JP2583313Y2 - 自動車用灰皿 - Google Patents

自動車用灰皿

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JP2583313Y2
JP2583313Y2 JP1992079039U JP7903992U JP2583313Y2 JP 2583313 Y2 JP2583313 Y2 JP 2583313Y2 JP 1992079039 U JP1992079039 U JP 1992079039U JP 7903992 U JP7903992 U JP 7903992U JP 2583313 Y2 JP2583313 Y2 JP 2583313Y2
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Japan
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claw
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JP1992079039U
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義仁 川島
浩之 徳田
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Delta Kogyo Co Ltd
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Delta Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車室内の側部に設けら
れる自動車用灰皿の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示すように、車室内の側
部、例えば、ドア1のトリム2に取付ける灰皿3があ
る。該灰皿3は、図9及び図10に示すように、上記ト
リム2内に埋設したアウターケース4の爪穴4aにイン
ナーケース5の爪5aを上方から係合させて、該爪5a
を支点にしてアウターケース4でインナーケース5を側
方へ開閉自在に回動支持している。
【0003】上記灰皿3は、インナーケース5のファイ
ヤーカットプレート6の立上り部6aをアウターケース
4のストッパー部4bに当接させて、インナーケース5
を全開位置(図の二点鎖線A参照)に保持するようにな
っている。そして、ファイヤーカットプレート6を押下
げ、立上り部6aをストッパー部4bから外してインナ
ーケース5をさらに開くと(図の二点鎖線B参照)、爪
5aが爪穴4aから抜け外れ、この状態でインナーケー
ス5を持上げてアウターケース4から取出し、吸い殻等
を捨てることができる。
【0004】一方、上記インナーケース5が全開位置A
に保持された状態、つまり灰皿3の使用中に自動車の衝
突事故等で乗員の体が車体進行方向又は車体後退方向の
いずれかに向かってインナーケース5に当たった場合
(図11の矢印参照)、インナーケース5がアウターケ
ース4から脱落するようにしておくことが乗員の安全面
から好ましい。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の灰皿3では、図11に示すように、幅方向のがたつ
きを無くすために、アウターケース4の内幅W1とイン
ナーケース5の外幅W2とが、ほぼ同幅に設定されてい
たから、上記のような事故等の場合に、インナーケース
5がアウターケース4から脱落することがなかった。
【0006】そこで、本考案の目的は、全開位置のイン
ナーケースに車体進行方向又は車体後退方向のいずれか
の衝撃が加わったときに、インナーケースがアウターケ
ースから脱落するようにした灰皿を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、車室内の側部に埋設されたアウターケー
スの爪穴にインナーケースの爪を係合させて、該爪を支
点にしてアウターケースでインナーケースを側方へ開閉
自在に回動支持すると共に、上記インナーケースのファ
イヤーカットプレートの立上り部をアウターケースの幅
方向の中間部のストッパー部に当接させて、インナーケ
ースを全開位置で保持する自動車用灰皿において、上記
アウターケースの内幅とインナーケースの外幅とが、イ
ンナーケースを全開位置で幅方向の両側にそれぞれスラ
イドさせたとき、上記ファイヤーカットプレートの立上
り部がアウターケースのストッパー部から外れ可能な幅
に設定されると共に、上記アウターケースの爪穴が、上
記インナーケースの爪がスライド可能な長穴に形成され
る一方、上記アウターケースとインナーケースとの幅方
向の隙間に、インナーケースをアウターケースの幅方向
の中間位置に付勢する弾性部材がそれぞれ介設されてい
ることを特徴としている。
【0008】
【作用】本考案によれば、アウターケースの内幅を広く
すると共に、インナーケースの外幅を狭く設定して、ア
ウターケースに対してインナーケースを幅方向にスライ
ド可能にする。これにより、インナーケースが全開位置
で車体進行方向又は車体後退方向のいずれかの衝撃によ
り幅方向の両側にそれぞれにスライドされたとき、ファ
イヤーカットプレートの立上り部がアウターケースのス
トッパー部から外れるので、インナーケースがアウター
ケースから脱落するようになる。
【0009】上記インナーケースをアウターケースの幅
方向の両側にスライド可能にするために、アウターケー
スの爪穴を、インナーケースの爪がスライドできるよう
な長穴に形成する。また、通常時はインナーケースが幅
方向の両側にがたつかないように、弾性部材でインナー
ケースをアウターケースの幅方向の中間位置に付勢す
る。
【0010】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例により詳細に説
明する。図1及び図2に示すように、ドア1のトリム2
に取付けられる灰皿13のアウターケース14は、横長
の開口14cを有するフランジ部14dと、ボックス状
のケース部14eとで構成されている。該アウターケー
ス14のケース部14eの底部14fには、一対の爪穴
14a,14aが設けられ、上部14gの内面の幅方向
の中間部にはストッパー部14bが設けられている。
【0011】一方、インナーケース15は、図3に示す
ように、上記アウターケース14のフランジ部14dに
対向する蓋部15bと、該アウターケース14のケース
部14eに嵌入するケース部15cとで構成されてい
る。該インナーケース15のケース部15cの外面の底
部15dには、上記アウターケース14の爪穴14a,
14aに上方から係合する一対の爪15a,15aが設
けられている。
【0012】そして、インナーケース15の爪15a,
15aをアウターケース14の爪穴14a,14aに上
方からそれぞれ係合させることにより、各爪15a,1
5aを支点にして、アウターケース14でインナーケー
ス15を側方(車室内の左右方向)へ開閉自在に支持し
ている。
【0013】上記インナーケース15のケース部15c
の内部には図5の(A)に示すように、ファイヤーカッ
トプレート16(図9及び図10の符号6参照)が取付
けられ、インナーケース15を全開位置Aに開くと、図
5の(B)に示すように、ファイヤーカットプレート1
6の立上り部16aが上記アウターケース14のストッ
パー部14bに当接して、インナーケース15を全開位
置Aに保持する。
【0014】そして、インナーケース15の全開位置A
でファイヤーカットプレート16を押下げ、立上り部1
6aをストッパー部14bから外してインナーケース1
5をさらに開くと、インナーケース15の爪15a,1
5aがアウターケース14の爪穴14a,14aから抜
け外れ、この状態でインナーケース15を持上げてアウ
ターケース14から取出し、インナーケース15のケー
ス部15c内の吸い殻等を捨てることができる。
【0015】図5の(B)から(C)に示すように、上
記インナーケース15を全開位置Aで幅方向にスライド
させたとき(矢印参照)、ファイヤーカットプレート1
6の立上り部16aがアウターケース14のストッパー
部14bから外れる幅W3を求める。
【0016】図1に示すように、上記アウターケース1
4のケース部14eの内幅W1を広く設定し、インナー
ケース15のケース部15cの外幅W2を狭く設定し
て、アウターケース14のケース部14eとインナーケ
ース15のケース部15cとの間に、上記幅W3,W3
の隙間を隔てる。これにより、全開位置Aのインナーケ
ース15が幅W3のストロークで幅方向にスライド可能
になる。
【0017】該インナーケース15を、全開位置Aで幅
方向にスライド可能にするために、図4に示すように、
インナーケース15の爪15a,15aが係合するアウ
ターケース14の爪穴14a,14aを、上記ストロー
クに相当する長穴に形成する。
【0018】上記アウターケース14のケース部14e
の内面の両側部14d,14dには、図6に示すよう
に、板バネ18,18をピン19,19でそれぞれ固定
し、該各板バネ18により、インナーケース15をアウ
ターケース14の幅方向の中間位置、つまりインナーケ
ース15のファイヤーカットプレート16の立上り部1
6aがアウターケース14のストッパー部14bに係合
する図5の(B)の定位置に付勢する。
【0019】また、上記板バネ18に代えて、図7に示
すように、ガイドプレート20を有するコイルバネ21
をアウターケース14に固定しても良い。なお、上記板
バネ18やコイルバネ21は、アウターケース14では
なく、インナーケース15のケース部15cの外面の両
側部15e,15eに固定しても良い。なおまた、上記
板バネ18やコイルバネ21に代えて、他種の弾性部材
を用いて用いても良い。
【0020】上記構成であれば、今、インナーケース1
5を全開位置Aに開いているとする。この状態で、自動
車の衝突事故等で乗員の体が車体進行方向又は車体後退
方向のいずれか向かってインナーケース15に当たった
場合、インナーケース15が幅方向(車体進行方向又は
車体後退方向)にスライドして、ファイヤーカットプレ
ート16の立上り部16aがアウターケース14のスト
ッパー部14bから外れる。これにより、インナーケー
ス15がアウターケース14から脱落するようになるの
で、インナーケース15に当たった乗員がけがをするお
それがなくなり、安全性が向上する。
【0021】上記アウターケース14の爪穴14a,1
4aは、長穴に形成してあり、インナーケース15の爪
15aがスライド可能である。また、上記インナーケー
ス15は、通常時は、板バネ18やコイルバネ21でア
ウターケース14の定位置(中間位置)に付勢している
ので、走行振動等でがたつくことがない。
【0022】上記実施例では、インナーケース15がア
ウターケース14の幅方向の両側にスライド可能な構成
としたが、車両進行方向の片側にのみスライド可能な構
成としても良い。
【0023】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
の自動車用灰皿は、アウターケースの内幅を広くすると
共に、インナーケースの外幅を狭く設定して、アウター
ケースに対してインナーケースを幅方向の両側にスライ
ド可能にしたものである。したがって、インナーケース
が全開位置で車体進行方向又は車体後退方向のいずれか
の衝撃により幅方向にスライドされたとき、ファイヤー
カットプレートの立上り部がアウターケースのストッパ
ー部から外れ、インナーケースがアウターケースから脱
落するようになり、インナーケースに当たった乗員がけ
がをするおそれがなくなり、安全性が向上する。また、
通常時はインナーケースを弾性部材でアウターケースの
幅方向の中間位置に付勢するから、走行振動等でインナ
ーケースが幅方向にがたつくことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の灰皿の略画的平面図
【図2】 アウターケースの斜視図
【図3】 インナーケースの斜視図
【図4】 爪穴と爪との関係を示す斜視図
【図5】 (A)(B)(C)はファイヤーカットプ
レートとストッパー部との関係を示す斜視図
【図6】 板バネの平面図
【図7】 コイルバネの平面図
【図8】 自動車用ドアの内面図
【図9】 従来の灰皿の断面図
【図10】 図9の灰皿の斜視図
【図11】 図9の灰皿の略画的平面図
【符号の説明】
13…灰皿、14…アウターケース、14a…爪穴、1
4b…ストッパー部、15…インナーケース、15a…
爪、16…ファイヤーカットプレート、16a…立上り
部、18…板バネ、21…コイルバネ、W1…内幅、W
2…外幅。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60N 3/08 A24F 19/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内の側部に埋設されたアウターケー
    スの爪穴にインナーケースの爪を係合させて、該爪を支
    点にしてアウターケースでインナーケースを側方へ開閉
    自在に回動支持すると共に、上記インナーケースのファ
    イヤーカットプレートの立上り部をアウターケースの
    方向の中間部のストッパー部に当接させて、インナーケ
    ースを全開位置で保持する自動車用灰皿において、 上記アウターケースの内幅とインナーケースの外幅と
    が、インナーケースを全開位置で幅方向の両側にそれぞ
    スライドさせたとき、上記ファイヤーカットプレート
    の立上り部がアウターケースのストッパー部から外れ可
    能な幅に設定されると共に、 上記アウターケースの爪穴が、上記インナーケースの爪
    がスライド可能な長穴に形成される一方、 上記アウターケースとインナーケースとの幅方向の隙間
    に、インナーケースをアウターケースの幅方向の中間
    置に付勢する弾性部材がそれぞれ介設されていることを
    特徴とする自動車用灰皿。
JP1992079039U 1992-10-19 1992-10-19 自動車用灰皿 Expired - Lifetime JP2583313Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992079039U JP2583313Y2 (ja) 1992-10-19 1992-10-19 自動車用灰皿

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JP1992079039U JP2583313Y2 (ja) 1992-10-19 1992-10-19 自動車用灰皿

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Publication Number Publication Date
JPH0636959U JPH0636959U (ja) 1994-05-17
JP2583313Y2 true JP2583313Y2 (ja) 1998-10-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS619596Y2 (ja) * 1980-11-18 1986-03-26
JPH049335U (ja) * 1990-05-16 1992-01-28

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JPH0636959U (ja) 1994-05-17

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