JPH0636961U - 自動車用灰皿 - Google Patents

自動車用灰皿

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JPH0636961U
JPH0636961U JP7904192U JP7904192U JPH0636961U JP H0636961 U JPH0636961 U JP H0636961U JP 7904192 U JP7904192 U JP 7904192U JP 7904192 U JP7904192 U JP 7904192U JP H0636961 U JPH0636961 U JP H0636961U
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JP
Japan
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case
inner case
outer case
width
claw
Prior art date
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Pending
Application number
JP7904192U
Other languages
English (en)
Inventor
義仁 川島
浩之 徳田
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Delta Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Delta Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用灰皿において、全開位置のインナー
ケースに車体進行方向の衝撃が加わったときに、インナ
ーケースがアウターケースから脱落するようにする。 【構成】 アウターケース14の内幅W1とインナーケ
ース15の外幅W2とを、インナーケース14を全開位
置で幅方向にスライドさせたとき、ファイヤーカットプ
レート16の立上り部16aがアウターケース14のス
トッパー部14bから外れ可能な幅W3に設定する。ア
ウターケース14に所定値以上の衝撃力でスライド可能
に支持したスライダー27に、インナーケース15の爪
15aが係合する爪穴27bを形成する。インナーケー
ス15をスライダー27でアウターケース14の幅方向
の定位置に保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車室内の側部に設けられる自動車用灰皿の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図7に示すように、車室内の側部、例えば、ドア1のトリム2に取付け る灰皿3がある。該灰皿3は、図8及び図9に示すように、上記トリム2内に埋 設したアウターケース4の爪穴4aにインナーケース5の爪5aを上方から係合 させて、該爪5aを支点にしてアウターケース4でインナーケース5を側方へ開 閉自在に回動支持している。
【0003】 上記灰皿3は、インナーケース5のファイヤーカットプレート6の立上り部6 aをアウターケース4のストッパー部4bに当接させて、インナーケース5を全 開位置(図の二点鎖線A参照)に保持するようになっている。そして、ファイヤ ーカットプレート6を押下げ、立上り部6aをストッパー部4bから外してイン ナーケース5をさらに開くと(図の二点鎖線B参照)、爪5aが爪穴4aから抜 け外れ、この状態でインナーケース5を持上げてアウターケース4から取出し、 吸い殻等を捨てることができる。
【0004】 一方、上記インナーケース5が全開位置Aに保持された状態、つまり灰皿3の 使用中に自動車の衝突事故等で乗員の体が車体進行方向へ向かってインナーケー ス5に当たった場合(図10の矢印参照)、インナーケース5がアウターケース 4から脱落するようにしておかないと、その乗員が大けがをするおそれがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の灰皿3では、図10に示すように、幅方向のがたつ きを無くすために、アウターケース4の内幅W1とインナーケース5の外幅W2 とが、ほぼ同幅に設定されていたから、上記のような事故等の場合に、インナー ケース5がアウターケース4から脱落することがなかった。
【0006】 そこで、本考案の目的は、全開位置のインナーケースに車体進行方向の衝撃が 加わったときに、インナーケースがアウターケースから脱落するようにした灰皿 を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、車室内の側部に埋設されたアウターケ ースの爪穴にインナーケースの爪を係合させて、該爪を支点にしてアウターケー スでインナーケースを側方へ開閉自在に回動支持すると共に、上記インナーケー スのファイヤーカットプレートの立上り部をアウターケースのストッパー部に当 接させて、インナーケースを全開位置で保持する自動車用灰皿において、 上記アウターケースの内幅とインナーケースの外幅とが、インナーケースを全 開位置で幅方向にスライドさせたとき、上記ファイヤーカットプレートの立上り 部がアウターケースのストッパー部から外れ可能な幅に設定される一方、 上記アウターケースの爪穴が、該アウターケースに所定値以上の衝撃力で幅方 向へスライド可能に支持されたスライダーに形成されていることを特徴としてい る。
【0008】
【作用】
本考案によれば、アウターケースの内幅を広くすると共に、インナーケースの 外幅を狭く設定して、アウターケースに対してインナーケースを幅方向にスライ ド可能にする。これにより、インナーケースが全開位置で車体進行方向の衝撃に より幅方向にスライドされたとき、ファイヤーカットプレートの立上り部がアウ ターケースのストッパー部から外れるので、インナーケースがアウターケースか ら脱落するようになり、インナーケースに当たった乗員が大けがをするおそれが なくなる。
【0009】 上記インナーケースをアウターケースの幅方向にスライド可能にするために、 アウターケースに所定値以上の衝撃力でスライド可能に支持したスライダーに爪 穴を形成すると共に、通常時はインナーケースが幅方向にがたつかないように、 スライダーでインナーケースをアウターケースの幅方向の定位置に保持する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。 図1及び図2に示すように、ドア1のトリム2に取付けられる灰皿13のアウ ターケース14は、横長の開口14cを有するフランジ部14dと、ボックス状 のケース部14eとで構成されている。該アウターケース14のケース部14e の上部14gの内面の幅方向の中間部には、ストッパー部14bが設けられてい る。該アウターケース14のケース部14eの底部14fには、図4にも示すよ うに、幅方向に伸長する開口14jが形成され、該開口14jの下部には、同方 向に伸長するあり溝14kが形成されている。
【0011】 上記アウターケース14のあり溝14kに嵌入するあり27aを有するスライ ダー27が設けられ、該スライダー27のあり27aを上記あり溝14kに嵌入 させて、上記開口14jを閉じるようになっている。上記スライダー27のあり 27aは、所定値以上の衝撃力でアウターケース14のあり溝14kをスライド するように設定されている。該スライダー27には、一対の爪穴27b,27b が設けられている。
【0012】 図5に示すように、上記アウターケース14のケース部14eの両側部14d ,14dにピン23,23で板バネ24,24をそれぞれ固定し(図5では左側 のみ図示。)、該各板バネ24で上記スライダー27を幅方向の両側から付勢し て、アウターケース14の所定位置に保持しても良い。このようにすれば、スラ イダー27がスライドしても板バネ24の付勢力により、自動的に所定位置に復 帰する。
【0013】 一方、インナーケース15は、図3に示すように、上記アウターケース14の フランジ部14dに対向する蓋部15bと、該アウターケース14のケース部1 4eに嵌入するケース部15cとで構成されている。該インナーケース15のケ ース部15cの外面の底部15dには、上記スライダー27の爪穴27b,27 bに上方から係合する一対の爪15a,15aが設けられている。
【0014】 そして、インナーケース15の爪15a,15aをスライダー27の爪穴27 b,27bに上方からそれぞれ係合させることにより、各爪15a,15aを支 点にして、アウターケース14でインナーケース15を側方(車室内の左右方向 )へ開閉自在に支持している。
【0015】 上記インナーケース15のケース部15cの内部には図6の(A)に示すよう に、ファイヤーカットプレート16(図8及び図9の符号6参照)が取付けられ 、インナーケース15を全開位置Aに開くと、図6の(B)に示すように、ファ イヤーカットプレート16の立上り部16aが上記アウターケース14のストッ パー部14bに当接して、インナーケース15を全開位置Aに保持する。
【0016】 そして、インナーケース15の全開位置Aでファイヤーカットプレート16を 押下げ、立上り部16aをストッパー部14bから外してインナーケース15を さらに開くと、インナーケース15の爪15a,15aがアウターケース14の 爪穴14a,14aから抜け外れ、この状態でインナーケース15を持上げてア ウターケース14から取出し、インナーケース15のケース部15c内の吸い殻 等を捨てることができる。
【0017】 図5の(B)から(C)に示すように、上記インナーケース15を全開位置A で幅方向にスライドさせたとき(矢印参照)、ファイヤーカットプレート16の 立上り部16aがアウターケース14のストッパー部14bから外れる幅W3を 求める。
【0018】 図1に示すように、上記アウターケース14のケース部14eの内幅W1を広 く設定し、インナーケース15のケース部15cの外幅W2を狭く設定して、ア ウターケース14のケース部14eとインナーケース15のケース部15cとの 間に、上記幅W3,W3の隙間を隔てる。これにより、全開位置Aのインナーケ ース15が幅W3のストロークで幅方向にスライド可能になる。
【0019】 上記構成であれば、今、インナーケース15を全開位置Aに開いているとする 。この状態で、自動車の衝突事故等で乗員の体が車体進行方向へ向かってインナ ーケース15に当たった場合、インナーケース15の爪15aがスライダー27 の爪穴27bに係合しているから、インナーケース15とともにスライダー27 も幅方向(車体進行方向)にスライドして、ファイヤーカットプレート16の立 上り部16aがアウターケース14のストッパー部14bから外れる。これによ り、インナーケース15がアウターケース14から脱落するようになるので、イ ンナーケース15に当たった乗員が大けがをするおそれがなくなる。
【0020】 上記インナーケース15は、スライダー27でアウターケース14の定位置に 保持しているので、走行振動等でがたつくことがない。
【0021】 上記実施例では、インナーケース15がアウターケース14の幅方向の両側に スライド可能な構成としたが、車両進行方向の片側にのみスライド可能な構成と しても良い。
【0022】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案の自動車用灰皿は、アウターケースの 内幅を広くし、インナーケースの外幅を狭く設定すると共に、アウターケースの スライダーの爪穴にインナーケースの爪を係合させて、アウターケースに対して インナーケースをスライダーとともに幅方向にスライド可能にしたものである。 したがって、インナーケースが全開位置で車体進行方向の衝撃により幅方向にス ライドされたとき、ファイヤーカットプレートの立上り部がアウターケースのス トッパー部から外れ、インナーケースがアウターケースから脱落するようになり 、インナーケースに当たった乗員が大けがをするおそれがなくなる。 また、通常時はインナーケースをスライダーでアウターケースの幅方向の定位 置に保持するから、走行振動等でインナーケースが幅方向にがたつくことがない 。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の灰皿の略画的平面図
【図2】 アウターケースの斜視図
【図3】 インナーケースの斜視図
【図4】 スライダーとアウターケースとの関係を示
す斜視図
【図5】 スライダーを付勢する板バネの斜視図
【図6】 (A)(B)(C)はファイヤーカットプ
レートとストッパー部との関係を示す斜視図
【図7】 自動車用ドアの内面図
【図8】 従来の灰皿の断面図
【図9】 図8の灰皿の斜視図
【図10】 図8の灰皿の略画的平面図
【符号の説明】
13…灰皿、14…アウターケース、14b…ストッパ
ー部、15…インナーケース、15a…爪、16…ファ
イヤーカットプレート、16a…立上り部、27…スラ
イダー、27b…爪穴、W1…内幅、W2…外幅。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内の側部に埋設されたアウターケー
    スの爪穴にインナーケースの爪を係合させて、該爪を支
    点にしてアウターケースでインナーケースを側方へ開閉
    自在に回動支持すると共に、上記インナーケースのファ
    イヤーカットプレートの立上り部をアウターケースのス
    トッパー部に当接させて、インナーケースを全開位置で
    保持する自動車用灰皿において、 上記アウターケースの内幅とインナーケースの外幅と
    が、インナーケースを全開位置で幅方向にスライドさせ
    たとき、上記ファイヤーカットプレートの立上り部がア
    ウターケースのストッパー部から外れ可能な幅に設定さ
    れる一方、 上記アウターケースの爪穴が、該アウターケースに所定
    値以上の衝撃力で幅方向へスライド可能に支持されたス
    ライダーに形成されていることを特徴とする自動車用灰
    皿。
JP7904192U 1992-10-19 1992-10-19 自動車用灰皿 Pending JPH0636961U (ja)

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JPH0636961U true JPH0636961U (ja) 1994-05-17

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