スリップ率及び牽引力が高レベ
ルに維持されるが泥持上げが増加することが明らかであ
る。従って農用車輪は、大片羽根7′に加えて小片羽根
8′を形成し且つその小片羽根8′の幅8′Bを大片羽
根7′の幅7′Bの約50〜80%に設定すると、足跡沈下
が変動しても牽引力が増大しスリップ率を低くでき、泥
持上げを少なくすることができる。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
種々に変形することができる。例えば、大羽根7
(7′)の傾斜角θ7と小羽根8の傾斜角θ8とを異な
らせたりしても良い。
(発明の効果) 以上詳述した本発明によれば、大羽根が泥土を大きく
掻いた後に輪体が接地するので、同輪体が耕盤に確実に
接地してスリップの低減と直進性の向上が図られるとと
もに、その輪体の接地後に直ぐに小羽根がやって来るの
で、大羽根の裏に回った水っぽい泥土が大きく掻き出さ
れることがなく、これによっても車輪の横触れが防止さ
れて直進性が向上され、しかも泥土の掻き上げ量を低減
することができる。
しかして、本発明によれば、足跡沈下の深い圃場であ
っても、泥土の掻き上げ量を増加させることなく、スリ
ップ率の低減と直進性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図は本発明の第1実施例を示しており、第1図
は全体正面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3
図は第1図のIII矢視図、第4図は第1図のIV−IV線断
面図、第5図は第1図のV矢視図、第6図は第1図のVI
−VI線断面図、第7図は第1図のVII−VII線断面図、第
8図は第1図のVIII矢視図、第9〜12図は本発明の第2
実施例を示しており、第9、10図は大片羽根の断面図と
平面図、第11、12図は小片羽根の断面図と平面図、第13
図乃至第16図は農用車輪の作用説明図、第17図は従来技
術の一部断面正面図である。 6……弾性輪体、7……大羽根、7B……大羽根幅、8…
…小羽根、8B……小羽根幅、11……隆起部、11a……頂
部、12……径内端部、13a……内端。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性輪体(6)に、同輪体(6)の軸方向
    と径外方向に突出しかつその径方向に対して傾斜した大
    羽根(7)が、周方向に複数列設されている農用車輪に
    おいて、 弾性輪体(6)における大羽根(7)の周方向間に、同
    輪体(6)の軸方向と径外方向に突出しかつ同輪体
    (6)の径内側においてはその軸方向に非突出の小羽根
    (8)が設けられ、 この小羽根(8)は大羽根(7)と同じ側へ傾斜してお
    りかつ弾性輪体(6)の軸方向への突出量が大羽根
    (7)の同方向の突出量よりも小さくされていることを
    特徴とする農用車輪。
  2. 【請求項2】弾性輪体(6)における大羽根(7)と小
    羽根(8)との間に、弾性輪体(6)の径外方向に突出
    すると共に径内方向と軸方向に非突出のラグ(9)が設
    けられていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の農用車輪。
  3. 【請求項3】大羽根(7)、小羽根(8)及びラグ
    (9)は弾性輪体(6)から径外方向に略同一高さに突
    出し、ラグ(9)の頂部を周方向に長い喰込み部(15)
    に形成していることを特徴とする特許請求の範囲第2項
    に記載の農用車輪。
  4. 【請求項4】弾性輪体(6)はその内周部に径内方向へ
    突出した隆起部(11)を有し、大羽根(7)の径内端部
    (12)はその径方向位置が隆起部(11)の頂部(11a)
    と略一致していることを特徴とする特許請求の範囲第1
    〜3項のいずれかに記載の農用車輪。
  5. 【請求項5】大羽根(7)と小羽根(8)とが、弾性輪
    体(6)の軸方向両側に突出していることを特徴とする
    特許請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の農用車
    輪。
  6. 【請求項6】大羽根(7)と小羽根(8)とが、弾性輪
    体(6)の軸方向片側にのみ突出していることを特徴と
    する特許請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の農用
    車輪。
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