JP2583028B2 - 2,2−ジアルキル−および2,2−ジアルキル−3,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−−2h−1−ベンゾピラン類 - Google Patents

2,2−ジアルキル−および2,2−ジアルキル−3,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−−2h−1−ベンゾピラン類

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JP2583028B2
JP2583028B2 JP6512672A JP51267294A JP2583028B2 JP 2583028 B2 JP2583028 B2 JP 2583028B2 JP 6512672 A JP6512672 A JP 6512672A JP 51267294 A JP51267294 A JP 51267294A JP 2583028 B2 JP2583028 B2 JP 2583028B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D405/00Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom
    • C07D405/14Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing three or more hetero rings

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規2,2−ジアルキル−および2,2−ジアルキ
ル−3,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−−2H−1−ベン
ゾピラン類およびその塩、エステルおよびN−オキシド
およびそれらの製造法および医薬としての使用およびそ
れらを含む医薬組成物に関する。
さらに具体的には、本発明はその最も広い態様におい
て: 1.4位にカルボキシアミド基を有する2,2−ジ(C1-5アル
キル)−またはトランス−2,2−ジ(C1-5アルキル)−
3,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−−6−(ピリジン−
4−イル)−2H−1−ベンゾピラン(式中、ピリジン−
4−イル基は2−および/または3−位においてC1-5
ルキル、C1-5ヒドロキシアルキルおよびC1-5(アルコキ
シアルキル)からなる群から選択された1個または2個
のメンバーで置換されている)化合物、またはそのN−
オキシド;または このようなベンゾピランまたはN−オキシドの生理学
的に加水分解可能なおよび許容可能なエステルもしくは
このようなベンゾピラン、N−オキシドまたはエステル
の酸付加または第4級アンモニウム塩を提供する。
上記の1.で定義したアルキル基および部分は分岐鎖ま
たは直鎖であり得る。ベンゾピラン原子核の2位および
ピリジニル基の2および/または3位の置換に好ましい
定義は式IのR6およびR7、およびR1およびR2に関連して
下記に記載する通りである。
以下に述べるように、例えば上記1で定義したような
本発明の化合物はカリウム(K+)チャンネル開始活性を
有する[例えばクックら、「ポッタシウム・チャンネル
ズ:ストラクチャー、クラシフィケーション、ファンク
ション・アンド・セラピューティック・ポテンシャ
ル」、エヌ・エス・クック、エリス・ホロウッド編、チ
チェスター(1990)、181−255頁参照]。K+−チャンネ
ル開始活性を有する4位でカルボキシアド−置換されて
いるベンゾピラン誘導体は当分野で広く記載され、実体
のある認識できる化合物群を構成する。本発明の化合物
の4−カルボキシアミド部分は、例えば環状にN−置換
されたカルボキシアミド部分を含む、任意のK+−チャン
ネル開始ベンゾピランとして既知で文献に述べられてい
るものを含み得る。本発明の化合物において好ましいカ
ルボキシアミドは下記で定義した式−N(R9)−COR10
である。
認識されるように、1で定義したベンゾピラン原子核
は具体的に定義されたもののほかに置換基を有する。具
体的に、それらは例えば7−C1-5アルキル置換された、
特に7−メチル置換された、例えば式Iに関連して以下
に示唆するものであり得る。
本発明において上記の1で定義したような2,2−ジ−
(C1-5アルキル)−3,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−
6−(ピリジン−4−イル)−2H−1−ベンゾピラン類
および/またはオキシド類、エステル類およびそれらの
塩が好ましい。このような化合物中の3−ヒドロキシ基
および4−カルボキシアミド部分は1で明示したように
トランス−形態に配列している。この化合物群につい
て、純粋または実質的に純粋な形また以下に式Iにおい
て述べるように異性体、例えばラセミ体混合物であって
も、(3S,4R)−エナンチオマーが一般的に好ましい。
更に具体的な態様において、本発明は: 2.式I 〔式中、 R1およびR2は独立して水素、C1-5アルキル、C1-5ヒド
ロキシアルキルまたはC1-5(アルコキシアルキル)であ
るが、R1およびR2の少なくとも一方は水素以外である、 R3は式−N(R9)−COR10(式中、R9は水素およびR10
はピリジルまたはR9とR10は一緒になって1,3−ブタジエ
ニレンまたは式−(CH2−または ここでnは3から5の整数をすべて含み、mは1また
は2である)を意味し、 R4は水素およびR5はR3に対してトランス位のヒドロキ
シ、または R4およびR5は点線で示される付加的な結合を表し、 R6およびR7は独立してC1-5アルキル、および R8は水素またはC1-5アルキルを示す〕 で示される化合物またはそのN−オキシドまたはこのよ
うな化合物またはN−オキシドの生理学的に加水分解可
能なおよび許容可能なエステルまたはこのような化合
物、N−オキシドまたはエステルの酸付加または第4級
アンモニウム塩を提供する。
R1、R2、R6、R7およびR8のアルキル基およびR1および
R2のようなヒドロキシアルキルおよびアルコキシアルキ
ル基のアルキル部分は分岐鎖または直鎖であり得る。ア
ルコキシアルキル基は好ましくは(C1-4アルコキシ)−
メチル、特にメトキシメチルである。好ましいヒドロキ
シアルキル基はヒドロキシメチルである。R6およびR7
両方とも好ましくはメチルである。R8は好ましくは水素
またはメチル、最も好ましくは水素である。
式Iで示される化合物の好ましい群において、R1は式
Iにおいて上記で定義した任意の意味およびR2は水素ま
たはC1-5アルキル(特にメチル)、好ましくは水素であ
る。
式Iで示される化合物の更に好ましい群において、R3
の定義においてR9は水素およびR10はピリジル(特に3
−ピリジル)またはR9およびR10は一緒になって1,3−ブ
タジエニレン、トリメチレンまたはテトラメチレンであ
る。最も好ましくはR9およびR10は一緒になってテトラ
メチレンである。
好ましくはR4は水素およびR5はヒドロキシである。
本発明のベンゾピラン、例えば式Iで示される化合物
は、N−オキシド類を、例えば6−ピリジニル基に形成
する。このようなN−オキシド類は親化合物と同等の活
性(以下に記載と)、寛容性を有し、また本発明の一部
を形成する。
本明細書に使用されている「生理学的に加水分解可能
なおよび許容可能なエステル」の語は、ヒドロキシ基
(例えばR1および/またはR2として存在する任意のヒド
ロキシアルキルのヒドロキシ部分)はエステル化されて
おり、それは生理学的条件で加水分解可能であり、それ
自身投与すべき量で生理学的に許容できる酸を産生す
る。認識されるように、このようなエステルは通常の型
のプロドラッグ形であり、親化合物と同程度の活性およ
び寛容性を有する。このようなエステルの例は、例えば
酢酸エステルを含む。
例えば式Iで示される化合物、それらのN−オキシド
類および定義したエステル類の酸付加塩は無機および有
機酸の両方との塩を含む。このような塩はまた遊離化合
物、N−オキシドおよびエステルと同等な活性を有す
る。本発明における薬理学的使用のための薬理学的に許
容可能な酸付加塩は、下記に述べるように例えば塩酸
塩、硫酸塩およびフマル酸塩を含む。
例えば式Iで示される化合物、それらのN−オキシド
類および定義したエステル類の第4級アンモニウム塩
は、例えば有機ハライド、例えばアルキルハライドとの
塩を含む。本発明における薬理学的使用のための薬理学
的に許容可能な第4級アンモニウム塩は、例えばヨウ化
メチルとのこのような塩を含む。
本発明における薬理学的使用において、上記のエステ
ル形は一般にあまり好ましくない。
R4が水素およびR5がヒドロキシである式Iで示される
化合物および上記で定義のそのN−オキシド、エステル
および塩は(3S*,4R*)配置を有し、即ち3−位およ
び4−位のR3およびR5群の配置がトランスである。本発
明の化合物はこのように鏡像異性体、即ち[3S,4R]ま
たは[3R,4S]配置を有する光学活性なアンチポード(a
ntipode)として存在する。本発明は個々の鏡像異性体
(光学活性、[3S,4R]または[3R,4S]、アンチポー
ド)およびそれらの混合物、例えばラセミ混合物の両方
を含むことは理解されるべきである。
これらにおいて、本発明の薬理学的使用は[3S,4R]
鏡像異性体に帰するまたは主として帰すると信じられて
いるため、これらが好ましい。好ましくは上記[3S,4
R]鏡像異性体は純粋な形であり、または純粋な形で本
発明に用いられ、即ち50%以下の鏡像不純物、さらに好
ましくは純粋または実質的に純粋な形、例えば10%以
下、好ましくは5%以下、例えば1または2%またはそ
れ以下の[3R,4S]鏡像不純物を含む。
前述に加えて本発明はまた: 3.上記1で定義したベンゾピラン、例えば上記2で定義
の式Iで示される化合物またはそれらのN−オキシドま
たはこのようなベンゾピランまたはN−オキシドの生理
学的に加水分解可能および許容可能なエステルまたはこ
のようなベンゾピラン、N−オキシドまたはエステルの
酸付加または第4級アンモニウム塩の製造法を提供し、
その方法は: i)上記ベンゾピランの製造のために: i1)1a,7b−ジヒドロ−2,2−ジ(C1-5アルキル)−6−
(ピリジン−4−イル)−2H−オキシレノ[c][1]
ベンゾピラン〔式中、ピリジン−4−イル基は2−およ
び/または3−位でC1-5アルキル、C1-5ヒドロキシアル
キルおよびC1-5(アルコキシアルキル)からなる群から
選択された1個または2個のメンバーで置換されてい
る〕化合物、例えば式II 〔式中、R1、R2、R6、R7およびR8は上記式Iと同じ意味
である〕で示される化合物を、カルボキシアミドのアル
カリ金属塩、例えば式III 〔式中、R9およびR10は式Iで示したのと同じ意味およ
びM+はリチウム、ナトリウムまたはカリウムイオンであ
る〕で示される化合物と反応させる;またはi2)2,2−
ジ(C1-5アルキル)−またはトランス−2,2−(C1-5
ルキル)−3,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−−4−ア
ミノ−6−(ピリジン−4−イル)−2H−1−ベンゾピ
ラン〔式中、ピリジン−4−イル基は2−および/また
は3−位でC1-5アルキル、C1-5ヒドロキシアルキルおよ
びC1-5(アルコキシアルキル)からなる群から選択され
た1個または2個のメンバーで置換されている〕で示さ
れる化合物、例えば式IV 〔式中、R1、R2およびR4からR8は式Iで定義したのと同
じ意味〕 で示される化合物を、式V、V′またはV″ R′10−CO−X1 (V) X2−(CH2−COX1 (V′) 〔式中、R′10はピリジルおよびX1およびX2は脱離基で
ある〕 で示される化合物と反応させ、アシル化し、必要により
アルキル化する; ii)ベンゾピランN−オキシドまたは前記のベンゾピラ
ンまたはベンゾピランN−オキシドの生理学的に加水分
解可能および許容可能なエステルの製造のために、遊離
ヒドロキシまたは部分を有する上記1で定義のベンゾピ
ランまたはベンゾピランN−オキシドをエステル化、例
えば前記で定義の式Iで示される化合物(式中、R5はヒ
ドロキおよび/または少なくともR1およびR2の一つがC
1-5ヒドロキシアルキルである)またはそのN−オキシ
ドを好適な酸ハライドまたは無水物と反応させして好適
なエステル基を挿入し、および/または上記1で定義の
ベンゾピランまたは生理学的に加水分解可能および許容
可能をそのエステル、例えば前記で定義の式Iで示され
る化合物または生理学的に加水分解可能および許容可能
なそのエステルを酸化する; および得られたベンゾピラン、ベンゾピランN−オキ
シドまたは生理学的に加水分解可能および許容可能なそ
のエステルまたは酸付加または第4級アンモニウム塩形
を回収することを含む。
上記の製造工程i1)は当分野で既知の方法、例えば環
境温度で反応して、テトラヒドロフランまたはジメチル
スルフオキシドのような不活性溶媒または希釈剤の存在
下還流することによって行う。好ましくは必須アルカリ
金属塩、例えば式IIIで示される化合物は、例えば以下
の実施例1から11および21に示されるように本来の場所
で予め形成されている。例えばNa塩の好適な使用によっ
て本発明のベンゾピランおよびジヒドロベンゾピランの
両方が、例えば以下の実施例11および12に説明するよう
に得られ得る。リチウム塩の使用は主としてまたはもっ
ぱら以下の実施例1から10に説明してあるような好まし
いジヒドロベンゾピランを導く。
製造工程i2)もまた当分野で既知の方法に従って行
う。好ましい脱離基X1はハロゲンおよび活性化エステル
基および好ましい脱離基X2はハロゲンである。反応は好
ましくは0℃から100℃の温度でアセトニトリルまたは
ジクロロメタンのような不活性溶媒または希釈剤中で、
好ましくは酸結合剤、例えばトリアルキルアミンまたは
アルカリ金属炭酸塩の存在下で行う。方法は以下の実施
例13から20に説明する。
製造工程ii)は通常のアシル比/N−酸化法、例えばN
−オキシドを得るために、以下の実施例23に説明するよ
うに、過酸化水素、m−クロロ過安息好酸またはコリン
ズ試薬(CrO3・Py2)で処理することにより行う。
最初に得られる遊離塩基は、酸類または例えばメチル
のようなアルキル、ハライド類と反応させることにより
酸付加または第4級アンモニウム塩に変換し得、その逆
もなし得る。
式IIおよび式IVで示される化合物のラセミ体を用い
て、4−カルボキシアミド−3,4−ジヒドロ−3−ヒド
ロキシ−ベンゾピランはトランス−ラセミ体[即ち3S,4
R)と(3R,4S)異性体を含む]の形で得られるであろ
う。得られたラセミ体は個別の(3R,4S)または(好ま
しい)(3S,4R)鏡像異性体に、例えばキラル固定層を
使用したクロマトグラフィーで分け得る。個別の(3S,4
R)鏡像異性体が望ましい場合、しかしながら、好まし
くは出発原料として対応する異性体、即ち式IIに関し
て、3S,4S−アンチポード、式IVに関しては3S,4R−アン
チポードを使用することによりなし得る。連続反応Aに
関して後に述べるようにして好適に産生される。
認識されるように、上記の方法の変形または別法は当
分野で既知のように、例えば最初に得られる化合物の内
部変換または4−位に別のカルボキシアミド基を導入す
るために用いられ得る。レイビル基は、例えばアシル化
工程の間に、既知の保護基、例えばヒドロキシ保護基を
用いて保護され得る。加えて、最初に得られたベンゾピ
ランは、所望により、再び標準法に従って3,4−架橋を
横切った脱水により対応するベンゾピランに変換しても
よい。更なる別法は当分野の技術者には明白であろう。
式IIで示される化合物は下記の一般連続反応Aに従っ
て製造し得る。
反応工程(iii)から(vi)は、例えば以下の実施例2
4.A.4、A.5、A.5′aおよびA.5′bに説明してある既知
の方法で行い得る。
式IVで示される出発物質は、式IIで示される対応する
化合物のアンモニアとの反応によって、例えば以下の実
施例24.A.6′に説明してある方法で製造し得る。
工程(iii)および(iv)を通って、式IIで示される
化合物がシスーラセミ体として、即ち(3R,4R)および
(3S,4S)アンチポードを含んで得られる。工程vは適
当なキラルアシル基の挿入を含む[連続工程A中、例と
して(R)−α−メトキシフェニルアセチル]。キラル
ラセミ体VIIIはカラムクロマトグラフィーまたは個別の
(3R,4S)および(3S,4R)アンチポードへの分別再結晶
によって、容易に分割し得る。(3R,4S)アンチポード
および工程(vi)を使用することにより、出発物質化合
物IIが、純粋または実質的に純粋な(3S,4S)鏡像異性
体形で得られ得る。
式VIで示される化合物は以下の一般的連続反応Bに従
って製造し得る: 〔式中、X″は脱離基、好ましくはハロゲン原子、例え
ば塩素である〕。工程(vii)から(ix)は既知の手
段、例えば以下の実施例24.A.2およびA.3で説明する一
般法に従ってなし得、工程(viii)および(ix)は実施
例24.A.3の中で中間体の精製なしに行われる。実施例2
4.A.2にあるように、工程(vii)はアセトンのような非
プロトン性溶媒中、K2CO3のような塩基およびKIのよう
な触媒の存在下で好適に行われる。
式(IX)で示される化合物は、種々の可能な経路、例
えば以下の一般連続反応Cに示すように製造し得る。
製造工程(x)および(xi)、および(xii)から(x
iv)は既知の手段、例えば以下の実施例24.A.1aおよび
bおよび24.A.1a′およびb′にそれぞれ説明してある
一般法に従って行い得る。一般に工程(x)および(x
i)を経由する工程は大規模な合成に好ましいであろ
う。
R1および/またはR2がヒドロキシアルキルまたはアル
コキシアルキルである本発明の化合物の製造が望ましい
場合、R1/R2としてのアルキル置換基の変換によりまた
なし得る。同様に、R1/R2としてのメチル置換基は、望
ましい場合、より高級なアルキル置換基へ変換できる。
簡便にはこのような変換反応は合成の式VIの段階で既知
の技術、例えば実施例24.E.3、F.3、G.3.a+G.3.bおよ
びH.3.a+H.3.bに説明してある一般法に従って行う。
R8が水素以外である式VIで示される化合物はさらに簡
便には以下の連続反応Dを使用して製造し得る。
〔式中、Halはハロゲン、例えば臭素、およびR8はC1-5
アルキルである〕。反応工程(xv)から(xxi)は既知
の方法、例えば実施例24.Iで説明している方法に従って
なし得る。
中間体は上記および付随した実施例に説明し、特に式
II、IVおよびVIからVIIIの中間体は新規である。このよ
うな中間体、特に式IIおよびIVおよびそれらを製造する
ための工程における中間体はまた本発明の一部を構成す
る。
以下の実施例は本発明の工程を説明する。全てのNMR
スペクトルは360MHzで記録する。全ての温度は摂氏であ
り、未補正である。
実施例1 (−)−(3S,4R)−1−[3,4−ジヒドロ−2,2−ジメ
チル−3−ヒドロキシ−6−(2−メチルピリジン−4
−イル)−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]−2−ピ
ペリジノン[式I:R1=R6=R7=CH3;R2=R4=R8=H;R5
−OH; :純粋または実質的に純粋な(3S,4R)鏡像異性体]の
製造 10℃でアルゴン下、乾燥テトラヒドロフラン(400m
l)中の2−ピペリジノン(19.8g)の撹拌した溶液をリ
チウムビ(トリメチルシリル)アミド(200ml/1.0M)の
テトラヒドロフラン溶液で処理し、室温で2時間撹拌す
る。得られた懸濁液を乾燥テトラヒドロフラン(150m
l)中の(−)−(3S,4S)−4−(1a,7b−ジヒドロ−
2,2−ジメチル−2H−オキシレノ[c][1]−ベンゾ
ピラン−6−イル)−2−メチルピリジン(26.7g;以下
の実施例24.A.5′参照)の溶液で処理し、31時間、還流
下暖める。混合物を15℃まで冷却し、NH4Cl(300ml)の
飽和水性溶液で処理し、酢酸エチル(2×150ml)で抽
出する。合わせた抽出物を塩水(300ml)で洗浄し、乾
燥(Na2SO4)し、濾過する。溶媒を減圧下で蒸発乾固さ
せ、粗生産物を得、それをクロマトグラフィー(シリカ
ゲル、CH2Cl2中、5%C2H5OH)により精製し、C2H5OH−
ペンタンから再結晶し、標題化合物を得る、m.p.=192
℃、[α]D 20=−83.2゜(c=1.06、C2H5OH)。ヘミ
マレイン酸塩のM.P.は146−148℃である。
以下の式I a で示される化合物は同様にして製造され、必要なオキシ
レノ出発物質の製造は表の右端のカラムに示してある実
施例に説明する。
表に挙げる全ての化合物はトランスラセミ体の形であ
る。
実施例11 1−[2,2−ジメチル−6−(2−メチルピリジン−4
−イル)−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]−2−ピ
ペリジノン[式I:R1=R6=R7=CH3−;R2=R8=H;R4+R5
=付加結合; ]の製造法。
乾燥ジメチルスルフオキシド(20ml)中の2−ピペリ
ジノン(0.90g)の撹拌した溶液をNaH(油中の55%分散
で0.48g)で処理し、アルゴン下、50℃で30分撹拌す
る。混合物を10℃まで冷却し、(±)−4−(1a,7b−
ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−オキシレノ−[c]
[1]ベンゾピラン−6−イル)−2−メチルピリジン
(2.67g、実施例24.A.5参照)の溶液で処理し、14時間
室温で、アルゴン下撹拌する。溶媒を減圧下蒸発乾固
し、残渣を飽和水性NH4Cl(200ml)で処理し、CH2Cl
2(3×100ml)で処理する。合わせた抽出物を乾燥(Na
2SO4)し、濾過し、溶媒を減圧下蒸発乾固し、混合物を
産生する。これをクロマトグラフィー(シリカゲル、CH
2Cl2中2%C2H5OH)で分離し、極性の少ない産物(A)
を産生し、それをエチルエーテルペンタンで再結晶し標
題化合物を得、およびより極性の強い産物(B)をCH2C
l2−ジエチルエーテルから再結晶し、上記実施例2と同
様の生産物を得る。標題化合物のM.P.=95−98℃。
実施例12 1−[2,2−ジメチル−6−(3−メチルピリジン−4
−イル)−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]−2−ピ
ペリジノン[式I:R2=R6=R7=CH3−;R1=R8=H;R4+R5
=付加結合; ]の製造 標題化合物は上記実施例3と共に得られ、以下の実施
例24.D.5の生産物を出発物質とし、上記実施例11と同様
の工程で行う。標題化合物の物理的特性は: 1H−NMR(δ−d6DMSO):1.41(s,3H)、1.45(s,3
H)、1.77−1.96(m,3H)、2.26(s,3H)、2.27−2.68
(m,3H)、3.37−3.58(m,2H)、5.83(s,1H)、6.92
(d,1H)、7.14−7.20(m.2H)、7.36(m,1H)、8.39
(d,1H)および8.45(s,1H)。
実施例13 (+)−(3S,4R)−[3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル
−3−ヒドロキシ−6−(2−メチルピリジン−4−イ
ル)−2H−1−ベンゾピラン]3−ピリジン−カルボキ
シアミド[式I:R1=R6=R7=CH3;R2=R4=R8=H; :純粋または実質的に純粋な(3S,4R)の鏡像異性体]
の製造 乾燥CH2Cl2(30ml)中の(+)+(3S,4R)−4−ア
ミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−(2−メチ
ルピリジン−4−イル)−2H−1−ベンゾピラン−3−
オール(0.65g:以下の実施例24.A.6′参照)、トリエチ
ルアミン(0.50g)および4−ジメチルアミノピリジン
(0.002g)のアルゴン下2℃で撹拌している溶液を塩化
ニコチノイル、塩酸(0.445g)で処理する。混合物を室
温で2時間撹拌し、その後混合物を水性Na2CO3(100ml/
2M)で処理し、3:1CH2Cl2/CH3OH(3×100ml)で抽出す
る。合わせた抽出物を塩水で洗浄し、乾燥し(Na2S
O4)、濾過し、溶媒を減圧下蒸発し、油状物を産生す
る。油状物をクロマトグラフィー(シリカゲル、CH2Cl2
中の2%C2H5OH)で精製し、C2H5OH−ジエチルエーテル
から再結晶し、鏡像異性体的に純粋なまたは実質的に純
粋な形の標題化合物を得る、m.p.247−248℃、[α]D
20=+19.8(c=0.965、C2H5OH)。
以下の化合物I b を同様にして製造し、必要な4−アミノ−ベンゾピラン
−3−オール出発物質は、表の右端の欄に示した実施例
に説明する。
本表に列記の全ての化合物は、トランスラセミ体の形
である。
実施例21 トランス−(±)−1−[3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチ
ル−3−ヒドロキシ−6−(2−メチルピリジン−4−
イル)−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]−2(1H)
−ピリジノン[式I:R1=R6=R7=CH3−;R2=R4=R8=H;
R3=トランスラセミ体として ]の製造 乾燥C2H5OH(20ml)中の2−ヒドロキシピリジン(0.
42g)の撹拌した溶液をNaH(油中の55%分散で0.21g)
で処理し、室温で15分、アルゴン下で撹拌する。混合物
を、次いで2℃に冷却し、(±)−4−(1a,7b−ジヒ
ドロ−2,2−ジメチル−2H−オキシレノ[c][1]ベ
ンゾピラン−6−イル)−2−メチルピリジン(1.07
g)(実施例24.A.5参照)溶液で処理し、96時間室温で
撹拌する。溶媒を減圧下蒸発乾固し、残渣を飽和水性NH
4Cl(100ml)で処理し、CH2Cl2で抽出する(3×100m
l)。合わせた抽出物を乾燥(Na2SO4)し、濾過し、溶
媒を減圧下蒸発乾固し、粗精製物を産生し、それをクロ
マトグラフィー(シリカゲル、CH2Cl2中の2%C2H5CH)
で精製し、C2H5CH−ジエチルエーテルから再結晶し、標
題化合物を得る、m.p.213−214℃。
実施例22 トランス−(±)−2−[3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチ
ル−3−ヒドロキシ−6−(2−メチル−ピリジン−4
−イル)−2H−1−ベンゾピラン−4−イル]−2,3−
ジヒドロ−1H−イソインドール−1−オン[式I:R1=R6
=R7=CH3−;R2=R4=R8=H;R3=トランスラセミ体とし
]の製造 乾燥アセトニトリル(100ml)中のトランス−(±)
−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−
(2−メチルピリジン−4−イル)−2H−1−ペンゾピ
ラン−3−オール(2.84g)(実施例24.A.6参照)およ
び2−ブロモメチル安息香酸メチルエステル(2.30g)
の撹拌した溶液をKI(0.84g)および次いでK2CO3(4.20
g)で、アルゴン下処理する。反応混合物を20℃で1時
間、60℃で1時間次いで85℃で15時間で撹拌する。溶媒
を減圧下蒸発乾固し、残渣をH2O(300ml)で処理し、CH
2Cl2中の2%CH3OH(4×150ml)で抽出する。合わせた
抽出物をチオ硫酸ナトリウム溶液(100ml/2%)で洗浄
し、乾燥(Na2SO4)し、濾過する。溶媒を減圧下蒸発乾
固し、粗生成物を産生し、それをクロマトグラフィー
(シリカゲル、CH2Cl2の5%C2H5OH)で精製し、C2H5OH
−アセトンから再結晶し、標題化合物を得る、m.p.222
−224℃。
実施例23 (−)−(3S,4R)−4−[3,4−ジヒドロ−2,2−ジメ
チル−3−ヒドロキシ−4−(2−オキソ−ピペリジン
−1−イル)−2H−1−ペンゾピラン−6−イル]−2
−メチルピリジン−N−オキシド CH2Cl2(40ml)中の実施例1の生産物(2.6g)の溶液
を3−クロロペルオキシ安息香酸(90%で1.92g)で処
理し、室温で18時間撹拌する。溶媒を減圧下蒸発乾固
し、粗生産物を得、それをクロマトグラフィー(シリカ
ゲル、CH2Cl2中の5%C2H5OH)で精製し、アセトン−ジ
エチルエーテルから再結晶し、標題化合物を得る、m.p.
202−205℃。
実施例24 実施例1から23の出発物質の製造 A.1. 4−(4−メトキシフェニル)−2−メチルピリ
ジンの製造 A.1.a 4−(4−メトキシフェニル)−2−メチル−
1(4H)−ピリジンカルボン酸エチルエステル クロロギ酸エチル(10.85g)を、乾燥テトラヒドロフ
ラン(150ml)中の2−ピコリン(9.30g)およびヨウ化
銅(I)(0.77g)の撹拌した混合物に、アルゴン下、
−20℃で加える。全体を3時間−20℃で撹拌し、次い
で、乾燥テトラヒドロフラン(100ml)中の4−ブロモ
アニソール(18.7g)およびMg削り屑(2.64g)から、こ
のような割合で、温度を−15℃から−20℃に維持して調
製した4−メトキシフェニルマグネシウムブロミド溶液
を滴下して処理する。混合物を−15゜で1時間、20℃で
16時間撹拌し、次いでNH4Clの飽和水性溶液(300ml)で
処理し、酢酸エチルで抽出する(4×200ml)。合わせ
た抽出物を乾燥(Na2SO4)し、濾過し、溶媒を減圧下蒸
発乾固し、粗生産物を産生する。それをクロマトグラフ
ィー(シリカゲル、ヘキサン中の50%トルエン)で精製
し、薄黄色油の標題化合物を得る。
A.1.b 4−(4−メトキシフェニル)−2−メチルピ
リジン デカヒドロナフタレン(100ml)中の工程A.1.aの生産
物(16.9g)および硫黄(2.0g)を200℃で3時間撹拌す
る。溶媒を減圧下蒸発乾固し、残渣を酢酸エチル(500m
l)に溶解し、HCl(2Mの3×200ml)で抽出する。合わ
せた抽出物を酢酸エチル(2×100ml)で洗浄し、氷冷
しながらNaOHでpH11に塩基性化し、CH2Cl2(3×200m
l)で抽出する。合わせた抽出物を乾燥(Na2SO4)し、
濾過し、溶媒を減圧下蒸発乾固し、粗生産物を産生す
る。それをクロマトグラフィー(シリカゲル、2%C2H5
OH/CH2Cl2)で精製し、C2H5OH−酢酸エチルから再結晶
し、標題化合物を得る、m.p.88−91℃。
標題化合物は、別法として以下の経路を経由して製造
し得る: A.1.a′ 2,2′,6′−トリメチル−4−オキソ−1,1′
(4′H)−ビピリジニウム−テトラフルオロボレート 2−メチルピリジン(111.7g)を、新たに調製したH2
O(260ml)中のヒドロキシルアミン−O−スルフォン酸
(45.2g、90%)の溶液に、0℃で加える。混合物を95
℃に熱し、更に45分撹拌し、10℃に冷却し注意深くK2CO
3(55g)で処理する。混合物をジエチルエーテル(2×
100ml)で洗浄し、水を40℃で減圧下蒸発乾固する。残
渣をC2H5OH(600ml)で処理し、K2SO4沈澱を濾過して除
去する。瀘液をHCl(18Mで120ml)で処理し、50℃で減
圧下蒸発乾固して残渣を得、それをデヒドロ酢酸(68.6
g)およびHCl(18Mで150ml)で処理し、還流下90分加温
する。溶液を50℃で減圧下蒸発乾固し、残渣を15分間C2
H5OH(200ml)と共に撹拌し、濾過し、沈澱をC2H5OH(2
00ml)で洗浄する。合わせた濾液および洗浄した物をエ
チルエーテル中のテトラフルオロホウ酸(50%で50ml)
で処理し、ジエチルエーテル(250ml)で希釈する。標
題化合物の結晶化に基づき、それを濾過し、真空下20℃
で乾燥する、m.p.206−208℃。
A.1.b′ 4−(4−メトキシフェニル)−2−メチル
−ピリジン 4−ブロモアニソール(56.1)およびMg削り屑(7.92
g)から調製した4−メトキシフェニルマグネシウムブ
ロミドの乾燥テトラヒドロフラン中(400ml)の0−5
゜で撹拌した溶液を、工程(A.1.a′)の生産物(30.2
g)で、アルゴン下処理する。混合物を室温で48時間撹
拌し、飽和水性NH4Cl(300ml)で洗浄し、水性相をCH2C
l2(3×100ml)で抽出する。合わせたテトロヒドロフ
ラン溶液およびCH2Cl2抽出物を乾燥(Na2SO4)し、濾過
し、溶媒を減圧下蒸発乾固し、粗4′−(4−メトキシ
フェニル)−2,2′,6′−トリメチル−[1,1′(4H,4′
H)−ビピリジン]−4−オンを産生する。粗生産物を
乾燥ジメチルホルムアミド(400ml)に溶解し、還流下
4時間加温する。溶媒を減圧下蒸発乾固し、残渣を得、
それをクロマトグラフィー(シリカゲル、CH2Cl2中2%
C2H5OH)で精製し、C2H5OHから再結晶し、標題化合物を
得る、m.p.88−91℃。
A.2. 4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルピ
リジンの製造 HBr(48%100ml)中の実施例A.1の生産物(6.45g)の
溶液を135゜で3時間加温する。過剰なHBrを減圧下蒸発
乾固し、残渣を得、それを水性NaHCO3で中和し、3:1のC
H2Cl2/C2H5OH(3×150ml)で抽出する。合わせた抽出
物を乾燥(Na2SO4)し、濾過し溶媒を減圧下蒸発乾固
し、粗生産物を得る。これをC2H5OH−ジエチルエーテル
から再結晶し、標題化合物を得る、m.p.203−204゜。
A.3. 2,2−ジメチル−6−(2−メチルピリジン−4
−イル)−2H−1−ベンゾピランの製造 乾燥アセトン(75ml)中の実施例A.2の生産物(4.07
g)、無水K2CO3(6.9g)およびKI(1.0g)のアルゴン
下、撹拌した混合物を3−クロロ−3−メチルブチン
(5.65g)で処理し、還流下120時間加温する。混合物を
濾過し、溶媒を減圧下蒸発乾固し、粗4−[4−(1,1
−ジメチル−2−プロピニル)オキシフェニル]−2−
メチルピリジンを産生する。これを1,2−ジクロロベン
ゼン(50ml)に溶解し、170゜で1時間加温する。溶媒
を減圧下蒸発乾固し、粗標題化合物を得、それをクロマ
トグラフィー(シリカゲル、CH2Cl2中2%C2H5OH)で精
製し、標題化合物を得る、m.p.37−40℃。
以下の化合物は上記の実施例A.1からA.3と同様に、工
程(A.1.a)+(A.1.b)または(A.1.a′)+(A.1.
b′)の何れかを経由して製造し得る;全て油状物とし
て得られる: B.3. 2,2−ジメチル−6−(2−エチルピリジン−4
−イル)−2H−1−ベンゾピラン; C.3. 2,2−ジメチル−6−(2,3−ジメチルピリジン−
4−イル)−2H−1−ベンゾピラン; D.3. 2,2−ジメチル−6−(3−メチルピリジン−4
−イル)−2H−1−ベンゾピラン。
E.3. 2,2−ジメチル−6−(2−プロピルピリジン−
4−イル)−2H−1−ベンゾピランの製造 乾燥テトラヒドロフラン(50ml)中の実施例A.3の生
産物(5.02g)の撹拌した溶液に、−25℃でアルゴン
下、ヘキサン中のn−ブチルリチウム(12.5ml、1.6M)
溶液を加える。得られた混合物を10℃で40分撹拌し、−
5℃に冷却し、ヨウ化エチル(2.4ml)で処理する。混
合物を室温まで暖め、更に2時間撹拌し、次いで飽和水
性NH4Cl(100ml)で処理し、酢酸エチルで抽出する(2
×100ml)。合わせた抽出物を乾燥し(NH2SO4)、濾過
し、溶媒を真空下蒸発し、粗生産物を産生し、それをク
ロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中10%アセト
ン)で精製し、標題化合物を油状物として得る。
F.3. 2,2−ジメチル−6−(2−i.ブチルピリジン−
4−イル)−2H−1−ベンゾピランの製造 ヨウ化エチルの代わりにヨウ化イソプロピルを用い
て、実施例E.3と同様にして製造した標題化合物は、油
状物として得られる。
G.3. 2,2−ジメチル−6−(2−ヒドロキシメチルピ
リジン−4−イル)−2H−1−ベンゾピランアセテート
の製造 G.3.a. 4−(2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
−6−イル)−2−メチルピリジン−N−オキシド CH2Cl2(200ml)中の実施例A.3の生産物(13.4g)の
溶液を3−クロロペルオキシ安息香酸(70%で13.5g)
で処理し、室温で1時間撹拌する。溶媒を減圧下蒸発乾
固し、残渣を得、それをクロマトグラフィー(シリカゲ
ル、CH2Cl2中5%C2H5OH)で精製し、標題化合物を黄色
ガムとして得る。
G.3.b. 2,2−ジメチル−6−(2−ヒドロキシメチル
ピリジン−4−イル)−2H−1−ベンゾピランアセテー
ト 工程G.3.aの生産物(4.8g)および無水酢酸(50ml)
の混合物を80℃でアルゴン下1時間熱する。溶媒を減圧
下蒸発乾固し、粗生産物を得、それをクロマトグラフィ
ー(シリカゲル、トルエン中10%酢酸エチル)で精製
し、標題化合物を油状物として得る。
H.3. 2,2−ジメチル−6−(2−メトキシメチルピリ
ジン−4−イル)−2H−1−ベンゾピランの製造 H.3.a. (2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−6
−イル)−2−ピリジンメタノール 実施例G.3の生産物(69.5g)、Na2CO3(95.4g)、H2O
(160ml)およびC2H5OH(600ml)を室温で22時間撹拌す
る。混合物を濾過し、濾液を減圧下蒸発乾固し、残渣を
得、それをH2O(400ml)で処理し、CH2Cl2(3×150m
l)で抽出する。合わせた抽出物を乾燥(Na2SO4)し、
溶媒を減圧下蒸発乾固し、粗生産物を得る。これをクロ
マトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル)で精製し、
ペンタンから再結晶し、標題化合物を得る、m.p.86−88
℃。
H.3.b. (2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−6
−イル)−2−メトキシメチルピリジン 乾燥テトラヒドロフラン(150ml)中の工程H.3.aの生
産物(8.0g)の溶液を15℃でアルゴン下NaH(0.90gで油
中80%分散)で処理し、室温で45分撹拌する。ヨウ化メ
チル(4.26g)を加え、混合物を室温で18時間撹拌す
る。混合物を飽和水性NH4Cl(200ml)で処理し、酢酸エ
チル(2×200ml)で抽出する。合わせた抽出物を乾燥
(Na2SO4)し、濾過し、溶媒を減圧下蒸発乾固し、粗生
産物を得る。これをクロマトグラフィー(シリカゲル、
ヘキサン中20%アセトン)で精製し、標題化合物を油状
物として得る。
I. 6−(2−メチルピリジン−4−イル)−2,2,7−
トリメチル−2H−1−ベンゾピランの製造 a. 4−ブロモ−3−メチルフェノールアセテート 4−ブロモ−3−メチルフェノール(184.1g)および
水性NaOH(850ml、2M)の撹拌した混合物を20℃で無水
酢酸(136ml)で処理し、室温で1時間撹拌する。懸濁
液をジエチルエーテル(3×300ml)で抽出し、合わせ
た抽出物を水性NaOH(2×100ml、2M)で洗浄し、乾燥
(Na2SO4)し、濾過する。溶媒を減圧下蒸発乾固し、標
題化合物を油状物として得る。
b. 1−(3−ブロモ−2−ヒドロキシ−5−メチルフ
ェニル)エタノン 工程aで得られた生産物(195.6g)および塩化アルミ
ニウム(152.6g)をアルゴン下165℃で45分撹拌する。
冷却した混合物を氷冷HCl(2000ml、2M)で処理し、CH2
Cl2(4×600ml)で抽出する。合わせた抽出物を塩水で
洗浄し、乾燥(No2SO4)し、濾過し、溶媒を減圧下蒸発
乾固し、粗生産物を得る。これをクロマトグラフィー
(シリカゲル、ヘキサン中10%トルエン)で精製し、ジ
エチルエーテル−ヘキサンから再結晶し、標題化合物を
得る、m.p.81−82℃。
c. 6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2,7−トリメチル−
2H−1−ベンゾピラン−4−オン 乾燥ベンゼン(500ml)中の工程bの生産物(48g)、
アセトン(31ml)およびピロリジン(21ml)を室温で3
時間撹拌し、次いで6時間、形成された水をディーン−
スターク(Dean−Stark)装置を通して除去しながら還
流する。冷却した混合物をHCl(200ml、2M)で処理し、
10分撹拌し、水性NaOH(1M)で塩基性化し、CH2Cl2で抽
出する(3×300ml)。合わせた抽出物を乾燥(K2CO3
し、濾過し、溶媒を減圧下蒸発乾固し、粗生産物を得
る。これをクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン
中50%トルエン)で精製し、ジエチルエーテル−ペンタ
ンから再結晶し、標題化合物を得る、m.p.95−96℃。
d. 6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−4−ヒドロキシ−2,
2,7−トリメチル−2H−1−ベンゾピラン C2H5OH(200ml)中の工程cの生産物(26.9g)の溶液
を5℃で水素化ホウ素ナトリウム(1.95g)で処理し、
室温で12時間撹拌する。溶媒を減圧下蒸発乾固し、残渣
を得、それをH2O(500ml)で処理し、ジエチルエーテル
で抽出する(3×200ml)。合わせた抽出物を乾燥(Na2
SO4)し、濾過し、溶媒を減圧下蒸発乾固し、粗生産物
を得る。これをクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキ
サン中10%アセトン)で精製し、ジエチルエーテル−ペ
ンタンから再結晶し、標題化合物を得る、m.p.92−93
℃。
e. 6−ブロモ−2,2,7−トリメチル−2H−1−ベンゾ
ピラン 乾燥トルエン(300ml)中の工程dの生産物(27.1g)
をp−トルエンスルホン酸(1.15g)で処理し、形成さ
れた水をディーン−スターク装置を通して除去しながら
加熱還流する。冷却した溶液を水性炭酸ナトリウム(10
0ml、2M)で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、濾過し、溶媒
を減圧下蒸発乾固し、粗生産物を得る。クロマトグラフ
ィー(シリカゲル、ヘキサン)で精製し、標題化合物を
油状物として得る。
f. 6−(2−メチルピリジン−4−イル)−2,2,7−
トリメチル−2H−1−ベゾピラン 乾燥テトラヒドロフラン(30ml)中の工程eの生産物
(7.60g)を、乾燥テトラヒドロフラン(25ml)中のマ
グネシウム削り屑(0.85g)およびヨウ素(0.06g)に45
℃でアルゴン雰囲気下、15分にわたって撹拌しながら加
える。混合物を還流しながら3時間熱し、5℃に冷却
し、ビス−(トリフェニルフォスフィン)ニッケル(I
I)クロリド(0.32g)およびテトラヒドロフラン(50m
l)中の4−ブロモピコリン(4.8g)で処理し、室温で1
8時間撹拌する。混合物をHCl(140ml、1M)で処理し、
ジエチルエーテル(2×60ml)で抽出し、合わせたエー
テル抽出物をHClで洗浄する。合わせた酸溶液をpH10ま
でK2CO3で塩基性化し、ジエチルエーテル(3×100ml)
で抽出し、乾燥(Na2SO4)し、濾過し、溶媒を減圧下蒸
発乾固し、粗生産物を得る。これをクロマトグラフィー
(シリカゲル、ヘキサン中10%アセトン)で精製し、以
下の物理的特性を有する標題化合物を油状物として得
る:1 H−NMR(δ−CDCl3):1.44(s,6H)、2.21(s,3H)、
2.59(s,3H)、5.60(d,1H)、6.31(d,1H)、6.70(s,
1H)、6.82(s,1H)、7.04(dd,1H)、7.09(d,1H)お
よび8.49(d,1H)。
A.4. トランス−(±)−3−ブロモ−3,4−ジヒドロ
−2,2−ジメチル−6−(2−メチルピリジン−4−イ
ル)−2H−1−ベンゾピラン−4−オールの製造 ジメチルスルホキシド(6ml)およびH2O(0.36ml)中
の実施例A.3の生産物(2.50g)の撹拌している溶液に、
N−ブロモサクシンイミド(2.20g)を一部ずつ0℃で
加える。発熱反応がおさまった後、撹拌を更に1時間続
け、反応を飽和水性NH4Cl(200ml)で終わらせ、CH2Cl2
で抽出する(3×100ml)。合わせた抽出物を乾燥(Na2
SO4)し、濾過し、溶媒を減圧下蒸発乾固し、粗生産物
を得る。これをクロマトグラフィー(シリカゲル、CH2C
l2中2%C2H5OH)で精製し、C2H5OH−ジエチルエーテル
から再結晶し、標題化合物を得る、m.p.212−214℃。
A.5. (±)−4−(1a,7b−ジヒドロ−2,2−ジメチル
−2H−オキシレノ[c][1]ベンゾピラン−6−イ
ル)−2−メチルピリジン 乾燥テトラヒドロフラン(80ml)中の実施例A.4の生
産物(3.5g)の溶液をNaH(0.90gで油中55%の分散)で
処理し、室温でアルゴン下1時間撹拌する。反応をNH4C
lの飽和水性(150ml)で終わらせ、ジエチルエーテルで
抽出(3×100ml)する。合わせた抽出物を乾燥(Na2SO
4)し、濾過し、溶媒を減圧下蒸発乾固し、残渣を得、
それをクロマトグラフィー(シリカゲル、CH2Cl2中2%
C2H5OH)で精製し、以下の物理的特性を有する標題化合
物を油状物として得る:1 H−NMR(δ−d6DMSO):1.23(s,3H)、1.50(s,3H)、
2.52(s,3H)、3.75(d,1H)、4.14(d,1H)、6.89(d,
1H)、7.47(dd,1H)、7.56(s,1H)、7.19(dd,1H)、
7.96(d,1H)および8.47(d,1H)。
以下の化合物II(ここで、R6およびR7はそれぞれメチ
ルおよびR1、R2およびR8は示唆する意味である)で示さ
れる化合物は、上記のA4およびA5と同様にして製造し得
るが、反応を一ポット工程で行う。これは発熱反応に続
いて得られた混合物を希釈し、実施例A.4に従ってジオ
キサンと撹拌し、水性NaOH(0.6M)で処理し、室温で更
に約1時間撹拌することにより行う。次いでジオキサン
の蒸発に続いて精製を実施例A.5と同様にして行う。出
発物質は表のカラム2に示す。全ての生産物は油状物の
形で(±)ラセミ体として得られる。
特性データ B.5. 1HNMR(δ−CDCl3):1.31(s,3H),1.37(t,3
H),1.62(s,3H),2.89(q,2H),3.56(d,1H),3.99
(d,1H),6.91(d,1H),7.28(dd,1H),7.34(m,1H),
7.54(dd,1H)7.63(d,1H)および8.54(dd,1H). C.5. 1H−NMR(δ−CDCl3):1.32(s,3H),1.61(s,3
H),2.20(s,3H),2.61(s,3H),3.54(d,1H),3.39
(d,1H),6.87(d,1H),6.98(d,1H),7.17(dd,1H),
7.26(d,1H)および8.32(d,1H). D.5. 1H−NMR(δ−CDCl3):1.33(s,3H),1.62(s,3
H),2.31(s,3H),3.55(d,1H),3.95(d,1H),6.89
(d,1H),7.13(d,1H),7.23(dd,1H),7.31(s,1H),
8.45(d,1H)および8.49(s,1H). E.5. 1H−NMR(δ−CDCl3):1.01(t,3H),1.30(s,3
H),1.62(s,3H),1.82(sex,2H),2.82(t,2H),3.54
(d,1H),3.98(d,1H),6.91(d,1H),7.28(dd,1H),
7.32(d,1H),7.53(dd,1H),7.63(d,1H)および8.54
(d,1H). F.5. 1H−NMR(δ−CDCl3):0.96(d,6H)、1.30(s,3
H),1.62(s,3H),2.15(dt,1H),2.70(d,2H),3.54
(d,1H),3.93(d,1H),6.90(d,1H),7.22−7.30(m,2
H),7.53(dd,1H),7.63(d,1H)および8.54(d,1H). G.5. 1H−NMR(δ−CDCl3):1.31(s,3H),1.63(s,3
H),3.55(d,1H),3.98(d,1H),4.83(s,2H),6.92
(d,1H),7.35−7.45(m,2H),7.54(dd,1H),7.64(d,
1H)および8.57(d,1H). I.5. 1H−NMR(δ−CDCl3):1.29(s,3H),1.59(s,3
H),2.21(s,3H),2.60(s,3H),3.50(d,1H),3.89
(d,1H),6.74(s,1H),7.04(dd,1H),7.10(d,1H),
7.18(s,1H)および8.50(d,1H). A.5′ (−)−(3S,4S)−4−(1a,7b−ジヒドロ−
2,2−ジメチル−2H−オキシレノ[c][1]ベンゾピ
ラン−6−イル)−2−メチルピリジンの製造 A.5′.a [1R−[1α(3R,4S),4β]−および[1R−
[1a(3S,4R),4β]−α−メトキシベンゼン酢酸、3
−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−(2−
メチルピリジン−4−イル)−2H−1−ベンゾピラン−
4−イル、エステル 乾燥CH2Cl2(330ml)中の実施例A.4の生産物(9.80
g)、(−)−(R)−α−メトキシフェニル酢酸(5.6
5g)および4−ジメチルアミノピリジン(0.45g)をN,N
−ジシクロヘキシルカルボジイミド(6.81g)で処理
し、室温で90分撹拌する。混合物を濾過し、溶媒を減圧
下蒸発乾固し、ジアステレオマーの混合物を得、それを
クロマトグラフィー(シリカゲル、CH2Cl2中5%アセト
ン)で精製し、より極性の少ない生産物(A)を得、そ
れをアセトン−ペンタンから再結晶して標題化合物の
[1R−[1α(3R,4S),4β]異性体、m.p.137−138
℃、[α]D 20=−75.4゜(c=0.955、C2H5OH)を得、
極性のより強い生産物として(B)、標題化合物の[1R
−[1α(3S,4R),4β]異性体、[α]D 20=−22゜
(c=0.975、C2H5OH)を油状物として得る。
A.5′.b (−)−(3S,4S)−4−(1a,7b−ジヒドロ
−2,2−ジメチル−2H−オキシレノ[c][1]ベンゾ
ピラン−6−イル)−2−メチルピリジンジオキサン
(75ml)中の工程(A.5′.a)の生産物の[1R−[1α
(3R,4S),4β]異性体(3.16g)を20℃で水性NaOH(0.
58Mで45ml)で処理し、10分間20℃で撹拌する。ジオキ
サンを減圧下蒸発乾固し、残渣をH2O(100ml)で処理
し、CH2Cl2で抽出する(3×100ml)。合わせた抽出物
を乾燥(Na2SO4)し、濾過し、溶媒を減圧下蒸発乾固
し、残渣を得、それをカラムクロマトグラフィー(シリ
カゲル、CH2Cl2中5%C2H5OH)で精製し、無色の油状物
として純粋なまたは実質的に純粋な鏡像異性体形の標題
化合物を得る、[α]D 20=−72゜(c=1.125、C2H5O
H)。
A.6′. (+)−(3S,4R)−4−アミノ−3,4−ジヒ
ドロ−2,2−ジメチル−6−(2−メチルピリジン−4
−イル)−2H−1−ベンゾピラン−3−オールの製造 実施例A.5′の生産物(0.64g)の溶液をC2H5OH中の飽
和NH3(15ml)で処理し、オートクレーブ中で80℃で15
時間加熱する。溶媒を減圧下蒸発乾固し、粗生産物を
得、それをクロマトグラフィー(シリカゲル、CH2Cl2
の5%C2H5OH)で精製し、標題化合物を泡状物質として
得る:[α]D 20=+100゜、(c=1.00、C2H5OH)。
式(IV)(ここで、R4はH、R5はヒドロキシ、R6およ
びR7はそれぞれメチルおよびR1およびR8は示す意味であ
る)で示される以下の化合物は、示唆する出発物質から
同様にして製造し得る。本表に列記する全ての化合物は
トランスラセミ体であり、実施例B6の生産物以外油状物
として得る。
実施例 R1 R2 R8 実施例の出発物
質 A6 CH3− H H A5
B6 C2H5− H H B5
C6 CH3− CH3− H C5
E6 nC3H7− H H E5
F6 iC4H9− H H F5
H6 CH3OCH2− CH3− H H5
I6 CH3− H CH3− I5
物理的データ A.6. 1H−NMR(δ−DMSO):1.12(s,3H),1.38(s,3
H),2.06(広い,2H),2.50(s,3H),3.23(dd,1H),3.5
9(d,1H),5.47(d,1H),6.81(d,1H),7.43(dd,1H),
7.51(s,1H),7.55(dd,1H),7.99(m,1H)and 8.44
(d,1H) B.6. M.P.=140−141℃. C.6. 1H−NMR(δ−CDCl3):1.27(s,3H),1.54(s,3
H),2.15(s,3H),2.2−2.5(br.s,3H),2.57(s,3H),
3.41(d,1H),3.71(d,1H),6.85(d,1H),6.99(d,1
H),7.10(dd,1H),7.31(dd,1H)および8.31(d,1
H). E.6. 1H−NMR(δ−CDCl3):1.00(t,3H),1.27(s,3
H),1.55(s,3H),1.80(s,2H),2.0−2.4(br.s,3H),
2.80(t,2H),3.41(d,1H),3.74(d,1H),6.89(d,1
H),7.25−7.36(m,2H),7.47(dd,1H),7.70(d,1H)
および8.51(d,1H). F.6. 1H−NMR(δ−DMSO):0.90(d,6H),1.13(s,3
H),1,41(s,3H),2.0−2.2(br.s,2H),2.09(dt,1
H),2.65(d,2H),3.24(dd,1H),3.63(d,1H),5.45
(br.d,1H),6.84(d,1H),7.48(m,2H),7.58(dd,1
H),8.00(d,1H)および8.46(d,1H). I.6. 1H−NMR(δ−CDCl3):1.24(s,3H),1.53(s,3
H),2.1−2.4(br.s,3H),2.20(s,3H),2.60(s,3H),
3.38(d,1H),3.67(d,1H),6.73(s,1H),7.05(d,1
H),7.10(s,1H),7.21(s,1H)および8.49(d,1H). 上記の1.で定義したベンゾピラン類およびジヒドロベ
ンソピラン類、例えば前記に定義した式Iで示される化
合物およびそれらのN−オキシド類、およびそれらの生
理学的に加水分解可能および許容可能なエステル、およ
び上記ベンゾピラン類/ジヒドロベンゾピラン類/N−オ
キシド類/エステル類の生理学的に許容可能な酸付加お
よび第4級アンモニウム塩(以下、まとめて本発明の薬
剤とする)は、医薬として有用である。
本発明の薬剤は、平滑筋弛緩活性を有し、濃度範囲が
1から500mMで、カストら、ブリティッシュ・ジャーナ
ル・オブ・ファーマコロジー、91、569−578(1987)の
記載に従ったまたは類似の種々の平滑筋調製物の緊張お
よびRb+流出におけるその影響により証明されている細
胞膜に関してカリウムチャンネル開放活性を示す。本発
明の薬剤はK+チャンネル開放試薬として特徴付けられて
いる。
本発明の薬剤は、従って、療法にK+チャンネル開放試
薬の使用が示唆される状態または疾患の処置に有用であ
る。K+チャンネル開放試薬としての臨床的使用は、イン
ビトロまたはインビボの標準薬理試験、例えば心臓−血
管活性により証明されている。従って血圧に対するこの
ような影響は、麻酔をかけてカニューレを挿入した正常
血圧のラットで、カニューレ挿入1時間後十二指腸内投
与で証明されている。抗虚血活性はホフら、サーキュレ
ーション・リサーチ、62、679(1988)に記載の方法に
従って証明される。本発明の薬剤は、前記の試験におい
て、約0.03から約1.0mg/kg十二指腸内投与の閾値で血圧
低下活性を、後記の試験において抗虚血活性を約0.001
から約0.03mg/kg静脈内投与で示す。
本発明の薬剤は、従って例えば平滑筋弛緩剤として、
特に血管拡張剤としての使用のために、例えば高血圧ま
たは慢性心不全の処置に有用である。それらは更に抗虚
血剤および抗血管痙攣剤として、例えば、心臓、骨格筋
肉および脳等への妨害された血液供給の処置の使用に有
用である。それらは従って、例えば狭心症、心筋虚血ま
たは心筋梗塞の処置に;抗細動剤として;末端循環の疾
患、例えば間欠性跛行、レイノード病または静脈潰瘍の
処置に;および大脳虚血、老年痴呆、脳卒中、クモ膜下
出血および他の関連するまたはその結果の病気または障
害の予防を含む処置に有用である。
本発明の薬剤は、まだ更に胃腸、子宮および尿路抗痙
攣剤、例えば十二指腸または消化性潰瘍、過敏性結腸、
憩室炎、早産後の流産の危険性、および尿失禁の処置へ
の使用が示唆される。
本発明の薬剤はまだ更に髪生育刺激剤、例えば加齢に
よる抜け毛の処置、例えば男性型脱毛症または禿または
例えば感染または免疫系障害の結果起こるような疾病関
連脱毛の処置に有用である。
このような使用に好適な量は、例えば処置すべき具体
的な症状、用いる本発明の薬剤の具体的な種類、投与経
路および望ましい効果に依存してもちろん変化する。し
かしながら、一般に例えば抗高血圧の使用において好適
な経口の一日量は、約0.03から約2.0mg/kgおよび、例え
ば抗虚血の使用において、約0.015から約0.3mg/kgであ
る。大型哺乳類、例えばひとにおいて、示唆される一日
量は、従って抗高血圧の使用では約2から約150mg、抗
虚血の使用では約1から約20mgであり、一回または分割
した量2×日で投与される。上記の示唆に使用する経口
投与形は、従って、好適には約0.5または1.0から約20ま
たは150mgの本発明の薬剤を薬理学的に許容可能な希釈
剤または担体と共に含む。
髪生育刺激剤として使用の本発明の薬剤は、好適に
は、例えば好適なクリーム、ジェルまたは乳液基剤等の
当分野で既知の形で局所投与される。
更に重要には、本発明に関連して、本発明の薬剤が気
管支拡張活性を有し、気道の過敏症の軽減または逆転を
することが発見された。これらの活性は、例えば下記の
様なインビボおよびインビトロの薬理学的試験モデルに
よりまた証明し得る: 試験1.気管支拡張活性 1.1 モルモットにおいて モルモット(ダンキン−ハートレー、雄、400−600
g)をフェノバルビタール(100mg/kg腹腔内)およびペ
ントバルビタール(30mg/kg腹腔内)で麻酔し、ガラミ
ン(8mg/kg筋肉内)で麻痺させ、空気と酸素の混合物
(45:55、v/v)を通気する。動物は、気管カニューレで
通気する(10ml/kg、1Hz)。血圧および心拍数を頚動脈
から記録する。通気はフロートランスデューサーで追跡
する。流量の測定がなされた時、胸郭の同時の圧力の変
化を直接胸腔内の套管針を経由して直接追跡し、気管に
関する異なった圧力の表示を可能にする。この情報か
ら、各々の吸気における抵抗および伸展性を計算する。
ボンベシン(100ng/kg/h)の静脈内注入は、持続した
気管支痙攣を誘発する。胸腔内経路で投与した場合の試
験物質の逆転反応の容量は、慢性の気管支痙攣の逆転に
おける効力の測定に役立つ。気管支拡張反応は、ボンベ
シンの最大反応の減少の割合として取り、規則的な間隔
で測定する。
上記の試験モデルにおいて、本発明の薬剤の気管支痙
攣を除くのに有効な量は、約0.001から約1.0mg/kgであ
る。
1.2 アカゲザルにおいて メタコリン(MeCH)に対して正常な反応をすることで
知られているアカゲザル(雄および雌、体重6.8−11.8k
g)に、麻酔(導入:ケタミン20mg/kg筋肉内、維持:チ
オペンタール8mg/kg/h静脈内)する。次いで打った(cu
ffed)小児用気管支用管(5.0cm)を気管に挿入し(キ
シロカイン:咽頭蓋で局所投与)、基底の肺耐性を測定
する。
これらの操作をした後、キシロカイン2ml(1%w/v溶
液)を竜骨に小児科用光ファイバー気管鏡を用いて投与
する。10分後、肺耐性を再び測定する。キシロカインは
基底耐性に影響を与えない。試験物質をキシロカイン予
備処置と同様に、ラクトース溶媒懸濁液(1mg/ml、伝達
量1ml)として、30分間隔の累積法で投与する。15分の
時点で、単一MeCH攻撃(0.6から2.5mg/ml溶液、基底か
ら約50−100%の変化をすると推定される)を行い、溶
媒投与後の%阻害を計算する。
本発明の薬剤は、約10ng/kgから約10μg/kgの量で有
効な、容量依存気管支拡張効果を上記試験法において産
生する。
試験2.気道過敏症の抑制 2.1 PAF−誘導過敏症 モルモットの肺機能を記録するために上記の試験1.1
に記載の通りに処理する。ヒスタミン(1.8−3.2μg/k
g)の静脈内投与は、痙攣原物質に対する感受性を確立
する。1時間におよぶPAF(血小板活性因子)の投与
(総量600ng/kg)に続くヒスタミンの反復投与は気道過
敏症を明白にし、それはPAF暴露前および後の反応振幅
の間の差を一対にして簡便に示すことができる。
本発明の薬剤の、PAF暴露後の約0.1から約100μg/kg
の量の気管内投与において、気道過敏症誘導の逆転が観
察される。
2.2 免疫複合体誘発過敏症 モルモットの肺機能を記録するために上記の試験1.1
に記載の通りに処理する。アレルギー反応は予め形成し
た免疫複合体(0.05ml食塩水中の30μmのウシガンマグ
ロブリンをモルモット抗ウシガンマグロブリン抗血清0.
05mlに加えることにより製造)を一定の(10分)間隔で
30分静脈内注射することにより開始させる。ヒスタミン
の静脈内注射(10分間隔で1.0−3.2μm/kg)を、最後の
免疫複合体の暴露前および後に気道の感受性を測定する
のに用いる。気道過敏症は免疫複合体の反復注射前およ
び後のヒスタミンに対する肺耐性の最大値の差を一対に
して示す。試験化合物は気管内投与する。
誘発された気道過敏症は、約10ng/kgから約10.0μg/k
gの量の本発明の薬剤の前処理により、上記試験法では
著しく減少する。
本発明の薬剤は、従って特に気管支拡張剤および気道
過敏症の治療、例えば気道の閉塞性または炎症性疾患、
特に喘息の対症および予防的処置剤として有用である。
気管支拡張剤として、本発明の薬剤は、特に救済療法と
して、例えば喘息における気管支収縮発作に使用し得
る。加えて、長期投与により、気道過敏症の制御、限定
または逆転のためまたは、特に喘息の気管支収縮発作の
反復に対する優位な防御を提供するために使用し得る。
本明細書および請求の範囲に、本発明の薬剤の気道の閉
塞性または炎症性疾患、特に喘息の処置に関して使用さ
れている「処置」および「処置する」の語は、特記しな
い限り、療法における予防および対症(即ち気管支拡張
剤)の両方を含むことが理解されるべきである。
前記に関連して、本発明はまた: 必要とする患者に、 4.本明細書に記載の任意の疾病または病気を処理する方
法;特に 4.a 気道の閉塞性または炎症性疾患の処置法; 4.a.1 例えば気管支拡張の作用により、気道の炎症性
または閉塞性疾患を処置する方法を含み;または 4.a.2 気道の炎症性または閉塞性疾患を予防的処置す
る、例えば気道過敏症を処置する方法; −これらの方法は、上記患者に有効量の本発明の薬剤を
投与することを含む: またはあるいは、 5.医薬として使用する、例えば本明細書に記載の任意の
疾病または病気を処置するために使用する、特に例えば
上記4.a.1または4.a.2に示唆してあるような気道の閉塞
性または炎症性疾患を処置するために使用する、本発明
の薬剤; または 6.本発明の薬剤を含む医薬組成物または医薬組成物を製
造するため、本明細書に記載の任意の疾病または病気を
処置に使用するため、特に上記5に記載の使用のための
本発明の薬剤の使用 を提供する。
本発明が適応可能な気道の炎症性または閉塞性疾患
は、内因性および特に外因性喘息の両方を含む全ての型
または発生の喘息を含む。それらはアトピー性(即ちIg
E−媒介)または非アトピー性のいずれであれ、アレル
ギー性喘息および例えば気管支喘息、運動誘発喘息、職
業性喘息、細菌感染により喘息および他の非アレルギー
性喘息の処置に有用である。喘息の処置は、例えば4ま
たは5才以下の、特に夜に、ぜん鳴症状を示す、および
「ぜん鳴幼児」と診断されたまたは診断可能な患者、主
要な薬の範疇では不治の患者および現在初期または早期
喘息と更に正確に同定された患者の処置を含むことを理
解するべきである。(簡便にするために、この個々の喘
息の症状は、「ぜん鳴幼児症候群」と略称する。) 喘息の処置における予防効果は、例えば急性喘息また
は気管支収縮発作の減少した頻度または発作の症状のひ
どさによって評価できる。
それは更に、減少した他の対症療法、即ち症状の発作
が起こった場合制限または中断するまたはするつもりで
ある治療、例えば抗炎症(例えばコルチコステロイド)
または気管支拡張(例えばβアドレナリン性)処置の
必要性により評価し得る。
喘息の予防の利点は、特に「モーニング・ディッピン
グ(Morning dipping)」に罹患し易い患者に明白であ
る。「モーニング・ディッピング」は、認知された喘息
の症状であり、相当な割合の喘息患者に共通しており、
例えば大体午前4時から6時の間、即ち通常の前の対症
喘息療法剤の投与から実質的に離れた時間の喘息発作に
より特徴付けられる。
本発明が適応可能な気道の炎症性または閉塞性疾患は
また、例えばをアルミニウム症、炭粉症、石綿症、石粉
症、睫毛脱落症、鉄症、珪肺症、タバコ症および特に綿
肺症を含むいかなる型または発生の塵肺症(肺の炎症
性、通常職業性疾患であり、しばしば慢性であれ急性で
あれ気道の閉塞が伴い、粉塵の繰り返し吸入により発生
する)を含む。
本発明が適応可能な気道の炎症性または閉塞性疾患
は、成人呼吸困難症候群(ARDS)、慢性肺閉塞または気
道閉塞疾患(COPDまたはCOAD)および気管支炎、および
他の薬物療法、特に他の吸引性薬剤療法、例えば本発明
の薬剤の気管支拡張剤としての慢性または急性気道閉塞
を処置するための使用を含むβ−アゴニスト気管支拡張
療法の結果の気道過敏症の悪化および上記の疾患または
病気に関連した呼吸困難を含む。
気道の炎症性または閉塞性疾患を処置するための使用
のために、任意の既知の経路で、特に本発明の薬物は腸
内的、例えば経口、例えば錠剤またはカプセルの形で、
または非経口的、例えば注射可能溶液または懸濁液で投
与し得る。しかしながら、好ましくはそれらは肺経路
で、例えば好適なネブライザー、吸入器等の既知の技術
で考案されるものにより投与する。
気道の炎症性または閉塞性疾患の処置に使用する量
は、もちろん、例えば処置すべき具体的な状態、用いる
具体的な本発明の薬剤、投与経路および望む効果に依存
して変化する。
しかしながら、一般的には、大型哺乳類、例えばひと
への肺投与において、肺に到達する好適な一日量は約0.
1μgから約100μg、特異的には約1.0μgから50.0μ
gであり、好適な投与形態は吸入器から、各々の投与が
連続1から4吹中で、毎日一回または2から4×に有効
量を分ける。
経口投与のために、好適な一日量は一般に約0.1から
約30μg/kgの量である。大型哺乳類、例えばひとの好適
な経口一日量は、従って約7μgから約2.1mgになり、
単一量、毎日2から4×投与される分割量または遅延放
出形態で投与される。このような使用のための経口単位
容量は、従って好適には、約1.75μgから約2.1mgの本
発明の薬剤を、薬理学的に許容可能な希釈剤または担体
と共に含む。
これに関連して、本発明の薬剤は一般に同量、特に吸
入量で気管支拡張剤または気道過敏症の処置に活性な薬
剤であり、このような処置に関連して望ましくない心臓
血管系に対する作用、例えば血圧降下/頻脈効果は、重
大でないかまたは実施している治療における寛容性の許
容される限界内である。
前記に関連して、本発明は: 7.本発明の薬剤を薬理学的に許容可能な希釈剤または担
体と共に含む、医薬組成物 をまた提供する。
このような組成物は、既知の方法、例えば肺投与のた
めには、細かく分割した分散粒子系の本発明の薬剤を、
例えば担体/希釈剤としての細かく分割した乳糖と調合
し、吸入粉末の形態にする。
先に示唆したように、本発明を実施するのに必要な臨
床投与量は因子の変化に依存して変化する。任意の具体
的な本発明の薬剤の投薬は、その活性の相対的効果にま
た依存する。好ましい本発明の薬剤、即ち純粋または実
質的に純粋な(3S,4R)鏡像異性体の形の実施例1の生
産物において、前記の試験1.1に従って行った試験でID
50は0.02mg/kgi.t.であると確認される。既知の吸入気
管支拡張剤サルブタモール[α[[(1,1−ジメチル
エチル)アミノ]−メチル]−4−ヒドロキシ−1,3−
ベンゼンメタノール]の同様の実験法でのID50は、0.00
1mg/kgi.t.と確認される。吸入投与における実施例1の
生産物の例えば喘息治療における気管支拡張効果のため
に好適な投与量は、従ってサルブタモールの使用に通常
必要な容量の約20×と予想される。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式I 〔式中、 R1およびR2は独立して水素、C1-5アルキル、C1-5ヒドロ
    キシアルキルまたはC1-5(アルコキシアルキル)である
    が、R1およびR2の少なくとも一方は水素以外であり、 R3は式−N(R9)−COR10(式中、R9は水素であって、R
    10はピリジルであるか、またはR9とR10は一緒になって
    1,3−ブタジエニレンまたは式−(CH2−または (式中、nは3から5の整数であり、mは1または2で
    ある)で示される基であり、 R4は水素であって、R5はR3に対してトランス位のヒドロ
    キシであるか、または R4およびR5は一緒になって点線で示される付加的な結合
    を表し、 R6およびR7は独立してC1-5アルキルであり、 R8は水素またはC1-5アルキルである。〕 で示されるベンゾピランまたはそのN−オキシド; またはこのようなベンゾピランまたはN−オキシドの生
    理学的に加水分解可能なおよび許容可能なエステル、も
    しくはこのようなベンゾピラン、N−オキシドまたはエ
    ステルの酸付加または第4級アンモニウム塩。
  2. 【請求項2】R4が水素、R5がR3に対してトランスの位置
    にあるヒドロキシ、R6およびR7が各々メチル、R3が式 で示される基であり、かつ (1)R1がメチル、エチル、n−プロピル、i−ブチル
    またはメトキシメチルであって、R2およびR8が各々水素
    であるか、または (2)R1およびR2が各々メチルであって、R8が水素であ
    るか、または (3)R1およびR8が各々メチルであって、R2が水素であ
    る、請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】R4がHであり、R5がOHであって、かつ(3
    S,4R)エナンチオマーの立体配置を有する、請求項1ま
    たは2記載の化合物。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の化合物を
    有効成分とする、閉塞性または炎症性気道疾患処置剤。
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