JP2582903B2 - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JP2582903B2 JP1225323A JP22532389A JP2582903B2 JP 2582903 B2 JP2582903 B2 JP 2582903B2 JP 1225323 A JP1225323 A JP 1225323A JP 22532389 A JP22532389 A JP 22532389A JP 2582903 B2 JP2582903 B2 JP 2582903B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は画像が焼付けられた感光材料を処理液中に搬
送浸漬して処理する感光材料処理装置に関する。
[従来の技術] 画像が焼付けられた感光材料例えば感光性平版印刷版
は、感光材料処理装置である感光性平版印刷版処理機へ
送られて、この感光性平版印刷版処理機に備えられた現
像槽で現像処理され、リンス槽又は水洗槽で水洗された
後にフイニシヤー液が塗布される。
上記現像槽内には現像液が貯留されており、この現像
槽内へ感光性平版印刷版は搬送浸漬されて現像処理され
る。画像が焼付けられた感光性平板印刷板の表面はこの
現像液中の搬送浸漬中に、現像液中に配置されたブラシ
によって非画像部が擦り取られ、画像部が残されて現像
される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の感光材料処理装置では、感
光材料の表面を擦るブラシがシヤフトに植毛して形成さ
れているので、外形が50mmΦ以上になって太くなる。ま
たシヤフトも太くなり、処理液の表面から外部へ露出す
る。このためこの太いブラシが回転すると処理液がくみ
上げられて空気に接触し処理液を劣化させるという問題
がある。さらにこの太いブラシを配置する現像槽の大き
さが大型になる。
また外形が50mmΦ以下の植毛ブラシを無理に製作する
とブラシのこしが強くなり、感光材料の表面を傷つけた
り、感光材料の後端部を蹴り上げて感光材料の後端部を
折り曲げたりするという問題がある。
また植毛ブラシの代わりにチヤンネルブラシ(長尺状
のチヤンネルに毛を支持させて形成する)を使用するこ
とが提案されている。ところがこのチヤンネルブラシは
チヤンネルをシヤフトの回りに螺旋状に巻付けて製作す
るので巻付けられたブラシとブラシの間にチヤンネルの
幅に相当する隙間が生じる。このため感光材料の表面を
均一に擦ることことが出来ず、感光材料の現像ムラが生
じる。
本発明は上記事実を考慮し、小型で、感光層の表面を
傷つけることなくかつ感光材料の後端部を折り曲げるこ
とがなく、感光層の表面を均一に擦ることが出来る感光
材料処理装置を提供することが目的である。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため請求項(1)記載の発明で
は、画像露光された感光材料を処理液中に自動的に搬送
浸漬して擦りブラシで擦りながら処理する感光材料処理
装置であって、毛の先端部に隙間が生じないように合成
樹脂製の長尺状ブラシをシャフトへ螺旋状に巻付けて前
記擦りブラシを形成すると共に前記シャフトを前記処理
液中に配置して前記擦りブラシを処理液中へ配置したこ
とを特徴とする。
また、請求項(2)記載の発明では、画像露光された
感光材料を処理液中に自動的に搬送浸漬して擦りブラシ
で擦りながら処理する感光材料処理装置であって、シャ
フトに設けられた螺旋状の溝内にネジリブラシを挿入し
て毛の先端部に隙間が生じないようにシャフトへ螺旋状
に巻付けて前記擦りブラシを形成したことを特徴とす
る。
また、請求項(3)記載の発明では、画像露光された
感光材料を処理液中に自動的に搬送浸漬して擦りブラシ
で擦りながら処理する感光材料処理装置であって、毛の
先端部に隙間が生じないように長尺状の絨毯ブラシをシ
ャフトに螺旋状に巻付けて前記擦りブラシを形成したこ
とを特徴とする。
[作用] 請求項(1)記載の発明によれば、画像露光された感
光材料は自動的に処理液中を搬送浸漬される。この浸漬
の途中で感光材料の感光面側は、擦りブラシによって感
光面上の不要な感光層が擦り取られ、感光材料が処理さ
れる。
感光材料の感光層を擦る擦りブラシは合成樹脂性の長
尺状ブラシをシヤフトへ螺旋状に巻付けて形成されてい
るので、外径が小さく、ブラシ線径も小さく出来、擦り
ブラシのこしも弱くなる。これにより擦りブラシが小型
になり、感光層の表面を傷つけることがない。
また擦りブラシのこしが弱くなるので、感光材料の後
端部を折り曲げることがない。
さらに、毛の先端部に隙間が生じないように長尺状ブ
ラシをシャフトに巻付けているので、感光材料の感光層
を均一に擦ることができ、均一で現像ムラのない処理を
行うことが出来る。
また請求項(2)の発明では、シヤフトに設けられた
溝内にネジリブラシを挿入して擦りブラシが形成されて
いる。これにより、擦りブラシを小型にすることが出来
ると共にブラシの線径を小さく出来、擦りブラシのこし
が弱くなり、感光材料の感光層の表面を傷つけることな
く不要な感光層を擦り取ることが出来る。また、毛の先
端部に隙間が生じないようにネジリブラシをシャフトへ
螺旋状に巻き付けているので、チャンネルブラシを使用
した従来の場合のように、ブラシとブラシの間にチャン
ネルの幅に相当する隙間が生じることがなく、感光材料
を均一に現像ムラなく処理出来る。
請求項(3)の発明では、シヤフトに長尺状絨毯ブラ
シを螺旋状に巻付けて擦りブラシが形成されている。こ
れにより、擦りブラシを小型にすることが出来ると共に
ブラシ線径が小さく出来、擦りブラシのこしが弱くな
り、感光材料の感光層の表面を傷つけることなく不要な
感光層を擦り取ることが出来る。また、毛の先端部に隙
間が生じないように絨毯ブラシをシャフトに螺旋状に巻
き付けているので、チャンネルブラシを使用した従来の
場合のように、ブラシとブラシの間にチャンネルの幅に
相当する隙間が生じることがなく、感光材料を均一に現
像ムラなく処理出来る。
上記構成の本発明では、小型で、感光層の表面を傷つ
けることなくかつ後端部を折り曲げることがなく、感光
層の表面を均一に擦ることが出来、均一な現像処理をす
ることが出来るという優れた効果が得られる。
[実施例] 第1図には本発明に係る感光材料処理装置の一例であ
る感光性平版印刷版処理機10の実施例が示されている。
感光性平版印刷版処理機10には、図示しない焼付装置
で画像が焼付けられた感光性平版印刷版(以下、「PS
版」という)12を現像する第1現像槽14と、PS版12を補
助的に現像処理する第2現像槽16と、第1現像槽14と第
2現像槽16との間に配置されたオーバーフロー槽18と、
PS版12へフイニシヤー液152を塗布するフイニツシヤー
槽20とが備えられている。
〈第1現像槽〉 第1図に示されるように第1現像槽14へのPS版12の挿
入側には、一対の搬送ローラ22が配置されている。この
一対の搬送ローラ22間へ図示しない焼付装置によって画
像が焼付けられたPS版12が挿入され、挿入されたPS版12
を感光性平版印刷版処理機10内へ搬送方向(第1図の矢
印A方向)に沿って送り出す。
第1現像槽14は上方が開放され底部中央部が下方に向
けて突出された略逆山形状となっている。この第1現像
槽14内には現像液24が収容されている。第1現像槽14内
には底壁部に沿って同じ直径のガイドローラ26、28、3
0、32、34、36、38が配設されている。これらのガイド
ローラ26〜38はその軸の外周に弾性回転部材が複数個軸
支された串型のローラを形成しており、その軸は図示し
ない一対の側板間に掛渡され支持されている。
またガイドローラ26の上方にはガイドローラ26より大
径のガイドローラ40が、ガイドローラ36の上方にはガイ
ドローラ42が配置されており、ガイドローラ38の上方に
はガイドローラ44が配置されている。これらのガイドロ
ーラ40、42、44はガイドローラ26〜38と同様に図示しな
い一対の側板に支持されている。
第1現像槽14内の中央部にはガイドローラ30とガイド
ローラ32の間に搬送ローラ対46が配置されている。この
搬送ローラ対46は図示しない一対の側板に支持されてお
り、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて回転す
る。
搬送ローラ対46とガイドローラ30の間にはガイドロー
ラ30より大径のガイドローラ48が配置されている。この
ガイドローラ48は串型のローラでガイドローラ24〜38と
同様に一対の側板に支持されている。このガイドローラ
48の軸にはブラケット50を介してガイド52が取付けられ
ている。このガイド52は一端がブラケット50へ固定さ
れ、他端が搬送ローラ対46へ向かって配置されている。
これによってPS版12を搬送ローラ対46間へ案内する。
従って、搬送ローラ対22によって第1現像槽14内へ送
り出されたPS版12はガイドローラ26とガイドローラ40間
へ挿入され、ガイドローラ28、30、48に案内されて斜め
に下降し、ガイド52によって搬送ローラ対46間へ挿入さ
れる。搬送ローラ対46を通過後はガイドローラ32、34、
36、42、38に案内されて斜めに上昇し、ガイドローラ44
に案内されてオーバーフロー槽18上へ送り出される。こ
れによりPS版12は第1現像槽16の現像液24中へ浸漬され
て現像される。
ガイドローラ32は軸方向に沿って複数個の吐出口が形
成されたスプレーパイプ54の外周に弾性回転部材が複数
個軸支されて形成されている。このスプレーパイプ54は
管路56の一端と連通されている。管路56の他端は第2現
像槽16の底部を貫通して第2現像槽16内へ開口してい
る。管路56の途中には供給ポンプ58(P7)が配置されて
おり、これによって第2現像槽16内の現像液24がスプレ
ーパイプ54へ供給される。
またガイドローラ32の上方にはスプレーパイプ60が配
置されている。このスプレーパイプ60は軸方向に沿っ
て、搬送ローラ対46に向かって開口された吐出口が複数
個設けられている。このスプレーパイプ60も管路56と連
通されており、第2現像槽16内の現像液24が供給ポンプ
58によって供給される。
スプレーパイプ60とガイドローラ42との間にはブラシ
62が配置されている。このブラシ62は回転軸64が図示し
ない側板に回転可能に支持されており、図示しない駆動
手段の駆動力が伝達されて回転する。
第2図に示されるようにブラシ62は回転軸64に長尺状
の絨毯ブラシ66がナイロンシート68を介して螺旋状に巻
付けられ接着されている。この絨毯ブラシ66はナイロ
ン、ETEF、PPS、PP等で成形されている。また外径は40m
mΦ以下で20〜40mmΦが好ましく、絨毯ブラシ66の線径
は20〜70μに設定されている。またこの絨毯ブラシ66の
回転数は300rpm以下に設定されており、60〜200rpmが好
ましい。
またブラシ62は第3図に示されるように回転軸70へ螺
旋状の溝72を設け、この溝72内へネジリブラシ74を挿入
して巻付けて形成しても良い。この場合第4図のネジリ
ブラシ74は2本の線材に毛76が固定されたブラシで、こ
のネジリブラシ74の線材を溝72内へ挿入すると、毛76が
溝72の外側へ略均一に散らばって突出し、放射状に立設
した毛76が回転軸70の回りに略均一に配置される。この
ネジリブラシ74は上記絨毯ブラシ66と同じ材質で成形さ
れている。
第1図に示されるようにガイドローラ36とガイドロー
ラ38との間のPS版12の搬送路の下部にはブラシ62と同構
成のブラシ78が配置されている。
ブラシ62のガイドローラ42側にはけられ防止板80が配
置されている。このけられ防止板80はブラシ62とガイド
ローラ36との間を通過したPS版12の後端部がけられるの
を防止している。さらにブラシ78とガイドローラ38との
間にはけられ防止板82が配置されている。このけられ防
止板82はけられ防止板80と同様にPS版12の後端部がけら
れるのを防止している。
第1現像槽14の上にはオーバーフロー槽18の底部と連
通された管路84が開口している。この管路84の途中には
供給ポンプ86(P6)が配置されている。また第1現像槽
14の上には給水タンク88と連通された管路90が開口され
ていて、この管路90の途中には給水ポンプ92(P2)が配
置されている。この給水ポンプ92は後述する電導度補充
コントローラー176に接続されている。これにより第1
現像槽14への給水の時期が制御される。
また第1現像槽14の下部には管路94の一端が連通され
ている。この管路94の途中には電導度検出器96(S)、
循環ポンプ98、フイルタ100(F)が配置されており、
他端は再び第1現像槽14の下部へ連通されている。した
がって、循環ポンプ98の作動によって第1現像槽14の下
部に貯留されている現像液24が管路94内を通過して電導
度検出器96、フイルタ100を通過した後に再び第1現像
槽14内のスプレーパイプ54、60へ送られる。これによ
り、現像液24の電導度が検出され、現像液24中の塵が取
り除かれ、第1現像槽14内の現像液24が撹拌される。
また電導度検出器96は管路94内を通過する現像液24の
電導度を検出して、第1現像槽14内の現像液24の電導度
を検出し、この検出結果を電導度補充コントローラー17
6へ伝達する。
また第1現像槽14の上部には液面蓋102が配置されて
いる。この液面蓋102のPS版12の搬送方向の移動は図示
しないストツパで規制されているが、液面蓋102の液面
高さ方向の移動は規制されていない。したがって第1現
像槽14内の現像液24の液量が少なくなって、現像液24の
液面が低下するとこの低下に追従して液面蓋102は下降
する。これにより液面蓋102は現像液24が空気中の炭酸
ガスと接触することにより生じる現像液24の劣化を防止
している。また液面蓋102は、現像液24の蒸発を防止し
ている。
さらに第1現像槽14の上部にはリエントリー用の案内
カバー104が配置されている。この案内カバー104は現像
処理後に再度現像処理及びフイニツシヤー処理をするた
めの第1現像槽14を飛び越えて第2現像槽16内へPS版12
を案内挿入する。
〈オーバーフロー槽〉 第1現像槽14のオーバーフロー槽18側の側壁上部はオ
ーバーフロー槽18側へ折り曲げられており、第1現像槽
14内の現像液24がこの側壁上部をオーバーフローして、
オーバーフロー槽18内へ回収される。
オーバーフロー槽18と第2現像槽16との間を仕切る側
壁上部には搬送ローラ対106が配置されている。これら
の搬送ローラ対106は図示しない側板に回転可能に支持
されており、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて
回転する。これらの搬送ローラ対106間にはガイドロー
ラ38、44間から送り出されたPS版12が挿入される。
搬送ローラ対106の上側に位置する搬送ローラには小
径のローラ108が当接配置されている。このローラ108
は、前記上側に位置する搬送ローラに付着している第2
現像槽16内の現像液24がオーバーフロー槽18内へ混入す
るのを防止している。
さらに搬送ローラ対106の下側に位置する搬送ローラ
にはオーバーフロー槽18内に配置されるローラ110と、
第2現像槽16内に配置されるローラ112とが当接配置さ
れている。ローラ110は第1現像槽14内のPS版12によっ
て持ち出されて、前記下側に位置する搬送ローラへ付着
した現像液24が第2現像槽16内へ混入するのを防止して
いる。またローラ112は第2現像槽16内の現像液24がオ
ーバーフロー槽18内へ混入するのを防止ている。
オーバーフロー槽18内には底部を貫通した管路114の
一端が底部から所定の高さ位置まで延出されおり、この
管路114の底部からの高さによってオーバーフロー槽18
内の現像液24の液面高さが設定されている。この管路11
4の他端は排液槽116内へ開口している。
〈第2現像槽〉 第2現像槽16の上部にはフイニツシヤー槽20側に搬送
ローラ対118が配置されている、これらの搬送ローラ対1
18は図示しない側板に回転可能に支持されており、図示
しない駆動手段の駆動力が伝達されて回転する。これら
の搬送ローラ対118間には搬送ローラ対106間から送り出
されたPS版12が挿入される。これによりPS版12が第2現
像槽16の上部を略水平に搬送される。
搬送ローラ対106の上側に位置する搬送ローラと搬送
ローラ対118の上側に位置する搬送ローラとの間のPS版1
2の搬送路の上方には前述したスプレーパイプ54と同構
成のスプレーパイプ120が配置されている。このスプレ
ーパイプ120の現像液24の吐出口は搬送ローラ対106の前
記上側に位置する搬送ローラ側へ向けて開口されてお
り、供給された現像液24を搬送ローラ対106の前記上側
に位置する搬送ローラとPS版12の上面側との間へ吐出す
る。このスプレーパイプ120は管路122の一端と連通され
ている。管路122の他端は第2現像槽16の底部と連通さ
れており、途中には循環ポンプ124が配置されている。
第2現像槽16の下部には現像液24が貯留されており、循
環ポンプ124の作動によって現像液24がスプレーパイプ1
20へ供給される。これにより現像液24がPS版12の表面へ
吐出され塗布される。
スプレーパイプ120に対応してPS版12の搬送路の下部
にはカイドローラ126が配置されている。このガイドロ
ーラ126はガイドローラ32と同様に軸方向に沿って複数
個の吐出口が形成されたスプレーパイプ128の外周に複
数個の弾性回転部材が軸支されて形成されている。この
スプレーパイプ128は管路122と連通されており循環ポン
プ124の作動で現像液24が供給される。
スプレーパイプ128には軸方向に沿って、複数の吐出
口が搬送ローラ対118の下側に位置する搬送ローラとPS
版12の裏面側との間に向けて開口している。これにより
供給された現像液24がPS版12の裏面側へ吐出され塗布さ
れる。
第2現像槽16の底部には管路130の一端が連通されて
いる。管路130の他端は現像原液タンク131へ連通されて
いる。管路130の途中には現像補充液供給ポンプ132
(P1)が配置されている。この現像補充液供給ポンプ13
2は後述する処理補充コントローラー164へ接続されて、
その作動が制御される。
また第2現像槽16の底部には管路134の一端が連通さ
れている。管路134の他端は給水タンク88へ連通されて
いる。管路134の途中には給水ポンプ136(P3)が配置さ
れている。この給水ポンプ136は電導度補充コントロー
ラー176及び処理補充コントローラー164へ接続されてお
り、その作動が制御される。
また第2現像槽16の底部には管路138の一端が貫通し
て第2現像槽16内へ突出している。管路138の他端は排
液槽140へ開口しており、管路138をオーバーフローした
現像液24が排出される。
〈フイニツシヤー槽〉 第2現像槽16とフイニツシヤー槽20とを仕切る側壁上
には仕切板142が配設されているこの仕切板142は搬送ロ
ーラ対118に付着した現像液24がフイニツシヤー槽20内
のフイニツシヤー液152内へ混入しないようにしてい
る。
フイニツシヤー槽20の上部には出口側に搬送ローラ対
144が配置されている、これらの搬送ローラ対144は図示
しない側板に回転可能に支持されており、図示しない駆
動手段の駆動力が伝達されて回転する。搬送ローラ対14
4は搬送ローラ対118より若干低い位置に配置されてい
る。搬送ローラ対144間には搬送ローラ対118間から送り
出されたPS版12が挿入される。これによりPS版12が第2
現像槽16の上部を傾斜した状態で搬送される。
搬送ローラ対118と搬送ローラ対144の間のPS版12の搬
送路の上方には前述したスプレーパイプ54と同構成のス
プレーパイプ146が配置されている。このスプレーパイ
プ146のフイニツシヤー液152の吐出口は搬送ローラ対14
4の上側に位置する搬送ローラ側へ向けて開口されてお
り、供給されたフイニツシヤー液152を搬送ローラ対144
の前記上側に位置する搬送ローラとPS版12の上面側との
間へ吐出する。このスプレーパイプ146は管路148の一端
と連通されている。管路148の他端はフイニツシヤー槽2
0の底部と連通されており、途中には循環ポンプ150が配
置されている。フイニツシヤー槽20の下部にはフイニツ
シヤー液152が貯留されており、循環ポンプ150の作動に
よってこのフイニツシヤー液152がスプレーパイプ146へ
供給される。これによりフイニツシヤー液152がPS版12
の表面へ吐出され塗布される。
スプレーパイプ146に対応してPS版12の搬送路の下部
にはフイニツシヤー液塗布ボツクス154が配置されてい
る。このフイニツシヤー液塗布ボツクス154は断面形状
が略コ字状に形成されており、上部に向けて開口部154A
が形成されている。このフイニツシヤー液塗布ボツクス
154内にはスプレーパイプ156が配置されている。このス
プレーパイプ156には、スプレーパイプ146と同様に軸方
向に沿って複数個の吐出口がフイニツシヤー液塗布ボツ
クス154内の角部へ向けて形成されている。このスプレ
ーパイプ156は管路148と連通されており循環ポンプ150
の作動でフイニツシヤー液152がフイニツシヤー液塗布
ボツクス154内へ供給される。フイニツシヤー液塗布ボ
ツクス154内へ供給されたフイニツシヤー液152は開口部
154Aから溢れて上部を通過するPS版12の裏面側へ塗布さ
れる。
フイニツシヤー槽20の底部には管路158の一端が連通
されている。管路158の他端はフイニツシヤー原液タン
ク160へ連通されている。管路158の途中にはフイニツシ
ヤー補充液供給ポンプ162(P4)が配置されている。こ
のフイニツシヤー補充液供給ポンプ162は処理補充コン
トローラー164へ接続されて、その作動が制御される。
またフイニツシヤー槽20の底部には管路166の一端が
連通されている。管路166の他端は給水タンク88へ連通
されている。管路166の途中には給水ポンプ168(P5)が
配置されている。この給水ポンプ168は電導度補充コン
トローラー176及び処理補充コントローラー164へ接続さ
れており、その作動が制御される。
またフイニツシヤー槽20の底部には管路170の一端が
貫通してフイニツシヤー槽20内へ突出している。このフ
イニツシヤー槽20内への突出高さがフイニツシヤー槽20
のフイニツシヤー液152の液面高さを設定している。管
路170の他端は排液槽172へ開口しており、管路170をオ
ーバーフローしたフイニツシヤー液152が排出される。
搬送ローラ対22の挿入側には処理補充コントローラー
164へ接続される検出器174が配置されている。検出器17
4で感光性平版印刷版処理機10の挿入口におけるPS版12
の通過時間を検出し、予め設定したPS版の処理速度及び
PS版の幅寸法を併せて処理補充コントローラー164で感
光性平版印刷版処理機10へ挿入されるPS版12の面積を演
算する。
次に本実施例の作用について説明する。
図示しない焼付装置で画像が焼付けられたPS版12は搬
送ローラ対22へ挿入された後に第1現像槽14のガイドロ
ーラ40とガイドローラ26との間に挿入され、第1現像槽
14内へ送り込まれる。このPS版12はガイドローラ28、3
0、48に案内され下降して、第1現像槽14の中央部へ送
られる。
大径のガイドローラ48はPS版12の先端を所定の搬送路
からはずれることなく案内し、またガイド52はPS版12の
先端を搬送ローラ対46間へ挿入する働きをする。
搬送ローラ対46へ挿入され、この搬送ローラ対46から
送り出されたPS版12はガイドローラ32、34、36、42、3
8、44に案内されて上昇し第1現像槽14から送り出され
る。
PS版12は第1現像槽16内の現像液24中で搬送ローラ対
46によって挟持搬送されるとき絞られ、かつその直後に
スプレーパイプ54、60によって現像液24が吹き付けられ
る。また、このスプレーパイプ54、60によって第1現像
槽14内の現像液24が循環される。
さらに、PS版12の両面がブラシ62、78によって擦られ
て、膨潤または溶解した不要な感光層が擦り取られるの
でPS版12がほぼ完全に現像処理される。
このブラシ62、78は合成樹脂性で、ネジリブラシ74ま
たは絨毯ブラシ66で形成されブラシ線径が細いので、こ
しが弱く、PS版12の感光面を傷つけることがない。また
このブラシ62、78は小径に形成されているので、回転軸
64、70が現像液24中に配置される。これにより現像液24
の空気との接触が少なくなるので、現像液24の劣化が防
止されると共に第1現像槽14を小型にすることが出来、
コストを低減することが出来る。
また、第1現像槽14内からオーバーフローしてオーバ
ーフロー槽18内へ排出された現像液24は管路114から排
出槽116へ排出される。
第1現像槽14内からオーバーフローしてオーバーフロ
ー槽18へ排出された現像液24はポンプ86によって管路84
を通過して再び第1現像槽14内へ供給されるので、現像
液24を有効に利用することができる。
第1現像槽14から送り出されたPS版12は搬送ローラ対
106によって挟持搬送されながら現像液24が絞り取ら
れ、搬送ローラ対118間へ向けて送り出される。搬送ロ
ーラ対118へ向けて送り出されて第2現像槽16の上部を
ガイドローラ126に案内されながら略水平方向に搬送さ
れる。
この搬送の途中でPS版12の両面へはスプレーパイプ12
0、スプレーパイプ128によって現像液24が吐出され塗布
される。これによりPS版12が完全に現像処理される。
第1現像槽14内の現像液24はPS版12の現像処理によっ
て疲労するが、処理補充コントローラー164によって現
像原液及び水が第2現像槽16内へ補充され、この第2現
像槽16から第1現像槽14内へ現像液24が補充され、疲労
が回復する。現像液24はオーバーフロー槽18から管路13
4を通って排出槽116内へ排出される。
第2現像槽16で現像液24が塗布されるPS版12は第1現
像槽14で予め現像されているので第2現像槽16の現像液
24の処理による劣化はすくない。したがって、第1現像
槽14内へは第2現像槽内の現像液24が供給されるので、
現像液24を長期間使用することができる。
また現像液24の上面は液面蓋102によって覆われてい
るので現像液24が空気により劣化することを防止すると
共に現像液24の蒸発を防止している。
これによって、PS版12を長期間安定して処理すること
が可能である。
次に現像液24の補充について説明する。
第1現像槽14で多数枚のPS版12を現像処理した場合、
現像液24が疲労する。この現像液24の疲労度は処理され
るPS版12の面積を検出器174で検出し、処理補充コント
ローラー164へ演算し、現像液24を補充することにより
現像液24の劣化を回復させることができる。
すなわち検出器174によって、挿入されるPS版12の面
積を検出し、この検出結果に基づいて処理補充コントロ
ーラー164で現像補充液供給ポンプ132と給水ポンプ136
作動時間が演算されPS版12の面積に応じた補充量だけ現
像補充液を供給すべく現像補充液供給ポンプ132、給水
ポンプ136が作動されるようになっている。次に、第2
現像槽16内に補充された補充量と同量のほぼ新液に近い
現像液24を第1現像槽14内へ供給するために供給ポンプ
58を一定時間作動させる。
さらに現像液24は電気電導度検出器96によって電気電
導度が検出されており、現像液24が濃縮されて電気電導
度が上昇し、所定値以上になると電導度補充コントロー
ラー176により給水ポンプ92を作動させて第1現像槽14
へ供給する。また第2現像槽18、フイニツシヤー槽20に
ついてもあらかじめ水蒸発量を測定しておき、給水ポン
プ92の作動に比例して給水ポンプ136、給水ポン168を作
動させる。この水補充量は10cc〜1000cc/回に設定され
ている。
またフイニツシヤー槽20には処理補充コントローラー
164によりフイニツシヤー補充液供給ポンプ162と給水ポ
ンプ168とによりフイニツシヤー原液と水とが一定の割
合で補充されるようになっている。
これにより現像液24、フイニツシヤー液152の濃縮化
が防止され、前記面積補充と共に現像液24、フイニツシ
ヤー液152の活性度が一定に保たれ、長期に安定した現
像処理が可能となる。
なお、本実施例では感光材料として通常の感光性平版
印刷版12の例を示したがこれに限らず、他の感光材料と
して水なし平版印刷版の現像装置等感光性記録材料の現
像装置に本発明を適用することが出来る。
また、本実施例では絨毯ブラシ66とネジリブラシ74で
形成した例を示したが、これに限らずこしが弱いもので
あれば他のブラシでも良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る感光性平版印刷版処理機の実施例
を示す概略構成図、第2図はブラシを示す斜視図、第3
図は他のブラシの例を示す斜視図、第4図は第3図に示
されるブラシを軸方向に沿って切断した断面図である。 10……感光性平版印刷版処理機、 12……感光性平版印刷版(PS版)、 14……第1現像槽、 16……第2現像槽、 18……オーバーフロー槽、 20……フイニツシヤー槽、 24……現像液、 62、78……ブラシ、 64、70……回転軸、 66……絨毯ブラシ、 74……ネジリブラシ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像露光された感光材料を処理液中に自動
    的に搬送浸漬して擦りブラシで擦りながら処理する感光
    材料処理装置であって、毛の先端部に隙間が生じないよ
    うに合成樹脂製の長尺状ブラシをシャフトへ螺旋状に巻
    付けて前記擦りブラシを形成すると共に前記シャフトを
    前記処理液中に配置して前記擦りブラシを処理液中へ配
    置したことを特徴とする感光材料処置装置。
  2. 【請求項2】画像露光された感光材料を処理液中に自動
    的に搬送浸漬して擦りブラシで擦りながら処理する感光
    材料処理装置であって、シャフトに設けられた螺旋状の
    溝内にネジリブラシを挿入して毛の先端部に隙間が生じ
    ないようにシャフトへ螺旋状に巻付けて前記擦りブラシ
    を形成したことを特徴とする感光材料処置装置。
  3. 【請求項3】画像露光された感光材料を処理液中に自動
    的に搬送浸漬して擦りブラシで擦りながら処理する感光
    材料処理装置であって、毛の先端部に隙間が生じないよ
    うに長尺状の絨毯ブラシをシャフトに螺旋状に巻付けて
    前記擦りブラシを形成したことを特徴とする感光材料処
    置装置。
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